JPH0887105A - 網点パターン発生方法 - Google Patents

網点パターン発生方法

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JPH0887105A
JPH0887105A JP22483294A JP22483294A JPH0887105A JP H0887105 A JPH0887105 A JP H0887105A JP 22483294 A JP22483294 A JP 22483294A JP 22483294 A JP22483294 A JP 22483294A JP H0887105 A JPH0887105 A JP H0887105A
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JP
Japan
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JP22483294A
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Hiroyuki Endo
博之 遠藤
Akiko Kitami
晶子 北見
Yuko Suzuki
優子 鈴木
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 写真データ等のコンティニアストーン(Cont
inuous Tone)データを、プリンタ出力あるいは印刷出力
のためハーフトーン(Half Tone)データに変換するため
に使用される網点データを作成すること。 【構成】 基本パターン読込手段1と、ブロックパター
ンサイズ算出手段2と、ブロックパターン作成手段3
と、閾値算出手段4と、パターン作成手段5を備え、高
スクリーン線数を実現する網点パターンの大きさを基本
パターンSPとし、階調数を得るため基本パターンを複
数集めてブロックパターンBPを作成し、このブロック
パターン内で順次閾値を決定し、この決定した閾値に基
づき網点パターンHTを作成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、写真データ等のコンテ
ィニアストーン(Continuous Tone )データを、プリン
タ出力あるいは印刷出力のためハーフトーン(Half Ton
e )データに変換するために使用される網点データの作
成に関する。
【0002】
【従来の技術】データ処理装置における写真データ等の
印刷出力に関する要望は強まる一方であり、しかも印刷
出力に求められる品質への要望も高まりつつある。この
要望に答えるために高品質出力を実現すべく網点パター
ンの開発が必要とされている。ここで高品質出力を得る
ためには解像度が高いことと、階調数を大きくすること
が必要となる。
【0003】従来のプリンタ・印刷出力でハーフトーン
データの作成において、高品質出力のためある大きさの
網点パターンを作成し、所定のスクリーン線数を得るた
めに出力解像度を変化させていた。このような手法で
は、高スクリーン線数出力を高品質に行うことができる
が、出力装置が高価なものとなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一方、低解像プリンタ
出力装置で高スクリーン線数出力の実現を行うために
は、網点パターンの大きさを小さくすることで対応でき
るが、階調数がとれないので、高品質出力とすることが
できなかったという問題があった。
【0005】本発明では、このような問題を解決するた
め、低解像度で高スクリーン線数を実現する網点パター
ンの大きさを基本パターンとし、かつ出力階調数を保証
するため基本パターンを複数まとめたブロックパターン
を定義し、このブロックパターンで十分な階調を表現す
るようにしたことにより、低解像出力時に高スクリーン
線数・高階調数の出力を実現することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明では、図1に示す如く、予め作成されている
基本パターンSPを基本パターン読込部1で入力する。
この例では基本パターンSPは1から36までの36階
調を示すパターンで構成されている。オペレータが、例
えば59階調で写真等を出力したいと考えるとき、この
閾値の数59を入力する。
【0007】この入力された閾値の数と基本パターンS
Pの階調数36がブロックパターンサイズ算出部2にお
いて割算され、その閾値の数を実現するために必要な基
本パターン数n2 を算出する。この場合、(入力された
閾値数)÷(基本パターンの階調数)≦n2 (nは整
数)となる最小のn2 を求める。この場合はn2 =4と
なり、必要とする基本パターンの数が4である。
【0008】ブロックパターン作成部3は、この基本パ
ターン及び必要とするパターンの数4により、基本パタ
ーンSPを4枚正方形状に貼り合わせたブロックパター
ンBPを作成する。
【0009】閾値算出部4は、このように作成されたブ
ロックパターンBPに対し、後述する手法で閾値を算出
し、これをパターン作成部5に送る。これによりパター
ン作成部5は所望の階調の網点パターンHTを作成す
る。
【0010】
【作用】これにより、低解像度出力プリンタ・プロッタ
において、高スクリーン線数で十分な階調数を持った網
点パターンを発生させることができる。
【0011】
【実施例】本発明の一実施例を図1〜図4に基づき説明
する。図1は本発明の一実施例構成図、図2はその閾値
算出部の第1実施例の処理フロー図、図3は基本パター
ン及びブロックパターンの一例の説明図、図4は本発明
により得られた網点パターンの一例である。
【0012】図1において、1は基本パターン読込部、
2はブロックパターンサイズ算出部、3はブロックパタ
ーン作成部、4は閾値算出部、5はパターン作成部であ
る。基本パターン読込部1は、予め作成されている基本
パターンSPを読み込み、これをその階調数(この例で
は36)とともに出力するものである。
【0013】ここで基本パターンSPは、網点の大きさ
を決めるものであり、階調数に応じて例えば36に区分
されている。そしてこの基本パターンは、画素の明るさ
に対応して、インキの付着しやすさの順番に1から36
までの数字が付けられている。従って画素の明るさがも
っとも明るい場合は、その画素の数字1の区分に対応す
る領域にインキが塗られ、2番の明るさのとき数字1と
2の区分に対応する領域にインキが塗られ、もっとも暗
い場合、1〜36までの全区分に対応する領域つまり全
領域にインキが塗られることになる。このようにして基
本パターンSPにもとづき、画素の濃度に応じた網点が
形成されることになる。
【0014】ブロックパターンサイズ算出部2は、基本
パターンSPを何個使用すべきか、つまり基本パターン
SPをタイル状に貼り付けるブロックパターンサイズを
算出する。このブロックパターンの算出は、網点化つま
り多値→2値変換を行うスキャナ装置等で扱えるマキシ
マムサイズ内即ちマキシマムの階調数内で、基本パター
ンサイズの整数倍の2乗の値にもっとも近い値をとらせ
るものである。例えば基本パターンサイズを36とし、
マキシマムの階調数を59とすれば、ブロックパターン
サイズn2 は59÷36≦n2 となるので、この例では
n=2つまりブロックパターンBPを作成するのに必要
な基本パターンSPの数はn2 =4となる。ここでnは
整数である。
【0015】ブロックパターン作成部3は、前記ブロッ
クパターンサイズ算出部2から得られた基本パターン
数、例えば4にもとづき、図3(A)に示す基本パター
ンSPを、同(B)に示す如く4枚貼り合わせたブロッ
クパターンBPを作成する。
【0016】閾値算出部4は、この図3(B)に示す如
きブロックパターンに対して、後述する閾値算出処理を
行って網点閾値を設定するものである。パターン作成部
5は、前記閾値算出部4により算出された網点閾値によ
り、図4に示す如き網点パターンHTを作成するもので
ある。
【0017】次に本発明の一実施例の動作を図1〜図4
に基づき説明する。 (1)網点パターンの発生に際して、スキャナ装置等で
扱えるマキシマムの階調数(閾値数)を入力する。これ
にもとづき基本パターン読込部1が予め作成されている
基本パターンSP及びこの基本パターンSPの階調数
(区分数、この例では36)を読込む。
【0018】(2)ブロックパターンサイズ算出部2
は、前記マキシマム階調数(この例では59)で前記基
本パターンSPの階調数36で割り、(マキシマムの階
調数)÷(基本パターンの階調数)≦n2 (nは整数)
となる最小のn2 、この例ではn2 =4を算出する。
【0019】(3)前記(2)で求められたブロックパ
ターンサイズ領域に、図3(A)に示す如き基本パター
ンSPをタイル状に貼り詰め、図3(B)に示す如きブ
ロックパターンBPを作成する。図3(B)において各
区分に示す最初の数字1〜4は、基本パターンを1〜4
枚貼り合わせた状態を示し、後の数字1〜36は基本パ
ターンSPの階調数の数字を示す。
【0020】(4)このようにして得たブロックパター
ンBPに対し閾値算出部4で、図2に示すように、(4
−1)以下の処理により網点閾値を設定する。 (4−1)先ず作成する網点を使用して実際に印刷を実
現するときに使用する印刷用紙の紙白Dwと、この印刷
用紙に印刷された印刷インキのインキ濃度Dbkを測定
し、入力する。
【0021】(4−2)これら入力された紙白Dwと、
ベタ黒のインキ濃度Dbkから以下の式により紙の反射
率Ywと、ベタ黒インキの反射率Ybkを算出する。 Yw=10-Dw Ybk=10-Dbk (4−3)次に作成する網点の1ステップで表現すべき
濃度差を算出する。この濃度差即ちステップ濃度ΔDは
次式により求める。
【0022】ΔD=Dbk−D(bk−1) ここでD(bk−1)はそのときの濃度差Dbkより1
ステップ分白くした状態の濃度であり、両者の差がステ
ップ濃度ΔDとなる。作成する網点パターンサイズから
ステップ濃度を算出する場合は、シャドー(黒)側の1
ドットon/offの濃度差をステップ濃度と定義す
る。これはハイライト(白)側の1ドットのon/of
fで発生する濃度差がシャドー側では再現できないた
め、シャドー側でステップ濃度を定義する。
【0023】(4−4)まず初期値としてDa=Dbk
をセットする。 (4−5)定義したステップ濃度に従い、シャドー側か
ら濃度データにステップ濃度単位でリニア単調に減少す
る濃度値を算出する。
【0024】Da=Dbk−ΔD この場合、演算の順序は、図3(B)に示す、ブロック
パターンの1−1→2−1→3−1→4−1→1−2→
2−2・・・の如く、基本パターンに従って順次行われ
る。
【0025】従って前記濃度値の算出は、先ずブロック
パターンの1−1について行われる。 (4−6)前記(4−5)により求められた濃度値Da
を閾値反射率データYaに変換する。
【0026】Ya=10-Da (4−7)前記反射率Yaから網点閾値(網点%)Aを
算出する。網点A%の光の反射光は、網点A%のベタ黒
インキからの光の反射と、(1−A)%の紙白からの反
射光の合成で表わされるため次式が成立する。
【0027】Ya=A×Ybk+(1−A)Yw 従って、反射率Yaを表すための網点%Aは次式で表さ
れる。 A=(Ya−Yw)/(Ybk−Yw) ここでAは0〜100%の範囲の値となるが、8ビット
表示の場合は 0%→0 100%→255 と変換する。
【0028】(4−8)以上の方法のように、図3
(B)に示すブロックパターンの1ステップずつ網点閾
値の算出を行う。そしてDa>Dwになるまでこれを順
次行い、網点閾値の設定が行われる。
【0029】(5)このようにして求められた網点の閾
値列をパターン作成部5は、図3(B)の1−1→2−
1→3−1→4−1→1−2→2−2→3−2→4−2
→1−3・・・4−36に順次記入して、図4に示す如
き網点パターンを作成する。
【0030】次に本発明の第2実施例を図5に基づき説
明する。図5は、図1に示す閾値算出部4の第2実施例
の実現方法を示す。第2実施例では、ブロックパターン
内の閾値の決定を、明度に対しリニアになるように作成
することにより、原稿に近い再現を可能にしたものであ
る。
【0031】(4−20)作成する網点を使用して実際
に印刷を実現するときに使用する印刷用紙の紙白Dw
と、この印刷用紙に印刷された印刷インキのインキ濃度
Dbkを測定し、入力する。
【0032】(4−21)これら入力された紙白Dw
と、ベタ黒のインキ濃度Dbkから以下の式により紙の
反射率Ywと、ベタ黒インキの反射率Ybkを算出す
る。 Yw=10-Dw Ybk=10-Dbk (4−22)前記紙の反射率Ywと、ベタ黒インキの反
射率Ybkから次式により紙白の明度Lw、ベタ黒イン
キの明度Lbkを算出する。
【0033】Lw=100 Lbk=116×(Ybk/Yw)−16 (4−23)次に作成すべき網点の1ステップで表現す
べきステップ明度ΔLを次式で算出する。
【0034】ΔL=(Lw−Lbk)/n ここでnはステップ数を示し、例えば図3(B)で示す
ブロックパターンの例ではn=144である。作成する
網点パターンサイズからステップ明度を算出する場合
は、シャドー(黒)側の1ドットon/offの明度差
をステップ明度と定義する。これはハイライト(白)側
の1ドットのon/offで発生する明度差がシャドー
側では再現できないため、シャドー側でステップ明度を
定義する。
【0035】(4−24)先ず初期値としてLa=Lw
をセットする。 (4−25)定義したステップ明度に従い、ハイライト
側から明度データにステップ明度単位でリニア単調に減
少する閾値明度Laを算出する。
【0036】La=Lw−ΔL この場合、演算の順序は、図3(B)に示すブロックパ
ターンの1−1→2−1→3−1→4−1→1−2→2
−2・・・の如く、基本パターンに従って順次行われ
る。従って、前記閾値明度の算出は、まずブロックパタ
ーン1−1について行われる。
【0037】(4−26)このようにして求めた閾値明
度Laのデータを反射率データYaに変換する。 Ya={(La+16)/116}3 ×Yw (4−27)この反射率Yaから網点閾値(網点%)A
を算出する。網点A%の光の反射は、A%のベタ黒イン
キからの光の反射と、(1−A)%の紙白からの反射光
の合成で表されるため次式が成立する。
【0038】Ya=A×Ybk+(1−A)×Yw 従って反射率Yaを表さすための網点%Aは次式で表わ
される。 A=(Ya−Yw)/(Ybk−Yw) ここでAは0〜100%の範囲の値となるが、8ビット
表示の場合は、 0%→0 100%→255 と変換する。
【0039】(4−28)以上の方法で求められた網点
の閾値列を、Laが0になるまで算出し、網点閾値の設
定を行う。このようにして求められた閾値列をブロック
パターンで表現するため、ハイライト(シャドー)側か
ら順次挿入しようとする網点閾値を実現すべき、インキ
付着ドット個数をカウントし閾値を設定する。
【0040】本発明の第3実施例を図6に基づき説明す
る。図6は、図1に示す閾値算出部4の第3実施例の実
現方法を示す。第3実施例ではブロックパターン内の閾
値決定を、ブロック内で濃度データに対し非線形カーブ
を描くように設定することにより、上下をつめ、重要度
の高い中間を広くすることによりコントラストを高める
ものである。即ち図6(B)に示す如く、DaがS字特
性を持つように、非線型の係数αを乗じて演算を行うも
のである。
【0041】(4−30)作成する網点を使用して実際
に印刷を実現するときに使用する印刷用紙の紙白Dw
と、この印刷用紙に印刷された印刷インキのインキ濃度
Dbkを測定し、入力する。
【0042】(4−31)これら入力された紙白Dw
と、ベタ黒のインキ濃度Dbkから以下の式により、紙
の反射率Ywと、ベタ黒インキの反射率Ybkを算出す
る。 Yw=10-Dw Ybk=10-Dbk (4−32)作成する網点の1ステップで表現すべき濃
度差を算出する。この濃度差即ちステップ濃度ΔDは次
式により求める。
【0043】ΔD=Dbk−D(bk−1) ここでD(bk−1)はそのときの濃度差Dbkより1
ステップ分白くした状態での濃度であり、両者の差がス
テップ濃度ΔDとなる。作成する網点パターンサイズか
らステップ濃度を算出する場合は、シャドー(黒)側の
1ドットon/offの濃度差をステップ濃度と定義す
る。これはハイライト(白)側の1ドットのon/of
fで発生する濃度差がシャドー側では再現できないた
め、シャドー側でステップ濃度を定義する。
【0044】(4−33)まず初期値としてDa=Db
kをセットする。 (4−34)定義したステップ濃度にしたがい、シャド
ー側から濃度データにステップ濃度ΔD単位で非線型係
数αを乗じられ、初めの範囲と終わりの範囲は減少した
濃度値を算出する。
【0045】Da=Da−ΔD×α 即ち、閾値濃度の出力は、図6(B)に示す如く、暗→
明にステップが進むとき、暗の初めの領域と、明の終わ
りの領域とにおけるステップ濃度差は非直線性を示し、
S字型特性となるようにαが乗じられる。この場合、演
算の順序は、図3(B)に示す、ブロックパターンの1
−1→2−1→3−1→4−1→1−2→2−2・・・
の如く、基本パターンに従って順次行われる。従って前
記の閾値濃度つまり濃度値の算出は、先ずブロックパタ
ーンの1−1について行われる。
【0046】(4−35)前記(4−34)により求め
られた濃度値Daを閾値反射率データYaに変換する。 Ya=10-Da (4−36)前記反射率Yaから網点閾値(網点%)を
算出する。網点A%の光の反射光は、網点A%のベタ黒
インキからの光の反射と、(1−A)%の紙白からの反
射光の合成で表されるための次式が成立する。
【0047】Ya=A×Ybk+(1−A)×Yw 従って反射率Yaを表すための網点%Aは次式で表され
る。 A=(Ya−Yw)/(Ybk−Yw) ここでAは1〜100%の範囲の値となるが、8ビット
表示の場合は、 0%→0 100%→255 と変換する。
【0048】(4−37)以上の方法により、図3
(B)に示すブロックパターンの1ステップずつ網点閾
値の算出を行う。そしてDa>Dwになるまで、ハイラ
イト(シャドー)側から順次、挿入しようとする網点閾
値(網点%)を実現すべき、インキ付着ドット個数をカ
ウントして閾値を設定する。
【0049】本発明の第4実施例を図7に基づき説明す
る。図7は、図1に示す閾値算出部4の第4実施例の実
現方法を示す。第4実施例ではブロックパターン内の閾
値決定をブロック内で明度データに対し、図7(B)に
示す如く、非線形カーブを描くように設定することによ
り、上下をつめ重要度の高い中間を広くすることにより
コントラストを高めるものである。
【0050】(4−40)作成する網点を使用して実際
に印刷を実現するときに使用する印刷用紙の紙白Dw
と、この印刷用紙に印刷された印刷インキのインキ濃度
Dbkを測定し、入力する。
【0051】(4−41)これら入力された紙白Dw
と、ベタ黒のインキ濃度Dbkから以下の式により紙の
反射率Ywと、ベタ黒インキの反射率Ybkをあらかじ
め算出する。
【0052】Yw=10-Dw Ybk=10-Dbk (4−42)前記紙の反射率Ywと、ベタ黒インキの反
射率Ybkから次式により紙白の明度、ベタ黒インキの
濃度Lbkを算出する。
【0053】Lw=100 Lbk=116×(Ybk/Yw)−16 (4−43)次に作成すべき網点の1ステップで表現す
べきステップ明度ΔLを次式で算出する。
【0054】ΔL=(Lw−Lbk)/n ここでnはステップ数を示し、例えば図3(B)で示す
ブロックパターンの例ではn=144である。作成する
網点パターンサイズからステップ明度を算出する場合
は、シャドー(黒)側の1ドットon/offの明度差
をステップ明度と定義する。これはハイライト(白)側
の1ドットのon/offで発生する明度差がシャドー
側では再現できないため、シャドー側でステップ明度を
定義する。
【0055】(4−44)まず初期値としてLa=Lw
をセットする。 (4−45)定義したステップ明度に従い、ハイライト
側から明度データにステップ明度ΔL単位で非線形係数
αを乗じられ、減少する明度値Laを算出する。
【0056】La=Lw−ΔL×α 即ち、明度値の出力は、図7(B)に示す如く、明→暗
にステップが進むとき、明の初めの領域と、暗の終りの
領域とにおけるステップ濃度差は非直線性を示し、S字
型特性となるようにαが乗じられる。この場合、演算の
順度は、図3(B)に示す、ブロックパターンの1−1
→2−1→3−1→4−1→1−2→2−2・・・の如
く、基本パターンに従って順次行われる。従って前記の
閾値濃度つまり濃度値の算出は、先ずブロックパターン
の1−1について行われる。
【0057】(4−46)このようにして求めた閾値明
度Laのデータを閾値反射率データYaへ変換する。 Ya={(La+16)/116}3 ×Yw (4−47)この反射率Yaから網点閾値(網点%)A
を算出する。網点A%の光の反射光は、A%のベタ黒イ
ンキからの光の反射と、(1−A)%の紙白からの反射
光の合成で表されるため次式が成立する。
【0058】Ya=A×Ybk+(1−A)×Yw 従って反射率Yaを表すための網点%Aは次式で表され
る。 A=(Ya−Yw)/(Ybk−Yw) ここでAは0〜100%の範囲の値となるが、8ビット
表示の場合は 0%→0 100%→255 と変換する。
【0059】(4−48)以上の方法で求められた網点
の閾値をLa=0になるまで算出し、網点閾値の設定を
行う。このようにして求められた閾値列をブロックパタ
ーンで表現するため、ハイライト(シャドー)側から順
次挿入しようとする網点閾値(網点%)を実現すべき、
インキ付着ドット個数をカウントし閾値を設定する。
【0060】このようにして得られた網点パターンを入
力画像に対して使用する場合、図8に示す如く、4ビッ
トの入力画像に対し144サイズの1つの網点パターン
Hを使用し、A0 に対しては領域A1 を、B0 に対して
はB1 を、C0 に対してはC 1 をD0 に対してはD1
使用し、照合する。
【0061】A0 、B0 、C0 、D0 の濃度が8ビット
表示で、A0 =a0 、B0 =b0 、C0 =c0 、D0
0 の場合、領域A1 においてはa0 より小さな数値の
部分を黒として網点パターンを作る。同様に領域B1
おいてはb0 より小さな数値の部分を黒として網点パタ
ーンを作り、領域C1 、D1 においてもそれぞれc0
0 より小さな数値の部分を黒として網点パターンを作
る。
【0062】このようにすることにより、従来の場合、
8/mmのスクリーン線数で、解像度が6本/10m
m、36階調のものに対して、本発明では解像度が13
本/10mm、144階調のものを提供することができ
る。
【0063】
【発明の効果】請求項1に記載された本発明によれば、
低解像度出力のプリンタやプロッタ等において、高スク
リーン線数で十分な階調数を持った網点パターンを発生
することができる。
【0064】請求項2に記載された本発明によれば、濃
度データを用いて、前記の高スクリーン線数で十分な階
調数を持った網点パターンを発生することができる。請
求項3に記載された本発明によれば、明度量を用いて前
記の如き網点パターンを発生することができるので、一
層原稿に近いものを提供することができる。
【0065】請求項4に記載された本発明によれば、濃
度量に関し、非線型特性を持たせることができるので、
上下をつめて重要度の高い中間を広くすることによりコ
ントラストを高めることができる。
【0066】請求項5に記載された本発明によれば、明
度に関し非線型特性を持たせることができるので、原稿
に近い、コントラストの高いものを提供できる網点パタ
ーンを発生することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例構成図である。
【図2】本発明における閾値算出部の第1実施例の動作
状態説明図である。
【図3】本発明における基本パターン及びブロックパタ
ーンの一例説明図である。
【図4】本発明により作成された網点パターンの1例で
ある。
【図5】本発明における閾値算出部の第2実施例の動作
説明図である。
【図6】本発明における閾値算出部の第3実施例の動作
説明図である。
【図7】本発明における閾値算出部の第4実施例の動作
説明図である。
【図8】本発明により作成した網点パターン使用状態説
明図である。
【符号の説明】
1 基本パターン読込部 2 ブロックパターンサイズ算出部 3 ブロックパターン作成部 4 閾値算出部 5 パターン作成部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基本パターン読込手段と、ブロックパタ
    ーンサイズ算出手段と、ブロックパターン作成手段と、
    閾値算出手段と、パターン作成手段を備え、 高スクリーン線数を実現する網点パターンの大きさを基
    本パターンとし、階調数を得るため基本パターンを複数
    集めてブロックパターンを作成し、このブロックパター
    ン内で順次閾値を決定し、この決定した閾値にもとづき
    網点パターンを作成することを特徴とする網点パターン
    発生方法。
  2. 【請求項2】 前記閾値算出手段は、濃度データに対し
    リニアにブロックパターン内の閾値決定を行うようにし
    たことを特徴とする請求項1記載の網点パターン発生方
    法。
  3. 【請求項3】 前記閾値算出手段は、明度量に対しリニ
    アになるようにブロックパターン内の閾値決定を行うよ
    うにしたことを特徴とする請求項1記載の網点パターン
    発生方法。
  4. 【請求項4】 前記閾値算出手段は、ブロックパターン
    内で濃度量に対し非線型特性を持つように濃度データに
    もとづき閾値決定を行うようにしたことを特徴とする請
    求項1記載の網点パターン発生方法。
  5. 【請求項5】 前記閾値算出手段は、ブロックパターン
    内の閾値決定を、ブロックパターン内で明度量に対し非
    線型特性を持つように明度データにもとづき閾値決定を
    行うようにしたことを特徴とする請求項1記載の網点パ
    ターン発生方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08305005A (ja) * 1995-04-28 1996-11-22 Agfa Gevaert Nv 改良中間調画面と同画面の作成方法

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