JP2721818B2 - 配線用遮断器 - Google Patents
配線用遮断器Info
- Publication number
- JP2721818B2 JP2721818B2 JP7158903A JP15890395A JP2721818B2 JP 2721818 B2 JP2721818 B2 JP 2721818B2 JP 7158903 A JP7158903 A JP 7158903A JP 15890395 A JP15890395 A JP 15890395A JP 2721818 B2 JP2721818 B2 JP 2721818B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- conductive plate
- arc current
- circuit breaker
- stranded wire
- wiring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Breakers (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、接触子とバイメタル等
とを接続するより線を備えた配線用遮断器の改良に関す
るものである。
とを接続するより線を備えた配線用遮断器の改良に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】一般に配線用遮断器の内部には電路の一
部としてより線が使われており、図4においては可動接
触子1とバイメタル2等との間を接続する可撓性のある
より線3が、ゆとりを持たせて設けられている。ところ
がこのより線3は、配線用遮断の開閉動作等によって可
動接触子1がバイメタル2側に動いたときに上方に押し
上げられ、機構部を構成するクレドル等にはさまってし
まうことがあった。このようなはさみ込みが起こるとそ
の部分のより線3が損傷し、開閉動作を繰り返すうちに
より線3が切れてしまうおそれがあった。
部としてより線が使われており、図4においては可動接
触子1とバイメタル2等との間を接続する可撓性のある
より線3が、ゆとりを持たせて設けられている。ところ
がこのより線3は、配線用遮断の開閉動作等によって可
動接触子1がバイメタル2側に動いたときに上方に押し
上げられ、機構部を構成するクレドル等にはさまってし
まうことがあった。このようなはさみ込みが起こるとそ
の部分のより線3が損傷し、開閉動作を繰り返すうちに
より線3が切れてしまうおそれがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した従来
の問題点を解決して、電路を構成するより線が機構部に
はさまることがないようにした配線用遮断器を提供する
ためになされたものである。
の問題点を解決して、電路を構成するより線が機構部に
はさまることがないようにした配線用遮断器を提供する
ためになされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明の配線用遮断器は、接触子とバイメ
タル等とを接続するより線を、ケース内に固定されたア
ーク電流通路用導電板によって押さえて、より線が機構
部にはさまることを防止したことを特徴とするものであ
る。
めになされた本発明の配線用遮断器は、接触子とバイメ
タル等とを接続するより線を、ケース内に固定されたア
ーク電流通路用導電板によって押さえて、より線が機構
部にはさまることを防止したことを特徴とするものであ
る。
【0005】
【作用】本発明によれば、より線をアーク電流通路用導
電板によって押さえたので、電路を構成するより線が機
構部にはさままることがなくなり、より線切れのおそれ
をなくすることができる。また本発明によれば、アーク
電流通路用導電板と端子との接続をより線によって行え
るので、アーク電流通路用導電板の組み込み構造が簡単
となる利点もある。
電板によって押さえたので、電路を構成するより線が機
構部にはさままることがなくなり、より線切れのおそれ
をなくすることができる。また本発明によれば、アーク
電流通路用導電板と端子との接続をより線によって行え
るので、アーク電流通路用導電板の組み込み構造が簡単
となる利点もある。
【0006】
【実施例】以下に本発明を図示の実施例によって更に詳
細に説明する。図1、図2は本発明の実施例を示すもの
であり、1は可動接触子、2はバイメタル、3はこれら
の可動接触子1とバイメタル2との間を接続する可撓性
のあるより線である。このより線3は、可動接触子1の
開閉動作を支障なく行なわせることができるように、ゆ
とりを持たせて設けられている。
細に説明する。図1、図2は本発明の実施例を示すもの
であり、1は可動接触子、2はバイメタル、3はこれら
の可動接触子1とバイメタル2との間を接続する可撓性
のあるより線である。このより線3は、可動接触子1の
開閉動作を支障なく行なわせることができるように、ゆ
とりを持たせて設けられている。
【0007】4は固定接点5側からケース6の底面に沿
って延びるアークランナーであり、7はこのアークラン
ナー4の上方に平行に設けられたアーク電流通電用導電
板である。これらの部材は、可動接触子1の先端の可動
接点8が固定接点5から離れた瞬間に生じるアークを吸
収する役割を果たすためのものである。
って延びるアークランナーであり、7はこのアークラン
ナー4の上方に平行に設けられたアーク電流通電用導電
板である。これらの部材は、可動接触子1の先端の可動
接点8が固定接点5から離れた瞬間に生じるアークを吸
収する役割を果たすためのものである。
【0008】本発明においては、このアーク電流通電用
導電板7に図2のように形成された係合部9により線3
のほぼ中央部を引っ掛けるように係合させ、可動接触子
1が開閉動作を行なったときにもより線3が機構部を構
成するクレドル等にはさまることを防止している。これ
により、従来のようなより線3の切断を防止することが
できる。
導電板7に図2のように形成された係合部9により線3
のほぼ中央部を引っ掛けるように係合させ、可動接触子
1が開閉動作を行なったときにもより線3が機構部を構
成するクレドル等にはさまることを防止している。これ
により、従来のようなより線3の切断を防止することが
できる。
【0009】このアーク電流通電用導電板7は当然なが
ら電線接続用端子10に電気的に接続されている必要があ
る。そこで従来はアーク電流通電用導電板7の端部を図
4のように上方に伸ばし、固定用のねじ11等によって固
定していたのであるが、本発明によればより線3を介し
てアーク電流通電用導電板7と電線接続用端子10を電気
的に接続しているため、単にアーク電流通電用導電板7
をケース6に取り付けるだけでよい。このため、従来の
ような複雑な取付け構造を必要としない利点がある。
ら電線接続用端子10に電気的に接続されている必要があ
る。そこで従来はアーク電流通電用導電板7の端部を図
4のように上方に伸ばし、固定用のねじ11等によって固
定していたのであるが、本発明によればより線3を介し
てアーク電流通電用導電板7と電線接続用端子10を電気
的に接続しているため、単にアーク電流通電用導電板7
をケース6に取り付けるだけでよい。このため、従来の
ような複雑な取付け構造を必要としない利点がある。
【0010】アーク電流通電用導電板7の係合部9は、
アーク電流の向きが図1の矢印で示すようにアークラン
ナ4と逆向きに流れるような箇所に設けられるのが好ま
しく、実施例ではアーク電流通電用導電板7の可動接触
子1に近い端部に形成してある。このような構造とすれ
ば、アークがより伸長してアーク電圧が向上する効果が
ある。またアーク電流通電用導電板7をニクロム等の高
抵抗材料により形成することにより、更にアーク電圧が
向上し、限流効果を高めることができる。
アーク電流の向きが図1の矢印で示すようにアークラン
ナ4と逆向きに流れるような箇所に設けられるのが好ま
しく、実施例ではアーク電流通電用導電板7の可動接触
子1に近い端部に形成してある。このような構造とすれ
ば、アークがより伸長してアーク電圧が向上する効果が
ある。またアーク電流通電用導電板7をニクロム等の高
抵抗材料により形成することにより、更にアーク電圧が
向上し、限流効果を高めることができる。
【0011】更に図3に示すように、このより線3の係
止部9を持つアーク電流通電用導電板7を瞬時ヨーク12
と一体化すれば、部品点数が減少して構成をより簡素化
することが可能となる。これにより組み立て性が向上
し、工程削減を図ることができる。
止部9を持つアーク電流通電用導電板7を瞬時ヨーク12
と一体化すれば、部品点数が減少して構成をより簡素化
することが可能となる。これにより組み立て性が向上
し、工程削減を図ることができる。
【0012】
【0013】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれば
電路を構成するより線が機構部にはさまれることがな
く、より線の切断を防止することができる。またアーク
電流通電用導電板によってより線を係止する構造とした
ことにより、全体の構造を簡素化することができる利点
もある。
電路を構成するより線が機構部にはさまれることがな
く、より線の切断を防止することができる。またアーク
電流通電用導電板によってより線を係止する構造とした
ことにより、全体の構造を簡素化することができる利点
もある。
【図1】本発明の実施例を示す断面図である。
【図2】本発明の実施例の要部を示す斜視図である。
【図3】本発明の他の実施例を示す断面図である。
【図4】従来例を示す断面図である。
1 可動接触子 2 バイメタル 3 より線 4 アークランナー 5 固定接点 6 ケース 7 アーク電流通電用導電板 8 可動接点 9 係合部 10 電線接続用端子 11 固定用のねじ 12 瞬時ヨーク
Claims (4)
- 【請求項1】 電路を構成するより線を、ケース内に固
定されたアーク電流通路用導電板によって押さえ、より
線が機構部にはさまることを防止したことを特徴とする
配線用遮断器。 - 【請求項2】 アーク電流通路用導電板の可動接触子に
近い端部に、より線との係合部を設けた請求項1に記載
の配線用遮断器。 - 【請求項3】 アーク電流通路用導電板をニクロム等の
高抵抗材料により形成した請求項1に記載の配線用遮断
器。 - 【請求項4】 アーク電流通路用導電板を瞬時ヨークと
一体化した請求項1に記載の配線用遮断器。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7158903A JP2721818B2 (ja) | 1995-06-26 | 1995-06-26 | 配線用遮断器 |
TW085104909A TW340949B (en) | 1995-06-26 | 1996-04-24 | Wiring breaker |
KR1019960018331A KR100202070B1 (ko) | 1995-06-26 | 1996-05-28 | 배선용 차단기 |
CN96108351A CN1044051C (zh) | 1995-06-26 | 1996-06-25 | 配电断路器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7158903A JP2721818B2 (ja) | 1995-06-26 | 1995-06-26 | 配線用遮断器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH097488A JPH097488A (ja) | 1997-01-10 |
JP2721818B2 true JP2721818B2 (ja) | 1998-03-04 |
Family
ID=15681887
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7158903A Expired - Lifetime JP2721818B2 (ja) | 1995-06-26 | 1995-06-26 | 配線用遮断器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2721818B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4507944B2 (ja) * | 2005-03-29 | 2010-07-21 | 三菱電機株式会社 | 漏電遮断器 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0414347U (ja) * | 1990-05-28 | 1992-02-05 |
-
1995
- 1995-06-26 JP JP7158903A patent/JP2721818B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH097488A (ja) | 1997-01-10 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19971111 |