JP2731264B2 - 電気ポット - Google Patents

電気ポット

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JP2731264B2
JP2731264B2 JP1283918A JP28391889A JP2731264B2 JP 2731264 B2 JP2731264 B2 JP 2731264B2 JP 1283918 A JP1283918 A JP 1283918A JP 28391889 A JP28391889 A JP 28391889A JP 2731264 B2 JP2731264 B2 JP 2731264B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、電気的に湯を沸騰・保温したり、出湯した
りする家庭用の電気ポットに関する。
(従来の技術) 電気ポットは主に家庭において、日本茶、コーヒー、
紅茶等の飲料をつくるための湯を沸かして保温するのに
使用されている。このような電気ポットの主な機能とし
て、残りの湯量を示す水量表示機能と湯をくみ出す出湯
機能がある。
従来の電気ポットにおける水量表示の方法としては、
外容器の一部に透明な窓を設けるとともに、ガラス管を
貯水槽に連通させ、そのガラス管の内部に比重の軽い球
体を浮かべて肉眼で水位をみる方式や、出湯用の管の外
周面上に対向した複数の電極を設けて管内部の水位に応
じて変化する静電容量から水量を判断し、これを電気的
に表示する方式が知られている。
(発明が解決しようとする課題) 便利で機能の優れた電気ポットを実現するためには、
簡単な構成で電気的に高精度に水量表示をすることので
きるものが求められる。
しかしながら、電気的に水量表示を行う従来の静電容
量式のものは、電極間に存在する水が低インピーダンス
であるために、貯水槽内の水の電位変動が、そのまま静
電容量の検出部に及び易い。このため、静電容量の検出
部が外部からのノイズの影響を受け易くなって水量検出
精度が悪くなり、正確な水量表示が困難であるという問
題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、その目的と
するところは、簡単な構成で、高精度に水量表示する機
能を有する電気ポットを提供することにある。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明は上記課題を解決するために、貯水槽内の湯を
電気的な出湯手段で出湯させるとともに該貯水槽内の湯
量を表示する表示手段を備えた電気ポットであって、導
電性の貯水槽と、該貯水槽に連通し当該貯水槽内の水位
の変動に追従して水位が変動する絶縁性のパイプと、該
パイプの長手方向周壁に形成された少なくとも一対の対
向電極を有し当該パイプ内の水位の変化を静電容量の変
化として検出する水位センサと、商用電源を直流変換し
た電源部を有するとともに固定電位が前記貯水槽に電気
的に接続され前記水位センサで検出された静電容量に基
づいて前記表示手段に表示する水量を求める水量検出回
路とを有することを要旨とする。
(作用) 水位センサで検出された静電容量に基づいて表示手段
に表示させるための水位を求める水位検出回路の電源部
を、商用電源を直流変換した電源で構成し、その固定電
位を導電性の貯水槽に電気的に接続することにより、貯
水槽内の水の電位変動が抑制され、外部からのノイズの
影響が防止されて高精度の水量表示が実現される。
(実施例) 以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図ないし第7図は、本発明の一実施例を示す図で
ある。
電気ポットの構成を、第1図を用いて、その外観から
説明する。同図中、1は外容器、2は後述する電動ポン
プを駆動して出湯させるためのスイッチ、3はポット内
の残りの水量表示、或いは時計として時間を表示するた
めの電気的表示手段、4は水量が所定量以下になった時
に使用者に給水を促すためのLED、5は上記の電気的表
示手段3を切換えるためのスイッチ、6及び7は沸騰加
熱中或いは保温中といったヒータの制御状態を示すLE
D、8は保温状態から沸騰加熱状態に切換えるためのス
イッチである。
第2図は、電気ポットの内部構造を示している。同図
に示すように、電気ポットは、内部にお湯等の液体を貯
蔵する導電性の貯水槽11を有し、この貯水槽11の下方に
は、沸騰加熱又は保温を行なうためのヒータ12が設けら
れている。13は電気的な出湯手段としての電動ポンプ、
14は貯水槽11に連通した出湯管であり、この出湯管14の
長手方向外周面に静電容量式水位センサ10を構成するた
めの少なくともに一対の対向電極15が設けられている。
なお、静電容量式水位センサ10の詳細は後述する。
16は、前述の操作スイッチ等2〜8の電気回路部、17
は静電容量式水位センサ10で検出された静電容量に基づ
いて電気的表示手段3に表示する水量を求める水量検出
回路及び電動ポンプ13の制御を行う制御回路等を含む電
気回路部であり、水量検出回路の固定電位は導線18を介
して導電性の貯水槽11に電気的に接続されている。な
お、水量検出回路の詳細は後述する。
第3図は、静電容量式水位センサ10の構成9を示して
いる。同図(a)は外観斜視図、同図(b)は底面図を
示している。これらの図において、14は絶縁性の出湯用
のパイプ或いは出湯用のパイプとは別に貯水槽11と連通
して設けられた絶縁性のパイプである。19は撥水性或い
は非透水性のフィルムであり、電極15が、このフィルム
19の片面、両面、流いはフィルム内に封止されるように
して設けられている。フィルム19には電極15の水濡れ又
は電極周囲の水蒸気の影響を軽減するとともに電極部の
量産性を高めることができるという利点を有している。
この静電容量式水位センサ10を、フィルム19の片面に
2枚の電極15を形成し、この電極15を絶縁性のパイプ14
に密着するように巻付けて構成した場合の水位と電極15
間の静電容量との関係は次のようになる。
即ち、電極15間には空気と水及び絶縁性のパイプ14が
存在する。ここで、水の存在する領域の電極15間の静電
容量は、水がほぼ導体と見なせるので、パイプ14の絶縁
材を電極15(水と電極)間に充填したコンデンサ12が直
列に接続された静電容量(Cw)とほぼ等しくなる。ま
た、空気が存在する領域の電極15間の静電容量は、上記
のコンデンサ2個にさらに空気コンデンサ(絶縁性のパ
イプ内の空気の部分)を直列に接続した静電容量(Ca)
とほぼ一致する。従って、電極15間のトータルの静電容
量は、CwとCaとの和になる。水位が高くなることは水の
存在する領域の電極15の面積が広くなることを意味する
ので、Cwが増加する。逆に空気が存在する領域の電極15
の面積は狭くなるので、Caは減少する。結局、水位が単
位長だけ上昇した場合、単位長あたりのCwとCaの差に相
当する静電容量が増加することになる。上述の説明で容
易に推測できるが、電極15を絶縁性のパイプ14の長手方
向に長方形に形成すると、単位長当りの面積は常に等し
いので、電極15間の静電容量は水位の変化に対してリニ
アに変化する。第6図は、このように構成された静電容
量式水位センサ10の水位と静電容量との関係を示してい
る。
第4図は、上述の静電容量式水位センサ10を含む水量
検出回路20及びその電源回路部30の回路例を示してい
る。電源回路部30は、商用電源21からの交流をトランス
22を介してダイオードからなる全波整流回路23で直流変
換し、さらにこれをトランジスタ24、25、ツェナダイオ
ード26及び抵抗等からなる定電圧部で定電圧化するよう
に構成されている。電源回路部30は、後述するマイコン
等の信号処理部の電源としても使用されている。
水量検出回路20は、静電容量−周波数変換の機能を有
し、インバータ、抵抗R1、R2、R3及び静電容量式水位セ
ンサ10による容量Csを含む積分型発振回路として構成さ
れている。その発振周波数は、数KHz〜数10KHzに設定
されており、その値は、抵抗R1、R2、R3とコンデンサCs
で決り、次式で表わされる。
=R2/(4R1・R3・Cs) そして、上述のように構成された水量検出回路20の最
低電位(固定電位)が、導線18を介して導電性の貯水槽
11に接続されている。
28は、周波数を貯水槽11内の水量に変換する演算等を
行なうためのマイコンであり、水量検出回路20とマイコ
ン28との間には、周波数を所要比に分周してマイコン28
で周波数を読取り易くするため、周波数変換部27が接続
されている。
第7図は、ポット内の残りの水量と水量検出回路20の
出力周波数との関係を示している。
上述のように、この実施例の電気ポットは、導電性の
貯水槽11が水量検出回路20の最低電位に接続されている
ので、貯水槽11内の水の電位変動が抑制され、貯水槽11
及び水を介して静電容量式水位センサ10の検出信号にノ
イズが混入することが防止され、電気的表示手段3に精
度のよい水量表示が行われる。
なお、マイコンで水量を判定するには、上述のほか
に、周波数−電圧変換回路を用いて、水位の変化を電圧
の変化として検出することも可能である。
また、第5図には、水量検出回路20における電源回路
部の変形例を示す。この電源回路部40は、スイッチング
トランジスタ31、トランス32、整流用のダイオード33及
びコンデンサ34を含むスイッチングレギュレータとして
構成されている。そして、商用電源21からの交流が、こ
のスイッチングレギュレータを介して直流電圧に変換さ
れるようになっている。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、導電性の貯水
槽と、この貯水槽内の水位の変動に追従して水位が変動
する絶縁性のパイプと、このパイプの長手方向周壁に形
成された少なくとも一対の対向電極を有し当該パイプ内
の水位の変化を静電容量の変化として検出する水位セン
サと、商用電源を直流変換した電源部を有するとともに
固定電位が貯水槽に電気的に接続され上記水位センサで
検出された静電容量に基づいて表示手段に表示させる水
量を求める水量検出回路とを具備させたため、貯水槽内
の水の電位変動が抑制されて外部からのノイズの影響が
防止され、簡単な構成で高精度に水量表示をする機能を
有する電気ポットを実現することができるという利点が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第7図は本発明に係る電気ポットの一実施
例を示すもので、第1図は外観を示す斜視図、第2図は
内部構造を示す構成断面図、第3図は静電容量式水位セ
ンサ部を拡大して示す図、第4図は水量検出回路の回路
図、第5図は上記水量検出回路における電源部の変形例
を示す回路図、第6図は静電容量式水位センサの水位−
静電容量の特性図、第7図は水量検出回路の水量−周波
数出力の特性図である。 3:電気的表示手段、 10:静電容量式水位センサ、 11:貯水槽、 13:電動ポンプ(出湯手段)、 14:出湯管(絶縁性のパイプ)、 15:対向電極、18:導線、 20:水量検出回路、21:商用電源、 30、40:電源回路部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】貯水槽内の湯を電気的な出湯手段で出湯さ
    せるとともに該貯水槽内の湯量を表示する表示手段を備
    えた電気ポットであって、導電性の貯水槽と、該貯水槽
    に連通し当該貯水槽内の水位の変動に追従して水位が変
    動する絶縁性のパイプと、該パイプの長手方向周壁に形
    成された少なくとも一対の対向電極を有し当該パイプ内
    の水位の変化を静電容量の変化として検出する水位セン
    サと、商用電源を直流変換した電源部を有するとともに
    固定電位が前記貯水槽に電気的に接続され前記水位セン
    サで検出された静電容量に基づいて前記表示手段に表示
    する水量を求める水量検出回路とを有することを特徴と
    する電気ポット。
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