JP2731957B2 - 片面エンボス圧延鋼帯の製造方法 - Google Patents
片面エンボス圧延鋼帯の製造方法Info
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- JP2731957B2 JP2731957B2 JP24911389A JP24911389A JP2731957B2 JP 2731957 B2 JP2731957 B2 JP 2731957B2 JP 24911389 A JP24911389 A JP 24911389A JP 24911389 A JP24911389 A JP 24911389A JP 2731957 B2 JP2731957 B2 JP 2731957B2
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21H—MAKING PARTICULAR METAL OBJECTS BY ROLLING, e.g. SCREWS, WHEELS, RINGS, BARRELS, BALLS
- B21H8/00—Rolling metal of indefinite length in repetitive shapes specially designed for the manufacture of particular objects, e.g. checkered sheets
- B21H8/005—Embossing sheets or rolls
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B1/00—Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations
- B21B1/22—Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations for rolling plates, strips, bands or sheets of indefinite length
- B21B1/227—Surface roughening or texturing
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B37/00—Control devices or methods specially adapted for metal-rolling mills or the work produced thereby
- B21B37/16—Control of thickness, width, diameter or other transverse dimensions
- B21B37/165—Control of thickness, width, diameter or other transverse dimensions responsive mainly to the measured thickness of the product
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Metal Rolling (AREA)
- Reduction Rolling/Reduction Stand/Operation Of Reduction Machine (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、エンボス圧延ロールと胴面が平滑な圧延ロ
ールとが組み込まれている冷間圧延機によって鋼帯を軽
圧延して片面エンボス圧延鋼帯を製造するに際し、製造
される片面エンボス圧延鋼帯表面におけるエンボス模様
の凹部面と凸部面との距離(以下、エンボス深さと称す
ることがある)のバラツキを極力小さく適正な範囲に制
御することによって安定した品質で工業製品としての意
匠性を充分備えた片面のエンボス圧延鋼帯を製造する方
法に関するものである。
ールとが組み込まれている冷間圧延機によって鋼帯を軽
圧延して片面エンボス圧延鋼帯を製造するに際し、製造
される片面エンボス圧延鋼帯表面におけるエンボス模様
の凹部面と凸部面との距離(以下、エンボス深さと称す
ることがある)のバラツキを極力小さく適正な範囲に制
御することによって安定した品質で工業製品としての意
匠性を充分備えた片面のエンボス圧延鋼帯を製造する方
法に関するものである。
片面エンボス圧延鋼帯及びその鋼板製品は、各種建造
物の柱や壁やドアなどの建築用材,各種厨房器,浴槽,
家電製品,各種把手や丁番,パチンコ台,広告塔,案内
板,看板等に広く用いられており、このような用途は殆
どのものが外面に露出した状態で使用されるものである
ことから表面外観が均一であること、特にエンボス深さ
のロット内及びロット間でのバラツキが小さいことが要
求されている。これはもしエンボス深さがロット毎や一
つのロット内で相違すると、外観上からエンボス模様に
濃淡が生じている印象を与えることになって、片面エン
ボス圧延鋼帯を使用する商品の商品価値を著しく低下さ
せてしまうことになるからである。
物の柱や壁やドアなどの建築用材,各種厨房器,浴槽,
家電製品,各種把手や丁番,パチンコ台,広告塔,案内
板,看板等に広く用いられており、このような用途は殆
どのものが外面に露出した状態で使用されるものである
ことから表面外観が均一であること、特にエンボス深さ
のロット内及びロット間でのバラツキが小さいことが要
求されている。これはもしエンボス深さがロット毎や一
つのロット内で相違すると、外観上からエンボス模様に
濃淡が生じている印象を与えることになって、片面エン
ボス圧延鋼帯を使用する商品の商品価値を著しく低下さ
せてしまうことになるからである。
このようにエンボス深さのロット内及びロット間での
バラツキを小さくするという要求に対して、従来は片面
エンボス圧延鋼帯を製造する冷間圧延工程においては、
時々ラインを停止し鋼帯が静止した状態でディップスゲ
ージやポイントマイクロメーターを用いてエンボス深さ
を測定することにより均一にするように努力していたの
である。
バラツキを小さくするという要求に対して、従来は片面
エンボス圧延鋼帯を製造する冷間圧延工程においては、
時々ラインを停止し鋼帯が静止した状態でディップスゲ
ージやポイントマイクロメーターを用いてエンボス深さ
を測定することにより均一にするように努力していたの
である。
しかしながら、このような従来のディップスゲージや
ポイントマイクロメーターを用いたエンボス深さの測定
には次のような問題点があった。
ポイントマイクロメーターを用いたエンボス深さの測定
には次のような問題点があった。
(1)測定者の手作業による測定のため、測定者及び測
定時のバラツキが大きく、測定精度が悪い。
定時のバラツキが大きく、測定精度が悪い。
(2)鋼帯のエンボス圧延走行中は測定が不可能であ
り、しかも鋼帯長手方向では何箇所かの測定や幅方向で
は両端の耳部のみといった鋼帯内の部分的な測定しかで
きず、鋼帯全表面に亘る測定が不可能である。
り、しかも鋼帯長手方向では何箇所かの測定や幅方向で
は両端の耳部のみといった鋼帯内の部分的な測定しかで
きず、鋼帯全表面に亘る測定が不可能である。
(3)ラインを停止させて測定しなければならないた
め、ラインの稼働能率を著しく低下させてしまう。
め、ラインの稼働能率を著しく低下させてしまう。
(4)ラインを停止させて測定した鋼帯の停止箇所やそ
の後の再生延開始直後の部分は製品とはならず屑化しな
ければならないので、製造歩留を大幅に低下させてコス
トアップにつながってしまう。
の後の再生延開始直後の部分は製品とはならず屑化しな
ければならないので、製造歩留を大幅に低下させてコス
トアップにつながってしまう。
(5)ラインを停止することが不安定な製造を余儀なく
せしめ、製品の高品質を維持する上でマイナスとなる。
せしめ、製品の高品質を維持する上でマイナスとなる。
本発明はこのような従来技術の問題点を解消し、ライ
ンを停止させることなく自動的に且つ高精度にエンボス
深さを測定し且つ制御できる手段を採用して、素材であ
る鋼帯の板厚精度に多少問題のあるものを用いて片面エ
ンボス圧延鋼帯に製造したとしても、鋼帯表面のエンボ
ス深さのバラツキを極力抑制して適正な範囲に調整し得
ることによって安定したエンボス軽圧延による製造性の
もとで、生産性良く製造歩留良好に、然も高品質な工業
製品として意匠性を充分備えた片面エンボス圧延鋼帯の
製造方法を提供することを課題とする。
ンを停止させることなく自動的に且つ高精度にエンボス
深さを測定し且つ制御できる手段を採用して、素材であ
る鋼帯の板厚精度に多少問題のあるものを用いて片面エ
ンボス圧延鋼帯に製造したとしても、鋼帯表面のエンボ
ス深さのバラツキを極力抑制して適正な範囲に調整し得
ることによって安定したエンボス軽圧延による製造性の
もとで、生産性良く製造歩留良好に、然も高品質な工業
製品として意匠性を充分備えた片面エンボス圧延鋼帯の
製造方法を提供することを課題とする。
本発明者らは前記課題を解決すべく鋭意研究の結果、
エンボス圧延ロールと胴面が平滑な圧延ロールとが組み
込まれている冷間圧延機によって鋼帯を軽圧延して片面
エンボス圧延鋼帯を製造するラインを停止させることな
く自動的に且つ高精度にエンボス深さを測定できる手段
として、直接エンボス深さを測定するのではなく片面エ
ンボス圧延鋼帯の厚さを測定する放射線厚み計を採用す
れば良いことに着目したが、前記冷間圧延機によって軽
圧延して片面エンボス圧延鋼帯に製造される素材として
の鋼帯は同一ロット内でも板幅方向及び長手方向に板厚
変動が存在しているため、例えば3μmとか5μmとい
うようなエンボス深さの比較的小さな片面エンボス圧延
鋼帯を製造する場合にはその高精度の測定は非常に困難
であり、単に1台の放射線厚み計により片面エンボス圧
延鋼帯の板厚を連続的に測定しても良好な片面エンボス
圧延鋼帯の製造を行うことができない事態に直面して更
に検討を進めた結果、当該冷間圧延機における鋼帯入側
と鋼帯出側とに放射線厚み計のセンサを配置して当該放
射線厚み計によりそれぞれエンボス圧延中の鋼帯の板厚
を測定してその変動する平均板厚Hin,Houtを連続的に求
めながら、この変動する平均板厚Hin,Houtの平均値i
n,outの差(in−out)が常に所望範囲内になるよ
うに当該冷間圧延機のエンボス圧延ロールと胴面が平滑
な圧延ロールとの間で鋼帯に作用させる圧下力を調整す
れば良いことを究明して本発明を完成したのである。
エンボス圧延ロールと胴面が平滑な圧延ロールとが組み
込まれている冷間圧延機によって鋼帯を軽圧延して片面
エンボス圧延鋼帯を製造するラインを停止させることな
く自動的に且つ高精度にエンボス深さを測定できる手段
として、直接エンボス深さを測定するのではなく片面エ
ンボス圧延鋼帯の厚さを測定する放射線厚み計を採用す
れば良いことに着目したが、前記冷間圧延機によって軽
圧延して片面エンボス圧延鋼帯に製造される素材として
の鋼帯は同一ロット内でも板幅方向及び長手方向に板厚
変動が存在しているため、例えば3μmとか5μmとい
うようなエンボス深さの比較的小さな片面エンボス圧延
鋼帯を製造する場合にはその高精度の測定は非常に困難
であり、単に1台の放射線厚み計により片面エンボス圧
延鋼帯の板厚を連続的に測定しても良好な片面エンボス
圧延鋼帯の製造を行うことができない事態に直面して更
に検討を進めた結果、当該冷間圧延機における鋼帯入側
と鋼帯出側とに放射線厚み計のセンサを配置して当該放
射線厚み計によりそれぞれエンボス圧延中の鋼帯の板厚
を測定してその変動する平均板厚Hin,Houtを連続的に求
めながら、この変動する平均板厚Hin,Houtの平均値i
n,outの差(in−out)が常に所望範囲内になるよ
うに当該冷間圧延機のエンボス圧延ロールと胴面が平滑
な圧延ロールとの間で鋼帯に作用させる圧下力を調整す
れば良いことを究明して本発明を完成したのである。
以下、図面により本発明に係る片面エンボス圧延鋼帯
の製造方法について詳細に説明する。
の製造方法について詳細に説明する。
第1図は片面エンボス圧延鋼帯の製造工程の主要機器
配置例を示す説明図、第2図はその要部拡大説明図、第
3図は本発明方法により製造した片面エンボス圧延鋼帯
の放射線厚み計により当該冷間圧延機における鋼帯入側
と鋼帯出側との鋼帯の変動する平均板厚Hin,Houtの平均
値in,outの差(in−out)とエンボス深さdと
の関係を示す図、第4図(イ)及び(ロ)は本発明方法
における当該冷間圧延機における鋼帯入側と鋼帯出側と
の放射線厚み計のセンサの位置関係を示す説明図、第5
図は片面エンボス圧延鋼帯の製造方法の概略を示す斜視
図である。
配置例を示す説明図、第2図はその要部拡大説明図、第
3図は本発明方法により製造した片面エンボス圧延鋼帯
の放射線厚み計により当該冷間圧延機における鋼帯入側
と鋼帯出側との鋼帯の変動する平均板厚Hin,Houtの平均
値in,outの差(in−out)とエンボス深さdと
の関係を示す図、第4図(イ)及び(ロ)は本発明方法
における当該冷間圧延機における鋼帯入側と鋼帯出側と
の放射線厚み計のセンサの位置関係を示す説明図、第5
図は片面エンボス圧延鋼帯の製造方法の概略を示す斜視
図である。
図面中、1は片面に凸部面1aaと凹部面1abとより成る
エンボス模様の形成された片面エンボス圧延鋼帯1aに軽
圧延される鋼帯である。この鋼帯1としては、ステンレ
ス冷間圧延鋼帯である場合には片面エンボス圧延鋼帯1a
としての需要が多いJIS G 4305「冷間圧延ステンレス鋼
板及び鋼帯」に表面仕上げとして規定されているNo.2D,
No.2B,BA,No.3,No.4,HL,#240,#320,#400のいずれか
の表面仕上げが施されているか、又はこれらの表面仕上
材に鏡面加工の如き特殊研摩又はダル圧延加工による表
面加工が施されているものが本発明方法は特に有効であ
る。2は圧延方向eに通板される鋼帯1の片面に前記エ
ンボス模様を形成させるための冷間圧延機であって、形
成するエンボス模様に対応した凹凸が胴面に設けられて
いるエンボス圧延ロール2aと胴面が平滑な圧延ロール2b
とが組み込まれていてこのエンボス圧延ロール2aと胴面
が平滑な圧延ロール2bとの間に通板される鋼帯1を軽圧
延して片面エンボス圧延鋼帯1aを製造するのである。こ
の冷間圧延機2としては、ロール径としては45〜120mm
の範囲内のエンボス圧延ロール2aと胴面が平滑な圧延ロ
ール2bとが組み込まれているクラスターミルを含む多段
冷間圧延機を使用することが好ましい。そして本発明方
法において使用される冷間圧延機2のエンボス圧延ロー
ル2aとしては、製造される片面エンボス圧延鋼帯1aの全
表面に付与される凹凸状のエンボス模様が凹部面1abと
が凸部面1aaとの距離すなわちエンボス深さdが1〜100
μmの範囲好ましくは5〜60μmの範囲にあるエンボス
量を形成することにより所定図柄を保有する模様である
と共に、一種又は多種の組合せであってもほぼ一単位と
看なせる特定図柄が直径20mmの円内により好ましくは直
径10mmの円内に納まる程度の微細な図柄であって、この
微細な特定図柄が当該鋼帯1aの全表面にほぼ均一に分布
している模様であるものを製造できるように、当該圧延
ロール2aの表面に所定の模様が形成されていることが有
効である。第1図に示す如く、3はテンシヨンリール4
から巻き出された鋼帯1が冷間圧延機2における軽圧延
によってエンボス模様を付与されて片面エンボス圧延鋼
帯1aとなりテンシヨンリール4に巻き取られるエンボス
圧延工程において、この鋼帯1及び片面エンボス圧延鋼
帯1aの通板位置を所定位置に設定し且つ案内するための
デフレクターロールである。5は第1図及び第2図に示
す如く、当該冷間圧延機2における鋼帯入側と鋼帯出側
とで鋼帯1の変動するエンボス圧延前板厚aと片面エン
ボス圧延鋼帯1aの変動する凸部面板厚b及び凹部面板厚
cとを連続的に測定し、且つこの測定によって圧延前板
厚aの変動する平均板厚Hinと圧延後板厚b及びcの変
動する平均板厚Houtとを連続的に求めるX線厚み計やγ
線厚み計などの放射線厚み計である。図示例では入側放
射厚み計を5a,出側放射線厚み計を5bで示しているが、
この放射線厚み計5は全ての機器を当該冷間圧延機2に
おける鋼帯入側と鋼帯出側とに設置する必要はなく、放
射線発生器5caと放射線検出器5cbとから成るセンサ5cを
当該冷間圧延機2における鋼帯入側と鋼帯出側とにそれ
ぞれ配置し、放射線発生器5caから鋼帯1にそして片面
エンボス圧延鋼帯1aにそれぞれの放射線5dを放射してこ
の放射線5dの所定有効ビーム径5da(mmφ)の円の面積
内の変動する平均板厚HinとHoutとを求めるのである。
エンボス圧延による鋼帯1の圧延方向eへの移動につれ
て圧延前板厚aが変動するので前記円の面積内の平均板
厚Hinも変動し変動値として求められると共に、同様に
圧延後の片面エンボス圧延鋼帯1aの凸部面板厚b及び凹
部面板厚cも変動するので前記円の面積内に多数の凸部
面1aaと凹部面1abとを有する当該面積内の平均板厚Hout
も変動し変動値として求められる。つまり、鋼帯1の圧
延方向eへの移動につれて放射線厚み計5a及び5bにより
それぞれ放射線5dの予め選定した有効ビーム径5da(mm
φ)を有する円の軌跡によって形成される帯状測定面積
内の板厚を連続的に測定してエンボス圧延前後の変動す
る平均板厚Hin及びHoutを連続的に求めるようにするの
である。このようにして求められた変動する両平均板厚
Hin及びHoutは比較演算装置6に連続的に入力されるの
である。そしてこの場合、第4図の(イ),(ロ)に示
すように、冷間圧延機2の鋼帯入側と鋼帯出側とに配置
される放射線厚み計5aと5bとのセンサ5cの両測定点を鋼
帯1の表面の圧延方向eに平行な直線上にあって且つ当
該冷間圧延機2の近傍に設定することが好ましく、特に
第4図の(ロ)に示すように放射線厚み計5aと5bとのセ
ンサ5cの両測定点を鋼帯1の圧延方向eと直角な鋼帯1
の幅方向に連動させて移動させるか若しくは揺動させる
ことによって圧延前の鋼帯1の全表面及び圧延後の片面
エンボス圧延鋼帯1aの全表面のそれぞれの変動する平均
板厚Hin及びHoutを求めることができるので、鋼帯1の
全体に亘って極力均一なエンボス深さdに調整し形成す
る上で好ましいのである。6は前述の如く、放射線厚み
計5aと5bとでそれぞれ測定して求めた変動する平均板厚
Hin及びHoutが連続的に入力され、この変動する平均板
厚(Hin,Hout)の平均値(in,out)とその差(in
−out)とを演算すると共にその差(in−out)が
所望範囲内にあるか否かを比較演算し、その差(in−
out)が常時所望範囲になるように指令信号を出力す
る比較演算装置である。7はこの比較演算装置6から出
力された指令信号に基づいて、当該冷間圧延機2のエン
ボス圧延ロール2aと胴面が平滑な圧延ロール2bとの間で
鋼帯1に作用させる圧下力を当該冷間圧延機2の油圧圧
下装置2cを制御することによって調整するアクチユエー
タである。
エンボス模様の形成された片面エンボス圧延鋼帯1aに軽
圧延される鋼帯である。この鋼帯1としては、ステンレ
ス冷間圧延鋼帯である場合には片面エンボス圧延鋼帯1a
としての需要が多いJIS G 4305「冷間圧延ステンレス鋼
板及び鋼帯」に表面仕上げとして規定されているNo.2D,
No.2B,BA,No.3,No.4,HL,#240,#320,#400のいずれか
の表面仕上げが施されているか、又はこれらの表面仕上
材に鏡面加工の如き特殊研摩又はダル圧延加工による表
面加工が施されているものが本発明方法は特に有効であ
る。2は圧延方向eに通板される鋼帯1の片面に前記エ
ンボス模様を形成させるための冷間圧延機であって、形
成するエンボス模様に対応した凹凸が胴面に設けられて
いるエンボス圧延ロール2aと胴面が平滑な圧延ロール2b
とが組み込まれていてこのエンボス圧延ロール2aと胴面
が平滑な圧延ロール2bとの間に通板される鋼帯1を軽圧
延して片面エンボス圧延鋼帯1aを製造するのである。こ
の冷間圧延機2としては、ロール径としては45〜120mm
の範囲内のエンボス圧延ロール2aと胴面が平滑な圧延ロ
ール2bとが組み込まれているクラスターミルを含む多段
冷間圧延機を使用することが好ましい。そして本発明方
法において使用される冷間圧延機2のエンボス圧延ロー
ル2aとしては、製造される片面エンボス圧延鋼帯1aの全
表面に付与される凹凸状のエンボス模様が凹部面1abと
が凸部面1aaとの距離すなわちエンボス深さdが1〜100
μmの範囲好ましくは5〜60μmの範囲にあるエンボス
量を形成することにより所定図柄を保有する模様である
と共に、一種又は多種の組合せであってもほぼ一単位と
看なせる特定図柄が直径20mmの円内により好ましくは直
径10mmの円内に納まる程度の微細な図柄であって、この
微細な特定図柄が当該鋼帯1aの全表面にほぼ均一に分布
している模様であるものを製造できるように、当該圧延
ロール2aの表面に所定の模様が形成されていることが有
効である。第1図に示す如く、3はテンシヨンリール4
から巻き出された鋼帯1が冷間圧延機2における軽圧延
によってエンボス模様を付与されて片面エンボス圧延鋼
帯1aとなりテンシヨンリール4に巻き取られるエンボス
圧延工程において、この鋼帯1及び片面エンボス圧延鋼
帯1aの通板位置を所定位置に設定し且つ案内するための
デフレクターロールである。5は第1図及び第2図に示
す如く、当該冷間圧延機2における鋼帯入側と鋼帯出側
とで鋼帯1の変動するエンボス圧延前板厚aと片面エン
ボス圧延鋼帯1aの変動する凸部面板厚b及び凹部面板厚
cとを連続的に測定し、且つこの測定によって圧延前板
厚aの変動する平均板厚Hinと圧延後板厚b及びcの変
動する平均板厚Houtとを連続的に求めるX線厚み計やγ
線厚み計などの放射線厚み計である。図示例では入側放
射厚み計を5a,出側放射線厚み計を5bで示しているが、
この放射線厚み計5は全ての機器を当該冷間圧延機2に
おける鋼帯入側と鋼帯出側とに設置する必要はなく、放
射線発生器5caと放射線検出器5cbとから成るセンサ5cを
当該冷間圧延機2における鋼帯入側と鋼帯出側とにそれ
ぞれ配置し、放射線発生器5caから鋼帯1にそして片面
エンボス圧延鋼帯1aにそれぞれの放射線5dを放射してこ
の放射線5dの所定有効ビーム径5da(mmφ)の円の面積
内の変動する平均板厚HinとHoutとを求めるのである。
エンボス圧延による鋼帯1の圧延方向eへの移動につれ
て圧延前板厚aが変動するので前記円の面積内の平均板
厚Hinも変動し変動値として求められると共に、同様に
圧延後の片面エンボス圧延鋼帯1aの凸部面板厚b及び凹
部面板厚cも変動するので前記円の面積内に多数の凸部
面1aaと凹部面1abとを有する当該面積内の平均板厚Hout
も変動し変動値として求められる。つまり、鋼帯1の圧
延方向eへの移動につれて放射線厚み計5a及び5bにより
それぞれ放射線5dの予め選定した有効ビーム径5da(mm
φ)を有する円の軌跡によって形成される帯状測定面積
内の板厚を連続的に測定してエンボス圧延前後の変動す
る平均板厚Hin及びHoutを連続的に求めるようにするの
である。このようにして求められた変動する両平均板厚
Hin及びHoutは比較演算装置6に連続的に入力されるの
である。そしてこの場合、第4図の(イ),(ロ)に示
すように、冷間圧延機2の鋼帯入側と鋼帯出側とに配置
される放射線厚み計5aと5bとのセンサ5cの両測定点を鋼
帯1の表面の圧延方向eに平行な直線上にあって且つ当
該冷間圧延機2の近傍に設定することが好ましく、特に
第4図の(ロ)に示すように放射線厚み計5aと5bとのセ
ンサ5cの両測定点を鋼帯1の圧延方向eと直角な鋼帯1
の幅方向に連動させて移動させるか若しくは揺動させる
ことによって圧延前の鋼帯1の全表面及び圧延後の片面
エンボス圧延鋼帯1aの全表面のそれぞれの変動する平均
板厚Hin及びHoutを求めることができるので、鋼帯1の
全体に亘って極力均一なエンボス深さdに調整し形成す
る上で好ましいのである。6は前述の如く、放射線厚み
計5aと5bとでそれぞれ測定して求めた変動する平均板厚
Hin及びHoutが連続的に入力され、この変動する平均板
厚(Hin,Hout)の平均値(in,out)とその差(in
−out)とを演算すると共にその差(in−out)が
所望範囲内にあるか否かを比較演算し、その差(in−
out)が常時所望範囲になるように指令信号を出力す
る比較演算装置である。7はこの比較演算装置6から出
力された指令信号に基づいて、当該冷間圧延機2のエン
ボス圧延ロール2aと胴面が平滑な圧延ロール2bとの間で
鋼帯1に作用させる圧下力を当該冷間圧延機2の油圧圧
下装置2cを制御することによって調整するアクチユエー
タである。
かかる構成による装置を用いて本発明方法を実施する
場合について次に説明する。
場合について次に説明する。
先ず放射線厚み計5による鋼帯1及び片面エンボス圧
延鋼帯1aの板厚の測定原理について説明すると、放射線
厚み計5は放射線が物質を透過するときに受ける減衰を
利用したものであって、放射線厚み計5のセンサ5cにお
ける放射線検出器5cbの出力IはI=I0・exp(−μ・
h)で与えられ、ここでhは板厚,μは被測定物の材質
により固有の吸収係数,I0はh=0における放射線検出
器5cbの出力であるから、吸収係数μと鋼帯を通板しな
い場合の放射線検出器5cbの出力I0が既知であれば放射
線検出器5cbの出力Iを測定することによって板厚hを
知ることができるのである。
延鋼帯1aの板厚の測定原理について説明すると、放射線
厚み計5は放射線が物質を透過するときに受ける減衰を
利用したものであって、放射線厚み計5のセンサ5cにお
ける放射線検出器5cbの出力IはI=I0・exp(−μ・
h)で与えられ、ここでhは板厚,μは被測定物の材質
により固有の吸収係数,I0はh=0における放射線検出
器5cbの出力であるから、吸収係数μと鋼帯を通板しな
い場合の放射線検出器5cbの出力I0が既知であれば放射
線検出器5cbの出力Iを測定することによって板厚hを
知ることができるのである。
次に第2図に示すようにエンボス圧延ロール2aと胴面
が平滑な圧延ロール2bとが組み込まれている冷間圧延機
2によって鋼帯1を軽圧延して片面エンボス圧延鋼帯1a
を製造する場合における軽圧延の前後での関係を説明す
る。
が平滑な圧延ロール2bとが組み込まれている冷間圧延機
2によって鋼帯1を軽圧延して片面エンボス圧延鋼帯1a
を製造する場合における軽圧延の前後での関係を説明す
る。
冷間圧延機2によって鋼帯1を軽圧延する前の鋼帯1
の板厚をa(mm),冷間圧延機2によって鋼帯1を軽圧
延した後の片面エンボス圧延鋼帯1aの凸部面1aaの板厚
をb(mm),冷間圧延機2によって鋼帯1を軽圧延した
後の片面エンボス圧延鋼帯1aの凹部面1abの板厚をc(m
m),冷間圧延機2によって鋼帯1を軽圧延した後の片
面エンボス圧延鋼帯1aの凸部面1aaの板厚と凹部面1abの
板厚との差すなわちエンボス深さをd(mm)とすると、 d=b−c ‥‥‥‥‥(1) で表わされるのであるが、軽圧延後の片面エンボス圧延
鋼帯1aの凸部面1aaの板厚bは次の(2)式で表わされ
ることが本発明者らの研究で明らかになった。
の板厚をa(mm),冷間圧延機2によって鋼帯1を軽圧
延した後の片面エンボス圧延鋼帯1aの凸部面1aaの板厚
をb(mm),冷間圧延機2によって鋼帯1を軽圧延した
後の片面エンボス圧延鋼帯1aの凹部面1abの板厚をc(m
m),冷間圧延機2によって鋼帯1を軽圧延した後の片
面エンボス圧延鋼帯1aの凸部面1aaの板厚と凹部面1abの
板厚との差すなわちエンボス深さをd(mm)とすると、 d=b−c ‥‥‥‥‥(1) で表わされるのであるが、軽圧延後の片面エンボス圧延
鋼帯1aの凸部面1aaの板厚bは次の(2)式で表わされ
ることが本発明者らの研究で明らかになった。
b=a−p・d ‥‥‥‥‥(2) ここでpは圧延による鋼帯1の板厚の減少に影響を与
える係数であって、軽圧延によってエンボス圧延した後
の片面エンボス圧延鋼帯1aの凸部面1aaの板厚bが軽圧
延する前の鋼帯1の板厚aより多少減少する割合を示す
ものであり、エンボス圧延する鋼帯の鋼種,機械的性質
(最終焼鈍の有無とかその程度で変化し、またダル圧延
加工等の表面加工の有無とかその程度でも変化する),
寸法(厚さと幅)とか当該エンボス圧延に用いられるエ
ンボス圧延ロールのロール径,ロール胴面に凹凸状に設
けられているエンボス模様(図柄とその寸法,凹凸深さ
及びその勾配)とか当該エンボス圧延時の圧延率(換言
すれば目標とするエンボス量)等々に基づいて設定され
る条件によって決まる定数である。
える係数であって、軽圧延によってエンボス圧延した後
の片面エンボス圧延鋼帯1aの凸部面1aaの板厚bが軽圧
延する前の鋼帯1の板厚aより多少減少する割合を示す
ものであり、エンボス圧延する鋼帯の鋼種,機械的性質
(最終焼鈍の有無とかその程度で変化し、またダル圧延
加工等の表面加工の有無とかその程度でも変化する),
寸法(厚さと幅)とか当該エンボス圧延に用いられるエ
ンボス圧延ロールのロール径,ロール胴面に凹凸状に設
けられているエンボス模様(図柄とその寸法,凹凸深さ
及びその勾配)とか当該エンボス圧延時の圧延率(換言
すれば目標とするエンボス量)等々に基づいて設定され
る条件によって決まる定数である。
ところで前述の如く、本発明方法では第1図,第2図
に示す如く冷間圧延機2における鋼帯入側と鋼帯出側と
でエンボス圧延中の鋼帯1及び片面エンボス圧延鋼帯1a
の板厚を放射線厚み計5のセンサ5cによってそれぞれ連
続測定される前記a,b,c及びdも連続的に変動するの
で、更にこれらのa,b,cから求められ比較演算装置6に
連続的に入力される鋼帯入側の平均板厚Hin及び鋼帯出
側の平均板厚Houtも連続的に変動する。つまり、連続的
{i=(1,2‥‥,m)}に入力される平均板厚Hin
(i=1,2‥‥,m)及びHout(i=1,2‥‥,m)も変動
し、これらの入力変動値に基づいて前記した比較演算装
置6によって先ずそれぞれの平均値(in,out)とそ
の差(in−out)が演算されるのである。
に示す如く冷間圧延機2における鋼帯入側と鋼帯出側と
でエンボス圧延中の鋼帯1及び片面エンボス圧延鋼帯1a
の板厚を放射線厚み計5のセンサ5cによってそれぞれ連
続測定される前記a,b,c及びdも連続的に変動するの
で、更にこれらのa,b,cから求められ比較演算装置6に
連続的に入力される鋼帯入側の平均板厚Hin及び鋼帯出
側の平均板厚Houtも連続的に変動する。つまり、連続的
{i=(1,2‥‥,m)}に入力される平均板厚Hin
(i=1,2‥‥,m)及びHout(i=1,2‥‥,m)も変動
し、これらの入力変動値に基づいて前記した比較演算装
置6によって先ずそれぞれの平均値(in,out)とそ
の差(in−out)が演算されるのである。
そこで前記(1),(2)式は次の(1′),
(2′)式のように表わされる。
(2′)式のように表わされる。
di=bi−ci ‥‥‥‥‥(1′) bi=ai−p・di ‥‥‥‥‥(2′) そしてこのi=nの時点での鋼帯入側の変動する平均
板厚Hinは次の(3)式で、また鋼帯出側の変動する平
均板厚Houtは片面エンボス圧延鋼帯1a表面に占める凹部
面1abの面積率(定数)をxとすると次の(4)式でそ
れぞれ表わされる。
板厚Hinは次の(3)式で、また鋼帯出側の変動する平
均板厚Houtは片面エンボス圧延鋼帯1a表面に占める凹部
面1abの面積率(定数)をxとすると次の(4)式でそ
れぞれ表わされる。
この(3),(4)式から変動する平均板厚Hin,Hout
の平均値(in,out)が次の(5),(6)式で求め
られる。
の平均値(in,out)が次の(5),(6)式で求め
られる。
この(5),(6)式において、例えば上記(5)式
におけるaijは、独立変数aのi(=1,2,‥‥,n)条件
に更にj(=1,2,‥‥,m)条件を付加した場合である を示している。
におけるaijは、独立変数aのi(=1,2,‥‥,n)条件
に更にj(=1,2,‥‥,m)条件を付加した場合である を示している。
従ってこの(5),(6)式からその差(in−ou
t)を求めると次の(7)式で表わされる。
t)を求めると次の(7)式で表わされる。
となり、ここで前記(1′)式の添字i条件にj条件を
付加した添字ijの条件の場合に置き換えた(1″)式
と、同様に(2′)式添字iをijの条件の場合に置き換
えて変形した(2″)式とを上式に代入すると、 dij=bij−cij ‥‥‥‥‥(1″) p・dij=aij−bij ‥‥‥‥‥(2″) となり、ここで上式の分子内の(p+x)はそれぞれ一
定の定数であるからこの上式を変形すると次の(7)式
で表わされ、更にこの(7)式と所望範囲(R)との関
係,エンボス深さ目標量daim及びその許容交差αとの関
係が(8)式で表わされるのである。
付加した添字ijの条件の場合に置き換えた(1″)式
と、同様に(2′)式添字iをijの条件の場合に置き換
えて変形した(2″)式とを上式に代入すると、 dij=bij−cij ‥‥‥‥‥(1″) p・dij=aij−bij ‥‥‥‥‥(2″) となり、ここで上式の分子内の(p+x)はそれぞれ一
定の定数であるからこの上式を変形すると次の(7)式
で表わされ、更にこの(7)式と所望範囲(R)との関
係,エンボス深さ目標量daim及びその許容交差αとの関
係が(8)式で表わされるのである。
さて前記比較演算装置6では、以上に説明するように
最終的に(7)式で表わされる平均値(in,out)の
差(in−out)が演算され、この差が(8)式の関
係を満足させるように初期設定入力値である所望範囲R
の範囲内すなわちエンボス深さ目標値daimの許容交差α
の範囲内にあるか否かが比較演算され、その上で常時こ
の範囲内になるように指令信号が出力されるのである。
最終的に(7)式で表わされる平均値(in,out)の
差(in−out)が演算され、この差が(8)式の関
係を満足させるように初期設定入力値である所望範囲R
の範囲内すなわちエンボス深さ目標値daimの許容交差α
の範囲内にあるか否かが比較演算され、その上で常時こ
の範囲内になるように指令信号が出力されるのである。
冷間圧延機2によってエンボス圧延して鋼帯1に付与
するエンボス深さdすなわち(in−out)が常に一
定になるため条件としては前記(7)式の右辺が一定に
なることが必要である。しかしながら、もしこの(7)
式の右辺が一定になるばかりでなく常に(8)式に示す
一定のエンボス深さが目標量daimにしようとすると、そ
の制御は非常に厳密なものとなり現実には不可能である
ので、本発明方法においては前記比較演算装置6より出
力される指令信号に基づいて、前記差(in−out)
がエンボス深さ目標量daimを包含する所望範囲R内にな
るように、当該冷間圧延機2のエンボス圧延ロール2aと
胴面が平滑な圧延ロール2bとの間で鋼帯1に作用させる
圧下力をアクチュエータ7を介して当該冷間圧延機2の
油圧圧下装置2cを制御して調整するのである。
するエンボス深さdすなわち(in−out)が常に一
定になるため条件としては前記(7)式の右辺が一定に
なることが必要である。しかしながら、もしこの(7)
式の右辺が一定になるばかりでなく常に(8)式に示す
一定のエンボス深さが目標量daimにしようとすると、そ
の制御は非常に厳密なものとなり現実には不可能である
ので、本発明方法においては前記比較演算装置6より出
力される指令信号に基づいて、前記差(in−out)
がエンボス深さ目標量daimを包含する所望範囲R内にな
るように、当該冷間圧延機2のエンボス圧延ロール2aと
胴面が平滑な圧延ロール2bとの間で鋼帯1に作用させる
圧下力をアクチュエータ7を介して当該冷間圧延機2の
油圧圧下装置2cを制御して調整するのである。
前述の如く、前記比例演算装置6により(5),
(6)式に従って平均値(in,out)をそれぞれ演算
するに際しては、圧延される鋼帯1の選定した単位長さ
におよそ比例した変動する平均板厚Hin及びHoutの入力
箇数分を演算して平均値とするか、若しくは圧延速度を
加味するかせずして選定した単位時間に連続的に入力す
る変動する平均板厚Hin,Houtを演算して平均値とすれば
よい。
(6)式に従って平均値(in,out)をそれぞれ演算
するに際しては、圧延される鋼帯1の選定した単位長さ
におよそ比例した変動する平均板厚Hin及びHoutの入力
箇数分を演算して平均値とするか、若しくは圧延速度を
加味するかせずして選定した単位時間に連続的に入力す
る変動する平均板厚Hin,Houtを演算して平均値とすれば
よい。
また最終的に(7)式に従って平均値in,outの差
(in−out)を演算するに際しては、鋼帯入側の放
射線厚み計5aと出側放射線厚み計5bとからそれぞれ連続
的に入力される変動する平均板厚HinとHoutについて、
両放射線厚み計5a及び5bの両センサ5cにおける両測定点
間の距離を消失せしめる如く修正した変動する平均板厚
HinとHoutから平均値(in,out)とその差(in−
out)を演算してもよい。
(in−out)を演算するに際しては、鋼帯入側の放
射線厚み計5aと出側放射線厚み計5bとからそれぞれ連続
的に入力される変動する平均板厚HinとHoutについて、
両放射線厚み計5a及び5bの両センサ5cにおける両測定点
間の距離を消失せしめる如く修正した変動する平均板厚
HinとHoutから平均値(in,out)とその差(in−
out)を演算してもよい。
更に、本発明方法では例えばj=m個目毎に演算され
る平均値in,outからこの差(in−out)が単に
所望範囲R内にあるか否かを比較演算してもよいが、m
個目毎に演算される平均値inとoutとからその時点
での上昇,停滞及び下降傾向分を演算して求め、この傾
向分を加味した前記差が所望範囲R内にあるか否かを比
較演算するようにしてもよい。
る平均値in,outからこの差(in−out)が単に
所望範囲R内にあるか否かを比較演算してもよいが、m
個目毎に演算される平均値inとoutとからその時点
での上昇,停滞及び下降傾向分を演算して求め、この傾
向分を加味した前記差が所望範囲R内にあるか否かを比
較演算するようにしてもよい。
鋼種SUS304で寸法として板厚0.8mm及び板幅1050mmで
あって、最終焼鈍がなされた後に#240表面研摩仕上げ
が施されている重量15トンのステンレス鋼帯1を、ロー
ル径として50mmのエンボス圧延ロール2aと胴面が平滑な
圧延ロール2bとが組み込まれているセンジミアミル(多
段冷間圧延機2)により、平均圧延速度100m/分で軽圧
延し、直径20mmの円内に納まる程度の微細な特定図柄の
2個存在しているエンボス模様がエンボス深さ目標量
(daim)0.030mmでその許容交差(α)±0.020mmに全表
面にぼぼ均一に分布して付与されるように片面エンボス
圧延鋼帯1aを製造した。
あって、最終焼鈍がなされた後に#240表面研摩仕上げ
が施されている重量15トンのステンレス鋼帯1を、ロー
ル径として50mmのエンボス圧延ロール2aと胴面が平滑な
圧延ロール2bとが組み込まれているセンジミアミル(多
段冷間圧延機2)により、平均圧延速度100m/分で軽圧
延し、直径20mmの円内に納まる程度の微細な特定図柄の
2個存在しているエンボス模様がエンボス深さ目標量
(daim)0.030mmでその許容交差(α)±0.020mmに全表
面にぼぼ均一に分布して付与されるように片面エンボス
圧延鋼帯1aを製造した。
当該センジミアミル(多段冷間圧延機2)の鋼帯入側
と鋼帯出側とにX線厚み計(放差線厚み計5a及び5b)の
各センサ5cを配置し、第4図の(ロ)に示すように鋼帯
1の圧延方向と直角な鋼帯幅方向に各センサ5cを連動さ
せて移動しながら、各センサ5cの測定点に向けてその放
射線発生器5cからX線(放射線5d)の有効ビーム径5da
が40mmφの円になるようにX線(放射線5d)を放射し
て、この有効ビーム径5daの円の軌跡によって形成され
て蛇行する帯状測定面積内の鋼帯1,圧延後の片面エンボ
ス圧延鋼帯1aの変動する平均板厚Hin,Houtをそれぞれ連
続測定するようにした。そして変動する両平均板厚Hin,
Houtが連続的に入力された比較演算装置6により、その
平均値(in,out)とこの差(in−out)を演算
すると共に、この差(in−out)が初期設定値とし
て入力されている所望範囲R内(又はエンボス深さ目標
量daimの許容交差±α内)にあるか否かを比較演算し
て、常に所望範囲R内になるように指令信号が出力され
るようにした。
と鋼帯出側とにX線厚み計(放差線厚み計5a及び5b)の
各センサ5cを配置し、第4図の(ロ)に示すように鋼帯
1の圧延方向と直角な鋼帯幅方向に各センサ5cを連動さ
せて移動しながら、各センサ5cの測定点に向けてその放
射線発生器5cからX線(放射線5d)の有効ビーム径5da
が40mmφの円になるようにX線(放射線5d)を放射し
て、この有効ビーム径5daの円の軌跡によって形成され
て蛇行する帯状測定面積内の鋼帯1,圧延後の片面エンボ
ス圧延鋼帯1aの変動する平均板厚Hin,Houtをそれぞれ連
続測定するようにした。そして変動する両平均板厚Hin,
Houtが連続的に入力された比較演算装置6により、その
平均値(in,out)とこの差(in−out)を演算
すると共に、この差(in−out)が初期設定値とし
て入力されている所望範囲R内(又はエンボス深さ目標
量daimの許容交差±α内)にあるか否かを比較演算し
て、常に所望範囲R内になるように指令信号が出力され
るようにした。
この比較演算装置6による演算に先立って以上に述べ
た実施例条件により予め行った予備調査により、第3図
に示すように鋼帯入側と鋼帯出側との両鋼帯1,1aの変動
する平均板厚(Hin,Hout)から前記差(in−out)
とエンボス深さdとの関係を求めた。この調査結果か
ら、両者の関係は、一般式y=a・xの比例関係にあ
り、当該実施例条件下において、比例係数a=(p+
x)=1であることが判った。また、片面エンボス圧延
鋼帯1a表面に占める凹部面1abの面積率x(定数)は、
拡大写真による区分求積法により求め、更に光学画像処
理の解析により確認した結果0.46であり、定数p=0.54
であることが確認できたので、当該実施例の実施に先立
って比較演算装置6に初期設定値としてp+x=1を入
力したのである。
た実施例条件により予め行った予備調査により、第3図
に示すように鋼帯入側と鋼帯出側との両鋼帯1,1aの変動
する平均板厚(Hin,Hout)から前記差(in−out)
とエンボス深さdとの関係を求めた。この調査結果か
ら、両者の関係は、一般式y=a・xの比例関係にあ
り、当該実施例条件下において、比例係数a=(p+
x)=1であることが判った。また、片面エンボス圧延
鋼帯1a表面に占める凹部面1abの面積率x(定数)は、
拡大写真による区分求積法により求め、更に光学画像処
理の解析により確認した結果0.46であり、定数p=0.54
であることが確認できたので、当該実施例の実施に先立
って比較演算装置6に初期設定値としてp+x=1を入
力したのである。
以上の如くして実施例を推進し、前述の(7)式にお
いて(p+x)=1であるから、前記差(in−ou
t)がR(0.028〜0.032)の範囲になるように出力され
た指令信号に基づいて、当該センジミアミル(多段冷間
圧延機2)のエンボス圧延ロール2aと胴面が平滑な圧延
ロール2bとの間で鋼帯1に作用させる圧下力をアクチュ
エータ7を介して当該センジミアミルの油圧圧下装置2c
を制御して調整した結果、平均エンボス深さ0.030mmの
片面エンボス圧延鋼帯をライン停止することなく自動的
に安定して製造することができ、バラツキの全く認めら
れない高品質のものが得られたのである。
いて(p+x)=1であるから、前記差(in−ou
t)がR(0.028〜0.032)の範囲になるように出力され
た指令信号に基づいて、当該センジミアミル(多段冷間
圧延機2)のエンボス圧延ロール2aと胴面が平滑な圧延
ロール2bとの間で鋼帯1に作用させる圧下力をアクチュ
エータ7を介して当該センジミアミルの油圧圧下装置2c
を制御して調整した結果、平均エンボス深さ0.030mmの
片面エンボス圧延鋼帯をライン停止することなく自動的
に安定して製造することができ、バラツキの全く認めら
れない高品質のものが得られたのである。
以上詳述した本発明方法を実施することによって、以
下に述べるような効果を有する。
下に述べるような効果を有する。
(1)本発明方法に従って予備調査を充分行い、できる
だけ幅広くエンボス圧延条件をパター化して何種類かの
パターンを設定しておけば、本発明方法は該当パターン
に沿って簡単に実施することができ、しかも素材とする
鋼帯の板厚精度が上昇すればする程、益々以下に述べる
効果が増大するのである。
だけ幅広くエンボス圧延条件をパター化して何種類かの
パターンを設定しておけば、本発明方法は該当パターン
に沿って簡単に実施することができ、しかも素材とする
鋼帯の板厚精度が上昇すればする程、益々以下に述べる
効果が増大するのである。
(2)作業者の手作業による測定を行わずに済み、鋼帯
の軽圧延中にも連続測定が可能となり、鋼帯の幅方向及
び長手方向の全表面に渡る測定が可能となって測定精度
が大幅に向上するので、鋼帯内,ロット内及びロット間
でのエンボス深さのバラツキが小さく、エンボス深さの
均一化を図ることができて、表面に濃淡が認められない
商品価値の高い片面エンボス圧延鋼帯及びその鋼板製品
を安定して製造することができる。
の軽圧延中にも連続測定が可能となり、鋼帯の幅方向及
び長手方向の全表面に渡る測定が可能となって測定精度
が大幅に向上するので、鋼帯内,ロット内及びロット間
でのエンボス深さのバラツキが小さく、エンボス深さの
均一化を図ることができて、表面に濃淡が認められない
商品価値の高い片面エンボス圧延鋼帯及びその鋼板製品
を安定して製造することができる。
(3)エンボス深さの測定のためにラインを停止する必
要がないために、大幅な能率及び生産性の向上を図るこ
とができて、ライン停止による屑発生も防止できるので
製造歩留も向上し、しかも何よりも高品質の維持が可能
となり工業製品として意匠性も充分備えた片面エンボス
圧延鋼帯を安定して製造することができる。
要がないために、大幅な能率及び生産性の向上を図るこ
とができて、ライン停止による屑発生も防止できるので
製造歩留も向上し、しかも何よりも高品質の維持が可能
となり工業製品として意匠性も充分備えた片面エンボス
圧延鋼帯を安定して製造することができる。
(4)単にエンボス深さを測定するだけでなく、エンボ
ス深さ等の監視及びその調整作業に殆んど人手を必要と
しない。
ス深さ等の監視及びその調整作業に殆んど人手を必要と
しない。
第1図は片面エンボス圧延鋼帯の製造工程の主要機器配
置例を示す説明図、第2図はその要部拡大説明図、第3
図は本発明方法により製造した片面エンボス圧延鋼帯の
放射線厚み計により当該冷間圧延機における鋼帯入側と
鋼帯出側との鋼帯の変動する平均板厚(Hin,Hout)の平
均値(in,out)の差(in−out)とエンボス深
さ(d)との関係を示す図、第4図(イ)及び(ロ)は
本発明方法における当該冷間圧延機における鋼帯入側と
鋼帯出側との放射線厚み計のセンサの位置関係を示す説
明図、第5図は片面エンボス圧延鋼帯の製造方法の概略
を示す斜視図である。 図面中 1……鋼帯 1a……片面エンボス圧延鋼帯 1aa……凸部面 1ab……凹部面 2……冷間圧延機 2a……エンボス圧延ロール 2b……胴面が平滑な圧延ロール 2c……油圧圧下装置 3……デフレクターロール 4……テンシヨンリール 5……放射線厚み計 5a……入側放射線厚み計 5b……出側放射線厚み計 5c……センサ 5ca……放射線発生器 5cb……放射線検出器 5d……放射線 5da……放射線の有効ビーム径 6……比較演算装置 7……アクチュエータ a……圧延前板厚 b……エンボス圧延後の凸部面の板厚 c……エンボス圧延後の凹部面の板厚 d……エンボス深さ daim……エンボス深さ目標量 α……エンボス深さ目標量の許容交差 R……エンボス深さの所望範囲 Hin……エンボス圧延前の鋼帯板厚の変動する平均板厚 Hout……エンボス圧延後の片面エンボス圧延鋼帯の変動
する平均板厚 in……Hinの平均値(演算値) out……Houtの平均値(演算値) e……鋼帯の圧延方向
置例を示す説明図、第2図はその要部拡大説明図、第3
図は本発明方法により製造した片面エンボス圧延鋼帯の
放射線厚み計により当該冷間圧延機における鋼帯入側と
鋼帯出側との鋼帯の変動する平均板厚(Hin,Hout)の平
均値(in,out)の差(in−out)とエンボス深
さ(d)との関係を示す図、第4図(イ)及び(ロ)は
本発明方法における当該冷間圧延機における鋼帯入側と
鋼帯出側との放射線厚み計のセンサの位置関係を示す説
明図、第5図は片面エンボス圧延鋼帯の製造方法の概略
を示す斜視図である。 図面中 1……鋼帯 1a……片面エンボス圧延鋼帯 1aa……凸部面 1ab……凹部面 2……冷間圧延機 2a……エンボス圧延ロール 2b……胴面が平滑な圧延ロール 2c……油圧圧下装置 3……デフレクターロール 4……テンシヨンリール 5……放射線厚み計 5a……入側放射線厚み計 5b……出側放射線厚み計 5c……センサ 5ca……放射線発生器 5cb……放射線検出器 5d……放射線 5da……放射線の有効ビーム径 6……比較演算装置 7……アクチュエータ a……圧延前板厚 b……エンボス圧延後の凸部面の板厚 c……エンボス圧延後の凹部面の板厚 d……エンボス深さ daim……エンボス深さ目標量 α……エンボス深さ目標量の許容交差 R……エンボス深さの所望範囲 Hin……エンボス圧延前の鋼帯板厚の変動する平均板厚 Hout……エンボス圧延後の片面エンボス圧延鋼帯の変動
する平均板厚 in……Hinの平均値(演算値) out……Houtの平均値(演算値) e……鋼帯の圧延方向
Claims (7)
- 【請求項1】エンボス圧延ロールと胴面が平滑な圧延ロ
ールとが組み込まれている冷間圧延機によって鋼帯を軽
圧延して片面エンボス圧延鋼帯を製造するに際し、当該
冷間圧延機における鋼帯入側と鋼帯出側とに放射線厚み
計のセンサを配置し、当該放射線厚み計によりそれぞれ
圧延中の鋼帯の板厚を測定してその変動する平均板厚
(Hin,Hout)を連続的に求めながら、この変動する平均
板厚(Hin,Hout)の平均値(in,out)の差(in−
out)が所望範囲内になるように当該冷間圧延機のエ
ンボス圧延ロールと胴面が平滑な圧延ロールとの間で鋼
帯に作用させる圧下力を調整することを特徴とする片面
エンボス圧延鋼帯の製造方法。 - 【請求項2】冷間圧延機の鋼帯入側と鋼帯出側とに配置
される放射線厚み計のセンサの両測定点を、鋼帯表面の
圧延方向に平行な直線上にあって且つ当該冷間圧延機の
近傍に設定する請求項1に記載の片面エンボス圧延鋼帯
の製造方法。 - 【請求項3】冷間圧延機の鋼帯入側と鋼帯出側とに配置
される放射線厚み計のセンサの両測定点を、鋼帯の圧延
方向と直角な鋼帯の幅方向に連動させて移動する請求項
2に記載の片面エンボス圧延鋼帯の製造方法。 - 【請求項4】放射線厚み計によりそれぞれ圧延中の鋼帯
の板厚を測定してその変動する平均板厚(Hin,Hout)を
求めるに際し、冷間圧延機の鋼帯入側と鋼帯出側とに配
置される放射線厚み計のセンサの両測定点に向けて該セ
ンサから放射線を放射して、この放射線の有効ビーム径
の円の軌跡によって形成される帯状測定面積内の鋼帯の
変動する平均板厚(Hin,Hout)を連続的に求める請求項
1から3までのいずれか1項に記載の片面エンボス圧延
鋼帯の製造方法。 - 【請求項5】冷間圧延機のエンボス圧延ロールと胴面が
平滑な圧延ロールとの間で鋼帯に作用させる圧下力の調
整を、求めた鋼帯の変動する平均板厚(Hin,Hout)が連
続的に入力される比較演算装置によって変動する平均板
厚(Hin,Hout)の平均値(in,out)とその差(in
−out)を演算すると共にその差(in−out)が所
望範囲内にあるか否かを比較演算し、その差(in−
out)が常時所望範囲内になるように出力される指令信
号に基づいて、アクチュエータを介して当該冷間圧延機
の油圧圧下装置を制御することによって行う請求項1か
ら4までのいずれか1項に記載の片面エンボス圧延鋼帯
の製造方法。 - 【請求項6】片面エンボス圧延鋼帯の全表面に付与され
ている凹凸状のエンボス模様が、凹部面と凸部面との距
離が1〜100μmの範囲にあるエンボス量を形成するこ
とにより所定図柄を保有する模様であると共に、一種又
は多種の組合せであってもほぼ一単位と看なせる特定図
柄が直径20mmの円内に納まる程度の微細な図柄であっ
て、この微細な特定図柄が全表面にほぼ均一に分布して
いる模様である請求項1から5までのいずれか1項に記
載の片面エンボス圧延鋼帯の製造方法。 - 【請求項7】冷間圧延機として、ロール径が45〜120mm
の範囲内のエンボス圧延ロールと胴面が平滑な圧延ロー
ルとが組み込まれているクラスターミルを含む多段冷間
圧延機を使用する請求項1から6までのいずれか1項に
記載の片面エンボス圧延鋼帯の製造方法。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP24911389A JP2731957B2 (ja) | 1989-09-27 | 1989-09-27 | 片面エンボス圧延鋼帯の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24911389A JP2731957B2 (ja) | 1989-09-27 | 1989-09-27 | 片面エンボス圧延鋼帯の製造方法 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03114601A JPH03114601A (ja) | 1991-05-15 |
JP2731957B2 true JP2731957B2 (ja) | 1998-03-25 |
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ID=17188148
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24911389A Expired - Lifetime JP2731957B2 (ja) | 1989-09-27 | 1989-09-27 | 片面エンボス圧延鋼帯の製造方法 |
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-
1989
- 1989-09-27 JP JP24911389A patent/JP2731957B2/ja not_active Expired - Lifetime
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