JP2722033B2 - 磁気カード処理装置 - Google Patents

磁気カード処理装置

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JP2722033B2
JP2722033B2 JP4091486A JP9148692A JP2722033B2 JP 2722033 B2 JP2722033 B2 JP 2722033B2 JP 4091486 A JP4091486 A JP 4091486A JP 9148692 A JP9148692 A JP 9148692A JP 2722033 B2 JP2722033 B2 JP 2722033B2
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magnetic card
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recorded
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正人 三澤
大塚  博
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Tamura Electric Works Ltd
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Tamura Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気カードへのデータ
の記録及び磁気カードに記録されたデータの読み取りを
う磁気カード処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、磁気カードへデータを記録する場
合は、FM記録やPM記録等の記録方式にしたがって記
録するようにしている。そして、これらの各記録方式に
おいて磁気カードに記録されるデータは、いずれも等間
隔のピッチで記録されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、データ
を磁気カード上に等間隔で記録し、この記録されたデー
タを読み取った場合、記録されたデータの「1」,
「0」が容易に判定され、この結果磁気カードが第3者
により故意に書き換えられるという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために本発明は、ランダムなパルス信号を発生するラ
ンダムパルス発生回路と、このランダムパルス信号に基
づいてデータ及びデータの読み出しの時期を指示するタ
イミングデータを磁気カードへ記録する記録手段とを備
えたものである。また、上記タイミングデータに基づい
てデータの読み出しを行う読出段を備えたものであ
る。
【0005】
【作用】ランダムパルス信号に基づいてデータ及びデー
タの読み出しの時期を指示するタイミングデータが記録
されると共に、このタイミングデータに基づいてデータ
の読み出しが行われる。
【0006】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。図1は、本発明に係る磁気カード処理装置の第1の
実施例を示すブロック図である。同図において、1はラ
ンダムなパルス信号を発生するランダムパルス発生回
路、2,3は記録回路、4,5は磁気カードへ情報を記
録する記録ヘッド、6はCPU、7,8は再生回路、
9,10は磁気カードの情報を再生する再生ヘッドであ
る。
【0007】この装置によりデータが記録される磁気カ
ードには、データを記録するデータトラックとデータの
読みだしタイミングデータを記録するタイミングトラッ
クとが設けられており、磁気カードにデータを記録する
場合は、ランダムパルス発生回路1により出力されるラ
ンダムパルス信号に基づいてデータを記録する。即ち、
磁気カードが所定の記録位置まで搬送され、ランダムパ
ルス発生回路1からランダムパルス信号が出力される
と、このランダムパルス信号は記録回路2及びCPU6
の双方へ送出される。この場合、記録回路2はこのラン
ダムパルス信号に同期して記録ヘッド4を駆動し、磁気
カードのタイミングトラック上にタイミングビットを記
録させる。一方、CPU6は、ランダムパルス信号を受
信すると記録回路3へデータを送出し記録ヘッド5によ
りデータビットを磁気カードのデータトラック上に記録
させる。
【0008】このようにして磁気カードに記録されたデ
ータビット及びタイミングビットを読みだす場合は、そ
れぞれ再生ヘッド9,10により再生すると共に、これ
らの再生信号を再生回路7,8で波形整形して入力す
る。なお、データの記録や再生を行う場合には磁気カー
ドは一定速度で搬送される。図3は、こうして再生され
たデータビット及びタイミングビットの波形図であり、
同図の(a)はデータビットを、また同図の(b)はタ
イミングビットを示している。そして再生されたデータ
ビットを入力する場合、CPU6は、再生回路8を介し
てタイミングビットを常時監視しており、タイミングビ
ットが立ち下がると、このときのデータビットを再生回
路7を介して入力し、このデータビットの「1」,
「0」を入力する。こうしてタイミングビットの立ち下
がり毎に順次データビットが入力され、図3の例では
「101000101」というデータがメモリへ記憶さ
れる。このように、磁気カードにデータトラック及びタ
イミングトラックを設け、ランダムパルス信号に基づい
て上記各トラックにデータ及びタイミングビットを記録
すると共に、データの読みだし時には記録されたタイミ
ングビットに基づいて読みだすようにしたものである。
【0009】次に図2は本発明の第2の実施例を示すブ
ロック図であり、上記第1の実施例装置の構成におい
て、記録回路3、記録ヘッド5、再生回路8及び再生ヘ
ッド10を省略したものである。この実施例の場合は、
磁気カード上には2つのトラックを設けずに、1つのト
ラックの中にデータの読みだしタイミングを指示するタ
イミングビットと実際のデータとを記録するようにして
いる。即ち図4は、このようなトラックの構成を示す図
であり、20はタイミングデータ部、30はデータ部で
ある。このタイミングデータ部20には時間的に等間隔
でタイミングデータが記録され、このタイミングデータ
は、例えば「Xμs後にデータ部30のビットを読みだ
せ」という時間Xを規定するデータであり、この時間は
データ部30のデータの第1ビットから第nビットのそ
れぞれに対しランダムな時間である。したがって、デー
タ部30に記録されるデータは、時間的に等間隔ではな
く、不定間隔で記録されることになる。
【0010】即ちCPU6は、初めに一定時間毎に、上
記データ部30へ記録されるデータの第1ビットから第
nビットのまでのデータビットの読みだし時期を指示す
るランダムな時間データを記録回路2へ送出し、記録ヘ
ッド4を介してタイミングデータ部20へ記録させる。
そして、この時間データの記録終了後は、上記各時間デ
ータと対応するタイミングでランダムパルス発生回路1
から発生するランダムパルスを入力すると共に、このラ
ンダムパルスと同期してデータの各ビットを順次データ
部30へ記録する。
【0011】このようにして磁気カードのデータ部30
に記録されたデータの読み出しを行う場合は、まず、再
生ヘッド9及び再生回路7を介してタイミングデータ部
20から全ての時間データを読み出し、この読み出され
た各時間データにより指示されるタイミングで以降に続
くデータ部30の第1ビットから順次データの読みだし
が行われる。なお、本実施例の場合も磁気カードの搬送
は同様に一定速度で行われる。このように、データの読
みだしのタイミングを指示する時間データを、等時間間
隔で記録すると共に、その後に続くデータの記録は上記
時間データで示されるランダムな時間毎に記録し、また
データの再生も上記時間データのタイミングで実行する
ようにしたものである。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、ランダム
パルス信号に基づいてデータ及びデータの読み出しの時
期を指示するタイミングデータを記録すると共に、この
タイミングデータに基づいてデータを読み出すようにし
たので、磁気カードに記録されたデータの第3者による
解読が困難になり、この結果データの故意の書換が阻止
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る磁気カード処理装置の第1の実施
例を示すブロック図である。
【図2】本発明の第2の実施例を示すブロック図であ
る。
【図3】上記第1の実施例装置により記録されたデータ
の再生波形図である。
【図4】上記第2の実施例装置によるデータの記録状況
を示す図である。
【符号の説明】
1 ランダムパルス発生回路 2,3 記録回路 4,5 記録ヘッド 6 CPU 7,8 再生回路 9,10 再生ヘッド

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定速度で搬送される磁気カードへデー
    タを記録する磁気カード処理装置において、 ランダムなパルス信号を発生するランダムパルス発生回
    路と、このランダムパルス信号に基づいて前記データ及
    び前記データの読み出しの時期を指示するタイミングデ
    ータを前記磁気カードへ記録する記録手段とを備えたこ
    とを特徴とする磁気カード処理装置
  2. 【請求項2】 請求項1記載の磁気カード処理装置にお
    いて、記タイミングデータに基づいて前記データの読み出し
    を行う読出段を備えたことを特徴とする磁気カード
    理装置
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