JP2727147B2 - 廃アルミ材破砕済チップの品種別貯蔵供給装置及びこれを用いた廃アルミ材再生プラント - Google Patents
廃アルミ材破砕済チップの品種別貯蔵供給装置及びこれを用いた廃アルミ材再生プラントInfo
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- JP2727147B2 JP2727147B2 JP18899392A JP18899392A JP2727147B2 JP 2727147 B2 JP2727147 B2 JP 2727147B2 JP 18899392 A JP18899392 A JP 18899392A JP 18899392 A JP18899392 A JP 18899392A JP 2727147 B2 JP2727147 B2 JP 2727147B2
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- Japan
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- aluminum material
- waste aluminum
- hopper
- type
- hoppers
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P10/00—Technologies related to metal processing
- Y02P10/20—Recycling
Landscapes
- Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)
- Feeding Of Articles To Conveyors (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、アルミ材チップの選
別装置と溶解炉とを機構的に連結することにより、究極
的に自動化及び無人化を実現させることができるように
した廃アルミ材破砕済チップの品種別貯蔵供給装置及び
これを用いた廃アルミ材再生プラントに関するものであ
る。
別装置と溶解炉とを機構的に連結することにより、究極
的に自動化及び無人化を実現させることができるように
した廃アルミ材破砕済チップの品種別貯蔵供給装置及び
これを用いた廃アルミ材再生プラントに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に廃アルミ材を再生させる場合は、
材料としての廃アルミ合金屑(テイントテーバーT/
T)、廃アルミ缶(UBC)、廃エンジン(機械鋳
物)、廃サッシ、古屑(鍋、釜等)等の各種スクラップ
を破砕装置(シュレッダー)によって30〜50mm角
のチップ状に破砕し、またダライ粉(アルミ鋳物の切
粉)は、ロータリーキルンで処理し、これを選別装置に
送る。
材料としての廃アルミ合金屑(テイントテーバーT/
T)、廃アルミ缶(UBC)、廃エンジン(機械鋳
物)、廃サッシ、古屑(鍋、釜等)等の各種スクラップ
を破砕装置(シュレッダー)によって30〜50mm角
のチップ状に破砕し、またダライ粉(アルミ鋳物の切
粉)は、ロータリーキルンで処理し、これを選別装置に
送る。
【0003】選別装置においては、前記破砕されたチッ
プ中には、その品種によっては、例えば廃エンジン等の
ようにボルト、ナット等の鉄のチップが混入している場
合があるため、第一段階の選別装置である磁選機によっ
て、鉄とその他(アルミを含む。)に分類し、その後、
鉄以外のものをアルミとその他に選別する第二段階の選
別装置へ送る。この第二段階における選別装置において
は、渦電流を掛けてアルミのみを飛ばすように主として
アルミを選別するのである。
プ中には、その品種によっては、例えば廃エンジン等の
ようにボルト、ナット等の鉄のチップが混入している場
合があるため、第一段階の選別装置である磁選機によっ
て、鉄とその他(アルミを含む。)に分類し、その後、
鉄以外のものをアルミとその他に選別する第二段階の選
別装置へ送る。この第二段階における選別装置において
は、渦電流を掛けてアルミのみを飛ばすように主として
アルミを選別するのである。
【0004】このように、選別されたアルミ材は、品種
別に箱(コンテナ)詰めしたり、破砕装置に直接掛ける
ことができないものについてはそのままで、重量を量
り、溶解炉近傍のストックヤードに運搬しているのであ
った。
別に箱(コンテナ)詰めしたり、破砕装置に直接掛ける
ことができないものについてはそのままで、重量を量
り、溶解炉近傍のストックヤードに運搬しているのであ
った。
【0005】以上において材料を破砕装置に導くこと及
び破砕されたチップを選別装置へ導くことは、それらの
装置間に配設したベルトコンベアで行っていたが、選別
装置から溶解炉近傍のストックヤード迄の運搬は、フォ
ークリフトで行っていた。
び破砕されたチップを選別装置へ導くことは、それらの
装置間に配設したベルトコンベアで行っていたが、選別
装置から溶解炉近傍のストックヤード迄の運搬は、フォ
ークリフトで行っていた。
【0006】そして溶解炉へチップ状材料を投入して溶
解した後、これを湯道を通じて保持炉へ導き、この場
合、溶解したアルミに対してケイ素、銅、鉄、マグネシ
ウム、マンガン等を一定の配合比率(重量%)によって
添加、撹拌し、これら有効成分による合金作業を行うの
である。
解した後、これを湯道を通じて保持炉へ導き、この場
合、溶解したアルミに対してケイ素、銅、鉄、マグネシ
ウム、マンガン等を一定の配合比率(重量%)によって
添加、撹拌し、これら有効成分による合金作業を行うの
である。
【0007】このように合金作業が終了した後、鋳造機
にかけてインゴットを製造し、脱型後のインゴッットは
冷却、梱包、重量測定、製品番号の付与等一連の処理が
なされた後、インゴットを品種別に保管、出渦を行うの
である。
にかけてインゴットを製造し、脱型後のインゴッットは
冷却、梱包、重量測定、製品番号の付与等一連の処理が
なされた後、インゴットを品種別に保管、出渦を行うの
である。
【0008】したがって、従来一般に行われていたこれ
らの廃アルミ材によるインゴットの製造(再生)過程に
おいては、破砕装置から選別装置に至る工程、溶解炉か
ら鋳造に至る工程は、それぞれほぼ自動化が完成してい
るといってよいが、選別装置から溶解炉に至る工程は、
全く自動化されていないのが現実である。
らの廃アルミ材によるインゴットの製造(再生)過程に
おいては、破砕装置から選別装置に至る工程、溶解炉か
ら鋳造に至る工程は、それぞれほぼ自動化が完成してい
るといってよいが、選別装置から溶解炉に至る工程は、
全く自動化されていないのが現実である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】したがって選別装置か
ら溶解炉に破砕済の廃アルミ材を運搬するためには、ま
ずこれを運搬するために多数の箱詰めを必要とし、例え
ば1チャージを100tとすると、24時間操業に際し
ては、少なくとも3チャージは必要とするのであるか
ら、これに用いる箱は、かなりの数となり、ひいてはこ
の箱の用意のみならず、管理も大きな課題となっていた
のである。しかしより大きな課題は、これに要する人手
が多く必要となるという点であった。
ら溶解炉に破砕済の廃アルミ材を運搬するためには、ま
ずこれを運搬するために多数の箱詰めを必要とし、例え
ば1チャージを100tとすると、24時間操業に際し
ては、少なくとも3チャージは必要とするのであるか
ら、これに用いる箱は、かなりの数となり、ひいてはこ
の箱の用意のみならず、管理も大きな課題となっていた
のである。しかしより大きな課題は、これに要する人手
が多く必要となるという点であった。
【0010】さらに溶解作業をする場合には、この材料
を、予め用意した配合表に基づいて重量測定を人為的に
行わなければならないという不便さが強いられ、しか
も、前記測定場所及び溶解炉への材料運搬を必要とし、
この運搬は通常フォークリフトで行うものの、このため
フォークリフトの台数も必然的に多くなるのみならず、
高温の溶解炉に接近しなければ材料を投入することがで
きない等、運搬の煩雑性のみならず、危険性も伴ってい
たのである。
を、予め用意した配合表に基づいて重量測定を人為的に
行わなければならないという不便さが強いられ、しか
も、前記測定場所及び溶解炉への材料運搬を必要とし、
この運搬は通常フォークリフトで行うものの、このため
フォークリフトの台数も必然的に多くなるのみならず、
高温の溶解炉に接近しなければ材料を投入することがで
きない等、運搬の煩雑性のみならず、危険性も伴ってい
たのである。
【0011】
【課題を解決するための手段】そこでこの発明に係る廃
アルミ材破砕済チップの品種別貯蔵供給装置(請求項
1)は前記の課題を解決するために、廃アルミ材の破砕
済チップを品種別に貯蔵するホッパーを複数配設し、こ
のホッパーの投入口上方に、自転しつつ前記全ホッパー
の各投入口に渡って往復移動するベルトコンベアを配設
し、かつ前記ホッパーの排出口下方に、前記全ホッパー
の各排出口に渡って往復移動するホッパースケールを配
設したものである。
アルミ材破砕済チップの品種別貯蔵供給装置(請求項
1)は前記の課題を解決するために、廃アルミ材の破砕
済チップを品種別に貯蔵するホッパーを複数配設し、こ
のホッパーの投入口上方に、自転しつつ前記全ホッパー
の各投入口に渡って往復移動するベルトコンベアを配設
し、かつ前記ホッパーの排出口下方に、前記全ホッパー
の各排出口に渡って往復移動するホッパースケールを配
設したものである。
【0012】またこの発明に係る廃アルミ材破砕済チッ
プの品種別貯蔵供給装置を用いた廃アルミ材再生プラン
ト(請求項2)は前記の課題を解決するために、廃アル
ミ材の破砕装置と破砕済アルミ材チップの選別装置を、
また溶解炉、保持炉及び鋳造機をそれぞれ機構的に連結
した廃アルミ再生プラントにおいて、前記選別装置と溶
解炉とを、廃アルミ材の破砕済チップを品種別に貯蔵す
るホッパーを複数配設し、このホッパーの投入口上方
に、自転しつつ前記全ホッパーの各投入口に渡って往復
移動するベルトコンベアを配設し、かつ前記ホッパーの
排出口下方に、前記全ホッパーの各排出口に渡って往復
移動するホッパースケールを配設して構成した廃アルミ
材破砕済チップの品種別貯蔵供給装置によって機構的に
連結したものである。
プの品種別貯蔵供給装置を用いた廃アルミ材再生プラン
ト(請求項2)は前記の課題を解決するために、廃アル
ミ材の破砕装置と破砕済アルミ材チップの選別装置を、
また溶解炉、保持炉及び鋳造機をそれぞれ機構的に連結
した廃アルミ再生プラントにおいて、前記選別装置と溶
解炉とを、廃アルミ材の破砕済チップを品種別に貯蔵す
るホッパーを複数配設し、このホッパーの投入口上方
に、自転しつつ前記全ホッパーの各投入口に渡って往復
移動するベルトコンベアを配設し、かつ前記ホッパーの
排出口下方に、前記全ホッパーの各排出口に渡って往復
移動するホッパースケールを配設して構成した廃アルミ
材破砕済チップの品種別貯蔵供給装置によって機構的に
連結したものである。
【0013】
【作用】すなわち、公知の手段によって品種別に破砕、
選別された廃アルミ材チップを溶解炉に搬送するため
に、ベルトコンベア等によって品種別に貯蔵する複数の
ホッパーの投入口上方に導き、前記ベルトコンベアと前
記投入口との間に配設した、それ自体自転しつつ各投入
口に渡って往復移動するベルトコンベア上に供給し、こ
の往復移動するベルトコンベアによって、その端部から
投入口(ホッパー)へ材料を供給し、かつ、ホッパー内
に収納された材料を排出する場合は、各ホッパーの排出
口に沿って往復移動するホッパースケールを前記所望す
る排出口直下に導き、もって排出するようにし、このよ
うに排出された廃アルミ材チップを、他のベルトコンベ
ア及び(又は)サービスホッパー等を介して溶解炉に搬
送するようにしたものである。
選別された廃アルミ材チップを溶解炉に搬送するため
に、ベルトコンベア等によって品種別に貯蔵する複数の
ホッパーの投入口上方に導き、前記ベルトコンベアと前
記投入口との間に配設した、それ自体自転しつつ各投入
口に渡って往復移動するベルトコンベア上に供給し、こ
の往復移動するベルトコンベアによって、その端部から
投入口(ホッパー)へ材料を供給し、かつ、ホッパー内
に収納された材料を排出する場合は、各ホッパーの排出
口に沿って往復移動するホッパースケールを前記所望す
る排出口直下に導き、もって排出するようにし、このよ
うに排出された廃アルミ材チップを、他のベルトコンベ
ア及び(又は)サービスホッパー等を介して溶解炉に搬
送するようにしたものである。
【0014】
【実施例】次にこの発明に係る廃アルミ材破砕済チップ
の品種別貯蔵供給装置及びこれを用いた廃アルミ材再生
プラントの一実施例を述べるが、図2において破砕装置
は、例えば廃アルミ合金屑(テイントテーバーT/
T)、廃アルミ缶(UBC)、廃エンジン(機械鋳
物)、廃サッシ、古屑(鍋、釜等)等の廃アルミ材を3
0〜50mm大のチップ状に破砕するための装置であ
り、従来から一般に用いられていたものと変わるところ
がなく、前記各種の廃アルミ材は、その品種別に破砕す
るものとする。
の品種別貯蔵供給装置及びこれを用いた廃アルミ材再生
プラントの一実施例を述べるが、図2において破砕装置
は、例えば廃アルミ合金屑(テイントテーバーT/
T)、廃アルミ缶(UBC)、廃エンジン(機械鋳
物)、廃サッシ、古屑(鍋、釜等)等の廃アルミ材を3
0〜50mm大のチップ状に破砕するための装置であ
り、従来から一般に用いられていたものと変わるところ
がなく、前記各種の廃アルミ材は、その品種別に破砕す
るものとする。
【0015】選別装置も、それ自体従来から一般に用い
られていたものと変わるところがなく、二段階の選別が
なされる。すなわち、第一段階は、いわゆる磁選機によ
る選別であり、鉄とその他に選別するのである。このよ
うに鉄が除去された他の廃アルミ材チップは、第二段階
の選別装置において、アルミ材のみを渦電流を掛けるこ
とによって飛ばし、ゴミ等と分離するのである。
られていたものと変わるところがなく、二段階の選別が
なされる。すなわち、第一段階は、いわゆる磁選機によ
る選別であり、鉄とその他に選別するのである。このよ
うに鉄が除去された他の廃アルミ材チップは、第二段階
の選別装置において、アルミ材のみを渦電流を掛けるこ
とによって飛ばし、ゴミ等と分離するのである。
【0016】このように分離されたアルミ材は、図示し
ないベルトコンベアによって品種別貯蔵供給装置に搬送
される。ここにおいて品種別貯蔵供給装置は、図1に示
すように複数のホッパー1,2,3,4,5,6を並設
し、このホッパー1,2,3,4,5,6の材料投入口
7の上方には、それ自体自転しつつ各投入口7に渡って
往復移動するベルトコンベア8を配設してある。
ないベルトコンベアによって品種別貯蔵供給装置に搬送
される。ここにおいて品種別貯蔵供給装置は、図1に示
すように複数のホッパー1,2,3,4,5,6を並設
し、このホッパー1,2,3,4,5,6の材料投入口
7の上方には、それ自体自転しつつ各投入口7に渡って
往復移動するベルトコンベア8を配設してある。
【0017】しかして例えばホッパー1は、廃エンジン
(機械鋳物)の破砕済チップを収納するためのものであ
り、ホッパー2は廃サッシの破砕済チップを収納するた
めのものであり、ホッパー3は鍋、釜等の古屑の破砕済
チップを収納するためのものであり、ホッパー4は廃ア
ルミ合金屑(テイントテーバーT/T)の破砕済チップ
を収納するためのものであり、ホッパー5は廃アルミ缶
(UBC)の破砕済チップを収納するためのものであ
り、またホッパー6はダライ粉を収納するためのもので
あり、それぞれ各ホッパー1,2,3,4,5,6に
は、前記のように廃アルミ材の品種によって区分収納す
るものとする。
(機械鋳物)の破砕済チップを収納するためのものであ
り、ホッパー2は廃サッシの破砕済チップを収納するた
めのものであり、ホッパー3は鍋、釜等の古屑の破砕済
チップを収納するためのものであり、ホッパー4は廃ア
ルミ合金屑(テイントテーバーT/T)の破砕済チップ
を収納するためのものであり、ホッパー5は廃アルミ缶
(UBC)の破砕済チップを収納するためのものであ
り、またホッパー6はダライ粉を収納するためのもので
あり、それぞれ各ホッパー1,2,3,4,5,6に
は、前記のように廃アルミ材の品種によって区分収納す
るものとする。
【0018】したがって、選別装置から送られてきた各
品種別のチップを前記ベルトコンベア8によって受けた
後、このベルトコンベア8を自転せしめながら投入口7
に沿って横移動せしめ、送られてきた品種に応じて該当
する各ホッパー1,2,3,4,5,6に対して、前記
ベルトコンベア8の端部から投入するのである。
品種別のチップを前記ベルトコンベア8によって受けた
後、このベルトコンベア8を自転せしめながら投入口7
に沿って横移動せしめ、送られてきた品種に応じて該当
する各ホッパー1,2,3,4,5,6に対して、前記
ベルトコンベア8の端部から投入するのである。
【0019】9は、各ホッパー1,2,3,4,5,6
の下端に形成した振動フィーダー付き排出口であり、各
ホッパー1,2,3,4,5,6内に収納された各チッ
プ状材料を排出する際には、この排出口9から排出され
る。
の下端に形成した振動フィーダー付き排出口であり、各
ホッパー1,2,3,4,5,6内に収納された各チッ
プ状材料を排出する際には、この排出口9から排出され
る。
【0020】10は前記各排出口9に沿って往復移動す
るホッパースケールであり、このホッパースケール10
は、予め定められている配合表に基づく重量(比重)を
測定するためのものである。したがって、このホッパー
スケール10によって重量測定されたチップ状材料が、
一定量に達した段階で、その下端に形成されている振動
フィーダー付きの排出口9’から排出され、その下方に
設置されているベルトコンベア11によってサービスホ
ッパーへと送られる。このサービスホッパーは、主とし
て溶解炉への材料供給量の調整を行うものであり、前記
の配合率に応じて収納するものである。
るホッパースケールであり、このホッパースケール10
は、予め定められている配合表に基づく重量(比重)を
測定するためのものである。したがって、このホッパー
スケール10によって重量測定されたチップ状材料が、
一定量に達した段階で、その下端に形成されている振動
フィーダー付きの排出口9’から排出され、その下方に
設置されているベルトコンベア11によってサービスホ
ッパーへと送られる。このサービスホッパーは、主とし
て溶解炉への材料供給量の調整を行うものであり、前記
の配合率に応じて収納するものである。
【0021】尚、その後材料は、溶解炉へ送られて溶解
作業を受け、さらに保持炉へ送られ、この時点ですでに
溶解したアルミに対して、ケイ素、銅、鉄、マグネシウ
ム、マンガン等を、必要割合(重量%)で撹拌すること
によって合金作業を行い、その後、鋳造機によるインゴ
ット製造、そして脱型等の各種の作業を経て製品化され
るのであるが、上記、溶解以降の工程は、従来技術と同
様であり、したがって溶解炉から保持炉への搬送も、リ
ニア機構の樋(湯道)を用いて行うのである。
作業を受け、さらに保持炉へ送られ、この時点ですでに
溶解したアルミに対して、ケイ素、銅、鉄、マグネシウ
ム、マンガン等を、必要割合(重量%)で撹拌すること
によって合金作業を行い、その後、鋳造機によるインゴ
ット製造、そして脱型等の各種の作業を経て製品化され
るのであるが、上記、溶解以降の工程は、従来技術と同
様であり、したがって溶解炉から保持炉への搬送も、リ
ニア機構の樋(湯道)を用いて行うのである。
【0022】
【発明の効果】前記のようにこの発明に係る廃アルミ材
破砕済チップの品種別貯蔵供給装置及びこれを用いた廃
アルミ材再生プラントによれば、廃アルミ材の破砕装置
と破砕済アルミ材チップの選別装置を、また溶解炉、保
持炉及び鋳造機をそれぞれ機構的に連結した廃アルミ再
生プラントにおいて、前記選別装置と溶解炉とを、廃ア
ルミ材の破砕済チップを品種別に貯蔵するホッパーを複
数配設し、このホッパーの投入口上方に、自転しつつ前
記全ホッパーの各投入口に渡って往復移動するベルトコ
ンベアを配設し、かつ前記ホッパーの排出口下方に、前
記全ホッパーの各排出口に渡って往復移動するホッパー
スケールを配設して構成した廃アルミ材破砕済チップの
品種別貯蔵供給装置によって機構的に連結してあるの
で、廃アルミ材の破砕から溶解、鋳造に至る全工程を一
貫して連続的に行うことができ、したがって従来問題視
されていた選別工程後のチップ状材料の運搬、配合比測
定等が自動化、無人化の状態で行うことができ、さらに
は溶解炉に対する材料の投入に基づく危険性の回避も実
現できる等、種々の効果を有するものである。
破砕済チップの品種別貯蔵供給装置及びこれを用いた廃
アルミ材再生プラントによれば、廃アルミ材の破砕装置
と破砕済アルミ材チップの選別装置を、また溶解炉、保
持炉及び鋳造機をそれぞれ機構的に連結した廃アルミ再
生プラントにおいて、前記選別装置と溶解炉とを、廃ア
ルミ材の破砕済チップを品種別に貯蔵するホッパーを複
数配設し、このホッパーの投入口上方に、自転しつつ前
記全ホッパーの各投入口に渡って往復移動するベルトコ
ンベアを配設し、かつ前記ホッパーの排出口下方に、前
記全ホッパーの各排出口に渡って往復移動するホッパー
スケールを配設して構成した廃アルミ材破砕済チップの
品種別貯蔵供給装置によって機構的に連結してあるの
で、廃アルミ材の破砕から溶解、鋳造に至る全工程を一
貫して連続的に行うことができ、したがって従来問題視
されていた選別工程後のチップ状材料の運搬、配合比測
定等が自動化、無人化の状態で行うことができ、さらに
は溶解炉に対する材料の投入に基づく危険性の回避も実
現できる等、種々の効果を有するものである。
【図1】この発明に係る廃アルミ材破砕済チップの品種
別貯蔵供給装置の一実施例を示す説明図である。
別貯蔵供給装置の一実施例を示す説明図である。
【図2】この発明に係る廃アルミ材破砕済チップの品種
別貯蔵供給装置を用いた廃アルミ材再生プラントのフロ
ーチャートである。
別貯蔵供給装置を用いた廃アルミ材再生プラントのフロ
ーチャートである。
1 ホッパー 2 ホッパー 3 ホッパー 4 ホッパー 5 ホッパー 6 ホッパー 7 材料投入口 8 ベルトコンベア 9 排出口 9’ 排出口 10 ホッパースケール 11 ベルトコンベア
Claims (3)
- 【請求項1】 廃アルミ材の破砕済チップを品種別に貯
蔵するホッパーを複数配設し、このホッパーの投入口上
方に、自転しつつ前記全ホッパーの各投入口に渡って往
復移動するベルトコンベアを配設し、かつ前記ホッパー
の排出口下方に、前記全ホッパーの各排出口に渡って往
復移動するホッパースケールを配設したことを特徴とす
る廃アルミ材破砕済チップの品種別貯蔵供給装置。 - 【請求項2】 廃アルミ材の破砕装置と破砕済アルミ材
チップの選別装置を、また溶解炉、保持炉及び鋳造機を
それぞれ機構的に連結した廃アルミ再生プラントにおい
て、前記選別装置と溶解炉とを、廃アルミ材の破砕済チ
ップを品種別に貯蔵するホッパーを複数配設し、このホ
ッパーの投入口上方に、自転しつつ前記全ホッパーの各
投入口に渡って往復移動するベルトコンベアを配設し、
かつ前記ホッパーの排出口下方に、前記全ホッパーの各
排出口に渡って往復移動するホッパースケールを配設し
て構成した廃アルミ材破砕済チップの品種別貯蔵供給装
置によって機構的に連結したことを特徴とする廃アルミ
材破砕済チップの品種別貯蔵供給装置を用いた廃アルミ
材再生プラント。 - 【請求項3】 廃アルミ材破砕済チップの品種別貯蔵供
給装置による選別装置と溶解炉の機構的な連結手段をコ
ンベア及びサービスホッパーとした請求項2記載の廃ア
ルミ材破砕済チップの品種別貯蔵供給装置を用いた廃ア
ルミ材再生プラント。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18899392A JP2727147B2 (ja) | 1992-06-24 | 1992-06-24 | 廃アルミ材破砕済チップの品種別貯蔵供給装置及びこれを用いた廃アルミ材再生プラント |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18899392A JP2727147B2 (ja) | 1992-06-24 | 1992-06-24 | 廃アルミ材破砕済チップの品種別貯蔵供給装置及びこれを用いた廃アルミ材再生プラント |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0610070A JPH0610070A (ja) | 1994-01-18 |
JP2727147B2 true JP2727147B2 (ja) | 1998-03-11 |
Family
ID=16233503
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18899392A Expired - Lifetime JP2727147B2 (ja) | 1992-06-24 | 1992-06-24 | 廃アルミ材破砕済チップの品種別貯蔵供給装置及びこれを用いた廃アルミ材再生プラント |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2727147B2 (ja) |
-
1992
- 1992-06-24 JP JP18899392A patent/JP2727147B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0610070A (ja) | 1994-01-18 |
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