JP2720172B2 - 列車動揺データと軌道データの並列記録方式 - Google Patents

列車動揺データと軌道データの並列記録方式

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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、鉄道線路の保全に使用する列車の動揺デ
ータと、軌道データとを同一のチャート紙に並列に記録
する方式に関するものである。
[従来の技術] 鉄道線路の保全においては、軌道検測車により検測さ
れた軌道の狂いデータにより、軌道の修整などの作業が
行われる。軌道狂いには各種かあるが、第5図(a)に
代表的なものを示す。図において(イ)は、レールR1
R2の軌間Dの狂いΔd、(ロ)は各レールの正常な中心
線cに対する通り狂いΔa、(ハ)は各レールの高低狂
いΔhを示す。また、(ニ)はグランドレベル線Gに対
する両レールの頂点を結ぶ直線の傾斜角θ(水準)、
(ホ)はレールの継ぎ目の遊間eで、これらが基準値と
異なるときは狂いとなる。これらの軌道狂いは、図
(b)に示す専用の軌道検測車1により検測される。1
a,1b,1cは測定車輪で、1dは測定部である。測定部には
磁気テープ装置が設けられて走行中に検測されたデータ
が収録される。また、検測されたデータには検測位置を
併記することが必要であるので、車軸の回転により発生
する一定距離間隔の距離パルスが検測データに併記して
記録される。検測終了後、地上において磁気テープが処
理されて、図(c)に示すようにチャート紙2に軌道狂
いデータと、距離パルスをカウントしてえられる距離マ
ーク、および走行キロ程が併記される。この場合、チャ
ート紙は距離パルスによりステップ送りされて記録デー
タは走行距離に比例して表示される。
以上の軌道狂いに対して、列車の動揺の問題がある。
列車の動揺は軌道狂いに起因することは勿論であるが、
列車速度、加速度ないしはブレーキ動作などの運転操作
に対する列車自体の運動特性によっても発生するもの
で、上記の軌道検測と別個に加速度計により測定されて
いる。この場合、動揺は旅客が搭乗する営業列車につい
て実測することが最も実態に即するので、第6図(a)
に示すように、適当の営業列車の車両3に加速度計4を
搭載し、営業運転中に進行方向(または前後方向)X、
左右方向Yおよび上下方向Zの加速度が計測され、各計
測データは走行中に磁気テープに収録される。この場
合、営業列車には前記の軌道検測車のように距離パルス
の発生手段が設けられていないので、列車が各駅に停車
した都度、駅信号が磁気テープに記録され、また走行中
に軌道上の一定距離(例えば100m毎)に設置されている
距離表示を目視して、距離信号として併せて記録され
る。計測終了後地上において、磁気テープが処理され、
図(b)に示すように動揺データが軌道データと別のチ
ャート紙2′に記録される。ここで、列車の動揺のうち
軌道狂いに直接関係するものは上下、左右方向の加速度
であるので、進行方向の加速度を除いて、チャート紙に
は上下、左右加速度に対して動揺上下、動揺左右の名称
とし、これに上記の駅信号、距離信号が併記される。
[解決しようとする課題] 以上に説明したように、軌道データと動揺データはそ
れぞれ別個のチャート紙に記録されるが、動揺と軌道狂
いの相互関係を軌道修整に反映するためには、両者の位
置を正確に対応させて比較することが必要である。これ
に対して、動揺データには、位置を示すものとして上記
の駅信号と距離信号があり、これと軌道データの距離マ
ーク、走行キロ程とを付き合わせて両データを比較する
ことが可能である。しかし、チャートのデータは実距離
の例えば1000分の1に縮尺して記録されるが、距離が長
くて例えば50kmの場合には、チャート紙の長さは50mに
達し、全長に亘って両者を正確に位置合わせすることは
必ずしも容易でなく、データの比較検討に困難であり、
ときに誤判断となる欠点があった。これに対して、両デ
ータを同一チャート紙に記録すれば問題は解決される。
この発明は、以上の事情に鑑みてなされたもので、2
本の磁気テープに別個に記録された軌道データと動揺デ
ータを、検測位置に位置合わせし、距離マークおよびキ
ロ程数値を併記して並列にチャート紙に記録できる方式
を提供することを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] この発明は、軌道検測車の走行中に検測され第1の磁
気テープに収録された、軌道狂いデータ、一定距離間隔
の軌道検測用距離パルスおよび該軌道検測用距離パルス
より作成された走行位置を示す軌道キロ程(以下単に走
行キロ程という)とよりなる軌道データと、営業列車に
搭載された加速度計により該列車の運行中に計測され、
第2の磁気テープに収録された、上下および左右方向の
加速度データよりなる動揺データとを、地上の処理によ
り、加速度計により計測され第2の磁気テープに収録さ
れている進行方向の加速度データを2重積分して距離デ
ータをえて、これに計測開始位置の軌道キロ程を付加し
て営業列車の走行キロ程を算出し、両者の走行キロ程の
位置合わせを行って同一のチャート紙に記録する、列車
動揺データと軌道データの並列記録方式である。
上記の地上の処理においては、第2の磁気テープに収
録されている営業列車の進行方向に対する加速度データ
を適当な時間間隔でサンプリングし、サンプリングデー
タに対して2重積分を行って逐次増加する距離データを
求め、この距離データより営業列車に対する走行キロ程
を上記の方法により算出して、これと軌道データの走行
キロ程との位置合わせを行う。また、距離データが一定
の距離間隔となる毎に、動揺データ抽出用のパルスを発
生し第2の磁気テープに収録されている動揺データか
ら、この抽出用パルスにより動揺データを抽出し、抽出
された動揺データと軌道データとをマージ処理により合
併して同一のチャート紙に並列に記録する。
上記の2重積分において、営業列車の運行中に第2の
磁気テープに記録された各駅における列車の停止位置
(または計測区間の境界位置)を示す駅信号(または境
界信号)により2重積分を開始し、駅信号と同様に第2
の磁気テープに、軌道上の一定距離(例えば100m毎)に
設置されている距離表示を目視して記録された距離信号
により、2重積分の距離データの誤差を補正して2重積
分を継続し、上記の駅信号に対する次の駅信号により2
重積分を一旦クリアして、この駅信号により新たに2重
積分を開始する。
以上に対して、上記の地上の処理に対する事前処理が
なされる。第2の磁気テープに収録された進行方向の加
速度データを適当な時間間隔でサンプリングし、サンプ
リングデータの駅信号間における総和を求め、この総和
をサンプリングデータ数で除した補正数を各サンプリン
グデータより減算して総和を0として、進行方向の加速
度データの誤差を補正するものである。
[作用] 以上の構成によるこの発明の列車動揺データと軌道デ
ータの並列記録方式においては、第1および第2の磁気
テープにそれぞれ記録されている軌道データと動揺デー
タは走行キロ程の位置合わせがなされて合併され、同一
のチャート紙に記録される。以下において、位置合わせ
に用いる営業列車の走行キロ程を求める方法を説明す
る。
第1図(a)は、一般的な車両運転における、加速度
α、速度v、走行距離Lの関係を示す曲線で、任意時点
t0より図示の加速度αが与えられてスタートした車両
は、一定速度に達するまで速度vが漸次増加して進行す
る。減速の場合は、負の加速度αにより速度vは低下
して停止する。この間の走行距離は曲線Lである。よく
知られているように、α、v、Lの相互間には積分また
は微分の関係があり、加速度αを時間について2度また
は2重積分すると距離Lが求められる。第1図(b)
は、営業列車に搭載された加速度計で計測された進行方
向の加速度データ(αX)を適当な時間間隔Δtのサン
プリングパルス[Sp]でサンプリングし、サンプリング
データを2重積分して求められた距離データを曲線Lで
示す。この距離データに対して、計測開始位置の軌道キ
ロ程を付加して走行キロ程が求められる。
次に、動揺データを走行距離に比例してチャート紙に
記録するために、動揺データから一定の距離間隔でデー
タを抽出する必要がある。その方法を説明する。上記の
2重積分は逐次行われるので、曲線Lは走行距離に従っ
て増加するが、Lの値を監視して、La,Lb……など、一
定の距離間隔ΔLとなった時点ta,tb……を捉えて、一
定距離間隔の動揺データ抽出用パルス[Pd′]を発生す
る。ただし、このパルスは図示のように、時間間隔がサ
ンプリング間隔Δtの整数(n,m……)倍であって、Δ
tの長さだけ一定間隔に対して誤差があるが、Δtを適
当に設定するとにより誤差を無視することができる。第
2の磁気テープに収録されている動揺データから、動揺
抽出用パルスにより動揺データを抽出し、抽出された動
揺データと軌道データとが、マージ処理により合併され
て同一のチャート紙に記録される。
次に、上記の2重積分においてえられる距離データに
は誤差が生じ易く、これに対しては、駅信号間毎の積分
とし、さらに、距離信号毎に積分値(距離データ)の誤
差を補正する方法をとり、これらにより誤差の累積が回
避されている。
また、加速度データ自身が誤差を含むことがある。こ
れに対しては、地上において事前処理により補正する。
その方法は、各駅間では必ず発車と停車が行われるの
で、前記第1図(a)の加速度αと加速度(減速、負
符号)αの総和は原理的に0の筈である。駅間の途中
で、停車、速度変更があっても同様に総和は0である。
従って、サンプリングした加速度データを積算して、駅
間の総和が0でないときは、この総和をサンプリング数
で除して補正数とし、各サンプリングデータよりこれを
減ずる。これにより、少なくとも、駅間をトータルした
加速度データの誤差が補正される。なお、総和と減算は
符号を考慮して代数的に行うことは勿論である。
[実施例] 第2図(a),(b)に、軌道検測車における軌道デ
ータの収録と、営業列車における動揺データの収録を示
す、図(a)において、軌道検測車の走行中に、第1の
磁気テープ(MT・A)5に対して、距離パルス発生器
(図示省略)より与えられる距離パルス[Pd]と、軌道
測定装置1dより与えられ距離パルス[Pd]によりサンプ
リングされた軌道狂いデータ[K]が収録される。同時
に距離パルスより走行キロ程[L]が適当な方法により
算出されて収録される。図(b)においては、営業列車
に搭載された加速度測定器4より第2の磁気テープ(MT
・B)6に対して、アナログの加速度データ(αx,αY,
αZ)が収録され、同時に各駅において駅信号[Ps]
が、また駅間において100m毎の距離表示を目視して距離
信号[Ph]が記録される。この場合の各信号には若干の
誤差はあるが、チャート紙上で問題となる程のものでは
ない。
第3図(a),(b)および(c)は、この発明によ
る列車動揺データと軌道データの並列記録方式の実施例
のブロック構成図である。図(a)は事前に加速度デー
タの補正を行う(地上処理システムI)7の構成図で、
第2の磁気テープ(MT・B)6より、進行方向の加速度
データ(αx)が読み出されてサンプリング部71におい
て、適当な時間間隔Δt(例えば6ms)でサンプリング
される。サンプリングデータはA/D変換部72においてデ
ジタル化され、加算部73により総和Sが求められる。た
だし、加算は磁気テープ6よりの駅信号[Ps]により駅
間毎に行われる。一方、サンプリングデータはカウンタ
74により駅間の個数Nがカウントされ、除算部75におい
て総和Sが個数Nで除算されて補正数がえられる。一
方、A/D変換部72よりのサンプリングデータはメモリ76
に記憶され、これを補正部77に転送して各サンプリング
データより補正数が減ぜられて加速度データが補正さ
れ、磁気テープ(MT・B)6は改訂されて(MT・B′)
78となる。
次に、第3図(b)に営業列車の走行キロ程[L′]
と、動揺データ抽出用距離パルス[Pd′]を求める(地
上処理システムII)8の構成図を示す。上記により改訂
された第2の磁気テープ(MT・B′)78より、補正され
た進行方向の加速度データ[αX]は積分・補正部81に
入力し、駅信号[Ps]により2重積分が開始され、次の
駅進行により積分が一旦停止する。えられた距離データ
は走行キロ程算出部82に転送され、ここで、駅信号[P
s]をトリガとして当該駅の軌道キロ程が付加されて営
業列車の走行キロ程[L′]とされる。この間におい
て、積分・補正部においては距離信号[Ph]により距離
データが補正され、補正された距離データは動揺データ
抽出パルス発生部83に転送され、第1図(b)において
説明した方法により、動揺データ抽出パルス[Pd′]が
発生される。このパルスはデータ抽出部84に与えられ
て、第2の磁気テープ77よりの加速度データ(αy,α
z)より動揺データ[αy,αz]が抽出される。以上の
走行キロ程[L′]と動揺データ[αy,αz]は、第2
の磁気テープに付加されて(MT・B″)86となる。
第3図(c)は、各磁気テープのデータに対するマー
ジ処理と各データの並列記録を行う(地上処理システム
III)9の構成図である。上記の第2図(a)における
第1の磁気テープ(MT・A)5より軌道狂いデータ
[K]、距離パルス[Pd]および走行キロ程[L]が、
また第3図(b)における第2の磁気テープ(MT・
B″)86より、動揺データ[αy,αz]および走行キロ
程[L′]がマージ処理部91に入力し、ここで両走行キ
ロ程が位置合わせされて、軌道データと動揺データがマ
ージされる。マージされた各データは、第3の磁気テー
プ(MT・C)92に収録され、出力制御部93を経てチャー
ト紙94に出力される。この場合、チャート紙は距離パル
ス[Pd]によりステップ移動し、データは距離に比例し
た縮尺で表示されることは従来と同様である。第4図に
上記の並列記録方式によるチャート紙の記録の実例を示
す。軌道狂い(イ),(ロ)に対応して動揺上下、左右
にそれぞれ動揺を示す波形(イ),(ロ)が認められ、
このような方法が有効であることが証明されている。
以上の各処理はすべてコンピュータのプログラムによ
り行われるもので、上記の実施例と異なる順序、方向に
行われるものであっても、加速度データの2重積分によ
り走行キロ程を求め、軌道データの走行キロ程と位置合
わせして、動揺データと軌道データの同一のチャート紙
に並列に記録する方式である限り、この発明に包含され
るものである。
[発明の効果] 以上の説明により明らかなように、この発明による列
車動揺データと軌道データの並列記録方式においては、
営業列車の加速度計が計測した進行方向の加速度データ
を2重積分することにより距離データを作り、これに駅
信号により予め設定された各駅の軌道キロ程を付加し
て、営業列車に対する走行キロ程を作り、これと軌道検
測車の走行キロ程とを位置合わせして、軌道データと動
揺データをマージ処理により合併して、同一チャート紙
に並列に記録するもので、位置合わせの精度は十分に高
くて各データの比較検討が容易となって、従来それぞれ
別のチャート紙に記録されていたために両データの比較
が困難であった欠点が完全に排除され、軌道データと動
揺データを併用し行う軌道の保全、修整作業に寄与する
ところには甚だ大きいものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)および(b)は、この発明による列車動揺
データと軌道データの並列記録方式における、進行方向
の加速度より走行キロ程、および動揺データ抽出用パル
スを発生する原理の説明図、第2図(a)および(b)
は、この発明による列車動揺データと軌道データの並列
記録方式に適用する、軌道データと動揺データをそれぞ
れの磁気テープに収録する方法の説明図、第3図
(a),(b)および(c)は、この発明による列車動
揺データと軌道データの並列記録方式の実施例における
ブロック構成図、第4図は、この発明による列車動揺デ
ータと軌道データの並列記録方式により記録されたチャ
ート紙上の動揺データと軌道データの実例を示す図、第
5図(a),(b)および(c)は、軌道狂いと軌道検
測車による検測方法、および従来のチャート紙の記録方
法の説明図、第6図(a)および(b)は、営業列車に
よる加速度の計測と、従来のチャート紙の記録方法の説
明図である。 1……軌道検測車、1a,1b,1c……測定車輪、 1d……軌道狂い測定装置、2,2′……チャート紙、 3……営業列車の車両、4……加速度測定器、 5……第1の磁気テープ(MT・A)、 6,78,86……第2の磁気テープ(MT・B,B′,B″),7……
地上処理システムI、 71……サンプリング部、72……A/D変換部、 73……加算部、74……カウンタ、 75……除算部、76……メモリ、 77……補正部、8……地上処理システムII、 81……積分・補正部、82……走行キロ程算出部、 83……動揺データ抽出パルス発生部、 84……データ抽出部、9……地上処理システムIII、 91……マージ処理部、92……第3の磁気テープ、 93……出力制御部、94……チャート紙。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭54−2148(JP,A) 特公 平5−43259(JP,B2)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軌道検測車において、走行中に検測され第
    1の磁気テープに収録された、軌道狂いデータ、一定距
    離間隔の軌道検測用距離パルス、および該軌道狂いデー
    タに対応して併記され、該軌道検測用距離パルスより作
    成された走行位置を示す軌道キロ程(以下単に走行キロ
    程という)とよりなる軌道データと、営業列車に搭載さ
    れた加速度計により該列車の運行中に計測され、第2の
    磁気テープに収録された上下および左右方向の加速度デ
    ータよりなる動揺データとを、地上の処理により、上記
    加速度計により計測され上記第2の磁気テープに収録さ
    れた、進行方向の加速度データを2重積分して上記営業
    列車の走行キロ程を算出し、両者の走行キロ程の位置合
    わせを行って同一のチャート紙に記録することを特徴と
    する、列車動揺データと軌道データの並列記録方式。
  2. 【請求項2】上記地上の処理において、上記第2の磁気
    テープに収録された上記営業列車の進行方向に対する加
    速度データを適当な時間間隔でサンプリングし、該サン
    プリングデータに対して上記2重積分を行って逐次増加
    する距離データを求め、該距離データに計測開始位置の
    軌道キロ程を入力して付加し、上記営業列車に対する走
    行キロ程を算出して、該算出された走行キロ程と上記軌
    道データの走行キロ程との上記位置合わせを行い、か
    つ、該距離データの一定距離間隔毎に、動揺データ抽出
    用距離パルスを発生し、上記第2の磁気テープに収録さ
    れた動揺データから、上記動揺データ抽出用距離パルス
    により該動揺データを抽出し、該抽出された動揺データ
    と上記軌道データとをマージ処理により合併して上記同
    一のチャート紙上に並列に記録する、請求項1記載の列
    車動揺データと軌道データの並列記録方式。
  3. 【請求項3】上記サンプリングデータの2重積分におい
    て、上記営業列車の運行中に上記第2の磁気テープに記
    録され、各駅における上記列車の停止位置(または計測
    区間の境界位置)を示す駅信号(または境界信号)によ
    り上記2重積分を開始し、上記同様に第2の磁気テープ
    に、軌道上の一定距離(例えば100m)毎に設置された距
    離表示を目視して記録された距離信号により、上記2重
    積分の距離データの誤差を補正して該2重積分を継続
    し、上記駅信号に対する次の駅信号により、該2重積分
    を一旦クリアして、該駅信号により新たに該2重積分を
    開始する、請求項2記載の列車動揺データと軌道データ
    の並列記録方式。
  4. 【請求項4】上記地上の処理に対する事前処理により、
    上記第2の磁気テープに収録された進行方向の加速度デ
    ータを適当な時間間隔でサンプリングし、該サンプリン
    グデータの上記駅信号間における総和を求め、該総和を
    当該駅信号間のサンプリングデータ数で除した補正数
    を、該各サンプリングデータより減算して該総和を0と
    して、上記進行方向の加速度データの誤差を補正する、
    請求項2または3記載の列車動揺データと軌道データの
    並列記録方式。
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