JP2727990B2 - インクジェットプリンタ用のヘッド回路 - Google Patents

インクジェットプリンタ用のヘッド回路

Info

Publication number
JP2727990B2
JP2727990B2 JP32192494A JP32192494A JP2727990B2 JP 2727990 B2 JP2727990 B2 JP 2727990B2 JP 32192494 A JP32192494 A JP 32192494A JP 32192494 A JP32192494 A JP 32192494A JP 2727990 B2 JP2727990 B2 JP 2727990B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal
electrodes
head circuit
resistors
switch element
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP32192494A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08174830A (ja
Inventor
和男 島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
Nippon Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Electric Co Ltd filed Critical Nippon Electric Co Ltd
Priority to JP32192494A priority Critical patent/JP2727990B2/ja
Publication of JPH08174830A publication Critical patent/JPH08174830A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2727990B2 publication Critical patent/JP2727990B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクジェットプリン
タに用いられるヘッド回路に関し、詳しくは、マトリク
ス化された抵抗体を選択的に駆動するためのヘッド回路
に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は、インクジェットプリンタ用のヘ
ッド回路の第一従来例を示す回路図である。
【0003】このヘッド回路70は、一列に多数配列さ
れた抵抗体R1 ,R2 ,R3 ,…,RN と、抵抗体
1 ,…に駆動電圧Vdを印加する信号電極X1
2 ,X3 ,…,XN と、接地された共通電極Aとから
構成されている。図示しない駆動回路から所望の信号電
極X1 ,…に駆動電圧Vdを印加すると、信号電極
1 ,…に接続された抵抗体R1 ,…が通電される。す
ると、抵抗体R1 ,…が発熱することにより、インクが
用紙に吐出される(図示せず)。
【0004】インクジェットプリンタを高精細化及び高
速化するには、ヘッド回路70に搭載される抵抗体
1 ,…の数を増加させなければならない。しかし、ヘ
ッド回路70の構成では、抵抗体R1 ,…の数に比例し
て信号電極X1 ,…の数も増大するので、信号電極
1 ,…の配線,切換えスイッチ,駆動回路等が複雑化
及び大型化する。そこで、抵抗体の数を増やしても電極
の数があまり増えないようにした、以下の第二従来例が
採用されている。
【0005】図3は、インクジェットプリンタ用のヘッ
ド回路の第二従来例を示す回路図である。
【0006】このヘッド回路80は、縦横に多数配列さ
れた抵抗体R11,R12,R13,…,RNMと、抵抗体
11,R12,R13,…,RNMに直列に接続されたクロス
トーク防止用のダイオードD11,D12,D13,…,DNM
と、抵抗体R11,R12,R13,…,RNMに接続された信
号電極X1 ,X2 ,X3 ,…,XN と、ダイオード
11,D12,D13,…,DNMに接続された走査電極
1 ,Y2 ,Y3 ,…,YM とから構成されている。走
査電極Y1 ,…は、図示しない駆動回路によって順次切
り換えられて接地される。信号電極X1 ,…は、図示し
ない駆動回路によって駆動電圧Vdが印加される。ヘッ
ド回路80の構成では、抵抗体の数のおおよそ平方根の
二倍に比例して信号電極X1 ,…及び走査電極Y1 ,…
の最小数が増大する。例えば、抵抗体の数をa個とする
と、ヘッド回路70では(a+1)個の電極が必要であ
るのに対して、ヘッド回路80では最小で(2×√a)
個の電極でよい。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年ま
すます、抵抗体の数が増加の一途をたどっていることか
ら、電極の数も極めて増大化してきており、もはや従来
技術では対応が困難になってきている。特にヘッド回路
を半導体技術によって1チップ化した場合、電極パッド
は抵抗体等に比べて大きな面積を必要とする。そのた
め、電極の数が多いと、チップサイズの縮小化が図れな
いことから、歩留りの低下,高価格化等の問題を引き起
こしていた。
【0008】
【発明の目的】そこで、本発明の目的は、抵抗体の数に
対する電極の数を大幅に減少可能とした、ヘッド回路を
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記目的を
達成するために研究を重ねた結果、各抵抗体を三端子ス
イッチ素子で駆動し、三端子スイッチ素子の二端子をそ
れぞれ別の走査電極とすれば、抵抗体の数の三乗根の三
倍程度にまでに電極の数を減少可能であることを見い出
し、この知見に基づいて本発明をなすに至った。
【0010】すなわち、本発明に係るヘッド回路は、第
一の端子に印加される電圧によって第二,第三の端子間
を開閉するとともに縦横に多数配列された三端子スイッ
チ素子と、これらの三端子スイッチ素子のそれぞれに設
けられるとともに当該三端子スイッチ素子の閉路によっ
てジュール熱を発生する抵抗体と、これらの抵抗体のク
ロストークを防止するダイオードと、前記三端子スイッ
チ素子の第一の端子に接続された第一の走査電極と、前
記三端子スイッチ素子の第二の端子に接続された第二の
走査電極と、前記三端子スイッチ素子の第三の端子に接
続された信号電極とを備えたものである。
【0011】また、前記三端子スイッチ素子がバイポー
ラトランジスタ(以下、単に「トランジスタ」とい
う。)であり、前記第一の端子がベース端子であり、前
記第二の端子がエミッタ端子であり前記第三の端子がコ
レクタ端子であるものとしてもよく、さらに、一個の半
導体基板上に集積化されたものとしてもよい。
【0012】
【作用】三端子スイッチ素子は、第一の走査電極によっ
て選択され、かつ第二の走査電極によって選択され、か
つ信号電極によって駆動電圧が印加された場合にのみ、
抵抗体に通電する。
【0013】
【実施例】図1は、本発明に係るヘッド回路の一実施例
を示す回路図である。
【0014】ヘッド回路10は、ベース端子(第一の端
子)Bに印加される電圧によってエミッタ端子(第二の
端子)E,コレクタ端子(第三の端子)C間を開閉する
とともに縦横に多数配列されたNPN型のトランジスタ
(三端子スイッチ素子)Tr11 1 ,Tr112 ,Tr121 ,…,
TrNM2 と、トランジスタTr111 ,…のそれぞれに設けら
れるとともにトランジスタTr111 ,…の閉路によってジ
ュール熱を発生する抵抗体R111 ,R112 ,R121
…,RNM2 と、抵抗体R111 ,…のクロストークを防止
するダイオードD11,D12,D13,…,DNMと、トラン
ジスタTr111 ,…のベース端子Bに接続された第一の走
査電極Z1 ,Z2 と、トランジスタTr111,…のエミッ
タ端子Eに接続された第二の走査電極Y1 ,Y2
3 ,…,YMと、トランジスタTr111 ,…のコレクタ
端子Cに接続された信号電極X1 ,X2,X3 ,…,X
N とを備えたものである。また、ヘッド回路10は、一
個の半導体基板上に集積化されたものである。
【0015】抵抗体R111 ,…は、エミッタ端子Eに接
続されている。ダイオードD11,…は、抵抗体R111
…と第二の走査電極Y1 ,…との間に、走査電極Y1
…から抵抗体R111 ,…へ電流が流れないように接続さ
れている。全てのトランジスタTr111 ,…は、走査電極
1 又は走査電極Z2 のいずれかに接続されている。第
二の走査電極Y1 ,…はM個であり、信号電極X1 ,…
はN個である。したがって、抵抗体R111 ,…の数は
(N×M×2)個である。
【0016】次に、抵抗体R111 ,…の駆動方法の一例
を説明する。
【0017】まず、図示しない駆動回路によって、第二
の走査電極Y1 ,…のうち、走査電極Y1 のみを接地
し、他の走査電極Y2 ,…を開放する。これにより、ト
ランジスタTr111 ,Tr112 ,Tr211 ,Tr212 ,…,Tr
N11 ,TrN12 のエミッタ端子Eが、それぞれ抵抗体R
111 ,…及びダイオードD11,…を介して接地される。
そして、図示しない駆動回路によって、第一の走査電極
1 ,Z2 のうち、走査電極Z1 のみにしきい値電圧V
tを印加し、他の走査電極Z2 を開放する。これによ
り、Tr111 ,Tr211 ,…,TrNM1 のベース端子Bにしき
い値電圧Vtが印加される。したがって、走査電極Y1
及び走査電極Z1 によって、トランジスタTr111,Tr
211 ,…,TrN11 のみがオンとなる。このとき、図示し
ない駆動回路によって、画像データに基づく駆動電圧V
dを信号電極X1 ,…に印加すると、トランジスタTr
111 ,Tr211 ,…,TrN11 の幾つかのコレクタ端子Cに
駆動電圧Vdが印加され、抵抗体R111 ,R211 ,…,
N11 の幾つかが発熱する。
【0018】続いて、同じようにして、走査電極Y1
び走査電極Z2 、走査電極Y2 及び走査電極Z1 、走査
電極Y2 及び走査電極Z2 、・・・という順に選択する
ことにより、所望の抵抗体R112 ,…を発熱させる。
【0019】次に、ヘッド回路10の電極の数につい
て、数値をあげて説明する。
【0020】第二の走査電極Y1 ,Y2 ,Y3 ,…,Y
M と、信号電極X1 ,X2 ,X3 ,…,XN とが交差す
る部分の抵抗体R111 ,…の数をb個とし、抵抗体R
111 ,…の全数をa個とした場合、必要な電極の数は2
×√( a/b)+b個以上である。電極の最小数はb=
3√aとした場合であり、この場合の電極の数は3× 3
√a個である。
【0021】例えば720dpi,256 ノズルのプリントヘッ
ドを想定して、抵抗体R111 ,…の全数を256 個とした
場合、従来技術のヘッド回路70では257 個の電極が必
要となり、ヘッド回路80では32個の電極が必要とな
る。これらに対し、本実施例のヘッド回路10では、b
=2であるから上式により25個の電極で済む。また、b
=4とすれば、20個の電極で済むことになる。ヘッド回
路10とヘッド回路70,80との電極の数の差は、抵
抗体R111 ,…の全数が多いほど顕著に広がる。
【0022】なお、本発明は、いうまでもなく、上記実
施例に限定されるものではない。例えば、ベース端子
B,エミッタ端子E,コレクタ端子Cと、第一の走査電
極Z1,Z2 ,第二の走査電極Y1 ,…,信号電極
1 ,…との接続関係は,どのような組み合わせ(全部
で六通り)でも可能である。また、三端子スイッチ素子
は、電界効果トランジスタ,静電誘導トランジスタ,サ
イリスタ等とすることもできる。
【0023】
【発明の効果】本発明に係るヘッド回路によれば、各抵
抗体を三端子スイッチ素子で駆動するとともに、三端子
スイッチ素子の二端子をそれぞれ別の走査電極としたの
で、抵抗体の数の三乗根の三倍程度にまでに電極の数を
減少できる。この効果は、抵抗体の数が多ければ多いほ
ど顕著になる。したがって、本発明に係るヘッド回路
は、抵抗体の数の増大化という今後の技術動向に合致し
た、極めて有望な技術である。
【0024】また、ヘッド回路を半導体技術によって1
チップ化した場合は、電極の数が減少することによりチ
ップサイズを縮小化できるので、歩留りの向上,低価格
化等を達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るヘッド回路の一実施例を示す回路
図である。
【図2】ヘッド回路の第一従来例を示す回路図である。
【図3】ヘッド回路の第二従来例を示す回路図である。
【符号の説明】
10 ヘッド回路 B ベース端子(第一の端子) E エミッタ端子(第二の端子) C コレクタ端子(第三の端子) Tr111 ,…,TrNM2 トランジスタ(三端子スイッチ素
子) R111 ,…,RNM2 抵抗体 D1 1,…,DNM ダイオード Z1 ,Z2 第一の走査電極 Y1 ,…,YM 第二の走査電極 X1 ,…,XN 信号電極

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一の端子に印加される電圧によって第
    二,第三の端子間を開閉するとともに縦横に多数配列さ
    れた三端子スイッチ素子と、これらの三端子スイッチ素
    子のそれぞれに設けられるとともに当該三端子スイッチ
    素子の閉路によってジュール熱を発生する抵抗体と、こ
    れらの抵抗体のクロストークを防止するダイオードと、
    前記三端子スイッチ素子の第一の端子に接続された第一
    の走査電極と、前記三端子スイッチ素子の第二の端子に
    接続された第二の走査電極と、前記三端子スイッチ素子
    の第三の端子に接続された信号電極とを備えた、インク
    ジェットプリンタ用のヘッド回路。
  2. 【請求項2】 前記三端子スイッチ素子がバイポーラト
    ランジスタであり、前記第一の端子がベース端子であ
    り、前記第二の端子がエミッタ端子であり前記第三の端
    子がコレクタ端子であることを特徴とする、請求項1記
    載のインクジェットプリンタ用のヘッド回路。
  3. 【請求項3】 一個の半導体基板上に集積化されたこと
    を特徴とする、請求項2記載のインクジェットプリンタ
    用のヘッド回路。
JP32192494A 1994-12-26 1994-12-26 インクジェットプリンタ用のヘッド回路 Expired - Lifetime JP2727990B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32192494A JP2727990B2 (ja) 1994-12-26 1994-12-26 インクジェットプリンタ用のヘッド回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32192494A JP2727990B2 (ja) 1994-12-26 1994-12-26 インクジェットプリンタ用のヘッド回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08174830A JPH08174830A (ja) 1996-07-09
JP2727990B2 true JP2727990B2 (ja) 1998-03-18

Family

ID=18137939

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32192494A Expired - Lifetime JP2727990B2 (ja) 1994-12-26 1994-12-26 インクジェットプリンタ用のヘッド回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2727990B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08174830A (ja) 1996-07-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3569543B2 (ja) 集積型印刷ヘッドのアドレス指定システム
JP5197178B2 (ja) インクジェット記録ヘッド用基板およびインクジェット記録ヘッド
JPS6260274B2 (ja)
US6176569B1 (en) Transitional ink jet heater addressing
US5134425A (en) Ohmic heating matrix
US5504505A (en) Ink jet recording head and driving circuit therefor
JP2727990B2 (ja) インクジェットプリンタ用のヘッド回路
US6565175B1 (en) Integrated printhead
KR20020097205A (ko) 이중으로 구성 가능한 프린트 헤드 어드레싱
JP2642933B2 (ja) マルチノズルインクジエツトヘツド
JPH0531898A (ja) インクジエツト記録ヘツド
US6390581B1 (en) Ink jet printer head
JP2705930B2 (ja) マルチノズルインクジエツトヘツド
JP2666084B2 (ja) マルチプレクサー回路
JPH0723006B2 (ja) 発光ダイオードプリントヘッド
JP2689415B2 (ja) 圧電素子駆動回路
US6123416A (en) Inkjet apparatus and method for ejecting particulate matter from an ejection electrode using an electric field
JPH0358309B2 (ja)
JPS63247052A (ja) インクジエツト記録ヘツド
EP1255647B1 (en) Polychromatic printhead
JPH1058716A (ja) 記録液体噴出による記録装置および記録方法
JPH09109390A (ja) インクジェットプリンタのマトリックス駆動方式
JPH0976502A (ja) 静電吸引型インクジェット装置
JP2003320670A (ja) インクジェット記録装置
JPH06155810A (ja) 記録制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19971111