JP2727175B2 - 遊動物捕獲遊技装置 - Google Patents
遊動物捕獲遊技装置Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、3次元的に動くマ
ニピュレータを操縦して空中を浮動する物体を捕獲する
新規な遊技装置に関する。
ニピュレータを操縦して空中を浮動する物体を捕獲する
新規な遊技装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ケージ内の物品を把持具を用いて
捕獲し外に取り出して景品とする遊技具が各種あった。
例えばUFOキャッチャーという名前で知られているも
のは、取り出し口を有する透明のケースの天井部分に左
右方向と前後方向に動くトローリーが設けられており、
トローリーからは腕を広げた形がUFOに似たホイスト
がロープでつり下げられている。ケース内の床には人形
など人が欲しがるような商品が多数置かれている。
捕獲し外に取り出して景品とする遊技具が各種あった。
例えばUFOキャッチャーという名前で知られているも
のは、取り出し口を有する透明のケースの天井部分に左
右方向と前後方向に動くトローリーが設けられており、
トローリーからは腕を広げた形がUFOに似たホイスト
がロープでつり下げられている。ケース内の床には人形
など人が欲しがるような商品が多数置かれている。
【0003】遊技者は欲しい商品を狙い、取り出し口の
上にあるトローリーをまず左右方向に適当量移動し次い
で前後方向に適当に移動させてホイストが商品の上に来
るように調整して操縦ボタンを離す。するとホイストが
腕を広げて落下し商品に覆い被さって腕をすぼめ再び上
昇し、次いでトローリーが自動的に取り出し口のところ
まで移動してその上で腕を広げる。このとき、運が良け
ればホイストが腕をつぼめて上昇するときに商品をうま
く把持して持ち上げ、トローリーの移動中にも落ちるこ
となく取り出し口まで運べれば、遊技者は欲しかった商
品をケースの外に取り出して自分の物とすることができ
る。
上にあるトローリーをまず左右方向に適当量移動し次い
で前後方向に適当に移動させてホイストが商品の上に来
るように調整して操縦ボタンを離す。するとホイストが
腕を広げて落下し商品に覆い被さって腕をすぼめ再び上
昇し、次いでトローリーが自動的に取り出し口のところ
まで移動してその上で腕を広げる。このとき、運が良け
ればホイストが腕をつぼめて上昇するときに商品をうま
く把持して持ち上げ、トローリーの移動中にも落ちるこ
となく取り出し口まで運べれば、遊技者は欲しかった商
品をケースの外に取り出して自分の物とすることができ
る。
【0004】この遊技装置は、射幸心をくすぐりかつ熟
練を誇示でき実益もあるので、遊技場には必ず設置され
ているといっても言い過ぎでないほど人気がある。ま
た、ケース内の床が回転するようになっていて、その回
転床上に載置された商品を腕木を操作して取り出し口ま
で誘導して落とすことにより商品が獲得できるようにし
た遊技装置もある。しかし従来の遊技装置は、対象物を
床上に静置させるか単に同一平面を回転させておいて、
操縦の自由度を制限した道具で捕獲させるものであり、
3次元的に動く品物を捕獲させるような物はなかった。
練を誇示でき実益もあるので、遊技場には必ず設置され
ているといっても言い過ぎでないほど人気がある。ま
た、ケース内の床が回転するようになっていて、その回
転床上に載置された商品を腕木を操作して取り出し口ま
で誘導して落とすことにより商品が獲得できるようにし
た遊技装置もある。しかし従来の遊技装置は、対象物を
床上に静置させるか単に同一平面を回転させておいて、
操縦の自由度を制限した道具で捕獲させるものであり、
3次元的に動く品物を捕獲させるような物はなかった。
【0005】なお、実開平6−39068号公報には、
気泡発生装置と水流発生装置を備えた水槽内に水と水中
を動き回る景品が収容されていて、遊技者が駆動装置に
取り付けられ前後左右および上下に移動できるようにな
っている捕獲具を操縦して景品を狙って最下位まで下降
させると弁が開いて水圧で景品を捕獲具の下部開口に吸
い付けるので、景品を水槽の片隅に運ぶと景品取り出し
装置が昇降して景品排出口に捕獲した景品を落とすよう
に構成された水中景品捕獲ゲーム機が開示されている。
しかし、このゲーム機は3次元的に動く景品を捕獲させ
るものであるが、駆動装置は直交座標系で操縦させるた
め操縦する上で特別の技能を要求するところに遊技性を
見いだすもので、やはり操縦の自由度を制限し直感的に
操縦できないという困難性を遊興の目的とする形式と言
うことができる。
気泡発生装置と水流発生装置を備えた水槽内に水と水中
を動き回る景品が収容されていて、遊技者が駆動装置に
取り付けられ前後左右および上下に移動できるようにな
っている捕獲具を操縦して景品を狙って最下位まで下降
させると弁が開いて水圧で景品を捕獲具の下部開口に吸
い付けるので、景品を水槽の片隅に運ぶと景品取り出し
装置が昇降して景品排出口に捕獲した景品を落とすよう
に構成された水中景品捕獲ゲーム機が開示されている。
しかし、このゲーム機は3次元的に動く景品を捕獲させ
るものであるが、駆動装置は直交座標系で操縦させるた
め操縦する上で特別の技能を要求するところに遊技性を
見いだすもので、やはり操縦の自由度を制限し直感的に
操縦できないという困難性を遊興の目的とする形式と言
うことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明が解決し
ようとする課題は、透明ケース内の空間を3次元的に遊
動する品物を手の動きに従って3次元的に操縦できるマ
ニピュレータで追跡して捕獲するゲームを可能とする遊
技装置を提供して娯楽の選択幅を広げるところにある。
また、空気に近い比重を持たせて微少な風によりユーモ
ラスな動きをするようにした風船を捕獲させるように構
成された遊技装置を提供するところにある。さらに風船
を捕獲させる遊技装置において、風船の特殊性に起因し
て発生する各種の問題を解決して、実用に耐える装置を
提供するところにある。
ようとする課題は、透明ケース内の空間を3次元的に遊
動する品物を手の動きに従って3次元的に操縦できるマ
ニピュレータで追跡して捕獲するゲームを可能とする遊
技装置を提供して娯楽の選択幅を広げるところにある。
また、空気に近い比重を持たせて微少な風によりユーモ
ラスな動きをするようにした風船を捕獲させるように構
成された遊技装置を提供するところにある。さらに風船
を捕獲させる遊技装置において、風船の特殊性に起因し
て発生する各種の問題を解決して、実用に耐える装置を
提供するところにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の遊動物捕獲遊技装置は、取り出し口を備え
少なくとも一部が透明なケースと、ケース内の品物を3
次元的に遊動させるため向き強度を変化させることがで
きるように構成された扇風機と、品物を掴むハンドを有
しそのハンドをケース内部で3次元的に移動させるマニ
ピュレータと、マニピュレータを3次元的に操縦する制
御装置と、制御装置にマニピュレータの移動とハンドの
掴み動作を指示するための操作グリップとを備えること
を特徴とする。なお、本発明の遊動物捕獲遊技装置は、
実質的な比重が空気とほぼ同じになるように調整された
風船を捕獲対象の品物とすると興がより深まる効果があ
る。操作グリップが制御装置に対する相対的空間位置を
検出する3次元位置検出センサを内蔵し、制御装置が操
作グリップの3次元位置に基づいてマニピュレータの手
先を操作グリップの動きと同じ方向に移動させるように
構成することが好ましい。
め、本発明の遊動物捕獲遊技装置は、取り出し口を備え
少なくとも一部が透明なケースと、ケース内の品物を3
次元的に遊動させるため向き強度を変化させることがで
きるように構成された扇風機と、品物を掴むハンドを有
しそのハンドをケース内部で3次元的に移動させるマニ
ピュレータと、マニピュレータを3次元的に操縦する制
御装置と、制御装置にマニピュレータの移動とハンドの
掴み動作を指示するための操作グリップとを備えること
を特徴とする。なお、本発明の遊動物捕獲遊技装置は、
実質的な比重が空気とほぼ同じになるように調整された
風船を捕獲対象の品物とすると興がより深まる効果があ
る。操作グリップが制御装置に対する相対的空間位置を
検出する3次元位置検出センサを内蔵し、制御装置が操
作グリップの3次元位置に基づいてマニピュレータの手
先を操作グリップの動きと同じ方向に移動させるように
構成することが好ましい。
【0008】また、物品を掴んだことを確認するための
物品センサをハンドに設けて、物品センサが品物を掴ん
だことを検出したらマニピュレータを自動操縦して品物
を取り出し口に搬送するように構成することができる。
なお、操作グリップにはスイッチを備え、スイッチが押
圧されている時のみ制御装置に操縦指示を送れるように
構成することが好ましい。また、操作グリップの動きに
対するマニピュレータの動きの遅延時間および動きのス
ケールを設定できるように構成することができる。
物品センサをハンドに設けて、物品センサが品物を掴ん
だことを検出したらマニピュレータを自動操縦して品物
を取り出し口に搬送するように構成することができる。
なお、操作グリップにはスイッチを備え、スイッチが押
圧されている時のみ制御装置に操縦指示を送れるように
構成することが好ましい。また、操作グリップの動きに
対するマニピュレータの動きの遅延時間および動きのス
ケールを設定できるように構成することができる。
【0009】取り出し口が風船をケースの中から外に導
くガイドと風船をガイドに対して平行に押して外に排出
するラケットを備え、このガイドがケース内側の方が高
くなるように傾斜していて、風船がガイド内にセットさ
れたときにラケットを一旦内側に駆動してから外側に押
し出すようにすることが好ましい。
くガイドと風船をガイドに対して平行に押して外に排出
するラケットを備え、このガイドがケース内側の方が高
くなるように傾斜していて、風船がガイド内にセットさ
れたときにラケットを一旦内側に駆動してから外側に押
し出すようにすることが好ましい。
【0010】本発明の遊動物捕獲遊技装置によれば、遊
技者はケースの透明部分から内部を覗きながら操作グリ
ップを操作してケース内を3次元的に動き回る景品を狙
ってマニピュレータを操縦し、マニピュレータ手先のハ
ンドを景品近くの適当な位置に持ってきたところでハン
ドを操作して景品を捕獲することができる。本発明の遊
技装置をゲームする遊技者は、動き回る景品の動きを的
確に予測し、操作グリップを巧みに操作して追跡や待ち
伏せによりマニピュレータを景品に近づけて決められた
位置を掴む技能を試されると共に、うまく操縦すれば景
品を獲得できるので、技能向上の意欲をかき立てられる
と共に景品を獲得するという利益を楽しむことができ
る。
技者はケースの透明部分から内部を覗きながら操作グリ
ップを操作してケース内を3次元的に動き回る景品を狙
ってマニピュレータを操縦し、マニピュレータ手先のハ
ンドを景品近くの適当な位置に持ってきたところでハン
ドを操作して景品を捕獲することができる。本発明の遊
技装置をゲームする遊技者は、動き回る景品の動きを的
確に予測し、操作グリップを巧みに操作して追跡や待ち
伏せによりマニピュレータを景品に近づけて決められた
位置を掴む技能を試されると共に、うまく操縦すれば景
品を獲得できるので、技能向上の意欲をかき立てられる
と共に景品を獲得するという利益を楽しむことができ
る。
【0011】また、操作グリップに3次元位置検出セン
サを内蔵し制御装置がマニピュレータの手先を操作グリ
ップの動きと同じ方向に移動させるように構成する場合
は、遊技者が操作グリップを手に持って手を動かすと制
御装置が遊技者の手の動きを感得してマニピュレータの
手先を遊技者の手と同じように動かすため、遊技者はマ
ニピュレータを自分の手と同然と感じながら操作するこ
とができる。
サを内蔵し制御装置がマニピュレータの手先を操作グリ
ップの動きと同じ方向に移動させるように構成する場合
は、遊技者が操作グリップを手に持って手を動かすと制
御装置が遊技者の手の動きを感得してマニピュレータの
手先を遊技者の手と同じように動かすため、遊技者はマ
ニピュレータを自分の手と同然と感じながら操作するこ
とができる。
【0012】また、ハンドに設けた物品センサが品物を
掴んだことを検出したらマニピュレータを自動操縦して
品物を取り出し口に搬送するように構成したものは、ゲ
ームが終了した時に確実にかつ迅速に景品を排出して次
のプレーを待つようにすることができる。なお、操作グ
リップのスイッチが押圧されている時のみ制御装置に操
縦指示を送るように構成した場合は、遊技者が操作グリ
ップを取り落としたりしたときにはスイッチが解除され
てマニピュレータが停止するので安全である。
掴んだことを検出したらマニピュレータを自動操縦して
品物を取り出し口に搬送するように構成したものは、ゲ
ームが終了した時に確実にかつ迅速に景品を排出して次
のプレーを待つようにすることができる。なお、操作グ
リップのスイッチが押圧されている時のみ制御装置に操
縦指示を送るように構成した場合は、遊技者が操作グリ
ップを取り落としたりしたときにはスイッチが解除され
てマニピュレータが停止するので安全である。
【0013】また、操作グリップの動きに対するマニピ
ュレータの動きが遅れるほど操縦が難しくなるので、操
作グリップの動きに対するマニピュレータの遅延を設定
できるように構成したものは、熟練するに従って難易度
を上げたり景品価格により難易度を変えたりすることが
できる。また、操作グリップとマニピュレータの動作ス
ケールを調整して僅かな動きでマニピュレータを大きく
動かすことができるようにすると限られた操作スペース
で遊技者にプレーをさせるようにすることができる。ま
た、動作スケールを適当に調整することにより、プレー
の難易度を変更して興味を持続させることができる。
ュレータの動きが遅れるほど操縦が難しくなるので、操
作グリップの動きに対するマニピュレータの遅延を設定
できるように構成したものは、熟練するに従って難易度
を上げたり景品価格により難易度を変えたりすることが
できる。また、操作グリップとマニピュレータの動作ス
ケールを調整して僅かな動きでマニピュレータを大きく
動かすことができるようにすると限られた操作スペース
で遊技者にプレーをさせるようにすることができる。ま
た、動作スケールを適当に調整することにより、プレー
の難易度を変更して興味を持続させることができる。
【0014】また、空気とほぼ同じ比重を持つ風船を捕
獲対象の品物とするものは、品物が空中をゆったりと漂
い、比較的容易に捕獲できるようにすることもできる
し、少しの風を起こすことで気流に乗って勝手に動き回
るようになって捕獲し難くすることもでき、また風船の
動きが見る人に和やかな気持ちや愉快な気持ちを起こさ
せる効果もある。
獲対象の品物とするものは、品物が空中をゆったりと漂
い、比較的容易に捕獲できるようにすることもできる
し、少しの風を起こすことで気流に乗って勝手に動き回
るようになって捕獲し難くすることもでき、また風船の
動きが見る人に和やかな気持ちや愉快な気持ちを起こさ
せる効果もある。
【0015】煽動装置を扇風機としたものは、一般の扇
風機を利用することによって経済的に装置を構成するこ
とができる。また、扇風機の向き強度を変化させるとケ
ース内の気流が種々に変化して風船の動きを予測しにく
くして、趣を増すことができる。取り出し口にガイドと
ラケットを備えたものは、獲得した風船を確実にケース
から外に取り出すことができる。さらに、風船がガイド
内にセットされたときにラケットを一旦内側に駆動して
から外側に押し出すようにすると、風船の一部がガイド
に引っかかっても確実に排出することができる。
風機を利用することによって経済的に装置を構成するこ
とができる。また、扇風機の向き強度を変化させるとケ
ース内の気流が種々に変化して風船の動きを予測しにく
くして、趣を増すことができる。取り出し口にガイドと
ラケットを備えたものは、獲得した風船を確実にケース
から外に取り出すことができる。さらに、風船がガイド
内にセットされたときにラケットを一旦内側に駆動して
から外側に押し出すようにすると、風船の一部がガイド
に引っかかっても確実に排出することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の遊動
物捕獲遊技装置の一実施例に基づいて本発明をさらに詳
細に説明する。本実施例は、クリアケースの中で浮遊し
ている風船を遊技者がロボットのマニピュレータを操作
して外に取り出す遊技装置である。図1は本実施例の遊
動物捕獲遊技装置の構成を表す略図である。遊動物捕獲
遊技装置はクリアケース1とクリアケース1内に据え付
けられたマニピュレータ2とマニピュレータを操縦する
操作台3とから成る。
物捕獲遊技装置の一実施例に基づいて本発明をさらに詳
細に説明する。本実施例は、クリアケースの中で浮遊し
ている風船を遊技者がロボットのマニピュレータを操作
して外に取り出す遊技装置である。図1は本実施例の遊
動物捕獲遊技装置の構成を表す略図である。遊動物捕獲
遊技装置はクリアケース1とクリアケース1内に据え付
けられたマニピュレータ2とマニピュレータを操縦する
操作台3とから成る。
【0017】クリアケース1は内に据え付けられたマニ
ピュレータ2の手先が届く範囲を囲うように形成される
が、クリアケース1内にマニピュレータ2の死角になる
部分があっても風船が気流により移動してくるのを待て
ばよいので形状を厳密に決める必要はない。ただし、マ
ニピュレータ2がクリアケース1の壁に激突するとケー
スが破損するおそれがあるので、ケースの形状に余裕を
待たせたりマニピュレータ2の可動範囲を制限するな
ど、衝突を避ける対策を講じておく必要がある。本実施
例のクリアケース1はマニピュレータ2の動く範囲と製
造費用を考慮してほぼ半円筒状に形成されているが、方
形や半球状など任意の形状に形成してよい。また、図で
はクリアケース1内に関節形ロボットを据えた場合を示
しているが極座標形や円筒座標形、直角座標形など他の
ロボットであってもよい。
ピュレータ2の手先が届く範囲を囲うように形成される
が、クリアケース1内にマニピュレータ2の死角になる
部分があっても風船が気流により移動してくるのを待て
ばよいので形状を厳密に決める必要はない。ただし、マ
ニピュレータ2がクリアケース1の壁に激突するとケー
スが破損するおそれがあるので、ケースの形状に余裕を
待たせたりマニピュレータ2の可動範囲を制限するな
ど、衝突を避ける対策を講じておく必要がある。本実施
例のクリアケース1はマニピュレータ2の動く範囲と製
造費用を考慮してほぼ半円筒状に形成されているが、方
形や半球状など任意の形状に形成してよい。また、図で
はクリアケース1内に関節形ロボットを据えた場合を示
しているが極座標形や円筒座標形、直角座標形など他の
ロボットであってもよい。
【0018】クリアケース1は少なくとも一部は透明に
なっていて、遊技者や見物人が内部の風船4の動きを観
察することができるようになっている。クリアケース1
の一端には捕獲した風船を取り出すための取り出し口1
1が設けられており、また適当な場所にケース内に気流
を起こすための送風装置12が設備されている。取り出
し口11には獲物の風船を確実に取り出し口11から排
出するように構成された排出装置13が設備されてい
る。
なっていて、遊技者や見物人が内部の風船4の動きを観
察することができるようになっている。クリアケース1
の一端には捕獲した風船を取り出すための取り出し口1
1が設けられており、また適当な場所にケース内に気流
を起こすための送風装置12が設備されている。取り出
し口11には獲物の風船を確実に取り出し口11から排
出するように構成された排出装置13が設備されてい
る。
【0019】クリアケース1中には、遊技者がマニピュ
レータ2を操縦して捕獲し自分の物にしたいような風船
4が仕込まれている。風船4は例えばマンボーを模した
形をしていて、重心線上に止められた紐によりラベル4
1がぶら下げられている。風船4には水素やアルゴンな
ど比重の小さいガスを充填して、全体として空気とほぼ
同じ比重になるように調整されている。マンボー型風船
はクリアケース1内に入れられ、ラベル41の重さで姿
勢を保ちつつケース内部の気流に従って漂っている。送
風装置12が極微弱な風を起こすと、その風に乗ったマ
ンボー型風船4はちょうどマンボーが海洋中をゆったり
と漂うような趣を呈して、遊技者ばかりでなく見物人に
も愉快な感情を誘起する効果がある。
レータ2を操縦して捕獲し自分の物にしたいような風船
4が仕込まれている。風船4は例えばマンボーを模した
形をしていて、重心線上に止められた紐によりラベル4
1がぶら下げられている。風船4には水素やアルゴンな
ど比重の小さいガスを充填して、全体として空気とほぼ
同じ比重になるように調整されている。マンボー型風船
はクリアケース1内に入れられ、ラベル41の重さで姿
勢を保ちつつケース内部の気流に従って漂っている。送
風装置12が極微弱な風を起こすと、その風に乗ったマ
ンボー型風船4はちょうどマンボーが海洋中をゆったり
と漂うような趣を呈して、遊技者ばかりでなく見物人に
も愉快な感情を誘起する効果がある。
【0020】送風装置12は風向や風量を変更できる構
造を有しており、ゲーム毎に設定を変更するほか、1回
の遊技中にも適当に変化させることにより捕獲対象の風
船の動きを切り換えて面白くすることができる。風量や
風向の設定や変更は予め複数のプログラムを用意して操
作台内部に備えたメモリに記憶しておき適当に切り換え
て使用することができる。また、その日の気温などに影
響されて風船の動きが変化するため、現場でも簡単にプ
ログラムやパラメータを変更できるようにしておくこと
が好ましい。なお、風船4の形状は魚に限らず鳥でもU
FOでもあるいはハート型など単なる幾何学的形状であ
ってもよいことはいうまでもない。
造を有しており、ゲーム毎に設定を変更するほか、1回
の遊技中にも適当に変化させることにより捕獲対象の風
船の動きを切り換えて面白くすることができる。風量や
風向の設定や変更は予め複数のプログラムを用意して操
作台内部に備えたメモリに記憶しておき適当に切り換え
て使用することができる。また、その日の気温などに影
響されて風船の動きが変化するため、現場でも簡単にプ
ログラムやパラメータを変更できるようにしておくこと
が好ましい。なお、風船4の形状は魚に限らず鳥でもU
FOでもあるいはハート型など単なる幾何学的形状であ
ってもよいことはいうまでもない。
【0021】マニピュレータ2はいわば人間の上肢系を
シミュレートするロボットであって、肩、腕、手首、
手、指と同様の構成要素から成っている。マニピュレー
タ形ロボットとしては関節形、極座標形、円筒座標形、
直角座標形があるが、いずれを使用してもよいが、遊技
者が指示する動きに忠実に倣うことができるものが好ま
しい。本実施例では、関節形マニピュレータとして図示
している。マニピュレータ2の手先には風船にぶら下が
っているラベル41を挟むことができるハンド21がつ
いており、ハンド21にはラベル41を検出するセンサ
が付設されている。
シミュレートするロボットであって、肩、腕、手首、
手、指と同様の構成要素から成っている。マニピュレー
タ形ロボットとしては関節形、極座標形、円筒座標形、
直角座標形があるが、いずれを使用してもよいが、遊技
者が指示する動きに忠実に倣うことができるものが好ま
しい。本実施例では、関節形マニピュレータとして図示
している。マニピュレータ2の手先には風船にぶら下が
っているラベル41を挟むことができるハンド21がつ
いており、ハンド21にはラベル41を検出するセンサ
が付設されている。
【0022】操作台3は遊技者が立つ立台31と制御回
路等が収納される制御卓32とからなり、には操作グリ
ップ33がリード線を介して接続されている。図4は操
作グリップ33と制御卓32を模式的に表した構成図で
ある。操作グリップ33の位置と姿勢は、制御卓32内
の一定位置に据えられた磁場発生コイル34と操作グリ
ップ33のセンサコイル35の働きにより測定される。
磁場発生コイル34では直交する3個のコイルのそれぞ
れに順次一定の交流電流を印加する。第1のコイルに電
流が流れるときに発生する電磁場により、操作グリップ
33のセンサコイル35の直交する3個のセンサコイル
に誘導される電流はセンサコイルの面を交差する磁束に
比例するから、発生する電磁場の分布と、磁場発生コイ
ル34と操作グリップ33の距離と、センサコイル35
の向きの関数になる。これを磁場発生コイル34の直交
する3個のコイルについて繰り返すことにより、センサ
コイル35の位置・姿勢が有する6自由度を確定するこ
とができる。このように、操作グリップ33のセンサコ
イル35と制御卓32の磁場発生コイル34は共働して
3次元位置検出センサを構成している。このように操作
グリップ33には3次元位置検出センサが組み込まれて
いる。
路等が収納される制御卓32とからなり、には操作グリ
ップ33がリード線を介して接続されている。図4は操
作グリップ33と制御卓32を模式的に表した構成図で
ある。操作グリップ33の位置と姿勢は、制御卓32内
の一定位置に据えられた磁場発生コイル34と操作グリ
ップ33のセンサコイル35の働きにより測定される。
磁場発生コイル34では直交する3個のコイルのそれぞ
れに順次一定の交流電流を印加する。第1のコイルに電
流が流れるときに発生する電磁場により、操作グリップ
33のセンサコイル35の直交する3個のセンサコイル
に誘導される電流はセンサコイルの面を交差する磁束に
比例するから、発生する電磁場の分布と、磁場発生コイ
ル34と操作グリップ33の距離と、センサコイル35
の向きの関数になる。これを磁場発生コイル34の直交
する3個のコイルについて繰り返すことにより、センサ
コイル35の位置・姿勢が有する6自由度を確定するこ
とができる。このように、操作グリップ33のセンサコ
イル35と制御卓32の磁場発生コイル34は共働して
3次元位置検出センサを構成している。このように操作
グリップ33には3次元位置検出センサが組み込まれて
いる。
【0023】したがって、遊技者が操作グリップ33を
動かすと制御卓32の制御装置に組み込まれた検出回路
が操作グリップ33の3次元位置を検知し、制御装置内
の演算回路が操作グリップの動きに対応するように手先
を動かすために必要なマニピュレータ2の関節の動きを
算出し、制御回路が算出した通りにマニピュレータ2の
各関節を制御する。このように、マニピュレータ2の動
きを操作グリップ33を持っている遊技者の「手の動
き」に追従するように構成することにより、遊技者はマ
ニピュレータ2を自分の手に見立てることができ「人の
感覚」に整合した操作感が得られる。このような動き方
は通常用いられているジョイステックによっては得るこ
とができないものである。
動かすと制御卓32の制御装置に組み込まれた検出回路
が操作グリップ33の3次元位置を検知し、制御装置内
の演算回路が操作グリップの動きに対応するように手先
を動かすために必要なマニピュレータ2の関節の動きを
算出し、制御回路が算出した通りにマニピュレータ2の
各関節を制御する。このように、マニピュレータ2の動
きを操作グリップ33を持っている遊技者の「手の動
き」に追従するように構成することにより、遊技者はマ
ニピュレータ2を自分の手に見立てることができ「人の
感覚」に整合した操作感が得られる。このような動き方
は通常用いられているジョイステックによっては得るこ
とができないものである。
【0024】操作グリップ33にはボタン36が付いて
おり、遊技者がこのボタン36を押すとマニピュレータ
2のハンド21が掴む動作を起こすようになっている。
また、操作グリップ33には別のスイッチ37を設けて
あって、このスイッチ37を押しているときのみマニピ
ュレータ2が動作するようになっている。従って、遊技
者が誤って操作グリップ33を取り落とした時にはスイ
ッチ37が解除されるためマニピュレータ2は停止する
ので危険がない。また、マニピュレータ2の手先を人の
手より大きく動かしたいときなどに対応するため、一旦
スイッチ37の押圧を解除してマニピュレータ2を停止
してから操作グリップ33を元の位置に戻してスイッチ
37を入れるとその時点のグリップの位置をマニピュレ
ータ2の停止位置に新たに対応づけてマニピュレータ2
の手先の動きを改めて継続させる機能をこのスイッチ3
7に持たせてもよい。
おり、遊技者がこのボタン36を押すとマニピュレータ
2のハンド21が掴む動作を起こすようになっている。
また、操作グリップ33には別のスイッチ37を設けて
あって、このスイッチ37を押しているときのみマニピ
ュレータ2が動作するようになっている。従って、遊技
者が誤って操作グリップ33を取り落とした時にはスイ
ッチ37が解除されるためマニピュレータ2は停止する
ので危険がない。また、マニピュレータ2の手先を人の
手より大きく動かしたいときなどに対応するため、一旦
スイッチ37の押圧を解除してマニピュレータ2を停止
してから操作グリップ33を元の位置に戻してスイッチ
37を入れるとその時点のグリップの位置をマニピュレ
ータ2の停止位置に新たに対応づけてマニピュレータ2
の手先の動きを改めて継続させる機能をこのスイッチ3
7に持たせてもよい。
【0025】遊技者がマニピュレータ2を操作して手先
を風船4のところまで持っていきハンド21を作動させ
て風船下のラベル41を掴むことに成功すると、手先の
センサがラベル41を検出するので、マニピュレータ2
が自動運転に切り替わり風船4を排出装置13のところ
まで運んでハンド21を開き風船4を排出装置13にセ
ットする。排出装置13はマニピュレータ2の手先が所
定の位置にきたときに作動して風船4を取り出し口11
からケース1の外に排出するので、遊技者はその風船4
を獲得することができる。一方、遊技者がマニピュレー
タ2のハンド21を操作したときにセンサがラベル41
を検出しなければ、ゲームは終了してマニピュレータ2
は初期の待機位置に待避し、遊技者は風船を獲得し損ね
ることになる。なお、1回の遊技で許容する操作回数あ
るいは操作時間を予め決めておいて風船を捕獲できなか
ったときにも何度かやり直しできるようにプログラムし
ておいてもよい。
を風船4のところまで持っていきハンド21を作動させ
て風船下のラベル41を掴むことに成功すると、手先の
センサがラベル41を検出するので、マニピュレータ2
が自動運転に切り替わり風船4を排出装置13のところ
まで運んでハンド21を開き風船4を排出装置13にセ
ットする。排出装置13はマニピュレータ2の手先が所
定の位置にきたときに作動して風船4を取り出し口11
からケース1の外に排出するので、遊技者はその風船4
を獲得することができる。一方、遊技者がマニピュレー
タ2のハンド21を操作したときにセンサがラベル41
を検出しなければ、ゲームは終了してマニピュレータ2
は初期の待機位置に待避し、遊技者は風船を獲得し損ね
ることになる。なお、1回の遊技で許容する操作回数あ
るいは操作時間を予め決めておいて風船を捕獲できなか
ったときにも何度かやり直しできるようにプログラムし
ておいてもよい。
【0026】図2は排出装置13の構成を概略示した立
面図、図3は側面図である。排出装置13は風船4が誘
導される半円筒状のガイド14と風船4を押し出すラケ
ット15を備えている。ラケット15はエアシリンダ1
6に取り付けられてガイド14とほぼ平行に移動する。
ガイド14は取り出し口11を介してクリアケース1の
内と外をつないでいる。取り出し口11は単なる開口で
あるが、ここに扉を備えて風船が排出されるときに合わ
せて開扉するようにしてもよい。
面図、図3は側面図である。排出装置13は風船4が誘
導される半円筒状のガイド14と風船4を押し出すラケ
ット15を備えている。ラケット15はエアシリンダ1
6に取り付けられてガイド14とほぼ平行に移動する。
ガイド14は取り出し口11を介してクリアケース1の
内と外をつないでいる。取り出し口11は単なる開口で
あるが、ここに扉を備えて風船が排出されるときに合わ
せて開扉するようにしてもよい。
【0027】マニピュレータ2が風船4を排出装置13
まで運んで来ると風船4は浮力によりガイド14内に収
まる。このとき制御装置はマニピュレータ2の手先が所
定の位置に来たことを把握しているので、ハンド21を
開いて風船4を解放すると共に、図2に示したようにエ
アシリンダ16によりガイド14に沿ってラケット15
を駆動し風船4を取り出し口11を通り抜けてクリアケ
ース1の外に押し出す。
まで運んで来ると風船4は浮力によりガイド14内に収
まる。このとき制御装置はマニピュレータ2の手先が所
定の位置に来たことを把握しているので、ハンド21を
開いて風船4を解放すると共に、図2に示したようにエ
アシリンダ16によりガイド14に沿ってラケット15
を駆動し風船4を取り出し口11を通り抜けてクリアケ
ース1の外に押し出す。
【0028】ところが、風船4はいびつなマンボーの形
をしているので必ずしも常に丁度よい所にセットされ
ず、尻尾がガイド14の縁にひっかかったりしてラケッ
ト15でガイド14の外に押し返されることもある。そ
こで、本実施例ではラケット15を単純にクリアケース
1の外側に押し出すのではなく、風船4がセットされた
ときに排出方向と反対の方向にラケット15を引く動作
を導入している。この動作のためラケット15の背面に
負圧が生じて風船4を引きつけるので、風船4がガイド
14に引っかかった場合や挿入が不十分な場合でもガイ
ド14内に引き入れることができ、排出成功率が非常に
向上した。
をしているので必ずしも常に丁度よい所にセットされ
ず、尻尾がガイド14の縁にひっかかったりしてラケッ
ト15でガイド14の外に押し返されることもある。そ
こで、本実施例ではラケット15を単純にクリアケース
1の外側に押し出すのではなく、風船4がセットされた
ときに排出方向と反対の方向にラケット15を引く動作
を導入している。この動作のためラケット15の背面に
負圧が生じて風船4を引きつけるので、風船4がガイド
14に引っかかった場合や挿入が不十分な場合でもガイ
ド14内に引き入れることができ、排出成功率が非常に
向上した。
【0029】なお、クリアケース1内の風船4は内部の
気流に乗って漂っているので、時にガイド14の中に入
り込んで取り出し口11から外に出てしまうことがあ
る。そこで、ガイド14を水平にせずに排出方向が若干
低くなるようにして設置することで、このような現象を
防止することができた。
気流に乗って漂っているので、時にガイド14の中に入
り込んで取り出し口11から外に出てしまうことがあ
る。そこで、ガイド14を水平にせずに排出方向が若干
低くなるようにして設置することで、このような現象を
防止することができた。
【0030】上記実施例においては、空気と同程度の比
重を持った風船を追跡捕獲の対象としてゲームをする装
置としたが、本発明の遊技装置は3次元的に自由に動く
マニピュレータで遊動する物体を追跡して捕獲するとこ
ろに面白味がある。したがって、対象物は空間的に動く
ものであればよく、例えばピンポン球のような物を風で
煽り上げて空間に浮かせておきこれを網のような物で捕
獲させるようにしてもよい。
重を持った風船を追跡捕獲の対象としてゲームをする装
置としたが、本発明の遊技装置は3次元的に自由に動く
マニピュレータで遊動する物体を追跡して捕獲するとこ
ろに面白味がある。したがって、対象物は空間的に動く
ものであればよく、例えばピンポン球のような物を風で
煽り上げて空間に浮かせておきこれを網のような物で捕
獲させるようにしてもよい。
【0031】また、マニピュレータの動きと人の手の動
きを対応させるために、スイッチを用いて位置の起点を
更新する方式を利用するものを説明したが、動かせる範
囲に比例するような係数をかけて対応させる方法や操作
グリップを移動させる速度と関連づけてマニピュレータ
の動く量を決める方法も使用できることはいうまでもな
い。なお、操作グリップの動きとマニピュレータの動き
の間に遅れを与えて操縦を難しくすることによって遊技
者の挑戦意欲をかき立てるようにすることもできる。遅
れ時間は制御装置のパラメータを調整すれば簡単に変更
できる。また、上記実施例では、遊技者が風船を掴むと
手先のセンサがラベルを検出して自動的に排出装置まで
搬送するように構成されているが、センサを付設せず
に、遊技者が特定のボタンを押して風船を捕獲したこと
を知らせるように構成しても良い。
きを対応させるために、スイッチを用いて位置の起点を
更新する方式を利用するものを説明したが、動かせる範
囲に比例するような係数をかけて対応させる方法や操作
グリップを移動させる速度と関連づけてマニピュレータ
の動く量を決める方法も使用できることはいうまでもな
い。なお、操作グリップの動きとマニピュレータの動き
の間に遅れを与えて操縦を難しくすることによって遊技
者の挑戦意欲をかき立てるようにすることもできる。遅
れ時間は制御装置のパラメータを調整すれば簡単に変更
できる。また、上記実施例では、遊技者が風船を掴むと
手先のセンサがラベルを検出して自動的に排出装置まで
搬送するように構成されているが、センサを付設せず
に、遊技者が特定のボタンを押して風船を捕獲したこと
を知らせるように構成しても良い。
【0032】
【発明の効果】本発明の遊動物捕獲遊技装置は3次元的
に動くマニピュレータを操縦して空間中を動き回る景品
を捕獲する技術を競わせるもので、従来、床に静止して
動かない景品や床を回転させることにより平面的な運動
をする景品しか対象としなかった同種の遊技装置と比較
すると、大いに趣向が凝らされており、遊技者の興味を
わかせ挑戦の意欲をかき立てるものとなっており、遊技
装置に新しい分野を付加したものである。
に動くマニピュレータを操縦して空間中を動き回る景品
を捕獲する技術を競わせるもので、従来、床に静止して
動かない景品や床を回転させることにより平面的な運動
をする景品しか対象としなかった同種の遊技装置と比較
すると、大いに趣向が凝らされており、遊技者の興味を
わかせ挑戦の意欲をかき立てるものとなっており、遊技
装置に新しい分野を付加したものである。
【図1】本発明の遊動物捕獲遊技装置の一実施例を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図2】本実施例に用いる風船排出装置の構造を説明す
る立面図である。
る立面図である。
【図3】図2の風船排出装置の側面図である。
【図4】本実施例に用いる操作グリップの構成図であ
る。
る。
1 クリアケース 2 マニピュレータ 3 操作台 4 マンボー型風船 11 取り出し口 12 送風装置 13 排出装置 14 ガイド 15 ラケット 16 エアシリンダ 21 ハンド 31 立台 32 制御卓 33 操作グリップ 41 ラベル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 桂川 敬史 千葉県野田市二ツ塚118番地 川崎重工 業株式会社 野田工場内 (72)発明者 宮原 啓造 千葉県野田市二ツ塚118番地 川崎重工 業株式会社 野田工場内 (72)発明者 藤森 潤 千葉県野田市二ツ塚118番地 川崎重工 業株式会社 野田工場内
Claims (6)
- 【請求項1】 取り出し口を備えた少なくとも一部が透
明なケースと、向きおよび強度が変化して該ケース内に
収容した品物を3次元的に遊動させる扇風機と、前記品
物を掴むハンドを有し該ハンドを前記ケース内部で3次
元的に移動させるマニピュレータと、操作グリップを接
続し前記マニピュレータを3次元的に操縦する制御装置
を備え、前記ケース内の品物を空気とほぼ同じ比重を有
する風船とし、前記操作グリップにより前記マニピュレ
ータの移動と前記ハンドの掴み動作を前記制御装置に指
示することを特徴とする遊動物捕獲遊技装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の遊動物捕獲遊技装置であ
って、前記操作グリップが前記制御装置に対する相対的
空間位置を検出する3次元位置検出センサを内蔵し、前
記制御装置が前記操作グリップの3次元位置に基づいて
前記マニピュレータの手先を前記操作グリップの動きと
同じ方向に移動させることを特徴とする遊動物捕獲遊技
装置。 - 【請求項3】 請求項1または2記載の遊動物捕獲遊技
装置であって、前記ハンドに物品を掴んだことを確認す
るための物品センサを設け、該物品センサが品物を掴ん
だことを検出した時に前記マニピュレータを自動操縦し
て前記品物を前記取り出し口に搬送することを特徴とす
る遊動物捕獲遊技装置。 - 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載の遊
動物捕獲遊技装置であって、前記操作グリップにスイッ
チを備え、該スイッチが押圧されている時に前記制御装
置が操縦指示を受入するように構成することを特徴とす
る遊動物捕獲遊技装置。 - 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載の遊
動物捕獲遊技装置であって、前記制御装置に前記操作グ
リップの動きに対する前記マニピュレータの動きの遅延
および動作スケールを設定する手段を備えることを特徴
とする遊動物捕獲遊技装置。 - 【請求項6】 請求項1記載の遊動物捕獲遊技装置であ
って、前記ケース内側の方が高くなるように傾斜してい
て前記風船を前記ケースの中から外に導くガイドと前記
風船を前記ガイドに対して平行に押して前記ケースの外
に排出するラケットを前記取り出し口に備え、前記風船
が前記ガイド内にセットされたときに前記ラケットを前
記ケース内側に一旦駆動してから前記ケースの外に押し
出すように構成することを特徴とする遊動物捕獲遊技装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2842896A JP2727175B2 (ja) | 1996-01-23 | 1996-01-23 | 遊動物捕獲遊技装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2842896A JP2727175B2 (ja) | 1996-01-23 | 1996-01-23 | 遊動物捕獲遊技装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09192341A JPH09192341A (ja) | 1997-07-29 |
JP2727175B2 true JP2727175B2 (ja) | 1998-03-11 |
Family
ID=12248398
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2842896A Expired - Fee Related JP2727175B2 (ja) | 1996-01-23 | 1996-01-23 | 遊動物捕獲遊技装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2727175B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107243906A (zh) * | 2017-06-30 | 2017-10-13 | 合肥探奥自动化有限公司 | 一种下棋机器人 |
-
1996
- 1996-01-23 JP JP2842896A patent/JP2727175B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09192341A (ja) | 1997-07-29 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |