JP2734494B2 - バラストタンク内部気体調整式タンカー - Google Patents
バラストタンク内部気体調整式タンカーInfo
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- B63B57/04—Tank or cargo hold cleaning specially adapted for vessels by ventilating
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、タンカーにおける荷油
タンクのクラック発生時にバラストタンクへ漏洩した荷
油に対する安全対策としてバラストタンク内の気体の酸
素濃度を低下させたり、バラストタンク内のメンテナン
スに際して作業員のために内部気体を新鮮な空気と置換
したりすることができるようにした、バラストタンク内
部気体調整式タンカーに関し、特に荷油タンクの側方お
よび下方にバラストタンクをそなえるようにしたダブル
ハル方式の場合に好適のタンカーに関する。
タンクのクラック発生時にバラストタンクへ漏洩した荷
油に対する安全対策としてバラストタンク内の気体の酸
素濃度を低下させたり、バラストタンク内のメンテナン
スに際して作業員のために内部気体を新鮮な空気と置換
したりすることができるようにした、バラストタンク内
部気体調整式タンカーに関し、特に荷油タンクの側方お
よび下方にバラストタンクをそなえるようにしたダブル
ハル方式の場合に好適のタンカーに関する。
【０００２】
【従来の技術】図３は従来のダブルハル方式のタンカー
におけるバラストタンク内部気体の調整手段を示すもの
で、荷油タンク15の側方および下方に配設されたＬ字型
断面をもつバラストタンク11は、その上部において上甲
板開口部に装着される可搬式送風機12により、同送風機
12からバラストタンク11内へ垂下されたキャンバスダク
ト13を通じ新鮮な空気を導入されるようになっている。
におけるバラストタンク内部気体の調整手段を示すもの
で、荷油タンク15の側方および下方に配設されたＬ字型
断面をもつバラストタンク11は、その上部において上甲
板開口部に装着される可搬式送風機12により、同送風機
12からバラストタンク11内へ垂下されたキャンバスダク
ト13を通じ新鮮な空気を導入されるようになっている。
【０００３】そして、この新鮮な空気のバラストタンク
11内への導入に伴って置換された気体が、上甲板におけ
る排気部14から排出されるようになっている。
11内への導入に伴って置換された気体が、上甲板におけ
る排気部14から排出されるようになっている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な従来の可搬式送風機12とキャンバスダクト13との組合
わせ手段では、バラストタンク11のメンテナンス時に作
業員のため内部に新鮮な空気を導入する場合、送風機12
やキャンバスダクト13を取付ける準備作業に手間がかか
るほか、送風機12の直下の部分しか換気できず、Ｌ型バ
ラストタンク11の内奥部については換気が不十分とな
り、保守点検作業に支障をきたすという問題点がある。
な従来の可搬式送風機12とキャンバスダクト13との組合
わせ手段では、バラストタンク11のメンテナンス時に作
業員のため内部に新鮮な空気を導入する場合、送風機12
やキャンバスダクト13を取付ける準備作業に手間がかか
るほか、送風機12の直下の部分しか換気できず、Ｌ型バ
ラストタンク11の内奥部については換気が不十分とな
り、保守点検作業に支障をきたすという問題点がある。
【０００５】また、荷油タンク15からバラストタンク11
へ荷油の漏洩を生じた場合に、イナートガス（不活性ガ
ス）の導入によってバラストタンク11内の酸素濃度を低
下させるというような対策については、前記の可搬式送
風機12とキャンバスダクト13との組合わせ手段では全く
対応することができない。
へ荷油の漏洩を生じた場合に、イナートガス（不活性ガ
ス）の導入によってバラストタンク11内の酸素濃度を低
下させるというような対策については、前記の可搬式送
風機12とキャンバスダクト13との組合わせ手段では全く
対応することができない。
【０００６】本発明は、これらの問題点の解消をはかろ
うとするもので、既存設備としてのバラストタンクから
のバラスト水排出系や荷油タンクへのイナートガス供給
系を利用して、所要時にバラストタンク内へのイナート
ガスの供給と新鮮な空気の供給とを選択的に行なえるよ
うにすることにより、バラストタンクにおける内部気体
について適切な調整を行なえるようにした、バラストタ
ンク内部気体調整式タンカーを提供することを目的とす
る。
うとするもので、既存設備としてのバラストタンクから
のバラスト水排出系や荷油タンクへのイナートガス供給
系を利用して、所要時にバラストタンク内へのイナート
ガスの供給と新鮮な空気の供給とを選択的に行なえるよ
うにすることにより、バラストタンクにおける内部気体
について適切な調整を行なえるようにした、バラストタ
ンク内部気体調整式タンカーを提供することを目的とす
る。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明のバラストタンク内部気体調整式タンカー
は、イナートガス発生装置から送風機を介し延在して荷
油タンク内へイナートガスを供給しうるイナートガス主
管と、バラストタンクの底部からサクションベルマウス
を介してバラスト水を吸引しうるバラスト主管とをそな
えたタンカーにおいて、上記イナートガス発生装置と選
択的に切替えて上記送風機に接続されうる空気取入管が
設けられるとともに、上記イナートガス発生装置および
上記空気取入管の一方から上記送風機を介し上記イナー
トガス主管に流入した気体を上記バラスト主管へ転送し
て上記バラストタンクの内部気体を調整すべく同バラス
ト主管と上記イナートガス主管との間に装架されるバル
ブ付き連絡管が設けられたことを特徴としている。
め、本発明のバラストタンク内部気体調整式タンカー
は、イナートガス発生装置から送風機を介し延在して荷
油タンク内へイナートガスを供給しうるイナートガス主
管と、バラストタンクの底部からサクションベルマウス
を介してバラスト水を吸引しうるバラスト主管とをそな
えたタンカーにおいて、上記イナートガス発生装置と選
択的に切替えて上記送風機に接続されうる空気取入管が
設けられるとともに、上記イナートガス発生装置および
上記空気取入管の一方から上記送風機を介し上記イナー
トガス主管に流入した気体を上記バラスト主管へ転送し
て上記バラストタンクの内部気体を調整すべく同バラス
ト主管と上記イナートガス主管との間に装架されるバル
ブ付き連絡管が設けられたことを特徴としている。
【０００８】また、本発明のバラストタンク内部気体調
整式タンカーは、上記バラスト主管へ転送された気体が
上記サクションベルマウスを利用して上記バラストタン
ク内の既存気体と置換すべく、同サクションベルマウス
が上記バラストタンク内において同バラストタンク上部
の排気部から最も遠ざかった内奥部に配設されているこ
とを特徴としている。
整式タンカーは、上記バラスト主管へ転送された気体が
上記サクションベルマウスを利用して上記バラストタン
ク内の既存気体と置換すべく、同サクションベルマウス
が上記バラストタンク内において同バラストタンク上部
の排気部から最も遠ざかった内奥部に配設されているこ
とを特徴としている。
【０００９】
【作用】上述の本発明のバラストタンク内部気体調整式
タンカーでは、バラストタンクのメンテナンスに際して
同タンク内に新鮮な空気を導入する場合は、空気取入管
から送風機で取入れた空気をイナートガス主管へ流入さ
せ、さらにこの空気を連絡管を通じてバラスト主管へ転
送する作用が行なわれる。そして、バラスト主管へ転送
された空気は、バラスト枝管を介しサクションベルマウ
スを利用してバラストタンク内に流入する。
タンカーでは、バラストタンクのメンテナンスに際して
同タンク内に新鮮な空気を導入する場合は、空気取入管
から送風機で取入れた空気をイナートガス主管へ流入さ
せ、さらにこの空気を連絡管を通じてバラスト主管へ転
送する作用が行なわれる。そして、バラスト主管へ転送
された空気は、バラスト枝管を介しサクションベルマウ
スを利用してバラストタンク内に流入する。
【００１０】その際、サクションベルマウスがバラスト
タンクの上部の排気部から最も遠ざかった内奥部に配設
されていることにより、バラストタンク内の換気が十分
に行なわれるようになり、メンテナンスの作業員は安全
な環境で作業できるようになる。
タンクの上部の排気部から最も遠ざかった内奥部に配設
されていることにより、バラストタンク内の換気が十分
に行なわれるようになり、メンテナンスの作業員は安全
な環境で作業できるようになる。
【００１１】また、荷油タンクのクラック発生によりバ
ラストタンク内へ荷油が漏洩した場合は、イナートガス
発生装置から送風機によりイナートガス主管へ流入した
イナートガスが、連絡管を通じバラスト主管へ転送さ
れ、さらにバラスト枝管およびサクションベルマウスを
利用してバラストタンク内へ導入されるようになる。こ
れによりバラストタンク内の酸素濃度が低下して、防爆
対策が達成されるようになる。
ラストタンク内へ荷油が漏洩した場合は、イナートガス
発生装置から送風機によりイナートガス主管へ流入した
イナートガスが、連絡管を通じバラスト主管へ転送さ
れ、さらにバラスト枝管およびサクションベルマウスを
利用してバラストタンク内へ導入されるようになる。こ
れによりバラストタンク内の酸素濃度が低下して、防爆
対策が達成されるようになる。
【００１２】
【実施例】以下、図面により本発明の一実施例としての
バラストタンク内部気体調整式タンカーについて説明す
ると、図１はその要部を模式的に示す説明図、図２は図
１のＡ−Ａ矢視断面図である。
バラストタンク内部気体調整式タンカーについて説明す
ると、図１はその要部を模式的に示す説明図、図２は図
１のＡ−Ａ矢視断面図である。
【００１３】図１，２に示すように、荷油タンク15の側
方および下方にＬ字型断面をもつバラストタンク11をそ
なえるようにしたダブルハル方式のタンカーにおいて、
イナートガス発生装置１から送風機２を介し延在して荷
油タンカー15内へイナートガスを供給しうるイナートガ
ス主管１aが設けられている。
方および下方にＬ字型断面をもつバラストタンク11をそ
なえるようにしたダブルハル方式のタンカーにおいて、
イナートガス発生装置１から送風機２を介し延在して荷
油タンカー15内へイナートガスを供給しうるイナートガ
ス主管１aが設けられている。
【００１４】また、図示しないバラストポンプを用いて
バラストタンク11の底部からサクションベルマウス６を
介しバラスト水を吸引しうるバラスト主管５が設けられ
ている。
バラストタンク11の底部からサクションベルマウス６を
介しバラスト水を吸引しうるバラスト主管５が設けられ
ている。
【００１５】さらに、イナートガス発生装置１と選択的
に切替えて送風機２に接続されうる空気取入管３が設け
られている。なお、送風機２へイナートガス発生装置１
および空気取入管３のいずれか一方を選択的に切替えて
接続する手段としては、図示しないバルブによる切替手
段が用いられる。
に切替えて送風機２に接続されうる空気取入管３が設け
られている。なお、送風機２へイナートガス発生装置１
および空気取入管３のいずれか一方を選択的に切替えて
接続する手段としては、図示しないバルブによる切替手
段が用いられる。
【００１６】このように、イナートガス発生装置１およ
び空気取入管３の一方から送風機２を介しイナートガス
主管１aへ流入した気体（イナートガスまたは空気）
を、バラスト主管５へ転送できるように、バラスト主管
５とイナートガス主管１aとの間にはバルブ付き連絡管
４が架設されている。
び空気取入管３の一方から送風機２を介しイナートガス
主管１aへ流入した気体（イナートガスまたは空気）
を、バラスト主管５へ転送できるように、バラスト主管
５とイナートガス主管１aとの間にはバルブ付き連絡管
４が架設されている。
【００１７】そして、連絡管４を介しバラスト主管５へ
転送された気体がサクションベルマウス６を利用してバ
ラストタンク11内の既存気体と十分に置換できるよう
に、サクションベルマウス６は、バラストタンク11内に
おいて、同タンク11の上部の排気部７から最も遠ざかっ
た内奥部に配設されている。
転送された気体がサクションベルマウス６を利用してバ
ラストタンク11内の既存気体と十分に置換できるよう
に、サクションベルマウス６は、バラストタンク11内に
おいて、同タンク11の上部の排気部７から最も遠ざかっ
た内奥部に配設されている。
【００１８】上述の構成により、バラストタンク11のメ
ンテナンスに際して作業員のため同タンク11内に新鮮な
空気を導入する場合は、空気取入管３から送風機２で取
入れた空気を、イナートガス主管１aへ流入させ、さら
にこの空気を連絡管４を通じてバラスト主管５へ転送す
る作用が行なわれる。そして、バラスト主管５へ転送さ
れた空気は、バラスト枝管を介しサクションベルマウス
６を利用してバラストタンク11内に流入する。
ンテナンスに際して作業員のため同タンク11内に新鮮な
空気を導入する場合は、空気取入管３から送風機２で取
入れた空気を、イナートガス主管１aへ流入させ、さら
にこの空気を連絡管４を通じてバラスト主管５へ転送す
る作用が行なわれる。そして、バラスト主管５へ転送さ
れた空気は、バラスト枝管を介しサクションベルマウス
６を利用してバラストタンク11内に流入する。
【００１９】その際、サクションベルマウス６がバラス
トタンク11の上部の排気部７から最も遠ざかった内奥部
に配設されていることにより、バラストタンク11内の換
気が十分に行なわれるようになり、メンテナンスの作業
員は安全な環境で作業できるようになる。
トタンク11の上部の排気部７から最も遠ざかった内奥部
に配設されていることにより、バラストタンク11内の換
気が十分に行なわれるようになり、メンテナンスの作業
員は安全な環境で作業できるようになる。
【００２０】また、荷油タンク15のクラック発生により
バラストタンク11内へ荷油が漏洩した場合は、イナート
ガス発生装置１から送風機２によりイナートガス主管１
aへ流入したイナートガスが、連絡管４を通じバラスト
主管５へ転送され、さらにバラスト枝管およびサクショ
ンベルマウス６を利用してバラストタンク11内へ導入さ
れるようになる。これによりバラストタンク11内の酸素
濃度が低下して、防爆対策が達成されるようになる。
バラストタンク11内へ荷油が漏洩した場合は、イナート
ガス発生装置１から送風機２によりイナートガス主管１
aへ流入したイナートガスが、連絡管４を通じバラスト
主管５へ転送され、さらにバラスト枝管およびサクショ
ンベルマウス６を利用してバラストタンク11内へ導入さ
れるようになる。これによりバラストタンク11内の酸素
濃度が低下して、防爆対策が達成されるようになる。
【００２１】上述のように、本実施例のバラストタンク
内部気体調整式タンカーでは、通常のタンカーに装備さ
れているイナートガス発生装置１および同装置１に大容
量の送風機２を介して接続されたイナートガス主管１a
を含むイナートガス供給系と、バラスト主管５およびサ
クションベルマウス６を含むバラスト水排出系とを利用
して、これらに空気取入管３および連絡管４を組み合わ
せただけで、バラストタンク11内へ新鮮な空気を供給し
てメンテナンス作業の準備をしたり、イナートガスを供
給して漏洩荷油に対する安全対策を施したりする内部気
体の調整操作が、極めて能率よく的確に行なえるように
なるのであり、特にダブルハルタンカーの場合に、バラ
ストタンクの内奥部まで内部気体の調整を適切に行なえ
る利点がある。
内部気体調整式タンカーでは、通常のタンカーに装備さ
れているイナートガス発生装置１および同装置１に大容
量の送風機２を介して接続されたイナートガス主管１a
を含むイナートガス供給系と、バラスト主管５およびサ
クションベルマウス６を含むバラスト水排出系とを利用
して、これらに空気取入管３および連絡管４を組み合わ
せただけで、バラストタンク11内へ新鮮な空気を供給し
てメンテナンス作業の準備をしたり、イナートガスを供
給して漏洩荷油に対する安全対策を施したりする内部気
体の調整操作が、極めて能率よく的確に行なえるように
なるのであり、特にダブルハルタンカーの場合に、バラ
ストタンクの内奥部まで内部気体の調整を適切に行なえ
る利点がある。
【００２２】
【発明の効果】以上、詳述したように、本発明のバラス
トタンク内部気体調整式タンカーによれば、次のような
効果が得られる。 (1) 既存設備としての荷油タンク用イナートガス供給系
とバラストタンク用排水系とを利用して、これらに空気
取入管および連絡管を組み合わせるだけで、バラストタ
ンク内への新鮮な空気の導入によるメンテナンス作業の
準備やイナートガスの導入による防爆対策を的確に行な
えるようになる。 (2) 大容量のイナートガス用送風機を利用してバラスト
タンクの内部気体の調整を迅速に行なうことができる。 (3) 上記(1),(2)項により、バラストタンクの保守点検
時の運航停止期間を大幅に短縮することができる。 (4) 従来の可搬式送風機が不要となり、装置が固定化さ
れるので、緊急時にも容易に対応できる利点がある。 (5) ダブルハルタンカーのようにバラストタンクがＬ字
型横断面をもつ場合でも、サクションベルマウスがバラ
ストタンク内において同バラストタンク上部の排気部か
ら最も遠ざかった内奥部に配設されることにより、バラ
ストタンクのメンテナンス時に同タンク内の既存気体を
新鮮な空気で置換する換気操作が能率よく十分に行なえ
るようになる。
トタンク内部気体調整式タンカーによれば、次のような
効果が得られる。 (1) 既存設備としての荷油タンク用イナートガス供給系
とバラストタンク用排水系とを利用して、これらに空気
取入管および連絡管を組み合わせるだけで、バラストタ
ンク内への新鮮な空気の導入によるメンテナンス作業の
準備やイナートガスの導入による防爆対策を的確に行な
えるようになる。 (2) 大容量のイナートガス用送風機を利用してバラスト
タンクの内部気体の調整を迅速に行なうことができる。 (3) 上記(1),(2)項により、バラストタンクの保守点検
時の運航停止期間を大幅に短縮することができる。 (4) 従来の可搬式送風機が不要となり、装置が固定化さ
れるので、緊急時にも容易に対応できる利点がある。 (5) ダブルハルタンカーのようにバラストタンクがＬ字
型横断面をもつ場合でも、サクションベルマウスがバラ
ストタンク内において同バラストタンク上部の排気部か
ら最も遠ざかった内奥部に配設されることにより、バラ
ストタンクのメンテナンス時に同タンク内の既存気体を
新鮮な空気で置換する換気操作が能率よく十分に行なえ
るようになる。
【図１】本発明の一実施例としてのバラストタンク内部
気体調整式タンカーの要部を模式的に示す説明図であ
る。
気体調整式タンカーの要部を模式的に示す説明図であ
る。
【図２】図１のＡ−Ａ矢視断面図である。
【図３】従来のタンカーのバラストタンク換気手段を示
す説明図である。
す説明図である。
１ イナートガス発生装置 1a イナートガス主管 ２ 送風機 ３ 空気取入管 ４ 連絡管 ５ バラスト主管 ６ サクションベルマウス ７ 排気部 11 バラストタンク 15 荷油タンク
Claims (2)
- 【請求項１】 イナートガス発生装置から送風機を介し
延在して荷油タンク内へイナートガスを供給しうるイナ
ートガス主管と、バラストタンクの底部からサクション
ベルマウスを介してバラスト水を吸引しうるバラスト主
管とをそなえたタンカーにおいて、上記イナートガス発
生装置と選択的に切替えて上記送風機に接続されうる空
気取入管が設けられるとともに、上記イナートガス発生
装置および上記空気取入管の一方から上記送風機を介し
上記イナートガス主管に流入した気体を上記バラスト主
管へ転送して上記バラストタンクの内部気体を調整すべ
く同バラスト主管と上記イナートガス主管との間に装架
されるバルブ付き連絡管が設けられたことを特徴とす
る、バラストタンク内部気体調整式タンカー。 - 【請求項２】 上記バラスト主管へ転送された気体が上
記サクションベルマウスを利用して上記バラストタンク
内の既存気体と置換すべく、同サクションベルマウスが
上記バラストタンク内において同バラストタンク上部の
排気部から最も遠ざかった内奥部に配設されていること
を特徴とする、請求項１に記載のバラストタンク内部気
体調整式タンカー。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3301047A JP2734494B2 (ja) | 1991-10-21 | 1991-10-21 | バラストタンク内部気体調整式タンカー |
| US07/963,424 US5233937A (en) | 1991-10-21 | 1992-10-19 | Ballast tank internal gas controlling type tanker |
| DK199201279A DK176065B1 (da) | 1991-10-21 | 1992-10-20 | Tankskib med kontrolleret indhold af gasser i ballasttanke |
| ES09202088A ES2104485B1 (es) | 1991-10-21 | 1992-10-20 | Buque cisterna con regulacion del gas interno del tanque de lastre. |
| KR1019920019332A KR0132558B1 (ko) | 1991-10-21 | 1992-10-21 | 밸러스트탱크내부기체 조정식탱커 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3301047A JP2734494B2 (ja) | 1991-10-21 | 1991-10-21 | バラストタンク内部気体調整式タンカー |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05112282A JPH05112282A (ja) | 1993-05-07 |
| JP2734494B2 true JP2734494B2 (ja) | 1998-03-30 |
Family
ID=17892226
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3301047A Expired - Lifetime JP2734494B2 (ja) | 1991-10-21 | 1991-10-21 | バラストタンク内部気体調整式タンカー |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5233937A (ja) |
| JP (1) | JP2734494B2 (ja) |
| KR (1) | KR0132558B1 (ja) |
| DK (1) | DK176065B1 (ja) |
| ES (1) | ES2104485B1 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH05116688A (ja) * | 1991-10-31 | 1993-05-14 | Nkk Corp | ダブルハルタンカーの換気方法 |
| KR101122350B1 (ko) * | 2009-12-18 | 2012-03-23 | 에스티엑스조선해양 주식회사 | 쌍동선형 엘엔지 플로터 |
| US20140238533A1 (en) * | 2013-02-25 | 2014-08-28 | Mo Husain | Efficiently effectively inserting inert gases into the entire volumes and ullage spaces of ships' steel ballast tanks to retard interior corrosion |
| EP3395922A1 (en) * | 2017-04-26 | 2018-10-31 | Essilor International | Optical adhesive for glass and polycarbonate |
| CN111409777B (zh) * | 2020-04-10 | 2021-10-01 | 江南造船(集团)有限责任公司 | 带有连通管路的压载舱结构 |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB191023377A (en) * | 1910-10-10 | 1911-10-10 | Herbert Fraser Foster | Improvements in and relating to Automatic Switching In and Out Devices for Dynamo Electric Machines Working in Conjunction with Accumulators. |
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