JP2719469B2 - 建設機械の旋回体主フレーム構造 - Google Patents

建設機械の旋回体主フレーム構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、油圧ショベルに代表さ
れる建設機械の上部旋回体を構成する旋回体主フレーム
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】油圧ショベルは、例えば図4に示すよう
に、下部走行体1と、その上部に旋回可能に設けられた
上部旋回体2とを有し、上部旋回体2には作業機3が回
動可能に取付けられている。また図5は、上記上部旋回
体2を構成する旋回体主フレームMFの平面図であり、
フロントカバー類は図示を省略してある。旋回体主フレ
ームMFを構成する主部材50の上部には、センタジョ
イント81,旋回装置82,コントロールバルブ83,
エンジンや油圧ポンプなどを収容する機械室84,カウ
ンタウェイト85がほぼ直列に載置されている。なお8
6はキャビンである。
【0003】図6は上記主部材50の構成を示す平面
図、図7はそのVII−VII線断面図、図8はそのVIII−VI
II線断面図である。主部材50は、作業機3を回動可能
に支持するセンタフレーム60と、その後部に連結され
たテールフレーム70とから成り、テールフレーム70
は、後方に延在する左右一対のフレーム部材71,72
を有している。フレーム部材71,72は、それぞれウ
ェブ71a,72aと、その上下に設けられた上フラン
ジ71b,72b,下フランジ71c,72cとから構
成され、左右の上フランジ71b,72bに上述した機
械室84およびカウンタウエイト85が載置され、機械
室84内のエンジンのオイルパンOPが上フランジ71
b,72bの間に挿入される。ここで従来は、上記ウェ
ブ71a,72a、上フランジ71b,72b、下フラ
ンジ71c,72cがそれぞれ別部材で構成され、それ
ぞれを図8に示すようにI型に溶着してフレーム部材7
1,72を構成していた。すなわち、フレーム部材7
1,72は、上部に機械室84やカウンタウェイト85
を支持するためその高さに制限があり、必要な断面性能
が得られにくいことから、市販のI型鋼を使用するには
無理があり、したがって上述のように3部材の溶接構造
としていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記フレー
ム部材71,72を構成する各ウェブ71a,72aの
直ぐ外側の空間(上フランジと下フランジ間の空間であ
り、図8にA,Bで示す)には、例えば油圧の配管やエ
ンジン冷却水の配管、また冷房用の冷媒を流通する配管
などの各種配管や、電気系のハーネスなどが配置され
る。したがって、より多くの配管やハーネスを難なく通
すには、上下フランジ間の間隔、すなわちウェブ71
a,72aの高さをなるべく高くすることが望ましい。
しかしながら、従来の構成では、ウェブ71a,72a
の高さを高くすると、上フランジ71a,72a上に載
置される機械室84内のエンジンの位置が高くなってし
まうため、これを防止するために上記空間A,Bを大き
くとれず、多くの配管やハーネスの配置が困難であると
いう問題がある。
【0005】本発明の目的は、エンジンの位置を高くす
ることなくウェブの高さを高くできるようにした建設機
械の旋回体主フレーム構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】一実施例を示す図1〜図
3に対応付けて説明すると、本発明は、作業機を回動可
能に支持するセンタフレーム10と、ウェブ21a,2
2aおよびその上下にそれぞれ設けられる上下フランジ
21b,22b,21c,22cから成り車両前後方向
に延在する左右一対のフレーム部材21,22を有し、
センタフレーム10に連結されるテールフレーム20と
を備え、左右の上フランジ21b,22b上部にエンジ
ンが、そのオイルパンOP先端が各上フランジ21b,
22b間に挿入される状態で載置される建設機械の旋回
体主フレーム構造に適用される。そして、テールフレー
ム20を構成する左右フレーム部材21,22を、それ
ぞれ一枚板を略コ字状に折り曲げて構成するとともに、
少なくとも各上フランジ21b,22bが外側にのみ張
り出すようこれらのフレーム部材21,22を配置し、
これにより上記問題点を解決する。
【0007】
【作用】テールフレーム20を構成する各フレーム部材
21,22がそれぞれ一枚板を略コ字状に折り曲げて構
成され、これらが少なくとも各上フランジ21b,22
bが外側にのみ張り出すよう配置されているので、図3
に示すように、オイルパンOPの上フランジ21b,2
2b間への挿入量を従来より多くすることができ、した
がってエンジンの高さを変えずにウェブ21a,22a
の高さを高くすることができ、上記空間A,Bを大きく
とることができる。
【0008】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段と作用の項では、本発明を分かり易
くするために実施例の図を用いたが、これにより本発明
が実施例に限定されるものではない。
【0009】
【実施例】図1〜図3により本発明の一実施例を説明す
る。図1は上記図4に示した油圧ショベルの旋回体主フ
レーム構造を示す平面図、図2はそのII−II線断面図、
図3は図2のIII−III線断面図である。上記旋回体主フ
レームMFを構成する主部材100は、センタフレーム
10と、このセンタフレーム10の後端部に連結された
テールフレーム20とから構成される。センタフレーム
10は、底板11と、この底板11に縦方向に取付けら
れた左右一対のウェブ12,13と、これらの左右のウ
ェブ12,13間に固着された作業機取付用の板部材1
4とを有し、この板部材14に設けられた各ブラケット
15に作業機3の基端部および作業機駆動用シリンダの
基端部がそれぞれ回動可能に取付けられる。
【0010】一方、テールフレーム20は、上記ウェブ
12,13の後端部内側にそれぞれ連結され後方に延在
する左右一対のフレーム部材21,22と、その間に配
置される横ビーム23と、底板24とから成る。フレー
ム部材21,22は、それぞれウェブ21a,22a
と、その上下部にそれぞれ外側に張り出すよう設けられ
た上フランジ21b,22bおよび下フランジ21c,
22cとから構成される。またフレーム部材21,22
は、それぞれ図3に示すように一枚板をコ字状に折り曲
げて構成され、上下フランジ21b,21cおよび22
b,22cが外側にのみ張り出すよう配置される。そし
て、ウェブ21a,22aの高さH1は従来の高さH2
より高くされる。
【0011】各上フランジ21b,22bの上部には、
ほぼ中央部に図5に示す機械室84が載置されるととも
に、後部にはカウンタウェイト85が載置される。そし
て図3に示すように、上記機械室84内に設けられたエ
ンジンのオイルパンOPが各上フランジ21b,22b
間に挿入されている。
【0012】ここで従来は、ウェブとフランジとが別部
材で構成され、それらを溶着することによりフレーム部
材を構成していたので、強度上図8に示すようなI型構
造とする必要があった。本実施例では、上述したように
フレーム部材21,22をそれぞれ一枚板で構成し、し
かもウェブ21a,22aの高さを高くしたので、コ字
状構造であっても強度上問題はない。そして、コ字状構
造とすることで、従来のようにフランジが内側に張り出
しておらず、したがって図3に示すように、オイルパン
OPの上フランジ21b,22b間への挿入量を多くす
ることができ、これにより、ウェブ21a,22aの高
さを高くしてもエンジンの高さは従来と変わらない。す
なわち、エンジンの高さを変えずに空間A,Bを従来よ
り大きくとることができ、より多くの配管等を配置する
ことができる。
【0013】また左右対称のフレーム部材21,22を
一枚板で構成することにより、溶接作業が不要となるの
に加えて、同一のプレス機で折り曲げ向きを変えること
により左右のフレーム部材21,22を加工できるの
で、大幅な工数低減および低コスト化が可能となる。
【0014】なお以上では、油圧ショベルにて説明した
が、下部走行体と上部旋回体を有するその他の建設機械
にも本発明を適用できる。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、テールフレームを構成
する左右一対のフレーム部材を、それぞれ一枚板を略コ
字状に折り曲げて構成するとともに、これらを少なくと
も各上フランジが外側にのみ張り出すよう配置したの
で、エンジンオイルパンの上フランジ間への挿入量を従
来より多くすることができ、これによりエンジンの高さ
を変えずにウェブの高さを高くすることがでる。したが
ってウェブ外側の空間を大きくとることができ、ここに
より多くの配管やハーネスを難なく配置することが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る建設機械の旋回体主フレーム構造
の一実施例を示す平面図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】図2のIII−III線断面図である。
【図4】油圧ショベルの側面図である。
【図5】油圧ショベルの上部旋回体の平面図である。
【図6】従来の旋回体主フレーム構造を示す平面図であ
る。
【図7】図6のVII−VII線断面図である。
【図8】図7のVIII−VIII線断面図である。
【符号の説明】
10 センタフレーム 11 底板 12,13 ウェブ 20 テールフレーム 21,22 フレーム部材 21a,22a ウェブ 21b,22b 上フランジ 21c,22c 下フランジ 100 主部材 MF 旋回体主フレーム OP オイルパン

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業機を回動可能に支持するセンタフレ
    ームと、 ウェブおよびその上下にそれぞれ設けられる上下フラン
    ジから成り車両前後方向に延在する左右一対のフレーム
    部材を有し、前記センタフレームに連結されるテールフ
    レームとを備え、 前記左右の上フランジ上部にエンジンが、そのオイルパ
    ン先端が各上フランジ間に挿入される状態で載置される
    建設機械の旋回体主フレーム構造において、 前記テールフレームを構成する左右のフレーム部材は、
    それぞれ一枚板を略コ字状に折り曲げて構成されるとと
    もに、少なくとも各上フランジが外側にのみ張り出すよ
    う該フレーム部材が配置されることを特徴とする建設機
    械の旋回体主フレーム構造。
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KR100652869B1 (ko) * 2002-04-25 2006-12-01 볼보 컨스트럭션 이키프먼트 홀딩 스웨덴 에이비 전후방으로 분리되는 상부프레임

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