JP2735435B2 - メモリカードのメモリ制御用回路 - Google Patents

メモリカードのメモリ制御用回路

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JP2735435B2
JP2735435B2 JP4140182A JP14018292A JP2735435B2 JP 2735435 B2 JP2735435 B2 JP 2735435B2 JP 4140182 A JP4140182 A JP 4140182A JP 14018292 A JP14018292 A JP 14018292A JP 2735435 B2 JP2735435 B2 JP 2735435B2
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孝一 西岡
恭一 島川
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  • Techniques For Improving Reliability Of Storages (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、メモリカード内で各
メモリチップの駆動制御を行うメモリカードのメモリ制
御用回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8および図9は従来のメモリカードに
内蔵されたメモリ制御用回路と各メモリチップとの関係
を概略的に示すブロック図で、図8にはSRAM(stati
c random access memory)を搭載したSRAMカード(揮
発性メモリカード)の場合、図9にはSRAMと不揮発
性のROM(read only memory)を混合して搭載したMI
Xカード(混成メモリカード)の場合をそれぞれ示す。両
図において、1はメモリ制御用回路、2はSRAMチッ
プ、3はROMチップ、4はデータバックアップ用の内
蔵バッテリである。また、5は丸印で示されたバックア
ップ無しの電源(以下A電源とする)、6は四角で示され
たバックアップ有りの電源(以下B電源とする)、7は電
源制御IC、8は複数のメモリチップイネーブル信号出
力線を束ねたメモリチップイネーブル信号バス、9aは
バックアップ信号線、9bはアドレスバス、9cはチッ
プイネーブル信号線である。
【0003】A電源5はカード外部からの電力を受ける
電源で、例えばカードが端末機(図示せず)に接続された
際、端末機からの電力が供給される。一方、B電源6
は、カードが使用されていない場合でも、揮発性メモリ
のデータ保持用の内蔵バッテリ4からの電力の供給を受
けるバックアップの有る電源である。メモリ制御用回路
(以下メモリ制御ICとする)1および各SRAMチップ
2はB電源6に接続され、バックアップの不要な図10
の各ROMチップ3はA電源5に接続されている。電源
制御用回路7(以下電源制御ICとする)は2つの電源
5、6の切り換え制御を行う。そしてカード外部からの
電力供給がなくバックアップ状態にある時にこれを示す
バックアップ信号(BUPバー)を発生する。
【0004】メモリ制御IC1はカード外部、例えば端
末機からのアドレス信号(AD)およびチップイネーブル
信号(CEバー)、電源制御IC7からのバックアップ信
号(BUPバー)をそれぞれ入力し、これらの入力信号に
従って各SRAMチップ2およびROMチップ3に選択
的にメモリチップイネーブル信号を出力する。各SRA
Mチップ2およびROMチップ3は、このメモリチップ
イネーブル信号が入力されるメモリチップイネーブル信
号入力端子(MCE1バー、MCE2バー、・・・)を有す
る。各チップ2、3はメモリチップイネーブル信号が
“L"レベルの時に読み出し或は読み出しと書き込みが
可能な状態となる。なお、メモリ制御IC1には他にラ
イトイネーブル信号等の幾つかの制御信号も入力される
が、ここでは本願に関係する信号だけを示し、他の信号
の図示および説明は省略した。
【0005】図10にはメモリ制御IC1内のメモリチ
ップイネーブル信号を発生する部分の構成を概略的に示
した。図において、デコーダ10はこれのチップイネー
ブル端子(CEバー)が“L"レベルの時にイネーブル状
態となり、アドレス信号(AD)に従って“L"レベルの
メモリチップイネーブル信号(MCE1バー、MCE2
バー、・・・)を選択的に供給する。また、チップイネーブ
ル端子(CEバー)が“H"レベルの時にはディセーブル
状態となり、メモリチップイネーブル信号(MCE1バ
ー、MCE2バー、・・・)を全て“H"レベルにする。電
源制御IC7からのバックアップ信号(BUPバー)はバ
ックアップ状態にある時に“L"レベルになる信号であ
る。このバックアップ信号(BUPバー)はインバータ1
1で反転されてORゲート12の一方の入力端子に接続
され、ORゲート12の他方の入力端子に接続されたチ
ップイネーブル信号(CEバー)のゲート信号となる。そ
してORゲート12の出力端子がデコーダ10のチップ
ネーブル端子(CEバー)に接続されている。
【0006】従って図8および図9のいずれのカードの
場合も、バックアップ時にはデコーダ10がディセーブ
ル状態となるため、全てのSRAMチップ2およびRO
Mチップ3に“H"レベルのメモリチップイネーブル信
号(MCEバー)が供給される。これにより、各チップ
2、3がディセーブル状態になり、B電源6に接続され
ているSRAMチップ2はバックアップ状態になり、記
憶されているデータが保持される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来のメ
モリカードのメモリ制御用回路では、バックアップ時に
は、各メモリチップをディセーブル状態にするため、接
続されている全てのメモリチップに“H"レベルのメモ
リチップイネーブル信号を供給していた。従って、混成
メモリカードの場合には、バックアップが不要なROM
チップにも“H"レベルのメモリチップイネーブル信号
が供給されていたが、これはROMチップに余分な電流
を流すことになり、無駄に電力を消費してしまうという
問題点があった。
【0008】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、混成メモリカードにおいてバッ
クアップ時に、揮発性メモリチップと不揮発性メモリチ
ップにそれぞれ適当なメモリチップイネーブル信号を供
給することにより不必要な電力消費を無くしたメモリカ
ードのメモリ制御用回路を得ることを目的とする。さら
に、上記特徴を有すると共に、揮発性メモリカードと混
成メモリカードとの両方で使用可能なメモリカードのた
めのメモリ制御用回路を得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的に鑑み、この
発明は、外部の電源に接続されるA電源およびメモリバ
ックアップ用の内蔵バッテリに接続されたB電源を備
え、上記A電源に接続された少なくとも1つの不揮発性
メモリチップおよび上記B電源に接続された少なくとも
1つの揮発性メモリチップを搭載した混成メモリカード
のためのメモリ制御用回路であって、アドレス信号、駆
動制御のためのチップイネーブル信号および、メモリカ
ードがデータバックアップ状態にあることを示すバック
アップ信号を入力すると共に、出力側に上記各メモリチ
ップにそれぞれ接続される複数のメモリチップイネーブ
ル信号出力線を有し、上記チップイネーブル信号の制御
によりイネーブル状態の時に上記アドレス信号に従って
上記複数のメモリチップイネーブル信号出力線にメモリ
チップイネーブル信号を選択的に発生するデコーダと、
このデコーダの上記メモリチップイネーブル信号出力線
にそれぞれ設けられ、上記バックアップ信号がバックア
ップ状態を示す時に、上記デコーダのメモリチップイネ
ーブル信号出力線を全てハイインピーダンス状態にする
バッファ手段と、上記各メモリチップイネーブル信号出
力線がハイインピーダンス状態の時に、上記揮発性メモ
リチップをディスエーブル状態にし、上記不揮発性メモ
リチップへのメモリチップイネーブル信号出力線を上記
A電源に接続する、上記各メモリチップイネーブル信号
出力線に接続されたプルアップ抵抗およびバックアップ
なしのプルアップ抵抗と、からなるメモリカードのメモ
リ制御用回路にある。
【0010】またこの発明の第2実施例は、外部の電源
に接続されるA電源およびメモリバックアップ用の内蔵
バッテリに接続されたB電源をそれぞれ備えた、上記B
電源に接続された少なくとも1つの揮発性メモリチップ
を搭載した揮発性メモリカード、および上記A電源に接
続された少なくとも1つの不揮発性メモリチップおよび
上記B電源に接続された少なくとも1つの揮発性メモリ
チップを搭載した混成メモリカードに共通に使用される
メモリカードのためのメモリ制御用回路であって、アド
レス信号、駆動制御のためのチップイネーブル信号、お
よびメモリカードがデータバックアップ状態にあること
を示すバックアップ信号を入力すると共に、出力側に上
記各メモリチップにそれぞれ接続される複数のメモリチ
ップイネーブル信号出力線を有し、上記チップイネーブ
ル信号の制御によりイネーブル状態の時に上記アドレス
信号に従って上記複数のメモリチップイネーブル信号出
力線にメモリチップイネーブル信号を選択的に発生し、
ディスエーブル状態の時には上記メモリチップイネーブ
ル信号出力線の全ての線に揮発性メモリチップをディス
エーブル状態にする信号を発生するデコーダと、上記メ
モリカードが揮発性メモリカードおよび混成メモリカー
ドのいずれであるかを示す切り換え信号と、上記デコー
ダのメモリチップイネーブル信号出力線上にそれぞれ設
けられ、上記バックアップ信号がバックアップ状態を示
し、上記デコーダがディスエーブル状態にある時に、上
記切り換え信号が揮発性メモリカードであることを示し
ている場合には上記デコーダのメモリチップイネーブル
信号出力線の信号をそのまま上記各メモリチップに供給
し、上記切り換え信号が混成メモリカードであることを
示している場合には上記デコーダのメモリチップイネー
ブル信号出力線を全てハイインピーダンス状態にするバ
ッファ手段と、上記デコーダの各メモリチップイネーブ
ル信号出力線がハイインピーダンス状態の時に、上記揮
発性メモリチップをディスエーブル状態にし、上記不揮
発性メモリチップへのメモリチップイネーブル信号出力
線を上記A電源に接続する、メモリカードが混成メモリ
カードである場合に上記各メモリチップイネーブル信号
出力線に接続されたプルアップ抵抗およびバックアップ
なしのプルアップ抵抗と、からなるメモリカードのメモ
リ制御用回路にある。
【0011】さらにこの発明の第3の実施例は、外部の
電源に接続されるA電源およびメモリバックアップ用の
内蔵バッテリに接続されたB電源をそれぞれ備えた、上
記B電源に接続された少なくとも1つの揮発性メモリチ
ップを搭載した揮発性メモリカード、および上記A電源
に接続された少なくとも1つの不揮発性メモリチップお
よび上記B電源に接続された少なくとも1つの揮発性メ
モリチップを搭載した混成メモリカードに共通に使用さ
れるメモリカードのためのメモリ制御用回路であって、
ライトイネーブル信号および上記メモリカードがバック
アップ状態にあることを示すバックアップ信号を入力す
ると共に、出力側に上記各メモリチップにそれぞれ接続
される複数のライトイネーブル信号出力線を有し、上記
バックアップ信号がバックアップ状態にないことを示す
場合には、入力された上記ライトイネーブル信号に従っ
て各ライトイネーブル信号出力線に信号を供給し、上記
バックアップ信号がバックアップ状態にあることを示す
場合には、上記複数のライトイネーブル信号出力線のう
ちの少なくとも1つを揮発性メモリチップをディセーブ
状態にする値にし、残りのものをハイインピーダンス
状態にする主回路と、バックアップ時にハイインピーダ
ンス状態にされるライトイネーブル信号出力線にそれぞ
れ接続された、該ライトイネーブル信号出力線を上記A
電源に接続するプルアップ抵抗と、を備えたメモリカー
ドのメモリ制御用回路にある。
【0012】
【作用】この発明の第1実施例に係る混成メモリカード
のためのメモリ制御用回路では、バックアップ時に、デ
コーダのメモリチップイネーブル信号出力線はバッファ
手段により全てハイインピーダンス状態にされ、さらに
プルアップ抵抗およびバックアップなしのプルアップ抵
により各揮発性メモリチップはディセーブル状態にさ
れると同時にデータバックアップ状態になり、各不揮発
性メモリチップはバックアップのないA電源に接続さ
れ、余分な電流が流れないようにした。
【0013】またこの発明の第2実施例に係る揮発性メ
モリカードと混成メモリカードのいずれでも使用可能な
メモリ制御用回路では、デコーダはバックアップ時には
メモリチップイネーブル信号出力線の全に、揮発性メモ
リチップがディセーブル状態になるような信号を発生す
る。そして切り換え信号が混成メモリカードであること
を示している場合(すなわちメモリ制御用回路が混成メ
モリカードで使用されている場合)には、バッファ手段
によりデコーダのメモリチップイネーブル信号出力線を
全てハイインピーダンスにする。そして、混成メモリカ
ードで使用される場合はさらに、メモリチップイネーブ
ル信号出力線に接続されたプルアップ抵抗およびバック
アップなしのプルアップ抵抗により、各揮発性メモリチ
ップはそれぞれディセーブル状態になるようにされ、各
不揮発性メモリチップはバックアップのないA電源に接
続され、余分な電流が流れないようにした。
【0014】またこの発明の第3実施例に係るメモリ制
御用回路は揮発性メモリカードと混成メモリカードとの
いずれでも使用可能で、ライトイネーブル信号を制御す
るメ回路であって、バックアップ時に、揮発性メモリチ
ップでは書き込みが禁止になりかつ記憶されたデータが
保持され状態にし、また不揮発性メモリチップでは不必
要な電流が流れない状態にするように、それぞれに適当
なライトイネーブル信号を出力する2種類のライトイネ
ーブル信号出力線を設けた。
【0015】
【実施例】以下、この発明の実施例を添付図面に基づい
て説明する。図1および図2にはこの発明の第1実施例
によるメモリカードのメモリ制御用回路を示す。第1実
施例は混成メモリカードのためのメモリ制御用回路であ
り、図1は本実施例における混成メモリカード内のメモ
リ制御用回路と各メモリチップとの関係を概略的に示す
ブロック図である。なお、図10に示した従来のものと
同一もしくは相当する部分は同一符号で示しその説明を
省略する。
【0016】図1において、メモリ制御IC(メモリ制
御用回路)100は揮発性メモリチップおよび不揮発性
メモリチップを共に搭載した混成メモリカード用のもの
である。メモリ制御IC100からはメモリチップイネ
ーブル信号バス8の各出力線が各SRAMチップ2およ
びROMチップ3のメモリチップイネーブル端子(MC
E1バー、MCE2バー、・・・)に延びている。
【0017】各SRAMチップ2のメモリチップイネー
ブル端子(MCE1バー、MCE2バー、・・・)に接続さ
れた各メモリチップイネーブル信号出力線には、それぞ
れプルアップ抵抗20を介してバックアップの有るB電
源6が接続されている。これらのプルアップ抵抗20は
メモリチップイネーブル信号出力線がハイインピーダン
ズ状態(“Hz")にある時、“H"レベルにプルアップす
る。また、各ROMチップ3のメモリチップイネーブル
端子(MCE11バー、MCE12バー、・・・)に接続さ
れた各メモリチップイネーブル信号出力線には、それぞ
バックアップなしのプルアップ抵抗30を介してバッ
クアップの無いA電源5が接続されている。これらの
ルアップ抵抗30はバックアップ時にメモリチップイネ
ーブル信号出力線がハイインピーダンズ状態(“Hz")に
ある場合、“L"レベル(或はグランドレベル)にプルダ
ウンする。なお、これらのプルアップ抵抗20およびバ
ックアップなしのプルアップ抵抗30は、メモリチップ
イネーブル信号が“H"レベル或は“L"レベルの状態に
ある時は、これを妨げない抵抗値になっている。
【0018】また、図2は図1のメモリ制御IC100
のメモリチップイネーブル信号を発生する部分の構成の
一例を示したブロック図である。デコーダ10、インバ
ータ11およびORゲート12からなる回路は、図10
に示した従来のメモリ制御ICのものと同じであり、同
じ動作をする。この実施例では、デコーダ10の出力側
に延びる各メモリチップイネーブル信号出力線(MCE
1バー、MCE2バー、・・・)上にトライステートバッフ
ァ13がそれぞれ設けられている。このトライステート
バッファ13はゲート端子が“L"レベルの時には、入
出された信号をそのまま出力し、ゲート端子が“H"レ
ベルの時には出力がハイインピーダンズ状態(“Hz"レ
ベル)となる。各トライステートバッファ13のゲート
端子にはインバータ11を介してバックアップ信号(B
UPバー)が接続されている。従ってカードがバックア
ップ状態にない時には、バックアップ信号(BUPバー)
が“H"レベルであるため、各トライステートバッファ
13のゲート端子にはインバータ11で反転した“L"
レベルの信号が入力され、デコーダ10の出力がそのま
ま各チップ2、3に供給される。一方、バックアップ状
態にある時にはバックアップ信号(BUPバー)が“L"
レベルになるため、反転した“H"レベルの信号が各ト
ライステートバッファ13のゲート端子に入力され、各
トライステートバッファ13の出力はハイインピーダン
ス状態(“Hz"レベル)になる。
【0019】次に図1および図2に従って動作を説明す
る。カードが動作状態にあり、チップイネーブル端子
(CEバー)が“L"レベルの時には、メモリ制御IC1
00の図2に示すデコーダ10はイネーブル状態とな
る。また、各メモリチップイネーブル信号出力線のトラ
イステートバッファ13はゲート端子は“L"レベル状
態であるため、入出された信号がそのまま出力される。
従って、デコーダ10はアドレス信号(AD)に従って
“L"レベルのメモリチップイネーブル信号(MCEバー
1、MCEバー2、・・・)を選択的に供給し特定のチップ
2、3をイネーブル状態にする。
【0020】一方、カードがバックアップ状態にある時
には、バックアップ信号(BUPバー)が“L"レベルに
なるため、反転した“H"レベルの信号がORゲート1
2の一方の入力端子に入力される。これによりORゲー
ト12の出力は、入力されるチップイネーブル信号(C
Eバー)の値に係わらず“H"レベルになる。従って、デ
コーダ10はディセーブル状態となり、全てのメモリチ
ップイネーブル信号を“H"レベルにする。しかしなが
ら各メモリチップイネーブル信号出力線上に設けられた
各トライステートバッファ13は、バックアップ状態で
はそのゲート端子に“H"レベルの信号が入力されてい
る。このため各トライステートバッファ13の出力は全
てハイインピーダンズ状態(“Hz")(図1参照)となる。
従って、各SRAMチップ2のメモリチップイネーブル
端子(MCE1バー、MCE2バー、・・・)には、図1に
示すB電源6に接続されたプルアップ抵抗20の作用に
よりそれぞれ“H"レベルの信号が供給され、各SRA
Mチップ2はディセーブル状態となりバックアップ状態
となる。一方、各ROMチップ3のメモリチップイネー
ブル端子(MCE11バー、MCE12バー、・・・)は、
図1に示すバックアップのないA電源5に接続された
ルアップ抵抗30の作用により“L"レベルとなり、電
力が供給されない状態となる。すなわち、バックアップ
時にはA電源5からの電圧および電流の供給がないた
め、プルアップ抵抗30を介してこれに接続されたメモ
リチップイネーブ信号線は“L"レベルに引かれる。従
って、バックアップ時にはROMチップ3で余分な電流
が流れることはなく、電力が無駄に消費されることがな
い。
【0021】図3、図4および図5にはこの発明の第2
実施例によるメモリカードのメモリ制御用回路を示す。
第2実施例は揮発性メモリカードと混成メモリカードに
共通に使用可能なメモリカードのメモリ制御用回路であ
り、図3は揮発性メモリカードに使用した場合、図4は
混成メモリカードに使用した場合のそれぞれ、メモリ制
御用回路と各メモリチップとの関係を概略的に示すブロ
ック図である。
【0022】図3に示す揮発性メモリカードの場合、図
9に示す従来のものと異なる点は、揮発性メモリカード
と混成メモリカードで共通に使用可能な本実施例のメモ
リ制御IC110が取り付けられている点である。ま
た、図4に示す混成メモリカードの場合は、本実施例の
メモリ制御IC110以外の部分は、図1に示した第1
実施例のものと同じである。図1に示す第1実施例のメ
モリ制御IC100と本実施例のメモリ制御IC110
との違いは、揮発性メモリカードと混成メモリカードの
切り換えを行う切り換え信号線9dが加わった点であ
る。
【0023】また、図5は図3および図4に示すメモリ
制御IC110のメモリチップイネーブル信号を発生す
る部分の構成の一例を示したブロック図である。デコー
ダ10、インバータ11、ORゲート12およびトライ
ステートバッファ13は、図2に示した実施例の回路の
ものと同じであり、同じ動作をする。この実施例のメモ
リ制御用IC110ではメモリカードの種類を表す切り
換え信号(SRAM/MIX)が使用されている。この切
り換え信号(SRAM/MIX)はカードの製造工程中
に、製造するカードの種類に合わせて所定の信号がメモ
リ制御IC110に供給されるようにカードが製造され
る。この実施例では、揮発性メモリカード(SRAMカ
ード)の場合は“L"レベル、混成メモリカード(MIX
カード)の場合は“H"レベルのそれぞれ切り換え信号
(SRAM/MIX)が与えられるようにする。この切り
換え信号(SRAM/MIX)とインバータ11で反転さ
れたバックアップ信号(BUPバー)がANDゲート14
に入力され、ANDゲート14の出力信号が各トライス
テートバッファ13のゲート端子に供給される。
【0024】すなわち、混成メモリカードで使用される
場合は、切り換え信号(SRAM/MIX)が“H"レベ
ルにあるため、インバータ11を介してANDゲート1
4に入力されるバックアップ信号(BUPバー)の値がそ
のままANDゲート14から出力される。従って図1お
よび図2で説明した混成メモリカードの場合と同じ動作
になる。また揮発性メモリカードの場合は、メモリチッ
プイネーブル信号をハイインピーダンス状態(“Hz")に
する必要がない。切り換え信号(SRAM/MIX)が
“L"レベルであると、ANDゲート14の出力は“L"
レベルに保持され、従って各トライステートバッファ1
3は入力された信号をそのまま出力する。
【0025】次に動作を説明する。まず、図3に示す揮
発性メモリカードに使用された場合は、図5の切り換え
信号(SRAM/MIX)が“L"レベルである。従って
ANDゲート14の出力が“H"レベルになることはな
く、トライステートバッファ13のゲート端子に“H"
レベルの信号が印加されることはない。これにより、デ
コータ10で出力されたメモリチップイネーブル信号は
トライステートバッファ13を介してそのまま各SRA
Mチップ2に供給される。バックアップ状態ではバック
アップ信号(BUPバー)は“L"レベルである。従って
バックアップ状態では、これの反転信号がORゲート1
2の一方に入力されるために、デコーダ10はそのチッ
プイネーブル端子(CEバー)が“H"レベルに固定され
ディセーブル状態となる。デコータ10はディセーブル
状態ではメモリチップイネーブル信号出力線が全て
“H"レベルとなる。従って全てのSRAMチップ2は
メモリチップイネーブル端子(MCE1バー、MCE2
バー・・・)が“H"レベルにされてディセーブル状態にな
り、バックアップのあるB電源6に接続されているため
同時にバックアップ状態になる。
【0026】一方、図4に示す混成メモリカードに使用
された場合は、図5の切り換え信号(SRAM/MIX)
が“H"レベルとなる。従ってバックアップ状態では、
ANDゲート14の入力信号である切り換え信号(SR
AM/MIX)およびバックアップ信号(BUPバー)の
反転信号が共に“H"レベルになり、トライステートバ
ッファ13のゲート端子には“H"レベルの信号が印加
される。これにより、第1実施例と同様にバックアップ
状態では各トライステートバッファ13の出力は全てハ
イインピーダンス状態(“Hz")となる。従って、各SR
AMチップ2のメモリチップイネーブル端子(MCE1
バー、MCE2バー、・・・)には、図4に示すプルアップ
抵抗20の作用により“H"レベルの信号が供給され、
各SRAMチップ2はディセーブル状態となり同時にバ
ックアップ状態となる。また、各ROMチップ3のメモ
リチップイネーブル端子(MCE11バー、MCE12
バー、・・・)は、図4に示すバックアップなしのプルアッ
プ抵抗30の作用により“L"レベルとなり、余分な電
流が流れることはなくなる。
【0027】図6および図7にはこの発明の第3実施例
によるメモリカードのためのメモリ制御用回路を示す。
第3実施例は揮発性メモリカードと混成メモリカードに
共通に使用可能なメモリカードのためのメモリ制御用回
路であり、特にライトイネーブル信号の制御を特徴とす
るものである。図6は本実施例のメモリ制御用回路を混
成メモリカードに使用する場合のメモリ制御用回路と各
メモリチップとの関係を概略的に示すブロック図であ
る。
【0028】図6において、120は揮発性メモリカー
ドと混成メモリカードに共通に使用可能なメモリ制御I
Cであり、特にライトイネーブル信号(WEバー)の制御
に特徴を有する。従ってメモリ制御IC120には入力
信号線としてさらにライトイネーブル信号線9eが示さ
れている。このライトイネーブル信号線9eは実際には
上述の各実施例のメモリ制御ICにも設けられている
が、図示が省略されていた。メモリ制御用IC120出
力側からは各SRAMチップ2のライトイネーブル端子
(WE1バー、WE2バー、・・・)にライトイネーブル信
号出力線81がそれぞれ延びて接続されている。また各
ROMチップ3のライトイネーブル端子(WE11バ
ー、WE12バー、・・・)にはライトイネーブル信号出力
線82がそれぞれ延びて接続されている。各ライトイネ
ーブル信号出力線82にはそれぞれ、A電源5に接続さ
れたプルアップ抵抗30が接続されている。その他の部
分は上記実施例のものと同じである。なお、この実施例
では各ROMチップ3は書き込みの可能な不揮発性メモ
リであり、例えばOTP(one time programable)ROM
等からなる。
【0029】また、図7は図6のメモリ制御用IC12
0のライトイネーブル信号を発生する部分の構成の一例
を示したブロック図である。ORゲート16には、バッ
クアップのあるB電源6およびバックアップ信号(BU
Pバー)が入力されている。ORゲート17には、バッ
クアップ信号(BUPバー)の反転信号およびライトイネ
ーブル信号(WEバー)が入力される。これらの2つのO
Rゲート16、17の出力はANDゲート15に入力さ
れている。そしてANDゲート15の出力が分岐されて
各SRAMチップ2のライトイネーブル端子(WE1バ
ー、WE2バー、・・・)に接続されるライトイネーブル信
号出力線81となる。一方、トライステートバッファ1
8の入力にはライトイネーブル信号(WEバー)、ゲート
端子にはバックアップ信号(BUPバー)がそれぞれ接続
されている。そしてトライステートバッファ18の出力
が分岐して各ROMチップ3のライトイネーブル端子
(WE11バー、WE12バー、・・・)に接続されるライ
トイネーブル信号出力線82となる。
【0030】SRAMチップ2ではバックアップ時、ラ
イトイネーブル端子(WE1バー、WE2バー、・・・)を
“H"レベルにしてディセーブル状態にする必要があ
る。一方、ROMチップ3ではバックアップが不要なた
め、余分な電流を流して電力を消費するのを避げること
が望まれる。そこで、このメモリ制御IC120では、
ライトイネーブル信号出力線を2系統に分け、それぞれ
のバックアップでの出力を“H"レベルとハイインピー
ダンス状態(“Hz")とにした。
【0031】次に動作を説明する。図7において、カー
ドがバックアップ状態にない時には、バックアップ信号
(BUPバー)が“H"レベルなのでANDゲート15お
よびトライステートバッファ18の出力信号は共にライ
トイネーブル信号(WEバー)の値に従うことになる。従
って各SRAMチップ2およびROMチップ3(図6参
照)のライトイネーブル端子(WE1バー、WE2バー、
・・・)にはライトイネーブル信号(WEバー)と同じ値の信
号が供給される。
【0032】一方、バックアップ時にはバックアップ信
号(BUPバー)が“L"レベルになる。この時、ORゲ
ート16、17のそれぞれの上側の入力(すなわちB電
源6とバックアップ信号の反転信号)は“H"レベルであ
り、従ってANDゲート15の出力信号は“H"レベル
に固定される。また、トライステートバッファ18のゲ
ート端子には“L"レベルのバックアップ信号(BUPバ
ー)が入力されるため、トライステートバッファ18の
出力信号はハイインピーダンス状態(“Hz")に固定され
る。従って、各SRAMチップ2(図6参照)のライトイ
ネーブル端子(WE1バー、WE2バー、・・・)には“H"
レベルの信号が供給される。また各ROMチップ3のラ
イトイネーブル端子(WE11バー、WE12バー、・・
・)への各ライトイネーブル信号出力線82はハイインピ
ーダンス状態(“Hz")になるが、図6に示すバックアッ
プのないA電源5に接続されたプルアップ抵抗30によ
り“L"レベルになる。これにより、各SRAMチップ
2はバックアップ状態となり、またバックアップが不要
な各ROMチップ3では余分な電流が流れることはな
い。
【0033】なお図6では混成メモリカードの場合を説
明したが、この実施例のメモリ制御IC120を揮発性
メモリカードに使用する場合には、メモリ制御ICのメ
モリチップイネーブル信号出力線81の側だけを使用す
ればよい。すなわちこの実施例のメモリ制御IC120
では、メモリチップが揮発性か不揮発性かによって、出
力線81、82のいずれに接続するかを選択すればよ
い。
【0034】なお、上記各実施例におけるメモリカード
に搭載されるSRAMチップおよびROMチップはそれ
ぞれ揮発性メモリ、不揮発性メモリの一例として挙げた
ものであり、それぞれその他の種類のものであってもよ
く、上記実施例に限定されるものではない。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の第1実
施例による混成メモリカードのためのメモリ制御用回路
では、バックアップ時に、バッファ手段によりデコーダ
のメモリチップイネーブル信号出力線を全てハイインピ
ーダンス状態にし、メモリチップイネーブル信号出力線
にプルアップ抵抗あるいはバックアップなしのプルアッ
プ抵抗を接続して揮発性メモリチップはディセーブル状
態に、不揮発性メモリチップには不必要な電流が流れな
いようにした。これにより、データバックアップ時の不
揮発性メモリチップでの余分な電力消費を軽減でき、デ
ータバックアップ用の内蔵バッテイの寿命を延ばすこと
ができ、またよりカードの信頼性が向上する等の効果が
得られる。
【0036】またこの発明の第2実施例によるメモリ制
御用回路では、揮発性メモリカードで使用されている場
合と混成メモリカードで使用されている場合で、バック
アップ状態の時に各メモリチップに供給するメモリチッ
プイネーブル信号を切り換えるようにした。これにより
揮発性メモリカードと混成メモリカードとのいずれでも
使用可能で、かつデータバックアップ時の不揮発性メモ
リチップでの余分な電力消費を軽減できるメモリ制御用
回路が得られる効果がある。
【0037】またこの発明の第3実施例によるライトイ
ネーブル信号を制御するメモリ制御用回路では、揮発性
メモリチップ用と不揮発性メモリチップ用のライトイネ
ーブル信号出力線を別々に設け、メモリチップの種類に
分けて接続することにより、揮発性メモリカードと混成
メモリカードのいずれのカードでも使用可能であり、汎
用性が向上した。また、不揮発性メモリチップに接続さ
れるライトイネーブル信号出力線をプルアップ抵抗を介
してバックアップのないA電源に接続することにより、
上記実施例と同様にバックアップ時の不揮発性メモリチ
ップでの消費電力を軽減することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明の第1実施例によるメモリカー
ドのメモリ制御用回路を使用した混成メモリカードのメ
モリ制御用回路とメモリチップとの関係を概略的に示す
ブロック図である。
【図2】図2は図1のメモリ制御用回路内のメモリチッ
プイネーブル信号を発生する部分の構成を示したブロッ
ク図である。
【図3】図3はこの発明の第2実施例によるメモリカー
ドのメモリ制御用回路を使用した揮発性メモリカードの
メモリ制御用回路とメモリチップとの関係を概略的に示
すブロック図である。
【図4】図4はこの発明の第2実施例によるメモリカー
ドのメモリ制御用回路を使用した混成メモリカードのメ
モリ制御用回路とメモリチップとの関係を概略的に示す
ブロック図である。
【図5】図5は図3および図4のメモリ制御用回路内の
メモリチップイネーブル信号を発生する部分の構成を示
したブロック図である。
【図6】図6はこの発明の第3実施例によるメモリカー
ドのメモリ制御用回路を使用した混成メモリカードのメ
モリ制御用回路とメモリチップとの関係を概略的に示す
ブロック図である。
【図7】図7は図6のメモリ制御用回路内のライトイネ
ーブル信号を発生する部分の構成を示したブロック図で
ある。
【図8】図8は従来の揮発性メモリカードのメモリ制御
用回路とメモリチップとの関係を概略的に示すブロック
図である。
【図9】図9は従来の混成メモリカードのメモリ制御用
回路とメモリチップとの関係を概略的に示すブロック図
である。
【図10】図10は図8および図9の制御用回路内のメ
モリチップイネーブル信号を発生する部分の構成を示し
たブロック図である。
【符号の説明】
2 SRAMチップ 3 ROMチップ 4 内蔵バッテリ 5 A電源 6 B電源 7 電源制御IC(電源制御用回路) 8 メモリチップイネーブル信号バス 9a バックアップ信号線 9b アドレスバス 9c チップイネーブル信号線 9d 切り換え信号 9e ライトイネーブル信号 10 デコーダ 11 インバータ 12 ORゲート 13 トライステートバッファ 14 ANDゲート 15 ANDゲート 16 ORゲート 17 ORゲート 18 トライステートバッファ 20 プルアップ抵抗 30 バックアップなしのプルアップ抵抗 81 ライトイネーブル信号出力線 82 ライトイネーブル信号出力線 100 メモリ制御IC(メモリ制御用回路) 110 メモリ制御IC(メモリ制御用回路) 120 メモリ制御IC(メモリ制御用回路)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部の電源に接続されるA電源およびメ
    モリバックアップ用の内蔵バッテリに接続されたB電源
    を備え、上記A電源に接続された少なくとも1つの不揮
    発性メモリチップおよび上記B電源に接続された少なく
    とも1つの揮発性メモリチップを搭載した混成メモリカ
    ードのためのメモリ制御用回路であって、 アドレス信号、駆動制御のためのチップイネーブル信号
    および、メモリカードがデータバックアップ状態にある
    ことを示すバックアップ信号を入力すると共に、出力側
    に上記各メモリチップにそれぞれ接続される複数のメモ
    リチップイネーブル信号出力線を有し、上記チップイネ
    ーブル信号の制御によりイネーブル状態の時に上記アド
    レス信号に従って上記複数のメモリチップイネーブル信
    号出力線にメモリチップイネーブル信号を選択的に発生
    するデコーダと、 このデコーダの上記メモリチップイネーブル信号出力線
    にそれぞれ設けられ、上記バックアップ信号がバックア
    ップ状態を示す時に、上記デコーダのメモリチップイネ
    ーブル信号出力線を全てハイインピーダンス状態にする
    バッファ手段と、 上記各メモリチップイネーブル信号出力線がハイインピ
    ーダンス状態の時に、上記揮発性メモリチップをディス
    エーブル状態にし、上記不揮発性メモリチップへのメモ
    リチップイネーブル信号出力線を上記A電源に接続す
    る、上記各メモリチップイネーブル信号出力線に接続さ
    れたプルアップ抵抗およびバックアップなしのプルアッ
    プ抵抗と、 からなるメモリカードのメモリ制御用回路。
  2. 【請求項2】 外部の電源に接続されるA電源およびメ
    モリバックアップ用の内蔵バッテリに接続されたB電源
    をそれぞれ備えた、上記B電源に接続された少なくとも
    1つの揮発性メモリチップを搭載した揮発性メモリカー
    ド、および上記A電源に接続された少なくとも1つの不
    揮発性メモリチップおよび上記B電源に接続された少な
    くとも1つの揮発性メモリチップを搭載した混成メモリ
    カードに共通に使用されるメモリカードのためのメモリ
    制御用回路であって、 アドレス信号、駆動制御のためのチップイネーブル信
    号、およびメモリカードがデータバックアップ状態にあ
    ることを示すバックアップ信号を入力すると共に、出力
    側に上記各メモリチップにそれぞれ接続される複数のメ
    モリチップイネーブル信号出力線を有し、上記チップイ
    ネーブル信号の制御によりイネーブル状態の時に上記ア
    ドレス信号に従って上記複数のメモリチップイネーブル
    信号出力線にメモリチップイネーブル信号を選択的に発
    生し、ディスエーブル状態の時には上記メモリチップイ
    ネーブル信号出力線の全ての線に揮発性メモリチップを
    ディスエーブル状態にする信号を発生するデコーダと、 上記メモリカードが揮発性メモリカードおよび混成メモ
    リカードのいずれであるかを示す切り換え信号と、 上記デコーダのメモリチップイネーブル信号出力線上に
    それぞれ設けられ、上記バックアップ信号がバックアッ
    プ状態を示し、上記デコーダがディスエーブル状態にあ
    る時に、上記切り換え信号が揮発性メモリカードである
    ことを示している場合には上記デコーダのメモリチップ
    イネーブル信号出力線の信号をそのまま上記各メモリチ
    ップに供給し、上記切り換え信号が混成メモリカードで
    あることを示している場合には上記デコーダのメモリチ
    ップイネーブル信号出力線を全てハイインピーダンス状
    態にするバッファ手段と、 上記デコーダの各メモリチップイネーブル信号出力線が
    ハイインピーダンス状態の時に、上記揮発性メモリチッ
    プをディスエーブル状態にし、上記不揮発性メモリチッ
    プへのメモリチップイネーブル信号出力線を上記A電源
    に接続する、メモリカードが混成メモリカードである場
    合に上記各メモリチップイネーブル信号出力線に接続さ
    れたプルアップ抵抗およびバックアップなしのプルアッ
    プ抵抗と、 からなるメモリカードのメモリ制御用回路。
  3. 【請求項3】 外部の電源に接続されるA電源およびメ
    モリバックアップ用の内蔵バッテリに接続されたB電源
    をそれぞれ備えた、上記B電源に接続された少なくとも
    1つの揮発性メモリチップを搭載した揮発性メモリカー
    ド、および上記A電源に接続された少なくとも1つの不
    揮発性メモリチップおよび上記B電源に接続された少な
    くとも1つの揮発性メモリチップを搭載した混成メモリ
    カードに共通に使用されるメモリカードのためのメモリ
    制御用回路であって、 ライトイネーブル信号および上記メモリカードがバック
    アップ状態にあることを示すバックアップ信号を入力す
    ると共に、出力側に上記各メモリチップにそれぞれ接続
    される複数のライトイネーブル信号出力線を有し、上記
    バックアップ信号がバックアップ状態にないことを示す
    場合には、入力された上記ライトイネーブル信号に従っ
    て各ライトイネーブル信号出力線に信号を供給し、上記
    バックアップ信号がバックアップ状態にあることを示す
    場合には、上記複数のライトイネーブル信号出力線のう
    ちの少なくとも1つを揮発性メモリチップをディセーブ
    状態にする値にし、残りのものをハイインピーダンス
    状態にする主回路と、 バックアップ時にハイインピーダンス状態にされるライ
    トイネーブル信号出力線にそれぞれ接続された、該ライ
    トイネーブル信号出力線を上記A電源に接続するバック
    アップなしのプルアップ抵抗と、 を備えたメモリカードのメモリ制御用回路。
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