JPH08509036A - プレスセクション装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 形成されたウェブ（W）から水分をプレスするプレスセクション装置（10）が開示される。装置（10）は、ウェブ（W）から水分の第一部分をブレスする第一広幅ニッププレス（N1）を含む。プレスフェルト（12）は第一プレス（N1）を通り走行し、吸引ターニングロール（14）は、第一プレス（N1）の下流に配されてプレスフェルト（12）を案内しウェブ（W）をターニングロールヘ向って、かつ、その周りに導く。第二広幅ニッププレス（N2）はターニングロール（14）の下流に配されている。第二プレス（N2）は、ウェブ（W）が第二プレス（N2）を出た時に表面（18）に追従するように平滑な円周表面（18）を有するバッキングロール（16）を含む。移送装置（20）はウェブ（W）を平滑表面（18）から平滑表面（18）の下流に配された更なるプレスフェルト（22）上に移送する。第三広幅ニッププレス（N3）は移送手段（20）の下流に配され、できたウェブ（W）の表裏性を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】 プレスセクション装置 〔技術分野〕 本発明は、形成されたウェブから水分をプレスするプレスセクション装置に関 する。より詳しくは、本発明は広幅ニッププレスに関する。 ［背景技術〕 シュミット（Schmitt）らの米国特許第4,257,844号は、ダブルフェルト式通気 性ニッププレスとそれに続く吸引ターニングロールと同ターニングロールの直ぐ 下流に配された通気性ロールカップルプレスを開示している。 更に、アルブレヒト（Albrecht）の米国特許第4,988,410号は、支承するブラ ンケットとフェルトがプレスされたウェブから更に水分を取除くために更なる広 幅ニッププレスシューを通ってウェブを移送する広幅ニッププレスを開示してい る。 しかしながら、前記米国特許第4,988,410号で開示された装置では、第一広幅 ニップ後のそれぞれのプレスフェルトの分離点でウェブが不安定になる。従って 、第一広幅ニッププレス内の高圧空気又は蒸気がプレスフェルト11からウェブを 吹き離す傾向がある。 更に、前記米国特許第4,988,410号の装置では、第二広幅ニッププレスの上流 でフレクソニップ（FLEX-O-NiP）型ロール周りにウェブが走行する時ウェブを遠 心力によりフェルトから振り離す傾向がある。 本発明は、ウェブが吸引ターニングロールに達する前後に安定するように、第 一広幅ニップの下流に配され、間に吸引ターニングロールを介在させた第二広幅 ニッププレスを提供することにより、前記の不具合点を克服する。 それ故本発明の主課題は、従来装置の前記の不具合点を克服し、形成されたウ ェブのプレス技術に大きく貢献するプレスセクション装置を提供することである 。 〔発明の開示〕 本発明は、形成されたウェブから水分をプレスするプレスセクション装置に関 する。装置は、ウェブから水分の第一部分をプレスする第一広幅ニッププレスを 含む。プレスフェルトが第一広幅ニッププレスを通って走行し、吸引ターニング ロールは、プレスフェルトを案内しウェブをターニングロールヘ向い、かつ、そ の周りに走行させるために第一広幅ニッププレスの下流に配されている。 第二ニッププレスはターニングロールの下流に配されている。第二プレスは、 ウェブが第二広幅ニッププレスを出た時にその表面に追従するように平滑な円周 表面を有するバッキングロールを含む。移送手段が前記平滑表面からその下流に 配された更なるプレスフェルト上にウェブを移送する。装置は、移送手段が平滑 表面から更なるプレスフェルト上にウェブを移送するように構成されている。 更に、第三広幅ニッププレスが、できたウェブの表裏性を制御するために移送 手段の下流に配されている。 本発明のある実施の形態では、第一広幅ニッププレスは第一広幅ニッププレス シューと第一広幅ニッププレスシューとウェブ間に配された第二プレスフェルト を含む。 第一通気性変位制御ロール（first vented controlled defletion roll）は第 一シューと協働する。装置は、プレスフェルトと第二プレスフェルト間にウェブ が配されるように構成されている。プレスフェルトが走行している間、ウェブと 第二プレスフェルトは第一通気性変位制御ロールと第一広幅ニッププレスシュー 間に配されている。 第一広幅ニッププレスは更に、第一広幅ニッププレスシューと第二プレスフェ ルト間に配された通気性広幅ニッププレスブランケットを含む。 本発明のある実施の形態では、第一広幅ニッププレスシューは流体動力学的（ hydrodynamic）シューであり、本発明の別の実施の形態では、第一プレスシュー は流体静力学的（hydrostatic）シューである。 吸引ターニングロールは、プレスフェルトと第二プレスフェルトが相互に離れ る時にウェブをプレスフェルトヘ向って導くように部分真空源に連絡されている 。 第二広幅ニッププレスは、プレスフェルトにより形成されるループ内に配され る第二広幅ニッププレスシューを含む。 プレスセクション装置は、また、第二広幅ニッププレスシューとプレスフェル ト間に配された第二通気性ブランケットを含む。 本発明の実施の一形態による第二広幅ニッププレスシューは、流体動力学的シ ューであり、本発明の別の実施の形態では流体静力学的シューである。 第二広幅ニッププレスは、ウェブから水分の第二部分を取除くために第二広幅 ニッププレスシューと協働する第二変位制御バッキングロール（second control led deflection backing roll）を含む。 移送手段は、プレスされたウェブを平滑表面から更なるプレスフェルトに導く ために平滑表面に近接し第二プレスシューの下流に配されたリードインロールを 含む。 更に移送手段は、更なるプレスフェルトによって支持されたウェブがリードイ ンロールから第三広幅ニッププレス方向に案内されるように更なるプレスフェル トによって形成される更なるループ内に配された吸引移送ロールを含む。 第三広幅ニッププレスは更なるループ内に配された第三広幅ニッププレスシュ ーを含む。更に第三広幅ニッププレスは第三プレスシューと更なるプレスフェル ト間に配された第三通気性プランケットを含む。 本発明の実施の一形態では、第三プレスシューは流体動力学的シューであり、 本発明の別の実施の形態では第三プレスシューは流体静力学的シューである。 第三広幅ニッププレスは、また、ウェブをプレスしてできたウェブの表裏性を 制御するために第三広幅ニッププレスシューと協働する第三変位制御バッキング ロール（third controlled deflection backing roll）を含む。 本発明の多くの修正や変形が、以下の説明を考慮し、添付の図面を参照するこ とにより、当技術の熟練者に容易に明らかとなろう。しかしながら、かかる修正 や変形は、付記された請求の範囲により定められる本発明の精神や範囲内に含ま れるものである。 〔図面の簡単な説明〕 図１は、本発明によるプレスセクション装置の側面図である。 図２は、図１に示されたものと類似の図であるが、流体動力学的シューでなく 流体静力学的シューを有するそれぞれの広幅ニッププレスを示す。 前記の図の全体において類似の符号は類似の部品を示している。 〔発明を実施するための最良の形態〕 図１は、形成されたウェブＷから水分をプレスするための符号10で示される本 発明によるプレスセクション装置の側面図である。装置10はウェブＷから水分の 第一部分をプレスする第一広幅ニッププレスＮ１を含む。 プレスフェルト12は第一広幅ニッププレスＮ１を通って走行し、吸引ターニン グロール14はプレスフェルト12を案内しウェブＷをターニングロール14方向にか つその周りに導くために第一広幅ニッププレスＮ１の下流に配されている。 第二広幅ニッププレスＮ２はターニングロール14の下流に配されている。 第二広幅ニッププレスＮ２は、ウェブＷが第二広幅ニッププレスＮ２から出た 時に表面18に追従するように平滑な円周表面18を有するバッキングロール16を含 む。 符号20で示される移送手段は平滑表面18から平滑表面18の下流に配された更な るプレスフェルト22にウェブＷを移送する。装置は、移送手段20が平滑表面18か ら更なるプレスフェルト22へウェブＷを移送するように構成されている。 第三広幅ニッププレスＮ３が、できたウェブＷの表裏性を制御するために移送 手段20の下流に配されている。 第一広幅ニッププレスＮ１は第一広幅ニッププレスシュー24を含む。プレスＮ １は、また、第一広幅ニッププレスシュー24とウェブＷ間に配された第二プレス フェルト26を含む。 第一通気性変位制御ロール28は第一シュー24と協働し、本実施の形態では、ウ ェブＷがプレスフェルト12の走行する間プレスフェルト12と第二プレスフェルト 26間に配され、ウェブＷと第二プレスフェルト26は第一通気性変位ロール28と第 一広幅ニッププレスシュー24間に配されるように構成されている。 第一広幅ニッププレスＮ１はまた、第一広幅ニッププレスシュー24と第二プレ スフェルト26間に配された通気性広幅ニッププレスブランケット30を含む。 図１に示された第一広幅ニッププレスシュー24は流体動力学的シューである。 しかしながら、図２に示された本発明の別の実施の形態では、第一広幅ニップ プレスシュー24Aは流体静力学的シューである。 吸引ターニングロール14は、プレスフェルト12と第二プレスフェルト26が相互 に離れた時ウェブＷがプレスフェルト12方向に導かれるように部分真空源32に連 絡されている。 第二広幅ニッププレスＮ２は、プレスフェルト12により形成されるループ内に 配された第二広幅ニッププレスシュー34を含む。 プレスセクション装置10は、また、第二広幅ニッププレスシュー34とプレスフ ェルト12間に配された第二通気性ブランケット36を含む。 図１に示された本発明の実施の一形態では、第二広幅ニッププレスシューは流 体動力学的シューであり、図２に示された本発明の第二の実施の形態では、第二 広幅ニッププレスシュー34Aは流体静力学的シューである。 第二広幅ニッププレスＮ２は、第二変位制御バッキングロールであるバッキン グロール16を含む。バッキングロール16は、ウェブＷから水分の第二部分を取除 くために第二広幅ニッププレスシュー34と協働する。 移送手段20は、プレスされたウェブＷを平滑表面18から更なるプレスフェルト 22に導くために平滑表面18に近接して第二プレスシュー34の下流に配されたリー ドインロール38を含む。 移送手段20は、また、更なるプレスフェルト22によって形成される更なるルー プ内に配されたサクション移送ロール40を含む。装置は、更なるプレスフェルト 22によって支持されたウェブＷがリードインロール38から第三広幅ニッププレス Ｎ３方向に案内されるように構成されている。 第三広幅ニッププレスＮ３は更なるループ内に配された第三広幅ニッププレス シュー42を含む。 第三広幅ニッププレスシュー42は、第三プレスシュー42と更なるプレスフェル ト22間に配された第三通気性ブランケット44と協働する。 図１に示された実施の形態では、第三プレスシュー42は流体動力学的シューで あり、一方図２では第三プレスシュー42Aは流体静力学的シューである。 第三広幅ニッププレスＮ３はまた、ウェブＷをプレスしてできたウェブの表裏 性を制御するために第三広幅ニッププレスシュー42と協働する第三変位制御バッ キングロール46を含む。 図２は本発明の別の実施の形態を示すが、ここにおいてプレスシュー24A、34A 及び42Aの各々は流体動力学的シューでなく流体静力学的シューである。その他 の点では、図２に示された装置は図１に示されたものと同一であり、接尾辞“Ａ ”を付した類似の符号は類似の部品を示すべく使用されている。 本発明によるプレスセクション装置の運転において、ウェブは第一広幅ニップ プレスN1Aを通って協働するフェルト12Aと26A間にしっかりと支持されている。 その後、ウェブＷが第二ニップＮ２を通って案内されるように吸引ターニングロ ール14はフェルト12で支持されたウェブを案内する。装置は特に第一広幅ニップ プレスＮ１から第二広幅ニッププレスＮ２にかけて比較的湿分の高いウェブを安 定させることができる。 ウェブはバッキングロール16の平滑表面18に付着し、端部が第三ニッププレス Ｎ３への案内のためにリードインロール38を通り更なるフェルト22上に引込まれ 得るように平滑表面18から離される。 本発明は、従来のプレスに対する意義ある改良を提供し、プレスされた不安定 なウェブをそれが第一広幅ニッププレスを出た時に支持するプレスフェルトから 吹き離すという問題を回避する。

【手続補正書】特許法第１８４条の８ 【提出日】１９９５年７月２４日 【補正内容】 第二広幅ニッププレスは、ウェブから水分の第二部分を取除くために第二広幅 ニッブプレスシューと協働する第二変位制御バッキングロール（second control led deflection backing roll）を含む。 移送手段は、プレスされたウェブを平滑表面から更なるプレスフェルトに導く ために平滑表面に近接し第二ブレスシューの下流に配されたリードインロールを 含む。 更に移送手段は、更なるプレスフェルトによって支持されたウェブがリードイ ンロールから第三広幅ニッププレス方向に案内されるように更なるプレスフェル トによって形成される更なるループ内に配された吸引移送ロールを含む。 第三広幅ニッププレスは更なるループ内に配された第三広幅ニッププレスシュ ーを含む。更に第三広幅ニッププレスは第三プレスシューと更なるプレスフェル ト間に配された第三通気性プランケットを含む。 本発明の実施の一形態では、第三プレスシューは流体動力学的シューであり、 本発明の別の実施の形態では第三プレスシューは流体静力学的シューである。 第三広幅ニッププレスは、また、ウェブをプレスしてできたウェブの表裏性を 制御ずるために第三広幅ニッププレスシューと協働する第三変位制御バッキング ロール（third controlled deflection backing roll）を含む。 〔図面の簡単な説明〕 図１は、本発明によるプレスセクション装置の側面図である。 図２は、図１に示されたものと頚似の図であるが、流体動力学的シューでなく 流体静力学的シューを有するそれぞれの広幅ニッププレスを示す。 前記の図の全体において類似の符号は類似の部品を示している。 〔発明を実施するための最良の形態〕 図１は、形成されたウェブＷから水分をプレスするための符号10で示される本 発明によるプレスセクション装置の側面図である。装置10はウェブＷから水分の ２．前記第一広幅ニッププレス（N1）は； 第一広幅ニッププレスシュー（24）と； 前記第一広幅ニッププレスシュー（24）とウェブ（W）間に配された第二プレ スフェルト（26）と； 前記第一シュー（24）と協働する第一通気性変位制御ロール（28）であって、 ウェブ（W）は前記プレスフェルト（12）が走行する間前記プレスフェルト（12 ）と前記第二プレスフェルト（26）間に配され、ウェブ（W）と前記第二プレス フェルト（26）は前記第一通気性変位制御ロール（28）と前記第一広幅ニッププ レスシュー（24）間に配されるように構成された第一通気性変位制御ロール（28 ）； を含む請求の範囲１に記載のプレスセクション装置。 ３．前記第一広幅ニッププレス（N1）は更に； 前記第一広幅ニッププレスシュー（24）と前記第二プレスフェルト（26）間に 配された通気性広幅ニッププレスブランケット（30）； を含む請求の範囲２に記截のプレスセクション装置。 ４．前記第一広幅ニッププレスシュー（24）は流体動力学的シューである請求 の範囲２に記載のプレスセクション装置。 ５．前記広幅ニッププレスシュー（24A）は流体静力学的シューである請求の 範囲２に記載のプレスセクション装置。 ６．前記吸引ターニングロール（14）は、前記プレスフェルト（12）と前記第 二プレスフェルト（26）が相互に離れる時ウェブ（W）が前記プレスフェルト（1 2）へ向って導かれるように部分真空源に連絡された請求の範囲２に記載のプレ スセクション装置。 ７．前記第二広幅ニッププレス（N2）は； 前記プレスフェルト（12）により形成される前記ループ内に配された広幅ニッ ププレスシュー； を含む請求の範囲１に記載のプレスセクション装置。 ８．更に、前記広幅ニッププレスシュー（34）と前記プレスフェルト（12）間 に配された通気性ブランケット（36）を含む請求の範囲７に記載のプレスセクシ ョン装置。 ９．前記広幅ニッププレスシュー（34）は流体動力学的シューである請求の範 囲７に記載のプレスセクション装置。 10．前記広幅ニッププレスシュー（34A）は流体静力学的シューである請求の 範囲７に記載のプレスセクション装置。 11．前記第二広幅ニッププレス（N2）は； ウェブ（W）から水分の第二水分を取除くために前記第二広幅ニッププレスシ ュー（34）と協働する第二変位制御バッキングロール； を含む請求の範囲７に記載のプレスセクション装置。 12．前記移送手段（20）は; プレスされたウェブ（W）を前記平滑表面（18）から前記更なるプレスフェル ト（22）方向に導くために前記平滑表面（18）を近接し前記プレスジュー（34） の下流に配されたリードインロール（38）と； 前記更なるプレスフェルト（22）によって支持されたウェブ（W）を前記リー ドインロール（38）から前記第三広幅ニッププレス（N3）へ向って案内するよう に前記更なるプレスフェルト（22）により形成された更なるループ内に配された サクション移送ロール（40）と； を含む請求の範囲１に記載のプレスセクション装置。 13．前記第三広幅ニッププレス（N3）は； 前記更なるループ内に配された広幅ニッププレスシュー（42）； を含む請求の範囲12に記載のプレスセクション装置。 14．前記第三広幅ニッププレス（N3）は； 前記更なるループ内に配された前記プレスシュー（42）と前記更なるプレスフ ェルト（22）間に配された第三通気性ブランケット（44）； を含む請求の範囲13に記載のプレスセクション装置。 15．前記更なるループ内に配された前記プレスシュー（42）は流体動力学的シ ューである請求の範囲13に記載のプレスセクション装置。 16．前記更なるループ内に配された前記プレスシュー（42A）は流体静力学的 シューである請求の範囲13に記載のプレスセクンョン装置。 17．前記第三広幅ニッププレス（N3）は更に； ウェブ（W）をプレスしてできたウェブの表裏性を制御するために前記更なる ループ内に配された前記広幅ニッププレスシュー（42）と協働する変位制御バッ キングロール（46）； を含む請求の範囲13に記載のプレスセクション装置。 【手続補正書】特許法第１８４条の８ 【提出日】１９９５年１１月６日 【補正内容】 請求の範囲 １．形成されたウェブ（W）から水分をプレスするプレスセクション装置（10 ）であって、前記装置は； ウェブ（W）から水分の第一部分をプレスするための第一広幅ニッププレス（N 1）と； 前記第一広幅ニッププレス（N1）を通って走行するプレスピックアップフェル ト（12）のループと； 前記第一広幅ニッププレス（N1）の下流に前記プレスフェルト（12）のループ 内に配された吸引ターニングロール（14）であって、前記プレスフェルト（12） を案内するための及びウェブ（W）を前記ターニングロールヘ向い、かつ、その 周りに導くための吸引ターニングロール（14）と； 前記ターニングロール（14）の下流に配された第二広幅ニッププレス（N2）で あって、前記プレスフェルト（12）は前記第二広幅ニッププレス（N2）を通って 走行し、前記第二広幅ニッププレス（N2）は、平滑な円周表面（18）であってウ ェブ（W）が前記第二広幅ニッププレス（N2）を出た時前記表面（18）に追従す るように構成され配列された平滑な円周表面（18）を有するバッキングロール（ 16）を含む第二広幅ニッププレス（N2）と； ウェブ（W）を前記平滑表面（18）から離して移送するための移送手段（20） と； 前記平滑表面（18）の下流に配された更なるプレスフェルト（22）であって、 前記移送手段（20）がウェブ（W）を前記平滑表面（18）から前記更なるプレス フェルト（22）上に移送するように構成された更なるプレスフェルト（22）と； できたウェブの表裏性を制御するために前記移送手段（20）の下流に配された 第三広幅ニッププレス（N3）； を備えたプレスセクション装置（10）。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．形成されたウェブ（W）から水分をプレスするプレスセクション装置（10 ）であって、前記装置は； ウェブ（W）から水分の第一部分をプレスするための第一広幅ニッププレス（N 1）と； 前記第一広幅ニッププレス（N1）を通って走行するプレスフェルト（12）と； 前記第一広幅ニッププレス（N1）の下流に配された吸引ターニングロール（14 ）であって、前記プレスフェルト（12）を案内するための及びウェブ（W）を前 記ターニングロールヘ向い、かつ、その周りに導くための吸引ターニングロール （14）と； 前記ターニングロール（14）の下流に配された第二広幅ニッププレス（N2）で あって、前記第二広幅ニッププレス（N2）は、平滑な円周表面（18）であってウ ェブ（W）が前記第二広幅ニッププレス（N2）を出た時前記表面（18）に追従す るように平滑な円周表面（18）を有するバッキングロール（16）を含む第二広幅 ニッププレス（N2）と： ウェブ（W）を前記平滑表面（18）から離して移送するための移送手段（20） と； 前記平滑表面（18）の下流に配された更なるプレスフェルト（22）であって、 前記移送手段（20）がウェブ（W）を前記平滑表面（18）から前記更なるプレス フェルト（22）上に移送するように構成された更なるプレスフェルト（22）と； できたウェブの表裏性を制御するために前記移送手段（20）の下流に配された 第三広幅ニッププレス（N3）； を備えたプレスセクション装置（10）。 ２．前記第一広幅ニッププレス（N1）は； 第一広幅ニッププレスシュー（24）と； 前記第一広幅ニッププレスシュー（24）とウェブ（W）間に配された第二プレ スフェルト（26）と； 前記第一シュー（24）と協働する第一通気性変位制御ロール（28）であって、 ウェブ（W）は前記プレスフェルト（12）が走行する間前記プレスフェルト（12 ）と前記第二プレスフェルト（26）間に配され、ウェブ（W）と前記第二プレス フェルト（26）は前記第一通気性変位制御ロール（28）と前記第一広幅ニッププ レスシュー（24）間に配されるように構成された第一通気性変位制御ロール（28 ）； を含む請求の範囲１に記載のプレスセクション装置。 ３．前記第一広幅ニッブプレス（N1）は更に； 前記第一広幅ニッププレスシュー（24）と前記第二プレスフェルト（26）間に 配された通気性広幅ニッププレスブランケット（30）； を含む請求の範囲２に記載のプレスセクション装置。 ４．前記第一広幅ニッププレスシュー（24）は流体動力学的シューである請求 の範囲２に記載のプレスセクション装置。 ５．前記広幅ニッププレスシュー（24A）は流体静力学的シューである請求の 範囲２に記載のプレスセクション装置。 ６．前記吸引ターニングロール（14）は、前記プレスフェルト（12）と前記第 二プレスフェルト（26）が相互に離れる時ウェブ（W）が前記プレスフェルト（1 2）へ向って導かれるように部分真空源に連絡された請求の範囲２に記載のプレ スセクション装置。 ７．前記第二広幅ニッププレス（N2）は； 前記プレスフェルト（12）により形成されるループ内に配された第二広幅ニッ ププレスシュー（34）； を含む請求の範囲１に記載のプレスセクション装置。 ８．更に、前記第二広幅ニッププレスシュー（34）と前記プレスフェルト（12 ）間に配された第二通気性ブランケット（36）を含む請求の範囲７に記載のプレ スセクション装置。 ９．前記第二広幅ニッププレスシュー（34）は流体動力学的シューである請求 の範囲７に記載のプレスセクション装置。 10．前記第二広幅ニッププレスシュー（34A）は流体静力学的シューである請 求の範囲７に記載のプレスセクション装置。 11．前記第二広幅ニッププレス（N2）は； ウェブ（W）から水分の第二水分を取除くために前記第二広幅ニッププレスシ ュー（34）と協働する第二変位制御バッキングロール； を含む請求の範囲７に記載のプレスセクション装置。 12．前記移送手段（20）は; プレスされたウェブ（W）を前記平滑表面（18）から前記更なるプレスフェル ト（22）方向に導くために前記平滑表面（18）を近接し前記第二プレスシュー（ 34）の下流に配されたリードインロール（38）と； 前記更なるプレスフェルト（22）によって支持されたウェブ（W）を前記リー ドインロール（38）から前記第三広幅ニッププレス（N3）へ向って案内するよう に前記更なるプレスフェルト（22）により形成された更なるループ内に配された サクション移送ロール（40）と； を含む請求の範囲１に記載のプレスセクション装置。 13．前記第三広幅ニッププレス（N3）は； 前記更なるループ内に配された第三広幅ニッププレスシュー（42）； を含む請求の範囲12に記載のプレスセクション装置。 14．前記第三広幅ニッププレス（N3）は； 前記第三プレスシュー（42）と前記更なるプレスフェルト（22）間に配された 第三通気性ブランケット（44）； を含む請求の範囲13に記載のプレスセクション装置。 15．前記第三プレスシュー（42）は流体動力学的シューである請求の範囲13に 記載のプレスセクション装置。 16．前記第三プレスシュー（42A）は流体静力学的シューである請求の範囲13 に記載のプレスセクション装置。 17．前記第三広幅ニッププレス（N3）は更に； ウェブ（W）をプレスしてできたウェブの表裏性を制御するために前記第三広 幅ニッププレスシュー（42）と協働する第三変位制御バッキングロール（46）； を含む請求の範囲13に記載のプレスセクション装置。