JP2734173B2 - 全自動洗濯機 - Google Patents
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Landscapes
- Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)
- Accessory Of Washing/Drying Machine, Commercial Washing/Drying Machine, Other Washing/Drying Machine (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は脱水時に発生する洗濯物の不均一分布による
アンバランスを矯正するバランサー装置を備えた全自動
洗濯機に関するものである。
アンバランスを矯正するバランサー装置を備えた全自動
洗濯機に関するものである。
従来の技術 従来の全自動洗濯機を第6図に基づいて説明する。1
は全自動洗濯機の本体、2は底部に脱水軸10aと連結す
るためのフランジ3を有した洗濯兼脱水槽、4は洗濯兼
脱水槽2の内底部中央に位置して設けた撹拌翼、5は洗
濯兼脱水槽2の上端部に設けたアンバランス補正用の流
体バランサーで、中空閉管路6とその中の塩水からなる
流体7とで構成されている。8は洗濯兼脱水槽2を回転
自在として内包した外槽、9は外槽8を本体1から防振
支持したサスペンション装置である。また10は内部に洗
濯時の減速ギア及び洗濯・脱水の切換クラッチさらには
脱水時のブレーキを内蔵した伝達機構部、11は外槽8の
底部に取り付けられたモータ、12・13はそれぞれメカ側
プーリ・モータ側プーリ、14はプーリ12・13を介して動
力を伝達するベルトである。なお15は本体1底部の四隅
に設けられた脚である。
は全自動洗濯機の本体、2は底部に脱水軸10aと連結す
るためのフランジ3を有した洗濯兼脱水槽、4は洗濯兼
脱水槽2の内底部中央に位置して設けた撹拌翼、5は洗
濯兼脱水槽2の上端部に設けたアンバランス補正用の流
体バランサーで、中空閉管路6とその中の塩水からなる
流体7とで構成されている。8は洗濯兼脱水槽2を回転
自在として内包した外槽、9は外槽8を本体1から防振
支持したサスペンション装置である。また10は内部に洗
濯時の減速ギア及び洗濯・脱水の切換クラッチさらには
脱水時のブレーキを内蔵した伝達機構部、11は外槽8の
底部に取り付けられたモータ、12・13はそれぞれメカ側
プーリ・モータ側プーリ、14はプーリ12・13を介して動
力を伝達するベルトである。なお15は本体1底部の四隅
に設けられた脚である。
そして、洗濯兼脱水槽2を回転駆動する脱水時に洗濯
物の偏りによるアンバランスが発生すると、流体バラン
サー5の流体7が自動的にこれを矯正する位置に移動す
ることによりアンバランス量を低減し、振動低減を図っ
ているものであった。
物の偏りによるアンバランスが発生すると、流体バラン
サー5の流体7が自動的にこれを矯正する位置に移動す
ることによりアンバランス量を低減し、振動低減を図っ
ているものであった。
発明が解決しようとする課題 しかし、洗濯物の偏りにより発生するアンバランス量
は、流体バランサー5による矯正力だけでは矯正しきれ
るものではなく、この矯正力をもっと大きくする必要が
あった。しかしながら、この流体バランサー5の矯正力
を大きくしても、一般的に洗濯物の偏りは洗濯兼脱水槽
2の底部付近で発生するのに対し、流体バランサー5は
洗濯兼脱水槽2の上端部にあるから当然その矯正力は上
端部で働くことになり、洗濯兼脱水槽2の上端部の振れ
回りは小さくなっても逆に底部の振れ回りを押さえる効
果は少なく、下振れの好ましくない振動形態となる。
は、流体バランサー5による矯正力だけでは矯正しきれ
るものではなく、この矯正力をもっと大きくする必要が
あった。しかしながら、この流体バランサー5の矯正力
を大きくしても、一般的に洗濯物の偏りは洗濯兼脱水槽
2の底部付近で発生するのに対し、流体バランサー5は
洗濯兼脱水槽2の上端部にあるから当然その矯正力は上
端部で働くことになり、洗濯兼脱水槽2の上端部の振れ
回りは小さくなっても逆に底部の振れ回りを押さえる効
果は少なく、下振れの好ましくない振動形態となる。
本発明はこのような課題を解決するものであり、上端
部及び底部に流体バランサーを設けるとともにその構成
を配慮することにより洗濯兼脱水槽の下振れの少ない全
自動洗濯機を提供することを目的とする。
部及び底部に流体バランサーを設けるとともにその構成
を配慮することにより洗濯兼脱水槽の下振れの少ない全
自動洗濯機を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するために本発明の全自動洗濯機は、
本体と、この本体にサスペンションにより防振支持され
る外槽と、この外槽内に回転自在に配された洗濯兼脱水
槽と、洗濯兼脱水槽の上端部及び底部に設けた流体バラ
ンサーを備え、前記流体バランサーは中空閉管路を隔壁
により径方向に多重に分割するとともに、底部の流体バ
ランサーは少なくとも上端部の流体バランサーと同数以
上の多重にするとともに、その高さを上端部の流体バラ
ンサーの高さより低くしたものである。
本体と、この本体にサスペンションにより防振支持され
る外槽と、この外槽内に回転自在に配された洗濯兼脱水
槽と、洗濯兼脱水槽の上端部及び底部に設けた流体バラ
ンサーを備え、前記流体バランサーは中空閉管路を隔壁
により径方向に多重に分割するとともに、底部の流体バ
ランサーは少なくとも上端部の流体バランサーと同数以
上の多重にするとともに、その高さを上端部の流体バラ
ンサーの高さより低くしたものである。
作用 本発明は洗濯兼脱水槽の上端部及び底部に流体バラン
サーを設けたこと、底部の流体バランサーは少なくとも
上端部の流体バランサーと同数以上の多重にしたことに
より、全体の矯正力を上げると同時に、底部の矯正力を
あげることが可能となものである。
サーを設けたこと、底部の流体バランサーは少なくとも
上端部の流体バランサーと同数以上の多重にしたことに
より、全体の矯正力を上げると同時に、底部の矯正力を
あげることが可能となものである。
実施例 以下本発明の一実施例を添付図面を参照しながら説明
する。従来と同一部材については同一符号を付して詳細
な説明を省略し、以下相違点を中心に説明する。第1図
において、16は洗濯兼脱水槽2の上端部に設けた上端部
の流体バランサーで、この流体バランサー16は中空閉管
路17を隔壁18で半径方向に2重に分割して、それぞれに
空間を完全に満たすことのない状態で塩水等の流体19を
封入している。20は洗濯兼脱水槽2の底部に設けた底部
の流体バランサーで、上端部の流体バランサー16と同
様、この流体バランサー20も中空閉管路21を隔壁22で半
径方向に2重に分割して、それぞれに同様に流体23を封
入している。即ち、上端部及び底部の2段にそれぞれ2
重の流体バランサーを設けた2段2重の構成である。
する。従来と同一部材については同一符号を付して詳細
な説明を省略し、以下相違点を中心に説明する。第1図
において、16は洗濯兼脱水槽2の上端部に設けた上端部
の流体バランサーで、この流体バランサー16は中空閉管
路17を隔壁18で半径方向に2重に分割して、それぞれに
空間を完全に満たすことのない状態で塩水等の流体19を
封入している。20は洗濯兼脱水槽2の底部に設けた底部
の流体バランサーで、上端部の流体バランサー16と同
様、この流体バランサー20も中空閉管路21を隔壁22で半
径方向に2重に分割して、それぞれに同様に流体23を封
入している。即ち、上端部及び底部の2段にそれぞれ2
重の流体バランサーを設けた2段2重の構成である。
次に上記構成の動作について説明する。一般に洗濯物
の偏りにより発生するアンバランス量は、上端部の流体
バランサー5による矯正力では矯正しきれるものではな
く、この矯正力をもっと大きくする必要があった。しか
しながら、この上端部の流体バランサー16の矯正力を大
きくしても、一般的に洗濯物の偏りは洗濯兼脱水槽2の
底部付近で発生するのに対し、流体バランサー16は洗濯
兼脱水槽2の上端部のみにあるから当然その矯正力は上
端部で働くことになり、洗濯兼脱水槽2の上端部の振れ
回りは小さくなっても逆に底部の振れ回りを抑える効果
は少なく下振れの好ましくない振動形態となる。そこ
で、洗濯兼脱水槽2の下部にも流体バランサー20を設け
たことで、上端部の流体バランサー16の矯正力に対して
所定の範囲でバランスのとれた矯正力を下部にも生じさ
せることができる。
の偏りにより発生するアンバランス量は、上端部の流体
バランサー5による矯正力では矯正しきれるものではな
く、この矯正力をもっと大きくする必要があった。しか
しながら、この上端部の流体バランサー16の矯正力を大
きくしても、一般的に洗濯物の偏りは洗濯兼脱水槽2の
底部付近で発生するのに対し、流体バランサー16は洗濯
兼脱水槽2の上端部のみにあるから当然その矯正力は上
端部で働くことになり、洗濯兼脱水槽2の上端部の振れ
回りは小さくなっても逆に底部の振れ回りを抑える効果
は少なく下振れの好ましくない振動形態となる。そこ
で、洗濯兼脱水槽2の下部にも流体バランサー20を設け
たことで、上端部の流体バランサー16の矯正力に対して
所定の範囲でバランスのとれた矯正力を下部にも生じさ
せることができる。
流体バランサーの矯正力を大きくするためには、
(1)流体バランサーの中空閉管路の外径を大きくする
か、(2)高さを増すか、(3)中空閉管路を半径方向
に多重に構成する等により実現は可能である。しかし既
に承知のように洗濯兼脱水槽2は外槽8に内包されてお
り、当然その許されるスペースは限られたものである。
特に下部のスペースは少ない。従ってスペースの関係
上、本実施例では上記(3)の中空閉管路を半径方向に
多重とする構成で提案している。
(1)流体バランサーの中空閉管路の外径を大きくする
か、(2)高さを増すか、(3)中空閉管路を半径方向
に多重に構成する等により実現は可能である。しかし既
に承知のように洗濯兼脱水槽2は外槽8に内包されてお
り、当然その許されるスペースは限られたものである。
特に下部のスペースは少ない。従ってスペースの関係
上、本実施例では上記(3)の中空閉管路を半径方向に
多重とする構成で提案している。
本実施例に示した一実施例では、上述の通り上端部の
流体バランサー16を2重、底部の流体バランサー20も2
重とした例を示している。上述した通り、上端部の流体
バランサー16を2重とすることによって、上端部の流体
バランサー16の矯正力を強くすると共に、この矯正力に
対して底部の流体バランサー20も2重としてやはり矯正
力を強くし、この両者の矯正力の割合を所定の範囲に設
定している。この両者の矯正力の割合としては、実際の
結果では、底部の矯正力が上端部の矯正力の±50%程度
あれば好ましい結果が出ている。
流体バランサー16を2重、底部の流体バランサー20も2
重とした例を示している。上述した通り、上端部の流体
バランサー16を2重とすることによって、上端部の流体
バランサー16の矯正力を強くすると共に、この矯正力に
対して底部の流体バランサー20も2重としてやはり矯正
力を強くし、この両者の矯正力の割合を所定の範囲に設
定している。この両者の矯正力の割合としては、実際の
結果では、底部の矯正力が上端部の矯正力の±50%程度
あれば好ましい結果が出ている。
なお、ここで多重とすることによるこの矯正力増大に
ついて数式で簡単に説明する。
ついて数式で簡単に説明する。
一般に、矯正力F1は h=バランサーの高さ c=流体の比重 e=振幅/2 D1=バランサー外径 ω=角速度 で示される。ここで2重とするため設けた隔壁の径をD2
とすると、このときの矯正力F2は となり、上式からほぼF1に匹敵する大きさの矯正力がプ
ラスされる。従って矯正力は、流体バランサーの要素か
らみると、多重数、バランサーの高さ、流体の比重に比
例し、バランサー外径の2乗に比例することが分かる。
とすると、このときの矯正力F2は となり、上式からほぼF1に匹敵する大きさの矯正力がプ
ラスされる。従って矯正力は、流体バランサーの要素か
らみると、多重数、バランサーの高さ、流体の比重に比
例し、バランサー外径の2乗に比例することが分かる。
ここで、上記流体バランサー16・20のスペースを考慮
すると、底部に設け得る流体バランサー20の高さは、お
およそ現状の全自動洗濯機の寸法関係からみて、上端部
の流体バランサー16の高さの約半分が限界である。その
ため、従来の上端部の流体バランサーの大きさを維持し
て2重とすると、底部の流体バランサー20に必要な最低
の矯正力を得るためには、上述の式から少なくとも2重
のバランサーが必要となる。但し、このとき上端部の流
体バランサー16と底部の流体バランサー20の内外径は同
じとする。
すると、底部に設け得る流体バランサー20の高さは、お
およそ現状の全自動洗濯機の寸法関係からみて、上端部
の流体バランサー16の高さの約半分が限界である。その
ため、従来の上端部の流体バランサーの大きさを維持し
て2重とすると、底部の流体バランサー20に必要な最低
の矯正力を得るためには、上述の式から少なくとも2重
のバランサーが必要となる。但し、このとき上端部の流
体バランサー16と底部の流体バランサー20の内外径は同
じとする。
そして、上記上端部の流体バランサー16と底部の流体
バランサー20の矯正力の割合を維持しながら、さらにこ
れらを多重とすれば益々強い矯正力が得られるものであ
る。
バランサー20の矯正力の割合を維持しながら、さらにこ
れらを多重とすれば益々強い矯正力が得られるものであ
る。
次に、本発明の第二の実施例について説明する。第一
の実施例と同様、上端部の流体バランサー16及び底部の
流体バランサー20を多重として、底部の流体バランサー
20の流体23を上端部の流体バランサー16の流体19より高
比重とするものである。この高比重の流体としては、例
えば塩水に酸化鉄を界面活性剤を使用して一様に分散さ
せたものが用いられる。
の実施例と同様、上端部の流体バランサー16及び底部の
流体バランサー20を多重として、底部の流体バランサー
20の流体23を上端部の流体バランサー16の流体19より高
比重とするものである。この高比重の流体としては、例
えば塩水に酸化鉄を界面活性剤を使用して一様に分散さ
せたものが用いられる。
この構成をとることにより、上式におけるc(流体の
比重)が大きくなり、底部の流体バランサー20の矯正力
を強くすることができるものである。即ち、上端部の流
体バランサー16の高さに対して底部の流体バランサー20
の高さが約半分程度であるため、これを補う手段として
有効であることは容易に理解できる。
比重)が大きくなり、底部の流体バランサー20の矯正力
を強くすることができるものである。即ち、上端部の流
体バランサー16の高さに対して底部の流体バランサー20
の高さが約半分程度であるため、これを補う手段として
有効であることは容易に理解できる。
次に、本発明の第三の実施例について説明する。この
実施例は底部の流体バランサー20を洗濯兼脱水槽2に取
り付ける手段を示したもので、第2図を基に説明する。
第2図において第1図に示した部材と同一部材について
は同一符号を付して説明を省略する。24は洗濯兼脱水
槽、25はこの洗濯兼脱水槽24の底部に一体に成形された
ボス、26は底部の流体バランサー、28はこの底部の流体
バランサー26を構成している中空閉管路27と一体に成形
された鍔、29は鍔28とフランジ3とをボス25に共締めす
るネジである。
実施例は底部の流体バランサー20を洗濯兼脱水槽2に取
り付ける手段を示したもので、第2図を基に説明する。
第2図において第1図に示した部材と同一部材について
は同一符号を付して説明を省略する。24は洗濯兼脱水
槽、25はこの洗濯兼脱水槽24の底部に一体に成形された
ボス、26は底部の流体バランサー、28はこの底部の流体
バランサー26を構成している中空閉管路27と一体に成形
された鍔、29は鍔28とフランジ3とをボス25に共締めす
るネジである。
以上の通りの構成であり、次にこの取り付け構成につ
いて説明する。第2図に示す通り、底部の流体バランサ
ー26を構成している中空閉管路27と一体の鍔28とフラン
ジ3とをボス25にネジ29で共締めしている。この構成と
することにより、洗濯兼脱水槽2の底部外側からフラン
ジ3を取り付ける場合と同様にこの底部の流体バランサ
ー26の取り付け作業ができ、組立工程の特別な変更を必
要としなくてよい。また底部の流体バランサー26の取り
付け部は、これを構成している中空閉管路27と一体成形
した鍔部であり、取り付けの信頼性は高いものである。
いて説明する。第2図に示す通り、底部の流体バランサ
ー26を構成している中空閉管路27と一体の鍔28とフラン
ジ3とをボス25にネジ29で共締めしている。この構成と
することにより、洗濯兼脱水槽2の底部外側からフラン
ジ3を取り付ける場合と同様にこの底部の流体バランサ
ー26の取り付け作業ができ、組立工程の特別な変更を必
要としなくてよい。また底部の流体バランサー26の取り
付け部は、これを構成している中空閉管路27と一体成形
した鍔部であり、取り付けの信頼性は高いものである。
次に本発明の第四の実施例について第3図に基づいて
説明する。第3図において第2図に示した部材と同一部
材については同一符号を付して説明を省略する。30は洗
濯兼脱水槽24の底部外周に一体に成形した取付部材であ
る。31は取付部材30に形成したバランサー嵌合部で、取
付部材30の端縁に開放した垂直部31aとこれに連なる水
平部31bから鍵状に形成されている。32はこの嵌合部31
と嵌合するようにした突起部で、この突起部32は底部の
流体バランサー26を構成している中空閉管路27と一体成
形されている。
説明する。第3図において第2図に示した部材と同一部
材については同一符号を付して説明を省略する。30は洗
濯兼脱水槽24の底部外周に一体に成形した取付部材であ
る。31は取付部材30に形成したバランサー嵌合部で、取
付部材30の端縁に開放した垂直部31aとこれに連なる水
平部31bから鍵状に形成されている。32はこの嵌合部31
と嵌合するようにした突起部で、この突起部32は底部の
流体バランサー26を構成している中空閉管路27と一体成
形されている。
上記構成において、底部の流体バランサー26の取付け
は、突起部32をバランサー嵌合部31の垂直部31aに落し
込み、次にこれを洗濯兼脱水槽24の底部からみて左に回
して嵌合部31の水平部31bに挿入させた後、取付用の鍔2
8をボス25にフランジ3と共締めして、洗濯兼脱水槽24
に固定している。
は、突起部32をバランサー嵌合部31の垂直部31aに落し
込み、次にこれを洗濯兼脱水槽24の底部からみて左に回
して嵌合部31の水平部31bに挿入させた後、取付用の鍔2
8をボス25にフランジ3と共締めして、洗濯兼脱水槽24
に固定している。
この構成とすることにより、流体バランサー26の外周
部を洗濯兼脱水槽24の取付部材30で固定保持することが
でき、その固定の信頼性は高まるものである。一方、突
起部32の挿入作業は伴うものの、この底部の流体バラン
サー26の取り付け作業は第三の実施例と大差なく取り付
け作業ができ、組立工程の特別な変更を必要としなくて
よい。なお、第4図に示すように、突起部32のバランサ
ー嵌合部31への挿入に代えて、洗濯兼脱水槽24の底部に
設けた取付部材33と、底部の流体バランサー26を構成し
ている中空閉管路27の一部に設けたボス部34とをネジ35
で共締めしてもよい。
部を洗濯兼脱水槽24の取付部材30で固定保持することが
でき、その固定の信頼性は高まるものである。一方、突
起部32の挿入作業は伴うものの、この底部の流体バラン
サー26の取り付け作業は第三の実施例と大差なく取り付
け作業ができ、組立工程の特別な変更を必要としなくて
よい。なお、第4図に示すように、突起部32のバランサ
ー嵌合部31への挿入に代えて、洗濯兼脱水槽24の底部に
設けた取付部材33と、底部の流体バランサー26を構成し
ている中空閉管路27の一部に設けたボス部34とをネジ35
で共締めしてもよい。
本発明の第五の実施例について第5図を基に説明す
る。第5図において第2図に示した部材と統一部材につ
いては同一符号を付して説明を省略する。36はフランジ
3と同機能を有するフランジで、延長した外周部36aで
少なくとも底部の流体バランサー26の外側面を覆って、
底部の流体バランサーとともに洗濯兼脱水槽24に固定し
ている。
る。第5図において第2図に示した部材と統一部材につ
いては同一符号を付して説明を省略する。36はフランジ
3と同機能を有するフランジで、延長した外周部36aで
少なくとも底部の流体バランサー26の外側面を覆って、
底部の流体バランサーとともに洗濯兼脱水槽24に固定し
ている。
この実施例では、底部の流体バランサー26の洗濯兼脱
水槽24への固定は第三の実施例と同様、フランジ26をネ
ジ29で共締めするものである。この場合、フランジ36の
外周部36aの働きで底部の流体バランサー26の外周部ま
で保持することができ、共締め部とこの外周部36aとで
底部の流体バランサー26を確実に洗濯兼脱水槽24に固定
することができるものである。
水槽24への固定は第三の実施例と同様、フランジ26をネ
ジ29で共締めするものである。この場合、フランジ36の
外周部36aの働きで底部の流体バランサー26の外周部ま
で保持することができ、共締め部とこの外周部36aとで
底部の流体バランサー26を確実に洗濯兼脱水槽24に固定
することができるものである。
発明の効果 以上説明の通り、第一の実施例からあきらかなように
本発明では、洗濯兼脱水槽の上端部及び底部に流体バラ
ンサーを設け、上端部の流体バランサーを多重として、
さらに底部の流体バランサーを上端部の流体バランサー
と同数以上の多重とすることで、全体の矯正力をあげる
と同時に、上端部の流体バランサーより高さの低い底部
の流体バランサーの矯正力を少なくとも上端部の矯正力
の半分以上の矯正力とすることが容易にできるものであ
る。その結果、従来の流体バランサーの矯正力に比べ、
全体の矯正力を向上させると共に、上端部及び底部の流
体バランサーによる矯正力のバランスを保つことによっ
て、従来矯正しきれなかったアンバランスの矯正を可能
とするものである。
本発明では、洗濯兼脱水槽の上端部及び底部に流体バラ
ンサーを設け、上端部の流体バランサーを多重として、
さらに底部の流体バランサーを上端部の流体バランサー
と同数以上の多重とすることで、全体の矯正力をあげる
と同時に、上端部の流体バランサーより高さの低い底部
の流体バランサーの矯正力を少なくとも上端部の矯正力
の半分以上の矯正力とすることが容易にできるものであ
る。その結果、従来の流体バランサーの矯正力に比べ、
全体の矯正力を向上させると共に、上端部及び底部の流
体バランサーによる矯正力のバランスを保つことによっ
て、従来矯正しきれなかったアンバランスの矯正を可能
とするものである。
第1図は本発明の第一及び第二の実施例を示す全自動洗
濯機全体の断面図、第2図は同第三の実施例を示す要部
断面図、第3図AおよびBは同第四の実施例を示す要部
断面図および部分正面図、第4図は第3図の実施態様を
示す要部断面図、第5図は同第五の実施例を示す要部断
面図、第6図は従来の全自動洗濯機を示す断面図であ
る。 16……上端部の流体バランサー、20……底部の流体バラ
ンサー、28……底部の流体バランサーの鍔、29……ネ
ジ、30……洗濯兼脱水槽の取付部材、31……バランサー
嵌合部、32……底部の流体バランサーの突起部、36……
外周部を有するフランジ。
濯機全体の断面図、第2図は同第三の実施例を示す要部
断面図、第3図AおよびBは同第四の実施例を示す要部
断面図および部分正面図、第4図は第3図の実施態様を
示す要部断面図、第5図は同第五の実施例を示す要部断
面図、第6図は従来の全自動洗濯機を示す断面図であ
る。 16……上端部の流体バランサー、20……底部の流体バラ
ンサー、28……底部の流体バランサーの鍔、29……ネ
ジ、30……洗濯兼脱水槽の取付部材、31……バランサー
嵌合部、32……底部の流体バランサーの突起部、36……
外周部を有するフランジ。
Claims (1)
- 【請求項1】本体と、この本体にサスペンションにより
防振支持される外槽と、この外槽内に回転自在に配され
た洗濯兼脱水槽と、洗濯兼脱水槽の上端部及び底部に設
けた流体バランサーを備え、前記流体バランサーは中空
閉管路を隔壁により径方向に多重に分割するとともに、
底部の流体バランサーは少なくとも上端部の流体バラン
サーと同数以上の多重にするとともに、その高さを上端
部の流体バランサーの高さより低くした全自動洗濯機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2149411A JP2734173B2 (ja) | 1990-06-07 | 1990-06-07 | 全自動洗濯機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2149411A JP2734173B2 (ja) | 1990-06-07 | 1990-06-07 | 全自動洗濯機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0440998A JPH0440998A (ja) | 1992-02-12 |
JP2734173B2 true JP2734173B2 (ja) | 1998-03-30 |
Family
ID=15474537
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2149411A Expired - Fee Related JP2734173B2 (ja) | 1990-06-07 | 1990-06-07 | 全自動洗濯機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2734173B2 (ja) |
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---|---|---|---|---|
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KR100207022B1 (ko) * | 1995-09-06 | 1999-07-01 | 김광호 | 세탁기의 밸런서 |
MX9504040A (es) * | 1995-09-21 | 1997-03-29 | Gilberto Manuel Guerrero Parra | Sistema de lavado por bombeo recirculante con exprimido centrifugo autobalanceado de ropa. |
US6327732B1 (en) * | 2000-05-10 | 2001-12-11 | Maytag Corporation | Fluid balancing ring and method for using same |
CN102362027B (zh) * | 2009-03-20 | 2014-08-27 | Lg电子株式会社 | 衣物处理设备 |
CN105239307A (zh) * | 2015-10-31 | 2016-01-13 | 惠而浦(中国)股份有限公司 | 一种洗衣机脱水桶自动平衡装置 |
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CN107201627B (zh) * | 2016-03-16 | 2020-04-21 | 天津海尔洗涤电器有限公司 | 一种洗衣机内桶及洗衣机 |
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JPS56145891A (en) * | 1980-04-16 | 1981-11-12 | Tokyo Shibaura Electric Co | Balancer device for hydroextractor |
JPS5755481U (ja) * | 1980-09-19 | 1982-03-31 | ||
JPS58157479U (ja) * | 1982-04-16 | 1983-10-20 | 株式会社東芝 | 脱水かごバランサ装置 |
JPS5945097U (ja) * | 1982-09-16 | 1984-03-24 | 三洋電機株式会社 | 遠心脱水槽の流体バランサ− |
JP2679323B2 (ja) * | 1990-01-09 | 1997-11-19 | 松下電器産業株式会社 | 自動洗濯機 |
-
1990
- 1990-06-07 JP JP2149411A patent/JP2734173B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0440998A (ja) | 1992-02-12 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |