JP2731479B2 - 3−エチル−1−ヘキセンの重合体及びその製造法 - Google Patents

3−エチル−1−ヘキセンの重合体及びその製造法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、3−エチル−1−ヘキ
セン(3EH1)から重合体及びその共重合体を作る方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ポリオレフィン組成物及びポリオレフィ
ン組成物の製造方法は技術文献により良く知られてい
る。またポリオレフィン組成物は二つの異なった種類の
化合物に分けることが出来ることも文献により知られて
いる。これらの種類は非結晶性の重合体及び結晶性重合
体と呼ばれている。これらの分類はこれらのグループに
属する重合体の物理的性質によりはっきりと定義づけら
れている。例えば、非結晶性重合体ははっきりした融点
及び明確な結晶性構造を有していない。又一方結晶性重
合体は容易に同一のものとして扱うことができる結晶性
融点を示すと同時に明確な結晶構造を有している。しか
しながら大部分のポリオレフィン組成物はこれら二つの
極端な例の中間位に属している。即ち非結晶性の領域を
持つ傾向があると同時にまた結晶性であるところの領域
をも併せ持っている傾向がある。それ故に、結晶領域の
量と非結晶領域の量によって一般にポリオレフィン組成
物の物理的性質は決定されるであろう。
【0003】3−エチル−1−ヘキセンは重合可能なオ
レフィンとしていくつかの特許文献に記載されており、
良く知られている。しかしながら、3−エチル−1−ヘ
キセン単量体は、単に一般に重合可能なオレフィンの長
い細部リスト中に含まれているに過ぎない。3EHI単
量体は重合可能なオレフィンとして記載されているが、
3EHIの重合に関する例は文献中に記載されておら
ず、全く知られていないことに特に注意すべきである。
更に本発明とは著しく異って実質的に結晶性の3EHI
ホモポリマーの重合に関しては全く知られていないので
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明によれば、実質
的に結晶性である3−エチル−1−ヘキセン重合体を含
む重合体組成物を得ることができる。更に、3−エチル
−1−ヘキセンとそれ以外のアルファ−オレフィンとを
含む実質的に結晶性である共重合体組成物を得ることが
できる。かかる新規な重合体及び共重合体組成物は、三
塩化チタニウムと少なくとも一種の有機金属ハライド化
合物とを含有する触媒を使用することにより得ることが
できる。
【0005】非常に広く言うならば、本発明の実施態様
には、3−エチル−1−ヘキセンを、三塩化チタニウム
と一の有機金属ハライド化合物とを含有する触媒の存在
下、適当な反応条件下で重合させ、3−エチル−1−ヘ
キセンを含む重合体及び共重合体組成物を生成させる態
様も含まれている。
【0006】
【課題を解決するための手段】3−エチル−1−ヘキセ
目標が、3−エチル−1−ヘキセン組成のホモポリマー
を作ることである場合、単量体の供給は本質的に純粋で
ある事が要求されることに注目すべきである。“実質的
に純粋”と云うことは不純物、例えば酸素、硫黄又は触
媒毒として作用する可能性のあるいかなる化合物をも完
全に除去されていると云うことを意味している。更に、
反応混合物中に実質的に他のオレフィンが存在してはな
らないと云うことである。これは、その中で3−エチル
−1−ヘキセン単量体が重合することができる環境を提
供するものである。定量的に云うと、一般に3−エチル
−1−ヘキセン単量体に対する望ましい純度範囲は、約
90から約100%であり、好ましい純度範囲は約95
から100%である。ここに於いて全てのパーセントは
単量体及び望ましくない成分の総重量に基そを置いてい
る。しかしながら、約99から100%の範囲を用いる
ことが最も好ましい。高純度単量体を得る価格がたとえ
高価であったとしてもこれらの範囲が好ましい。このこ
とは、得られた重合体の性質が低純度単量体を用いた場
合よりも優れていると云う理由からである。これは、低
純度単量体がいかなる場合にも用いることができないと
云うことを意味してはいない。それどころか、純粋な単
量体を用いて得られる優れた特性を必要としない場合
は、より低い純度の単量体を使用することができる。3
−エチル−1−ヘキセン単量体を得る1つの好ましい方
法はエチレンと1−ヘキセンとの共二量化反応であり、
引き続き反応系中の他の成分からの単量体の分離を伴う
反応である。方法及びエチレンと1−ヘキセンの共二量
化反応に用いられる触媒の1つの例は米国特許第4,8
10,668及び4,895,819に見出すことがで
きる。
【0007】コーモノマー 本発明に有用なコーモノマーは分子中に2から約20の
炭素原子を有するアルファーオレフィンを含む。しかし
ながら、好ましいコーモノマーは3から12の炭素原子
を1分子中に含む。最も好ましくは、コーモノマーは1
分子中に4から10の炭素原子を含んでいる。しかしな
がら、共重合体組成の特別な最終使用目的によってこれ
らの範囲は変えることができる。これらアルファーオレ
フィンの例は以下の%を含むがこれに限定されるもので
はない。エチレン、プロピレン、1−ブテン、1−ペン
テン、1−デセン、3−メチル−1−ブテン、3−メチ
ル−1−ペンテン、3−メチル−1−ヘキセン、3−メ
チル−1−オクテン、4−メチル−1−ペンテン、4−
メチル−1−ヘキセン、5−メチル−1−ヘキセン、3
−エチル−1−ペンテン、3−エチル−1−オクテン、
3,3−ディメチル−1−ペンテン、4,4−ディメチ
ル−1−ペンテン、3,4−ディメチル−1−ペンテ
ン、3,3−ディメチル−1−ヘキセン、4,4−ディ
メチル−1−ヘキセン、3,4−ディメチル−1−ヘキ
セン及び3−メチル−4−エチル−1−ヘキセン。コー
モノマーを使用する場合も同様に酸素、硫黄、その他、
触媒毒として作用する可能性のある化合物の如き不純物
を含まないよう幾らか純度を上げることが好ましい。
【0008】本発明において、用いられるコーモノマー
の量は、好ましくは1から約25重量パーセントの範囲
である。ここでコーモノマーの重量パーセントは共重合
体の総重量に対するパーセントである。更に好ましい、
用いられるコーモノマーの重量パーセントは約2から約
20重量パーセントの範囲であり更に最も好ましくは、
約5から約15重量パーセントのコーモノマーの範囲で
ある。
【0009】触媒 一般に、本発明の実施に当たって、適する触媒のタイプ
は、以下に記載する有機金属ハライド化合物と組み合わ
せて用いられる遷移金属である。
【0010】
【0011】該三塩化チタニウムは、TiCl、又は
TiCl・1/3AlClとして存在し得る。
【0012】本発明に有用な有機金属ハライド化合物
は、一般式AlR3−nで表わされるアルキルアル
ミニウム化合物である、ここにおいて (1) Rは1から18の炭素原子を含む炭化水素基、 (2) Xはフッ素、塩素、臭素、沃素からなるグルー
プから独立して選ばれる (3) nは1から2の整数である。 本一般式により表わされる代表的化合物の例はジエチル
アルミニウムクロライドである。
【0013】反応條件 本発明の反応成分は、種々の條件下で反応させることが
出来る、例えば、反応のタイプとして、気相、液相、又
はスラリーの相中で反応させることが出来る。しかしな
がら、最も好ましいタイプはスラリー相中の反応であ
る。なぜならば、3EHIは非常に不揮発性であり、エ
チルヘキセン重合体も非常に不溶解性であるからであ
る。この事は、気相におけるプロセスは3EHI単量体
を気相に保つため高温にしなければならない事を意味す
る。これは費用がかかり時間を消費する。さらに、エチ
ルヘキセン重合体は非常に不溶解性であるため、液相タ
イプの製造プロセスにおいては、液相の外へ重合体が生
ずる傾向がある。したがって液相下での製造プロセスは
著しく経済的な方法ではない。
【0014】重合反応は、ある適当な温度下で進めるこ
とが出来る。一般に重合反応の温度範囲は、約20℃か
ら約200℃の範囲である。しかしながら、好ましく
は、重合反応は約50℃から約150℃の温度範囲で進
められる。そして最も好ましい温度範囲は約60℃から
約120℃の範囲である。約20℃以下の温度では3E
HI単量体の重合は余りにも遅過ぎて経済的に有用では
なく、前記温度範囲が望ましい。さらに、約200℃以
上の温度では、触媒コンプレックスは分解し触媒活性を
失う傾向にある。それ故に重合反応を進めるには、これ
ら両極端の中間の温度範囲で進める事が望ましい。
【0015】重合反応は或る適当な圧力下で実施され
る。一般的に、本発明の実施に対しての圧力範囲は、ほ
ぼ大気圧より低い圧力から超高大気圧の圧力までであ
る。しかしながら、より高い圧力は効果的な重合に必要
なコストと比べて非常に高価になってしまう傾向があ
る。
【0016】一般に本発明の実施にあたり、単量体は適
当な炭化水素溶媒、又は希釈剤に溶解又は懸濁される。
好ましくは、脂肪族または環状脂肪族炭化水素が溶媒又
は希釈剤として用いられる。このような適当な溶媒又は
希釈剤の例として、ブタン、ペンタン、ヘキサン、ヘプ
タン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン又はそれ
らの混合物が挙げられる。代替物として、単量体そのも
の物自身が、希釈剤又は溶媒として使用することもでき
る。
【0017】触媒の二つの成分、即ち遷移金属化合物を
有機アルミニウムハライド化合物は、単量体を含む反応
容器中に別々に加えることが出来る。また、あらかじめ
混合した後、反応容器中に添加する前に暫くの間、加熱
することもできる。その後、望ましい反応物を得るのに
十分な時間、重合が進められる。この後、適当な不活性
化剤が触媒を不活性化し、重合反応を停止するために加
えられる。その後、適当な灰分除去剤が加えられ、重合
物の灰分を除去するのに十分な時間処理される。加うる
に、両方の機能を有する一つの化合物を用いる事によっ
て、不活性化工程と灰分除去工程を兼ねさせる事が可能
である。添加剤及び、安定剤の如き他の成分が随時、但
ししばしば、重合物に加えられる。生成物はそれから集
められ適当な温度で乾燥される。交互に重合物は反応容
器中から連続的に移され、そして文献により知られてい
る方法に従って処理される。
【0018】生成物 本方法によって得られた本発明のホモポリマーの融点
は、425℃から435℃の温度範囲の中にある。この
重合体はある程度の結晶性を有しており、この点は従来
技術文献には見出されていない。例えば米国特許3,2
64,277にトリブチルフォスファイトでモデファイ
したチーグラーナッタ型の触媒を用いるオレフィンの重
合プロセスが記載されている。カラム6の12〜13行
目に3−エチル−ヘキセン−1を重合することが出来る
旨そのプロセスの記載がある。しかしながら、その例は
全く開示されていない。実施例Iに示されたこの方法を
用いた場合、実質的に非結晶3−エチル−ヘキセン−1
の重合体のみが生成することが分る。即ち3−エチル−
ヘキセン−1単量体と米国特許3,264,277の実
施例Iに開示されている方法を用いて得られる生成物
は、非常に低い結晶性を示すか又は、全く結晶性を有し
ていない。そしてその結果として非常に低い融点か又は
全く融点を有していない。これに対し、本発明の方法に
従い、本質的に純粋な3−エチル−1−ヘキセンを用い
て得られる重合体は非常に高い約425℃から約435
℃の範囲の融点を有する組成物を提供する。云い変えれ
ば3−エチル−1−ヘキセンの単量体ユニットから構成
された実質的に結晶性のポリオレフィン構造を有する重
合体と云うことが出来る。この実質的な結晶性構造が、
この重合体が高い結晶性融点を示す事の一因となってい
る。
【0019】更にこの重合体は先行文献に示される主に
非結晶性の重合体と比較した場合、更に比較的高い密度
を有する重合体として特長づけることができる。この重
合体の他の特長は大気中下においてその溶媒が示す沸点
に至るまで、例えばメチルイソブチルケトン、クロロホ
ルム、四塩化炭素、ベンゼン、及びペンタンの如き通常
の溶剤に常態では不溶性であると云うことである。
【0020】実施例 これらの実施例は本発明を理解し、本技術に熟達した人
を更に援助する為に提供される。個々の反応成分、條
件、その他は本発明の単なる説明に用いられるものであ
り、本発明の正当な範囲を不当に限定するものとして解
釈することを意味するものではない。
【0021】実施例I 本実施例は、本発明の新らしい、独特のポリ(3EH
I)ホモポリマーを製造するための方法を説明する。1
grのTiCl3 とマグネチックスターラー攪拌子を入
れた乾燥ディール・アルタン瓶に103.54grの3
−エチル−1−ヘキセン及び8.18grのn−ヘプタ
ン中に溶解した2.73grのディエチルアルミニウム
クロライドを添加する。得られたスラリーをオイルバス
中にて80℃で合計48時間加熱する。2mlのアセチ
ルアセトン及び2mlのプロピレンオキサイドを含むほ
ぼ50mlのn−ヘプタンを加えて、触媒を不活性化
し、重合体から灰分を除去する。灰分の除去工程は洗浄
液が無色になる迄繰り返される。分離した3−エチル−
1−ヘキセン重合体の重量は55.2gであった。パー
キン−エルマー社製モデルDSC−7の走査型示差熱量
計(DSC)を用いて測定された融点は430.3℃で
あった。融点は、加熱速度毎分20℃にて、溶融吸熱の
ピークとして得られた。
【0022】実施例II 本実施例は更に本発明の新規にして、独自のポリ(3E
HI)ホモポリマーの製造方法を説明する。3−エチル
−1−ヘキセンの重合は、固体の三塩化チタンコンプレ
ックス及びディエチルアルミニウムクロライドを用い
る。用いる三塩化チタンコンプレックスは市販のもので
あり例えば、米国特許4,210,738に記載されて
おり、ベルギー、ブラッセルのソルベイ アンド シー
カンパニーよりソルベイ01の商品名で販売されてい
る。窒素充填された乾燥した箱の中に、1.0gのソル
ベイ01触媒とマグネチックスターラー攪拌子を入れ、
王冠で栓をした200mlの瓶を入れる。さらにその中
に33.5gの3−エチル−1−ヘキセンとn−ヘキサ
ン0.53gr中のジエチルアルミニウムクロライド
0.18grを添加した後、瓶に栓をし、乾燥ボックス
から取り出す。この瓶は48時間、50℃にオイルバス
中で加熱攪拌される。アセチルアセトンとプロピレンオ
キサイドのn−ヘプタン溶液を添加して重合反応を終了
せしめ、そして重合体から灰分を除去する。重合体は1
00mlの灰分除去溶液で5回処理した後真空オーブン
中で乾燥される。乾燥した3EHIホモポリマーの重量
は15.2grであった。パーキンエルマー社製モデル
DSC−7の走査型示差熱量計(DSC)を用いて測定
した融点は429.3℃であった。この融点は加熱速度
毎分20℃、溶融吸熱のピークにて測定した。
【0023】比較実施例1 比較例として、米国特許3,264,277の実施例1
に記載された手順に従って、ポリ(3−エチル−ヘキセ
ン)を作るべく試みを実施した。触媒は、先ず、1クォ
ート瓶をとり120℃にて乾燥し、その後室温に冷却す
る一方、窒素にて該瓶を清めることによって調製した。
その後150m1のn−ヘプタン、1.90gr(10
ミリモル)のTiCl、2.61grのトリエチルア
ルミニウムのn−ヘプタン15重量%溶液(3.4ミリ
モルTEA)及びマグネチックスターラー撹拌子を瓶の
中に加えた。瓶はそれからオイルバス中にて79℃にて
2時間加熱した。それから、瓶は加熱を止め、7.99
grの15重量%のTEAのn−ヘプタン溶液(10.
5ミリモル)を加える。その後、瓶はオイルバス中に再
び戻し、さらに79℃にて一時間加熱する。3EHlの
重合は、50mlのn−ヘプタン、4.28grの15
重量%TEAヘプタン溶液(5.62ミリモル)、1.
35mlのトリブチルフォスファイトの10容量%n−
ヘプタン溶液(0.50ミリモル)、20grの3−エ
チル−1−ヘキセン(純度97.5%)、上記方法で作
成した9.5grの触媒溶液を300mlの瓶中に配す
ることで達成された。瓶はウォーターバス中に浸漬、5
0℃にて22時間旋回撹拌した。瓶を開き、内容物を2
50mlのメタノール中に注ぎ込んだ。混合物を濾過
し、100mlのメタノール、100mlの蒸留水、及
び再び100mlのメタノールで洗浄した。真空中にて
乾燥し、0.29grの白色固体を得た。引き続き、こ
の物質の融点をDSC−7走査型示差熱量計にて測定し
た。米国特許3,264,277の方法に従って作られ
た試料は測定可能な融点を持っていないことが判明し
た。
【0024】上記実施例から本発明により、新らしい本
質的に結晶性の新らしい3−エチル−1−ヘキセン重合
体が得られた事は明らかである。この新らしい重合体の
組成は、約425℃から約435℃の非常に高い融点に
よって特色づけることができる。加うるに、更なる利点
として、本発明の方法による収量が製造に対し経済的に
有用な範囲にあることである。

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3−エチル−1−ヘキセンを、三塩化チ
    タニウムと一般式AlR3−n、 (式中、Rは1から18の炭素原子を含む炭化水素基、 Xはフッ素、塩素、臭素、沃素からなるグループから独
    立して選ばれ、 nは1から2の整数である)で表わされる少なくとも一
    種の有機金属ハライド化合物とを含有する触媒に、重合
    条件下で接触させる工程を含む、3−エチル−1−ヘキ
    センモノマーを含む実質的に結晶性である重合体の製造
    方法。
  2. 【請求項2】 生成する前記実質的に結晶性である重合
    体が、425℃から435℃の範囲の融点を有する、請
    求項1の方法。
  3. 【請求項3】 3−エチル−1−ヘキセン以外のアルフ
    ァ−オレフィンを使用することなく実質的に純粋なホモ
    ポリマーを生成する、請求項1又は2の方法。
  4. 【請求項4】 3−エチル−1−ヘキセン以外のアルフ
    ァ−オレフィンも反応させる、請求項1又は2の方法。
  5. 【請求項5】 該アルファ−オレフィンが、3−メチル
    −1−ブテン、3−メチル−1−ペンテン、3−メチル
    −1−ヘキセン、3−メチル−1−オクテン、4−メチ
    ル−1−ペンテン、4−メチル−1−ヘキセン、5−メ
    チル−1−ヘキセン、3−エチル−1−ペンテン、3−
    エチル−1−オクテン、3,3−ディメチル−1−ペン
    テン、4,4−ディメチル−1−ペンテン、3,4−デ
    ィメチル−1−ペンテン、3,3−ディメチル−1−ヘ
    キセン、4,4−ディメチル−1−ヘキセン、3,4−
    ディメチル−1−ヘキセン又は3−メチル−4−エチル
    −1−ヘキセンである、請求項4の方法。
  6. 【請求項6】 該アルファ−オレフィンが生成する共重
    合体の1から25重量%を占める、請求項4又は5の方
    法。
  7. 【請求項7】 エチレンと1−ヘキセンの共二量化によ
    り3−エチル−1−ヘキセンを生成する、請求項1〜6
    のいずれかの方法。
  8. 【請求項8】 該有機金属ハライド化合物がディエチル
    アルミニウムクロライドである、請求項1〜7のいずれ
    かの方法。
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