JP2723727B2 - 機械翻訳通信システム - Google Patents

機械翻訳通信システム

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JP2723727B2 JP3319016A JP31901691A JP2723727B2 JP 2723727 B2 JP2723727 B2 JP 2723727B2 JP 3319016 A JP3319016 A JP 3319016A JP 31901691 A JP31901691 A JP 31901691A JP 2723727 B2 JP2723727 B2 JP 2723727B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ある計算機がネットワ
ークを介して接続された他の計算機に翻訳を依頼して翻
訳結果を受け取る機械翻訳通信システムに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】機械翻訳装置が発達してきたが、そのシ
ステムや辞書を搭載するには能力が不足の計算機が多
く、また、機械翻訳装置もまだまだ高価なものである。
そこで、機械翻訳装置を搭載した計算機(以下、サーバ
計算機と呼ぶ)を、コンピュータネットワークのノード
としておき、機械翻訳装置を搭載していない他の計算機
(以下、クライアント計算機と呼ぶ)がこのサーバ計算
機に翻訳を依頼して翻訳結果を受け取る機械翻訳通信シ
ステムが既に提案されている。例えば、文献『西野文
人、中村直人共著、「機械翻訳電子メールシステム」、
情報処理学会研究会報告、自然言語処理75−5、19
90年1月18日』に機械翻訳通信システムが既に開示
されている。
【0003】この文献に記載のものは、クライアント計
算機が翻訳したい文書を予めファイルとして持ってお
き、そのファイルを電子メールでサーバ計算機に送り、
サーバ計算機が送られた文書を翻訳して翻訳結果を送り
主であるクライアント計算機に電子メールで返信するも
のである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
機械翻訳通信システムでは、クライアント計算機が送っ
た文章の中にサーバ計算機の機械翻訳装置の辞書に含ま
れていない単語(未知語)があった場合に、サーバ計算
機の機械翻訳装置は、その未知語又はその未知語を含む
文を翻訳できないまま、クライアント計算機に翻訳結果
を返送してしまう。このとき、クライアント計算機操作
するユーザは、返送されてきた翻訳結果を見て初めて、
サーバ計算機の機械翻訳装置装置の辞書に登録されてい
ない未知語があること認識し、その未知語をサーバ計
算機の機械翻訳装置に登録する操作を行ない、その後に
再び翻訳を希望する文書を送り直すことを行なってい
た。
【0005】従って、以下のような問題が生じていた。 (1) クライアント計算機は、同じ文書を2度サーバ計算
機に送らなければならないため、通信効率が悪く通信コ
ストが高くなってしまう。 (2) サーバ計算機も、辞書の登録の前後で翻訳結果を2
度クライアント計算機に送ることになり、通信効率が悪
く通信コストが高くなってしまう。 (3) クライアント計算機側で、ユーザが返送されてきた
翻訳結果の全文を見てサーバ計算機の機械翻訳装置の辞
書に登録されていない未知語を見つけなければならず、
また、未知語が含まれていることを認識しなければなら
ず、ユーザの負担が大きい。
【0006】実際上、クライアント計算機がサーバ計算
機に翻訳を依頼する文章の数は1文とは限らず、多くの
文であることが多く、上述の問題は大きなものである。
【0007】本発明は、以上の点を考慮してなされたも
のであり、原文に未知語が含まれていた場合に、全て訳
語でなる最終的な翻訳結果を得るまでの通信量を従来よ
り少なくできる、また未知語処理についてのユーザの使
い勝手を向上できる機械翻訳通信システムを提供しよう
としたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、本発明においては、システム辞書ファイル及びユー
ザ辞書ファイルを用いて機械翻訳を行なう機械翻訳部を
備えたサーバ計算機と、このサーバ計算機にネットワー
クを介して原文を与えて翻訳を依頼し、サーバ計算機が
得た翻訳結果をネットワークから受信するクライアント
計算機とを有する機械翻訳通信システムにおいて、サー
バ計算機が原文にシステム辞書ファイル及びユーザ辞書
ファイルに登録されていない未知語があることを認識し
た場合には、以下のように処理することとした。
【0009】すなわち、クライアント計算機からサーバ
計算機に送られてきた原文中に、システム辞書ファイル
及びユーザ辞書ファイルに登録されていない未知語があ
った場合に、サーバ計算機は、受信した原文を格納した
まま、その未知語を抜き出して原文文書の識別子及び原
文と共にクライアント計算機に送信する。
【0010】このとき、クライアント計算機は、送信さ
れてきた未知語及び原文を未知語登録部によって報知
し、送信されてきた未知語をユーザ辞書ファイルに登録
するために必要な未知語登録情報を未知語登録部によっ
て取り込む。そして、未知語登録情報を原文文書の識別
子と共にサーバ計算機に送信する。
【0011】この送信情報を受信すると、サーバ計算機
は、送信されてきた未知語登録情報をユーザ辞書ファイ
ルに登録し、その後、送信されてきた原文文書の識別子
に係る格納していた原文を機械翻訳部によって翻訳し
て、得られた翻訳結果をクライアント計算機に送信す
る。
【0012】
【作用】本発明は、サーバ計算機が原文にシステム辞書
ファイル及びユーザ辞書ファイルに登録されていない未
知語があることを認識した場合には、以下のように処理
することとし、未知語に対する訳語を含む最終的な翻訳
結果を得るための通信量の削減を計り、また、ユーザが
容易に未知語の存在及びその用語を認識できることを計
った。
【0013】すなわち、原文中にシステム辞書ファイル
及びユーザ辞書ファイルに登録されていない未知語があ
った場合に、サーバ計算機は、未知語をそのままとした
翻訳結果を送信するのではなく、原文を格納したまま
で、原文中の未知語を抜き出して原文文書の識別子及び
原文と共にクライアント計算機に送信する。
【0014】このとき、クライアント計算機は、送信さ
れてきた未知語及び原文を未知語登録部によってユーザ
に報知する。そして、送信されてきた未知語をユーザ辞
書ファイルに登録するために必要な未知語登録情報を未
知語登録部によって取り込んで、原文文書の識別子と共
にサーバ計算機に送信する。ここで、原文がサーバ計算
機に格納されたままであるので、クライアント計算機が
原文を再度送信する必要はない。また、ユーザは、未知
語と共に原文が知らさるので適切な未知語登録情報を
未知語登録部を用いて入力できる。
【0015】未知語登録情報及び原文文書の識別子を受
信すると、サーバ計算機は、送信されてきた未知語登録
情報をユーザ辞書ファイルに登録し、その後、送信され
てきた原文文書の識別子に係る格納状態にある原文を機
械翻訳部によって翻訳して、得られた翻訳結果をクライ
アント計算機に送信する。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照しなが
ら詳述する。ここで、図1がこの実施例である機械翻訳
通信システムの全体構成を示すものである。
【0017】図1において、この機械翻訳通信システム
は、ネットワーク1に、機械翻訳を依頼する1個以上
(図1では1個を取り出して示している)のクライアン
ト計算機2と、機械翻訳構成が搭載されている少なくと
も1個のサーバ計算機3とが接続されて構成されてい
る。クライアント計算機2及びサーバ計算機3は、実際
上ワークステーションやパーソナルコンピュータ等で構
成されており、機能的には図1に示す構成を有する。
【0018】クライアント計算機2は、利用者が翻訳し
たい原文を入力するための文書入力部4、入力された原
文を格納する文書ファイル5、格納された翻訳依頼原文
等を当該クライアント計算機2からサーバ計算機3に送
信したりサーバ計算機3から当該クライアント計算機2
に送信されてきた翻訳結果等を受信したりするための文
書通信部6、未知語に対する登録処理を行なう未知語登
録部7、サーバ計算機3から与えられた翻訳結果を格納
する翻訳結果ファイル8、及び、翻訳結果をユーザに提
示する翻訳結果出力部9から構成される。
【0019】他方、サーバ計算機3は、クライアント計
算機2から当該サーバ計算機3に送信されてきた翻訳依
頼原文等を受信したり、当該サーバ計算機3からクライ
アント計算機2に翻訳結果等を送信したりするための文
書通信部10、文書識別情報(以下、文書IDと略す)
を付与された原文を格納するための原文ファイル11、
原文ファイル11に格納された原文を翻訳するための機
械翻訳部12、機械翻訳部12が翻訳時に使用するシス
テム辞書を格納するシステム辞書ファイル13、利用者
が任意に単語を登録する機械翻訳部12が翻訳時に使用
するユーザ辞書ファイル14、機械翻訳部12が原文フ
ァイル11の原文を翻訳しているときに見付かった未知
語及び原文を格納するための未知語ファイル15、及
び、機械翻訳部12が原文ファイル11の原文を翻訳し
て得た翻訳結果(翻訳文)を格納する翻訳結果ファイル
16からなる。
【0020】クライアント計算機2の文書通信部6、及
び、サーバ計算機3の文書通信部10は、送受信電文に
応じた処理を行なうものである。この実施例の特徴であ
る未知語処理に関して言えば、サーバ計算機3の文書通
信部10は未知語情報送信部10a及び未知語登録情報
受信部10bを備え、クライアント計算機2の文書通信
部6は未知語情報受信部6a及び未知語登録情報送信部
6bを備えている。
【0021】未知語情報送信部10aは、機械翻訳部1
2から未知語情報の送信が指示されたときに未知語ファ
イル15に格納されている未知語及び原文の情報を文書
IDと共にクライアント計算機2に送信するものであ
る。未知語情報受信部6aは、サーバ計算機3から与え
られた未知語及び原文の情報を未知語登録部7に与える
ものである。未知語登録情報送信部6bは、未知語登録
部7によって訳語情報等が明らかにされたユーザ辞書フ
ァイル14に登録できる形式の未知語の情報(以下、未
知語登録情報と呼ぶ)に文書IDを付与してサーバ計算
機3に送信するものである。未知語登録情報受信部10
bは、クライアント計算機2から与えられた未知語登録
情報をユーザ辞書ファイル14に格納させるものであ
る。
【0022】図2は、この実施例の機械翻訳通信システ
ムの処理の流れを示すフローチャートである。以下、こ
の図2を参照しながら、クライアント計算機2が訳語だ
けからなる翻訳結果を最終的に出力するまでの処理を説
明する。
【0023】ユーザは、翻訳を希望する原文を文書入力
部4を介して入力して文書ファイル5に格納させる。文
書入力部4は入力が終了すると、文書通信部10にその
ことを伝え、文書通信部10は文書ファイル5に格納さ
れている原文に文書IDを付与し、また、当該電文が翻
訳依頼電文であることをヘッダ等で明らかにしてサーバ
計算機3に送信する(ステップ100)。
【0024】サーバ計算機3の文書通信部10によって
受信された原文及び文書IDは、原文ファイル11に格
納される(ステップ101)。このような格納動作が終
了すると、文書通信部10から原文の受信終了情報が機
械翻訳部12に与えられ、このとき、機械翻訳部12は
原文ファイル11に格納された原文をシステム辞書ファ
イル13及びユーザ辞書ファイル14を使用しながら翻
訳する(ステップ102)。そして、機械翻訳部12
は、原文にシステム辞書ファイル13及びユーザ辞書フ
ァイル14に登録されていない未知語が存在するか否か
を判別する(ステップ103)。
【0025】その結果、原文に未知語が含まれていない
と判別すると、機械翻訳部12は得られた翻訳結果(目
的言語文)を翻訳結果ファイル16に格納した後、その
旨を文書通信部10に伝え、文書通信部10は、翻訳結
果にクライアント計算機2から与えられた文書IDを付
与し、かつ当該電文が翻訳結果電文であることをヘッダ
等で明らかにしてクライアント計算機2に送信する(ス
テップ104、105)。
【0026】クライアント計算機2の文書通信部6は、
当該電文を受信したときには翻訳結果及び文書IDを翻
訳結果ファイル8に格納し、格納し終えたときに翻訳結
果出力部9を起動し、翻訳結果出力部9は翻訳結果ファ
イル8に格納された翻訳結果を文書ファイル5に格納さ
れている原文と対応させてユーザに提示する(ステップ
106、107)。
【0027】他方、機械翻訳部12は原文に未知語が含
まれていると判断すると、原文中の未知語及び原文を未
知語ファイル15に格納させ、当該処理を行なった旨を
文書通信部10に伝える(ステップ108)。このと
き、文書通信部10の未知語情報送信部10aは、未知
語ファイル15に格納された原文中の未知語のリスト及
び原文に今処理対象の文書IDを付与し、かつ当該電文
が未知語情報電文であることをヘッダ等で明らかにして
クライアント計算機2に送信する(ステップ109)。
【0028】クライアント計算機2側では、文書通信部
6の未知語情報受信部6aがサーバ計算機2から送られ
てきた未知語情報を未知語登録部7に与え、未知語登録
部7はその未知語情報及び原文をユーザに提示して訳語
や品詞等のユーザ辞書ファイル14に登録するのに必要
な情報を入力させ、このようにして得られた未知語登録
情報を文書通信部6に与える(ステップ110)。文書
通信部6の未知語登録情報送信部6bは、この未知語登
録情報に文書IDを付与し、かつ当該電文が未知語登録
情報電文であることをヘッダ等で明らかにしてサーバ計
算機3に送信する(ステップ111)。
【0029】サーバ計算機3側において、文書通信部1
0の未知語登録情報受信部10bは、受信した電文に含
まれている未知語登録情報を取り出してユーザ辞書ファ
イル14に登録させると共に、この電文に含まれている
文書IDを機械翻訳部12に与えて機械翻訳部12にそ
の文書IDを有する原文を原文ファイル11から検索さ
せて翻訳処理を再起動させる(ステップ112、11
3)。機械翻訳部12は、システム辞書ファイル13及
びユーザ辞書ファイル14(未知語だった単語について
このときには登録されている)を使って、検索された原
文を翻訳する(ステップ114)。
【0030】このようにして得られた翻訳結果について
は未知語が含まれているか否かを確認する必要がないの
で、機械翻訳部12は上述したステップ104に進んで
直ちに得られた翻訳結果を翻訳結果ファイル16に格納
させる。これ以降の処理は、上述したステップ105〜
107の通りである。
【0031】次に、図3(A)に示す原文が入力された
として、上述した一連の処理を説明する。クライアント
計算機2において、図3(A)に示す原文が入力される
と、これに文書ID(図3では「0001」)を付与し
て図3(B)に示すように電文の情報部を構成して翻訳
依頼電文をサーバ計算機3に送信する。
【0032】サーバ計算機3は、この翻訳依頼電文を受
信すると、この電文に含まれている文書ID及び原文を
原文ファイル11に格納させた後、機械翻訳部12によ
ってその原文をシステム辞書ファイル13及びユーザ辞
書ファイル14を用いて翻訳しようとする。ここで、図
3(A)に示す原文における単語「感性」についてシス
テム辞書ファイル13にもユーザ辞書ファイル14にも
登録されていなかったとする。この場合、サーバ計算機
3は、図3(C)に示すように、この単語「感性」を未
知語として、原文及び翻訳対象中の文書のID「000
1」と共に未知語ファイル15に登録し、その後、サー
バ計算機3はこの未知語ファイル15に登録された内容
を情報部に含む未知語情報電文をクライアント計算機2
に送信する。
【0033】なお、図3(A)に示す原文では単語「感
性」が2回含まれているが、未知語ファイル15に格納
する際重複を確認しており、1個の未知語情報としての
み未知語ファイル15に格納される。
【0034】未知語情報電文を受信したクライアント計
算機2は、その電文に含まれている未知語「感性」及び
原文「私は感性工学…一つです。」をユーザに提示して
ユーザ辞書ファイル14に登録させるに不足している情
報(例えば訳語や品詞)をユーザに入力させ、これによ
りクライアント計算機2は図3(D)に示すような文書
ID「0001」と未知語「感性」とその訳語「impres
sion」と品詞「名詞」等を情報部に含む未知語登録情報
電文をサーバ計算機3に送信する。
【0035】サーバ計算機3において、この未知語登録
情報電文を受信すると、その情報部に挿入されている未
知語「感性」とその訳語「impression」と品詞「名詞」
等をユーザ辞書ファイル14に与えて登録させ、その
後、その情報部に挿入されている文書ID「0001」
を機械翻訳部12に与えて、原文ファイル11に格納さ
れている上述の図3(A)に示す原文を検索させて翻訳
させる。このときには、単語「感性」についての情報が
ユーザ辞書ファイル14に登録されているので、図3
(A)に示す原文について未知語は存在せず、未知語の
ない翻訳結果が得られ、機械翻訳部12は、図3(E)
に示すこの翻訳結果に文書ID「0001」を付与した
情報を翻訳結果ファイル16に格納する。そして、文書
通信部10は、この格納内容が情報部に挿入されている
翻訳結果電文をクライアント計算機2に送信する。
【0036】かくして、図3(A)に示した原文と共に
当該翻訳結果電文に挿入されていた翻訳結果がユーザに
提示される。
【0037】従って、上記実施例の機械翻訳通信システ
ムによれば、サーバ計算機3において原文に未知語が存
在すると判断した場合には、サーバ計算機3から未知語
情報をクライアント計算機2に送信し、クライアント計
算機2からサーバ計算機3に未知語登録情報を送信して
ユーザ辞書ファイル14に登録させて対応するようにし
たので、従来の通信システムに比較して、クライアント
計算機2が最終的な翻訳結果を得るまでの通信量を少な
くすることができ、通信コストを軽減することができ
る。
【0038】ここで、未知語情報及び未知語登録情報を
クライアント計算機2及びサーバ計算機3間で授受する
が、この期間、原文を原文ファイル11に格納させ続け
ると共に電文には常に文書IDを含めるようにしたの
で、未知語情報や未知語登録情報がどの文書に係るもの
であるか不明となることはなく、また、未知語を含む翻
訳結果を授受したり原文を再度授受したりすることも必
要ない。このことはまた、サーバ計算機3が未知語情報
電文を送信した後、それに対応した未知語登録情報電文
を受信するまでの間に他の文書の処理を行なうことも可
能であることを意味する。
【0039】また、上記実施例によれば、未知語登録部
7が未知語及び原文を表示して登録情報の入力をユーザ
に求めるので、未知語を含む翻訳結果全文が表示されて
いる中から未知語を認識する従来システムとは異なり、
ユーザは容易に未知語の存在及び未知語の内容を認識す
ることができ、また未知語がどのような文脈の中で使わ
れているかを認識することができ、適切な入力操作を行
なうことができて使い勝手が良いものとなる。
【0040】因に、サーバ計算機2からクライアント計
算機3に原文を含めずに未知語の情報だけを送信し、ク
ライアント計算機3において原文ファイル11から原文
を検索していユーザに未知語及び原文を提示して、未知
語登録情報の入力を求めることもできるが、実際上、未
知語及び原文をユーザに提示するまでの時間は、上記実
施例のように、未知語及び原文の情報を授受する場合の
方が短い。
【0041】なお、本発明に係る機械翻訳通信システム
においては、クライアント計算機の個数が任意であるだ
けでなく、サーバ計算機の個数も任意である。例えば、
特定分野毎の機械翻訳構成を別個の計算機が有する通信
システムであっても良い。このような場合、ある計算機
はサーバ計算機としてだけでなくクライアント計算機と
しても機能することがある。ネットワークも無線、有線
を問わないのは勿論である。
【0042】また、上記実施例においては、サーバ計算
機が一通りの翻訳処理を終了した後に未知語を含むか否
かを判断するものを示したが、形態素解析の終了時や構
文解析の終了時や意味解析の終了時等のいずれかの時点
で未知語の存在を判別するようにしても良い。このよう
な場合に、サーバ計算機は未知語が与えられたときに
は、その続きから翻訳処理を再開するようにしても良
い。
【0043】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、サーバ
計算機において原文に未知語が存在すると判断した場合
には、サーバ計算機から未知語及び原文情報をクライア
ント計算機に送信し、クライアント計算機がこれらをユ
ーザに提示して未知語登録情報を取込んでサーバ計算機
に未知語登録情報を送信してユーザ辞書ファイルに登録
させて対応するようにしたので、翻訳結果を得るまでの
全体としての通信量を少なくすることができる、また未
知語認識に対する使い勝手を向上させることができる機
械翻訳通信システムを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の機械翻訳通信システムの構成を示すブ
ロック図である。
【図2】その処理の流れを示すフローチャートである。
【図3】ある原文が入力された場合のファイル内容等を
示す説明図である。
【符号の説明】
1…ネットワーク、2…クライアント計算機、3…サー
バ計算機、6…文書通信部、6a…未知語情報受信部、
6b…未知語登録情報送信部、7…未知語登録部、10
…文書通信部、10a…未知語情報送信部、10b…未
知語登録情報受信部、11…原文ファイル、12…機械
翻訳部、13…システム辞書ファイル、14…ユーザ辞
書ファイル、15…未知語ファイル、16…翻訳結果フ
ァイル。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 システム辞書ファイル及びユーザ辞書フ
    ァイルを用いて機械翻訳を行なう機械翻訳部を備えたサ
    ーバ計算機と、このサーバ計算機にネットワークを介し
    て原文を与えて翻訳を依頼し、サーバ計算機が得た翻訳
    結果をネットワークから受信するクライアント計算機と
    を有する機械翻訳通信システムにおいて、 上記クライアント計算機から上記サーバ計算機に送られ
    てきた原文中に、上記システム辞書ファイル及び上記ユ
    ーザ辞書ファイルに登録されていない未知語があった場
    合に、上記サーバ計算機は、上記原文を格納したまま、
    その未知語を抜き出して上記原文文書の識別子及び上記
    原文と共に上記クライアント計算機に送信し、 上記クライアント計算機は、送信されてきた未知語及び
    原文を未知語登録部によって報知すると共に、送信され
    てきた未知語を上記ユーザ辞書ファイルに登録するため
    に必要な未知語登録情報を上記未知語登録部によって取
    り込んで、上記原文文書の識別子と共に上記サーバ計算
    機に送信し、 上記サーバ計算機は、送信されてきた未知語登録情報を
    上記ユーザ辞書ファイルに登録し、その後、送信されて
    きた原文文書の識別子に係る格納していた原文を上記機
    械翻訳部によって翻訳して、得られた翻訳結果を上記ク
    ライアント計算機に送信することを特徴とした機械翻訳
    通信システム。
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