JP2731001B2 - 厚板ガラス等の工作物多分割方法 - Google Patents

厚板ガラス等の工作物多分割方法

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JP2731001B2
JP2731001B2 JP1298279A JP29827989A JP2731001B2 JP 2731001 B2 JP2731001 B2 JP 2731001B2 JP 1298279 A JP1298279 A JP 1298279A JP 29827989 A JP29827989 A JP 29827989A JP 2731001 B2 JP2731001 B2 JP 2731001B2
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    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B33/00Severing cooled glass
    • C03B33/02Cutting or splitting sheet glass or ribbons; Apparatus or machines therefor
    • C03B33/023Cutting or splitting sheet glass or ribbons; Apparatus or machines therefor the sheet or ribbon being in a horizontal position
    • C03B33/033Apparatus for opening score lines in glass sheets

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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、例えばガラスの立方体、プリズム等を製作
するため厚板のガラス或はセラミック等を多分割する方
法に関する。
(従来の技術) 一般に、ガラス板やセラミック板等の分割に際して
は、予めダイヤモンドカッターのような工具でその板ガ
ラス等の一面に条痕を設け、その条痕の左右部を把持
し、上記条痕に沿った縦断面に曲げモーメントを加える
ことにより分割が行なわれている。
(発明が解決しようとする課題) ところが、上述の如き従来の曲げ加工による分割技術
においては、薄物の場合には比較的容易にその分割を行
なうことができるが、板厚が厚くなるとその分割が困難
となり、特に例えば厚さが5mmの板ガラスを多数に分割
して1辺が10mmの正方形板を多量に採取するようなこと
は殆ど不可能である等の問題がある。
また、ガラス材等からなる工作物の一面に予めダイヤ
モンドカッターのような工具で分割すべき形状の条痕を
設け、その工作物を定盤上に置かれた上記工作物のヤン
グ率より小さいヤング率を有する平板上に、上記条痕が
その平板の表面に接するように載置し、上記工作物の反
対面には上記条痕に沿ってリボン状の加圧片を載置し、
この加圧片に押圧荷重を加えて工作物を局部的に圧縮す
ることにより、その工作物を条痕に沿った縦断面で分割
する方法も提案されている。
しかしながら、このような方法においても、板状のガ
ラス等から同時に多数の正方形板等の分割部材を得るこ
とは困難である。
本発明はこのような点に鑑み、比較的簡単な手段によ
って厚板の工作物をも容易に平滑な分割面を有する多数
の分割片に分割し得る分割方法を得ることを目的とす
る。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 本発明は、分割すべき厚板ガラス等の工作物の一表面
に予め工具で分割すべき形状の条痕を設け、その工作物
の条痕を設けた面に、工作物のヤング率よりも小さいヤ
ング率を有し、上記条痕が交差する点に対応する位置に
小穴が形成された圧縮板を重ねるとともに、上記工作物
の他面に、潤滑材を介して工作物のヤング率よりも小さ
いヤング率を有する第2の圧縮板を重ね、両圧縮板に押
圧力を加えることにより上記工作物を前記条痕に沿った
全ての縦断面で分割することを特徴とする。
(作用) 上述のようにして工作物の両面にそれぞれ圧縮板を積
層してその圧縮板の全面に押圧力を加えれば、上記圧縮
板は工作物よりも大きく外方に拡がろうとする。したが
って、工作物と圧縮板との間の接触面には摩擦力が誘起
される。ところが工作物の条痕が設けられている面に対
して反対側の面には潤滑剤を介して圧縮板が積層されて
いるので、この面における摩擦力は条痕が設けられてい
る面側での摩擦力より小さく、工作物の両面における摩
擦力に差が生じる。
そのため、工作物には圧縮板に加えられる押圧力に比
例した引張りと曲げモーメントが自動的に誘起され、こ
の引張りと曲げモーメントによる応力が最大値となる条
痕部に沿って破断が生じ、工作物の多数の分割が行なわ
れる。
(実施例) 以下、添付図面を参照して本発明の実施例について説
明する。
第1図において、符号1は定盤であって、その定盤1
上には分割すべき工作物であるガラス板2のヤング率E1
より小さなヤング率E2を有する合成樹脂の如き材料から
なる圧縮板3を載置し、その圧縮板3上に潤滑剤を塗布
した後上記ガラス板2を載置する。
上記ガラス板2の上面には、第1図および第2図に示
すように、分割すべき形状の条痕Nがダイヤモンドカッ
タのような工具で形成されており、この条痕Nが設けら
れている面上にも、上記ガラス板2のヤング率E1より小
さなヤング率E2を有する合成樹脂の如き材料からなる圧
縮板4を載置する。
この圧縮板4には、上記ガラス板2と条痕Nが設けら
れている面と接触する面側に、上記条痕Nが交差する各
点と対応する位置にそれぞれ小さな凹部4aが穿設されて
いる(第1図,第3図)。
しかして、このように両圧縮板3,4によってガラス板
2を挾持した状態で定盤1上に載置し、圧縮板4の上面
からその全面にわたって図示しない荷重装置により押圧
力Wを加えれば、上記ガラス板2は予め設けられた条痕
Nに沿って分割される。
すなわち、工作物であるガラス板2を挾持する圧縮板
3,4のヤング率E2はガラス板2のヤング率E1よりも小さ
いので、上述のようにして圧縮板4の上面から押圧力を
加えると、圧縮板3,4はその厚さ方向の寸法が減少する
とともにガラス板に比し大きく外方に拡がろうとする。
したがって、ガラス板2と圧縮板3,4との接触面にはそ
れぞれ摩擦力が誘起される。しかし、圧縮板3とガラス
板2との間には潤滑剤が塗布されているため、圧縮板3
とガラス板2との間の摩擦力はガラス板2の他の面にお
ける摩擦力よりかなり小さく、しかもこのときの圧縮板
3,4のヤング率はガラス板2のヤング率よりも小さくな
っている。このためガラス板2の縦断面には押圧力Wに
比例した引張力のほかにガラス板2を上方に凸曲するよ
うな曲げモーメントが自動的に発生する。
上記引張りと曲げによる応力の最大値は予め設けられ
た条痕部で発生するので、上記押圧力が或る値に達すれ
ば、上記条痕Nに沿ってガラス板2に破断が起り、ガラ
ス板2がきれいに正確に分割される。
しかして、第1図および第2図に示すように、縦横3
本の条痕Nが格子状に設けられている場合には、16個の
小正方形板が採取される。しかもこの場合、圧縮板4の
条痕が設けられた面に接する面側には、条痕の交点と対
応する位置に凹部4aが設けられているので、この凹部4a
によりガラス等のクラックの枝分れが生ずるようなこと
が確実に防止され、分割片のコーナ部にクラックが生ず
ることもない。
このようにして、比較的小さな多数の分割片に容易に
分割することができ、厚さが大きい場合にもその厚さに
応じて押圧力を増すことにより容易に分割することがで
きる。
(実験例) 以下、実験例としてソーダガラス板とアルミナセラミ
ックス板の分割例について述べる。実験に用いた圧縮板
は厚さ25mmのアクリル樹脂板である。このアクリル樹脂
板のヤング率E2は約340kgf/mm2であり、ガラスとアルミ
ナセラミックスのヤング率E1はそれぞれ約7,000kgf/mm2
と28,000kgf/mm2であるので、E2<E1となり、本発明の
分割条件を満足する。また、圧縮板4に設けた凹部4aの
直径は2.5mmでその深さは約6mmであり、工作物と圧縮板
3との接触面の潤滑にはグリースを潤滑剤として使用し
た。
また、分割すべき形状の条痕は、工作物がガラス板の
ときには普通のガラス切りで設け、アルミナセラミック
ス板のときにはダイヤモンドホイールで設け、その幅は
約0.1mm、深さは約0.5mmであった。
実験例I 厚さh=22mmで一辺が50mmである正方形のガラス板の
対辺をそれぞれ2等分する縦断面で分割し、4個の小正
方形板(1辺が25mm、厚さ22mm)を採取したとき(第4
図)、および対辺をそれぞれ4等分する縦断面で分割し
て16個の小正方形板(1辺が12.5mm、厚さ22mm)を採取
したとき(第5図)の押圧力Wはそれぞれ次のようにな
った。
4個に分割した場合 W≒4,500kgf 16個に分割した場合 W≒6,000kgf 実験例II 1辺が80mmであるガラスの正方形板で、種々の厚さh
の工作物の対辺をそれぞれ8等分する縦断面で分割し、
64個の小正方形板(1辺が10mm)を採取したとき(第6
図参照)のhとWの関係は次のようになった。
実験例III 厚さh=100mm、1辺が80mmのガラスの正方形板の対
辺をそれぞれ4等分と8等分する縦断面で分割して、32
個の矩形板(1辺が10mmと20mm、厚さ10mm)を採取した
とき(第7図)の押圧力Wは、W≒12,900kgfであっ
た。
実験例IV 厚さh=8mmで1辺が50mmであるガラスの正方形板を
第8図に示すように分割して16個の3角形板(プリズ
ム)を採用したときの押圧力Wは、W≒5,500kgfであっ
た。
実験例V 厚さ4mmで1辺が50mmのアルミナセラミックスの正方
形板の対辺をそれぞれ4等分する縦断面で分割して16個
の小正方形板(1辺が12.5mm、厚さ4mm)を採取したと
き(第9図)の押圧力Wは、W≒10,000kgfであった。
このような工作物の分割に際して、騒音や切屑を発生
せず、分割面は平滑で特にガラスでは鏡面となることが
観察された。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明は工作物内に押圧力に比
例した引張りと曲げを自動的に誘起させ、その引張りと
曲げによる応力が条痕部で最大になることを利用して工
作物の分割を行なうようにしたものであるため、従来の
単なる曲げ加工等によって分割できなかった厚板の工作
物も、正方形、長方形、3角形の形状に容易に分割する
ことができる。しかも、工作物の分割は押圧力を加える
だけで発生するので、分割に要するエネルギーは小さ
く、また分割に要する時間も短かく、生産性を向上する
こともできる。さらに、分割に際して騒音や切屑を発生
せず、分割面が平滑に特にガラスでは鏡面状とすること
ができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法の実施状況を示す縦断斜視図、第
2図は工作物の表面の条痕の一実施例を示す平面図、第
3図は圧縮板の条痕を有する工作物表面との接触面の平
面図、第4図、第5図、第6図(a)〜(d)、第7図
乃至第9図はそれぞれ本発明の方法によって分割した状
態を示す斜視図である。 1……定盤、2……ガラス板、3,4……圧縮板、4a……
凹部、N……条痕。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−69534(JP,A) 特開 昭58−139120(JP,A) 特開 平1−133952(JP,A) 特開 平1−246155(JP,A) 特開 平2−22136(JP,A) 特公 昭64−3816(JP,B2) 特公 昭63−31411(JP,B2)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】分割すべき厚板ガラス等の工作物の一表面
    に予め工具で分割すべき形状の条痕を設け、その工作物
    の条痕を設けた面に、工作物のヤング率よりも小さいヤ
    ング率を有し、上記条痕が交差する点に対応する位置に
    小穴が形成された圧縮板を重ねるとともに、上記工作物
    の他面に、潤滑材を介して工作物のヤング率よりも小さ
    いヤング率を有する第2の圧縮板を重ね、両圧縮板に押
    圧力を加えることにより上記工作物を前記条痕に沿った
    全ての縦断面で分割することを特徴とする、厚板ガラス
    等の工作物多分割方法。
JP1298279A 1989-11-16 1989-11-16 厚板ガラス等の工作物多分割方法 Expired - Lifetime JP2731001B2 (ja)

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