JP2732353B2 - 土木工事用の汚濁水浄化装置及び汚濁水浄化方法 - Google Patents

土木工事用の汚濁水浄化装置及び汚濁水浄化方法

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JP2732353B2
JP2732353B2 JP3787894A JP3787894A JP2732353B2 JP 2732353 B2 JP2732353 B2 JP 2732353B2 JP 3787894 A JP3787894 A JP 3787894A JP 3787894 A JP3787894 A JP 3787894A JP 2732353 B2 JP2732353 B2 JP 2732353B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は土木工事用の汚濁水浄
化装置及び汚濁水浄化方法に係り、その目的は容易に汚
濁水から細土粒子を凝集沈降させることができ、且つ汚
濁水が土粒子沈澱部から溢れ出ることなく凝集率を向上
することのできる土木工事用の汚濁水浄化装置及び汚濁
水浄化方法の提供にある。
【0002】
【発明の背景】近年、場所折ち杭工事、地中連続壁工
事、泥水シールド工事、トンネル工事、ダム工事、砕石
プラント工事、橋梁工事、河川等改修工事、橋梁基礎工
事や、飛行場、ゴルフ場、宅地等の造成工事において工
事中に発生する汚濁水が周辺の河川や湖沼に流入し、鮎
や鮒等の水産生物や周辺住民の飲料水への悪影響が懸念
され、大きな社会問題となっている。そのため、工事規
制(水質規制値等)も年々厳しくなる傾向にある。この
汚濁水を水質規制値以下の濁水濃度にするために、例え
ば造成工事現場の下流側に沈澱池を造設し、この沈澱池
内に凝集剤を混入した汚濁水を沈澱池の流入部から流し
ていた。この凝集剤を汚濁水に混入することによって、
化学的な反応によって土粒子が沈澱池内に凝集沈降し、
濾過後の水は沈澱池の流出部から排出される。しかし、
この凝集剤を汚濁水に混入すれば土粒子を凝集沈降させ
ることはできるが、この処理後の水には凝集剤が混在し
ているために、この凝集剤を取除処理を行わなければな
らない。
【0003】
【従来の技術】そこで、この化学的処理に因らずに土粒
子を沈降させる技術として、以下に示す技術がある。こ
の技術は図6に示すように、造成工事現場の下流側に流
入部(B)と流出部(C)とを有する沈澱池(F)を造
設し、この沈澱池(F)内にフィルタ部(D)(D)を
配設する。このフィルタ部(D)(D)の上部にはフロ
ート(E)(E)が設けられている。このように構成さ
れたの濾過装置(A)の沈澱池(F)内に前記流入部
(B)より汚濁水(G)を流入すると、フィルタ部
(D)(D)によって土粒子(H)(H)が沈降し、浄
化された水(I)を流出部(C)から流出する構成とし
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、フィルタ部
を透過させて土粒子を沈降させているために、粘土等の
細かい粒子を沈降させることが困難である。つまり、フ
ィルタ部の目を荒いものとすると粘土等の細かい粒子も
該フィルタ部を透過してしまい、フィルタ部の目を細か
いものとすると目詰まりして汚濁水が沈澱池から溢れ出
てしまい、好ましいものではなかった。
【0005】そこでこの発明者は上記実情に鑑み、容易
に汚濁水から細土粒子を凝集沈降させることができ、且
つ汚濁水が土粒子沈澱部から溢れ出ることなく凝集率を
向上することのできる土木工事用の汚濁水浄化装置及び
汚濁水浄化方法について鋭意研究を続けた。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわちこの発明は、土
木工事において発生する汚濁水を浄化する装置であっ
て、この浄化装置は流入部と流出部とを有する土粒子沈
澱部と所要数の浄化部材とから構成されてなり、浄化部
材は導電性を有する素材から形成されるとともに前記土
粒子沈澱部の幅方向の長さより短いものとされており、
これら浄化部材は土粒子沈澱部内で汚濁水が蛇行して流
れるように所要間隔を持って配設されてなることを特徴
とする土木工事用の汚濁水浄化装置であり、及び土木工
事において発生する汚濁水を浄化する方法であって、土
木工事現場の下流側に土粒子沈澱部を造設するとともに
この土粒子沈澱部の上流側に流入部を形成し下流側に流
出部を形成し、次いでこの土粒子沈澱部内に導電性を有
する素材から形成され土粒子沈澱部の幅方向の長さより
短いものとされた所要数の浄化部材を汚濁水が蛇行して
流れるように所要間隔を持って配設した後に、汚濁水を
流入部より土粒子沈澱部内に流入し、この汚濁水を浄化
部材によって浄化して流出部より流出してなることを特
徴とする土木工事用の汚濁水浄化方法である。
【0007】前記浄化部材に正電圧を印加することが好
ましい。
【0008】また、土木工事において発生する汚濁水を
静電場の作用で浄化する装置であって、この浄化装置は
流入部と流出部とを有する土粒子沈澱部とそれぞれ所要
数の整流電極板と対向電極板から構成されてなり、整流
電極板と対向電極板はそれぞれ土粒子沈澱部の幅方向の
長さより短いものとされるとともに、整流電極板は土粒
子沈澱部内で汚濁水が蛇行して流れるように所要間隔を
持って配設され、対向電極板は前記整流電極板間の所要
位置にそれぞれ配設され、且つこれら整流電極板及び対
向電極板はそれぞれ陽極あるいは陰極とされ、これら陽
極と陰極は交互に配されていることを特徴とする土木工
事用の汚濁水浄化装置であり、及び土木工事において発
生する汚濁水を静電場の作用で浄化する方法であって、
土木工事現場の下流側に土粒子沈澱部を造設するととも
にこの土粒子沈澱部の上流側に流入部を形成し下流側に
流出部を形成し、次いでこの土粒子沈澱部内に該土粒子
沈澱部の幅方向の長さより短いものとされた所要数の整
流電極板を汚濁水が蛇行して流れるように所要間隔を持
って配設し、これら整流電極板間の所要位置に土粒子沈
澱部の幅方向の長さより短いものとされた対向電極板を
それぞれ配設し、且つこれら電極板を陽極と陰極を交互
に配設した後にこれら電極板に直流電圧を印加し、汚濁
水を流入部より土粒子沈澱部内に流入し、この汚濁水を
電極板によって浄化して流出部より流出してなることを
特徴とする土木工事用の汚濁水浄化方法である。
【0009】また、土木工事において発生する汚濁水を
静電場の作用で浄化する装置であって、この浄化装置は
流入部と流出部とを有する土粒子沈澱部と所要数の整流
電極部と所要数のプレート材とネット材とが交互に配さ
れた対向電極部とから構成されてなり、整流電極部は土
粒子沈澱部の幅方向の長さより短いものとされて土粒子
沈澱部内で汚濁水が蛇行して流れるように所要間隔を持
って配設され、対向電極部は前記整流電極部間であって
該整流電極部の上流側面近傍にそれぞれ配設され、且つ
これら整流電極部及び対向電極部はそれぞれ陽極あるい
は陰極とされ、これら陽極と陰極は交互に配されている
ことを特徴とする土木工事用の汚濁水浄化装置であり、
及び土木工事において発生する汚濁水を静電場の作用で
浄化する方法であって、土木工事現場の下流側に土粒子
沈澱部を造設するとともにこの土粒子沈澱部の上流側に
流入部を形成し下流側に流出部を形成し、次いでこの土
粒子沈澱部内に該土粒子沈澱部の幅方向の長さより短い
ものとされた整流電極部を汚濁水が蛇行して流れるよう
に所要間隔を持って配設し、これら整流電極部間であっ
て該整流電極部の上流側面近傍に所要数のプレート材と
ネット材とが交互に配された対向電極部をそれぞれ配設
し、且つこれら電極板を陽極と陰極とを交互にして配設
した後にこれら電極部に直流電圧を印加し、汚濁水を流
入部より土粒子沈澱部内に流入し、この汚濁水を電極部
によって浄化して流出部より流出してなることを特徴と
する土木工事用の汚濁水浄化方法である。
【0010】
【作用】請求項1、請求項4、請求項7のいずれかに記
載の発明では、浄化部材を導電性を有する素材から形成
し、この浄化部材を土粒子沈澱部内に汚濁水が蛇行して
流れるように所要間隔を持って配設する。従って、工事
中に発生する汚濁水を流入部から土粒子沈澱部内に流入
させると、浄化部材によって土粒子沈澱部内に細土粒子
を凝集沈澱させることができる。
【0011】請求項2又は請求項5に記載の発明では、
所要数の整流電極板を土粒子沈澱部内に汚濁水が蛇行し
て流れるように所要間隔を持って配設するとともに、こ
れら整流電極板間の所要位置に対向電極板をそれぞれ配
設するとともに、これら整流電極板と対向電極板をそれ
ぞれ陽極あるいは陰極とし、これら陽極と陰極とを交互
に配している。従って、工事中に発生する汚濁水を流入
部から土粒子沈澱部内に流入させると、陰極の電極板に
よって汚濁水に含まれる細土粒子を強制的に引張り出
し、土粒子沈澱部内に凝集沈澱させることができる。
【0012】請求項3又は請求項6に記載の発明では、
整流電極部を土粒子沈澱部内に汚濁水が蛇行して流れる
ように所要間隔を持って配設するとともに、これら整流
電極部間であって該整流電極部の上流側面近傍にそれぞ
れ配設するとともに、これら整流電極部及び対向電極部
をそれぞれ陽極あるいは陰極とし、これら電極部は陽極
と陰極が交互になるよう配されている。さらに対向電極
部はプレート材とネット材が交互に配置されてなる。従
って、工事中に発生する汚濁水を流入部から土粒子沈澱
部内に流入させると、対向電極部のネット材を透過し、
この透過時に陰極の電極部によって細土粒子を強制的に
引張り出し、土粒子沈澱部内に凝集沈澱させることがで
きる。
【0013】
【実施例】以下、この発明の一実施例に係る土木工事用
の汚濁水浄化装置について、図面に基づいて説明する。
図1はこの発明の一実施例に係る土木工事用の汚濁水浄
化装置を示す概略構成図、図2は図1と同様に土木工事
用の汚濁水浄化装置を示す概略説明図、図3はこの発明
の一実施例に係る二の土木工事用の汚濁水浄化装置を示
す概略構成図、図4はこの発明の一実施例に係る三の土
木工事用の汚濁水浄化装置を示す概略構成図、図5は図
4示の土木工事用の汚濁水浄化装置に設ける対向電極部
を示す概略説明図である。
【0014】(1)は場所折ち杭工事、地中連続壁工
事、泥水シールド工事、トンネル工事、ダム工事、砕石
プラント工事、橋梁工事、河川等改修工事、橋梁基礎工
事や、飛行場、ゴルフ場、宅地等の造成工事等において
工事中に発生する汚濁水(2)を浄化する装置であっ
て、この浄化装置(1)は図1に示すように、沈澱池
(以下、土粒子沈澱部(3)と称す)と、浄化部材
(4)(4)・・・とから構成されている。土粒子沈澱
部(3)は上記工事中に発生する汚濁水(2)から後述
する浄化部材(4)(4)・・・によって凝集された土
粒子(12)(12)・・・が沈澱するものであって、
この土粒子沈澱部(3)には汚濁水(2)を流入する流
入部(5)と土粒子(12)(12)・・・の凝集後の
水(7)を流出する流出部(6)が設けられている。こ
の土粒子沈澱部(3)は工事現場の下流位置に造設され
ており、この土粒子沈澱部(3)の周囲には図2に示す
ように、コンクリート壁や護岸(8)等を設けることが
好ましい。
【0015】浄化部材(4)(4)・・・は土粒子沈澱
部(3)内に配設されており、この浄化部材(4)
(4)・・・は図1に示すように、導電性を有する素材
から形成されている。浄化部材(4)(4)・・・の素
材としては、例えば導電性繊維から構成された不織布、
織布、フェルト、布、シート、メリヤス等の導電性布
帛、銅、アルミニウム、銀箔等の金属板、金属繊維板、
金属箔を木材、プラスチック板に貼着、積層した板など
が挙げられる。また、この浄化部材(4)(4)・・・
は導電性繊維束フィルタ、導電性繊維からなる編み目状
のフィルタ、金属板、金属シート等が挙げられる。
【0016】この浄化部材(4)(4)・・・を導電性
とすることによって、汚濁水(2)を土粒子沈澱部
(3)内に流入した際に、汚濁水(2)に含まれる負電
荷を持つ細土粒子(12)(12)の電荷を除去し、細
土粒子(12)(12)が凝集して粗大粒子となり、土
粒子沈澱部(3)内に沈澱する。また、浄化部材(4)
(4)・・・は前記土粒子沈澱部(3)の幅方向の長さ
より短い長さとされている。この浄化部材(4)(4)
・・・の上部には必要に応じてフロート(9)(9)・
・・が設けられている。
【0017】このように構成された浄化部材(4)
(4)・・・は図1及び図2に示すように、土粒子沈澱
部(3)内で汚濁水(2)が蛇行して流れるように配設
されている。つまり、浄化部材(4)(4)・・・は前
述した如く、土粒子沈澱部(3)の幅方向の長さより短
い長さとされているため、浄化部材(4)(4)・・・
の一端部(10)(10)・・・を土粒子沈澱部(3)
の一方の内側部(11)に接して配設することによっ
て、浄化部材(4)(4)・・・の他端部(13)(1
3)・・・と土粒子沈澱部(3)の他方の内側部(1
1)間に間隙部(14)(14)・・・が形成されるこ
ととなる。この間隙部(14)(14)・・・をそれぞ
れ互いに対向する側に位置して設けることによって、汚
濁水(2)を蛇行して流すことができる。
【0018】尚、この浄化部材(4)(4)・・・を土
粒子沈澱部(3)内に多数配設すると良い。多数配設す
ることによって、汚濁水(2)の土粒子沈澱部(3)内
での滞留時間を長くすることができ、細土粒子(12)
(12)の凝集率をより向上することができる。
【0019】更に、この浄化部材(4)(4)・・・に
正電圧を印加すると良い。正電圧を印加することによっ
て、浄化部材(4)(4)・・・を常に正帯電すること
ができ、凝集率を向上させることができる。
【0020】次に、この発明の一実施例に係る浄化装置
(1)を用いた浄化方法を図1に基づいて説明する。予
め工事現場の下流側に土粒子沈澱部(3)を造設すると
ともに、土粒子沈澱部(3)の上流側に流入部(5)を
形成し、下流側に流出部(6)を形成する。この土粒子
沈澱部(3)内に、所要数の浄化部材(4)(4)・・
・を汚濁水(2)が蛇行して流れるように所要間隔を持
って配設する。つまり、前述した如く、浄化部材(4)
(4)・・・の一端部(10)(10)・・・を土粒子
沈澱部(3)の一方の内側部(11)に接して配設し
て、浄化部材(4)(4)・・・の他端部(13)(1
3)・・・と土粒子沈澱部(3)の他方の内側部(1
1)間に間隙部(14)(14)・・・を形成し、この
間隙部(14)(14)・・・をそれぞれ互いに対向す
る側に位置して設ける。
【0021】この後に、工事中に発生する汚濁水(2)
を流入部(5)から土粒子沈澱部(3)内に流入させ
る。この土粒子沈澱部(3)内に流入した汚濁水(2)
は、浄化部材(4)(4)・・・によって汚濁水(2)
に含まれる負電荷を持つ細土粒子(12)(12)が凝
集して粗大粒子となり、土粒子沈澱部(3)内に沈澱す
る。このようにして土粒子(12)(12)が凝集沈降
した、つまり浄化された水(7)は流出部(6)から河
川や湖沼等に放水される。
【0022】このように、浄化部材(4)(4)・・・
を導電性を有する素材から形成し、この浄化部材(4)
(4)・・・を土粒子沈澱部(3)内に汚濁水(2)が
蛇行して流れるように所要間隔を持って配設するように
したので、工事中に発生する汚濁水(2)を流入部
(5)から土粒子沈澱部(3)内に流入させると、浄化
部材(4)(4)・・・によって土粒子沈澱部(3)内
で細土粒子(12)(12)を凝集沈澱して汚濁水
(2)を容易に浄化することができ、しかも従来のよう
に土粒子沈澱部(3)から汚濁水(2)が溢れ出ること
がなく凝集率を向上することができる。
【0023】次に、この発明の一実施例に係る二の浄化
装置(17)について図3に基づいて説明する。この浄
化装置(17)は、場所折ち杭工事、地中連続壁工事、
泥水シールド工事、トンネル工事、ダム工事、砕石プラ
ント工事、橋梁工事、河川等改修工事、橋梁基礎工事
や、飛行場、ゴルフ場、宅地等の造成工事等において工
事中に発生する汚濁水(2)を静電場の作用で浄化する
装置であり、沈澱池(以下、土粒子沈澱部(3)と称
す)と、電極板(18)(18)・・・とから構成され
ている。また、前記電極板(18)(18)・・・は整
流電極板(18a)と対向電極板(18b)に分類され
る。尚、土粒子沈澱部(3)の構成は、前記浄化装置
(1)の土粒子沈澱部(3)と同じ構成である。
【0024】電極板(18)(18)・・・は必要に応
じ上部にフロート(図示せず)を有するとともに、土粒
子沈澱部(3)の幅方向の長さより短いものとされてい
る。この電極板(18)(18)のうち整流電極板(1
8a)(18a)・・・は、土粒子沈澱部(3)内で汚
濁水(2)が蛇行して流れるように所要間隔を持って配
設されている。つまり、整流電極板(18a)(18
a)・・・は前述した如く、土粒子沈澱部(3)の幅方
向の長さより短い長さとされているため、整流電極板
(18a)(18a)・・・の一端部(21)(21)
・・・を土粒子沈澱部(3)の一方の内側部(11)に
接して配設することによって、整流電極板(18a)
(18a)・・・の他端部(22)(22)・・・と土
粒子沈澱部(3)の他方の内側部(11)間に間隙部
(23a)(23a)・・・が形成されることとなる。
この間隙部(23a)(23a)・・・をそれぞれ互い
に対向する側に位置して設けることによって、汚濁水
(2)を蛇行して流すことができる。
【0025】対向電極板(18b)(18b)・・・
は、前記整流電極板(18a)(18a)・・・間の所
要位置にそれぞれ配設されている。尚、この対向電極板
(18b)(18b)・・・は該対向電極板(18b)
(18b)・・・の両端部と土粒子沈澱部(3)の内側
部(11)との間に間隙部(23b)(23b)・・・
が形成されるように配設されている。また、対向電極板
(18b)(18b)・・・の配設位置は整流電極板
(18a)(18a)・・・間であれば任意であるが、
整流電極板(18a)(18a)・・・同士の間隔を広
くし、これら整流電極板(18a)(18a)・・・間
の略中央部に配設する場合と、或いは整流電極板(18
a)(18a)・・・同士の間隔を狭くし、これら整流
電極板(18a)(18a)・・・間の略中央部に配設
する場合がある。
【0026】好ましくは図3に示すように、整流電極板
(18a)(18a)・・・間の一方の整流電極板(1
8a)に近接させて整流電極板(18a)(18a)・
・・間に広い流路(24)(24)・・・と狭い流路
(25)(25)・・・とを形成するとともに、広い流
路(24)(24)・・・を通過して折り返された汚濁
水(2)は次の流路では狭い流路(25)(25)・・
・を流れ、狭い流路(25)(25)・・・を通過して
折り返された汚濁水(2)は次の流路では広い流路(2
4)(24)・・・を流れるように構成する。このよう
に構成すれば、処理水量を増加させるとともに凝集率も
向上させられる。
【0027】このように構成された電極板(18)(1
8)・・・は、陽極と陰極とが交互に配されている。つ
まり、二の洗浄装置(17)において、整流電極板(1
8a)(18a)・・・を陽極とした場合には、対向電
極板(18b)(18b)・・・は陰極とされ、整流電
極板(18a)(18a)・・・を陰極とした場合に
は、対向電極板(18b)(18b)・・・は陽極とさ
れる。尚、この電極板(18)(18)・・・を土粒子
沈澱部(3)内に多数配設すると良い。多数配設するこ
とによって、汚濁水(2)の土粒子沈澱部(3)内での
滞留時間を長くすることができ、細土粒子(図示せず)
の凝集率をより向上することができる。
【0028】次に、この発明の一実施例に係る二の浄化
装置(17)を用いた浄化方法を図3に基づいて説明す
る。尚、本実施例にあっては整流電極板(18a)(1
8a)・・・を陽極とし、対向電極板(18b)(18
b)・・・を陰極として説明する。予め工事現場の下流
側に土粒子沈澱部(3)を造設するとともに、土粒子沈
澱部(3)の上流側に流入部(5)を形成し、下流側に
流出部(6)を形成する。この土粒子沈澱部(3)内
に、整流電極板(18a)(18a)・・・を汚濁水
(2)が蛇行して流れるように所要間隔を持って配設す
る。そして、これら整流電極板(18a)(18a)・
・・間の所要位置に、対向電極板(18b)(18b)
・・・をそれぞれ配設する。
【0029】上記浄化装置(17)の使用に際しては、
この電極板(18)(18)・・・に直流電圧を印加
し、工事中に発生する汚濁水(2)を流入部(5)から
土粒子沈澱部(3)内に流入させる。この土粒子沈澱部
(3)内に流入した汚濁水(2)は、対向電極板(18
b)(18b)・・・によって汚濁水(2)に含まれる
細土粒子を整流電極板(18a)(18a)・・・に強
制的に引張り出し、土粒子沈澱部(3)内で凝集沈澱す
る。このようにして細土粒子が凝集して取り除かれた、
つまり浄化された水(7)は流出部(6)から河川や湖
沼等に放水される。
【0030】このように、整流電極板(18a)(18
a)・・・を土粒子沈澱部(3)内に汚濁水(2)が蛇
行して流れるように所要間隔を持って配設するととも
に、これら整流電極板(18a)(18a)・・・間の
所要位置に対向電極板(18b)(18b)・・・をそ
れぞれ配設するとともに、電極板(18)(18)・・
・を陽極と陰極とが交互に配してなるようにしたので、
工事中に発生する汚濁水(2)を流入部(5)から土粒
子沈澱部(3)内に流入させると、陰極とされた対向電
極板(18b)(18b)・・・によって汚濁水(2)
に含まれる細土粒子を整流電極板(18a)(18a)
・・・に強制的に引張り出し、土粒子沈澱部(3)内で
凝集沈澱して汚濁水(2)を容易に浄化することがで
き、しかも従来のように土粒子沈澱部(3)から汚濁水
(2)が溢れ出ることがなく凝集率を向上することがで
きる。
【0031】次に、この発明の一実施例に係る三の浄化
装置(26)について図4及び図5に基づいて説明す
る。この浄化装置(26)は、場所折ち杭工事、地中連
続壁工事、泥水シールド工事、トンネル工事、ダム工
事、砕石プラント工事、橋梁工事、河川等改修工事、橋
梁基礎工事や、飛行場、ゴルフ場、宅地等の造成工事等
において工事中に発生する汚濁水(2)を静電場の作用
で浄化する装置であり、沈澱池(以下、土粒子沈澱部
(3)と称す)と、電極部(27)(27)・・・とか
ら構成されている。尚、土粒子沈澱部(3)の構成は、
前記浄化装置(1)又は浄化装置(17)の土粒子沈澱
部(3)と同じ構成である。
【0032】電極部(27)(27)・・・の上部には
必要に応じてフロート(図示せず)が設けられるととも
に、この電極部(27)(27)・・・は所要数の整流
電極部(27a)(27a)・・・と所要数の対向電極
部(27b)(27b)・・・とから構成されている。
整流電極部(27a)(27a)・・・は土粒子沈澱部
(3)の幅方向の長さより短いものとされ、土粒子沈澱
部(3)内で汚濁水(2)が蛇行して流れるように所要
間隔を持って配設されている。つまり、整流電極部(2
7a)(27a)・・・は前述した如く、土粒子沈澱部
(3)の幅方向の長さより短い長さとされているため、
整流電極部(27a)(27a)・・・の一端部(2
8)(28)・・・を土粒子沈澱部(3)の一方の内側
部(11)に接して配設することによって、整流電極部
(27a)(27a)・・・の他端部(29)(29)
・・・と土粒子沈澱部(3)の他方の内側部(11)間
に間隙部(30)(30)・・・が形成されることとな
る。この間隙部(30)(30)・・・をそれぞれ互い
に対向する側に位置して設けることによって、汚濁水
(2)を蛇行して流すことができる。
【0033】対向電極部(27b)(27b)・・・は
図5に示すように、所要数のプレート材(15)(1
5)とネット材(16)(16)とが交互に配された構
造とされている。この対向電極部(27b)(27b)
・・・は、前記整流電極部(27a)(27a)・・・
間であって該整流電極部(27a)(27a)・・・の
上流側面近傍にそれぞれ配設されている。尚、この対向
電極部(27b)(27b)・・・の長さを土粒子沈澱
部(3)の幅方向の長さより短い長さとし、この対向電
極部(27b)(27b)・・・の一端部(31)(3
1)・・・を土粒子沈澱部(3)の一方の内側部(1
1)に接した状態で配設して、対向電極部(27b)
(27b)・・・の他端部(32)(32)・・・と土
粒子沈澱部(3)の他方の内側部(11)間に間隙部
(30)(30)・・・を形成すると良い。
【0034】このように構成された電極部(27)(2
7)・・・は、陽極と陰極とが交互に配されている。つ
まり、整流電極部(27a)(27a)・・・を陽極と
した場合には、対向電極部(27b)(27b)・・・
は陰極とし、整流電極部(27a)(27a)・・・を
陰極とした場合には、対向電極部(27b)(27b)
・・・は陽極とする。尚、この電極部(27)(27)
・・・を土粒子沈澱部(3)内に多数配設すると良い。
多数配設することによって、汚濁水(2)の土粒子沈澱
部(3)内での滞留時間を長くすることができ、細土粒
子(図示せず)の凝集率をより向上することができる。
【0035】次に、この発明の一実施例に係る三の浄化
装置(26)を用いた浄化方法を図4に基づいて説明す
る。尚、本実施例にあっては整流電極部(27a)(2
7a)・・・を陽極とし、対向電極部(27b)(27
b)・・・を陰極として説明する。予め工事現場の下流
側に土粒子沈澱部(3)を造設するとともに、土粒子沈
澱部(3)の上流側に流入部(5)を形成し、下流側に
流出部(6)を形成する。この土粒子沈澱部(3)内
に、整流電極部(27a)(27a)・・・を汚濁水
(2)が蛇行して流れるように所要間隔を持って配設す
る。そして、これら対向電極部(27b)(27b)・
・・を整流電極部(27a)(27a)・・・間であっ
て該整流電極部(27a)(27a)・・・の上流側面
近傍にそれぞれ配設する。
【0036】その後に、この電極部(27)(27)・
・・に直流電圧を印加し、工事中に発生する汚濁水
(2)を流入部(5)から土粒子沈澱部(3)内に流入
させる。この土粒子沈澱部(3)内に流入した汚濁水
(2)は、対向電極部(27b)(27b)・・・のネ
ット材(16)(16)を透過し、この透過時に対向電
極部(27b)(27b)・・・によって汚濁水(2)
に含まれる細土粒子を整流電極部(27a)(27a)
・・・に強制的に引張り出し、土粒子沈澱部(3)内で
凝集沈澱する。このようにして細土粒子(12)(1
2)が凝集して取り除かれた、つまり浄化された水
(7)は流出部(6)から河川や湖沼等に放水される。
【0037】このように、整流電極部(27a)(27
a)・・・を土粒子沈澱部(3)内に汚濁水(2)が蛇
行して流れるように所要間隔を持って配設するととも
に、これら整流電極部(27a)(27a)・・・間で
あって該整流電極部(27a)(27a)・・・の上流
側面近傍にそれぞれ配設するとともに、電極部(27)
(27)・・・を陽極と陰極とが交互に配してなるよう
にしたので、工事中に発生する汚濁水(2)を流入部
(5)から土粒子沈澱部(3)内に流入させると、陰極
とされた対向電極部(27b)(27b)・・・のネッ
ト材(16)(16)を透過し、この透過時に陰極とさ
れた対向電極部(27b)(27b)・・・によって汚
濁水(2)に含まれる細土粒子を整流電極部(27a)
(27a)・・・に強制的に引張り出し、土粒子沈澱部
(3)内で凝集沈澱して汚濁水(2)を容易に浄化する
ことができ、しかも凝集率を向上することができる。
【0038】
【発明の効果】請求項1、請求項4又は請求項7に記載
の発明は、土木工事において発生する汚濁水を浄化する
装置であって、この浄化装置は流入部と流出部とを有す
る土粒子沈澱部と所要数の浄化部材とから構成されてな
り、浄化部材は導電性を有する素材から形成されるとと
もに前記土粒子沈澱部の幅方向の長さより短いものとさ
れており、これら浄化部材は土粒子沈澱部内で汚濁水が
蛇行して流れるように所要間隔を持って配設されてなる
ことを特徴とする土木工事用の汚濁水浄化装置であり、
及び土木工事において発生する汚濁水を浄化する方法で
あって、土木工事現場の下流側に土粒子沈澱部を造設す
るとともにこの土粒子沈澱部の上流側に流入部を形成し
下流側に流出部を形成し、次いでこの土粒子沈澱部内に
導電性を有する素材から形成され土粒子沈澱部の幅方向
の長さより短いものとされた所要数の浄化部材を汚濁水
が蛇行して流れるように所要間隔を持って配設した後
に、汚濁水を流入部より土粒子沈澱部内に流入し、この
汚濁水を浄化部材によって浄化して流出部より流出して
なることを特徴とする土木工事用の汚濁水浄化方法であ
り、及び前記浄化部材に正電圧を印加してなることを特
徴とする請求項第1項記載の土木工事用の汚濁水浄化装
置であるから、以下の効果を奏する。
【0039】即ち、浄化部材を導電性を有する素材から
形成し、この浄化部材を土粒子沈澱部内に汚濁水が蛇行
して流れるように所要間隔を持って配設するようにした
ので、工事中に発生する汚濁水を流入部から土粒子沈澱
部内に流入させると、浄化部材によって汚濁水に含まれ
る細土粒子が粗大粒子となり、土粒子沈澱部内で凝集沈
澱して汚濁水を容易に浄化することができ、しかも従来
のように土粒子沈澱部から汚濁水が溢れ出ることがなく
凝集率を向上することができる。
【0040】請求項2又は請求項5に記載の発明は、土
木工事において発生する汚濁水を静電場の作用で浄化す
る装置であって、この浄化装置は流入部と流出部とを有
する土粒子沈澱部とそれぞれ所要数の整流電極板と対向
電極板から構成されてなり、整流電極板と対向電極板は
それぞれ土粒子沈澱部の幅方向の長さより短いものとさ
れるとともに、整流電極板は土粒子沈澱部内で汚濁水が
蛇行して流れるように所要間隔を持って配設され、対向
電極板は前記整流電極板間の所要位置にそれぞれ配設さ
れ、且つこれら整流電極板及び対向電極板はそれぞれ陽
極あるいは陰極とされ、これら陽極と陰極は交互に配さ
れていることを特徴とする土木工事用の汚濁水浄化装置
であり、及び土木工事において発生する汚濁水を静電場
の作用で浄化する方法であって、土木工事現場の下流側
に土粒子沈澱部を造設するとともにこの土粒子沈澱部の
上流側に流入部を形成し下流側に流出部を形成し、次い
でこの土粒子沈澱部内に該土粒子沈澱部の幅方向の長さ
より短いものとされた所要数の整流電極板を汚濁水が蛇
行して流れるように所要間隔を持って配設し、これら整
流電極板間の所要位置に土粒子沈澱部の幅方向の長さよ
り短いものとされた対向電極板をそれぞれ配設し、且つ
これら電極板を陽極と陰極を交互に配設した後にこれら
電極板に直流電圧を印加し、汚濁水を流入部より土粒子
沈澱部内に流入し、この汚濁水を電極板によって浄化し
て流出部より流出してなることを特徴とする土木工事用
の汚濁水浄化方法であるから、以下の効果を奏する。
【0041】即ち、整流電極板を土粒子沈澱部内に汚濁
水が蛇行して流れるように所要間隔を持って配設し、こ
れら整流電極板間の所要位置に対向電極板をそれぞれ配
設するとともに、電極板を陽極と陰極とを交互に配置し
たので、工事中に発生する汚濁水を流入部から土粒子沈
澱部内に流入させると、陰極の電極板によって汚濁水に
含まれる細土粒子を陽極の電極板に強制的に引張り出
し、土粒子沈澱部内で凝集沈澱して汚濁水を容易に浄化
することができ、しかも従来のように土粒子沈澱部から
汚濁水が溢れ出ることがなく凝集率を向上することがで
きる。
【0042】請求項3又は請求項6に記載の発明は、土
木工事において発生する汚濁水を静電場の作用で浄化す
る装置であって、この浄化装置は流入部と流出部とを有
する土粒子沈澱部と所要数の整流電極部と所要数のプレ
ート材とネット材とが交互に配された対向電極部とから
構成されてなり、整流電極部は土粒子沈澱部の幅方向の
長さより短いものとされて土粒子沈澱部内で汚濁水が蛇
行して流れるように所要間隔を持って配設され、対向電
極部は前記整流電極部間であって該整流電極部の上流側
面近傍にそれぞれ配設され、且つこれら整流電極部及び
対向電極部はそれぞれ陽極あるいは陰極とされ、これら
陽極と陰極は交互に配されていることを特徴とする土木
工事用の汚濁水浄化装置であり、及び土木工事において
発生する汚濁水を静電場の作用で浄化する方法であっ
て、土木工事現場の下流側に土粒子沈澱部を造設すると
ともにこの土粒子沈澱部の上流側に流入部を形成し下流
側に流出部を形成し、次いでこの土粒子沈澱部内に該土
粒子沈澱部の幅方向の長さより短いものとされた整流電
極部を汚濁水が蛇行して流れるように所要間隔を持って
配設し、これら整流電極部間であって該整流電極部の上
流側面近傍に所要数のプレート材とネット材とが交互に
配された対向電極部をそれぞれ配設し、且つこれら電極
板を陽極と陰極とを交互にして配設した後にこれら電極
部に直流電圧を印加し、汚濁水を流入部より土粒子沈澱
部内に流入し、この汚濁水を電極部によって浄化して流
出部より流出してなることを特徴とする土木工事用の汚
濁水浄化方法であるから、以下の効果を奏する。
【0043】即ち、整流電極部を土粒子沈澱部内に汚濁
水が蛇行して流れるように所要間隔を持って配設すると
ともに、これら整流電極部間であって該整流電極部の上
流側面近傍にそれぞれ対向電極部を配設するとともに、
電極部を陽極と陰極とを交互に配置したので、工事中に
発生する汚濁水を流入部から土粒子沈澱部内に流入させ
ると、対向電極部のネット材を透過し、この透過時に陰
極の電極部によって汚濁水に含まれる細土粒子を陽極の
電極部に強制的に引張り出し、土粒子沈澱部内で凝集沈
澱して汚濁水を容易に浄化することができ、しかも凝集
率を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る土木工事用の汚濁水
浄化装置を示す概略構成図である。
【図2】図1と同様に土木工事用の汚濁水浄化装置を示
す概略説明図である。
【図3】この発明の一実施例に係る二の土木工事用の汚
濁水浄化装置を示す概略構成図である。
【図4】この発明の一実施例に係る三の土木工事用の汚
濁水浄化装置を示す概略構成図である。
【図5】図4示の土木工事用の汚濁水浄化装置に設ける
対向電極部を示す概略説明図である。
【図6】従来の土木工事用の汚濁水濾過装置を示す概略
構成図である。
【符号の説明】
1 浄化装置 2 汚濁水 3 土粒子沈澱部 4 浄化部材 5 流入部 6 流出部 9 フロート 12 土粒子 15 プレート材 16 ネット材 17 浄化装置 18 電極板 18a 整流電極板 18b 対向電極板 26 浄化装置 27 電極部 27a 整流電極部 27b 対向電極部
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E02B 15/00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 土木工事において発生する汚濁水を浄化
    する装置であって、この浄化装置は流入部と流出部とを
    有する土粒子沈澱部と所要数の浄化部材とから構成され
    てなり、浄化部材は導電性を有する素材から形成される
    とともに前記土粒子沈澱部の幅方向の長さより短いもの
    とされており、これら浄化部材は土粒子沈澱部内で汚濁
    水が蛇行して流れるように所要間隔を持って配設されて
    なることを特徴とする土木工事用の汚濁水浄化装置。
  2. 【請求項2】 土木工事において発生する汚濁水を静電
    場の作用で浄化する装置であって、この浄化装置は流入
    部と流出部とを有する土粒子沈澱部とそれぞれ所要数の
    整流電極板と対向電極板から構成されてなり、整流電極
    板と対向電極板はそれぞれ土粒子沈澱部の幅方向の長さ
    より短いものとされるとともに、整流電極板は土粒子沈
    澱部内で汚濁水が蛇行して流れるように所要間隔を持っ
    て配設され、対向電極板は前記整流電極板間の所要位置
    にそれぞれ配設され、且つこれら整流電極板及び対向
    極板はそれぞれ陽極あるいは陰極とされ、これら陽極と
    陰極は交互に配されていることを特徴とする土木工事用
    の汚濁水浄化装置。
  3. 【請求項3】 土木工事において発生する汚濁水を静電
    場の作用で浄化する装置であって、この浄化装置は流入
    部と流出部とを有する土粒子沈澱部と所要数の整流電極
    部と所要数のプレート材とネット材とが交互に配された
    対向電極部とから構成されてなり、整流電極部は土粒子
    沈澱部の幅方向の長さより短いものとされて土粒子沈澱
    部内で汚濁水が蛇行して流れるように所要間隔を持って
    配設され、対向電極部は前記整流電極部間であって該
    電極部の上流側面近傍にそれぞれ配設され、且つこれ
    整流電極部及び対向電極部はそれぞれ陽極あるいは陰
    極とされ、これら陽極と陰極は交互に配されていること
    を特徴とする土木工事用の汚濁水浄化装置。
  4. 【請求項4】 土木工事において発生する汚濁水を浄化
    する方法であって、土木工事現場の下流側に土粒子沈澱
    部を造設するとともにこの土粒子沈澱部の上流側に流入
    部を形成し下流側に流出部を形成し、次いでこの土粒子
    沈澱部内に導電性を有する素材から形成され土粒子沈澱
    部の幅方向の長さより短いものとされた所要数の浄化部
    材を汚濁水が蛇行して流れるように所要間隔を持って配
    設した後に、汚濁水を流入部より土粒子沈澱部内に流入
    し、この汚濁水を浄化部材によって浄化して流出部より
    流出してなることを特徴とする土木工事用の汚濁水浄化
    方法。
  5. 【請求項5】 土木工事において発生する汚濁水を静電
    場の作用で浄化する方法であって、土木工事現場の下流
    側に土粒子沈澱部を造設するとともにこの土粒子沈澱部
    の上流側に流入部を形成し下流側に流出部を形成し、次
    いでこの土粒子沈澱部内に該土粒子沈澱部の幅方向の長
    さより短いものとされた所要数の整流電極板を汚濁水が
    蛇行して流れるように所要間隔を持って配設し、これら
    整流電極板間の所要位置に土粒子沈澱部の幅方向の長さ
    より短いものとされた対向電極板をそれぞれ配設し、且
    つこれら電極板を陽極と陰極を交互に配設した後にこれ
    ら電極板に直流電圧を印加し、汚濁水を流入部より土粒
    子沈澱部内に流入し、この汚濁水を電極板によって浄化
    して流出部より流出してなることを特徴とする土木工事
    用の汚濁水浄化方法。
  6. 【請求項6】 土木工事において発生する汚濁水を静電
    場の作用で浄化する方法であって、土木工事現場の下流
    側に土粒子沈澱部を造設するとともにこの土粒子沈澱部
    の上流側に流入部を形成し下流側に流出部を形成し、次
    いでこの土粒子沈澱部内に該土粒子沈澱部の幅方向の長
    さより短いものとされた整流電極部を汚濁水が蛇行して
    流れるように所要間隔を持って配設し、これら整流電極
    部間であって該整流電極部の上流側面近傍に所要数のプ
    レート材とネット材とが交互に配された対向電極部をそ
    れぞれ配設し、且つこれら電極板を陽極と陰極とを交互
    にして配設した後にこれら電極部に直流電圧を印加し、
    汚濁水を流入部より土粒子沈澱部内に流入し、この汚濁
    水を電極部によって浄化して流出部より流出してなるこ
    とを特徴とする土木工事用の汚濁水浄化方法。
  7. 【請求項7】 前記浄化部材に正電圧を印加してなるこ
    とを特徴とする請求項第1項記載の土木工事用の汚濁水
    浄化装置。
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