JP2719557B2 - 電動歯ブラシ - Google Patents
電動歯ブラシInfo
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- JP2719557B2 JP2719557B2 JP18825293A JP18825293A JP2719557B2 JP 2719557 B2 JP2719557 B2 JP 2719557B2 JP 18825293 A JP18825293 A JP 18825293A JP 18825293 A JP18825293 A JP 18825293A JP 2719557 B2 JP2719557 B2 JP 2719557B2
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- Japan
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- pinion
- rack
- shaft
- brush body
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電動歯ブラシに関するも
のである。
のである。
【0002】
【従来の技術】電動歯ブラシに関しては、従来より多数
のものが提案されており、今日まで多種多様の電動歯ブ
ラシが市販されている。そのなかでも代表的なものは、
上端部にブラシ体を有するアタッチメントが、ケ―スに
相対的に移動自在かつ着脱自在に設けてあり、ケ―ス内
部に設けてあるモ―タによってその長手方向に駆動され
るようにしたものや、あるいはアタッチメントの代りに
ブラシ体自身を駆動するようにしたものがある。例え
ば、特公昭61−55963号には、ブラシの毛先が細
かく振動するようにした電動歯ブラシが開示されてい
る。また、特開昭61−64204号には、駆動軸に取
付けた歯ブラシを、その軸方向または軸直角方向に沿っ
て往復動させる電動歯ブラシが開示されている。
のものが提案されており、今日まで多種多様の電動歯ブ
ラシが市販されている。そのなかでも代表的なものは、
上端部にブラシ体を有するアタッチメントが、ケ―スに
相対的に移動自在かつ着脱自在に設けてあり、ケ―ス内
部に設けてあるモ―タによってその長手方向に駆動され
るようにしたものや、あるいはアタッチメントの代りに
ブラシ体自身を駆動するようにしたものがある。例え
ば、特公昭61−55963号には、ブラシの毛先が細
かく振動するようにした電動歯ブラシが開示されてい
る。また、特開昭61−64204号には、駆動軸に取
付けた歯ブラシを、その軸方向または軸直角方向に沿っ
て往復動させる電動歯ブラシが開示されている。
【0003】さらにまた、特開昭61−79410号に
は、歯ブラシに与える軸方向の往復動のストロ―クを可
変とした電動歯ブラシが開示されている。上記した従来
の技術のうち、歯ブラシに細かい振動を与えるようにし
たものでは、歯ブラシ本体を強く把持した場合、この細
かな振動が吸収され、ブラシ体の振動変位がゼロに近く
なってしまい、歯磨き作用が低下する。また、ブラシ体
を有するアタッチメント部(通常の歯ブラシの柄に相当
する部分)に運動を与えるようにしたものでは、ブラシ
体自身はアタッチメントに固着されているものであっ
て、不動である。またブラシ体自身が回転するようにし
たものでは、ブラシ体を有するアタッチメントの部分は
不動となっている。このような実状に鑑みて、本願出願
人は、特願平5−35301号において、ブラシ体を有
するアタッチメントに軸方向の往復運動を与えると同時
に、このアタッチメントに設けてあるブラシ体自身にも
回転運動を与えることによって、歯磨き効果の優れた電
動歯ブラシを提案している。この先願においては、図1
に示すように、アタッチメント10の先端に回転自在に
設けてある回転ブラシ体(図示せず。)の回転軸に設け
てあるピニオン13が、固定的に設けてある延伸バー1
5の先端部に設けてあるラック15a上を転がることに
よって、回転ブラシ体がアタッチメント10上で往復回
転運動するものであった。
は、歯ブラシに与える軸方向の往復動のストロ―クを可
変とした電動歯ブラシが開示されている。上記した従来
の技術のうち、歯ブラシに細かい振動を与えるようにし
たものでは、歯ブラシ本体を強く把持した場合、この細
かな振動が吸収され、ブラシ体の振動変位がゼロに近く
なってしまい、歯磨き作用が低下する。また、ブラシ体
を有するアタッチメント部(通常の歯ブラシの柄に相当
する部分)に運動を与えるようにしたものでは、ブラシ
体自身はアタッチメントに固着されているものであっ
て、不動である。またブラシ体自身が回転するようにし
たものでは、ブラシ体を有するアタッチメントの部分は
不動となっている。このような実状に鑑みて、本願出願
人は、特願平5−35301号において、ブラシ体を有
するアタッチメントに軸方向の往復運動を与えると同時
に、このアタッチメントに設けてあるブラシ体自身にも
回転運動を与えることによって、歯磨き効果の優れた電
動歯ブラシを提案している。この先願においては、図1
に示すように、アタッチメント10の先端に回転自在に
設けてある回転ブラシ体(図示せず。)の回転軸に設け
てあるピニオン13が、固定的に設けてある延伸バー1
5の先端部に設けてあるラック15a上を転がることに
よって、回転ブラシ体がアタッチメント10上で往復回
転運動するものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図1に示すように、ラ
ック15a自身の長さ(図1の上下方向の長さ)が大き
いと、ラック15aがピニオン13の位置する側と反対
側へ変形する恐れがある(図1の破線)。このようにラ
ック15aが変形してしまうと、ラック15aとピニオ
ン13との噛合が外れてしまい、その結果、アタッチメ
ント10が上下方向(軸方向)に往復運動しても、回転
ブラシ体が、アタッチメント10上で回転しないといっ
た不具合が発生するおそれがある。
ック15a自身の長さ(図1の上下方向の長さ)が大き
いと、ラック15aがピニオン13の位置する側と反対
側へ変形する恐れがある(図1の破線)。このようにラ
ック15aが変形してしまうと、ラック15aとピニオ
ン13との噛合が外れてしまい、その結果、アタッチメ
ント10が上下方向(軸方向)に往復運動しても、回転
ブラシ体が、アタッチメント10上で回転しないといっ
た不具合が発生するおそれがある。
【0005】本発明の目的は、ラック15aがピニオン
13の位置する側と反対側(図1の左方向)へ変位する
ことを防止し、ラック15aとピニオン13との噛合の
離脱をなくして確実に回転ブラシ体に回転を与えること
のできる電動歯ブラシを提供することにある。
13の位置する側と反対側(図1の左方向)へ変位する
ことを防止し、ラック15aとピニオン13との噛合の
離脱をなくして確実に回転ブラシ体に回転を与えること
のできる電動歯ブラシを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、駆動軸がケー
ス内部で軸方向に移動自在に支持されており、ケース内
部に設けてある駆動モ―タの回転が第1の運動変換機構
によって往復運動に変換されて駆動軸に伝達されるよう
になっており、駆動軸と連結されるアタッチメントの先
端部に回転ブラシ体が回転自在に設けてあり、アタッチ
メントの内部に設けてありかつ当該アタッチメントを上
記駆動軸に連結したときに上記ケース内部に固定的に設
けてある固定軸と連結されるとともに当該アタッチメン
トに対して相対的に移動可能である延伸バ―と、この延
伸バ―に設けてあるラックと、このラックと噛合すると
ともに、回転ブラシ体の回転軸に設けてあるピニオンと
を具備しており、延伸バーは、その端部が2叉状の2片
に分割しており、1片には上記したピニオンと噛合する
上記ラックが形成してあり、他片は当該ラックを上記ピ
ニオン側に付勢すべく回転軸と直接的にまたは間接的に
係合していることを特徴とするものである。好ましく
は、延伸バー上部の2叉状の2片の上端は互いに連結し
ている。
ス内部で軸方向に移動自在に支持されており、ケース内
部に設けてある駆動モ―タの回転が第1の運動変換機構
によって往復運動に変換されて駆動軸に伝達されるよう
になっており、駆動軸と連結されるアタッチメントの先
端部に回転ブラシ体が回転自在に設けてあり、アタッチ
メントの内部に設けてありかつ当該アタッチメントを上
記駆動軸に連結したときに上記ケース内部に固定的に設
けてある固定軸と連結されるとともに当該アタッチメン
トに対して相対的に移動可能である延伸バ―と、この延
伸バ―に設けてあるラックと、このラックと噛合すると
ともに、回転ブラシ体の回転軸に設けてあるピニオンと
を具備しており、延伸バーは、その端部が2叉状の2片
に分割しており、1片には上記したピニオンと噛合する
上記ラックが形成してあり、他片は当該ラックを上記ピ
ニオン側に付勢すべく回転軸と直接的にまたは間接的に
係合していることを特徴とするものである。好ましく
は、延伸バー上部の2叉状の2片の上端は互いに連結し
ている。
【0007】さらに好ましくは、回転ブラシ体の回転軸
には、延伸バーの2叉状に形成されている他片と係合す
る転がり軸受が設けてある。
には、延伸バーの2叉状に形成されている他片と係合す
る転がり軸受が設けてある。
【0008】
【実施例】本発明の第1の実施例について、図2〜5を
参照して説明する。図2,3に示すように、上端に開口
1aを有する中空円筒状のケ―ス1内部には、図示しな
い乾電池を駆動源とする直流モ―タ2が、支持部材3を
介して設けてある。支持部材3には、かさ歯車4が軸5
を介して回転自在に設けてある。このかさ歯車4の歯部
は、直流モ―タ2に設けてあるモータピニオン6と噛合
している。
参照して説明する。図2,3に示すように、上端に開口
1aを有する中空円筒状のケ―ス1内部には、図示しな
い乾電池を駆動源とする直流モ―タ2が、支持部材3を
介して設けてある。支持部材3には、かさ歯車4が軸5
を介して回転自在に設けてある。このかさ歯車4の歯部
は、直流モ―タ2に設けてあるモータピニオン6と噛合
している。
【0009】かさ歯車4の側面部には偏心カム4aが一
体に形成してあり、この偏心カム4aにカムフォロワ7
が係合している。カムフォロワ7は、図1に示すよう
に、偏心カム4aの直径に等しい高さを有する開口7a
を有し、この開口7a内に偏心カム4aが嵌合してい
る。かさ歯車4の軸5を中心とする一方向回転は、偏心
カム4aの回転に追従するカムフォロワ7によって、上
下方向の往復運動に変換される。この偏心カム4aとカ
ムフォロワ7とによって、直流モ―タ2の回転を往復運
動に変換する第1の運動変換機構を構成している。支持
部材3の上部中央には、中空状をなす駆動軸8が、その
軸方向(図2の上下方向)に沿って摺動自在に支持され
ている。駆動軸8の下端部は、カムフォロワ7上部のア
―ム部7bと連結しており、カムフォロワ7の上下方向
の往復運動が、この駆動軸8に伝達されるようになって
いる。駆動軸8の中空内部には、固定軸9が同軸的に貫
通しており、この固定軸9の下端部は、L字状に屈曲し
て駆動軸8の切欠部8aから突出しており、その突出端
部9aが、支持部材3の内壁に固着されている。なお、
ケース1の上端開口1aから侵入した水は、支持部材3
によって、直流モ―タ2やかさ歯車4等が設けてあるケ
―ス1内部にまで侵入するのが防止されている。駆動軸
8の先端部には、下端に開口10aを有するアタッチメ
ント10が、後述する連結アダプター16を介して着脱
自在に装着されている。したがって、このアタッチメン
ト10は、駆動軸8と一体に、ケ―ス1に対して相対的
に上下方向に往復駆動されるようになっている。アタッ
チメント10の先端内部には、軸12が設けてある。こ
の軸12を介して、複数の刷毛を有する回転ブラシ体1
1が、アタッチメント10に対して回転自在かつ着脱自
在に設けてある。回転ブラシ体11の回転中心である軸
12には、この回転ブラシ体11と一体に回転するピニ
オン13が軸支してある。アタッチメント10の内部に
は、複数の凸部10bが形成してある。この凸部10b
によって、延伸バ―15が、アタッチメント10の内部
でその軸方向(図1の上下方向)に沿って摺動自在であ
るように支持されている。延伸バ―15の上端部はL字
状に屈曲しており、この屈曲部に、ピニオン13の歯部
と噛合するラック15aが形成されている。なお、アタ
ッチメント10の外周面には、アタッチメント10と回
転ブラシ体11との間から侵入した水を抜くための水抜
き孔10cが形成してある。アタッチメント10の下部
には、その中央に貫通孔16aを有する連結アダプター
16が固定してある。この連結アダプター16の貫通孔
16aの下端部が、図4に示すように、アタッチメント
10をケース1の上端開口1aに挿入したとき、駆動軸
8の上端部と連結するようになっている。したがって、
アタッチメント10は、駆動軸8と一体に、ケ―ス1に
対して相対的に上下方向に往復駆動されるようになって
いる。なお、このように連結アダプター16を駆動軸8
に装着したときには、駆動軸8を貫通する固定軸9の上
端部は、連結アダプター16の貫通孔16aを貫通突出
してアタッチメント10の内部へと進入する。延伸バ―
15の下端部には、その下端に開口17aを有する連結
カプラー17が固着してある。この連結カプラー17の
開口17aは、アタッチメント10の連結アダプター1
6を駆動軸8に装着したときに、固定軸9の上端部と連
結するようになっている。したがって、アタッチメント
10は駆動軸8と一体となってケース1に対して上下方
向に運動するが、固定軸9と連結している延伸バ―15
は、ケース1に対して不動のままである。このため、図
3に示すように、アタッチメント10の上下運動に伴
い、延伸バ―15上端部のラック15aに噛合するピニ
オン13が軸12まわりに往復回転運動する。このピニ
オン13の回転運動が、回転ブラシ体11へ直接伝達さ
れ、回転ブラシ体11がアタッチメント10上で往復回
転運動する。このように、ピニオン13とラック15a
とによって、アタッチメント10の上下方向(軸方向)
の往復運動を、回転運動に変換する第2の運動変換機構
を構成している。図2,4,5に示すように、延伸バー
15は、その端部が2叉状の2片151および152に
分割している。1片151(図4左側)は、ピニオン1
3の左側に偏倚しかつ上記したピニオン13と噛合する
ラック151aが形成してある。
体に形成してあり、この偏心カム4aにカムフォロワ7
が係合している。カムフォロワ7は、図1に示すよう
に、偏心カム4aの直径に等しい高さを有する開口7a
を有し、この開口7a内に偏心カム4aが嵌合してい
る。かさ歯車4の軸5を中心とする一方向回転は、偏心
カム4aの回転に追従するカムフォロワ7によって、上
下方向の往復運動に変換される。この偏心カム4aとカ
ムフォロワ7とによって、直流モ―タ2の回転を往復運
動に変換する第1の運動変換機構を構成している。支持
部材3の上部中央には、中空状をなす駆動軸8が、その
軸方向(図2の上下方向)に沿って摺動自在に支持され
ている。駆動軸8の下端部は、カムフォロワ7上部のア
―ム部7bと連結しており、カムフォロワ7の上下方向
の往復運動が、この駆動軸8に伝達されるようになって
いる。駆動軸8の中空内部には、固定軸9が同軸的に貫
通しており、この固定軸9の下端部は、L字状に屈曲し
て駆動軸8の切欠部8aから突出しており、その突出端
部9aが、支持部材3の内壁に固着されている。なお、
ケース1の上端開口1aから侵入した水は、支持部材3
によって、直流モ―タ2やかさ歯車4等が設けてあるケ
―ス1内部にまで侵入するのが防止されている。駆動軸
8の先端部には、下端に開口10aを有するアタッチメ
ント10が、後述する連結アダプター16を介して着脱
自在に装着されている。したがって、このアタッチメン
ト10は、駆動軸8と一体に、ケ―ス1に対して相対的
に上下方向に往復駆動されるようになっている。アタッ
チメント10の先端内部には、軸12が設けてある。こ
の軸12を介して、複数の刷毛を有する回転ブラシ体1
1が、アタッチメント10に対して回転自在かつ着脱自
在に設けてある。回転ブラシ体11の回転中心である軸
12には、この回転ブラシ体11と一体に回転するピニ
オン13が軸支してある。アタッチメント10の内部に
は、複数の凸部10bが形成してある。この凸部10b
によって、延伸バ―15が、アタッチメント10の内部
でその軸方向(図1の上下方向)に沿って摺動自在であ
るように支持されている。延伸バ―15の上端部はL字
状に屈曲しており、この屈曲部に、ピニオン13の歯部
と噛合するラック15aが形成されている。なお、アタ
ッチメント10の外周面には、アタッチメント10と回
転ブラシ体11との間から侵入した水を抜くための水抜
き孔10cが形成してある。アタッチメント10の下部
には、その中央に貫通孔16aを有する連結アダプター
16が固定してある。この連結アダプター16の貫通孔
16aの下端部が、図4に示すように、アタッチメント
10をケース1の上端開口1aに挿入したとき、駆動軸
8の上端部と連結するようになっている。したがって、
アタッチメント10は、駆動軸8と一体に、ケ―ス1に
対して相対的に上下方向に往復駆動されるようになって
いる。なお、このように連結アダプター16を駆動軸8
に装着したときには、駆動軸8を貫通する固定軸9の上
端部は、連結アダプター16の貫通孔16aを貫通突出
してアタッチメント10の内部へと進入する。延伸バ―
15の下端部には、その下端に開口17aを有する連結
カプラー17が固着してある。この連結カプラー17の
開口17aは、アタッチメント10の連結アダプター1
6を駆動軸8に装着したときに、固定軸9の上端部と連
結するようになっている。したがって、アタッチメント
10は駆動軸8と一体となってケース1に対して上下方
向に運動するが、固定軸9と連結している延伸バ―15
は、ケース1に対して不動のままである。このため、図
3に示すように、アタッチメント10の上下運動に伴
い、延伸バ―15上端部のラック15aに噛合するピニ
オン13が軸12まわりに往復回転運動する。このピニ
オン13の回転運動が、回転ブラシ体11へ直接伝達さ
れ、回転ブラシ体11がアタッチメント10上で往復回
転運動する。このように、ピニオン13とラック15a
とによって、アタッチメント10の上下方向(軸方向)
の往復運動を、回転運動に変換する第2の運動変換機構
を構成している。図2,4,5に示すように、延伸バー
15は、その端部が2叉状の2片151および152に
分割している。1片151(図4左側)は、ピニオン1
3の左側に偏倚しかつ上記したピニオン13と噛合する
ラック151aが形成してある。
【0010】他片152(図4右側)は、上記した1片
151よりも後方寄り(図5上側)に後退しかつピニオ
ン13の右側に偏倚するとともに、その内面が、ピニオ
ン13と同軸的かつ回転自在に設けてある転がり軸受2
0と常に係合している。他片152(図4右側)は、転
がり軸受20と係合することによって、延伸バー15の
1片151(図4左側)に形成してあるラック15aが
ピニオン13の位置する側と反対側に変位することはな
く、逆にピニオン13側へ付勢されることになる。つぎ
に動作について説明する。ケ―ス1の外周面を把持し、
図示しないスイッチをオンにすると、直流モ―タ2が回
転する。直流モ―タ2の回転は、モータピニオン6,か
さ歯車4を経て、第1の運動変換機構である偏心カム4
aとカムフォロワ7とによってケ―ス1の長手方向の往
復運動に変換されて駆動軸8に伝達され、この駆動軸8
と一体のアタッチメント10がケ―ス1に対して上下方
向に往復運動する。アタッチメント10が上下方向に運
動すると、ケ―ス1に固定してある固定軸9と連結して
いる延伸バ―15上端部のラック15aに噛合するピニ
オン13が軸12まわりに往復回転運動し、回転ブラシ
体11が、アタッチメント10の先端部で往復回転運動
する。ここで、図4,5に示すように、延伸バー15
の、ラック151aの形成されていない側の片152
は、ピニオン13と同軸的に嵌合している転がり軸受2
0の外周面と常に係合しているため、図1(従来の構
成)に示したように、ラック15a自身の長さ(図1の
上下方向の長さ)が大きくても、ラック151aがピニ
オン13側に付勢されているため、ラック151aとピ
ニオン13との噛合が維持される。つぎに、本発明の第
2の実施例について、図6,7を参照して説明する。こ
こで、上記した第1の実施例と実質的に同一のものには
同一の符号を付し、その説明は省略する。
151よりも後方寄り(図5上側)に後退しかつピニオ
ン13の右側に偏倚するとともに、その内面が、ピニオ
ン13と同軸的かつ回転自在に設けてある転がり軸受2
0と常に係合している。他片152(図4右側)は、転
がり軸受20と係合することによって、延伸バー15の
1片151(図4左側)に形成してあるラック15aが
ピニオン13の位置する側と反対側に変位することはな
く、逆にピニオン13側へ付勢されることになる。つぎ
に動作について説明する。ケ―ス1の外周面を把持し、
図示しないスイッチをオンにすると、直流モ―タ2が回
転する。直流モ―タ2の回転は、モータピニオン6,か
さ歯車4を経て、第1の運動変換機構である偏心カム4
aとカムフォロワ7とによってケ―ス1の長手方向の往
復運動に変換されて駆動軸8に伝達され、この駆動軸8
と一体のアタッチメント10がケ―ス1に対して上下方
向に往復運動する。アタッチメント10が上下方向に運
動すると、ケ―ス1に固定してある固定軸9と連結して
いる延伸バ―15上端部のラック15aに噛合するピニ
オン13が軸12まわりに往復回転運動し、回転ブラシ
体11が、アタッチメント10の先端部で往復回転運動
する。ここで、図4,5に示すように、延伸バー15
の、ラック151aの形成されていない側の片152
は、ピニオン13と同軸的に嵌合している転がり軸受2
0の外周面と常に係合しているため、図1(従来の構
成)に示したように、ラック15a自身の長さ(図1の
上下方向の長さ)が大きくても、ラック151aがピニ
オン13側に付勢されているため、ラック151aとピ
ニオン13との噛合が維持される。つぎに、本発明の第
2の実施例について、図6,7を参照して説明する。こ
こで、上記した第1の実施例と実質的に同一のものには
同一の符号を付し、その説明は省略する。
【0011】延伸バー15は、その端部が2叉状の2片
153および154に分割しており、かつその各先端部
は、連結部材155によって一体に連結している。1片
153(図4左側)には、上記したピニオン13と噛合
するラック153aが形成してある。他片154(図4
右側)は、上記したピニオン13よりもさらに右側に偏
倚するとともに、その内面が、ピニオン13の背後に回
転自在に設けてある転がり軸受20と常に係合してい
る。この実施例の構造によれば、延伸バー15の2叉状
の2片153および154の各先端部は、連結部材15
5によって一体に連結しているため、2叉状の2片15
3および154の剛性が高くなり、ラック153aのピ
ニオン13側への付勢をより確実にすることができる。
153および154に分割しており、かつその各先端部
は、連結部材155によって一体に連結している。1片
153(図4左側)には、上記したピニオン13と噛合
するラック153aが形成してある。他片154(図4
右側)は、上記したピニオン13よりもさらに右側に偏
倚するとともに、その内面が、ピニオン13の背後に回
転自在に設けてある転がり軸受20と常に係合してい
る。この実施例の構造によれば、延伸バー15の2叉状
の2片153および154の各先端部は、連結部材15
5によって一体に連結しているため、2叉状の2片15
3および154の剛性が高くなり、ラック153aのピ
ニオン13側への付勢をより確実にすることができる。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電動歯ブ
ラシによれば、延伸バーの端部が2叉状の2片に分割し
ており、1片には、ピニオンと噛合するラックが形成し
てあり、他片は当該ラックをピニオン側に付勢するため
の付勢手段として作用するため、延伸バーの1片に形成
してあるラックが、ピニオンの位置する側と反対側に変
位することはなく、逆にピニオン側へ付勢されることに
なり、ラックとピニオンとの噛合が確実に維持され、確
実に回転ブラシ体に回転を与えることができ、歯磨き効
果の優れた電動歯ブラシを簡単な構成で安価に提供する
ことができる(請求項1の効果)。
ラシによれば、延伸バーの端部が2叉状の2片に分割し
ており、1片には、ピニオンと噛合するラックが形成し
てあり、他片は当該ラックをピニオン側に付勢するため
の付勢手段として作用するため、延伸バーの1片に形成
してあるラックが、ピニオンの位置する側と反対側に変
位することはなく、逆にピニオン側へ付勢されることに
なり、ラックとピニオンとの噛合が確実に維持され、確
実に回転ブラシ体に回転を与えることができ、歯磨き効
果の優れた電動歯ブラシを簡単な構成で安価に提供する
ことができる(請求項1の効果)。
【0013】また、上記した延伸バー端部の2叉状の2
片の先端を互いに連結すれば、2叉状の2片の剛性が高
くなり、ラックとピニオンとの噛合をより確実にするこ
とができる(請求項2の効果)。さらにまた、2叉状の
2片のうちの一方と係合する転がり軸受をピニオンの軸
に設ければ、摺動をより円滑にすることができる(請求
項3の効果)。
片の先端を互いに連結すれば、2叉状の2片の剛性が高
くなり、ラックとピニオンとの噛合をより確実にするこ
とができる(請求項2の効果)。さらにまた、2叉状の
2片のうちの一方と係合する転がり軸受をピニオンの軸
に設ければ、摺動をより円滑にすることができる(請求
項3の効果)。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来構成を示す要部の拡大断面図である。
【図2】第1の実施例を示す断面正面図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】要部の拡大断面図である。
【図5】図4のB−B線断面図である。
【図6】第2の実施例を示す要部の拡大断面図である。
【図7】図6のD−D線断面図である。
1 ケ―ス 2 駆動モ―タ 4a,7 第1の運動変換機構 8 駆動軸 9 固定軸 10 アタッチメント 11 回転ブラシ体 13,15a,151a,153a 第2の運動変換機
構 15 延伸バー 20 転がり軸受 151,153 延伸バーの2叉状
の1片 152,154 延伸バーの2叉状
の他片 155 連結部
構 15 延伸バー 20 転がり軸受 151,153 延伸バーの2叉状
の1片 152,154 延伸バーの2叉状
の他片 155 連結部
Claims (3)
- 【請求項1】 ケース内部に設けてある駆動モ―タと、
上記ケース内部で軸方向に移動自在に支持されている駆
動軸と、上記駆動モ―タの回転を往復運動に変換して上
記駆動軸に伝達する第1の運動変換機構と、上記駆動軸
と連結されるアタッチメントと、上記アタッチメントの
先端部に回転自在に設けてある回転ブラシ体と、上記ア
タッチメントの内部に設けてありかつ当該アタッチメン
トを上記駆動軸に連結したときに上記ケース内部に固定
的に設けてある固定軸と連結されるとともに当該アタッ
チメントに対して相対的に移動可能である延伸バ―と、
上記延伸バ―に設けてあるラックと、上記ラックと噛合
するとともに、上記回転ブラシ体の回転軸に設けてある
ピニオンとを具備し、 上記延伸バーは、その端部が2叉状の2片に分割してお
り、1片には上記ピニオンと噛合する上記ラックが形成
してあり、他片は当該ラックを上記ピニオン側に付勢す
べく上記回転軸と直接的にまたは間接的に係合している
ことを特徴とする電動歯ブラシ。 - 【請求項2】 上記延伸バー上部の2叉状の2片の上端
は互いに連結していることを特徴とする請求項1記載の
電動歯ブラシ。 - 【請求項3】 上記回転軸には、上記延伸バーの2叉状
に形成されている上記他片と係合する転がり軸受が設け
てあることを特徴とする請求項1または2記載の電動歯
ブラシ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18825293A JP2719557B2 (ja) | 1993-07-29 | 1993-07-29 | 電動歯ブラシ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18825293A JP2719557B2 (ja) | 1993-07-29 | 1993-07-29 | 電動歯ブラシ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07116021A JPH07116021A (ja) | 1995-05-09 |
JP2719557B2 true JP2719557B2 (ja) | 1998-02-25 |
Family
ID=16220445
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18825293A Expired - Fee Related JP2719557B2 (ja) | 1993-07-29 | 1993-07-29 | 電動歯ブラシ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2719557B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4720388B2 (ja) * | 2005-09-08 | 2011-07-13 | パナソニック電工株式会社 | 歯清掃装置 |
-
1993
- 1993-07-29 JP JP18825293A patent/JP2719557B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07116021A (ja) | 1995-05-09 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |