JP2720113B2 - プレスセクション装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は、形成されたウェブから水分をプレスするプ
レスセクション装置に関する。より詳しくは、本発明は
広幅ニッププレスに関する。

〔背景技術〕

シュミット（Schmitt）らの米国特許第4,257,844号
は、ダブルフェルト式通気性ニッププレスとそれに続く
吸引ターニングロールと同ターニングロールの直ぐ下流
に配された通気性ロールカップルプレスを開示してい
る。

更に、アルブレヒト（Albrecht）の米国特許第4,988,
410号は、支承するブランケットとフェルトがプレスさ
れたウェブから更に水分を取除くために更なる広幅ニッ
ププレスシューを通ってウェブを移送する広幅ニッププ
レスを開示している。

しかしながら、前記米国特許第4,988,410号で開示さ
れた装置では、第一広幅ニップ後のそれぞれのプレスフ
ェルトの分離点でウェブが不安定になる。従って、第一
広幅ニッププレス内の高圧空気又は蒸気がプレスフェル
ト11からウェブを吹き離す傾向がある。

更に、前記米国特許第4,988,410号の装置では、第二
広幅ニッププレスの上流でフレクソニップ（FLEX-O-Ni
p）型ロール周りにウェブが走行する時ウェブを遠心力
によりフェルトから振り離す傾向がある。

本発明は、以下説明するように、ウェブが吸引ターニ
ングロールに達する前と同吸引ターニングロールに達し
た後において安定するように、第一広幅ニップの下流に
配され、間に吸引ターニングロールを介在させた第二広
幅ニッププレス、及び更に、できたウェブの表裏性を制
御する第三広幅ニッププレスを提供することにより、前
記の不具合点を克服する。

それ故本発明の目的は、従来装置の前記の不具合点を
克服し、形成されたウェブのプレス技術に大きく貢献す
るプレスセクション装置を提供することである。

〔発明の開示〕

本発明は、形成されたウェブから水分をプレスするプ
レスセクション装置に関する。

本発明に係る装置は、 ウェブ（Ｗ）から水分の第一部分をプレスするための
第一広幅ニッププレス（N1）と； 前記第一広幅ニッププレス（N1）を通って走行するプ
レスピックアップフェルト（12）のループと； 前記第一広幅ニッププレス（N1）の下流に前記プレス
ピックアップフェルト（12）のループ内に配された吸引
ターニングロール（14）であって、前記プレスピックア
ップフェルト（12）を案内するための及びウェブ（Ｗ）
を同吸引ターニングロールへ向い、かつ、その周りに導
くための吸引ターニングロール（14）と； 前記吸引ターニングロール（14）の下流に配された第
二広幅ニッププレス（N2）であって、前記プレスピック
アップフェルト（12）は前記第二広幅ニッププレス（N
2）を通って走行し、前記第二広幅ニッププレス（N2）
は、平滑な円周表面（18）であってウェブ（Ｗ）が前記
第二広幅ニッププレス（N2）を出た時前記表面（18）に
追従するように構成され配列された平滑な円周表面（1
8）を有するウェブ（Ｗ）の一方の側に配置されたバッ
キングロール（16）を含む第二広幅ニッププレス（N2）
と； ウェブ（Ｗ）を前記平滑表面（18）から離して移送す
るための移送手段（20）と； を備えた形成されたウェブ（Ｗ）から水分をプレスす
るプレスセクション装置において； 前記第一広幅ニッププレス（N1）は； 第一広幅ニッププレスシュー（24）と； 前記第一広幅ニッププレスシュー（24）とウェブ
（Ｗ）間に配され、そのループ内に前記第一広幅ニップ
プレスシュー（24）が配置されている第二プレスフェル
ト（26）と； 前記第一シュー（24）と協働し、前記プレスピックア
ップフェルト（12）で形成されるループ内に配置された
第一通気性変位制御ロール（28）であって、ウェブ
（Ｗ）は前記プレスピックアップフェルト（12）が走行
する間前記プレスピックアップフェルト（12）と前記第
二プレスフェルト（26）間に配され、ウェブ（Ｗ）と前
記第二プレスフェルト（26）は前記第一通気性変位制御
ロール（28）と前記第一広幅ニッププレスシュー（24）
間に配されるように構成された第一通気性変位制御ロー
ル（28）と； 前記第一広幅ニッププレスシュー（24）と前記第二プ
レスフェルト（26）間に配された通気性広幅ニッププレ
スブランケット（30）と； を備えており； また更に、前記平滑表面（18）の下流に配された更な
るプレスフェルト（22）であって、前記移送手段（20）
がウェブ（Ｗ）を前記平滑表面（18）から前記更なるプ
レスフェルト（22）上に移送するように構成された更な
るプレスフェルト（22）と； 前記移送手段（20）の下流に配された第三広幅ニップ
プレス（N3）であって、ウェブ（Ｗ）の他方の側に配置
された更なるバッキングロール（46）を含み、できたウ
ェブ（Ｗ）の表裏性を制御する第三広幅ニッププレス
（N3）； を備えたことを特徴とする。

本発明は、以上のように構成された第二と第三の広幅
ニッププレス（N2），（N3）を下流側に備えた第一広幅
ニッププレス（N1）を設けているので、ウェブ（Ｗ）は
第一ないし第三広幅ニッププレスにおいて効果的に脱水
される。また、ウェブ（Ｗ）は、同第一広幅ニッププレ
ス（N1）において、プレスピックアップフェルト（12）
と第二プレスフェルト（26）との間に挟まれており、同
第一広幅ニッププレス（N1）を通って第一部分の水分が
プレスされた上安定した状態で吸引ターニングロール
（14）へ導かれる。

また、第二広幅ニッププレス（N2）のバッキングロー
ル（16）と第三広幅ニッププレス（N3）のバッキングロ
ール（46）は、それぞれウェブ（Ｗ）の両側に設けられ
ているので、できたウェブ（Ｗ）の表裏性の制御を効果
的に行なうことができる。

本発明の一実施の形態では、第一広幅ニッププレスシ
ューは流体動力学的（hydrodynamic）シューであり、本
発明の別の実施の形態では、第一プレスシューは流体静
力学的（hydrostatic）シューである。

また、前記吸引ターニングロールは、プレスピックア
ップフェルトと第二プレスフェルトが相互に離れる時に
ウェブをプレスピックアップフェルトへ向って導くよう
に部分真空源に連絡されている。

前記第二広幅ニッププレスは、プレスピックアップフ
ェルトにより形成されるループ内に配される第二広幅ニ
ッププレスシューを含む。

本発明に係るプレスセクション装置は、また、第二広
幅ニッププレスシューとプレスピックアップフェルト間
に配された通気性ブランケットを含む。

本発明の実施の一形態による第二広幅ニッププレスシ
ューは、流体動力学的シューであり、本発明の別の実施
の形態では流体静力学的シューである。

また、前記第二広幅ニッププレスは、ウェブから水分
の第二部分を取除くために第二広幅ニッププレスシュー
と協働する第二変位制御バッキングロール（second con
trolled deflection backing roll）を含む。

前記移送手段は、プレスされたウェブを平滑表面から
更なるプレスフェルトに導くために平滑表面に近接し第
二プレスシューの下流に配されたリードインロールを含
む。

更に移送手段は、更なるプレスフェルトによって支持
されたウェブがリードインロールから第三広幅ニッププ
レス方向に案内されるように更なるプレスフェルトによ
って形成される更なるループ内に配された吸引移送ロー
ルを含む。

第三広幅ニッププレスは更なるループ内に配された広
幅ニッププレスシューを含む。更に第三広幅ニッププレ
スは前記広幅プレスシューと更なるプレスフェルト間に
配された通気性プランケットを含む。

また、本発明の実施の一形態では、第三プレスシュー
は流体動力学的シューであり、本発明の別の実施の形態
では第三プレスシューは流体静力学的シューである。

第三広幅ニッププレスは、また、ウェブをプレスして
できたウェブの表裏性を制御するために、前記更なるル
ープ内に配された第三広幅ニッププレスシューと協働す
る第三変位制御バッキングロール（third controlled d
eflection backing roll）を含む。

〔図面の簡単な説明〕

図１は、本発明によるプレスセクション装置の側面図
である。

図２は、図１に示されたものと類似の図であるが、流
体動力学的シューでなく流体静力学的シューを有するそ
れぞれの広幅ニッププレスを示す。

前記の図の全体において類似の符号は類似の部品を示
している。

〔発明を実施するための最良の形態〕

図１は、形成されたウェブＷから水分をプレスするた
めの符号10で示される本発明によるプレスセクション装
置の側面図である。装置10はウェブＷから水分の第一部
分をプレスする第一広幅ニッププレスN1を含む。

プレスピックアップフェルト12は、第一広幅ニッププ
レスN1を通って走行し、吸引ターニングロール14はプレ
スピックアップフェルト12を案内しウェブＷを吸引ター
ニングロール14方向にかつその周りに導くために第一広
幅ニッププレスN1の下流に配されている。

第二広幅ニッププレスN2は、吸引ターニングロール14
の下流に配されている。 第二広幅ニッププレスN2は、
ウェブＷが第二広幅ニッププレスN2から出た時に表面18
に追従するように平滑な円周表面18を有しウェブＷの一
方の側に配置されたバッキングロール16を含む。

符号20で示される移送手段は、平滑表面18から平滑表
面18の下流に配された更なるプレスフェルト22にウェブ
Ｗを移送する。装置は、移送手段20が前記平滑表面18か
ら更なるプレスフェルト22へウェブＷを移送するように
構成されている。

第三広幅ニッププレスN3が、できたウェブＷの表裏性
を制御するために移送手段20の下流に配されている。

第一広幅ニッププレスN1は第一広幅ニッププレスシュ
ー24を含む。プレスN1は、また、第一広幅ニッププレス
シュー24とウェブＷ間に配された第二プレスフェルト26
を含む。

第一通気性変位制御ロール28は第一シュー24と協働
し、本実施の形態では、ウェブＷは、プレスピックアッ
プフェルト12の走行する間プレスピックアップフェルト
12と第二プレスフェルト26間に配され、ウェブＷと第二
プレスフェルト26は第一通気性変位ロール28と第一広幅
ニッププレスシュー24間に配されるように構成されてい
る。

第一広幅ニッププレスN1はまた、第一広幅ニッププレ
スシュー24と第二プレスフェルト26間に配された通気性
広幅ニッププレスブランケット30を含む。

図１に示された第一広幅ニッププレスシュー24は流体
動力学的シューである。

しかしながら、図２に示された本発明の別の実施の形
態では、第一広幅ニッププレスシュー24Aは流体静力学
的シューである。

吸引ターニングロール14は、プレスピックアップフェ
ルト12と第二プレスフェルト26が相互に離れた時ウェブ
Ｗがプレスピックアップフェルト12方向に導かれるよう
に部分真空源32に連絡されている。

第二広幅ニッププレスN2は、プレスピックアップフェ
ルト12により形成されるループ内に配された第二広幅ニ
ッププレスシュー34を含む。

プレスセクション装置10は、また、第二広幅ニッププ
レスシュー34とプレスピックアップフェルト12間に配さ
れた第二通気性ブランケット36を含む。

図１に示された本発明の実施の一形態では、第二広幅
ニッププレスシューは流体動力学的シューであり、図２
に示された本発明の第二の実施の形態では、第二広幅ニ
ッププレスシュー34Aは流体静力学的シューである。

第二広幅ニッププレスN2は、第二変位制御バッキング
ロールであるバッキングロール16を含む。バッキングロ
ール16は、ウェブＷから水分の第二部分を取除くために
第二広幅ニッププレスシュー34と協働する。

移送手段20は、プレスされたウェブＷをバッキングロ
ール16の平滑表面18から更なるプレスフェルト22に導く
ために平滑表面18に近接して第二プレスシュー34の下流
に配されたリードインロール38を含む。

移送手段20は、また、更なるプレスフェルト22によっ
て形成される更なるループ内に配された吸引移送ロール
40を含む。装置は、更なるプレスフェルト22によって支
持されたウェブＷがリードインロール38から第三広幅ニ
ッププレスN3方向に案内されるように構成されている。

第三広幅ニッププレスN3は更なるループ内に配された
第三広幅ニッププレスシュー42を含む。

第三広幅ニッププレスシュー42は、第三プレスシュー
42と更なるプレスフェルト22間に配された第三通気性ブ
ランケット44と協働する。

図１に示された実施の形態では、第三プレスシュー42
は流体動力学的シューであり、一方図２では第三プレス
シュー42Aは流体静力学的シューである。

第三広幅ニッププレスN3はまた、ウェブＷをプレスし
てできたウェブの表裏性を制御するために第三広幅ニッ
ププレスシュー42と協働するウェブＷの他方の側に配置
された第三変位制御バッキングロール46を含む。

以上のように第二広幅ニッププレスN2のバッキングロ
ール16と第三広幅ニッププレスN3の第三変位制御バッキ
ングロール46は、互いにウェブＷの反対側にあってウェ
ブＷに接しているので、できたウェブＷの表裏性を有効
に制御することができる。

図２は本発明の別の実施の形態を示すが、ここにおい
てプレスシュー24A、34A及び42Aの各々は流体動力学的
シューでなく流体静力学的シューである。その他の点で
は、図２に示された装置は図１に示されたものと同一で
あり、接尾辞“A"を付した類似の符号は類似の部品を示
すべく使用されている。

本発明によるプレスセクション装置の運転において、
ウェブは第一広幅ニッププレスN1Aを通って協働するプ
レスピックアップフェルト12と第二プレスフェルト26の
間にしっかりと支持されている。その後、ウェブＷが第
二ニップN2を通って案内されるように吸引ターニングロ
ール14はプレスピックアップフェルト12で支持されたウ
ェブを案内する。装置は特に第一広幅ニッププレスN1か
ら第二広幅ニッププレスN2にかけて比較的湿分の高いウ
ェブを安定させることができる。

ウェブはバッキングロール16の平滑表面18に付着し、
端部が第三ニッププレスN3への案内のためにリードイン
ロール38を通り更なるフェルト22上に引込まれ得るよう
に前記平滑表面18から離される。

本発明は、従来のプレスに対する意義ある改良を提供
し、プレスされた不安定なウェブをそれが第一広幅ニッ
ププレスを出た時に支持するプレスフェルトから吹き離
すという問題を回避すると共に、ウェブの脱水を効果的
に行ない、かつ、ウェブの表裏性を効果的に制御するこ
とができる。

Claims (15)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】ウェブ（Ｗ）から水分の第一部分をプレス
   するための第一広幅ニッププレス（N1）と； 前記第一広幅ニッププレス（N1）を通って走行するプレ
   スピックアップフェルト（12）のループと； 前記第一広幅ニッププレス（N1）の下流に前記プレスピ
   ックアップフェルト（12）のループ内に配された吸引タ
   ーニングロール（14）であって、前記プレスピックアッ
   プフェルト（12）を案内するための及びウェブ（Ｗ）を
   同吸引ターニングロールへ向い、かつ、その周りに導く
   ための吸引ターニングロール（14）と； 前記吸引ターニングロール（14）の下流に配された第二
   広幅ニッププレス（N2）であって、前記プレスピックア
   ップフェルト（12）は前記第二広幅ニッププレス（N2）
   を通って走行し、前記第二広幅ニッププレス（N2）は、
   平滑な円周表面（18）であってウェブ（Ｗ）が前記第二
   広幅ニッププレス（N2）を出た時前記表面（18）に追従
   するように構成され配列された平滑な円周表面（18）を
   有するウェブ（Ｗ）の一方の側に配置されたバッキング
   ロール（16）を含む第二広幅ニッププレス（N2）と； ウェブ（Ｗ）を前記平滑表面（18）から離して移送する
   ための移送手段（20）と； を備えた形成されたウェブ（Ｗ）から水分をプレスする
   プレスセクション装置において； 前記第一広幅ニッププレス（N1）は； 第一広幅ニッププレスシュー（24）と； 前記第一広幅ニッププレスシュー（24）とウェブ（Ｗ）
   間に配され、そのループ内に前記第一広幅ニッププレス
   シュー（24）が配置されている第二プレスフェルト（2
   6）と； 前記第一シュー（24）と協働し、前記プレスピックアッ
   プフェルト（12）で形成されるループ内に配置された第
   一通気性変位制御ロール（28）であって、ウェブ（Ｗ）
   は前記プレスピックアップフェルト（12）が走行する間
   前記プレスピックアップフェルト（12）と前記第二プレ
   スフェルト（26）間に配され、ウェブ（Ｗ）と前記第二
   プレスフェルト（26）は前記第一通気性変位制御ロール
   （28）と前記第一広幅ニッププレスシュー（24）間に配
   されるように構成された第一通気性変位制御ロール（2
   8）と； 前記第一広幅ニッププレスシュー（24）と前記第二プレ
   スフェルト（26）間に配された通気性広幅ニッププレス
   ブランケット（30）と； を備えており； また更に、前記平滑表面（18）の下流に配された更なる
   プレスフェルト（22）であって、前記移送手段（20）が
   ウェブ（Ｗ）を前記平滑表面（18）から前記更なるプレ
   スフェルト（22）上に移送するように構成された更なる
   プレスフェルト（22）と； 前記移送手段（20）の下流に配された第三広幅ニッププ
   レス（N3）であって、ウェブ（Ｗ）の他方の側に配置さ
   れた更なるバッキングロール（46）を含み、できたウェ
   ブ（Ｗ）の表裏性を制御する第三広幅ニッププレス（N
   3）； を備えたことを特徴とする形成されたウェブ（Ｗ）から
   水分をプレスするプレスセクション装置。
2. 【請求項２】前記第一広幅ニッププレスシュー（24）は
   流体動力学的シューであることを特徴とする請求の範囲
   １に記載のプレスセクション装置。
3. 【請求項３】前記広幅ニッププレスシュー（24A）は流
   体静力学的シューであることを特徴とする請求の範囲１
   に記載のプレスセクション装置。
4. 【請求項４】前記吸引ターニングロール（14）は、部分
   真空源に連絡されていることを特徴とする請求の範囲１
   に記載のプレスセクション装置。
5. 【請求項５】前記第二広幅ニッププレス（N2）は、前記
   プレスピックアップフェルト（12）により形成される前
   記ループ内に配された第二広幅ニッププレスシュー（3
   4）を含むことを特徴とする請求の範囲１に記載のプレ
   スセクション装置。
6. 【請求項６】更に、前記第二広幅ニッププレスシュー
   （34）と前記プレスピックアップフェルト（12）間に配
   された通気性ブランケット（36）を含むことを特徴とす
   る請求の範囲５に記載のプレスセクション装置。
7. 【請求項７】前記第二広幅ニッププレスシュー（34）は
   流体動力学的シューであることを特徴とする請求の範囲
   ５に記載のプレスセクション装置。
8. 【請求項８】前記第二広幅ニッププレスシュー（34A）
   は流体静力学的シューであることを特徴とする請求の範
   囲５に記載のプレスセクション装置。
9. 【請求項９】前記第二広幅ニッププレス（N2）内の前記
   バッキングロール（16）はウェブ（Ｗ）から水分の第二
   水分を取除くために前記第二広幅ニッププレスシュー
   （34）と協働する第二変位制御バッキングロール（16）
   であることを特徴とする請求の範囲５に記載のプレスセ
   クション装置。
10. 【請求項１０】前記移送手段（20）は； プレスされたウェブ（Ｗ）を前記平滑表面（18）から前
    記更なるプレスフェルト（22）方向に導くために前記平
    滑表面（18）を近接し前記プレスシュー（34）の下流に
    配されたリードインロール（38）と； 前記更なるプレスフェルト（22）によって支持されたウ
    ェブ（Ｗ）を前記リードインロール（38）から前記第三
    広幅ニッププレス（N3）へ向って案内するように前記更
    なるプレスフェルト（22）により形成された更なるルー
    プ内に配された吸引移送ロール（40）と； を含むことを特徴とする請求の範囲１に記載のプレスセ
    クション装置。
11. 【請求項１１】前記第三広幅ニッププレス（N3）は； 前記更なるループ内に配された広幅ニッププレスシュー
    （42）； を含むことを特徴とする請求の範囲10に記載のプレスセ
    クション装置。
12. 【請求項１２】前記第三広幅ニッププレス（N3）は； 前記更なるループ内に配された前記プレスシュー（42）
    と前記更なるプレスフェルト（22）間に配された通気性
    ブランケット（44）； を含むことを特徴とする請求の範囲11に記載のプレスセ
    クション装置。
13. 【請求項１３】前記更なるループ内に配された前記プレ
    スシュー（42）は流体動力学的シューであることを特徴
    とする請求の範囲11に記載のプレスセクション装置。
14. 【請求項１４】前記更なるループ内に配された前記プレ
    スシュー（42A）は流体静力学的シューであることを特
    徴とする請求の範囲11に記載のプレスセクション装置。
15. 【請求項１５】前記第三広幅ニッププレス（N3）内に配
    された前記更なるバッキングロール46はウェブ（Ｗ）を
    プレスしてできたウェブの表裏性を制御するために前記
    更なるループ内に配された前記広幅ニッププレスシュー
    （42）と協働する変位制御バッキングロール（46）であ
    ることを特徴とする請求の範囲11に記載のプレスセクシ
    ョン装置。