JP2726223B2 - テニスラケット - Google Patents
テニスラケットInfo
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Description
詳しくは、テニスボールを打球する際の反発係数を増加
させ、打球の初速度を最大に近付けるようにするもので
ある。
エネルギーの伝達効率は反発係数と関係し、反発係数が
大きい程エネルギーの伝達効率は高い。被打撃物のメカ
ニカルインピーダンスが極小値を示す周波数の近傍の周
波数領域において、この被打撃物を打撃する部分のメカ
ニカルインピーダンスが極小値を示すように構成したと
きに、反発係数が最大となることが既に下記の文献*1
や公報*2において立証されている。以下、この概念を
インピーダンスマッチング理論と呼ぶ。
Elastomerunder Mechanical Impiedance,Theoretical a
nd Applied Mechanics, Vol.34,(1984),P153 *2…特開昭61−22874 特開昭61−284265
ンスマッチング理論の適用を考える。まず、ボールのメ
カニカルインピーダンスが極小値を示す周波数領域は、
後述するように300〜450Hzである。一方、テニ
スラケットの打撃部のメカニカルインピーダンスが極小
値を示す周波数には、フレームが主体的に変形するフレ
ームの面外一次固有振動モード、フレームの面外二次固
有振動モードの周波数及びガットが主体的に変形する振
動モードの周波数がある。
対応したメカニカルインピーダンス極小の周波数は、5
00〜700Hz程度であり、上記ボールのメカニカル
インピーダンスが極小値を示す周波数とは一致せず、ま
た、ガットはプレーヤーが適宜張弦するものであるか
ら、ラケット固有の特性として付与するのは困難であ
る。従って、ラケットの特性として反発特性を高めるた
めには、フレームが主体的に変形するフレームの面外一
次固有振動モードやフレームの面外二次固有振動モード
に着目する必要がある。ここで、面外固有振動数とは、
ラケットフレームの打球面に対して垂直方向に生じる曲
げ振動の固有振動である。
グ理論によれば、まず、打撃する部分のメカニカルイン
ピーダンスが極小を示し(第1の要件)、そして、その
周波数がボールのメカニカルインピーダンスが極小値を
とる周波数近傍であるとき(第2の要件)、反発が最大
となる。
外一次固有振動モードやフレームの面外二次固有振動モ
ードはそれぞれ図2(A),(B)に示す通りである。
図2(A),(B)中、Mは腹、Nは節を示している。
この図2から明らかなように、フレームのボールを打撃
する領域では一次固有振動モードが節Nとなる場合があ
るものの、それはむしろ特殊なケースであり、テニス競
技では打点が常に一定しているとはいえないことより、
モードが振幅を要する領域(節Nでない場所)でボール
を打撃する可能性が高い。よって、フレームの面外一次
固有振動モードや面外二次固有振動モードの打撃部での
振幅が0でないことから、ボールを打撃する領域でメカ
ニカルインピーダンスは常に極小となり、上記インピー
ダンスマッチング理論における第1の構成要件は充足さ
れていると考えることができる。従って、インピーダン
スマッチング理論における第2の要件である、インピー
ダンスが極小値を示す周波数の値に着目して検討すれば
十分であり、この周波数の値を端的に表す固有振動数を
インピーダンスマッチング理論に基づく設計指標として
用いることができる。
2−261479号において、テニスラケットの面外固
有振動数をボールの固有振動数に合わせて設定すること
により、反発係数を増加させ、高反発なテニスラケット
を得ることを提案している。
形は、両端自由としてテニスラケットの打球面にテニス
ボールを衝突させた場合の波形と類似し、また、テニス
ラケットは打球方向に対して垂直な方向の長さが長いた
め、テニスラケットは両端自由な梁と仮定し得る。その
ため、上記特開平2−261479号では、下記のよう
にして面外固有振動数を測定している。
ット1のグリップ1aをゴム紐2に結び、固定部材3か
ら鉛直方向に垂下して宙吊り状態で支持している。そし
て、テニスラケット1の下端部をインパクトハンマー4
で打撃し、このインパクトハンマー4に取り付けたフォ
ースピックアップ5で入力振動を計測すると共に、イン
パクトハンマー4で打撃する面と反対側の面に固定した
加速度ピックアップ6により応答振動を測定している。
さらに、これらの入力振動及び応答振動の測定値をそれ
ぞれ図示しないアンプを介して周波数解析装置に入力し
て解析し、周波数領域での伝達関数を求めて面外一次固
有振動数及び面外二次固有振動数を得ている。
は、ボールの固有振動数は、図5に示すようにして測定
している。すなわち、第1加速度ピックアップ8を取り
付けた加振機9の試供体取付台10にテニスボール11
を固着すると共に、テニスボール11の試供体取付台1
0に固着された側と反対側に、第2加速度ピックアップ
12を取り付けている。そして、加振機9によりテニス
ボール11に振動を加え、上記第1及び第2加速度ピッ
クアップ8,12で入力振動、応答振動を測定し、これ
らの測定値を上記テニスラケット1の面外固有振動数の
測定の場合と同様に、アンプを介して周波数解析装置に
入力して固有振動数を計測している。
験、解析等の研究の結果、上記インピーダンスマッチン
グ理論を適用してテニスラケットの反発性の向上を図る
ためには、テニスラケットフレームおよびテニスボール
の両方とも、いかなる部分についても強固に固定しない
条件、すなわち自由な拘束条件で測定した固有振動数に
着目すべきであることを見いだした。
9号では、上記図4に示すテニスラケットの固有振動数
(面外固有振動数)については自由な拘束条件下で測定
しているものの、テニスボールの固有振動数の測定は自
由な拘束条件下では行われていない。すなわち、上記図
5に示す測定方法では、加振機9の試供体取付台10に
固着した状態でテニスボール11の固有振動数を測定し
ており、自由な拘束条件下(即ち、いかなる部分も強固
に固定しない条件下)でテニスボール11の固有振動数
を測定したということはできない。
の固有振動数を測定するには、図6に示すようにして行
う必要がある。すなわち、テニスボール11をゴム紐1
3でたすきがけ状にくくり、固定部材3から鉛直方向に
垂下して宙づり状態で支持し、インパクトハンマー4で
打撃する。そして、このインパクトハンマー4に取り付
けたフォースピックアップ14、テニスボール11に取
り付けた加速度ピックアップ15により入力振動及び応
答振動を測定し、これらの測定値をアンプ(図示せず)
を介して入力した周波数解析装置(図示せず)により解
析し、周波数領域での伝達関数を求め、テニスボール1
1の固有振動数を計測する。この自由な拘束条件下で測
定した硬式用テニスボールの一次固有振動数は300H
z〜450Hzである。
な拘束条件下での既存のテニスラケットフレーム1の面
外固有振動数は、一次固有振動数が90Hz〜230H
z、二次固有振動数が300Hz〜520Hzである。
テニスラケットの固有振動数を高めるためには、ラケッ
トの厚みを大きくしたり、高弾性の材料を用いればよい
が、重量の増加を考慮すると、面外一次固有振動数の上
限は上記230Hz程度であり、これ以上大きな値に設
定するのは困難である。よって、上記自由な拘束条件下
では、テニスラケットの面外一次固有振動数をテニスボ
ールの一次固有振動数に一致させるのは困難であり、テ
ニスラケットの面外二次固有振動数をボールの一次固有
振動数に合わせるしかない。また、テニスラケットの面
外二次固有振動数をテニスボールの一次固有振動数に合
わせたラケットは既に提供されている。
ールのいずれについても、いかなる部分も強固に固定し
ない自由な拘束条件下で測定した面外固有振動数、固有
振動数に着目し、インピーダンスマッチング理論に基づ
いて、打球時の反発係数が大きく、反発性に富むテニス
ラケットを提供することを目的としてなされたものであ
る。
の打撃する部分のメカニカルインピーダンスが極小値を
示す周波数が完全に一致しない場合は、この周波数が接
近している方が反発係数が大きいこと、すなわち、テニ
スラケットフレームの面外固有振動数がボールの固有振
動数に一致しなくても、両者の値が近い程反発係数は大
きくなることに着目して、本発明を達成したものであ
る。
外二次固有振動数をボールの自由な拘束条件下での一次
固有振動数に一致させると共に、自由な拘束条件下での
面外一次固有振動数を上記自由な拘束条件下での面外二
次固有振動数の0.4倍以上1倍未満に設定しているこ
とを特徴とするテニスラケットを提供するものである。
上記自由な拘束条件下とは、テニスラケットおよびボー
ルの固有振動数は、テニスラケットおよびボールともい
かなる部分も強固に固定しない条件下で測定したことを
規定している。
トでは、上記自由な拘束条件下での面外二次固有振動数
を、300Hz〜450Hzの範囲にある上記ボールの
自由な拘束条件下での一次固有振動数に一致させてい
る。
ケットでは、面外一次固有振動数及び面外二次固有振動
数を上記のように設定するために、フレーム全長Lに対
して、フレームトップから0.14L〜0.70Lの位置
で剛性が最大となるように剛性を分布をさせている。剛
性はフレームの厚さを変えることにより調節でき、よっ
て、フレームトップから0.14L〜0.70Lの厚さを
最大としている。
条件下で測定する面外二次固有振動数が、同じく自由な
拘束条件で測定する300Hz〜450Hzの範囲にあ
るテニスボールの一次固有振動数に一致し、かつ、自由
な拘束条件下で測定した面外一次固有振動数を上記面外
二次固有振動数の0.4倍以上1倍未満に設定している
ため、単に面外二次固有振動数がボールの一次固有振動
数に一致するだけの従来のテニスラケットと比較して、
面外一次固有振動数がテニスボールの一次固有振動数に
接近する効果によりボール打撃時の反発係数が大きく、
テニスラケットの運動エネルギーを効率よくボールに伝
達することができ、高い反発性が得られる。
ついて詳細に説明する。図1に示す本発明の実施例に係
るテニスラケット21は、強化繊維として炭素繊維を含
有するエポキシ樹脂からなり、全重量が310gであっ
て、面外一次固有振動数を186Hz、面外二次固有振
動数を414Hzに設定している。
振動数は、上記した図4に示す自由な拘束条件の下で測
定した値であって、面外二次固有振動数を前記図6に示
す自由な拘束条件で測定した硬式用テニスボールの一次
固有振動数(300Hz〜450Hz)と一致するよう
に設定すると共に、面外一次固有振動数を面外二次固有
振動数の0.4倍以上1倍未満としている。すなわち、
本実施例は、面外二次固有振動数をテニスボールの一次
固有振動数と一致したままで、面外一次固有振動数をボ
ールの一次固有振動数に近い値に設定している。
のテニスラケット21の振動は両端自由とみなすことが
できるが、このときの面外一次固有振動、面外二次固有
振動のたわみ曲線Jはそれぞれ図2(A),(B)に示
すようになる。
の腹Mに対応する位置の剛性を高めると、二次固有振動
数の増加よりも大きい一次固有振動数の増加を得ること
ができる。逆に、一次固有振動モードの腹Mの位置の剛
性を低くすれば、二次固有振動数の減少よりも大きな一
次固有振動数の減少が得られる。また、図2(B)に示
す面外二次固有振動モードの腹Mの位置の剛性を高くす
れば、一次固有振動数の増加よりも大きな二次固有振動
数の増加が得られる。また、二次固有振動モードの腹M
の位置の剛性を低くすると、一次固有振動数の増加より
も大きな二次固有振動数の増加が得られる。
プレーでテニスボールがテニスラケットに当たる衝突位
置は、上記面外二次固有振動モードの腹Mに近い位置で
あり、この位置は面外一次固有振動モードの節Nに対応
する位置に近い。よって、本発明では、ボール衝突時に
おいて二次振動モードが励起されやすいことから、ま
ず、フレームの面外二次振動数に着目し、該面外二次固
有振動数をボールの一次固有振動数に一致させて、反発
係数を増加させている。また、上記したように、ボール
の衝突位置は面外一次固有振動数の節Nに対応する位置
に近いものの常に完全に一致するわけではないことか
ら、面外一次固有振動数も反発係数に関与しているた
め、面外二次固有振動数をボールの一次固有振動数に一
致させたままで、かつ、面外一次固有振動数もボールの
一次固有振動数に接近させて、反発係数の増加を図るよ
うにしている。具体的には、本発明では、テニスラケッ
トの面外一次固有振動数を面外二次固有振動数の0.4
倍以上1倍未満に設定している。
動数を面外二次固有振動数の0.04倍以上に設定する
のは、本発明者の種々の実験よりこの付近で反発係数の
顕著な向上が得られるからである。
数を面外二次固有振動数の1倍未満としているが、これ
は固有振動数は、その周波数が低いものから順に一次、
二次と定義しており、従って、一次固有振動数が二次固
有振動数を越えることはないからである。また、図2に
示す振動モードから考えた場合、図2(A)に示す2つ
の節Nを有する一次固有振動モードの周波数が、図2
(B)に示す3つの節を有する二次固有振動モードの周
波数を越えることは物理的にあり得ないからである。
一次固有振動数及び面外二次固有振動数を上記の値に設
定するためにテニスラケット21の曲げ剛性を分布させ
ている。具体的には、曲げ剛性を分布させるために、図
1(B)に示すテニスラケット21を側面から見たとき
の幅(フレーム厚さt)を下記の表1に示すように、区
間a1〜a15毎に異ならせている。上記表1中の区間
a1〜a15のフレームトップ21aからの距離及びこ
の距離のフレーム全長Lに対する割合は表2に示してい
る。
ニスラケット21の面外固有振動数にほとんど影響を与
えないため、上記区間a15については、グリップ22
を除いた状態でのフレーム厚さtを示している。また、
テニスラケット21を上方から見たときの幅(フレーム
幅W)はガット張設部において、ほぼ一定で約10mm
としている。
では、フレームトップ21aから0.35L〜0.38L
の範囲にある区間a7においてフレーム厚さtを最大と
し、この区間a7において曲げ剛性を最大としている。
記のようにフレーム厚さtを区間a1〜a15で異なら
せて曲げ剛性に分布を持たせることにより、自由な拘束
条件下での面外二次固有振動数を414Hzに設定して
いる。上記面外二次固有振動数は、前記自由な拘束条件
下におけるテニスボールの一次固有振動数と一致する。
また、本実施例のテニスラケット21の面外一次固有振
動数は186Hzであって、上記面外二次固有振動数
(414Hz)の0.4倍以上であり、テニスラケット
21の面外一次固有振動数は、テニスボールの一次固有
振動数の値と近接している。
ール衝突時に発生しやすい二次固有振動数をテニスボー
ルの一次固有振動数と一致させていることにより、反発
係数の増大を図ることができ、しかも、ボールの衝突位
置が一次固有振動数にも関与していることより、一次固
有振動数もボールの一次固有振動数に近接させているた
め、反発係数の増大を図ることができる。このように、
本実施例のテニスラケット21ではテニスボールを打撃
する際の反発係数が大きく、ラケットの運動エネルギを
効率よくボールに伝達することができ、良好な反発性を
得ることができる。
のではなく、種々の変形が可能である。まず、上記の実
施例では、フレームトップから0.35L〜0.38Lの
範囲で曲げ剛性が最大になるように、曲げ剛性の分布を
設定しているが、曲げ剛性の分布はこれに限定さるもの
ではなく、曲げ剛性がフレームトップから0.14L〜
0.70Lの位置で最大値をとり、面外二次固有振動数
がテニスボールの一次固有振動数と一致し、かつ、面外
一次固有振動数が面外二次固有振動数0.4倍以上1倍
未満となるように曲げ剛性を分布させればよい。
異ならせることにより所望の曲げ剛性の分布を得ている
が、曲げ剛性の分布を設定する方法はこれに限定されな
い。例えば、上記フレーム幅wを変化させたり、フレー
ム厚さtやフレーム幅wを変化させることなく、また
は、フレーム厚さtやフレーム幅と共に、部分的に材質
を変えて弾性率を異ならせることにより、上記所望の曲
げ剛性の分布に設定してもよい。
発性が向上していることを確認するために実験を行っ
た。
について反発係数を測定すると共に、比較例として既に
市販されている従来のラケットについて反発係数を測定
した。
のSRIインピーダンスI(比較例1)、SRIインピーダン
スII(比較例2)、DP−80(比較例3)、ヨネック
ス(株)製のYONEX RQ-200(比較例4)、及びヤマハ
(株)製のYAMAHA PROTO 2(比較例5)を使用した。
に、実施例及び比較例1〜比較例5のテニスラケット2
3の打球面23aに対して、一定の初速度V0で硬式用
のテニスボール24を衝突させ、跳ね返ったテニスボー
ル24の速度Vrを測定した。反発係数は下記の式
(1)で表される。 (反発係数)=Vr/V0 …(1)
る。
5のテニスラケットの反発係数が0.415〜0.440
程度であるのに対して、本発明の実施例に係るテニスラ
ケットの反発係数は0.460である。よって、本発明
に係るテニスラケットは、従来のテニスラケットと比較
して反発係数が大きく、打球時に高い反発性が得られる
ことが確認できる。
ほぼ等しい値である実施例、比較例2及び比較例4を比
較すると、面外二次固有振動数に対する面外一次固有振
動数の比が0.351である比較例4では反発係数が0.
415、この比が0.375である比較例2では反発係
数が0.426であるのに対して、面外二次固有振動数
に対する面外一次固有振動数の比が0.449である実
施例では反発係数が0.460となり反発係数が大きく
改善されている。従って、この実験結果より、面外二次
固有振動数に対する面外一次固有振動数の比が0.4付
近より反発係数の顕著な向上が得られることが確認でき
る。
に係るテニスラケットでは、フレーム全長Lに対して、
フレームトップから0.14L〜0.70Lの位置で剛性
が最大となるように剛性に分布をさせ、自由な拘束条件
下で測定する面外二次固有振動数を、300Hz〜45
0Hzの範囲にある自由な拘束条件下で測定するテニス
ボールの一次固有振動数に一致させ、かつ、自由な拘束
条件下で測定する面外一次固有振動数を上記面外二次固
有振動数の0.4倍以上に設定しているため、単に面外
二次固有振動数がテニスボールの一次固有振動数に一致
するだけの従来のテニスラケットと比較して、打球時の
反発係数が大きく、ラケットの運動エネルギーを効率よ
くボールに伝達することが可能となり、良好な反発性を
得ることができると共に打球の初速度を最大に近づける
ことができる。
の関係を示す説明図である。
す概略図、(B)は面外二次固有振動数のたわみ曲線を
示す概略図である。
る。
法を示す概略図である。
振動数の測定方法を示す概略図である。
でのテニスボールの固有振動数の測定方法を示す概略図
である。
Claims (3)
- 【請求項1】 自由な拘束条件下での面外二次固有振動
数をボールの自由な拘束条件下での一次固有振動数に一
致させると共に、自由な拘束条件下での面外一次固有振
動数を上記自由な拘束条件下での面外二次固有振動数の
0.4倍以上1倍未満に設定していることを特徴とする
テニスラケット。 - 【請求項2】 上記自由な拘束条件下での面外二次固有
振動数を、300Hz〜450Hzの範囲にある上記ボ
ールの自由な拘束条件下での一次固有振動数に一致させ
ていることを特徴とする請求項1に記載のテニスラケッ
ト。 - 【請求項3】 フレーム全長Lに対して、フレームトッ
プから0.14L〜0.70Lの位置で剛性が最大となる
ように剛性を分布させたことを特徴とする請求項1又は
請求項2に記載のテニスラケット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5249271A JP2726223B2 (ja) | 1993-10-05 | 1993-10-05 | テニスラケット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5249271A JP2726223B2 (ja) | 1993-10-05 | 1993-10-05 | テニスラケット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07100231A JPH07100231A (ja) | 1995-04-18 |
JP2726223B2 true JP2726223B2 (ja) | 1998-03-11 |
Family
ID=17190489
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5249271A Expired - Lifetime JP2726223B2 (ja) | 1993-10-05 | 1993-10-05 | テニスラケット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2726223B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
IN170468B (ja) * | 1987-08-04 | 1992-03-28 | Wilson Sporting Goods |
-
1993
- 1993-10-05 JP JP5249271A patent/JP2726223B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07100231A (ja) | 1995-04-18 |
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