JP2731073B2 - 筒状体の埋設角度計測装置 - Google Patents

筒状体の埋設角度計測装置

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JP2731073B2
JP2731073B2 JP6778292A JP6778292A JP2731073B2 JP 2731073 B2 JP2731073 B2 JP 2731073B2 JP 6778292 A JP6778292 A JP 6778292A JP 6778292 A JP6778292 A JP 6778292A JP 2731073 B2 JP2731073 B2 JP 2731073B2
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steel pipe
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pipe column
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紳一 北野
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Kubota Corp
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  • Placing Or Removing Of Piles Or Sheet Piles, Or Accessories Thereof (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、筒状体を鉛直に埋設す
るための姿勢計測に用いる筒状体の埋設角度計測装置に
関し、例えば掘削穴に挿入して埋設する筒状体としての
鋼管柱の底部に配置された角度計測用マーカと、その鋼
管柱の上端部から角度計測用マーカを撮像する撮像手段
と、その撮像手段により撮像された画像データに基づき
鋼管柱の埋設角度を計測する計測手段とから構成される
筒状体の埋設角度計測装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、筒状体として、例えば鋼管柱の埋
設角度計測装置は、前記鋼管柱の上端部から前記角度計
測用マーカを撮像する撮像手段を、鉛直視準用水準器を
用いて鋼管柱の上端部開孔の中心点を通る鉛直軸心上に
目視調節しながら移動させるように構成していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の鋼管柱の埋設角度計測装置によれば、撮像手段を前記
鋼管柱の上端部の中心点を通る鉛直軸心上に位置調節す
るのに、鉛直視準用水準器を用いて手動で位置調節する
操作が煩雑で煩わしいものであるという欠点があった。
そして、上述の位置調節を行っても鋼管柱が長いもので
あっては僅かに埋設角度が振れても撮像手段により鋼管
柱の底部に配されたマーカを認識できない場合があり、
このような場合には、撮像手段自体を鋼管柱の軸心方向
に傾斜させて計測を行うことになり、より一層操作が煩
雑で煩わしくなるという欠点があった。このようにして
計測した結果、鋼管柱の埋設角度が許容角度を逸脱する
場合には鋼管柱を懸下するクレーン等を用いて埋設角度
が許容角度に入るように修正作業が必要となり、作業者
がその都度計測するものでは大変に危険な作業となると
いう欠点もあった。本発明の目的は上述した従来欠点を
解消する点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明による筒状体の埋設角度計測装置の特徴構成は、
前記画像データに基づいて、前記撮像手段を前記筒状体
の上端部の中心点を通る鉛直軸心上に自動的に移動させ
る位置調節手段を設けてある点にある。
【0005】
【作用】位置調節手段は、画像データに基づいて、例え
ば撮像手段により撮像された鋼管柱の上端開孔部の輪郭
からその鋼管柱の上端開孔部の中心点を導出して、その
中心点と撮像手段の光学軸心との位置のずれ量を求めた
後、その撮像手段をずれ量だけ移動させてその光学軸心
を上端開孔部の中心点を通る軸心上に自動的に位置調節
することになる。
【0006】
【発明の効果】本発明によれば、筒状体の埋設角度計測
装置を埋設筒状体のほぼ上方に設置するだけで、自動的
に撮像手段の位置調節を極めて正確、且つ、容易に行う
ことができ、結果として筒状体の埋設角度を迅速に、且
つ、作業者を介さずに安全に測定できる測定装置を提供
できるようになった。
【0007】
【実施例】以下に実施例を説明する。図1及び図2に示
すように、筒状体としての鋼管柱1は、本体1aと、隣
接する本体1a同士を接続するための接続部材3とし
て、オス部となる内嵌接続部材3aと、めす部となる外
嵌接続部材3bとを、本体1aの左右外側部に溶接して
構成してある。前記内嵌接続部材3aは、鋼管柱1の両
端にわたる挿通孔8よりも小径で、断面円形のパイプ状
のものを、その軸心が鋼管柱1の軸心と平行な姿勢を維
持するように溶接してあり、以て、鋼管柱1の姿勢計測
用の小径の筒部を構成してある。
【0008】図1及び図4に示すように、前記内嵌接続
部材3aの下側埋設端部にキャップ3cを溶着して、そ
の内嵌接続部材3aを既に埋設された鋼管柱1の外嵌接
続部材3bに嵌入しながら、鋼管柱1を掘削穴2に挿入
する。
【0009】図4に示すように、鋼管柱の埋設角度計測
用マーカMは、前記内嵌接続部材3aの内径よりやや小
なる外径を有する筒体4のその上端面の中央部に発光素
子5を取り付け、下端面に緩衝部材6としてのコイルス
プリングを取り付けるとともに、前記筒体4に前記発光
素子5を点灯するバッテリー7を設けて構成してある。
【0010】前記埋設角度計測用マーカMを前記内嵌接
続部材3a上端部から投入すると、内嵌接続部材3aの
内周面を前記筒体4が摺動落下して、底部でキャップ3
cに衝突の後、コイルスプリングで緩衝されて停止す
る。
【0011】図1に示すように、この状態で、前記内嵌
接続部材3a上端部に、埋設角度計測装置を設置するこ
とにより鋼管柱1の傾き角を計測する。前記鋼管柱1の
埋設角度計測装置は、支柱に支持され、モータMTによ
る前後左右にスライド移動自在の水平テーブル9に、前
記鋼管柱1の上端部から前記角度計測用マーカMを撮像
する撮像手段10としてのCCDカメラと、その撮像手
段10により撮像された画像データに基づき前記鋼管柱
1の埋設角度を計測する計測手段11とから構成してあ
る。詳述すると、先ず、水平テーブル9を水準器を用い
て水平姿勢に維持して、鉛直下方に臨む撮像手段10に
より前記内嵌接続部材3a上端開孔部を撮像し、その際
の画像データから前記内嵌接続部材3a上端開孔部中心
位置を示すアドレスを演算導出する。撮像手段10の光
学軸心位置に対応するアドレスと前記開孔部中心位置を
示すアドレスとの差から実際のずれ量を換算して、前記
水平テーブル9をそのずれ量だけ前記モータMTにより
スライド移動して、撮像手段10の光学軸心位置と前記
内嵌接続部材3a上端開孔部中心位置とを合わせる。即
ち、前記モータMTによる水平テーブル9の前後左右へ
のスライド移動機構が位置調節手段12を構成する。前
記水平テーブル9には、さらに、揺動機構14と、その
揺動機構14による揺動角度を測定するポテンショメー
タ15を設けてあり、計測手段11は、前記位置調節手
段12を駆動して撮像手段10の光学軸心位置と前記内
嵌接続部材3a上端開孔部中心位置とを合致させなが
ら、前記角度計測用マーカMの輝点が前記内嵌接続部材
3aの上端開孔部中心位置と重なる位置まで水平テーブ
ル9を揺動駆動して、その時のポテンショメータ15に
より検出された揺動角度を前記鋼管柱1の埋設角度に対
応付けて出力する。
【0012】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定するものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】鋼管柱の埋設角度計測装置の全体構成図
【図2】要部の平面図
【図3】柱の建てこみ図
【図4】筒状体の埋設角度計測の原理図
【符号の説明】
1 鋼管柱 2 掘削穴 10 撮像手段 11 計測手段 12 位置調節手段 M 角度計測用マーカ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 掘削穴(2)に挿入して埋設する筒状体
    (1)の底部に配置された角度計測用マーカ(M)と、
    前記筒状体(1)の上端部から前記角度計測用マーカ
    (M)を撮像する撮像手段(10)と、その撮像手段
    (10)により撮像された画像データに基づき前記筒状
    体(1)の埋設角度を計測する計測手段(11)とから
    構成される筒状体の埋設角度計測装置であって、 前記画像データに基づいて、前記撮像手段(10)を前
    記筒状体(1)の上端部の中心点を通る鉛直軸心上に自
    動的に移動させる位置調節手段(12)を設けてある筒
    状体の埋設角度計測装置。
JP6778292A 1992-03-26 1992-03-26 筒状体の埋設角度計測装置 Expired - Lifetime JP2731073B2 (ja)

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JPH05272947A JPH05272947A (ja) 1993-10-22
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5585059B2 (ja) * 2009-12-02 2014-09-10 株式会社大林組 鋼管の建入誤差の測定方法
JP5786644B2 (ja) * 2011-10-26 2015-09-30 株式会社大林組 鋼管の建入れ誤差の測定システム、鋼管の建入れ誤差の測定方法、及び逆打ち支柱の建入れ方法
JP2013194369A (ja) * 2012-03-16 2013-09-30 Technos Kk 芯材要素の傾き修正確認装置
JP6039994B2 (ja) * 2012-10-18 2016-12-07 大成建設株式会社 構真柱の鉛直精度管理方法
JP7348114B2 (ja) * 2020-03-18 2023-09-20 山九株式会社 鞘管測定用治具

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JPH05272947A (ja) 1993-10-22

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