JP2722038B2 - 紙厚検出装置 - Google Patents

紙厚検出装置

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JP2722038B2
JP2722038B2 JP23416292A JP23416292A JP2722038B2 JP 2722038 B2 JP2722038 B2 JP 2722038B2 JP 23416292 A JP23416292 A JP 23416292A JP 23416292 A JP23416292 A JP 23416292A JP 2722038 B2 JP2722038 B2 JP 2722038B2
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文一 高橋
一男 伊藤
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宏作 北原
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Tamura Electric Works Ltd
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NIPPON DENKI DEETA KIKI KK
Tamura Electric Works Ltd
Nippon Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通帳等左右の頁の紙厚
が異なる記録媒体を印字する印字装置に採用される紙厚
検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の紙厚検出装置は、異な
る紙厚の記録媒体に当接する一対の検出棒と、この検出
棒により動作する一対の検出センサと、前記両検出棒を
記録媒体に当接させる方向に進出させ、かつ検出棒を初
期位置に退出させる一対の駆動手段とからなり、それぞ
れの駆動手段を駆動させてそれぞれの検出棒を進出させ
対応する記録媒体に当接するまで移動させ、この移動に
ともなって動作する前記検出センサにより、それぞれの
紙厚を検出している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上述した従
来の紙厚検出装置においては、それぞれの検出棒を駆動
する駆動手段を個別に設ける構造となっており、構造上
大型化すると共に、検出棒の進出および退出を同時にさ
せるために駆動手段を同期させる必要があり、制御命令
系統が複雑化する欠点がある。
【0004】したがって、本発明は、上記したような従
来の欠点に鑑みてなされたものであり、その目的とする
ところは、小型で、かつ制御命令系統を簡易化した紙厚
検出装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明に係る紙厚検出装置は、異なる紙厚の媒体に
当接する一対の検出棒と、この両検出棒のそれぞれによ
り動作する一対の紙厚検出センサと、前記両検出棒を媒
体に当接させる方向に付勢する付勢手段と、前記両検出
棒に係合し検出棒の媒体への当接方向の移動を阻止する
阻止部材と、前記両検出棒がそれぞれの媒体と当接する
まで前記阻止部材を駆動する駆動手段とから構成された
ものである。
【0006】
【作用】本発明においては、検出センサと、両検出棒を
媒体に当接させる方向に付勢すると共に、両検出棒に係
合し検出棒の媒体への当接方向の移動を阻止する阻止部
材を設け、両検出棒がそれぞれの媒体と当接するまで阻
止部材を駆動手段で駆動するようにしたので、阻止部材
の駆動は、1つの駆動手段で行える。
【0007】
【実施例】以下、本発明に係る印字装置の一実施例を図
に基づいて説明する。図1は本発明に係る印字装置の斜
視図、図2は同じく平面図、図3は同じく右側面図、図
4は同じく正面図、図5は同じく要部正面図である。こ
れらの図において、本発明に係る印字装置1は、基台2
上に搭載された紙ガイド板3、印字部10、一対のプラ
テン昇降機構20A、20B、一対のセンサ部80A、
80B、センサ昇降機構120、ソレノイド150、記
録媒体5の種別を検知するセンサS1〜S7および記録媒
体5の先端を検知するセンサS8 とから概略構成されて
いる。
【0008】紙ガイド板3は、印字装置1の前面側に、
その表面位置が後述するプラテン14の上端面と同一の
高さとなるように配設され、かつプラテン14の長手方
向に延在するようにして配設されており、左右に一対の
穴3A、3Bおよび3C(図1においては穴3Aおよび
3Cを省略)が穿設されている。
【0009】印字部10は、印字ヘッド11と印字ヘッ
ド11の直下に印字ヘッド11と間隙を有して配設され
たプラテン14とから構成され、印字ヘッド11の下端
には、カードホルダー12が設けられており、プラテン
14は、印字ヘッド11の行印字方向に2つに分割さ
れ、それぞれ固定プラテン15と摺動プラテン16とで
構成されている。固定プラテン15と摺動プラテン16
との突き当て面には、それぞれ凹陥部15aと突起16
aとが設けられており、凹陥部15aに突起16aが嵌
合することにより、プラテン14は合体する。凹陥部1
5aの凹陥量は突起16aの突出量よりも大に形成して
いるので、合体時に固定プラテン15と摺動プラテン1
6との突き当て面の上端縁が、隙間なく合体し、突き当
て面での印字品質の劣化が防止されるようになってい
る。固定プラテン15の底面には、一対のピン15bが
植設されている。(図4参照)
【0010】一対のプラテン昇降機構20A、20B
は、印字装置1の平面視において、中央から後面側の左
右に配設され、両昇降機構20A、20Bは、同一構
成、かつ同一動作を行うので、以下、一方の昇降機構2
0Aを詳細に説明する。このプラテン昇降機構20A
は、駆動用のステップモータ21Aと、モータギヤ23
A、一対の中間伝達部材25A、35Aおよび一対の被
駆動ギヤ45A、55Aからなる回転伝達系と、一対の
おねじ48A、58Aと、一対のめねじ49A、59A
と、一対のガイド板65とから概略構成されている。そ
れぞれ一対設けられた中間伝達部材25A、35A、被
駆動ギヤ45A、55A、おねじ48A、58A、めね
じ49A、59Aは、互いに同一構成、同一の動作を行
うので、以下、一方の構成を詳細に説明する。
【0011】モータ21Aは、基台2に固定され、出力
軸22Aには、モータギヤ23Aが固着されている。中
間伝達部材25Aは、プーリ26Aと中間ギヤ28Aと
からなり、プーリ26Aには、平面視において扇形状の
一対の長孔27Aが対向して設けられており、中間ギヤ
28Aには、厚み方向に厚肉状の円板29Aが一体に設
けられており、この円板29Aには、前記長孔27Aに
対応して一対のねじ穴30Aが設けられ、ねじ32Aを
長孔27aから挿入しねじ穴30Aに螺合することによ
り、プーリ26Aと中間ギヤ28Aとは一体化され、基
台2に立設されたシャフト33Aに軸着されている。
【0012】被駆動ギヤ45Aは、中間ギヤ28Aに歯
合し、基台2に固定された軸受部46Aに回転自在に支
持されており、この被駆動ギヤ45Aの中心には、上方
に立設したおねじ48Aが一体形成されている。前記モ
ータギヤ23Aとプーリ26Aにベルト24Aが張設さ
れることにより、モータ21Aの回転は、モータギヤ2
3A、中間伝達部材25Aおよび被駆動ギヤ45Aから
なる回転伝達系を経ておねじ48Aに減速伝達され、お
ねじ48を回転させる。おねじ48には、めねじ49A
が螺合しており、このめねじ49AはHカット状に形成
され、下面には、フランジ部50Aが一体形成されてい
る。
【0013】前記ベルト24Aは、テンションプーリ4
2Aを介して、他方の中間伝達部材35Aのプーリ36
Aに張設されており、モータ21Aの回転は、前述した
一方のおねじ48Aに伝達される減速回転と同一の減速
回転で、他方のおねじ58Aに伝達される。対向する一
対のガイド板65は、前記プラテン14の幅とほぼ同一
の長さを有する一対の段付きのコロ66によって離間保
持されており、下端2個所において、ガイド板65間に
前記めねじ49Aおよび59AのHカット部がそれぞれ
嵌合し、フランジ部50Aがガイド板65の下端面に係
合し、複数のガイドピン71により、前後方向の移動が
規制されて上下方向に移動自在とされている。
【0014】したがって、モータ21Aのどちらか一方
の回転、例えば正回転することにより、一対のおねじ4
8a、58aが図2中時計方向に回転し、この回転にと
もない、ガイド板65間にHカット部が嵌合して回り止
めがなされためねじ49A、59Aが、おねじ48a、
58aのピッチ方向に沿って上昇するので、フランジ部
50A、60Aに係合しているガイド板65が上昇す
る。前記他方の一対のおねじ48B、58Bにも、めね
じ49B、59Bが螺合しており、コロ69により離間
した他方の一対のガイド板68の下端2個所にめねじ4
9B、59BのHカット部が嵌合し、フランジ部50
B、60Bが下端面に係合しており、他方のモータ21
Bの正回転によりガイド板68が上昇する。
【0015】これらガイド板65、65および68、6
8間には、それぞれ固定プラテン15と摺動プラテン1
6が挿入され、固定プラテン15は、ピン15bが一対
のコロ66間に挟持されるようにして左右方向の摺動が
規制されコロ66に載置されガイド板65に固定されて
おり、摺動プラテン16はコロ69に載置されてガイド
板65に沿って左右に摺動自在となっている。このよう
にガイド板65および68に保持された固定プラテン1
5と摺動プラテン16とは、上述したようにガイド板6
5と68が上昇すると、これにともなって、上昇して前
記印字ヘッド11との間隙を調整されることとなる。ま
た、摺動プラテン16は、一対のガイド板68、68を
離間する一対のコロ69、69により支えられているの
で、その下端面は開放されている。
【0016】左右一対のセンサ部80A、80Bは、一
対の紙厚検出センサ83A、83Bと位置検出センサ9
0A、90Bと一対の検出棒100A、100Bとから
概略構成されており、これら一対の構成部品は互いに同
一構成、同一の動作を行うので、以下、一方の構成を詳
細に説明する。紙厚検出センサ83Aは、ブラケット8
1Aを介して前記一対のガイド板65の一方の側面部に
固定され、作動杆84Aはブラケット81Aに植設され
たシャフト87Aに回動自在に支持されスプリング88
Aにより図3中反時計方向の回動習性が付与されてお
り、紙厚検出センサ83AをON、OFFさせる。
【0017】位置検出センサ90Aは、ブラケット94
Aを介して基台2に固定され、作動杆91Aはブラケッ
ト94Aに植設されたシャフト95Aに回動自在に支持
されスプリング96Aにより図3中反時計方向の回動習
性が付与されており、一端に前記ブラケット81Aの係
合部82Aが係合し、位置検出センサ90AをON、O
FFさせる。
【0018】検出棒100Aは、段部102Aを有し、
基台2にねじ部106Aがナット107Aにより締結固
定されたシリンダー104A内の中空部に挿入され、下
端部に埋設された圧縮スプリング105Aにより、上方
に突出習性が付与され、前記紙ガイド3の穴3Aから突
出可能とされており、側面には、前記紙厚検出センサ8
3Aの作動杆84Aの一端に係合するピン101Aが設
けられており、段部102Aに植設されたピン109A
によりシリンダー104A内での回り止めがなされてい
る。
【0019】そして、一対の検出棒100A、100B
は、それぞれ前記固定プラテン15と摺動プラテン16
の長手方向中央に対応した位置に配設されている。紙ガ
イド3の上方の検出棒100Aに対応する位置には、下
端部が前記印字ヘッド11のカードホルダー12と同一
高さに位置するベアリング110Aが、シャフト111
に軸着されている。
【0020】センサ昇降機構120は、紙厚検出用のス
テップモータ122と、出力軸123に固着されたモー
タギヤ124と、これと噛合する被駆動ギヤ126と、
被駆動ギヤ126の中央に一体形成されて立設したおね
じ128と、これと螺合するめねじ130と、平板状の
規制板140とから概略構成されている。被駆動ギヤ1
26は、基台2に固定された軸受部127に回転自在に
支持され、この被駆動ギヤ126には、おねじ128の
周りに円筒状のストッパ129が突設されている。
【0021】めねじ130は、平面視においてHカット
状に形成されており、上部にフランジ部131が一体形
成されている。規制板140の中央には、めねじ130
の外形と同形状で長手方向に遊びを有するHカット状の
穴141が穿設され、両端に前記一対の検出棒100
A、100Bを挟持するようにして段部102A、10
2Bにそれぞれ係合する二対の係合部142A、142
Aおよび142B、142Bが設けられており、めねじ
130が穴141に嵌合し、フランジ部131が規制板
140の上面部と係合して、規制板140はめねじ13
0に支持されている。
【0022】したがって、めねじ130に支持された規
制板140は、両端の係合部142A、142Bが、検
出棒100A、100Bの上方の突出習性により、段部
102A、102Bで上方に押し上げられ、中央で、め
ねじ130のフランジ部131により、上方への移動が
規制されているので、上下方向において、段部102
A、102Bとフランジ部131とで挟持されており、
規制板140の二対の係合部142A、142Aおよび
142B、142Bが、それぞれ検出棒100A、10
0Bを規制板140の両端で挟持しているので、規制板
140は回り止めがなされている。
【0023】そして、ステップモータ122の正回転に
より、おねじ128が図2中時計方向に回転すると、そ
れぞれHカット状に形成されためねじ130と穴141
との嵌合により規制板140で回り止めがなされている
めねじ130は、おねじ128のピッチ方向に沿って上
昇し、これにともない規制板140も上昇し、検出棒1
00A、100Bも圧縮スプリング105A、105B
の付勢力によりめねじ130の上昇に随伴して上昇す
る。
【0024】上昇したそれぞれの検出棒100A、10
0Bは、紙ガイド3の穴3A、3Bから突出し、厚みの
異なる記録媒体5a、5bとに当接し、記録媒体5a、
5bをベアリング110A、110Bとで挟持して、上
昇が停止する。一方、モータ122は、検出棒100
A、110Bがベアリング110A、110Bに当接す
る高さまで規制板140を上昇させるので、薄い方の記
録媒体5aに検出棒100Aが当接してもしばらく回転
してから停止する。
【0025】モータ122を逆回転させると、規制板1
40が下降し、係合部142A、142Bが段部102
A、102Bを下方に押圧することにより、圧縮スプリ
ング105A、105Bの付勢力に抗して、両検出棒1
00A、100Bを下降させる。このように、一対の検
出棒100A、100Bを一つの規制部材で昇降を規制
するようにしたので、規制部材の駆動源であるモータ1
22も一つで済み、このため、機構を大型化することも
なくなると共に、両検出棒100A、100Bの昇降を
同期させる必要もなく、複雑な制御系統が不要となる。
【0026】ソレノイド150は、前記摺動プラテン1
6の中央直下に位置するようして基台2の下面に、ブラ
ケット150aを介して固定されており、このソレノイ
ド150に進退自在なプランジャー151には、係合レ
バー154の一端がピン結合されて連結されている。こ
の係合レバー154は、基台2に固定されたブラケット
152に横架されたシャフト153に軸着されてこのシ
ャフト153を中心として揺動自在に支持され、基台2
に穿設された窓158から他端が内部に挿入され、この
他端に植設したピン155を介して、摺動プラテン16
の底面部に固定した取付けブラケット156に連結され
ている。
【0027】摺動プラテン16の底面部と基台2との間
には、圧縮スプリング160が介装され、摺動プラテン
16は、常時、図4中右方向、すなわち、固定プラテン
15方向に付勢されている。ソレノイド150を作動さ
せて、プランジャー151を右方向に移動させると、係
合レバー154がシャフト153を中心として反時計方
向に回動し、これにともない、摺動プラテン16がスプ
リング160に抗して左方向に移動して、固定プラテン
15から分離する。
【0028】このとき、摺動プラテン16の下方は、開
放状態となっているので、摺動プラテン16の移動にと
もなって移動する係合レバー154およびスプリング1
60が当接するものはない。このように、ソレノイド1
50を移動させる摺動プラテンの直下に配設して、複雑
なリンク機構を介さずに、係合レバー154のみで動作
させるようにしたので、機構が大型化せずに、かつプラ
ンジャー154の動作力が低減されずに摺動プラテンに
伝達され、しかも復帰は圧縮スプリング160で行うよ
うしたので、ソレノイド150は小型化を図ることが可
能となる。
【0029】記録媒体の種別を検知する検知手段は、記
録媒体5の種別を検知するセンサS1からS7と、記録媒
体5の先端を検知するセンサS8 とからなり、記録媒体
5の有無を検知するセンサS1 は、記録媒体5の図示し
ない受台上に穿設された窓から露呈して配設されてい
る。記録媒体幅を検知するセンサ群S2からS7は、印字
装置1の前面側の搬送路7の右側面に立設された記録媒
体基準ガイド8に対して、長手方向の同一線上に配列さ
れるようにして、図示しない搬送板上に穿設された窓か
ら露呈して配設されている。さらに、センサ昇降機構1
20の近傍の紙ガイド板3上に穿設された窓から露呈し
て記録媒体5の先端を検知するセンサS8が配設されて
いる。これらS1からS7およびS8は、搬送路7を挟む
一対の発光素子および受光素子で構成されている。
【0030】以下、記録媒体5の種別を検知して通帳を
印字するときの紙厚検出動作を説明する。まず、記録媒
体5を図示しない記録媒体の受台に記録媒体基準ガイド
8に当接させて載置すると、センサS1 がONして記録
媒体5の存在を検知し、これによって図示しない搬送用
駆動モータがONして図示しない搬送手段により記録媒
体5が印字装置1の前面側から矢印C方向に搬送され
る。搬送される記録媒体5は、搬送途中で記録媒体幅セ
ンサS2からS7のONした数により幅が検知される。
(例えば、通帳の場合S2からS5がONし、S6 および
7はOFF状態となっている。)また、記録媒体5の
有無を検知するS1が再びOFFするまでの搬送用駆動
モータのステップ数に基づき記録媒体5の長さが認識さ
れる。これら認識された幅と長さは、あらかじめ装置内
の制御部に設定したテーブルと比較されて、記録媒体5
の種別が決定される。
【0031】さらに、記録媒体5が搬送されると、記録
媒体5の先端をセンサS8 が検知しここから記録媒体5
は、所定量搬送されて紙ガイド板3上の所定位置で停止
する。ここで、既に記録媒体5の種別を左右の頁で厚み
の異なる通帳と判別していると、ソレノイド150に信
号が送出され、ソレノイド150を作動させる。ソレノ
イド150は作動すると、図6(a)に示すように、プ
ランジャー151が図中右方向に移動し、これにともな
い、係合レバー154がシャフト153を中心として反
時計方向に回動し、摺動プラテン16を圧縮スプリング
160の付勢力に抗して、左方向に摺動させて、固定プ
ラテン15から分離する。
【0032】この状態で、記録媒体5の中央部の綴じ込
み部5cが、両プラテン15と16との分割隙間に嵌入
し、紙厚が厚い方の記録媒体5bが摺動プラテン16
に、紙厚が薄い方の記録媒体5aが固定プラテン15に
それぞれ載置される。次に、紙厚検出用のステップモー
タ122をMステップ正回転動作させ、規制板140を
上昇させる。この規制板140の上昇により、上方への
移動が解除された一対の検出棒100A、100Bが徐
々に上昇し始め、それぞれの記録媒体5aと5bとの紙
厚に応じて上昇して、先に、一方の検出棒100Bの先
端部が厚い方の記録媒体5bに当接して、ベアリング1
10Bと記録媒体5bを挟持して、上昇を停止する。次
に、他方の検出棒100Aの先端部が薄い方の記録媒体
5aに当接して、ベアリング110Aと記録媒体5aを
挟持して、上昇を停止する。
【0033】検出棒100Bの上昇により、図7(a)
に示すように、ピン101Bが作動杆84Bを時計方向
に回動させ固定プラテン側の紙厚検出センサ83BをO
Nさせる。同様に、検出棒100Aの上昇により、図7
(b)に示すように、ピン101Aが作動杆84Aを時
計方向に回動させ摺動プラテン側の紙厚検出センサ83
AをONさせる。
【0034】紙厚検出センサ83BがONすると、プラ
テン昇降機構20Bの駆動モータ21Bが回転し、摺動
プラテン16が上昇し始め、モータ21BがN1 ステッ
プ回転して、検出棒100Bの上昇量と同じ量上昇する
と、図7(c)に示すように、作動杆84Bが初期位置
に復帰して紙厚検出センサ83BがOFFとなり、駆動
モータ21Bの駆動が停止して、摺動プラテン16の上
昇が停止する。このとき、摺動プラテン16の上端面と
検出棒100Bの上端面が同一の高さに位置するので、
摺動プラテン16の上端面とカードホルダー12とで、
記録媒体5bを挟持できる状態とする。
【0035】同様に、紙厚検出センサ83AがONする
と、プラテン昇降機構20Aの駆動モータ21Aが回転
し、固定プラテン15が上昇し始め、モータ21AがN
2 ステップ回転して、検出棒100Aの上昇量と同じ量
上昇すると、図7(d)に示すように、作動杆84Aが
初期位置に復帰して紙厚検出センサ83AがOFFとな
り、駆動モータ21Aの駆動が停止して、固定プラテン
15の上昇が停止する。このとき、固定プラテン15の
上端面と検出棒100Aの上端面が同一の高さに位置す
るので、固定プラテン15の上端面とカードホルダー1
2とで、記録媒体5aを挟持できる状態とする。
【0036】そして、紙厚検出センサ83Bおよび紙厚
検出センサ83AがOFFすると、センサ昇降機構12
0の駆動モータ122を、Mステップ逆回転させ、規制
板140を初期位置に下降させると共に、両検出棒10
0A、100Bを下降させて初期位置に復帰させる。こ
の状態で、厚みの異なる記録媒体5a、5bは、両プラ
テン15、16により印字面が同一高さに位置し、印字
ヘッド11による印字動作が行われる。
【0037】印字動作終了後、両プラテン昇降機構20
A、20Bの両駆動モータ21A、21Bを、上昇した
ステップ数、すなわち、それぞれN2、N1分逆回転ステ
ップさせ、両プラテン15、16を下降させる。その
後、駆動モータ21Aを、一旦、さらに逆回転させて固
定プラテン15を下降させ、これにより位置検出センサ
90Aの作動杆91Aを係合部82Aで揺動させ位置検
出センサ90AをONさせたのち、さらに数ステップ逆
回転させ、図8(a)に示すような状態とし、しかるの
ち、駆動モータ21Aを正回転させて、位置検出センサ
90Aを再びOFFとした時点で駆動モータ21Aを停
止させて、同図(b)に示すように固定プラテン15を
初期位置に停止させる。
【0038】このような動作により、再び駆動モータ2
1Aを正回転させて、固定プラテン15を上昇させる際
に、回転伝達系を構成する中間ギヤ26A、被駆動ギヤ
45A等の噛み合いのバックラッシが除去されて、固定
プラテン15の上昇停止位置を精度よく行うことが可能
となる。同様な動作は、摺動プラテン16側の駆動モー
タ21Bでも行われることは勿論である。
【0039】また、固定プラテン15と摺動プラテン1
6との高さを同一とするための微調整が、位置検出セン
サ90A、90BをOFFとしたのちに行われ、このと
きの補正量は、あらかじめ組立時設定した補正量が印字
装置1の図示しない制御部にデータとして保管されてい
る。両プラテン15、16が高さを同一として初期位置
に復帰すると、ソレノイド150の作動が停止して、摺
動プラテン16はスプリング160により摺動して、固
定プラテン15と合体する。
【0040】次に、単票等の厚みが均一な記録媒体を印
字する場合には、記録媒体の種別を検知する検知手段
で、記録媒体5の幅と長さを検知し、単票と識別される
と、ソレノイド150には信号が送出されず、ソレノイ
ド150は作動せずに、固定プラテン15と摺動プラテ
ン16とは合体したままの状態を保持している。この状
態で、センサ昇降機構120が動作して、上述した通帳
の時と同様に紙厚検出を行い、次にプラテン昇降機構2
0A、20Bを作動させて、プラテン14を上昇させ記
録媒体5を印字ヘッド11のカードホルダー12と共に
挟持する。このとき、両昇降機構20A、20Bは同期
して作動するので、合体されたプラテン14は円滑に上
昇する。印字終了後、プラテン14が初期位置に復帰す
る動作は上述した通帳のときと同様である。
【0041】次に、組立時おける両プラテン15、16
の高さ調整の方法を説明する。プラテン昇降機構20
A、20Bを組立てたのちに、ねじ32Aをねじ穴30
Aから外してプーリ26Aと中間ギヤ28Aとを分離
し、被駆動ギヤ45Aとモータ21Aとの回転伝達系を
遮断する。この状態では、被駆動ギヤ45Aには、モー
タ21A側の負荷トルクがかからないので、被駆動ギヤ
45Aを独立に自由に回転させることができ、同様に、
残りの被駆動ギヤ55A、45Bおよび55Bも独立に
自由に回転させるようにして、これにより固定プラテン
15、16の印字ヘッド11の印字行方向との平行度を
および相互の高さ方向の調整を行う。
【0042】調整後は、ねじ32Aを長孔27Aに沿っ
て摺動させて、調整のために回動させた円盤29Aのね
じ穴30Aに位置させることにより、ベルト24Aを介
してモータ21Aの負荷トルクが加わっているプーリ2
6Aを回動させることなく、プーリ26Aと中間ギヤ2
8Aとをねじ32Aで一体化することができる。このよ
うに、モータ21Aと被駆動ギヤ45Aとの間の回転伝
達系を分離、結合自在とすることにより、組立後にプラ
テンの高さ調整が可能となり、このため、組立時におけ
る調整を分離することによる組立の簡易化を図ることが
できると共に、精度の高いプラテンの高さ調整が可能と
なる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、異
なる紙厚の媒体に当接する一対の検出棒と、この両検出
棒のそれぞれにより動作する一対の紙厚検出センサと、
前記両検出棒を媒体に当接させる方向に付勢する付勢手
段と、前記両検出棒に係合し検出棒の媒体への当接方向
の移動を阻止する阻止部材と、前記両検出棒がそれぞれ
の媒体と当接するまで前記阻止部材を駆動する駆動手段
とから構成されているので、両検出棒は、1つの阻止部
材で媒体への当接方向の移動を阻止することができ、こ
のため、この阻止部材を駆動する駆動手段も1つで行う
ことができるので、構造上小型化を達成できると共に、
駆動手段への制御命令系統も簡易化を図ることが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る紙厚検出装置を採用した印字装置
の斜視図である。
【図2】本発明に係る紙厚検出装置を採用した印字装置
の平面図である。
【図3】本発明に係る紙厚検出装置を採用した印字装置
の右側面図である。
【図4】本発明に係る紙厚検出装置を採用した印字装置
の正面図である。
【図5】本発明に係る紙厚検出装置の正面図である。
【図6】本発明に係る紙厚検出装置を採用した印字装置
における通帳印字時の動作を示す正面図である。
【図7】本発明に係る紙厚検出装置を採用した印字装置
における通帳の紙厚検出動作を示す側面図で、(a)お
よび(b)は検出棒による紙厚の検出動作を示し、
(c)および(d)はプラテンの動作を示す図である。
【図8】本発明に係る紙厚検出装置を採用した印字装置
におけるプラテンの初期位置復帰の動作を示す側面図で
ある。
【符号の説明】
1 印字装置 10 印字部 11 印字ヘッド 14 プラテン 20A プラテン昇降機構 20B プラテン昇降機構 25A 中間伝達部材 25B 中間伝達部材 80A センサ部 80B センサ部 100A 検出棒 100B 検出棒 120 センサ昇降機構 140 規制板 150 ソレノイド
フロントページの続き (72)発明者 伊藤 一男 東京都目黒区下目黒二丁目2番3号 株 式会社田村電機製作所内 (72)発明者 井上 裕靖 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気 株式会社内 (72)発明者 北原 宏作 東京都調布市上石原三丁目四九番地一 日本電気データ機器株式会社内

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異なる紙厚の媒体に当接する一対の検出
    棒と、この両検出棒のそれぞれにより動作する一対の紙
    厚検出センサと、前記両検出棒を媒体に当接させる方向
    に付勢する付勢手段と、前記両検出棒に係合し検出棒の
    媒体への当接方向の移動を阻止する阻止部材と、前記両
    検出棒がそれぞれの媒体と当接するまで前記阻止部材を
    駆動する駆動手段とから構成されたことを特徴とする紙
    厚検出装置。
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