JP2723726B2 - レジストパターン形成方法 - Google Patents

レジストパターン形成方法

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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Electron Beam Exposure (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、レジストパターン形
成方法に関し、より詳しくは、窒化シリコン膜上に塗布
したレジストに所定寸法の開口部を形成する方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、電子線に対して感度を持つレジス
トとして、カルボキシル基を側鎖に持つレジストが種々
開発されており、半導体プロセスにおいて微細加工に用
いられている。例えば、図1に示すように、GaAs基板
1上に堆積した窒化シリコン膜2を加工するために、こ
の種のカルボキシル基を側鎖にもつレジストをマスクと
して用いることがある。メタクリル酸フェニル共重合体
レジスト3の例では、まず、窒化シリコン膜2上に、ス
ピンコータを用いて上記レジスト3を1500Åの厚さ
に塗布する。続いて、温度230℃(150℃以上が要
求される)で2時間のベークを施した後、電子線露光に
より線幅1500Åのパターンを描画する。次に、メチ
ルイソブチルケトン−エチルシクロヘキサノール(80:
20)の混合液を用いて現像を行って、上記レジスト3
に開口部4を形成する。ここで、開口部4の底に厚さ2
50〜300Åのレジスト3の残渣3bが生ずるため、
酸素プラズマによってレジスト残渣3bを除去する。こ
の後、レジスト3をマスクとして、ふっ化水素水溶液な
どによって上記窒化シリコン膜2をエッチングし、パタ
ーン化する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、酸素プラズ
マによってレジスト残渣3bをエッチングする場合、エ
ッチングに異方性を持たせることが難しく、レジスト残
渣3bをエッチングすると同時に、開口部4の側壁3aが
相当量エッチングされる。上に述べた例では、酸素プラ
ズマにより250〜300Åのエッチングを行っている
ため、開口部4の横方向の幅(線幅)Aが大きく(500
〜600Å程度)増加するという問題がある。また、酸
素プラズマによるレジストのエッチングは数百Åのレベ
ルでは再現性良く行うことができないため(エッチング
量が少なければ良い。)、線幅Aの精度が低下する。
【0004】なお、リアクティブ・イオン・エッチング
(RIE)によってレジストを異方性エッチングすること
により、開口部4の側壁3aのエッチング量を減少させ
る方法が考えられるが、開口部4の直下に浅いチャネル
層があるような場合には好ましくない。チャネル層がダ
メージを受け、ダメージを回復させるために別途熱処理
を行わなければならないからである。
【0005】そこで、この発明の目的は、窒化シリコン
膜上に所定寸法のレジスト開口部を精度良く形成できる
レジストパターン形成方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段および作用】上記目的を達
成するため、この発明は、窒化シリコン膜の表面にカル
ボキシル基を側鎖に持つレジストを塗布し、ベークを行
った後、電子線描画を行って、上記レジストに所定寸法
の開口部を形成するレジストパターン形成方法におい
て、上記レジストを塗布する前に、上記窒化シリコン膜
の表面に波長180nm乃至220nmの紫外線を照射する
ことを特徴としている。
【0007】この発明は、本発明者による次の実験,考
察により創出された。本発明者は、窒化シリコン膜の表
面に上記レジストを塗布し、所定温度でベークを行った
後、上記レジストを良溶媒であるアセトンに浸漬した。
本来ならば上記レジストは完全に溶解するはずである
が、実際には窒化シリコン膜の表面に厚さ220Å程度
のレジスト残渣が生じた。この原因は、窒化シリコン膜
表面のイミノ基,アミノ基がレジスト中のカルボキシル
基と脱水反応などによって強く結合し、界面のレジスト
が溶解しない状態になっているからである。したがっ
て、上記レジストを塗布する前に、上記窒化シリコン膜
の表面に紫外線を照射して改質することによって、レジ
スト残渣の発生を抑えることができる。したがって、酸
素プラズマによるレジスト残渣のエッチングが不要とな
るか又はわずかで済み、所定寸法のレジスト開口部を精
度良く形成できるようになる。
【0008】
【実施例】以下、この発明のレジストパターン形成方法
を実施例により詳細に説明する。なお、カルボキシル基
を側鎖に持つレジストとしてメタクリル酸−メタクリル
酸フェニル共重合体レジストを用いることとする。
【0009】まず、図1に示したのと同様に、GaAs基
板1の表面に窒化シリコン膜2を堆積する(簡単のた
め、同一符号を用いて説明する。)。この後、この窒化
シリコン膜2の表面に、波長180〜220nmの紫外線
を、光強度0.66mW/cm-2、室温にて1.5時間照射
した。この紫外線照射処理の前後に上記窒化シリコン膜
2の赤外吸収スペクトルを測定したところ、紫外線照射
前に観測されたN−H(ベンド)による1100〜120
0cm-1の吸収が紫外線照射後には大幅に減少していた。
すなわち、紫外線照射により、窒化シリコン膜2表面の
イミノ基,アミノ基が減少していることが分かった。こ
の後、上記窒化シリコン膜2上に、スピンコータを用い
て上記レジスト(詳しくは、メタクリル酸成分25.4モ
ル%、メタクリル酸フェニル成分74.6モル%、5重
量%メチルセルソルブアセテート溶液)3を1500Å
の厚さに塗布した。続いて、温度230℃(150℃以
上が要求される)で1時間のベークを施し、電子線露光
装置により3nC/cmの線パターンを描画した。次に、
メチルイソブチルケトン−エチルシクロヘキサノール
(80:20)の混合液を用いて現像を行って、上記レジ
スト3に開口部4を形成した。ここで、酸素プラズマに
よってレジスト残渣3bを80Åだけエッチングした。
この後、レジスト3をマスクとして、ふっ化水素水溶液
によって上記窒化シリコン膜2をエッチングしたとこ
ろ、電子線で描画した通りに精度良くパターン加工する
ことができた。これにより、レジスト残渣3bは、窒化
シリコン膜2表面のイミノ基,アミノ基がレジスト3中
のカルボキシル基と結合して生ずるということを間接的
に確認できた。この後、上記GaAs基板1上に、レジス
ト3をマスクとして金属アルミニウムを厚さ2000Å
だけ蒸着した。これにより、GaAs基板上に0.15μm
線幅のアルミニウム電極を形成した。
【0010】これに対して、上記紫外線照射処理を行わ
ず、無処理の窒化シリコン膜2上でレジスト3塗布以降
の工程を行ったものでは、酸素プラズマによるレジスト
残渣3bのエッチング量が200Å以下のときは、窒化
シリコン膜2が全くエッチングされないか又は部分的に
エッチングされない箇所が残った。レジスト残渣3bを
除去しきれなかったからである。酸素プラズマによるレ
ジスト残渣3bのエッチング量を200Åとしたとき
は、最終的にアルミニウム電極の線幅が0.2μmに増加
してしまった。
【0011】なお、本発明者は、上記窒化シリコン膜2
表面にレジスト3を塗布,ベークした後、電子線描画前
にアセトン(良溶媒)に浸漬したときのレジスト残渣3b
の量が、表1に示すように、紫外線照射時間に応じて変
化するのを観測した。すなわち、紫外線照射を行わない
場合はレジスト残渣3bの厚さは220Åとなるのに対
して、紫外線照射時間を室温で10分,30分,90分と
した場合はレジスト残渣3bの厚さは190Å,145
Å,80Åとなることが分かった。これにより、この発
明の効果を定量的に確認することができた。
【表1】
【0012】
【発明の効果】以上より明らかなように、この発明はレ
ジストパターン形成方法は、窒化シリコン膜の表面にカ
ルボキシル基を側鎖に持つレジストを塗布し、ベークを
行った後、電子線描画を行って、上記レジストに所定寸
法の開口部を形成する場合に、上記レジストを塗布する
前に、上記窒化シリコン膜の表面に波長180nm乃至2
20nmの紫外線を照射しているので、窒化シリコン膜上
に所定寸法のレジスト開口部を精度良く形成することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 窒化シリコン膜の表面に塗布したレジストに
開口部を形成した状態を示す図である。
【符号の説明】
1 GaAs基板 2 窒化シリコン膜 3 カルボキシル基を側鎖に持つレジスト 3a レジスト側壁 3b レジスト残渣 4 開口部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 窒化シリコン膜の表面にカルボキシル基
    を側鎖に持つレジストを塗布し、ベークを行った後、電
    子線描画を行って、上記レジストに所定寸法の開口部を
    形成するレジストパターン形成方法において、 上記レジストを塗布する前に、上記窒化シリコン膜の表
    面に波長180nm乃至220nmの紫外線を照射すること
    を特徴とするレジストパターン形成方法。
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JP3391763B2 (ja) 2000-03-03 2003-03-31 沖電気工業株式会社 マスクの製造方法
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