JP2731944B2 - 床面乾燥機 - Google Patents

床面乾燥機

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JP2731944B2
JP2731944B2 JP1138785A JP13878589A JP2731944B2 JP 2731944 B2 JP2731944 B2 JP 2731944B2 JP 1138785 A JP1138785 A JP 1138785A JP 13878589 A JP13878589 A JP 13878589A JP 2731944 B2 JP2731944 B2 JP 2731944B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、建築物内のフロアメンテナンスに使用され
るものであって、具体的には、フロア(床面)に塗布し
たワックスを強制的に乾燥させる床面乾燥機に関する。
〔従来の技術〕
建築物の床面には樹脂製タイルとか人工・天然石と云
った各種の床材が張られているが、これ等の床材を保護
し、光沢のある床面として美観を維持するためには床面
にワックスを塗る必要がある。また、ワックスは汚れを
附着させる性質を備えているため、これを適宜除去及び
再塗布を繰返すことにより、床材を直接汚さない役目も
備えている。床用ワックスは、油脂及び樹脂等の固形分
と、その他の薬品類を含んだエマルジョンであって、水
分量は90%前後であり、床面に塗布した後は乾燥させ、
更に塗布を繰返して塗膜を厚くするようにしているが、
上述の如くワックスは水分量が多くて即乾性ではなく、
加えて、最近では樹脂固形分が主成分であるワックスを
数層塗布して、耐久性のあるワックス層を作る傾向があ
るため、ワックスを塗布する作業時間に比較して、ワッ
クスが乾燥するのを待つ時間の方が長く成って極めて非
能率的であった。更に加えて、ワックスを塗布する作業
は概して深夜に行う場合が多いため、作業者が次の作業
に掛れずに貴重な深夜時間を無駄に過ごしてしまうと云
った問題もあった。
そこで従来は、扇風機を床面に近い所で運転して風を
送ったり、シロッコファンの吐出口を床に向けて風を送
ったりして乾燥を早めていたが、単に風を送るだけでは
充分な乾燥効果を得ることができず、また、床面に吹き
付ける風を強くして乾燥時間の短縮化を図ろうとする
と、塗布したワックスの表面が波立ってしまって、床面
を滑らかに仕上げられなくなる問題があった。
〔発明が解決しようとする課題〕
床面に塗布したワックスは、熱風で乾燥させるのが最
も効果的であることは従来より良く知られている。しか
し、今迄の所、熱風を利用した床面乾燥機は出現してい
ない。その主たる理由として、ビル等の建築物の内部で
移動する作業用として、充分な熱量の熱風を安全に供給
することができる適当な熱源が得られない点を上げるこ
とができる。熱風を得るための熱源として第1番目に考
えられるものとして、油(灯油)またはガスを燃料とし
たバーナーを利用したものが考えられる。しかし、建築
物の内部で火気を使用することは防災上甚だ危険である
し、特に、移動する装置での使用は厳しく禁じられてい
て、ワックスの乾燥用としては不適当である。
第2番目に熱源として考えられるものに電気(ヒータ
ー)がある。これは防災上安全で而も衛生的であるが、
100Vのコンセントは15A.1.5KW程度が最大であって、ヒ
ーターとしての力は極めて低く、充分な乾燥効果を発揮
できない問題があった。
従って本発明の技術的課題は、火気としての安全性が
高くて建築物の内部でも安心して使用でき、而も、衛生
的で優れた乾燥効果を発揮できる床面乾燥機を提供する
ことである。
〔課題を解決するための手段〕
上記の技術的課題を解決するために本発明で講じた手
段は以下の如くである。
(1)台車上にプロパンガスを燃料とする空冷式エンジ
ンと、この空冷式エンジンによって回転して発電する発
電機を取付け、上記空冷式エンジンの周囲を断熱材を用
いてトンネル状に造ったカバーで覆って、該カバーの先
端口を床面に向けて開口すると共に、上記カバーの根端
口に上記空冷式エンジンによって回転して上記先端口に
向けて送風する軸流ファンを取付け、且つ、上記カバー
の内部には、上記発電機の電力を受けて発熱するヒータ
を取付けること。(請求項1) (2)台車の底面に、台車に取付けた前記発電機の電力
を受けて発熱するヒータを床面に向けて取付けること。
(請求項2) 〔作用〕 上記の手段は以下の如く作用する。
上記(1)で述べた請求項1に係る手段によれば、
空冷式エンジンが発する熱と排気ガス(熱)を、断熱材
でトンネル状に作ったカバーの内部に蓄熱して、これ等
の熱を床面乾燥用の熱源として利用することを可能にす
る一方、エンジンはシリンダー内部での燃焼であるた
め、火気としての安全性が高く、且つ、プロパンガスを
用いたエンジンである点から、排気ガス中に含まれるCO
の量も僅かで、室内でも安全に使用することを可能にす
る。
更に上記(1)で述べた手段によれば、トンネル状
のカバー内に蓄熱したエンジン及び排気ガスの各熱を、
該エンジンによって回転される軸流ファンで床面に吹き
付けて、床面に塗布したワックスを短時間で乾燥可能と
する。
加えて、上記(1)で述べた手段によれば、発電機
によってヒータの発熱量を大きくでき、且つ、このヒー
タの発熱によってカバー内に更に高温の熱風を発生さ
せ、これを床面のワックスに吹き付けて乾燥時間の大幅
な短縮を可能にする。
上記(2)で述べた請求項2に係る手段によれば、
床面をヒータで直接高温加熱して、乾燥効果を更に高め
ることを可能にする。
以上の如くであるから、上記の手段によって上述した
技術的課題を解決して、前記従来の技術の問題点を解消
することができる。
〔実施例〕
以下に、上述した本発明に係る床面乾燥機の好適な実
施例を添付した図面と共に詳細に説明する。
第1図は本発明に係る床面乾燥機の側断面図を、ま
た、第2図はその平断面図を示したものであって、図
中、1は車輪2aとキャスタ2bを備えた台車で、3は手押
し用ハンドル、4は台車1に搭載したプロパンガスを燃
料として作動する空冷式のエンジンを示す。5は上記エ
ンジン4の出力軸4aに取付けた空冷用ファン、6はエン
ジン4の周囲を覆う様に全体をトンネル状に作ったカバ
ーを示し、上記のエンジン4は台車1上に設けたこのカ
バー6の内部6Sに収められていて、上記空冷用ファン5
がカバー6内に空気の流れを作る軸流ファンを構成して
いる。
上記のカバー6は内側面に反射板6aを張設した断熱材
を用いて構成され、その先端口6Tは床面に向けて少し下
向きに開口され、また、根端口に設けた保護筒7の内部
に上記のファン5が収められていて、このファン5が回
転すると、外気を矢印Xの如くカバー6内に導入してエ
ンジン4を空冷すると共に、その冷却熱とエンジン4の
排気ガスを、先端口6Tより床面に向けて吹き付ける仕組
に成っている。
また、6R…は上記カバー6の先端口6T内に並設した整
流板(ルーバー)、8は保護筒7の入口に張設した保護
網、Pはエンジン4の燃料となるプロパンガスを収めた
ボンベを示す。
次に、9は前記エンジン4の他方の出力軸4bに取付け
た駆動プーリで、この駆動プーリ9に掛渡したエンドレ
スベルト12の一端が発電機10の連動プーリ11に掛渡され
ていて、エンジン4が作動するとベルト12を介して発電
機10が駆動されて発電する仕組に成っている。
この様にして発電機10によって発電されたエネルギー
(電力)は、後述するヒータの電源として用いたり、台
車1上に搭載したバッテリVを充電する。尚、バッテリ
Vとしては密閉タイプを使用し、更に密閉した函の中に
入れて、万一ボンベPより漏洩ガスがあっても引火しな
ように配慮されている。
13…は、上記カバー6の内部に張設したワックス乾燥
用の第1のヒータで、14…は、これ等各ヒータ13…の熱
をカバー6の先端口6Tに向けて反射する格子状の反射板
を示す。また、16…は上記台車1の先端部底面に床面に
向けて取付けた同じくワックス乾燥用の第2のヒータで
あって、15はこれ等ヒータ16…の反射板を示す。更に、
17は車輪2aが第2のヒータ16…によって加熱損傷しない
ように保護する断熱用カーテンを示す。
本発明に係る床面乾燥機は以上述べた如き構成である
から、エンジン4を作動しながら台車1を移動操作すれ
ば、エンジン4の冷却熱と排ガス熱が冷却用ファン5
(軸流ファン)によってカバー6の先端口6Tより床面に
向けて吹き付けられ、床面に塗布したワックスを乾燥す
ることができる。
更に本発明では、上記のエンジン4によって駆動され
る発電機10が、カバー6の内部と台車1の底面に取付け
た第1のヒータ13…及び第2のヒータ16…を、100Vのコ
ンセントから得られる電力よりも高い電力で高温発熱さ
せるため、これ等のヒータ13…,16…がカバー6から吹
き出される熱風の温度を更に高めたり、床面を直接加熱
するから、ワックスを短時間で乾燥することができる。
〔効果〕
本発明に係る床面乾燥機は以上述べた如くであって、
プロパンガスを燃料とするエンジンによって送風と発電
を行い、このエンジンの発熱及び排気ガス熱と云った熱
エネルギーと、発電によるヒータの加熱温度をワックス
乾燥用の熱源として使用して、室内でも安全に而もクリ
ーンにワックスを短時間で乾燥できる利点を発揮できる
ものであって、ワックス乾燥作業の能率を大幅に向上で
きる効果を備えている。
【図面の簡単な説明】
第1図と第2図は本発明に係る床面乾燥機の側断面図と
平断面図である。 1は台車、4はエンジン、5はファン、6はカバー、6T
は先端口、10は発電機、13と16はヒータ。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】台車上にプロパンガスを燃料とする空冷式
    エンジンと、この空冷式エンジンによって回転して発電
    する発電機を取付け、上記空冷式エンジンの周囲を断熱
    材を用いてトンネル状に造ったカバーで覆って、該カバ
    ーの先端口を床面に向けて開口すると共に、上記カバー
    の根端口に上記空冷式エンジンによって回転して上記先
    端口に向けて送風する軸流ファンを取付け、且つ、上記
    カバーの内部には、上記発電機の電力を受けて発熱する
    ヒータを取付けたことを特徴とする床面乾燥機。
  2. 【請求項2】台車の底面に、台車に取付けた前記発電機
    の電力を受けて発熱するヒータを床面に向けて取付けた
    ことを特徴とする請求項(1)記載の床面乾燥機。
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