JPS63175713A - 偏心矢デ−タを用いた任意波長の軌道狂い測定法 - Google Patents

偏心矢デ−タを用いた任意波長の軌道狂い測定法

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JPS63175713A
JPS63175713A JP608887A JP608887A JPS63175713A JP S63175713 A JPS63175713 A JP S63175713A JP 608887 A JP608887 A JP 608887A JP 608887 A JP608887 A JP 608887A JP S63175713 A JPS63175713 A JP S63175713A
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JP608887A
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Yoshihiko Sato
佐藤 吉彦
Soji Fujimori
藤森 聡二
Kunio Takeshita
竹下 邦夫
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Railway Technical Research Institute
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Railway Technical Research Institute
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、高速走行の実績のある営業用車両と同橋な2
台車形式の車両の1車両または連結した2車両を用いて
、軌道管理へのデータの活用範囲の大きい任意の波長特
性を持つ軌道狂いを測定可能にすることにより、軌道検
測車として高価な特殊車両を製作する費用を省き、しか
も高速走行しながら軌道狂いを高精度で測定できるよう
にした軌道狂いの測定法に関するものである。
〔従来の技術〕
従来の高速軌道試験車は軌道の高低狂いと通り狂いを特
定長の弦による中央の偏差で測定(正矢法)するため、
1車両に3個の台車を有し、かつ車体の剛性を大きくし
た特殊車両を必要とすることから、高価になると同時に
今後の速度向上については解明すべき走行安全上の問題
が残されていた。一方、高速鉄道で必要とする波長特性
に応じた長波長領域を含む任意の波長特性を持つ軌道狂
いを正矢法で測定するには、測定弦長を長くし、かつ種
々の測定弦長で測定しこれを加算するなどの処理が必要
で、このためには車体長を長く、かつ剛性を大きくして
、種々の測定弦長の正矢測定が可能な特殊車両を製作す
ることになり、費用面とともに高速車両としての構成が
困難であった。
一方、軸箱加速度を2回積分し、慣性空間に対する変位
を求める所謂慣性゛測定法による場合には、軌道狂いの
検出に所要の精度を得るために一定の走行速度以上でな
ければ、これを用いることができなかった。
〔発明の目的〕
本発明は、上記従来の軌道試験車のような問題点のない
、すなわち、車両価格が安く、300km / h 領
域に至るような高速走行時の安全性にも問題がなく、し
かも任意の波長特性を持つ軌道狂いを精度良く測定する
軌道狂いの測定法を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記従来の軌道試験車にかかわる問題点のうち、3台車
形式で特別に車体の剛性を大きくし、しかも高速走行に
関して走行安全上の問題が残っている、従来の特殊構造
の軌道試験車両を使用することを止め、2台車形式の1
車両の2個の台車に各々2箇所づつ、計4箇所の測定点
を設けるか、または2両連結の2台車形式の車両の各台
車毎に1箇所づつ、計4箇所の測定点を設け、これら4
箇所の測定点のうち3点ずつを用いて2種類の偏心矢を
構成することにより、既に高速走行の実績が十分ある営
業車に近い又は同一の構造の車両を用いて、長い測定弦
長を持つ2種類の偏心矢データを測定し、軌道管理に必
要な波長特性に応じた軌道狂いを得るために、これら2
種類の偏心矢データを、車両の走行にともない、位置を
ずらせて加算することにより、線形位相で波形の位相歪
の無い測定データを得、これを必要な波長特性に合わせ
たディジタルフィルタ処理を行うことにより、任意の波
長特性を持ち、かつ波形歪の無い軌道狂いを得ることを
可能にした。
〔発明の実施例〕
2台車形式の1車両で構成される軌道試験車の測定原理
を第1図に示す。車体1は走行車輪2に支持されてレー
ル3の上を矢印の方向へ進む。台車4にはレールの上下
または左右の変位を走行中に連続的に測定する4つの変
位測定器5を設ける。
Aの位置の軌道狂いを測定する場合には、第1図(a)
の位置における変位測定器5−1.5−2.5−4の測
定データを用い、車上に設けた充分な精度を持つ棒ある
いはレーザ光による基準!6−1に対して、第1図(c
)に示す偏心矢7を計算する。次に、車両が進行して第
1図(b)の位置にきた時の変位測定器5−1.5−3
.5−4の測定データを用いて、同様に基準線6−2に
対して第1図(c)に示す偏心矢8を計算する。これら
2つの偏心矢7.8を加算すると、第1図(b)の5−
1、第1図(a)の5−1、第1図(a)の5−2また
は第1図(b)の5−3、第1図(b)の5−4、第1
図(a)の5−4の5点の、位置Aに対して対称に配置
された測定点の測定データに重みを付けて加算したデー
タが得られ、これは長波長領域の軌道狂いを含み、かつ
線形位相で位相歪の無い軌道狂いの測定になる。
さらに、軌道管理上必要とされる波長特性に応じた軌道
狂いを検出するためには、このデータに対して波長特性
に応じたディジタルフィルタ処理により、必要な軌道狂
いを演算することができる。
例えば、新幹線のような高速鉄道の軌道管理に必要な、
6〜80mの波長範囲で一定の検出特性を持つ軌道狂い
を、台車間隔17.5m、台車の軸間距離2.5mの、
現在の2台車の営業用の新幹線車両と同じ構造の車両で
測定する場合には、第1図に示す方法で得られたデータ
に対して、第2図に示す空間周波数特性を持つディジタ
ルフィルタ演算を行うことにより、所要の波長特性を持
ち、かつ位相歪の無い軌道狂いを検出することができる
通り狂いの場合等のように車輪間に検出器を設け?る必
要があり、1台車に2個の測定点を設けることが困難な
場合には、2台車形式の2両連結の車両を用い、第3図
に示す原理により測定する。
2両連結の各々の台車4にはレールの上下または左右の
変位を走行中に連続的に測定する4つの変位測定器5を
設ける。Bの位置の軌道狂いを測定する場合には、第3
図(a)の位置における変位測定器5−1.5−2.5
−4の測定データを用いて偏心矢を計算する。2両連結
の車両を用いる場合には、各車両内に基準線6を設ける
とともに車両間におけるこれら基準線の相対変位と交角
を補正して偏心矢を求めることになる。次に、車両が進
行して第3図(b)の位置にきた時の変位測定器5−1
.5−3.5−4の測定データを用い、第3図(a)の
場合と同様な補正を行って偏心矢を計算する。これら2
つの偏心矢を加算すると、1車両による測定と同様な原
理により、さらに長い波長成分を含み、かつ線形位相で
位相歪の無い軌道狂いを測定することができる。軌道管
理上必要とされる波長特性に応じた軌道狂いを検出する
ためのディジタルフィルタ処理は1車両による測定に対
する処理と同様である。
以上の測定法は、連結車両の画数や変位測定点の個数を
増やしても同様な原理で測定できることはいうまでもな
い。
〔発明の効果〕
以上に説明したとうり、この発明による方法によれば、
当初に述べた特殊構造の軌道試験車ではなく、車両価格
が安く、かつ高速走行時の安全性にも問題がない、営業
車両と同じ構造の車両で長波長領域を含む軌道狂いを測
定し、しかも任意の波長特性を持つ軌道狂いを精度良く
検出できるので、新幹線をさらに速度向上した超高速鉄
道の軌道管理に用いる軌道試験車については、この方式
によって始めて、その軌道狂いの検出が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は2台車形式の1車両を用いて測定する場合の測
定原理の説明図、第2図は第1図の方法で測定したデー
タを用いてディジタルフィルタ処理を行う場合のフィル
タ特性の例、第3図は2両連結の2台車形式の車両を用
いて測定する場合の測定原理の説明図である。 1、車体、2.車輪、3.レール、40台車、5、上下
または左右のレール変位測定器、6、偏心矢の基準線、
7,8.偏心矢。 第1図 (a) 第1図 (b) 第1図 (c) 指定代理人 日本国有鉄道ニ裁室法務課長小W澤糸藏 第2図 第3図 (a) 第3図 (b)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 2台車形式の1車両の2個の台車に各々2箇所づつ、計
    4箇所の軌道狂いの測定点を設けるか、または2台車形
    式の2両連結の車両の各台車に1箇所づつ、計4箇所の
    軌道狂いの測定点を設け、これら4箇所の測定点のうち
    3点ずつを用いて、長い測定弦長を持つ2種類の偏心矢
    を構成し、レールの上下または左右の軌道狂いの偏心矢
    データを測定し、車両の進行にともない、これら2つの
    偏心矢データの位置をずらせて加算し、さらに、必要と
    する波長特性に応じたディジタルフィルタ処理により長
    波長領域を含む任意の波長特性を持つ軌道狂いの検出を
    可能にすることを特徴とする軌道狂いの測定法。
JP608887A 1987-01-16 1987-01-16 偏心矢デ−タを用いた任意波長の軌道狂い測定法 Granted JPS63175713A (ja)

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JP608887A JPS63175713A (ja) 1987-01-16 1987-01-16 偏心矢デ−タを用いた任意波長の軌道狂い測定法

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JPS63175713A true JPS63175713A (ja) 1988-07-20
JPH0439009B2 JPH0439009B2 (ja) 1992-06-26

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JP5960954B2 (ja) * 2011-06-02 2016-08-02 公益財団法人鉄道総合技術研究所 レール凹凸測定装置

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JPH0439009B2 (ja) 1992-06-26

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