JP2556421B2 - 軌道狂い測定方式および測定装置 - Google Patents

軌道狂い測定方式および測定装置

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JP2556421B2
JP2556421B2 JP4216543A JP21654392A JP2556421B2 JP 2556421 B2 JP2556421 B2 JP 2556421B2 JP 4216543 A JP4216543 A JP 4216543A JP 21654392 A JP21654392 A JP 21654392A JP 2556421 B2 JP2556421 B2 JP 2556421B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、軌道のレールに生じ
た狂い量を測定する方式とその測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】軌道を構成する2条のレールは、一定の
基準間隔で地形に応じて直線や曲線、あるいは適当な勾
配をもって敷設されている。もしなんらかの理由によ
り、いずれか一方のレールまたは両方のレールが基準位
置に対して上下または左右に変位し、いわゆる軌道狂い
が生ずると列車運転の重大な事故の原因となる恐れがあ
るので、軌道検測車により軌道狂いを適時に測定して不
良箇所を発見し、必要な措置がとられている。なお、レ
ールの上下変位は高低狂い、左右の変位は通り狂いとよ
ばれる。
【0003】図4はレールの狂いと、従来の測定方法を
説明するもので、(a) はレール1の変位状態を示し、レ
ール1が鉛直面の場合は高低狂いを表し、また水平面の
場合は通り狂いを表す。ここで、レール1の適当な距離
Lをなす測定点p,qをとり、両点に対して測定弦Gを
当てたとき、測定弦Gの中点と、これに対応するレール
1の点rとの長さΔsが狂い量と定義されている。ただ
し、曲線部や勾配の始終点付近においてはレールは所定
の曲率半径の円弧をなしているので、上記のΔsは直ち
に狂い量を示さず、円弧による変位(正矢)を差し引い
て正しい狂い量が求められる。以上の狂い量Δsを求め
るには、適当な基準線を設定し、これに対する3点p,
qおよびrの変位量を測定することが必要である。図4
(b) は高低狂いに対する従来の測定方法を示し、軌道検
測車2に測定弦長Lの1/2の間隔で設けられた3軸の
走行車輪2-1, 2-2, 2-3を利用し、これらを両側のレ
ール1の3箇所の測定点q,p,rにそれぞれ対応させ
る。各車輪の軸箱に高さ検出機構(図示省略)を取り付
け、検測車体を基準線Bとし、走行に従って基準線Bに
対して変化する各走行車輪の高さzp,zq,zr を同時に
測定し、次式: Δz=zr −(zp +zq )/2 ………(6) により高低狂い量Δzが求められる。なお、上記におい
ては、3点p,q,rに対する各高さzp,zq,zr の測
定は同時になされるが、もしこれらを異なる時点で測定
するときは、その間に車体の回転などにより基準線Bの
角度が変化するので、上記の3個の走行車輪による3点
の同時測定を必要とするものである。通り狂い量につい
ても、図示を省略するが、レールに接触してその左右変
位を検出する測定車輪を3組設け、上記と同様に3点の
変位量より通り狂い量Δy(yはレールの方向xと直角
方向とする)が求められる。ただし、検測車が高速度の
場合は測定車輪が走行に支障するので、新幹線の検測車
では光学式の変位測定装置を使用し、その3組を台車に
取り付けて通り狂いに対する3点測定がなされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】さて、上記したように
従来の検測車では、レールの高低および通り狂い量を測
定するために、間隔をL/2とする3個の走行車輪と3
組の台車がともに必要である。これに対して、新幹線の
営業車両は2台車方式であるので、従来の検測車は特別
仕様により3台車方式として製作されている。しかし、
今後における営業列車のより高速運転に対応して検測車
も同様な高速走行が必要とされているが、今後は特別仕
様の検測車は期待できず、営業車両と同一仕様の2台車
方式の車両により軌道狂いを測定することが要請されて
いる。図5(a) は2台車方式の軌道検測車2の台車の配
置を示し、2つの台車3-1,3-2の間隔をL/2とし、
これらに通り用の変位センサ4-1, 4-2が取り付けら
れ、また走行車輪2-1, 2-2の軸箱に高低用の変位セン
サが取り付けられる。以上の2個の変位センサにより、
3点同時測定と同様に測定弦長Lに対するレール狂い量
を測定する方法は種々検討されているが、その一方法と
して、2点同時測定をp,rの2点とr,qの2点に対
してそれぞれ別個に行い、えられた4個の変位データを
合成して3点p,q,rに対する狂い量を求めることが
考えられる。この場合前記の通り、図5(b) に示すよう
に、2回の測定の間に基準線B1 がB2 に角度変化し、
または平行移動するので、その変化量をなんらかの手段
により検出して補正することが必要である。この角度変
化量の検出には、最近進歩している光フアィバーによる
光学式ジャイロを利用することができる。この発明は以
上に鑑みてなされたもので、2点同時測定を2回行って
えられる変位データを合成し、ジャイロにより基準線B
の角度変化量を検出して補正し、同時に平行移動量も補
正し、3点同時測定と同様にレールの高低および通り狂
い量を測定する方式とその装置を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成する軌道狂い測定方式および測定装置である。測
定方式は、軌道検測車の2つの台車または軸箱に距離L
/2の間隔をなして設けられ、検測車の車体を基準とす
るレールの高低または左右の変位に対する変位信号を連
続して検出する2個の変位センサと、検測車の走行車輪
の回転により一定の走行距離ごとに距離パルスを出力す
る距離パルス発生器、およびピッチングまたはヨーイン
グによる車体の傾斜角を検出するジャイロとにより軌道
狂い測定系を構成する。測定弦長Lに対応したレールの
任意の測定点をp,q、その中点を測定点rとする。距
離パルスによりサンプリングされ、距離L/2をなす測
定点p,rに対して2個の変位センサにより同時に検出
された変位データをa0,b0 とし、検測車の距離L/2
の走行により、測定点r,qに対して同時に検出された
変位データをa1,b1 とする。またジャイロにより検出
され、測定点p,r、および測定点r,qにおける車体
の傾斜角θをそれぞれθ0 、θ1 として次の各式: Δs=(b0 −a0)/2+(a1 −b1)cosΔθ/2 −LsinΔθ/4 ………(1) Δθ=θ1 −θ0 ………(2) により、測定点p,q間の測定弦長Lに対する測定点r
の高低または通り狂い量Δsを求めるものである。
【0006】次に測定装置は、軌道検測車の2つの台車
または軸箱に距離L/2の間隔をなして設けられ、検測
車の車体を基準とするレールの高低または左右の変位に
対する変位信号を連続して検出する2個の変位センサ
と、検測車の走行車輪の回転により距離L/2の整数m
分の1の走行距離ごとに距離パルスiを出力する距離パ
ルス発生器、およびピッチングまたはヨーイングによる
車体の傾斜角を検出するジャイロとを具備する。2個の
変位センサが連続して出力する変位信号を、距離パルス
iにより同時にサンプリングして検出された変位データ
i,bi を、それぞれ逐次に入力して出力するm段の第
1シフトレジスタおよび第2シフトレジスタと、距離パ
ルスiのサンプリング時点における車体の傾斜角データ
θi を逐次に入力して出力するm段の第3シフトレジス
タとを設ける。距離パルスin,i(m+n) に対して、各シ
フトレジスタが出力する変位データ(ain, bin)、[
i(m+n), bi(m+n)]、および傾斜角データ[θin,θ
i(m+n)]を入力して、次の各式: Δsin=(bin−ain)/2+[ai(m+n)−bi(m+n)]cosΔθin/2 −LsinΔθin/4 ………(3) Δθin=θi(m+n)−θin ………(4) 0≦n≦m ………(5) により、測定弦長Lの中心点に対するレールの高低また
は通り狂い量Δsinを逐次に計算して出力するデータ処
理部を設けて構成される。
【0007】
【作用】上記の測定方式においては、距離パルスによ
り、距離L/2をなす測定点p,rに対して2個の変位
センサにより同時に検出された変位データa0,b0 と、
検測車の距離L/2の走行により測定点r,qに対して
同時に検出された変位データa1,b1 、およびジャイロ
により検出され、測定点p,r、および測定点r,qに
おける車体の傾斜角θ0 、θ1 とにより、次式: Δs=(b0 −a0)/2+(a1 −b1)cosΔθ/2 −LsinΔθ/4 ………(1) Δθ=θ1 −θ0 ………(2) により、任意の測定点p,q間の測定弦長Lに対する測
定点rの高低または通り狂い量Δsが求められる。
【0008】次に上記の測定装置においては、上記の測
定方法における軌道狂い測定系と同様であるが、距離パ
ルス発生器は2個の変位センサの距離間隔L/2の整数
m分の1、すなわちL/(2m)の走行距離ごとに距離
パルスiを出力するものとする。2個の変位センサが連
続して出力する変位信号は、距離パルスiによりそれぞ
れ同時にサンプリングして変位データai とbi とが検
出され、それぞれが第1および第2シフトレジスタに逐
次に入力して出力される。また、距離パルスiのサンプ
リング時点における車体の傾斜角データθi が第3シフ
トレジスタに逐次に入力して出力される。距離パルスi
n,i(m+n) に対して各レジスタが出力する変位データ
(ain, bin)、[ ai(m+n), bi(m+n)]、および傾斜
角データ[θin,θi(m+n)]がデータ処理部に入力し、
次の各式: Δsin=(bin−ain)/2+[ai(m+n)−bi(m+n)]cosΔθin/2 −LsinΔθin/4 ………(3) Δθin=θi(m+n)−θin ………(4) により、測定弦長Lの中心点に対するレールの高低また
は通り狂い量Δsinが逐次に計算されて出力される。こ
こでnは、 0≦n≦m ………(5) で示され、計算式を一般化するためのもので、距離パル
スiに従って0〜mの値をとることにより、各狂い量Δ
i0〜Δsimが逐次に出力される。以上により検測車の
走行に従って距離パルスiごとに狂い量Δsが連続的に
測定される。
【0009】
【実施例】図1によりこの発明の軌道狂い測定方式の測
定原理を説明する。図において、2個の変位センサ5-
1, 5-2は距離L/2の間隔として検測車に設けられ、
車体の基準線をBとする。各変位センサに対応するレー
ル1の任意の点をp,rとし、点qをとってpqを測定
弦Gの長さLに対応させる。レールの曲率半径は弦長L
より非常に大きいので、prとrqの距離はL/2とみ
なされる。まず、両センサにより基準線B1 に対する点
p,rの変位量a0,b0 が同時に測定される。ついで検
測車が距離L/2だけ走行すると、両センサにより基準
線B2 に対する点r,qの変位量a1,b1 がやはり同時
に測定される。一方、基準線B1 とB2 の角度はジャイ
ロにより検出され、車体の回転などにより角度Δθだけ
変化しているとする。なお、各変位量a,bはそれぞれ
に対する基準線Bに関して上側は+、下側は−の符号を
とり、また傾斜角Δθもやはり正負の符号をとる。これ
に対して求める狂い量は、測定弦Gの中点tに対する点
rの変位量Δsであり、基準線B1 に対する点qの変位
量εが求められれば、前記した3点同時測定に対する式
(6) に従って、次式: Δs=b0 −(a0 +ε)/2 ………(7) により狂い量Δsが計算できる。このεを求めるため図
1の詳細図により解析を行うと、a,bの符号に注意し
て、 ε=(b0 −a1 cosΔθ)+LsinΔθ/2+b1 cosΔθ…(8) であることが容易に導かれる。εを式(7) に入れて整理
すると前記した式(1) 、 Δs=(b0 −a0)/2+(a1 −b1)cosΔθ/2 −LsinΔθ/4 ………(1) がえられる。ここで、式(1) を検証してみると、基準線
Bが傾斜せずΔθ=0のときは、 Δs=(a1 −a0 +b0 −b1 )/2 ………(9) となる。式(9) は点rに対する2回の測定値b0 とa1
とに差があることを意味し、基準線Bは角度は変化しな
いが、平行移動していることを示している。もし平行移
動がなければb0 =a1 であり、式(9) は、 Δs=b0 −(a0 +b1 )/2 ………(10) となって式(6) と本質的に一致する。これにより、式
(1) は基準線Bの角度変化のみでなく、平行移動に対し
ても補正していることが了解される。以上において、図
1のレール1を鉛直面とみればΔsは高低狂いであり、
また水平面とすれば通り狂いである。
【0010】図2はこの発明の軌道狂い測定装置の一実
施例におけるブロック構成図を示し、軌道検測車の2つ
の台車は距離L/2の間隔をなしており、これらに2個
の変位センサ5-1, 5-2が設けられる。両変位センサは
レールの高低または左右変位のいずれかを検出してそれ
ぞれ変位信号a,bを出力するものとする。ただし実際
には高低用と左右用にはそれぞれ別個の変位センサを設
けることが必要である。次に、距離L/(2m)の走行
距離ごとに距離パルスiを出力する距離パルス発生器
(KPG)62と、ピッチングまたはヨーイングによる車
体の基準線Bの傾斜角θを検出する光学式ジャイロ(O
GY)61とを具備する。光学式ジャイロには各種がある
が、例えばリングレーザジャイロでは最良のものは1万
分の5°程度の角度分解能を有しており、十分使用でき
るものである。次にデータ処理部6は、主要構成要素と
してm段の第1、第2および第3のシフトレジスタ(以
下単にレジスタという)641,642,643 、4個の加算回路
(ADD)661,662,663,664 、sinおよびcos回路
67,68 、および4個の乗算回路691,692,693,694 など
が、図示のように接続されて構成される。図3は図2に
対する測定方法の補足説明図である。
【0011】図2と図3により、レールの狂い量の測定
方法を説明すると、OGY61により検出された傾斜角θ
と、両変位センサ5-1, 5-2よりの変位信号a,bは、
それぞれA/D変換器63によりデジタル化され、距離パ
ルスiによりサンプリングされる。サンプリングされた
傾斜角データθi と変位データai,bi は、それぞれ第
1、第2および第3レジスタ641,642,643 に入力して距
離パルスiにより順次にシフトされる。距離パルスiの
間隔は距離L/(2m)であり、各レジスタはm段であ
るので、距離L/2に対するサンプリングデータが順次
に記憶されてシフトされ、出力端子に逐次に出力され
る。第1レジスタ641 よりの傾斜角データθi は位相反
転回路65により符号が反転され、これより距離パルスが
m個分遅れた傾斜角データθi とADD661 により加算
され、角度変化量Δθi が出力される。Δθi はsin
回路67とcos回路68に入力してsinΔθi とcos
Δθi が計算される。sinΔθi は乗算回路691 によ
りL/4が乗ぜられ、さらに符号が反転されて(−Ls
inΔθi /4)のデータがADD664 に入力する。第
2および第3レジスタ642,643 よりの変位データai,b
i は、それぞれ反転回路65、ADD662,663 を経て、乗
算回路692 より(bi −ai )/2のデータが、乗算回
路694 より(aim−bim)cosΔθi /2のデータが
それぞれ出力されてADD664 に入力し、上記の(−L
sinΔθ1 /4)のデータと加算されて狂い量Δsi
が出力される。以上において、図3に示すように、任意
の点pn,rn (0≦n≦m)に対する最初(イ) の距離パ
ルスをin とし、後(ロ) の距離パルスをi(m+n) とする
と、これらに対するADD664 の出力データは、前記し
た一般式: Δsin=(bin−ain)/2+[ai(m+n)−bi(m+n)]cosΔθin/2 −LsinΔθin/4 ………(3) Δθin=θi(m+n)−θin ………(4) として表される。以上により、軌道検測車の走行に従っ
て距離パルスiごとにレールの高低または通り狂い量Δ
sが連続して測定される。
【0012】
【発明の効果】以上の説明のとおり、この発明による軌
道狂い測定方式においては、距離間隔L/2の2個の変
位センサにより、2点同時測定を2回行ってえられる4
個の変位データを合成し、基準線Bの角度変化量を補正
して、3点同時測定方式と同様に測定弦長Lに対するレ
ールの高低または通り狂い量を求めるもので、また測定
装置は、この2点同時測定方式を軌道検測車に適用し、
その走行に従って距離パルスごとにレールの高低または
通り狂い量を連続して測定するもので、新幹線などにお
ける2台車方式の軌道検測車に寄与するところには大き
いものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の軌道狂い測定方式の測定原理に対
する説明図である。
【図2】 この発明の軌道狂い測定装置の一実施例にお
けるブロック構成図を示す。
【図3】 図2に対する補足説明図である。
【図4】 (a) はレール1の変位状態を示す図、(b) は
高低狂いに対する従来の測定方法の説明図である。
【図5】 (a) は2台車方式の軌道検測車の台車の配置
を示す図、(b) は車体の基準線の角度変化と、平行移動
の説明図である。
【符号の説明】
1…レール、2…軌道検測車、2-1, 2-2, 2-3…走行
車輪、3-1, 3-2…台車、4-1, 4-2, 5-1, 5-2…変
位センサ、6…データ処理部、61…光学式ジャイロ(O
GY)、62…距離パルス発生器(KPG)、63…A/D
変換器、64…m段シフトレジスタ、641 …第1シフトレ
ジスタ、642 …第2シフトレジスタ、643 …第3シフト
レジスタ、65…位相反転回路、66…加算回路(AD
D)、67…sin回路、68…cos回路、69…乗算回
路、p,q,r…測定点、L…測定弦長、B…基準線、
θ…基準線の角度。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木村 俊宏 東京都千代田区大手町二丁目6番2号 日立電子エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 上野 善旦 東京都千代田区大手町二丁目6番2号 日立電子エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 伊藤 昌之 東京都千代田区大手町二丁目6番2号 日立電子エンジニアリング株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−222110(JP,A) 特開 昭62−222111(JP,A) 特開 昭56−19404(JP,A) 特開 昭63−175713(JP,A) 特開 昭53−145665(JP,A) 特開 平2−96002(JP,A) 特開 昭52−33204(JP,A) 実開 平1−124803(JP,U)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軌道検測車の2つの台車または軸箱に距
    離L/2の間隔をなして設けられ、該軌道検測車の車体
    を基準とするレールの高低または左右の変位を連続して
    検出する2個の変位センサと、該検測車の走行車輪の回
    転により一定の走行距離ごとに距離パルスを出力する距
    離パルス発生器、およびピッチングまたはヨーイングに
    よる該車体の傾斜角を検出するジャイロとにより軌道狂
    い測定系を構成し、測定弦長Lに対応した前記レールの
    任意の測定点をp,q、その中点を測定点rとし、前記
    距離パルスによりサンプリングされ、距離L/2をなす
    測定点p,rに対して前記2個の変位センサにより同時
    に検出された変位データをa0,b0 、前記検測車の距離
    L/2の走行により、測定点r,qに対して同時に検出
    された変位データをa1,b1 とし、前記ジャイロにより
    検出され、該測定点p,r、および測定点r,qにおけ
    る、前記車体の傾斜角θをそれぞれθ0 、θ1 として次
    の各式: Δs=(b0 −a0)/2+(a1 −b1)cosΔθ/2 −LsinΔθ/4 ………(1) Δθ=θ1 −θ0 ………(2) により、前記測定点p,q間の測定弦長Lに対する前記
    測定点rの高低または通り狂い量Δsを求めることを特
    徴とする、軌道狂い測定方式。
  2. 【請求項2】 軌道検測車の2つの台車または軸箱に距
    離L/2の間隔をなして設けられ、該軌道検測車の車体
    を基準とするレールの高低または左右の変位に対する変
    位信号を連続して検出する2個の変位センサと、該検測
    車の走行車輪の回転により前記距離L/2の整数m分の
    1の走行距離ごとに距離パルスiを出力する距離パルス
    発生器、およびピッチングまたはヨーイングによる該車
    体の傾斜角を検出するジャイロとを具備し、前記2個の
    変位センサが出力する変位信号を、前記距離パルスiに
    より同時にサンプリングして検出された変位データai
    とbi とを、それぞれ逐次に入力して出力するm段の第
    1シフトレジスタおよび第2シフトレジスタと、前記距
    離パルスiの各サンプリング時点における前記車体の傾
    斜角データθi を逐次に入力して出力するm段の第3シ
    フトレジスタとを設け、距離パルスin およびi(m+n)
    に対して、前記各シフトレジスタが出力する変位データ
    (ain, bin)、[ ai(m+n), bi(m+n)]、および前記
    傾斜角データ[θin,θi(m+n)]を入力して、次の各
    式: Δsin=(bin−ain)/2+[ai(m+n)−bi(m+n)]cosΔθin/2 −LsinΔθin/4 ………(3) Δθin=θi(m+n)−θin ………(4) 0≦n≦m ………(5) により、前記測定弦長Lの中心点に対する前記レールの
    高低または通り狂い量Δsinを逐次に計算して出力する
    データ処理部を設けて構成されたことを特徴とする、軌
    道狂い測定装置。
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