JP2736048B2 - 改良中間調画面と同画面の作成方法 - Google Patents

改良中間調画面と同画面の作成方法

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JP2736048B2
JP2736048B2 JP8129277A JP12927796A JP2736048B2 JP 2736048 B2 JP2736048 B2 JP 2736048B2 JP 8129277 A JP8129277 A JP 8129277A JP 12927796 A JP12927796 A JP 12927796A JP 2736048 B2 JP2736048 B2 JP 2736048B2
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/40Picture signal circuits
    • H04N1/405Halftoning, i.e. converting the picture signal of a continuous-tone original into a corresponding signal showing only two levels
    • H04N1/4055Halftoning, i.e. converting the picture signal of a continuous-tone original into a corresponding signal showing only two levels producing a clustered dots or a size modulated halftone pattern

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】本発明は、中間調技術を用いて、多色又
は単色の画像の再現のための装置と方法に関する。
【0002】
【発明の背景】周期的中間調化における中間調ドット
は、所与の周波数及び角度の一定格子において配置され
る。トーンは、中間調ドットのサイズを変化させること
により変調される。特別な問題は、中間調ドットの再現
特性がサイズ従属である場合にこれらのプロセスにおい
て生ずる。
【0003】そのようなプロセスの例は、フレキソ印
刷、オフセット及びゼログラフィー印刷プロセスであ
る。
【0004】フレキソ印刷において、印刷機で堅実に再
現されるフィルムの最小中間調ドットのサイズは、40
ミクロンと小さい。このサイズよりも小さいと、中間調
ドットは、不均一に印刷されるか又は全く印刷されない
傾向がある。表Iは、様々のドットパーセントにおいて
画面周波数の関数(lpi)としての周期的中間調にお
ける丸ドットの(ミクロンで表現された)中間調ドット
径を示す索引表である。表Iは、中間調画面が120l
piの罫線で使用されるならば、フィルムにおける40
ミクロン中間調ドットは、3%のフィルムの被写域に対
応することを示す。このことから、画面と組み合わせ
て、堅実な再現は、0〜3%の範囲においては可能でな
いことになる。画像において、この効果は、分離色が
「定着」するトーンスケールの不連続性又はポスタリゼ
ーションとして現出する。フレキソ印刷における版作製
及び印刷中に導入される高ドット利得は、問題の可視性
を高める。
【0005】状況は、画面が低周波数で使用されたなら
ば、改良される。例えば、120lpi画面の代わり
に、65lpi画面を適用することにより、40ミクロ
ンのサイズを有する安定ドットは、1%よりも小さなフ
ィルムにおける被写域に対応する。不連続性が発生する
範囲は、こうして、この場合3分の1にされ、対応する
トーンジャンプは、目立たなくなる。しかし、65lp
i画面の使用は、再現画像の空間解像度を劣化させ、ロ
ゼット構造の如く画面人為物の可視性を増大させる。
【0006】
【表1】
【0007】こうして、堅実に再現されるトーンの範囲
における必要条件と画面の空間解像度の間のトレードオ
フがフレキソ印刷においてなされる。
【0008】高解像度に拘わらず、オフセット印刷プロ
セスは、同一基本問題を示す。用紙の品質と印刷プロセ
スの特質により、中間調画面の最大周波数と、こうし
て、空間解像度は、トーンスケールでの堅実な中間調ド
ット再現の要求によって限定される。オフセットプロセ
スでは、強調トーンの演色のなめらかさを危険にさらす
ことなく、200lpiよりも高い中間調周波数で画像
を演色することができるものはほとんどない。
【0009】同様の状況は、電子写真印刷において生ず
る。中間調ドットの安定な演色を獲得するために、最小
ドットサイズが、必要である。
【0010】周波数変調(FM)中間調技術を使用する
ことにより、上記の問題に対する解法が提案された。こ
れらの技術におけるトーン変調は、一定サイズの中間調
ドットの間の平均距離を変化させることにより獲得され
る。堅実な再現のために十分に大きな中間調ドットのサ
イズを選択することにより、上記の問題は回避される。
しかし、FMスクリーニングは、独自の欠点を有する。
特に中間トーンにおいて、一定サイズの中間調ドット
は、周期的画面において中間調ドットよりも大きな全周
囲を示し、このため、再現プロセスの多様な段階中、サ
イズの変動により感応的になる。さらに、多くのFM画
面は、「粒状性」になりがちであり、なめらかなトーン
遷移と一様な色合いにおいて特に不快になる。これらの
欠点は、FMスクリーニングが、すべての応用に対して
実行可能な解法を設けないわけを説明する。
【0011】さらに別の解法は、「スプリットドット」
技術又は「Respi画面」として公知な「二重ドッ
ト」技術の名称の下で知られる。この技術により、トー
ンスケール(強調及び/又は陰影)の極端部は、同一角
度であるが、トーンスケールの残部における中間調の周
波数の半分の周波数で、格子において配置された中間調
ドットで演色される。図1は、先行技術から公知な「二
重ドット」技術で演色された3つの異なるトーンレベル
((a)、(b)と(c))の例を示す。値(b)と
(c)の間のトーンレベルにおいて、中間調ドットの数
は倍増される。半周波数における中間調ドットによる演
色は、1.41倍の直径を有する中間調ドットで同一ト
ーン値を演色することができるために、この技術は、中
間調画面の再現特性を改良する。二重ドット技術の不都
合は、あるドットパーセントよりも下で、同一基本的問
題が、従来の画面と同様に発生し、さらに具体的には、
あるトーン値に対応するある直径よりも小で、中間調に
おける中間調ドットのすべてが、再現中同時に消失し、
トーン曲線において非所望のジャンプを生成する傾向が
あることである。例えば、図1のトーンレベル(b)
は、堅実に再現されるが、トーンレベル(a)は、中間
調ドットは小さすぎるために、もはや堅実には再現され
ない。これは、トーン値(a)と(b)の間で、トーン
曲線において不連続性が生ずることを意味する。もう一
度、問題は、より低い周波数を有する画面を選択するこ
とにより解決されるが、これは、すでに述べた如く、人
為物の可視性と空間詳細演色の還元の費用を払う。関連
した同様な方法は、US P 3,197,558、US
P 5,068,165、RCA Review,Vo
l.31 no.3,p.517−533、US P
4,501,811、US P4,736,254とUS
P 4,752,822において開示された。
【0012】
【発明の目的】上記の説明から、全フルトーンスケール
と良い空間解像度での中間調ドットの堅実な再現を設け
る中間調システムに対する必要性が存在する。
【0013】発明の第1目的は、空間解像度を犠牲にす
ることなく、周期的中間調の再現特性を改良することで
ある。
【0014】発明の第2目的は、再現のいろいろな段階
中、中間調ドットサイズの変動への感度を増大させるこ
となく、中間調の再現特性を改良することである。
【0015】発明の第3目的は、粒状性を導入すること
なく、中間調システムの再現特性を改良することであ
る。
【0016】発明の第4目的は、フレキソ印刷、オフセ
ット印刷及びゼログラフィー印刷に対する周期的中間調
画面を改良することである。
【0017】発明の特定の目的は、周期的中間調におい
て強調の演色を改良することである。
【0018】発明の一層の目的及び利点は、以後の説明
から明らかになるであろう。
【0019】
【発明の要約】上記の目的は、独立クレイム(1、7、
14、18)による固有の特徴によって実現される。発
明の好ましい実施態様は、従属クレイムにおいて開示さ
れる。周期的中間調の強調におけるトーン演色の改良
は、ドットサイズ変調からドット周波数変調の形式へあ
るドットパーセント以内を切り換えることにより獲得さ
れる。このドットパーセント以内では、トーンは、中間
調ドットのサイズを変更することではなく、それらの数
を連続的に変更することにより変調される。ドットサイ
ズからドット周波数変調への遷移が行われるドットサイ
ズは、堅実に再現されるレベルにおいて設定される。こ
の品質必要条件は、トーン再現における認知不能な又は
不快な不連続性が注目に値することを意味する。そのよ
うな不連続性は、一つの再現内のプロセス段階、印刷耐
久性又は局所差異に従属する濃度の変動と理解される。
これらの濃度変動は、CIEコミッティーによって規定
された如く、心理測定カラー差分ΔEとして表現され
る。品質必要条件は、ΔEが1を超えてはならないレベ
ルに置かれる。この必要条件は、応用により、ΔEに対
する他の値に弱化又は強化される。
【0020】方法は、中間調ドットのサイズだけでなく
その数もトーンの関数として変調されるために、現存す
る周期的中間調技術とは異なる。
【0021】方法は、少なくともトーンスケールのある
部分にわたって、中間調ドットの数が、連続的に、又は
より正確にはより細かな量子化により、トーンの関数と
して変調されるために、二重ドット技術とは異なる。
【0022】方法はまた、中間調ドットの数がトーンス
ケールの少なくとも一部にわたって変化せず、中間調ド
ットが、中間調ドットが演色された格子の角度とその周
波数よりも低い周波数を特徴とする一定格子において配
置されるために、現存するFMスクリーニング技術とは
異なる。
【0023】この発明による印刷版は、インク反発性背
景において中間調ドットを受容するインクを具備する。
印刷機において取り付けたそのような印刷版にインクを
付着させることにより、このインクは、画像の再現を表
示するための用紙又は他の画像キャリヤに転写される。
インクは、様々な色を有する。通常のプロセス色は、シ
アン、マゼンタ、黄と黒である。画像キャリヤへのイン
クの画像状付着により、画像キャリヤは種々の光学濃度
の領域を有する。これらの光学濃度は、濃度計又はカラ
ー濃度計によって測定される。ここで意図された光学濃
度は、マイクロ濃度と対照的に、空間的に総合された光
学濃度である。この形式の濃度を測定するために好適な
濃度計は、一般に、1ミリメートル対1ミリメートルよ
りも大きな領域を照明し、反射又は透過光の強度を測定
し、照明された領域に対する濃度値を発生する。少なく
とも5つの格子点を具備する低光学濃度を有する領域
は、ほぼ一定の総合光学濃度を有する。中間調ドットの
数が該濃度に拠るという特徴は、同一面積であるが異な
る対応濃度を有する領域内の中間調ドットの数が異な
り、濃度差が大きいならば異なることを意味する。好ま
しい実施態様において、特定領域の中間調ドットの濃度
と数の間は所定の関係を有する。中間調ドットの数が、
まず、濃度が増大するならば減少しない。まず、低濃度
領域内の増大する濃度の関数として、その領域内の最小
中間調ドットの面積が増大し、そしていったん一定ドッ
ト面積に達したならば、新中間調ドットが、最小面積を
有する格子点において開始される。中間調ドット数のこ
の変動は、優先的に低濃度領域内で一定の中間調ドット
の大部分の面積を補償するために必要である。この一定
ドット面積は、まず、これらの中間調ドットが堅実に再
現される如く選択される。大多数の中間調ドットは、一
定ドット面積にほぼ等しい面積を有さなければならな
い。大多数とは、66%以上を意味する。9個の中間調
ドットを含む本発明による低濃度領域は、せいぜい3個
の小サイズの中間調ドットを有する。この大多数が一定
ドット面積にほぼ等しい面積を有するという必要条件
は、これらの中間調ドットが、例えば25%の変動で、
わずかに変化するドット面積を有するか、又は電子スク
リーニングにおいて、中間調ドットが数個のマイクロド
ットから構成される場合に、中間調ドット内のマイクロ
ドット数に等価である一定ドット面積からおおよそ1マ
イクロドットの変動を有することを意味する。これらの
技術的特徴により、再現のトーン演色は、印刷プロセス
の開始から、より予測可能になり、そして印刷版の耐久
性は、出力画像における品質の損失なしに実質的に増大
されるという好都合な効果が、達成される。
【0024】さらに好ましい実施態様において、高濃度
に対応する領域内の実質的にすべての格子点は、一つの
中間調ドットによって占有される。これは、オートタイ
プラスターに対応する格子点の90%以上が、そのよう
な高濃度領域において中間調ドットによって占有される
ことを意味する。高濃度による領域において、振幅変調
スクリーニング技術が、こうして、優先的に使用され
る。さらに、優先的に、そのような領域内の実質的にす
べての中間調ドットの面積は、上記の如く、一定ドット
面積よりも小さくはない。これは、高濃度に対応するそ
のような領域における中間調ドットの90%以上が、優
先的に堅実に再現されるドット面積である、一定ドット
面積以上の面積を有することを意味する。
【0025】好都合な効果がまた、必要な中間調ドット
を発生する如く考案された写真整版画面によって獲得さ
れる。スクリーニング化画像の写真整版生産において、
感光性媒体が、写真整版画面を通して再現される画像に
よって照明される。通常、そのような写真整版画面にお
ける濃度分布は、規則的な「山」と「谷」を有する。画
面が、画面角度と画面罫線によって規定された周期的格
子の格子点において配置された複数の点状ゾーンを具備
する如く、濃度分布が選択され、各点状ゾーンが狭い濃
度範囲内に複数の異なる光学濃度を有し、その濃度範囲
が、少なくとも2つの最接近した他の点状ゾーンの濃度
範囲とは離接するならば、効果は、連続トーン画像がそ
のような画面によってスクリーニングされるならば、大
多数の中間調ドットが、優先的に、最小面積よりも小さ
くない面積を有することである。写真整版画面としきい
マトリックスの間に類似があるために、即ち、写真整版
画面は、しきい値を支持物における濃度レベルに変換す
ることにより発生された連続トーン画像として見られ、
又はしきいマトリックスは、写真整版画面の電子的に走
査された出力として見られるために、写真整版画面とし
きいマトリックスは、等価である。写真整版画面におけ
る光学濃度は、しきい値と等価であり、そして濃度範囲
は、しきい値の範囲と等価である。優先的に、これらの
点状ゾーンは、異なる点状ゾーンにさらに分散された光
学濃度を有するゾーンによって包囲される。連続トーン
画像と画面の組み合わせが、写真整版プロセスにおい
て、上記の如く発生することがある。この組み合わせ
は、下記の図8に関連して記載された装置において、電
子的に行われる。
【0026】連続トーン画像は、認知不能な量子化によ
る多重グレーレベルを含む画像の項類に属する。中間調
ピクチャーは、理想的に、わずかに2つのグレーレベ
ル、即ち黒と白、から成る。グレー、黒と白は、カラー
印刷において他のプロセスカラーによって代用される。
本発明による方法において、多重レベル中間調画像も生
成され、このピクチャーが、2を超えるグレーレベルか
ら成るが、その通常異なるグレーレベルは、認知可能な
量子化を有することを意味する。
【0027】しきいマトリックスは、平面を周期的にタ
イル化するために適切であると言われるが、これは、し
きいマトリックスが水平と垂直に、又は隣接しきいマト
リックスが相互に合う如く他の方向において、反復され
ることを意味する。しきいマトリックスは、方形又は矩
形であるが、ダイヤモンド形状、L形状又は平面をタイ
ル化するために適切な任意の形状も有する。特定のしき
いマトリックスとタイリング方法は、US 5,15
5,599とEP 0 427 380 A2において
見いだされる。
【0028】中間調ドット環境は、円形、楕円、方形、
矩形等の任意の形状を有する中間調ドット中心の周りの
領域である。そのような中間調ドット環境に置かれる重
要な制限は、わずかに一つの中間調ドット中心を含むこ
とである。中間調ドット環境は、相互にわずかに重な
る。それ自体、しきいマトリックス要素の中心は、2つ
の異なる中間調ドット環境に属する。
【0029】発明は、添付の図面を参照して、実施例に
より以下に記載される。
【0030】
【発明の実施の形態】本発明は、好ましい実施態様に関
連して以後記載されるが、発明はその実施態様に限定さ
れないことが意図される。反対に、添付のクレイムによ
って記載された如く、発明の精神及び範囲内に包含され
るすべての代替物、修正及び等価物を包含することが意
図される。
【0031】図3を参照すると、本発明による方法が、
US5,155,599において記載された如く、合理
的正接スーパーセルを発生するために使用される。その
特許において説明された如く、そのようなスーパーセル
(21)又は「タイル」は、マイクロドット数において
表わされたタイルの直線サイズを示すタイルサイズTS
と、中間調画面の幾何学的形状を規定する2つの整数値
AとBとを特徴とする。
【0032】画面の角度(α)は、A/Bの逆正接によ
って与えられる。スーパーセル(21)における中間調
ドット(22)の総数は、名称”number_of_
dots”によって指定され、A2+B2の値によって与
えられる。
【0033】スーパーセルにおいて含まれたマイクロド
ットの総数は、”number_of_rels”によ
って指定され、TS*TSに等しい。
【0034】本発明を記載するために、値A=1とB=
3が、図3に示された例に対して選択された。この例に
おいて、タイルは、12マイクロドットのサイズ(TS
=12)を有し、こうして、number_of_re
ls=144マイクロドットを含む。以下の図8に関連
して記載される如く、スーパーセル内の各マイクロドッ
トは、しきいマトリックスにおいて一つのしきい値を必
要とする。それ自体、144個のしきい値が、発生され
なければならない。AとBに対して選択された値から、
スーパーセルにおける中間調ドットの数は、numbe
r_of_dots=A2+B2=10である。
【0035】中間調ドット(22)の中心は、図面にお
いて円により表現される。図4は、完全な隣接する中間
調画面(23)が合理的正接スーパーセル(21)を水
平及び垂直に複製することにより獲得される方法を示
す。本発明を適用するために、上記のタイルの144個
のしきい値がいかに算出されるかが、以下に詳細に記載
される。
【0036】方法は、優先的に、4つの段階を具備し、
次の如く要約される。
【0037】− 段階1: スーパーセルにおける中間
調ドットに対する順序シーケンスの算出 − 段階2: スーパーセルにおける中間調ドットの各
々へのマイクロドットの第1セットの割り当て − 段階3: スーパーセルにおける中間調ドットの各
々へのマイクロドットの第2セットの割り当て − 段階4: 電子スクリーニングのために適切なしき
いマトリックスを獲得するためのマトリックス要素の範
囲の再スケール化 これらの段階は、以下にさらに詳細に議論される。
【0038】段階1: 中間調ドットに対する順序シー
ケンス 第1段階は、スーパーセルのnumber_of_do
ts中間調ドットに順序シーケンスを割り当てることで
ある。最適化順序シーケンスになるために、次の発見的
アルゴリズムが、優先的に使用される。
【0039】シーケンスの第1番号を収容する中間調ド
ットが、任意に選択される。
【0040】第2番号を収容する中間調ドットは、水平
及び垂直複製を考慮に入れて、第1シーケンス番号を収
容した中間調ドットからできる限り遠くに選択される。
【0041】第3順序番号を収容する中間調ドットは、
すでに選択された中間調ドットの最も近いものまでの距
離を最大にするように選択される。
【0042】この距離が、2つ以上の「候補中間調ドッ
ト」に対して同一であるならば、第3順序付番号が、す
べての3つの中間調ドットの間の平均距離を最大にする
候補中間調ドットへ与えられる。
【0043】同一手順は、優先的に、タイルにおけるす
べての中間調ドットが順序番号を収容するまで、第4、
第5、..中間調ドットを選択するように使用される。
【0044】上記のアルゴリズムは、望ましい「青雑
音」特性を有する中間調ドット分布につながることが示
される。
【0045】上記のアルゴリズムは、図3のスーパーセ
ル(21)において0〜9から10個までの中間調ドッ
ト(22)の範囲のシーケンス番号を割り当てるために
使用された。
【0046】段階2: 中間調ドットへの第1セットマ
イクロドットの割り当て これは、優先的に、3つの入れ子ループを用いて行われ
る。
【0047】外側ループが開始される前に、”relc
ounter”によって指示された変数が、0に初期化
される。外側ループは、すべての中間調ドットが「訪
問」される順次を制御する。
【0048】中間ループが開始される前に、”size
counter”によって指示された変数が、1に初期
化される。中間ループは、「訪問中」の中間調ドットの
サイズを追跡する。
【0049】内側ループにおいて、”S(dot,re
l)”によって識別された点関数が、中間調ドットにま
だ割り当てられていないタイルに属する各マイクロドッ
トに対して評価される。そのような点関数の例は、 S(dot,rel)=(Xdot−Xrel2+(Ydot
rel2 である。
【0050】− (Xdot,Ydot)は、中間調ドットの
中心の位置座標、又は簡単には「中間調ドット中心」を
表現する。
【0051】− (Xrel,Yrel)は、「マイクロドッ
ト中心」とも呼ばれる候補マイクロドットの位置座標、
又はしきいマイクロドットに関連して、「しきいマトリ
ックス要素の中心」を表現する。
【0052】− 点関数自体S(dot,rel)は、
中間調ドット中心(Xdot,Ydot)と候補マイクロドッ
トの位置(Xrel,Yrel)の間のユークリッド距離の自
乗に対応する。
【0053】内側ループの終端において、点関数に対す
る最低値を生ずる一マイクロドットが、保有され、そし
て変数”relcounter”の値が、それに割り当
てられ、その後、変数”relcounter”と”s
izecounter”が、1だけ増分される。
【0054】値を収容したマイクロドットは、中間調ド
ットに「割り当て」られたとしてマークされる。
【0055】小ランダム値を中間調ドット中心の位置座
標(Xdot,Ydot)に加算することにより、2つの候補
マイクロドットが同一点関数を生ずる可能性が、事実上
除去される。
【0056】変数”sizecounter”の増分値
が、あるプリセット値”maxsizecounte
r”を超過するならば、アルゴリズムは、外側ループの
始めに戻ることにより進められ、この点において、次の
中間調ドットが「訪問」される。そうでなければ、アル
ゴリズムは、中間ループの始めに戻ることにより進めら
れ、この点において、同一中間調ドット又は中間調ドッ
ト環境内の次のマイクロドットに対する探索が開始され
る。
【0057】外側ループを出る時、次の方程式が成り立
つ。
【0058】relcounter=number_o
f_dots*maxsizecounter+1 上記のアルゴリズムは、次の擬似コードを用いて要約さ
れる。
【0059】 relcounter=0; for(割り当てシーケンスの順次におけるスーパーセルのすべての中間調ドッ ト){ sizecounter=1; do until(sizecounter=maxsizecounter ){ for(中間調ドットにまだ割り当てられていないスーパーセルのすべてのマイ クロドット){ 中間調ドットと組み合わせてマイクロドットの点関数を評価する } 最低点関数値を生ずるマイクロドットへ値relcounterを割り当てる sizecounter=sizecounter+1 relcounter=relcounter+1 } } 図5と図6は、アルゴリズムが、それぞれ、1と4に等
しい”maxsizecounter”の値に対して適
用された例を示す。図5において、しきいマトリックス
は、”maxsizecounter”=1により、図
3において表現されたスーパーセルに対して発生され
る。図6において、本発明によるしきいマトリックス
が、”maxsizecounter”=4により、図
3において表現されたスーパーセルに対して示される。
【0060】段階3: 中間調ドットへの第2セットマ
イクロドットの割り当て この第3段階において、残りのマイクロドットが、スー
パーセルにおける中間調ドットの各々に割り当てられ
る。これは、優先的に、シーケンス番号の順序で中間調
ドットを訪問し、最低点関数値を生ずるマイクロドット
を探すことにより行われる。それから、”relcou
nter”の値が、そのマイクロドットに割り当てら
れ、その後、この値は、1だけ増分される。このプロセ
スは、マイクロドットが残されなくなるまで反復され
る。この条件は、”relcounter”の値が”n
umber_of_rels”に等しい時、満たされ
る。その点において、発見的探索が、停止される。次の
擬似コードは、アルゴリズムを要約する。
【0061】 do until(relcounter=number_of_rels){ for(割り当てシーケンスの順序におけるスーパーセルのすべての中間調ドッ ト){ for(中間調ドットにまだ割り当てられていないスーパーセルのすべてのマイ クロドット){ 中間調ドットと組み合わせてマイクロドットの点関数を評価する } 最低点関数値を生ずるマイクロドットに値relcounterを割り当てる relcounter=relcounter+1 } } 上記のアルゴリズムは、図5と図6によるマトリックス
において必要とされた他の値を与えるために使用され
た。
【0062】大きなスーパーセルに対して、アルゴリズ
ムの速度を最適化することが望ましい。これは、優先的
に、最低点関数値を生ずるマイクロドットに対して、第
2及び第3段階の内側ループにおける探索を、訪問中で
ある同一中間調ドットに以前に割り当てられたマイクロ
ドットに隣接するマイクロドットに制限することにより
行われる。別の速度改良は、すべての中間調ドットと組
み合わせてすべてのマイクロドットのすべての点関数値
を予備算出し、索引テーブルに記憶することにより実現
される。その場合における点関数の評価は、特に、重い
浮動小数点演算を含む点関数が使用される時、評価自体
よりもかなり高速であるテーブル索引によって置き換え
られる。
【0063】段階4: マトリックス要素の範囲の再ス
ケール化 段階3の終端において、TS*TS要素を有する平方マ
トリックスが獲得される。上記のアルゴリズムにより、
そのようなマトリックスは、0〜number_of_
rels−1の範囲を取る値を含む。このマトリックス
がスクリーニングしきいマトリックスとして使用される
前に、その要素は、優先的に、電子的にスクリーニング
される入力画像ピクセルの範囲に一致するように再スケ
ール化される。8ビットのシステムに対して、入力画像
ピクセルの範囲は、0〜255である。このため、しき
い値の範囲は、優先的に、範囲[1,255]に拡大さ
れる。これは、 − 254/143に等しい定数因子をすべての要素に
掛算することと、 − 結果に1を加算することと、 − 結果を最も近い整数に丸めることとにより行われ
る。
【0064】これは、図7に示されたマトリックスにつ
ながる。見られる如く、このしきいマトリックスは、中
間調画像への連続トーン画像の変換(図8に関連して議
論される)のために適する画面(写真整版又は電子しき
いマトリックス)を表現し、この場合、該画面は、画面
角度(α)と画面罫線(1/A)によって規定された周
期的格子の格子点において配置された(図3と図7を比
較せよ)、複数の離散点状ゾーンを具備する(各々は図
7において4つの肉太の隣接しきい値を示す。値1、
3、5、6に対して、しきいマトリックスは、図4に示
された如くタイル化されなければならない)、各点状ゾ
ーンは、狭い濃度範囲(例えば、[1,6];[8,1
3]等)内に複数の異なる光学濃度(例えば、写真整版
画面の光学濃度に等価なしきい値1、3、5、6;8、
10、12、13等)を有し、該濃度範囲は、少なくと
も2つの最も近い他の点状ゾーンの濃度範囲と離接す
る。8、10、12、13に最も近い点状ゾーンは、2
2、24、26、28と[8,13]∩[22,28]
=¢である。さらに好ましい実施態様において、点状ゾ
ーン(図7において非肉太のしきい値)の回りの領域
は、広い濃度範囲内に複数の光学濃度(又はしきい値)
を有し、該濃度範囲は、そのような他の領域の濃度範囲
の大きな重なり部分を有する。例えば、37、38、4
0、42の回りの領域は、しきい値237、148、1
45、216、81、99、175、116、191、
244、131、202を有し、すべては、[81,2
37]の範囲内にあるが、58、60、61、63の回
りの領域は、232、86、138、173、104、
241、188、136、189、243、122、1
61を有し、すべては[86,243]内にある。重な
り部分は、[81,237]∩[86,243]=[8
6,237]であり、大きな重なり部分である。図7に
よるしきいマトリックスは、連続トーン画像のコントー
ンピクセル値としきい値を組み合わせることにより、中
間調画像へ連続トーン画像を変換するために、図8によ
る装置において使用され、組み合わせ又は比較の結果と
してフィルム又は印刷版においてマイクロドットをマス
クする。フィルム又は印刷版における中間調画像はま
た、上記の画面を使用することにより、古典的な写真整
版方式で生成される。
【0065】代替的に、原マトリックス値の非配分スケ
ール化は、スクリーニングのために適切な最終しきいマ
トリックスを獲得するために行われる。しきいマトリッ
クスに組み込まれた非配分スケール化は、非スクリーン
化入力画像のピクセル値と、これらの値がスクリーニン
グ動作中変換される出力画像の中間調ドットサイズの間
の非線形関係を達成するために極めて有益である。
【0066】この点において、しきいマトリックスは、
図8において示された如く、回路と組み合わせて使用さ
れる。この中間調画像ジェネレータは、レコーダ格子の
各点毎に、ピクセル値を画面しきい値と比較することに
基づく。結論により、レコーダ要素は、オン又はオフに
される。さらに詳細には、図8による装置は、次のよう
に動作する。レコーダアドレスカウンター(89)は、
中間調記憶内に部分的又は全体的に記憶される中間調画
像(81)によって占有された面積を覆うために、すべ
ての可能な組み合わせ又はアドレス(i,j)を発生す
る。コントーン画像(91)は、画像記憶において記憶
されるが、レコーダ格子における中間調画像(81)の
必要なスケール及び配向とは異なるスケール及び配向に
よる。このため、レコーダアドレスカウンター(89)
からのiカウンターとjカウンターは、スケール化及び
回転ユニット(72)においてスケール化及び回転変換
を受けることを必要とする。このユニット(72)の入
力は、iカウンター及びjカウンター値であり、出力
は、通常0〜255の範囲を取る8ビット値であるコン
トーンピクセル値(82)を有するコントーン画像(9
1)内のコントーンピクセル(90)をアドレス指定す
るアドレス(x,y)である。別の実施態様において、
コントーン画像(91)は、スケール化及び回転ユニッ
ト(72)が余分である如く、スクリーニングが有効に
開始する前に、正しい配向及びスケールにされ、そして
各コントーンピクセル(90)は、(i,j)アドレス
によって直接にアドレス指定される。コントーンピクセ
ル値(82)は、比較器(84)へ送られる。同時に、
アドレス(i,j)は、「モジュロタイルサイズユニッ
ト」(92)へ送られる。好ましい実施態様において、
しきいマトリックス(86)は、水平及び垂直次元にお
いて周期的であるために、(写真整版画面に等価な)完
全なスクリーニング関数又はしきいマトリックスの唯一
のテンプレートは、数個の中間調ドットを具備する、優
先的に予回転されたスーパータイルとして記憶されなけ
ればならず、そして(i,j)座標は、(92)におい
て示された、iとjにおけるモジュロ動作によって
[0..TS)に縮小される。TSは、タイルサイズで
あり、好ましい実施態様において正方形のしきいマトリ
ックス(86)の幅と高さを与える。合成のi’=mo
d(i,TS)値とj’=mod(j,TS)値は、し
きいマトリックス(86)において、比較器(84)内
で、コントーンピクセル値(82)と比較されるしきい
値(83)をアドレス指定する。この比較の結果とし
て、レコーダ要素又はマイクロドット(85)は、「オ
ン」又は「オフ」にされる。図8において記載された回
路の動作におけるさらに多くの情報は、US5,15
5,599において見いだされる。マイクロドット(8
5)の「オン」又は「オフ」状態による信号は、随意的
に、一時的に記憶され、その後、SelectSet
Avantra 25画像セッターの如く、画像セッタ
ーの露光ビームを駆動するために送信される。Sele
ctSetとAvantraは、Miles Inc.
Agfa Division、Massachuset
tsの商品名である。光ビームは、Agfa−Geva
ertN.V.、Mortsel、Belgiumによ
って販売される、形式SFP812pのグラフックフィ
ルムを露光する。中間調画像により変調された光ビーム
による露光の後、フィルムは、現像及び乾燥される。こ
のフィルムは、結像要素とも呼ばれる、感光性リソグラ
フィック印刷版前駆体と接触して露光される。結像要素
は、一般に、その後現像され、その結果、微分は、露光
及び未露光領域の間にインク受容特性を生ずる。
【0067】特定の好適な印刷版前駆体又は結像要素
は、いわゆるモノシートDTR材料である。一つの実施
態様において、モノシートDTR材料は、たわみ支持体
上に、所与の順序において、ハロゲン化銀エマルジョン
層と、例えばPdsとして物理現像核例えば重金属硫化
物を含有する画像収容層とを具備する。画像収容層は、
好ましくは、結合剤がなく、又はせいぜい80重量%の
量において、親水性結合剤を含有する。画像状露光に続
いて、モノシートDTR材料は、例えばハイドロキノン
形式及び/又はピラゾリドン形式の現像剤と例えばチオ
シアン酸塩の如くハロゲン化溶剤の存在下で、アルカリ
処理液体を使用して現像される。続いて、版表面は、中
和液で中和される。この形式のモノシートDTR材料と
適切な処理液の構成についての詳細は、例えば、EP−
A−474922、EP−A−423399、US−P
−4,501,811とUS−P−4,784,933
において見いだされる。この形式のリソグラフィック印
刷版前駆体は、SUPERMASTERとSETPRI
NTの商品名の下でAgfa−Gevaert N.
V.によって販売される。
【0068】第2実施態様において、モノシートDTR
材料は、支持体の親水性表面上に、所与の順序におい
て、例えばPdSとして物理現像核例えば重金属硫化物
と、ハロゲン化銀エマルジョン層とを含む画像収容層を
具備する。画像収容層は、好ましくは、結合剤がない
か、又はせいぜい80重量%の量において親水性結合剤
を含有する。画像状露光に続いて、モノシートDTR材
料は、例えばハイドロキノン形式及び/又はピラゾリド
ン形式の現像剤と、例えばチオ硫酸塩の如くハロゲン化
銀溶剤の存在下で、アルカリ処理液を使用して現像され
る。続いて、結像要素は、好ましくは水洗いし、これに
より、該画像収容層において形成された該銀画像を露呈
させることにより、該画像収容層の頂部における層を取
り除くために処置される。この形式モノシートDTR材
料と適切な処理液の構成についての詳細は、例えば、U
S−P−5,068,165とUS−P−5,273,
858において見いだされる。この形式のリソグラフィ
ック印刷版前駆体は、LITHOSTART LAP−
Bの商品名の下で、Agfa−Gevaert N.
V.によって販売される。
【0069】これらの形式の印刷版前駆体は、処理済グ
ラフィックフィルムと接触して上記の如く露光されるだ
けでなく、画像セッターの露光ビームによって直接に結
像要素を具備する該ハロゲン化銀エマルジョン層の高感
度により露光される。
【0070】
【実施例】US 5,155,599において記載され
た如くAgfaバランストスクリーニング(ABS)と
呼ばれる古典的なオートタイプスクリーニング技術と、
本発明によりスクリーニング技術の3つのバージョンの
間の比較が、同一のスクリーニングパラメータを使用し
て行われる。画面罫線は、148lpiに選ばれ、画面
角度は、15°に選ばれ、そして中間調ドットの形状
は、丸形であった。第1バージョン(V1)により、4
%以下の中間調ドットパーセントが、サイズよりも、中
間調ドット数を低下させることにより達成された。これ
は、一定ドット面積が、38μmのドットサイズに対応
することを意味する。第2バージョン(V2)により、
遷移ドットパーセントは、42μm中間調ドットサイズ
に対応する5%に選ばれた。第3バージョン(V3)に
対して、遷移ドットパーセントは、6%に選ばれた。こ
れらの3つのバージョンは、全く印刷しないか又は印刷
耐久性に欠ける38μm、42μm又は47μmよりも
小さなドットの出現を避ける。 連続グレー楔と一定グ
レーパッチのABS、V1、V2及びV3形式スクリー
ン化画像は、190の露光設定により、2400マイク
ロドット/インチのレコーダピッチにおいて作動する画
像セッターSelectSet Avantra 25
においてSFP812pフィルム上に記録された。中間
調画像への露光後、フィルムにおける潜像が現像され
た。その後、このフィルムは、Lithostar L
AP−B印刷版前駆体を露光するために、Theime
r接触フレームにおいて使用された。露光後、版は、新
しいL500現像浴において現像された。同一条件にお
いて露光された第2版は、現像浴のリットル当たり5m
2版材料を現像することにより、定常状態使用条件に調
整された同一のL5000浴において現像された。
【0071】こうして獲得された印刷版は、Hartm
ann S6920インクとRotaprint Ro
tamaticファウンティン溶液(1部ファウンティ
ン溶液添加剤+1部水)により、Heidelberg
GT052印刷機において印刷された。使用された用
紙は、KNP Royal ImpressionBr
illiant 光沢紙、115g/m2であった。印
刷から、本発明によるV1、V2とV3は、ABS技術
による印刷よりも、小パーセントドット面積を有する領
域においてより良い結果を与えることは明らかであっ
た。視覚点検により、最適現像条件においてABSによ
り再現される最小パーセントドット面積は、3%である
ことが確立された。V1、V2とV3は、0.5パーセ
ントドット面積の再現を可能にする。現像剤が新しくな
かったならば、ABSは、3.5%以上から堅実に再現
した。この試験は、こうして、一定ドット面積を確立す
るために使用され、この面積内で、中間調ドットの数
が、サイズよりも変化される。
【0072】第2試験は、印刷耐久性の改良を評定する
ために行われた。印刷版の同一露光及び現像条件(定常
状態現像浴)が、上記の試験における如く、行われた
が、他の印刷状態が使用された。BASF K+E 1
71インクとAnchor製の3%Aqua−ayde
と4%Tameを含むファウンティン溶液により、SA
KURAI Oliver 52印刷機を使用した。非
塗布紙80g/m2が、使用された。V1による印刷耐
久性は、ABSによるものよりも実質的に良好であっ
た。V2は、これらの印刷条件において長期印刷耐久性
に関して最適であった。100枚のシートを印刷した
後、2.5%のABS点は、ほとんど可視でなかった
が、10,000枚のシートの後、3.5%以下が消
え、そして25,000枚のシートの後、4%以下が消
えた。V1により、0.5%が、最大10,000枚の
シートまで可視であった。25,000枚のシートにお
いて、可視性は、4%以下が消えた。V2により、0.
5%は、最大25,000枚のシートまで可視であっ
た。V3により、品質は失われなかった。即ち、濃度
は、最大25,000枚のシートまで、強調において失
われなかった。
【0073】発明はまた、ゼオグラフィー印刷プロセス
における如く、2つを超えるトーン値を再現することが
できる演色装置のために適用される。
【0074】発明はまた、カラー印刷応用において使用
され、この場合、異なる中間調画面が、各色分離に対し
て使用される。そのような技術の特定例は、US 5,
155,599において記載される。
【0075】オートタイプ格子における周波数変調中間
調技術はまた、高濃度に対応する領域内の「中間調ドッ
トホール」へ良好に適用される。特定濃度、例えば95
%ドット点、に達した時は常に、幾つかの「ホール」は
埋まる傾向がある。いったんドットパーセントが達し、
これが画像を堅実に再現するために問題を生ずるなら
ば、ホールの面積は、一定に保たれ、ホールの数は、濃
度が増大されなければならない時は常に減少される。
【0076】用語の要約(アルファベット順) maxsizecounter: マイクロドット数に
おける中間調ドットのサイズを指示する一定数であり、
この数において、発見的アルゴリズムは、続くマイクロ
ドットを単一中間調ドットに割り当てるのを停止し、続
くマイクロドットを種々の中間調ドットに割り当てるこ
とを始める。
【0077】number_of_dots: スーパ
ーセルにおける中間調ドットの総数。図3において記載
された形式のスーパーセルにおいて、この値は、A2
2に等しい。
【0078】number_of_rels: スーパ
ーセルにおけるマイクロドットの総数。図3において記
載された形式のスーパーセルにおいて、この値は、TS
*TSに等しい。
【0079】relcounter: 発見的探索中、
中間調ドットにすでに割り当てられた、スーパーセルに
おけるマイクロドットの総数をカウントする。
【0080】sizecounter: 一つの特定中
間調ドットに割り当てられたマイクロドットの数をカウ
ントするために発見的アルゴリズムにおいて使用された
変数。 tilesize(TS): マイクロドットの数にお
いて表されたスーパーセルの直線サイズ。
【0081】本発明の好ましい実施態様を詳細に記載し
たが、技術における当業者には、次のクレイムにおいて
記載された如く、発明の範囲に反することなく多数の修
正が、行われることは明らかであろう。
【0082】本発明の主なる特徴及び態様は以下のとお
りである。
【0083】1.インク反発性背景において中間調ドッ
トを受容するインクの画像状分布を有する表面を具備す
る画像を再現するための印刷版であり、該中間調ドット
は、該画像の再現において異なる光学濃度を演色し、画
面角度と画面罫線によって規定された周期的格子の格子
点において配置される印刷版において、該再現において
低光学濃度を有する領域に対応する該印刷版における第
1領域内で、 − 中間調ドットの数が、該低濃度に従い、 − 中間調ドットの大多数が、一定ドット面積にほぼ等
しい面積を有し、該再現において高光学濃度を有する領
域に対応する該印刷版における第2領域内で、該中間調
ドットの面積が、該高濃度に従うことを特徴とする印刷
版。
【0084】2.該印刷版が、表面において、親水性背
景において銀含有中間調ドットの画像状分布を具備する
上記1に記載の印刷版。
【0085】3.該第2領域内の実質的にすべての格子
点が、一つの中間調ドットによって占有され、該第2領
域内の実質的にすべての中間調ドットの面積が、該一定
ドット面積よりも小さくない上記1又は2に記載の印刷
版。
【0086】4.該第1領域内の中間調ドットの間の平
均距離が、最大化される上記1〜3のいずれか一つに記
載の印刷版。
【0087】5.該低濃度が、遷移濃度よりも低く、そ
して該高濃度が、該遷移濃度よりも高く、この場合、該
遷移濃度が、該一定ドット面積を有する一つの中間調ド
ットを各格子点において有する、該再現における領域の
濃度である上記1〜4のいずれか一つに記載の印刷版。
【0088】6.該一定ドット面積が、その濃度が堅実
に再現される如く、選択される上記1〜5のいずれか一
つに記載の印刷版。
【0089】7.原画像のスクリーン化表現を使用して
感光性媒体を画像状露光することにより、該原画像から
の再現を作成するための方法において、 − 画面角度と画面罫線を有する周期的格子において格
子点を規定する段階と、 − 該格子点において位置する中間調ドットを発生する
ように、該再現において低光学濃度を有する領域に対応
する、該感光性媒体における第1領域を画像状露光する
段階であって、該中間調ドットの数が、該低濃度に従
い、該中間調ドットの大多数が、一定ドット面積にほぼ
等しい面積を有する段階と、該格子点において位置する
中間調ドットを発生するように、該再現において高光学
濃度を有する領域に対応する該感光性媒体における第2
領域を画像状露光する段階であり、該中間調ドットの面
積が、該高濃度に従う段階とを具備する方法。
【0090】8.該感光性媒体が、支持体上に、ハロゲ
ン化銀エマルジョン層と、物理現像核を含む層とを具備
するリソグラフィック印刷版前駆体を具備する上記7に
記載の方法。
【0091】9.該画像状露光が、高強度の短時間走査
露光である上記8に記載の方法。
【0092】10.該第2領域内の実質的にすべての格
子点において、一つの中間調ドットが発生され、そして
該第2領域内で発生された実質的にすべての中間調ドッ
トの面積が、該一定ドット面積よりも小さくない上記7
〜9のいずれか一つに記載の方法。
【0093】11.該第1領域内で発生された中間調ド
ットの間の平均距離が、最大化される上記7〜10のい
ずれか一つに記載の方法。
【0094】12.該低濃度が、遷移濃度よりも低く、
そして該高濃度が、該遷移濃度よりも高く、この場合、
該遷移濃度が、該一定ドット面積を有する一つの中間調
ドットを、各格子点において有する、該再現における領
域の濃度である上記7〜11のいずれか一つに記載の方
法。
【0095】13.該一定ドット面積が、その濃度が堅
実に再現される如く選択される上記7〜12のいずれか
一つに記載の方法。
【0096】14.中間調画像への連続トーン画像の変
換のために適する画面において、該画面は、画面角度と
画面罫線によって規定された、周期的格子の格子点にお
いて配置された複数の離散点状ゾーンを具備し、各点状
ゾーンが、狭い濃度範囲内に複数の異なる光学濃度を有
し、該濃度範囲が、少なくとも2つの最も近い他の点状
ゾーンの濃度範囲と離接する画面。
【0097】15.点状ゾーンの回りの領域が、広い濃
度範囲内に複数の異なる光学濃度を有し、該濃度範囲
が、他の領域の濃度範囲と大きな重なり部分を有する上
記14に記載の画面。
【0098】16.中間調画像へ連続トーン画面を変換
する方法において、上記14〜15に記載の画面の濃度
と該連続トーン画像の強度を組み合わせる段階を具備す
る方法。
【0099】17.中間調画像情報へ連続トーン画像情
報を変換するための手段を具備するスクリーニングシス
テムにおいて、上記14〜15に記載の画面を発生し、
検索し、又は記憶するための手段を具備することを特徴
とするスクリーニングシステム。
【0100】18.平面を周期的にタイル化するために
適切なしきいマトリックスにおいて配置されたしきいマ
トリックス要素におけるしきい値を使用して、記録媒体
において中間調画像としてコントーン画像を再現するた
めの方法において、 − 画面角度と画面罫線を有する周期的格子において配
置された中間調ドット中心のための複数の位置を、該し
きいマトリックス内に確立する段階であり、該中間調ド
ット中心の各々が、ちょうど一つの中間調ドット中心を
囲い、複数のしきいマトリックス要素の中心を具備す
る、中間調ドット環境を有する段階と、 − 第1範囲と第2範囲においてしきい値を分割する段
階と、 − 中心が一つの同一中間調ドット環境内に含まれるし
きいマトリックス要素へ第1領域に属する少なくとも2
つの連続しきい値を割り当てる段階と、 − 該記録媒体においてスクリーン化画像を発生するた
めに、該コントーン画像と組み合わせて該しきいマトリ
ックスを使用する段階とを具備する方法。
【0101】19.中心が2つの異なる中間調ドット環
境において含まれるしきいマトリックス要素へ第2範囲
に属する2つの連続しきい値を各々割り当てる段階をさ
らに具備する上記18に記載の方法。
【0102】20.連続しきい値を割り当てるために該
中間調ドット中心において順序シーケンスを課する段階
をさらに具備する上記18又は19のいずれか一つに記
載の方法。
【0103】21.該コントーン画像内のピクセルの範
囲により、該しきい値の範囲を再スケール化する段階を
さらに具備する上記18〜20のいずれか一つに記載の
方法。
【図面の簡単な説明】
【図1】先行技術から公知の「二重ドット」により演色
された3つのトーンレベルの例を与える。
【図2】異なるトーンレベル(a)、(b)と(c)が
本発明による方法を使用して演色される方法を示す。単
位面積当たりの中間調ドットの数は、トーンレベル
(a)と(b)の間で漸次的に増大する。
【図3】10個の中間調ドットを有する合理的正接スー
パーセルを示す。
【図4】完全な隣接中間調画面が、水平と垂直に図3に
よる合理的正接スーパーセルを複製することにより獲得
される方法を示す。
【図5】本発明によるアルゴリズムが”maxsize
counter”=1で適用された、スーパーセルのた
めのしきいマトリックスの発生を示す。
【図6】本発明によるアルゴリズムが”maxsize
counter”=4で適用された、スーパーセルのた
めのしきいマトリックスの発生を示す。
【図7】1〜255の範囲に値を再スケール化すること
により図4のマトリックスから獲得されたしきいマトリ
ックスを示す。
【図8】図3のスーパーセル又は図7のしきいマトリッ
クスと組み合わせて使用される、中間調画像を発生する
ための回路を示す。
【符号の説明】
21 スーパーセル 22 中間調ドット 23 完全中間調画面の部分 72 スケール化及び回転ユニット 81 中間調画像 82 コントーンピクセル値 83 しきい値 84 比較器 85 マイクロドット 86 しきいマトリックス 89 レコーダアドレスカウンター 90 コントーンピクセル 91 コントーン画像 92 モジュロタイルサイズユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヨハン・バン・フンセル ベルギー・ビー2640モルトセル・セプテ ストラート27・アグフア−ゲヴエルト・ ナームローゼ・フエンノートシヤツプ内 (72)発明者 ヤン・バン・カウエンベルゲ ベルギー・ビー2640モルトセル・セプテ ストラート27・アグフア−ゲヴエルト・ ナームローゼ・フエンノートシヤツプ内 (56)参考文献 特開 平8−6237(JP,A) 特開 平8−87105(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インク反発性背景において中間調ドット
    を受容するインクの画像状分布を有する表面を具備する
    画像を再現するための印刷版であり、該中間調ドット
    は、該画像の再現において異なる光学濃度を示し、画面
    角度と画面罫線によって規定された周期的格子の格子点
    において配置される印刷版において、 再現において低光学濃度を有する領域に対応する該印
    刷版における第1領域内で、 − 中間調ドットの数が、該濃度に従い、 − 中間調ドットの少なくとも66%が、一定ドット面
    積にほぼ等しい中間調ドット面積を有し、少なくとも1
    つの中間調ドットが上記一定ドット面積よりも小さい中
    間調ドット面積を有し、 該再現において高光学濃度を有する領域に対応する該印
    刷版における第2領域内で、該中間調ドットの中間調ド
    ット面積が、該濃度に従うことを特徴とする印刷版。
  2. 【請求項2】 原画像のスクリーン化表現を使用して感
    光性媒体を画像状露光することにより、該原画像からの
    再現を作成するための方法において、 − 画面角度と画面罫線を有する周期的格子において格
    子点を規定する段階と、 − 該格子点において位置する中間調ドットを発生する
    ように、該再現において低光学濃度を有する領域に対応
    する、該感光性媒体における第1領域を画像状露光する
    段階であって、 該中間調ドットの数が、該濃度に従い、 該中間調ドットの少なくとも66%が、一定中間調ドッ
    ト面積にほぼ等しい中間調ドット面積を有し、少なくと
    も1つの中間調ドットが上記一定ドット面積よりも小さ
    い中間調ドット面積を有する段階と、 該格子点において位置する中間調ドットを発生するよう
    に、該再現において高光学濃度を有する領域に対応する
    該感光性媒体における第2領域を画像状露光する段階で
    あり、該中間調ドットの中間調ドット面積が、該濃度に
    従う段階とを具備する方法。
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