JP2726963B2 - 墓 - Google Patents

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JP2726963B2
JP2726963B2 JP4044362A JP4436292A JP2726963B2 JP 2726963 B2 JP2726963 B2 JP 2726963B2 JP 4044362 A JP4044362 A JP 4044362A JP 4436292 A JP4436292 A JP 4436292A JP 2726963 B2 JP2726963 B2 JP 2726963B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は墓に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の墓は、骨壷を納めるための収納室
を多くは地下、稀に地上に造る。更に、一般的には骨壷
の収納室の上に墓標となる墓石を積み上げる。そして、
骨壷の収納室は、壁をコンクリート施行により、又は石
を積み上げることにより造る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述のよう
な従来の墓では、骨壷の収納室を造るためにコンクリー
ト施工をするにせよ、石の積み上げ工事をするにせよ、
墓地での大がかりな工事をしなければならない。また、
墓地は、たとえば山の斜面等、一般に工事機材の運搬に
不便な場所に位置することが多い。そして、骨壷の収納
室を造るための材料、墓石は重量が大きくその数も多
い。それゆえ、それらの運搬及び現地工事は容易でな
い。更に、その施工や養生に長期間を要す。また、墓石
自体が高価である。したがって、墓の建立には多額の費
用が必要である。また、一般に狭い墓地しか得られず
壷の収納量が大きい収納室を望めない。
【0004】また、従来の墓は先祖代々の墓とすること
が多く、その場合、直系子孫とその配偶者の遺骨のみを
収納する。そめため、分家はそれぞれ新たな墓を造るこ
とが必要である。そして、最近では墓地不足が深刻化し
ている。また、分家が新たに墓を造るには大きな経済的
負担を強いられる。更に、墓の掃除等の維持、管理は限
定された人に集中し、それが大きな負担となる。また、
転居などにより管理者がいなくなる。その結果、最近は
供養されない無縁墓が多くなりつつある。
【0005】そこで、本発明者は、直系の子孫だけでは
なく分家の子孫の遺骨も納める一族の共通の墓を提案し
た。ところが、一族の共通の墓は骨壷の収納が大きい
ことを要する。しかし、従来の墓では前述のように骨壷
の大きな収納量を望めない。
【0006】本発明は、現地工事が少なく、かつ簡単で
あり、占有空間に対する骨壺収納が大きな墓の提供を
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、地上に被葬物
の収納庫を備える墓において、前記収納庫は、収納室を
囲む側に扉を備え、前記側壁を、ステンレス鋼板から
なる内壁材と該内壁材沿いの外壁材とを組み合わせた構
とし、前記収納室内に、前記内壁材に沿って前記側壁
内周のほぼ全長にわたる上下方向複数段の棚を備える
とを特徴とする。
【0008】設置面積が小さく内部空間が大きい収納庫
を得るには、前記収納庫の側壁部分の水平断面が8角形
状、若しくはそれ以上の多角形状、又は円形状になるよ
うに前記収納庫を形成するとよい。
【0009】
【実施例】図1及び図2に本発明の一実施例を示す。図
1は墓の主要部の立面図、図2は同平面図である。図1
の大部分は図2の切断線B−Bによる垂直断面を示し、
図2の下半分は図1の切断線A−Aによる収納庫の水平
断面を示す。
【0010】図1及び図2において1は収納庫、2はそ
の基盤、3は基盤2の上に固着した収納庫1の側壁、4
は収納庫1の屋根、5は被葬物である遺骨を納めた骨
壷、6は側壁3により周りを囲まれた、骨壷5の収納室
である。
【0011】収納庫1は、この実施例では図1に示すよ
うに下部を地下に少し埋めて設置してある。また図2に
示すように、その側壁部分の水平断面は8角形状に形成
してある。また収納室6に人が立ち入ることがてきるよ
うにするために、側壁3には扉7を備えた出入口8が設
けてある。また、収納室6には床9に至るステップ10
が設けてある。
【0012】側壁3は、内側に内壁材としてステンレス
鋼板11を用いており、このステンレス鋼板11の外側
面沿いに外壁材12を有し、ステンレス鋼板11(内壁
材)と外壁材12とを組み合わせた構造になっている。
【0013】この実施例では、外壁材12もステンレス
鋼板でてきている。そのため、加工、装飾が容易であり
耐久性がある。図2に示すように外壁材12は、それぞ
れ所要の形状に切断してその両縁部を内側へ折り曲げた
後、その折り曲げた両縁部12aをフランジ溶接して、
溶接部が外から見えないように8角錐台状に形成してあ
る。また、その両縁部12aの先端にはステンレス鋼製
の接合部材13が溶接してある。内側のステンレス鋼板
11は、その縁部を接合部材13の溝に嵌めて保持し
てある。
【0014】屋根4は、ステンレス鋼製の天井板4aと
リブ4cの上に設けたステンレス鋼製の屋根板4bとか
らなり、側壁3上に、雨水が侵入しないように取り付け
てある。屋根板4bの上には塔14が設けてある。
【0015】収納室6には、側壁3の内壁材11に沿っ
て、多数の骨壷5を支持するための棚15が多数段(図
1の実施例では11段)備えてある。この棚15はそれ
ぞれ図示のように側壁3の内周のほぼ全長にわたってい
る。収納室6の床9及び扉7もステンレス鋼板でできて
いる。床9には地中に通じる穴9aが設けてあり、穴9
aには蓋9bが付いている。
【0016】この発明の実施態様は、上記実施例に限ら
れるものではなく、実施条件に応じて多様に変化、応用
し得ることはいうまでもない。
【0017】たとえば、収納庫は、図2に示すように、
その側壁部分の水平断面が8角形に限らず4角形その他
の多角形、円形等にしてもよく、様々な形状や大きさの
ものを採用し得る。また、基盤を地下に埋めずに設置し
てもよい。また、被葬物は、遺骨、遺品、又は故人に関
係する記録物等の墓に葬られる物をいい、遺骨、遺品、
記録物等のうちのいずれか一つを被葬物として納める場
合もあるし、それらのいくつかを組み合わせて納める場
合もあり得る。また、被葬物を入れる容器は骨壷に限ら
ない。
【0018】また、側壁は、内側のステンレス鋼板の外
側にコンクリートを巻いたものでもよい。更に、そのコ
ンクリートの表面に塗装したり、自然石の粒等を接着剤
とともに吹き付けたりしてもよい。図2に示す実施例で
は、隣合うステンレス鋼板11は接合部材13を用いて
接合しているが、それぞれ接合部材を介さず溶接しても
よい。更に、必要に応じボルト止め、リベット止め等公
知の固着手段を採用し得る。また、全体が自然石で造ら
れているような外観を得るために、外壁材として自然石
を用いたものでもよい。図3に示す側壁3は内側のステ
ンレス鋼板11から突出したリブ部11aを利用して自
然石の板でできた外壁材12を保持したものである。も
っとも、外壁材をステンレス鋼板の表面に接着剤等を用
いて張り合わせる場合も有り得る。更に、外壁材として
コンクリートの化粧板、プラスチック、タイル等、雨ざ
らしにしても耐久性のある各種の材料を用いることがで
きる。
【0019】また、ステンレス鋼板は、表面に薄い酸化
被膜を生成し耐食性や外観を良好にしたものを使用する
とよく、またステンレス鋼板の代わりに、それと同じよ
うな性質を持つ他の金属板を用いてもよい。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、被葬物の収納庫を地上
に設けているため、収納庫を地中に備える墓に比べ、
地での工事が大幅に削減できる。そして、側壁に扉を備
え、側壁を、ステンレス鋼板からなる内壁材と該内壁材
沿いの外壁材とを組み合わせた構造とし、前記収納室内
に、前記内壁材に沿って前記側壁内周のほぼ全長にわた
る上下方向複数段の棚を備えるので、収納室内部の加工
や装飾が容易であり、収納室内部の清潔感も維持でき、
骨壺等の被葬物を長期間好ましい状態で保存できるよう
になる。そして、少ないスペースで多くの棚を設けるこ
とが可能であるため、従来と同様の狭い敷地に設けた墓
であっても多数の骨壺を納めることができるようにな
る。しかも、扉を開けると、棚の上に並べた骨壺等を容
易に一覧できるので、各被葬物の保管位置を容易に正確
に把握することができ、必要な骨壺等被葬物の出し入れ
が、必要なときに簡単かつ的確にできるようになる。
して、たとえば直系の子孫の遺骨だけでなく分家の子孫
の遺骨を納めることができ、多数の人を葬ることができ
るようになり、その結果、分家は、それぞれの墓を作る
必要がなくなり経済的負担が軽くなる。しかも、その墓
に縁のある遺族が多くなるので、より多くの機会に多く
の遺族による献花、焼香等が行われ、故人の十分な供養
が可能になる。
【0021】したがって、本発明の墓を用いれば、墓地
不足の問題、また後々の墓守の問題や最近多くなりつつ
ある無縁墓の問題を解消することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る墓の要部の立面図であ
る。
【図2】本発明の一実施例に係る墓の要部の平面図であ
る。
【図3】側壁の別の実施例を示す平面図である。
【符号の説明】
1 収納庫 3 側壁 4 屋根 5 骨壷(被葬物) 6 収納室 11 ステンレス鋼板(内壁材) 12 外壁材 15 棚

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地上に被葬物の収納庫を備える墓におい
    て、前記収納庫は、収納室を囲む側に扉を備え、前記
    側壁を、ステンレス鋼板からなる内壁材と該内壁材沿い
    外壁材とを組み合わせた構造とし、前記収納室内に、
    前記内壁材に沿って前記側壁内周のほぼ全長にわたる上
    下方向複数段の棚を備えることを特徴とする墓。
  2. 【請求項2】 前記収納庫の側壁部分の水平断面が8角
    形状、若しくはそれ以上の多角形状、又は円形状になる
    ように前記収納庫を形成した請求項1記載の墓。
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JPS5522447U (ja) * 1978-07-31 1980-02-13
JPS5616777A (en) * 1978-10-24 1981-02-18 Saito Youichi Tombstone housing shrine

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