JP2726386B2 - 脱臭機能と足元暖房機能を備えた便器装置 - Google Patents

脱臭機能と足元暖房機能を備えた便器装置

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JP2726386B2
JP2726386B2 JP14471694A JP14471694A JP2726386B2 JP 2726386 B2 JP2726386 B2 JP 2726386B2 JP 14471694 A JP14471694 A JP 14471694A JP 14471694 A JP14471694 A JP 14471694A JP 2726386 B2 JP2726386 B2 JP 2726386B2
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toilet
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deodorizing
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都里美 二瓶
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JANISU KOGYO KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は便器内脱臭機能と足元暖
房機能を備えた便器装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】便器本体の後部の吸引口から吸引した悪
臭をファンによって排気管を通じ排出するようにした局
所脱臭機能を備えた便器装置は、実公平6ー7110号
公報などにより既に知られており、また、足元暖房機能
を備えた便器装置も特公平6ー21463号公報などに
より既に知られているが、局所脱臭機能と足元暖房機能
を兼ね備えた便器装置は未だ開発されていない。そこ
で、前記のような便器装置の局所脱臭機構と足元暖房機
構とを共に組み込んで局所脱臭機能と足元暖房機能を兼
ね備えた便器装置とすることも考えられるところである
が、独立した局所脱臭機構と足元暖房機構とを組み込む
ことは場所どるうえに部品点数も多くかかって高価とな
るという問題があり、未だ実用化されていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
するところは前記のような問題点を解決して、脱臭機構
と暖房機構の主要部品を共通化して巧妙に組み込むこと
によりコンパクト化し、狭い空間にも設置できるように
した構造が簡単で安価に提供できる局所脱臭機能と足元
暖房機能を兼ね備えた便器装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記のような課題を解決
した本発明の局所脱臭機能と足元暖房機能を備えた便器
装置は、便器本体の後部の吸引口から吸引した悪臭をフ
ァンによって排気管を通じ排出するようにした脱臭便器
において、前記排気管の先端を便器本体の下部前面に設
けられた吹出口に接続して足元に向け送風する通風路を
形成し、この通風路の所要箇所にヒータと脱臭剤入りケ
ースとを組み込んだことを特徴とするものである。
【0005】
【作用】このような局所脱臭機能と足元暖房機能を備え
た便器装置は、便器本体の排便管を下水側の排水管に接
続させて便所内に設置しておき、使用時にヒータを作動
させることなくファンのみを作動させれば、便器本体の
後部の吸引口から悪臭を吸引して排気管を通じ便器本体
の下部前面に設けられた吹出口より排気すれば、排気管
から吹出口に達する通風路の所要箇所には脱臭剤入りケ
ースが組み込まれているので、吹出口からの排気は悪臭
が除去されたものとなるが、冬季などにおいて足元暖房
を行いたいときは、排気管から吹出口に達する通風路の
所要箇所には脱臭剤入りケースの外にヒータが組み込ま
れているので、ファンにより吸引口から吸引される悪臭
を含む空気はヒータで加温されたうえ脱臭剤入りケース
を通過する間に脱臭されて無臭の温風として吹出口より
便器本体の下部前面より吹き出され足元暖房を行うこと
となる。
【0006】
【実施例】次に、本発明を図示の実施例について詳細に
説明する。図1および図2は本発明の第1の実施例であ
って、1はロータンク式の水洗式の便器本体である。こ
の便器本体1の後部内壁には上面に水洗タンク接続部1
2を有する袋状部1aの内腔に連通する吸引口2が開口
されていてこの吸引口2から吸引した悪臭をファン3に
よって排気管4を通じ排出するようにしてある。なお、
吸引口2を設ける位置は便器本体1の後部であって便器
本体1内で生ずる悪臭を的確に吸引する位置であればい
ずれの箇所でもよく、また、ファン3および排気管4は
便器本体1の後部の前記袋状部1aの両側より垂設され
た袖板部13、13間の空間15にあり、この袖板部1
3、13の少なくとも一方には開閉自在なファン点検口
14が設けられている。
【0007】排気管4は、下水側の排水管5に通じる下
部管4aと先端が便器本体1の下部前面に設けられた吹
出口7に達する分岐管4bとを上部管4cより分岐した
もので、その中間の分岐点には切換弁6が設けられてい
る。そして、排気管4を通過する悪臭を含む空気の流れ
は、排気管4の中間の分岐点に設けられた切換弁6の切
換操作で、上部管4cから下部管4aを経て排水管5に
通じる悪臭排気路と、上部管4cと分岐管4bを経て便
器本体1の下部前面に設けられた吹出口7に達して足元
に向け送風する通風路9のいずれかに切換できるように
なっており、また、この通風路9の所要箇所にはヒータ
10と脱臭剤入りケース11が設けてある。なお、図示
の実施例ではヒータ10がファン3に組み込み一体化さ
れたファンヒータであり、ファン3のスイッチとは別の
図示しないスイッチの操作で必要時にのみヒータ10が
ファン3から独立してオン・オフされるものとしてあ
り、また、脱臭剤入りケース11は吹出口7に対して着
脱自在に組み込んだものとしてある。
【0008】このように構成された第1の実施例のもの
は、従来のこの種便器と同様に便器本体1の排便管16
が下水側の排水管5に接続されるように便所内に便器本
体1を設置し、便器本体1の後部の袋状部1aの上面に
は水洗タンク17を載せてその排水口を水洗タンク接続
部12に接続しておく。そして、常時は切換弁6を排気
管4の上部が下水側の排水管5に接続されるようにセッ
トしておけば、使用時においてファン3のスイッチをオ
ンすれば、便器本体1の後部内壁の吸引口2から便器本
体1内の悪臭はファン3により吸引されて排気管4の上
部管4cと下部管4aを通じ下水側の排水管5より排出
できることとなる。
【0009】しかして、冬季などにおいて足元暖房を行
いたいときは、ファン3のスイッチとこれに組み込まれ
たヒータ10のスイッチを共にオンするとともに、排気
管4の中間部に設けられている切換弁6の切換操作をし
て排気管4の上部管4cから分岐管4bとにより通風路
9を形成すれば、通風路9の先端に相当する分岐路8の
先端は便器本体1の下部前面に設けられた吹出口7に接
続されており、しかも、この通風路9の所要箇所には脱
臭剤入りケース11が設けられているので、ファン3に
より吸引口2から吸引して排気管4に送られた悪臭を含
む空気はこの排気管4の上部管4cから分岐路4bを経
て吹出口7より外部に排出される間にヒータ10で加温
されたうえ脱臭剤入りケース11を通過して脱臭され無
臭の温風として足元に向け吹き出され的確な足元暖房を
行うこととなる。
【0010】なお、実施例に示すようにヒータ10をフ
ァン3の吐出側に組み込んだものとしておけば特にコン
パクト化され、また、脱臭剤入りケース11を吹出口7
に設けておけば効率的な脱臭ができるうえに交換が容易
であり、さらに、ファン3を便器本体1の後部の水洗タ
ンク接続部12の下方の袖板部13、13間の空間15
に収納して少なくとも一方の袖板部13の一部または全
部を外すことによりファン点検口14が形成されるもの
としておけば、このファン点検口14より手を差し込ん
で側面よりファン3の点検、整備が可能となるので好ま
しい。
【0011】次に、図3は本発明の第2の実施例であっ
て、この第2の実施例は排気管4が図1および図2に示
した第1の実施例のような分岐された管ではなく1本の
管で直接吹出口7に接続されたものとした切換弁の必要
がないもので、このような簡易構造とした点でのみ前記
第1の実施例とは異なるだけで他の部分は第1の実施例
と変わることがないので、第1の実施例と同一部分につ
いては図3に同じ符号を付すだけとして第2の実施例の
詳細な説明は省略する。
【0012】このように構成された第2の実施例のもの
は、第1の実施例のものと同様にして便所内に便器本体
1を設置しておき、暖房の必要がない季節における通常
の使用時にはヒータ10を作動させることなくファン3
のみを作動させれば、便器本体1の後部の吸引口2から
悪臭を吸引して排気管4を通じ便器本体1の下部前面に
設けられた吹出口7より排気されることとなるが、排気
管4から吹出口7に達する通風路9の所要箇所には脱臭
剤入りケース11が組み込まれているので、吹出口7か
らの排気は悪臭が除去されたものとなる。また、冬季な
どにおいて足元暖房を行いたいときは、排気管4から吹
出口7に達する通風路9の所要箇所には脱臭剤入りケー
ス11の外にヒータ10が組み込まれているので、ファ
ン3とともにヒータ10のスイッチをオンすればファン
3により吸引口2から吸引される悪臭を含む空気はヒー
タ10で加温されたうえ脱臭剤入りケース11を通過す
る間に脱臭されて無臭の温風として便器本体1の下部前
面の吹出口7より足元に吹き出されるから簡単に足元暖
房を行えることとなり、局所脱臭と足元暖房の両機能を
備えたものとなる。
【0013】
【発明の効果】本発明は前記説明によって明らかなよう
に、便器本体の後部の吸引口から吸引した悪臭をファン
によって排気管を通じ排出するようにした脱臭便器にお
いて、排気管の先端を便器本体の下部前面に設けられた
吹出口に達するものとしてその所要箇所にヒータと脱臭
剤入りケースを組み込んだので、局所脱臭機能と足元暖
房機能とを兼ね備えたものとなり、しかも、脱臭機構と
暖房機構の主要部品であるファンなどを共通化して巧妙
に組み込んでコンパクト化してあるので、狭い空間にも
設置できるうえに構造が簡単で安価に提供できるなど種
々の利点がある。また、排気管を、下水側の排水管に通
じる下部管と便器本体の下部前面に設けられた吹出口に
通じる分岐管とを上部管から分岐されたものとしてその
中間の分岐点に切換弁を設けたものとしたときは、悪臭
を含む吸引空気が暖房時にのみ脱臭剤入りケースを通過
し常時は脱臭剤入りケースを通過することなく下水側の
排水管より排出されるので、脱臭剤を長期間にわたり使
用できるのでしばしば脱臭剤を交換する必要がなくてよ
り好ましいものとなる。従って、本発明は従来の局所脱
臭機能を備えた便器装置或いは足元暖房機能を備えた便
器装置の問題点を解決した局所脱臭機能と足元暖房機能
を兼ね備えた便器装置として業界に寄与するところ極め
て大なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す一部切欠正面図で
ある。
【図2】本発明の第1の実施例を示す平面図である。
【図3】本発明の第2の実施例を示す一部切欠正面図で
ある。
【符号の説明】
1 便器本体 2 吸引口 3 ファン 4 排気管 4a 下部管 4b 分岐管 4c 上部管 5 下水側の排水管 6 切換弁 7 吹出口 9 通風路 10 ヒータ 11 脱臭剤入りケース 12 水洗タンク接続部 13 袖板部 14 ファン点検口

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 便器本体(1) の後部の吸引口(2) から吸
    引した悪臭をファン(3) によって排気管(4) を通じ排出
    するようにした脱臭便器において、前記排気管(4) の先
    端を便器本体(1) の下部前面に設けられた吹出口(7) に
    接続して足元に向け送風する通風路(9) を形成し、この
    通風路(9) の所要箇所にヒータ(10)と脱臭剤入りケース
    (11)とを組み込んだことを特徴とする脱臭機能と足元暖
    房機能を備えた便器装置。
  2. 【請求項2】 排気管(4) が、下水側の排水管(5) に通
    じる下部管(4a)と便器本体(1) の下部前面に設けられた
    吹出口(7) に通じる分岐管(4b)とを上部管(4c)より分岐
    させたもので、中間の分岐点には切換弁(6) が設けられ
    て前記上部管(4c)と分岐管(4b)とにより通風路(9) が形
    成される請求項1に記載の脱臭機能と足元暖房機能を備
    えた便器装置。
  3. 【請求項3】 ヒーター(10)が、ファン(3) に組み込み
    一体化されたファンヒータである請求項1または2に記
    載の脱臭機能と足元暖房機能を備えた便器装置。
  4. 【請求項4】 脱臭剤入りケース(11)が、吹出口(7) に
    設けられている請求項1または2または3に記載の脱臭
    機能と足元暖房機能を備えた便器装置。
  5. 【請求項5】 ファン(3) が、便器本体(1) の口部の水
    洗タンク接続部(12)の下方の袖板部(13)、(13)間の空間
    に収納されており、前記袖板部(13)、(13)の少なくとも
    一方はその一部または全部を外すことによりファン点検
    口(14)が開口されるように構成されており、このファン
    点検口(14)から前記空間に収納されているファン(3) の
    点検、整備を行えるようにした請求項1または2または
    3または4に記載の脱臭機能と足元暖房機能を備えた便
    器装置。
JP14471694A 1994-06-27 1994-06-27 脱臭機能と足元暖房機能を備えた便器装置 Expired - Lifetime JP2726386B2 (ja)

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