JPH11342140A - 電動歯ブラシ - Google Patents

電動歯ブラシ

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JPH11342140A
JPH11342140A JP15093598A JP15093598A JPH11342140A JP H11342140 A JPH11342140 A JP H11342140A JP 15093598 A JP15093598 A JP 15093598A JP 15093598 A JP15093598 A JP 15093598A JP H11342140 A JPH11342140 A JP H11342140A
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JP
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drive shaft
main body
linear reciprocating
rotation
brush
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JP15093598A
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English (en)
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Takamasa Nakamura
貴真 中村
Ryoichi Fukui
了一 福井
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使い勝手を損なわずに特殊回転方式とバス方
式のヘッド部を1台の本体部で併用できる電動歯ブラシ
を提供する。 【解決手段】 本体部1において、モータ10の回転速
度がピニオンギア21と遊星ギア22により減速され、
モータ10の回転運動がロータ31と摺動体43により
駆動軸40の直線往復運動に変換される。ヘッド部80
において、ラック110が取付けられた中継ロッド10
0が駆動軸40に連結され、ブラシの束を保持するブラ
シ支持体140のピニオンギア143がラック110に
歯合し、更に各ブラシ支持体140のピニオンギア14
1が互いに歯合する。駆動軸40及びラック110の5
mm以上のストロークにより、ブラシの束が1回転以上
回転する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブラシを直線往復
運動させるバス方式と、ブラシを束ごとに正逆方向に回
転運動させる特殊回転方式(毛束回転方式)とによる歯
磨きを併用できる電動歯ブラシに関する。
【0002】
【従来の技術】電動歯ブラシには、その歯磨き動作によ
ってブラシを直線往復運動させるバス方式と、ブラシを
束ごとに正逆方向に回転運動させる特殊回転方式(毛束
回転方式)とがある。特殊回転方式の電動歯ブラシは、
モータやモータの回転運動を出力する駆動軸等を備える
本体部と、本体部に着脱可能に取付けられるブラシ付き
のヘッド部とからなるのが一般的である。又、モータの
回転運動をブラシの束(毛束)の正逆方向の回転運動に
変換する機構としては、モータの回転運動をそのまま駆
動軸の回転運動として出力し、この回転運動をヘッド部
内の円筒カム等により直線往復運動に変換した後、更に
ラックとピニオンギアを用いて毛束を正逆方向に回転さ
せる駆動形態の他に、特公昭62−55846号公報に
記載された「歯みがき装置」のように、本体部でモータ
の回転運動をクラウンギアとアームにより駆動軸の直線
往復運動に変換し、ヘッド部でラックとピニオンギアに
より毛束を正逆方向に回転させる駆動形態がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記駆動形態のうち、
前者の駆動形態では、毛束を正逆方向に十分に回転させ
ることができるが、構造的にバス方式のヘッド部を本体
部に取付けることができず、特殊回転方式とバス方式を
併用できない。一方、後者の駆動形態では、本体部の内
部構造上、駆動軸の直線往復運動のストロークは精精4
mmが最高である。これは、駆動軸のストロークを大き
くするには、直径の大きなクラウンギアを使用する必要
があるが、大きなクラウンギアを使用するためには、そ
れに応じて本体ハウジングを太径にしなければならず、
そうするとハウジングの把持部が太くなり、歯ブラシ本
体が大型化してしまい使い難くなるからである。このた
め、電動歯ブラシの使い勝手を考慮して駆動軸のストロ
ークは4mm以下である。
【0004】しかしながら、駆動軸のストロークが4m
m以下であると、ヘッド部の毛束を1回転以上回転させ
ることが困難であり、歯の大小や力の入れ具合にもよる
が、歯垢や食べ滓等の除去率が余り良くなく、特殊回転
方式による本来の歯磨き効果を十分に引き出すことがで
きない。この発明は、そのような問題点に着目してなさ
れたもので、使い勝手を損なわずに特殊回転方式とバス
方式のヘッド部を1台の本体部で併用できる電動歯ブラ
シを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の請求項1記載の電動歯ブラシは、本体部
と、この本体部に着脱可能に取付けられるヘッド部とか
らなり、前記本体部が、駆動手段と、この駆動手段の回
転運動を5mm以上のストロークの直線往復運動に変換
する運動変換機構と、一端部が運動変換機構に取付けら
れて直線往復運動する駆動軸とを備え、前記ヘッド部
が、ブラシと、前記本体部の駆動軸に連結され、駆動軸
の直線往復運動をそのままブラシの直線往復運動とする
連結機構、又は駆動軸の直線往復運動をブラシの束ごと
の正逆方向回転運動に変換する連結機構とを備えること
を特徴とする。
【0006】この電動歯ブラシでは、ヘッド部の連結機
構により、ブラシが直線往復運動するバス方式と、ブラ
シの束が正逆方向に回転運動する特殊回転方式とを1台
の本体部で併用することができる。つまり、バス方式及
び特殊回転方式に対応する連結機構を備えるヘッド部を
本体部に取付ければよい。しかも、本体部の運動変換機
構により駆動軸のストロークが5mm以上となるため、
特殊回転方式の場合、ブラシの束を1回転以上回転させ
ることが可能となり、この方式本来の歯磨き効果を十分
に引き出すことができるだけでなく、バス方式の歯磨き
効果も高めることができる。
【0007】又、請求項2記載の電動歯ブラシは、本体
部と、この本体部に着脱可能に取付けられるヘッド部と
からなり、前記本体部が、駆動手段と、この駆動手段の
回転速度を落とす減速機構と、この減速機構に連係し、
駆動手段の回転運動を直線往復運動に変換する回転・直
線変換機構と、一端部が回転・直線変換機構に取付けら
れて直線往復運動する駆動軸とを備え、前記ヘッド部
が、ブラシと、前記本体部の駆動軸に連結され、駆動軸
の直線往復運動をそのままブラシの直線往復運動とする
連結機構、又は駆動軸の直線往復運動をブラシの束ごと
の正逆方向回転運動に変換する連結機構とを備えること
を特徴とする。
【0008】この電動歯ブラシでも、上記と同様に、ヘ
ッド部の連結機構によりバス方式と特殊回転方式を併用
することができる。又、クラウンギアとアーム(又はカ
ム)を使用してモータの回転運動を直線往復運動に変換
する駆動形態を採用した従来に比べて、駆動手段の回転
速度は減速機構で落とし、その回転運動は回転・直線変
換機構で直線往復運動に変換するので、即ち減速と運動
変換をそれぞれ対応の機構で別個に行うので、使い勝手
を損なわずに駆動軸の直線往復運動のストロークを5m
m以上にすることができる。この結果、前記した通り、
特殊回転方式の場合、ブラシの束を1回転以上回転させ
ることが可能となり、この方式本来の歯磨き効果を十分
に引き出せる上に、バス方式の歯磨き効果も高められ
る。
【0009】なお、具体的に減速機構は、駆動手段の回
転軸に取付けられたピニオンギアと、このピニオンギア
に歯合し、ピニオンギアの周りを回転する遊星ギアとを
有し、回転・直線変換機構は、遊星ギアの回転軸に回転
可能に取付けられた円筒状のカム手段と、駆動軸の一端
部に設けられ、カム手段の周壁に係合摺動する摺動体と
を有する。
【0010】又、特殊回転方式のヘッド部の連結機構
は、本体部の駆動軸に係脱可能に連結される中継ロッド
と、この中継ロッドに取付けられたラックと、ブラシの
束を保持し、ラックに歯合するピニオンギアを有する回
転可能に支持されたブラシ支持体とを有する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施の形態に基づ
いて説明する。その実施形態に係る電動歯ブラシの外観
斜視図を図1及び図2に示す。この電動歯ブラシは、本
体部1が同一であり、ブラシが直線往復運動するバス方
式のヘッド部70と、ブラシの束が正逆方向に回転運動
する特殊回転方式のヘッド部80とが1台の本体部1に
着脱可能に取付けられるものである。本体部1は、この
本体部1の前部に着脱可能に取付けられたキャップ2
と、本体部1の後部に着脱可能に取付けられたバッテリ
収納部兼用のバッテリカバー3とを備え、これら部品
1,2,3で歯ブラシ本体の外郭が構成される。ヘッド
70は、ブラシ71が直線往復運動するバス方式のもの
で、本体部1にキャップ2を外して取付ける。ヘッド8
0は、ブラシの束(毛束)81が正逆方向に回転運動す
る特殊回転方式のもので、キャップ2の機能が一体化さ
れており、同様にキャップ2を外して本体部1に取付け
る。
【0012】キャップ2及びバッテリカバー3を含む本
体部1内には、その内部構造の概略平面図を示す図3に
おいて、モータ(駆動手段)10と、モータ10の回転
速度を落とす減速機構20と、この減速機構20に連係
し、モータ10の回転運動を直線往復運動に変換する回
転・直線変換機構30とが配置されている。回転・直線
変換機構30には駆動軸40が連係し、駆動軸40の先
端部はアッシー41としてキャップ2から突出してい
る。又、キャップ2の内側には、防水キャップ60が防
水キャップ押え61により取付けられている。更に、本
体部1には電源ON/OFF等のスイッチ類からなる操
作部7が設けられ、バッテリカバー3にはバッテリ9が
収納される。
【0013】本体部1の先端部側の拡大平面図を示す図
4において、モータ10の回転軸10aにはピニオンギ
ア21が取付けられ、ピニオンギア21は、このギア2
1の周りを回転する遊星ギア22に歯合する。遊星ギア
22は減速シャフト(回転軸)23に取付けられてい
る。減速シャフト23は複数本(例えば3本)のピン2
3aを有し、このピン23aが遊星ギア22を貫通し、
円板状の減速シャフトエンド24に止着されることで、
遊星ギア22が減速シャフト23と減速シャフトエンド
24との間で回転可能に支持されると共に、遊星ギア2
2と減速シャフト23が一体に回転する。これらの部品
21,22,23,24は、減速器ハウジング27に収
容され、減速器ハウジング27から減速シャフト23の
十字形の先端部が突出している。
【0014】この実施形態では、減速機構20は、ピニ
オンギア21、遊星ギア22、減速シャフト23、減速
シャフトエンド24、減速器ハウジング27等で構成さ
れる。従って、モータ10の回転速度は、ピニオンギア
21と遊星ギア22で減速され、その減速回転が減速シ
ャフト23に伝わる。回転・直線変換機構30に連係す
る駆動軸40は、図5〔平面図(a)、側面図(b)〕
及び図6〔図5の(a)の線A−Aにおける断面図
(a)、同線B−Bにおける断面図(b)〕に示すよう
な構造である。駆動軸40の後端部42には、後記のロ
ータ(円筒状のカム手段)31の周壁に係合摺動する摺
動体43が固定されている。即ち、駆動軸40の後端部
42が摺動体43内部に埋設されることで、後端部42
に摺動体43が一体に固定される。摺動体43は、駆動
軸40の軸方向に対し斜めに交差する円板状のカム43
aを有する。
【0015】一方、円筒状のカム手段としてのロータ3
1は、図7〔(b)の一端面図(a)、平面図(b)、
(b)の他端面図(c)〕及び図8〔断面図(a)、
(a)の線C−Cにおける断面図(b)〕に示すような
構造である。ロータ31の一端部側には、前記減速シャ
フト23の十字形の先端部に対応する十字形の穴31a
が形成され、この穴31aに減速シャフト23の先端部
が嵌挿されることで、減速シャフト23の回転がロータ
31に伝わり、ロータ31は減速シャフト23と一体に
回転する。ロータ31の周壁には、摺動体43のカム4
3aが嵌合される溝31bが形成されている。このロー
タ31内に摺動体43が挿通され、溝31bにカム43
aが摺動可能に嵌合される。又、ロータ31は、サイド
カラー35とエンドカラー36で包囲されている。
【0016】この実施形態では、回転・直線変換機構3
0は、ロータ31、摺動体43等で構成される。この機
構30によれば、ロータ31が回転すると、その溝31
bの回転に伴って、摺動体43のカム43aが溝31b
により押され、溝31bに沿って摺動する結果、駆動軸
40が前後運動することになる。従って、この回転・直
線変換機構30により、ロータ31の回転、即ちモータ
10の回転運動が駆動軸40の直線往復運動に変換され
る。
【0017】又、駆動軸40は、2個の軸受50で直線
往復運動可能に支持されている。この軸受50は、玉
(鋼球)を用いた通常の玉軸受とは異なり、図9に示す
ように焼結合金からなる筒状体であり、その軸挿通穴5
0aに駆動軸40が挿通されることで、駆動軸40が支
持される。この場合の焼結合金は、駆動軸40がスムー
ズに直線運動するのであれば特定されないが、できるだ
け摺動性の良いものであるのが好ましく、例えば銅を主
成分とする銅系、鉄を主成分とする鉄系、銅と鉄を主成
分とする銅鉄系(いずれの系も主成分以外の成分として
錫、炭素、ニッケル等が含まれる)のものを用いればよ
い。
【0018】駆動軸40を支持する軸受(筒状体)50
を焼結合金で構成することで、駆動軸40のストローク
が5mm以上と長くなっても、通常の玉軸受に比較し
て、長期の使用にわたって駆動軸40が安定して支持さ
れ、軸受50の耐久性が増す。しかも、焼結合金からな
る軸受50は、通常の玉軸受より安価であり、樹脂製の
軸受よりも耐久性が良い。
【0019】上記構造の本体部1に特殊回転方式のヘッ
ド部80を取付けた場合のヘッド部80の内部構造の一
部を図10(一方向縦断面図)及び図11(別方向縦断
面図)に示し、残部を図12〔図10に対応する一方向
縦断面図(a)、図11に対応する別方向縦断面図
(b)〕に示す。ヘッド部80は、毛束81と、前記本
体部1から突出する駆動軸40に連結され、駆動軸40
の直線往復運動を毛束81ごとの正逆方向回転運動に変
換する連結機構とを備える。
【0020】ヘッド部80の外郭となるヘッド90は、
前記したようにキャップ2の機能が一体化されており、
本体部1に着脱可能に取付けられる。ヘッド90は、そ
の一部破断平面図を図13に、その一方向縦断面図を図
14に、別方向縦断面図を図15に示すように、後端側
に爪91を有し、この爪91が本体部1の対応部分の周
溝に嵌合することで、ヘッド90が本体部1に着脱可能
に取付けられる(図10参照)。又、ヘッド90は、駆
動軸40や後記中継ロッド100の往復運動がスムーズ
に行われるように空気穴95を有する。
【0021】ヘッド90の内部には、本体部1の駆動軸
40と後記ラック110を連結する中継ロッド100が
配置される。中継ロッド100は、図16〔一方向縦断
面図(a)、別方向縦断面図(b)〕に示すように、本
体部1の駆動軸40を挿入する挿入穴101と、後記ラ
ック110を挿入する挿入穴102とを有する。挿入穴
101の開口側には、挿入穴101に沿って弾性係合片
103が設けられ、挿入穴101に駆動軸40が挿入さ
れたときに、係合片103が駆動軸40の周溝45(図
4参照)に嵌合することで、駆動軸40と中継ロッド1
00が連結される。一方、挿入穴102の開口側には、
ピン挿通孔104が形成され、ピンをピン挿通孔104
とラック110の基端側に形成された孔に通すことで、
ラック110が中継ロッド100に取付けられる。な
お、ピン挿通孔104はネジ孔でもよく、ネジによりラ
ック110を中継ロッド100に取付けてもよい。
【0022】更に、ヘッド90の内部には、中継ロッド
100やラック110がヘッド90から抜け出ないよう
にするための環状のストッパ120が配置されている。
ストッパ120の外周面には突起121が設けられ、こ
の突起121がヘッド90の内周面に形成された溝92
に嵌合することで、ストッパ120がヘッド90から外
れないように固定され、中継ロッド100やラック11
0等の抜けが防止される。
【0023】ヘッド90の外周には、図17〔正面図
(a)、(a)の左側面図(b)、(a)の底面図
(c)〕に示すような円弧形状のガイド130が駆動軸
40の軸方向にスライド可能に嵌着されている。ガイド
130は、その内周面に設けられた突片131を有し、
この突片131は、ヘッド90の対応部分に形成された
長尺状のスリット93(図14及び図15参照)に挿通
され、更に中継ロッド100の対応部分に形成された長
尺状の溝105(図16参照)に嵌入される(図11参
照)。スリット93及び溝105は、共に駆動軸40の
軸方向に延び、突片131がスリット93に沿って軸方
向に案内されることで、ガイド130を軸方向にスライ
ドさせることができる。
【0024】このガイド130は、中継ロッド100と
駆動軸40を確実に係合・連結させるためのものであ
る。即ち、駆動軸40の直線往復運動のストロークは5
mm以上であるが、駆動軸40が本体部1に最も引っ込
んだ状態のときでも、中継ロッド100の係合片103
を駆動軸40の周溝45に確実に嵌合させるようになっ
ている。この場合、ガイド130を本体部1側にスライ
ドさせると、ガイド130の突片131が中継ロッド1
00の溝105の端部を押し、中継ロッド100が本体
部1側に移動することで、係合片103が駆動軸40に
対して相対的に本体部1側に移動する(図11参照)。
なお、ガイド130は、これを操作し易いように外周に
沿って突起132を有する。
【0025】ヘッド部80の先端側は、図12〔図10
に対応する一方向縦断面図(a)、図11に対応する別
方向縦断面図(b)〕に示すような構造である。但し、
ブラシの束(毛束81、図2参照)は省いてある。毛束
81を保持するブラシ支持体140は、互いに歯合する
ピニオンギア141と、回転可能に支持された回転軸1
42とを有する。更に本体部1側の2つのブラシ支持体
140は、ラック110のギア111に歯合する別のピ
ニオンギア143を有する。従って、ラック110が直
線往復運動すれば、それに伴ってピニオンギア143が
正逆方向に回転し、更にピニオンギア141が連係して
正逆方向に回転することで、全てのブラシ支持体140
(即ち毛束81)が正逆方向に回転する。
【0026】なお、このヘッド部80では、6つの毛束
81が設けられているが、その数は適宜増減すればよ
い。又、図12のようなラックとピニオンギアの組合せ
によりブラシを回転させる構造は、特公昭62−558
46号公報にも記載されているように既知であるので、
図12に示した以外の構造を採用してもよい。例えば、
ラック110のギア111を延長し、各ブラシ支持体1
40のピニオンギア141が独立してギア111に歯合
するようにしてもよい。
【0027】上記のように構成された電動歯ブラシの使
用において、バス方式のヘッド部70を取付ける場合に
は、図1に示すように本体部1からキャップ2を外し、
駆動軸40のアッシー41にブラシ71付きのヘッド部
70を取付ける。但し、ヘッド部70の構造は、特に示
していないが、駆動軸40とヘッド部70を単に連結す
るだけでよく、通常のバス方式のものと同じでよいの
で、説明は省略する。操作部7により電源をONにする
と、モータ10が回転し、モータ10の回転速度がピニ
オンギア21と遊星ギア22の組合せにより減速され、
更にモータ10の回転運動がロータ31と摺動体43の
組合せにより直線往復運動に変換される。その結果、駆
動軸40が直線往復運動し、駆動軸40に取付けられた
ヘッド部70がバス磨き動作を行う。
【0028】ここに、減速は減速機構20で、回転運動
の直線往復運動への変換は回転・直線変換機構30でそ
れぞれ個別に行われるので、クラウンギアとアーム(又
はカム)の組合せによる運動変換機構で減速と運動変換
を行う従来に比べて、使い勝手を損なわずに駆動軸40
の直線往復運動のストロークを5mm以上にすることが
できる。即ち、ストロークをより大きくするには、駆動
軸40の軸方向に対する摺動体43のカム43aの傾斜
度合を小さくすればよく、本体部1を太くせずにストロ
ークを5mm以上にすることが可能である。
【0029】従って、ヘッド部70によるバス磨きによ
ると、図18の(a)のように、ヘッド部70のストロ
ークd1 が5mm以上となるので、歯100の大小や力
の入れ具合とは余り関係なく、ブラシ71の先端が歯間
から隣接の歯間に移動し、歯垢や食べ滓等の除去率が高
くなり、バス磨きによる刷掃効果が向上する。因みに、
従来のバス方式の電動歯ブラシでは、図18の(b)の
ように、ヘッド部70のストロークd2 が4mm以下で
あるため、ブラシ71の根元のみが動き、ブラシ71の
先端は余り動かない。このため、ブラシ71が歯間から
出ず、歯垢や食べ滓等の除去率が低く、バス磨きによる
刷掃効果が十分ではない。この刷掃効果は、ストローク
が5mm以上の場合よりも劣ることが判っている。
【0030】一方、特殊回転方式のヘッド部80を取付
ける場合には、図2に示すように本体部1からキャップ
2を外した状態で、ヘッド部80を本体部1に取付け
る。このとき、前記したように、ガイド130を本体部
1側にスライドさせれば、中継ロッド100と駆動軸4
0を確実に連結させることができる。電源をONにする
と、モータ10の作動により駆動軸40及びラック11
0が直線往復運動し、ラック110に歯合するピニオン
ギア143が正逆方向に回転する。このピニオンギア1
43の回転は、連係により全てのピニオンギア141に
伝わり、各ブラシ支持体140、即ち毛束81が正逆方
向に回転する。
【0031】この場合、駆動軸40、即ちラック110
の直線往復運動のストロークが5mm以上であるため、
毛束81を1回転以上回転させることが可能となり、歯
垢や食べ滓等の除去率がより一層高まり、この特殊回転
方式本来の歯磨き効果を十分に引き出すことができる。
このようにヘッド部70とヘッド部80を交換すること
で、1台の電動歯ブラシでバス方式と特殊回転方式の両
方を併用できる。このため、バス方式と特殊回転方式に
よる歯磨きを行えば、歯垢や食べ滓等の除去率が一段と
向上するだけでなく、歯茎のマッサージ効果もより高ま
る。しかも、それを1台の電動歯ブラシで行えるので、
非常に便利である。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の電
動歯ブラシによれば、ヘッド部の連結機構により、ブラ
シが直線往復運動するバス方式と、ブラシの束が正逆方
向に回転運動する特殊回転方式とを1台の本体部で併用
することができる。つまり、バス方式及び特殊回転方式
に対応する連結機構を備えるヘッド部を本体部に取付け
るだけでよい。しかも、本体部の運動変換機構により駆
動軸のストロークが5mm以上となるため、特殊回転方
式の場合、ブラシの束を1回転以上回転させることが可
能となり、歯垢や食べ滓等の除去率が高くなり、この方
式本来の歯磨き効果を十分に引き出すことができるだけ
でなく、バス方式の歯磨き効果も向上させることができ
る。
【0033】請求項2記載の電動歯ブラシによれば、同
様にヘッド部の連結機構によりバス方式と特殊回転方式
を1台の本体部で併用することができる。又、クラウン
ギアとアームを使用してモータの回転運動を直線往復運
動に変換する駆動形態を採用した従来に比べて、駆動手
段の回転速度は減速機構で落とし、その回転運動は回転
・直線変換機構で直線往復運動に変換するので、即ち減
速と運動変換をそれぞれ対応の機構で別個に行うので、
使い勝手を損なわずに駆動軸の直線往復運動のストロー
クを5mm以上にすることができる。この結果、前記し
た通り、特殊回転方式の場合、ブラシの束を1回転以上
回転させることが可能となり、歯垢や食べ滓等の除去率
が高くなり、この方式本来の歯磨き効果を十分に引き出
せる上に、バス方式の歯磨き効果も高められる。
【0034】又、請求項4記載の構成とすることで、上
記効果に加えて、駆動軸の5mm以上のストロークを可
能とする電動歯ブラシを簡素な構造で安価に提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る電動歯ブラシにおいて、本体部
にバス方式のヘッド部を取付ける場合を示す外観斜視図
である。
【図2】実施形態に係る電動歯ブラシにおいて、本体部
に特殊回転方式のヘッド部を取付ける場合を示す外観斜
視図である。
【図3】同電動歯ブラシの内部構造を示す平面図であ
る。
【図4】同電動歯ブラシの先端部側の拡大平面図であ
る。
【図5】同電動歯ブラシに使用される駆動軸の平面図
(a)、及び側面図(b)である。
【図6】図5の(a)の線A−Aにおける断面図
(a)、及び同線B−Bにおける断面図(b)である。
【図7】同電動歯ブラシに使用されるロータの一端面図
(a)、平面図(b)、及び他端面図(c)である。
【図8】図7のロータの断面図(a)、及び(a)の線
C−Cにおける断面図(b)である。
【図9】同電動歯ブラシに使用される軸受の断面図であ
る。
【図10】同電動歯ブラシの本体部に特殊回転方式のヘ
ッド部を取付けた場合のヘッド部の内部構造の一部を示
す一方向縦断面図である。
【図11】同電動歯ブラシの本体部に特殊回転方式のヘ
ッド部を取付けた場合のヘッド部の内部構造の一部を示
す別方向縦断面図である。
【図12】図10に対応してヘッド部の残部を示す一方
向縦断面図(a)、及び図11に対応してヘッド部の残
部を示す別方向縦断面図(b)である。
【図13】同ヘッド部に使用されるヘッドの平面図であ
る。
【図14】図13のヘッド部の一方向縦断面図である。
【図15】図13のヘッド部の別方向縦断面図である。
【図16】同ヘッド部に使用される中継ロッドの一方向
縦断面図(a)、及び別方向縦断面図(b)である。
【図17】同ヘッド部に使用されるガイドの正面図
(a)、(a)の左側面図(b)、及び(a)の底面図
(c)である。
【図18】同電動歯ブラシによるバス方式のヘッド部の
歯磨き作用を説明するための図(a)、及び従来例に係
る電動歯ブラシによるバス方式のヘッド部の歯磨き作用
を説明するための図(b)である。
【符号の説明】
1 本体部 10 モータ(駆動手段) 10a 回転軸 20 減速機構 21 ピニオンギア 22 遊星ギア 23 減速シャフト(回転軸) 30 回転・直線変換機構 31 ロータ(円筒状のカム手段) 40 駆動軸 43 摺動体 70 バス方式のヘッド部 71 ブラシ 80 特殊回転方式のヘッド部 81 ブラシの束(毛束) 90 ヘッド 100 中継ロッド 110 ラック 140 ブラシ支持体 141,143 ピニオンギア

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体部と、この本体部に着脱可能に取付け
    られるヘッド部とからなり、前記本体部は、駆動手段
    と、この駆動手段の回転運動を5mm以上のストローク
    の直線往復運動に変換する運動変換機構と、一端部が運
    動変換機構に取付けられて直線往復運動する駆動軸とを
    備え、前記ヘッド部は、ブラシと、前記本体部の駆動軸
    に連結され、駆動軸の直線往復運動をそのままブラシの
    直線往復運動とする連結機構、又は駆動軸の直線往復運
    動をブラシの束ごとの正逆方向回転運動に変換する連結
    機構とを備えることを特徴とする電動歯ブラシ。
  2. 【請求項2】本体部と、この本体部に着脱可能に取付け
    られるヘッド部とからなり、前記本体部は、駆動手段
    と、この駆動手段の回転速度を落とす減速機構と、この
    減速機構に連係し、駆動手段の回転運動を直線往復運動
    に変換する回転・直線変換機構と、一端部が回転・直線
    変換機構に取付けられて直線往復運動する駆動軸とを備
    え、前記ヘッド部は、ブラシと、前記本体部の駆動軸に
    連結され、駆動軸の直線往復運動をそのままブラシの直
    線往復運動とする連結機構、又は駆動軸の直線往復運動
    をブラシの束ごとの正逆方向回転運動に変換する連結機
    構とを備えることを特徴とする電動歯ブラシ。
  3. 【請求項3】前記回転・直線変換機構は、駆動手段の回
    転運動を5mm以上のストロークの直線往復運動に変換
    するものであることを特徴とする請求項2記載の電動歯
    ブラシ。
  4. 【請求項4】前記減速機構は、駆動手段の回転軸に取付
    けられたピニオンギアと、このピニオンギアに歯合し、
    ピニオンギアの周りを回転する遊星ギアとを有し、前記
    回転・直線変換機構は、遊星ギアの回転軸に回転可能に
    取付けられた円筒状のカム手段と、駆動軸の一端部に設
    けられ、カム手段の周壁に係合摺動する摺動体とを有す
    ることを特徴とする請求項3記載の電動歯ブラシ。
  5. 【請求項5】前記駆動軸の直線往復運動をブラシの束ご
    との正逆方向回転運動に変換する連結機構を備えるヘッ
    ド部の連結機構は、本体部の駆動軸に係脱可能に連結さ
    れる中継ロッドと、この中継ロッドに取付けられたラッ
    クと、ブラシの束を保持し、ラックに歯合するピニオン
    ギアを有する回転可能に支持されたブラシ支持体とを有
    することを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3又
    は請求項4記載の電動歯ブラシ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005124878A (ja) * 2003-10-24 2005-05-19 Isamu Miura 電動歯ブラシ
US8020238B2 (en) * 2002-01-31 2011-09-20 Colgate-Palmolive Company Powered toothbrush
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