JP2733857B2 - 流体圧送装置 - Google Patents
流体圧送装置Info
- Publication number
- JP2733857B2 JP2733857B2 JP19930189A JP19930189A JP2733857B2 JP 2733857 B2 JP2733857 B2 JP 2733857B2 JP 19930189 A JP19930189 A JP 19930189A JP 19930189 A JP19930189 A JP 19930189A JP 2733857 B2 JP2733857 B2 JP 2733857B2
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- Japan
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- fluid
- inner tube
- tube
- pumping device
- outer tube
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Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は固形物を含む粘性流体や液体などの流体
（以下単に流体という）を圧送するための流体圧送装置
に関する。
（以下単に流体という）を圧送するための流体圧送装置
に関する。
（従来の技術） 従来例えば土圧系シールド機構が掘削した土砂を搬送
する排土装置や，コンクリートを圧送するコンクリート
ポンプ，食品輸送ポンプなどにはスクリュウを用いたス
クリュウポンプやスクリュウコンベヤが一般に使用され
ている。
する排土装置や，コンクリートを圧送するコンクリート
ポンプ，食品輸送ポンプなどにはスクリュウを用いたス
クリュウポンプやスクリュウコンベヤが一般に使用され
ている。
しかしスクリュウポンプやスクリュウコンベヤは，ス
クリュウとケーシングの間に固形物が咬み込み易く，ま
たスクリュウに付着した粘着物が固形化した場合，これ
を除去するのが大変であるなどの不具合がある。
クリュウとケーシングの間に固形物が咬み込み易く，ま
たスクリュウに付着した粘着物が固形化した場合，これ
を除去するのが大変であるなどの不具合がある。
上記不具合を改善するため，弾性チューブをローラに
より長手方向へ順次圧進することにより，チューブ内の
流体を圧送する流体圧送装置が提案され，実用化されて
いる。
より長手方向へ順次圧進することにより，チューブ内の
流体を圧送する流体圧送装置が提案され，実用化されて
いる。
（発明が解決しようとする課題） しかし弾性チューブを使用した流体圧送装置は，輸送
する流体に固形物が含まれていると，ローラがチューブ
を圧進する際固形物によってチューブが損傷されて，チ
ューブの耐久性が早期に低下すると共に，チューブに沿
ってローラを移動させてチューブを圧進するため，ロー
ラの駆動機構が大型かつ高価となるなどの不具合があっ
た。
する流体に固形物が含まれていると，ローラがチューブ
を圧進する際固形物によってチューブが損傷されて，チ
ューブの耐久性が早期に低下すると共に，チューブに沿
ってローラを移動させてチューブを圧進するため，ロー
ラの駆動機構が大型かつ高価となるなどの不具合があっ
た。
この発明は上記不具合を改善する目的でなされたもの
で，チューブの耐久性を向上させた流体圧送装置を提供
しようとするものである。
で，チューブの耐久性を向上させた流体圧送装置を提供
しようとするものである。
（課題を解決するための手段及び作用） この発明は上記目的を達成するために，弾性体よりな
るインナチューブの外周部に，該インナチューブの長手
方向に複数分割されたアウタチューブを設け，かつ上記
アウタチューブを流体搬送方向の上流側より順次圧力流
体により膨張させて，これらアウタチューブによりイン
ナチューブを外周側より圧進することにより，インナチ
ューブ内の流体を連続的に圧送するようにしたもので，
流体内に固形物が含まれていても，圧力流体により膨張
されたアウタチューブによりインナチューブを圧進する
ようにしたことにより，固形物によりインナチューブが
損傷されることのない流体圧送装置を提供するものであ
る。
るインナチューブの外周部に，該インナチューブの長手
方向に複数分割されたアウタチューブを設け，かつ上記
アウタチューブを流体搬送方向の上流側より順次圧力流
体により膨張させて，これらアウタチューブによりイン
ナチューブを外周側より圧進することにより，インナチ
ューブ内の流体を連続的に圧送するようにしたもので，
流体内に固形物が含まれていても，圧力流体により膨張
されたアウタチューブによりインナチューブを圧進する
ようにしたことにより，固形物によりインナチューブが
損傷されることのない流体圧送装置を提供するものであ
る。
（実施例） この発明の一実施例を図面を参照して詳述する。
図において１は流体圧送装置の本体で，ゴムなどの弾
性体により形成されたインナチューブ２を有しており，
このインナチューブ２の両端側外周部に端部ケーシング
３が設けられている。
性体により形成されたインナチューブ２を有しており，
このインナチューブ２の両端側外周部に端部ケーシング
３が設けられている。
上記端部ケーシング３は両端にフランジ3aを有してい
て，一方のフランジ3aの端面にインナチューブ２の端部
に設けられたフランジ2aが密着され，他方のフランジ3a
には複数の中間部ケーシング４のフランジ4aがアウタチ
ューブ５のフランジ5aを介して固着具６により連結され
ている。
て，一方のフランジ3aの端面にインナチューブ２の端部
に設けられたフランジ2aが密着され，他方のフランジ3a
には複数の中間部ケーシング４のフランジ4aがアウタチ
ューブ５のフランジ5aを介して固着具６により連結され
ている。
上記中間部ケーシング４は端部ケーシング３よりやや
大径となっていて，それぞれ同じ長さに形成されてお
り，これら中間部ケーシング４の内面に，上記インナチ
ューブ２の外周部に嵌挿されたアウタチューブ５が密着
するように設けられている。
大径となっていて，それぞれ同じ長さに形成されてお
り，これら中間部ケーシング４の内面に，上記インナチ
ューブ２の外周部に嵌挿されたアウタチューブ５が密着
するように設けられている。
上記アウタチューブ５は中間部ケーシング４とほぼ同
じ長さに形成されていて両端部にそれぞれフランジ5aが
設けられ，隣接するアウタチューブ５の各フランジ5aは
互に密着されて中間部ケーシング４のフランジ4a間に挟
入され，各フランジ4aが固着具６により連結されて，端
部ケーシング３と中間部ケーシング４間が一体化されて
いる。
じ長さに形成されていて両端部にそれぞれフランジ5aが
設けられ，隣接するアウタチューブ５の各フランジ5aは
互に密着されて中間部ケーシング４のフランジ4a間に挟
入され，各フランジ4aが固着具６により連結されて，端
部ケーシング３と中間部ケーシング４間が一体化されて
いる。
一方上記中間部ケーシング４の外周部には中間部ケー
シング４の内面とアウタチューブ５の間にエアなどの流
体を供給してアウタチューブ５を膨張させる吸入弁８
と，流体を排出することによりアウタチューブ５を収縮
させる排出弁９が設けられている。
シング４の内面とアウタチューブ５の間にエアなどの流
体を供給してアウタチューブ５を膨張させる吸入弁８
と，流体を排出することによりアウタチューブ５を収縮
させる排出弁９が設けられている。
これら吸入弁８と排出弁９にはそれぞれ図示しない管
路を介して圧力供給源に接続されていて，流体搬送方向
（矢印Ａ）に沿って順次上流側から圧力流体が供給され
るようになっている。
路を介して圧力供給源に接続されていて，流体搬送方向
（矢印Ａ）に沿って順次上流側から圧力流体が供給され
るようになっている。
次に上記流体圧送装置の作用を第２図ないし第９図を
参照して詳述すると，流体を圧送するに当って，まず第
２図に示すように上流側に位置する第１中間部ケーシン
グ41より第２中間部ケーシング42へ順次圧力流体を供給
して中間部ケーシング41,42内のアウタチューブ５を次
々と膨張させ，アウタチューブ５によりインナチューブ
２の外側より圧進して，インナチューブ２内の流体を下
流側へ押出す。
参照して詳述すると，流体を圧送するに当って，まず第
２図に示すように上流側に位置する第１中間部ケーシン
グ41より第２中間部ケーシング42へ順次圧力流体を供給
して中間部ケーシング41,42内のアウタチューブ５を次
々と膨張させ，アウタチューブ５によりインナチューブ
２の外側より圧進して，インナチューブ２内の流体を下
流側へ押出す。
このとき流体内に固形物が含まれていても，加圧膨張
されたアウタチューブ５によりインナチューブ２を圧進
するようにしたため，固形物によりインナチューブ２が
損傷されることがない。
されたアウタチューブ５によりインナチューブ２を圧進
するようにしたため，固形物によりインナチューブ２が
損傷されることがない。
その後第３図に示すように第１中間部ケーシング41内
の圧力流体が排出されるのに続いて第３中間部ケーシン
グ43へ圧力流体が供給されて，第４図に示すように第３
中間部ケーシング43内のアウタチューブ５が膨張し，イ
ンナチューブ２内の流体をさらに下流側へ押出す。
の圧力流体が排出されるのに続いて第３中間部ケーシン
グ43へ圧力流体が供給されて，第４図に示すように第３
中間部ケーシング43内のアウタチューブ５が膨張し，イ
ンナチューブ２内の流体をさらに下流側へ押出す。
以下第５図及び第６図に示すように第４中間部ケーシ
ング44へも圧力流体を供給してアウタチューブ５を膨張
させ，インナチューブ２内の流体が第４中間部ケーシン
グ44より押出されたら，再び第７図に示すように第１中
間部ケーシング41へ圧力流体を供給してアウタチューブ
５を第８図に示すように膨張させ，第９図に示す状態よ
り再び第２図へ戻って上記動作を繰返すことにより，流
体の圧送を行うものである。
ング44へも圧力流体を供給してアウタチューブ５を膨張
させ，インナチューブ２内の流体が第４中間部ケーシン
グ44より押出されたら，再び第７図に示すように第１中
間部ケーシング41へ圧力流体を供給してアウタチューブ
５を第８図に示すように膨張させ，第９図に示す状態よ
り再び第２図へ戻って上記動作を繰返すことにより，流
体の圧送を行うものである。
なお上流側の端部ケーシング３に設けられた負圧バル
ブ10は，流体吸込み側に圧力がなく流体が吸入できない
場合にインナチューブ２の外側に負圧を加えて流体の吸
込み力を増大させるためのものである。
ブ10は，流体吸込み側に圧力がなく流体が吸入できない
場合にインナチューブ２の外側に負圧を加えて流体の吸
込み力を増大させるためのものである。
また第10図及び第11図は上記流体圧送装置をセミシー
ルド掘進機に適用した実施例を示すもので，次にこれを
説明すると，シールド本体12の前部に設けられたカッタ
ヘッド13により掘削された土砂は，シールド本体12前部
のチャンバ12a内へ取込まれた後排管14により圧送装置
本体１内へ吸入される。
ルド掘進機に適用した実施例を示すもので，次にこれを
説明すると，シールド本体12の前部に設けられたカッタ
ヘッド13により掘削された土砂は，シールド本体12前部
のチャンバ12a内へ取込まれた後排管14により圧送装置
本体１内へ吸入される。
圧送装置本体１は上記作用によりインナチューブ２内
に吸入された土砂をインナチューブ２の外周側より圧進
して後方へ圧送し，輸送管15へ送り出すように構成され
ている。
に吸入された土砂をインナチューブ２の外周側より圧進
して後方へ圧送し，輸送管15へ送り出すように構成され
ている。
（発明の効果） この発明は以上詳述したように，インナチューブの外
側に複数に分割され，かつ個々に膨張されるアウタチュ
ーブを設けて，これらアウタチューブによりインナチュ
ーブを順次圧進することにより，インナチューブ内の流
体を圧送するようにしたことから，従来のローラにより
チューブを圧進するものに比べて流体中に固形物が含ま
れていても，固形物によりインナチューブが損傷される
ことなく，インナチューブの耐久性を大幅に向上させる
ことができる。
側に複数に分割され，かつ個々に膨張されるアウタチュ
ーブを設けて，これらアウタチューブによりインナチュ
ーブを順次圧進することにより，インナチューブ内の流
体を圧送するようにしたことから，従来のローラにより
チューブを圧進するものに比べて流体中に固形物が含ま
れていても，固形物によりインナチューブが損傷される
ことなく，インナチューブの耐久性を大幅に向上させる
ことができる。
またインナチューブの長手方向に複数分割されたアウ
タチューブを圧力流体により膨張させてインナチューブ
を圧進するようにしたことから，インナチューブを圧進
する機構が従来のローラにより圧進するものに比べて小
型かつ簡素化できるため，シールド機械などの各種装置
にコンパクトに組込めると共に，安価に提供することも
できる。
タチューブを圧力流体により膨張させてインナチューブ
を圧進するようにしたことから，インナチューブを圧進
する機構が従来のローラにより圧進するものに比べて小
型かつ簡素化できるため，シールド機械などの各種装置
にコンパクトに組込めると共に，安価に提供することも
できる。
図面はこの発明の一実施例を示し，第１図は流体圧送装
置の断面図，第２図ないし第９図は同作用説明図，第10
図はシールド機械に流体圧送装置を使用した実施例を示
す説明図，第11図は第10図XI−XI線に沿う断面図であ
る。 １……流体圧送装置本体， ２……インナチューブ， ４……中間ケーシング， ５……アウタチューブ。
置の断面図，第２図ないし第９図は同作用説明図，第10
図はシールド機械に流体圧送装置を使用した実施例を示
す説明図，第11図は第10図XI−XI線に沿う断面図であ
る。 １……流体圧送装置本体， ２……インナチューブ， ４……中間ケーシング， ５……アウタチューブ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 康夫 岐阜県関市巾２―136―13
Claims (1)
- 【請求項１】弾性体によるインナチューブ２の外周部
に，該インナチューブ２の長手方向に複数分割されたア
ウタチューブ５を設け，かつ上記アウタチューブ５を流
体搬送方向Ａの上流側より順次圧力流体により膨張させ
て，これらアウタチューブ５によりインナチューブ２を
外周側より圧進することにより，インナチューブ２内の
流体を圧送することを特徴とする流体圧送装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19930189A JP2733857B2 (ja) | 1989-08-02 | 1989-08-02 | 流体圧送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19930189A JP2733857B2 (ja) | 1989-08-02 | 1989-08-02 | 流体圧送装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0364682A JPH0364682A (ja) | 1991-03-20 |
| JP2733857B2 true JP2733857B2 (ja) | 1998-03-30 |
Family
ID=16405529
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19930189A Expired - Fee Related JP2733857B2 (ja) | 1989-08-02 | 1989-08-02 | 流体圧送装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2733857B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP7260086B2 (ja) * | 2017-12-21 | 2023-04-18 | 学校法人 中央大学 | ポンプ、搬送，混練方法及び混合物の製造方法 |
-
1989
- 1989-08-02 JP JP19930189A patent/JP2733857B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0364682A (ja) | 1991-03-20 |
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