JP2720303B2 - 単結晶引上げ用Si融液の酸素濃度制御方法 - Google Patents

単結晶引上げ用Si融液の酸素濃度制御方法

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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、Si融液表面の酸素濃
度を適正に維持し、単結晶の酸素濃度を制御方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】融液から単結晶を育成する代表的な方法
として、チョクラルスキー法がある。チョクラルスキー
方法では、図1に示すように密閉容器1の内部に配置し
たルツボ2を、回転及び昇降可能にサポート3で支持す
る。ルツボ2の外周には、ヒータ4及び保温材5が同心
円状に設けられ、ルツボ2に収容した原料をヒータ4で
集中的に加熱し、融液6を調製する。融液6は、単結晶
成長に好適な温度に維持される。融液6に種結晶7を接
触させ、種結晶7の結晶方位を倣った単結晶8を成長さ
せる。種結晶7は、ワイヤ9を介して回転巻取り機構1
0から吊り下げられ、単結晶8の成長に応じて回転しな
がら引上げられる。また、ルツボ2も、サポート3を介
して適宜回転しながら下降する。サポート3の降下速
度,回転速度及び種結晶7の回転速度,上昇速度等は、
融液6から引上げられる単結晶8の成長速度に応じて制
御される。Sbをn型不純物として添加した融液6を使
用して引き上げを行うと、得られた単結晶8にSbが導
入され、高伝導度の半導体材料が得られる。また、融液
6にルツボ2から溶出したSiO2 に起因する酸素が導
入されており、その酸素も単結晶8に取り込まれる。
【0003】単結晶8に含まれる酸素は、単結晶8が熱
処理されるときバルク中に析出し、析出欠陥となる。こ
の析出欠陥は、電子デバイスを構成する半導体単結晶基
板の表面に残存する重金属不純物を捕捉して無害化する
ゲッタリング中心として利用される。また、固溶してい
る酸素は、半導体単結晶基板の強度を向上させる作用も
呈する。このようなことから、融液の酸素濃度を高くす
ると、単結晶中に取り込まれる酸素濃度を増大させる上
で、融液の酸素濃度を高く維持することが望まれる。し
かし、従来の方法においては、Si融液の酸素濃度を高
レベルに安定維持することは困難であった。本発明者等
は、Si融液の物性を調査・研究する過程で、多量にS
bドープしたSi融液を使用するとき、Sb含有量の上
昇に伴ってSi融液の酸素濃度が一義的に上昇すること
を見い出した。そして、特願平5−69924号で、こ
のSb含有量と酸素濃度との関係を利用し、融液のSb
含有量から酸素濃度を算出する方法を提案した。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】多量のSbを添加した
Si融液では、Sb2 O,SiO等として酸素が融液表
面から雰囲気中に放出され易くなる。この傾向は、P,
As,Bi等の他のV族元素でドープしたSi融液でも
同様にみられる。融液表面から酸素が放出されることに
より、融液中の酸素濃度が変動し、引き上げられている
Si単結晶の酸素濃度を著しく低下させる。そのため、
Si単結晶から切り出されたウエハやデバイス等に、所
定の特性を与えることができない。酸素濃度は、Si単
結晶の引上げ中にも変動する。引上げ中の変動によりS
i単結晶の酸素濃度が不安定になり、一定した品質の単
結晶が得られない。本発明は、このような問題を解消す
べく案出されたものであり、雰囲気圧を制御することに
よりSi融液から酸化物として放出される酸素の量を調
整することにより、Si融液表面の酸素濃度、ひいては
Si単結晶の酸素濃度を制御し、所定の特性を持ったS
i単結晶を得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の酸素濃度制御方
法は、その目的を達成するため、V族元素でドープした
Si融液をルツボに収容し、前記Si融液に接する雰囲
気の圧力をP,前記Si融液表面の酸素濃度をC2 ( 原
子数/cm3)とするとき、次式(1)に基づいて圧力P
によって酸素濃度C2 を調整することを特徴とする。
【0006】
【数2】
【0007】ただし、Kは雰囲気ガスの種類及びドーピ
ング量で定まる定数であり、ドーピング量が1.0×1
-4原子%以上のとき、Neでは1.00〜1.24,
Arでは0.85〜1.05,Krでは0.64〜0.
80,Xeでは0.42〜0.59,Rnでは0.30
〜0.38の範囲にある。なお、酸素濃度は、JEID
A換算値(3.03)を使用した。雰囲気ガスの流速V
を制御ファクターとして取り込むとき、酸素濃度は、よ
り高精度に制御される。この場合、式(2)に従って流
速Vにより圧力P(トール)を制御する。 P=f/V ・・・・(2) ただし、fは、ルツボ半径により一義的に定まるファク
ターであり、1.0×103 〜3.5×105 の範囲に
ある。本発明は、P,As,Sb,Bi等のV族元素で
ドープしたSi融液に対して適用される。V族元素の含
有量とSi融液の酸素濃度との関係を考慮するとき、V
族元素の含有量は、P及びAsで1.0×10-4原子%
以上,Sb及びBiで0.01原子%以上にすることが
好ましい。
【0008】
【作用】Si融液から引き上げられる単結晶の酸素濃度
は、石英ルツボから融液に溶出する酸素や融液中の酸素
濃度に依存する。しかし、雰囲気ガスと接触する融液表
面は、酸化物として雰囲気ガスで持ち去られる酸素量が
多く、酸素濃度が一定しない。特に、蒸気圧が大きな酸
化物として酸素が放出されるV続元素でドープしたSi
融液では、この傾向が強くなる。本発明者等は、調査・
研究の結果、融液自体及び表面における酸素濃度が雰囲
気圧に影響されることを見い出した。雰囲気圧は、次の
ようなメカニズムで融液表面、ひいては融液自体の酸素
濃度に影響を与えているものと推察される。理想気体が
充満されている雰囲気にSi融液がおかれ、このSi融
液から単結晶が引き上げられているものと仮定する。融
液表面から蒸発する気体分子が雰囲気のガス分子と衝突
する回数fは、雰囲気の圧力Pとの間にf∝P2 の関係
をもっている。衝突回数fが大きくなると融液表面から
の気体蒸発が抑えられ、融液表面から放出される酸素量
が減少する。
【0009】特に、V族元素でドープされているSi融
液では、融液表面からそれぞれの元素単体及び酸化物が
蒸発する。これら蒸発物は、1500℃以下の低い温度
領域ではSiOに比較して高い蒸気圧を示す。そのた
め、雰囲気圧による影響が大きく現れる。雰囲気圧Pを
大きくしたときには、酸素の放出が抑制され、融液表面
が高酸素濃度に維持される。この融液から育成されたS
i単結晶は、高酸素濃度の単結晶になる。逆に、雰囲気
圧Pを小さくすると、酸素の放出が促進され、低酸素濃
度のSi単結晶が得られる。Si融液表面の酸素濃度
は、Si融液自体の酸素濃度及び融液表面から蒸発する
酸素濃度に基づいて定まる。更に、融液自体の酸素濃度
及び蒸発によって失われる酸素濃度は、雰囲気圧Pの二
乗に反比例する。本発明者等の調査・研究によると、雰
囲気圧PとSi融液表面の酸素濃度C2 との間に、式
(1)で示した関係が成立していることが実験的に確か
められた。また、ボイル・シャルルの法則から求めた式
(2)に基づいて、流速Vによって必要とする雰囲気圧
Pを得ることができる。
【0010】このようなことから、雰囲気圧P、更に必
要に応じて雰囲気ガスの流速Vを制御することにより、
引き上げられたSi単結晶の酸素濃度が調整される。た
とえば、0.001原子%以上のSbを含むSi融液か
引き上げられたSi単結晶から、酸素を(0.3〜1.
0)×1018原子数/cm3 の割合で含む半導体材料が
作製される。この半導体材料は、熱処理後にバルク内に
発生する微小析出欠陥が均一に分布すると共にn型で高
伝導率等の特性を示し、パワートランジスタ,バイポー
ラトランジスタ等の半導体デバイス用基板として使用さ
れる。また、酸素濃度が高いSbドープSi単結晶とな
るため、リーク電流が少なく、重金属類を効率よくゲッ
タリングできる等の特性をもった半導体材料として使用
される。しかも、酸素濃度が所定範囲に調整されている
ので、品質に関する信頼性が高いものとなる。この傾向
は、ドーパントとして、P,As,Bi等の他のV族元
素を使用する場合も同様である。
【0011】
【実施例】
実施例1:純Si20gを直径50mm及び高さ60m
mのルツボに入れ、垂直方向の温度差50℃をつけて表
面温度1450℃に加熱した。この状態で30分間保持
した後、0.7gの純SbをSi融液に添加した。更に
同じ温度条件下で30分間保持し、目標Sb濃度0.8
原子%のSbドープSi融液を用意した。雰囲気圧Pを
種々変化させたアルゴン雰囲気中で、SbドープSi融
液から単結晶引上げを開始した。得られた単結晶から厚
さ2mmの試験片を切り出し、SIMS法で酸素濃度を
測定した。この酸素濃度を、引上げ中の融液自体及び融
液表面の酸素濃度と対比して表1に示す。単結晶の酸素
濃度C3 に対する融液自体の酸素濃度C1 は、表1に示
したように、0.50〜1.02の範囲で大きくばらつ
いていた。これに対し、単結晶の酸素濃度C3 に対する
融液自体の酸素濃度C2 は、1.15〜1.04の狭い
範囲で変動していた。このことから、引き上げられたS
i単結晶の酸素濃度C3 は、融液自体の酸素濃度C3
依らず、専ら融液表面の酸素濃度C2 に依存して変わっ
ていることが判る。なお、表1において、融液自体の酸
素濃度は、急冷固化した融液について、単結晶の試験片
と同様なSIMS法で測定した。融液表面の酸素濃度
は、液面近傍の酸素分圧から算出した。
【0012】
【表1】
【0013】また、Si単結晶の引上げ開始から所定時
間経過後に融液表面の酸素濃度の調査し、酸素濃度の経
時的変化を調査した。このとき、雰囲気圧を種々変化さ
せることにより、酸素濃度の変化に与える雰囲気圧の影
響を調査した。その結果、図2に示すように、雰囲気圧
が高いほど酸素濃度の低下が少なく、雰囲気圧の低下に
伴って酸素濃度が大きく低下した。融液表面の酸素濃度
は、図2に示すように融液に接する雰囲気の圧力によっ
て調整され、表1に示すように引き上げられたSi単結
晶の酸素濃度と一義的な関係を持っている。したがっ
て、雰囲気圧を調整することにより、所定の酸素濃度を
もったSi単結晶が得られることが判る。Si単結晶の
引上げは、引上げ開始から30分経過した時点で定常状
態になる。そこで、この定常状態における融液表面の酸
素濃度を制御するため、Ar雰囲気圧を種々変化させ
た。その結果、雰囲気圧と酸素濃度との間に、図3に示
す関係が成立していた。
【0014】Si融液の表面から蒸発する酸素の移動
は、融液側の拡散で律速される。融液表面から蒸発する
酸素の単位面積当りの蒸発速度yは、Nernstの式
を基にして、融液自体の酸素濃度をC1 ,融液表面の酸
素濃度をC2 ,融点における酸素の拡散係数をD(≒
5.0×10-4cm3 /秒),融液表面に接した拡散層
の平均厚みをδy (≒0.01cm)とするとき、式y
=D(C1 −C2 )/δyで表される。Si融液自体の
酸素濃度C1 は、融液と石英ルツボとの界面から移動す
る酸素の移動速度x及び石英ルツボから溶解する酸素濃
度Cd との間に、x=D(Cd−C1 )/δx の関係を
持つ。ここで、酸素濃度Cd は融点における酸素の固溶
限界(≒2.08×1018原子数/cm3 )に相当し、
δx は石英ルツボと融液との間における拡散層の平均厚
み(≒0.02cm)を示す。
【0015】したがって、融液表面の酸素濃度C2 は、
2 =Cd −(δx ・x+δy ・y)/Dで表される。
蒸発速度yは、理想的な状態を想定すると雰囲気圧一定
では融液中の酸素濃度が平衡状態にあることから、雰囲
気圧の二乗に反比例することになる。C2 =Cd −(δ
x ・x+δy ・y)/Dの式に表1及び図2で示したデ
ータを取り込むと、前掲した式(1)が得られる。ただ
し、定数Kは、測定誤差及び測定値のバラツキを考慮し
たとき、ドーピング量1×10-4原子%以上では、Ne
では1.06〜1.65,Arでは0.90〜1.4
0,Krでは0.68〜1.06,Xeでは0.45〜
0.70,Rnでは0.32〜0.49の範囲にあっ
た。以上のように、式(1)に従って雰囲気圧を調整す
るとき、雰囲気圧に対応した値に融液自体の酸素濃度が
維持される。その結果、引上げられたSi単結晶の酸素
濃度が(0.5〜1.3)×1018原子数/cm3 の範
囲で安定化し、一定した品質のSi単結晶が得られた。
【0016】実施例2:直径400mm及び高さ350
mmのルツボに純Si2.5kgを入れ、垂直方向に温
度差50℃をつけ、表面温度1450℃に加熱した。こ
の状態で30分保持した後、150gの純Sbを融液に
添加した。引き続き、同じ温度条件下で30分間保持し
た。このようにして、目標Sb濃度0.14原子%のS
bドープSi融液を調製した。流速Vを0.045〜
3.4m/秒の範囲で変化させたArガス雰囲気中で。
SbドープSi融液から単結晶の引上げを開始した。得
られた単結晶から厚さ2mmの試験片を切り出し、SI
MS法で酸素濃度を測定した。その結果、流速Vを変え
たとき、図4に示すように雰囲気圧Pは流速Vの逆数に
比例しており、P=f/Vで表せることが判った。本実
施例では、直径400mmの石英ルツボを使用している
ことから、f=3.42×103 であった。P=f/V
に従って流速Vにより雰囲気圧Pを調整するとき、式
(1)の関係で雰囲気圧Pに対応した値に融液表面の酸
素濃度が維持された。その結果、引上げられたSi単結
晶の酸素濃度が(0.6〜1.3)×1018原子数/c
3 の範囲で安定化し、一定した品質のSi単結晶が得
られた。
【0017】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明において
は、V族元素でドープしたSi融液に接する雰囲気圧を
調整することにより、引き上げられるSi単結晶の酸素
濃度に一義的な影響を与える融液表面の酸素濃度を制御
している。これにより、酸化物として放出される酸素量
が多いSi融液であるにも拘らず、引上げられたSi単
結晶の酸素濃度が所定範囲に維持され、品質が一定した
収めたSi単結晶が得られる。得られた単結晶は、半導
体デバイスの動作中にリークした電子のトラップや重金
属類のゲッタリング等に有効な酸素を多量に含んでいる
ことから、リーク電流に対して敏感なパワー用デバイス
や基板内のチャンネルを利用したバイポーラデバイス等
に適した半導体材料として使用される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 融液から単結晶を引き上げるチョクラルスキ
ー法
【図2】 Si融液の酸素濃度に与える雰囲気圧及び経
過時間の影響
【図3】 定常状態における雰囲気圧と融液表面の酸素
濃度との関係
【図4】 流速と雰囲気圧との関係
【符号の説明】
1:密閉容器 2:ルツボ 3:サポート 4:
ヒータ 5:保温材 6:融液 7:種結晶 8:単結晶 9:ワイヤ
10:回転巻取り機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // H01L 21/208 H01L 21/208 P (72)発明者 黄 新明 茨城県つくば市東光台1−16−2スカイ ハイツC−101 (72)発明者 寺嶋 一高 神奈川県海老名市中野206−3 (72)発明者 白石 裕 神奈川県平塚市南原3−2−54 (72)発明者 泉妻 宏治 茨城県稲敷郡阿見町荒川沖1770−1− 502 (72)発明者 木村 茂行 茨城県つくば市竹園3−712

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 V族元素でドープしたSi融液をルツボ
    に収容し、前記Si融液に接する雰囲気の圧力をP,前
    記Si融液表面の酸素濃度をC2 ( 原子数/cm3)とす
    るとき、次式(1)に基づいて圧力Pによって酸素濃度
    2 を調整するSi融液の酸素濃度制御方法。 【数1】 ただし、Kは雰囲気ガスの種類及びドーピング量で定ま
    る定数であり、ドーピング量が1.0×10-4原子%以
    上のとき、Neでは1.00〜1.24,Arでは0.
    85〜1.05,Krでは0.64〜0.80,Xeで
    は0.42〜0.59,Rnでは0.30〜0.38の
    範囲にある。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の式(1)で圧力P(トー
    ル)を定め、該圧力Pから式(2)で求められた流速V
    によって酸素濃度C2 を調整するSi融液の酸素濃度制
    御方法。 P=f/V ・・・・(2) ただし、fは、ルツボ半径により一義的に定まるファク
    ターであり、1.0×103 〜3.5×105 の範囲に
    ある。
  3. 【請求項3】 V族元素がP,As,Sb又はBiであ
    る請求項1又は2記載の酸素濃度制御方法。
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