JP2718402B2 - インサーキット・エミュレータ内蔵用の時間測定回路 - Google Patents

インサーキット・エミュレータ内蔵用の時間測定回路

Info

Publication number
JP2718402B2
JP2718402B2 JP7250609A JP25060995A JP2718402B2 JP 2718402 B2 JP2718402 B2 JP 2718402B2 JP 7250609 A JP7250609 A JP 7250609A JP 25060995 A JP25060995 A JP 25060995A JP 2718402 B2 JP2718402 B2 JP 2718402B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
counting
counter
value
dividing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP7250609A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0991176A (ja
Inventor
茂治 中田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP7250609A priority Critical patent/JP2718402B2/ja
Publication of JPH0991176A publication Critical patent/JPH0991176A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2718402B2 publication Critical patent/JP2718402B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measurement Of Unknown Time Intervals (AREA)
  • Debugging And Monitoring (AREA)
  • Test And Diagnosis Of Digital Computers (AREA)
  • Electric Clocks (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインサーキット・エ
ミュレータ内蔵用の時間測定回路に係わり、特にエミュ
レーション時におけるデバッグプログラムの所定の2点
間の処理時間を測定する測定時間に応じて分解能を変更
することができるインサーキット・エミュレータ内蔵用
の時間測定回路に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来の時間測定回路について図
面を参照しながら説明する。図8は従来のインサーキッ
ト・エミュレータ内蔵用の時間測定回路のブロック図で
ある。
【0003】同図を参照すると、インサーキット・エミ
ュレータ50とはマイクロコンピュータのプログラムを
デバッグするための装置である。インサーキット・エミ
ュレータ50は、一般にマイクロコンピュータの開発中
のプログラムを実行させる機能(エミュレーション機
能)、エミュレーション中のプログラム実行履歴を格納
する機能(トレース機能)、エミュレーションを一時中
断させる機能(ブレーク機能)、マイクロコンピュータ
の内部メモリをダンプする機能(メモリダンプ機能)、
プログラムの実行時間を測定する機能(パフォーマンス
機能)などを持っている。
【0004】以下にこのインサーキット・エミュレータ
50の持つ実行時間を測定する機能について説明する。
エミュレーションブロック51は一般にエバチップと呼
ばれるデバッグ機能を内蔵したマイクロコンピュータを
プログラム実行させるブロックであり、インサーキット
・エミュレータ50ではこのエバチップが出力する各信
号をモニタすることにより、種々のデバッグ機能を実現
させている。
【0005】イベント検出ブロック52はエミュレーシ
ョンブロック51から出力される現在プログラムが実行
しているアドレス、ステータスなどを監視し、イベント
検出ブロック52内にあらかじめ設定されている値と一
致した時にイベントを発生させるブロックである。
【0006】イベント検出ブロック2で発生したイベン
トはインサーキット・エミュレータ50内の各デバッグ
回路53をコントロールするために使用される。たとえ
ば100h番地を実行したところでトレースを開始した
い場合は、あらかじめスーパーバイザ60からイベント
検出ブロック52の所定のレジスタに100hを設定し
ておくと、イベント検出ブロック52ではエミュレーシ
ョンブロック51からの信号を監視して、100h番地
を実行したところでイベントを発生する。ここで発生し
たイベントはトレースをコントロールする機能に割り振
られているためイベント発生と同期してトレースが開始
される。
【0007】スーパーバイザ60はインサーキット・エ
ミュレータ50全体の制御を行っているブロックであ
り、スーパーバイザCPU、メモリ、外部インターフェ
ース回路などで構成されている。 時間測定回路54は
イベント検出ブロック52に設定した時間測定のスター
トイベントとストップイベントから作られるカウントイ
ネーブル信号がハイレベルの期間の時間を測定する回路
である。
【0008】以下に従来例の時間測定回路54の回路構
成について説明する。時間測定回路54を動作させるた
めの基本クロックを発生する発振器55は、1MHzの
周波数で発振する水晶発振器である。分周回路56は発
振器55のクロックを1/1〜1/128に分周する回
路である。セレクタ57はプリスケーラ58からの出力
信号により分周比を選択してカウンタ57に出力する回
路である。プリスケーラ58はスーパーバイザ60から
読み書き可能なレジスタであり3ビットのラッチで構成
されている。
【0009】このためプリスケーラ60にはあらかじめ
測定時間に応じた分周比を設定する必要がある。たとえ
ば、プリスケーラ58に000Bを設定する場合は分周
比1/1が、001Bを設定している場合は分周比1/
2が、以下111Bを設定している場合は分周比1/1
28が選択される。
【0010】時間測定回路54の構成図を示した図9を
参照すると、カウンタ59は16ビットの非同期カウン
タであり、カウントイネーブル信号がハイレベルの間に
カウントを行い、ローレベルの間はカウントを行わずカ
ウント値を保持している。カウント値はカウントが停止
中にスーパーバイザ60から読むことができ、またカウ
ンタのクリアはスーパバイザ61からのリセット信号で
行うことができる。
【0011】従来例の時間測定回路54では、プリスケ
ーラ58にあらかじめ設定したデータによってカウンタ
59の分解能、最大測定時間が一意的に決まる。また測
定時間は下記の計算式で算出される。
【0012】測定時間=分解能×カウンタの値 従来例のカウンタの分解能と最大測定時間を示した図1
0を参照すると、最小の分解能である1μSで測定した
場合は、65,536μSまで測定可能であるが、それ
以上の時間の測定をする場合は、プリスケーラ58に設
定するデータを0h〜7hまで変更することによりより
分解能が128μsecで、最大測定時間が8,38
8,608μsecまでの長時間の測定を行うことがで
きる。
【0013】カウンタ59がFFFFhになるとオーバ
ーフローフラグ61がセットされ、このオーバーフロー
フラグ61がセットされている状態ではカウンタの最大
測定時間を越えており、正しい測定結果が得られないこ
とを意味する。
【0014】インサーキット・エミュレータ50では、
時間測定機能はプログラムのある2点間の処理時間を測
定するために使用される。一般にその2点間の測定時間
が長いほど分解能は低くてもよく、短いほど分解能の高
い測定が要求されるが、望ましいのは測定可能な限り分
解能は高い方が良い。従来の技術ではその分解能をあら
かじめユーザがプリスケーラ58に設定しなくてはなら
ないため最適な分解能での測定が困難である。
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の技術ではカウンタクロックの分周比をあらかじめプリ
スケーラに設定しておかなければならないが、時間を測
定する前に最適な分解能を決定するのは困難であるとい
う問題点がある。このため、最適な分解能で測定するた
めにはプリスケーラへの設定を試行錯誤で行わなければ
ならなくなり、デバッグの効率が悪くなるという問題点
があった。
【0015】本発明の目的は、上述した問題点に鑑みな
されたものであり、マイクロコンピュータのエミュレー
ションにおけるデバッグプログラムの所定の2点間の処
理時間を測定するときに、その測定時間に応じて分解能
を変更することができ、かつ測定時間に応じて自動的に
最適な分解能で測定できる時間測定回路を提供すること
にある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明のインサーキット
・エミュレータ内蔵用の時間測定回路の特徴は、一定の
周波数のクロックを発生させる手段と、前記クロックを
あらかじめ定めた複数の分周比で分周する分周手段と、
この分周手段によって分周された前記分周比に対応する
複数のクロックから1つのクロックの選択を行う選択手
段と、前記選択手段にて選択するクロックの前記分周比
の指定値を格納する分周比指定値格納手段と、前記分周
比選択手段で選択された分周比のクロックによってカウ
ント動作を行うカウント手段とを有するイサーキット・
エミュレータ内蔵用の時間測定回路において、カウント
中に前記カウント手段がオーバーフローをするたびに、
このオーバーフロー信号で前記分周比指定値格納手段を
書き換えて前記分周比選択手段が出力するクロックの分
周比を変更しこの分周比に応答して前記カウント手段の
カウント動作を開始させる第1のカウント時間設定手段
または前記オーバーフローで前記分周比選択手段の出力
する分周比の変化に応答してカウント開始する時の前記
カウント手段の初期値が全カウント値の1/2の値とな
る第2のカウント時間設定手段のいずれかを有すること
にある。
【0017】また、前記第1のカウント時間設定手段
は、前記分周比指定値格納手段が複数ビットのフリップ
フロップ回路を従属接続したカウンタであって、かつ前
記カウント手段があかじめ定める所定ビットのフリップ
フロップ回路を従属接続してなり前記第1のカウンタの
前記指示に応じて前記選択手段が選択出力するクロック
をカウントしかつ前記所定ビットのフリップフロップ回
路それぞれの出力信号が供給される論理回路の出力をオ
ーバーフロー信号として出力するカウンタであるとき
に、前記オーバーフロー信号を前記分周比指定値格納手
段のカウンタがカウントし、そのカウント結果の並列出
力を前記選択手段の所定の分周比を指定するための指定
値とするとともに、前記カウント手段のカウンタは、全
ビットがロウレベルの状態を初期値として前記指定値で
変更された分周比のクロックをカウントするように構成
することができる。
【0018】さらに、前記第2のカウント時間設定手段
は、前記分周比指定値格納手段が複数ビットのフリップ
フロップ回路を従属接続したカウンタであって、かつ前
記カウント手段が所定ビットのフリップフロップ回路と
最終段にラッチ回路とを従属接続しかつ全ビットの並列
出力を入力する論理回路の出力を前記オーバーフロー信
号として出力するカウンタであるときに、オーバーフロ
ーしたときの最上位ビットのハイレベルを前記ラッチ回
路が記憶しかつ前記オーバーフロー信号を前記分周比指
定値格納手段のカウンタがカウントし、そのカウント結
果の並列出力を前記選択手段の所定の分周比を変更する
ための指定値とするとともに、前記カウント手段のカウ
ンタは、前記ラッチ回路が記憶した最上位ビットのみが
ハイレベルにある状態を初期値として前記指定値で変更
された分周比のクロックをカウントするように構成する
こともできる。
【0019】
【発明の実施の形態】実施例1の時間測定回路について
図面を参照しながら説明する。
【0020】図1は第1の実施の形態におけるインサー
キット・エミュレータ内蔵用の時間測定回路ブロック図
である。インサーキット・エミュレータ1とは、マイク
ロコンピュータのプログラムをデバッグするための装置
である。インサーキット・エミュレータ1は、一般にマ
イクロコンピュータの開発中のプログラムを実行させる
機能(エミュレーション機能)、エミュレーション中の
プログラム実行履歴を格納する機能(トレース機能)、
エミュレーションを一時中断させる機能(ブレーク機
能)、マイクロコンピュータの内部のメモリをダンプす
る機能(メモリダンプ機能)、およびプログラムの実行
時間を測定する機能(パフォーマンス測定機能)などを
持っている。以下にこのインサーキット・エミュレータ
1の持つ実行時間を測定する機能について説明する。
【0021】エミュレーションブロック2は、一般にエ
バチップと呼ばれるデバッグ機能を内蔵したマイクロコ
ンピュータをプログラム実行させるブロックであり、イ
ンサーキット・エミュレータ1ではこのエバチップが出
力する各信号をモニタすることにより、種々のデバッグ
機能を実現させている。
【0022】イベント検出ブロック3は、エミュレーシ
ョンブロック1から出力される現在プログラムが実行し
ているアドレスおよび(ステータスなどを監視し、イベ
ント検出ブロック3内にあらかじめ設定されている値と
一致した時にイベントを発生させるブロックである。
【0023】イベント検出ブロック3で発生したイベン
トは、インサーキット・エミュレータ1内の各デバッグ
回路4をコントロールするために使用される。たとえば
100h番地を実行したところでトレースを開始したい
場合は、あらかじめスーパーバイザ11からイベント検
出ブロック3の所定のレジスタに100hを設定してお
くと、イベント検出ブロック3ではエミュレーションブ
ロック2からあ与えられる信号を監視して、100h番
地を実行したところでイベントを発生する。ここで発生
したイベントは、トレースをコントロールする機能に割
り振られているためイベント発生と同期してトレースが
開始される。
【0024】スーパバイザ11はインサーキット・エミ
ュレータ1全体の制御を行っているブロックであり、ス
ーパーバイザCPU、メモリおよび外部インターフェー
ス回路などで構成されている。
【0025】間測定回路5は、イベント検出ブロック3
に設定した時間測定のスタートイベントとストップイベ
ントから作られるカウントイネーブル信号とがハイレベ
ルの期間の時間を測定する回路である。以下に第1の実
施の形態における時間測定回路5の回路構成について説
明する。
【0026】時間測定回路5を動作させるための基本ク
ロックを発生する発振器6は、1MHzの周波数で発振
する水晶発振器である。分周回路7は発振器6のクロッ
クを1/1〜1/128に分周する回路である。
【0027】セレクタ8はプリスケーラ9からの出力信
号により分周比を選択してカウンタ57に出力する回路
である。
【0028】プリスケーラ9は、スーパーバイザ・バス
から読み書き可能なレジスタであり、J−Kフリップフ
ロップ回路(以下、JKFFと称す)91〜93を従属
接続しそのJ−K端子を抵抗素子R1によりプルアップ
した公知の3ビットのカウンタで構成される。たとえ
ば、プリスケーラ9に000Bが設定している場合は分
周比1/1が、001Bが設定されている場合は分周比
1/2が、以下111Bが設定されている場合は分周比
1/128がそれぞれ選択される。
【0029】時間測定回路5の構成図を示した図2を参
照すると、カウンタ10は16ビットのJKFF111
〜126を従属接続し、J−K端子を抵抗素子R1によ
りプルアップするとともに、イベント検出ブロック3の
カウントイネーブル信号33およびセレクタ8の選択出
力(分周比)32が供給されるAND回路128出力を
クロック入力とし、それぞれのカウンタ出力信号34を
NAND回路127で論理をとり、その出力をオーバー
フロー信号35としてプリスケーラ9のJKFF91〜
93のクロック端子とするように構成される公知の非同
期カウンタである。
【0030】カウントイネーブル信号33が論理レベル
のハイレベルの間にカウントを行い、ローレベルの間は
カウントを行わずカウント値を保持している。このカウ
ント値はカウントが停止中に信号34を介してスーパー
バイザ11から読むことができる。また、カウンタのク
リアはスーパバイザ11からのリセット信号36で行う
ことができる。
【0031】本発明の時間測定回路5では、プリスケー
ラ9にあらかじめ分周比を設定するのではなく、カウン
タ10がオーバーフローすると、そのオーバーフロー信
号35がプリスケーラ9のクロックとして供給されるの
で、その度にカウントアップし、設定されているデータ
を+1する構成になっている。
【0032】第1の実施の形態における時間測定回路の
動作説明用タイミングチャートを示した図3を参照する
と、プリスケーラ9には初期状態で000Bが書き込ま
れているため、プリスケーラ出力信号31も000Bが
出力されている。このため、セレクタ8は分周比1/1
のクロックをセレクタ出力32としてカウンタ10のA
ND回路128に出力している。
【0033】カウンタ10はカウントイネーブル信号3
3がハイレベルのときセレクタ出力32をクロックとし
てカウント動作を行うが、カウンタの値がFFFFhに
なるとオーバーフロー信号35がロウレベルになり、プ
リスケーラ9を+1する。プリスケーラ出力信号31が
001Bになると、セレクタ8は分周比1/2のクロッ
クをセレクタ出力32に出力し、カウンタ10は000
0hからカウントを始める。この動作を繰り返すことに
よりプリスケーラ9がオーバーフローするまで時間測定
を行うことができる。
【0034】以上の説明のように本発明の時間測定回路
では、あらかじめプリスケーラに分周比を設定する必要
がなく、さらに短い時間の測定では分解能が高く、長い
時間の測定も自動的に分解能を低くして行える。時間測
定終了後にスーパーバイザ11からカウンタ10とプリ
スケーラ9の値を読むことにより、測定時間は下記の計
算式で一意的に決まる。
【0035】測定時間=カウンタの値×現在の分解能+
ZここでZは現在のカウント値以前までの分解能のカウ
ント数の累積変数であり、図4にプリスケーラの値、ク
ロック数端数および分解能との対応を示す。
【0036】この式から最大測定時間は16,711,
680μSとなる。
【0037】上述の測定時間の計算は、多少複雑にはな
っているがスーパーバイザ11が行うため、全く問題な
く算出することができる。
【0038】このように、本発明ではプリスケーラ9を
カウンタ構成にすることにより、あらかじめ分解能を決
定する必要なく、適当な分解能で時間測定を行うことが
できるメリットがある。また、従来と比較してもハード
ウェアの規模を大きくする必要がない。
【0039】次に第2の実施の形態を図面を参照しなが
ら説明する。第2の実施の形態における時間測定回路3
0の構成図を示した図5を参照すると、第1の実施の形
態との相違点はカウンタ29の構成が15ビットのJK
FF111〜125と1ビットのLATCH129で構
成されていることである。
【0040】LATCH129はカウンタ29の最上位
ビットに割り当てられており、リセット状態のロウレベ
ルから1度ハイレベルになるとリセット以外ではロウレ
ベルにならない。またこの回路でも第1の実施の形態同
様にカウンタ29がオーバーフローする度にプリスケー
ラ9を+1する。
【0041】しかし、ここでのカウンタ29はオーバー
フロー後もLATCH129がハイレベルにあるため、
JKFF101〜125がFFFFhの次のタイミング
でロウレベルに遷移しても最上位ビットはハイレベルを
維持し、したがってカウンタ値は8000hを指してい
る。
【0042】第2の実施の形態における時間測定回路3
0の動作説明用タイミングチャートを示した図6を参照
すると、プリスケーラ9には初期状態で000Bが書き
込まれているため、プリスケーラ出力信号31も000
Bが出力されている。このため、セレクタ8は分周比1
/1のクロックをセレクタ出力32として出力してい
る。
【0043】上述したようにカウンタ29はセレクタ出
力32をクロックとしてカウント動作を行うが、カウン
タ29の値がFFFFhになるとオーバーフロー信号3
5がロウレベルになり、この信号をクロック入力とする
プリスケーラ9を+1する。
【0044】+1されてプリスケーラ出力信号31が0
00Bから001Bになると、セレクタ8は分周比1/
2のクロックをセレクタ出力32として出力する。この
ときに最上位ビットのLATCH129の出力39がハ
イレベルを維持しているため8000h、すなわち全カ
ウント数の1/2の値からカウントを始める。カウンタ
29が8000hからカウントを始めるということは、
直前の分周比でカウントした分もあらかじめ含んだ状態
でカウントを行うことになるのでカウント終了後の測定
時間の算出が容易にできる。
【0045】第2の実施の形態における時間測定回路3
0の測定時間、分解能を示した図7を参照すると、時間
測定回路30では、あらかじめプリスケーラ9に分周比
を設定する必要がなく、さらに短い時間の測定では分解
能が高く、長い時間の測定も自動的に分解能を低くして
行える。さらに時間測定終了後にスーパーバイザ11か
らカウンタ29とプリスケーラ9の値を読むことによ
り、測定時間は下記の計算式で一意的に決まる。
【0046】測定時間=現在の分解能×カウンタの値 上述の測定時間の計算は、従来の技術と同じ計算式で算
出できるためスーパーバイザの制御プログラムを容易に
作成できるというメリットがある。また、従来と比較し
てもハードウェアの規模を大きくする必要がない。
【0047】なお、上述の第1および第2の実施の形態
においては、プリスケーラ9の構成を3ビットカウンタ
で、カウンタ10および29は16ビットでそれぞれ説
明したが、3ビットおよび16ビットに限定されるもの
ではない。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように本発明のインサーキ
ットエミュレータ内蔵用の時間測定回路は、カウンタの
分周比を決めているプリスケーラの値をカウンタのオー
バーフロー信号によってインクリメントするように構成
にすることによって、測定時間が短い場合は高分解能の
測定が可能であり、長い場合は分解能は低いがより長時
間の測定が可能になるという利点がある。また、プリス
ケーラへの設定は自動的に行われるため、ユーザがあら
かじめプリスケーラに分周比を設定する必要がないとい
う利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態を内蔵するインサーキット・
エミュレータの要部のブロック図である。
【図2】第1の実施の形態の時間測定回路の構成図であ
る。
【図3】第1の実施の形態の動作説明用タイミングチャ
ートである。
【図4】第1の実施の形態における累積変数Zを示す図
である。
【図5】第2の実施の形態の時間測定回路の構成図であ
る。
【図6】第2の実施の形態の動作説明用タイミングチャ
ートである。
【図7】第2の実施の形態における測定時間、分解能を
示す図である。
【図8】従来例の時間測定回路を内蔵するインサーキッ
ト・エミュレータの要部のブロック図である。
【図9】従来例の時間測定回路のブロック図である。
【図10】
【符号の説明】
1,50 インサーキット・エミュレータ 2,51 エミュレーション・ブロック 3,52 イベント検出ブロック 4,53 デバッグ回路 5,54 時間測定回路 6,55 発振器 7,56 分周回路 8,57 セレクタ 9,58 プリスケーラ 10,29,59 カウンタ 11,60 スーパーバイザ 30 実施例2の時間測定回路 31 プリスケーラ出力信号 32 セレクタ出力信号 33 カウントイネーブル信号 34 カウンタ出力信号 35 オーバーフロー信号 36 JKFF25の出力信号 37 JKFF26の出力信号 38 JKFF25の出力信号 39 LATCH27の出力信号 50 ーパーバイザ 61 オーバーフローフラグ 101〜125 JKフリップフロップ 126 LATCH

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定の周波数のクロックを発生させる手
    段と、前記クロックをあらかじめ定めた複数の分周比で
    分周する分周手段と、この分周手段によって分周された
    前記分周比に対応する複数のクロックから1つのクロッ
    クの選択を行う選択手段と、前記選択手段にて選択する
    クロックの前記分周比の指定値を格納する分周比指定値
    格納手段と、前記分周比選択手段で選択された分周比の
    クロックによってカウント動作を行うカウント手段とを
    有するイサーキット・エミュレータ内蔵用の時間測定回
    路において、カウント中に前記カウント手段がオーバー
    フローをするたびに、このオーバーフロー信号で前記分
    周比指定値格納手段を書き換えて前記分周比選択手段が
    出力するクロックの分周比を変更しこの分周比に応答し
    て前記カウント手段のカウント動作を開始させる第1の
    カウント時間設定手段または前記オーバーフローで前記
    分周比選択手段の出力する分周比の変化に応答してカウ
    ント開始する時の前記カウント手段の初期値が全カウン
    ト値の1/2の値となる第2のカウント時間設定手段の
    いずれかを有するインサーキット・エミュレータ内蔵用
    の時間測定回路。
  2. 【請求項2】 前記第1のカウント時間設定手段は、前
    記分周比指定値格納手段が複数ビットのフリップフロッ
    プ回路を従属接続したカウンタであって、かつ前記カウ
    ント手段があかじめ定める所定ビットのフリップフロッ
    プ回路を従属接続してなり前記第1のカウンタの前記指
    示に応じて前記選択手段が選択出力するクロックをカウ
    ントしかつ前記所定ビットのフリップフロップ回路それ
    ぞれの出力信号が供給される論理回路の出力をオーバー
    フロー信号として出力するカウンタであるときに、前記
    オーバーフロー信号を前記分周比指定値格納手段のカウ
    ンタがカウントし、そのカウント結果の並列出力を前記
    選択手段の所定の分周比を指定するための指定値とする
    とともに、前記カウント手段のカウンタは、全ビットが
    ロウレベルの状態を初期値として前記指定値で変更され
    た分周比のクロックをカウントするように構成される請
    求項1記載のインサーキット・エミュレータ内蔵用の時
    間測定回路。
  3. 【請求項3】 前記第2のカウント時間設定手段は、前
    記分周比指定値格納手段が複数ビットのフリップフロッ
    プ回路を従属接続したカウンタであって、かつ前記カウ
    ント手段が所定ビットのフリップフロップ回路と最終段
    にラッチ回路とを従属接続しかつ全ビットの並列出力を
    入力する論理回路の出力を前記オーバーフロー信号とし
    て出力するカウンタであるときに、オーバーフローした
    ときの最上位ビットのハイレベルを前記ラッチ回路が記
    憶しかつ前記オーバーフロー信号を前記分周比指定値格
    納手段のカウンタがカウントし、そのカウント結果の並
    列出力を前記選択手段の所定の分周比を変更するための
    指定値とするとともに、前記カウント手段のカウンタ
    は、前記ラッチ回路が記憶した最上位ビットのみがハイ
    レベルにある状態を初期値として前記指定値で変更され
    た分周比のクロックをカウントするように構成される請
    求項1記載のインサーキット・エミュレータ内蔵用の時
    間測定回路。
JP7250609A 1995-09-28 1995-09-28 インサーキット・エミュレータ内蔵用の時間測定回路 Expired - Fee Related JP2718402B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7250609A JP2718402B2 (ja) 1995-09-28 1995-09-28 インサーキット・エミュレータ内蔵用の時間測定回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7250609A JP2718402B2 (ja) 1995-09-28 1995-09-28 インサーキット・エミュレータ内蔵用の時間測定回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0991176A JPH0991176A (ja) 1997-04-04
JP2718402B2 true JP2718402B2 (ja) 1998-02-25

Family

ID=17210414

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7250609A Expired - Fee Related JP2718402B2 (ja) 1995-09-28 1995-09-28 インサーキット・エミュレータ内蔵用の時間測定回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2718402B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0991176A (ja) 1997-04-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5367550A (en) Break address detecting circuit
JP2868472B2 (ja) マイクロコントローラ及びその制御方法
US5812834A (en) Single chip microcomputer having a plurality of timer counters
US5233573A (en) Digital data processor including apparatus for collecting time-related information
US5325341A (en) Digital timer apparatus and method
US4025768A (en) Method and apparatus for testing and diagnosing data processing circuitry
JP2718402B2 (ja) インサーキット・エミュレータ内蔵用の時間測定回路
JPS6044887A (ja) 2つの現象間の時間を測定する回路
JP2773546B2 (ja) パルス発生回路
US4713788A (en) Burst signal generator
US4468133A (en) Electronic timepiece
JPS6160460B2 (ja)
JPH0321879A (ja) テスターのタイミング信号発生回路
JP3158425B2 (ja) マイクロコンピュータ
JP2923810B2 (ja) Icテスターのタイミング発生回路
US5325514A (en) Program executive timing apparatus for ensuring that state changes of a reference clock signal used to time the execution of the program are not missed
JP2786033B2 (ja) 時間測定装置
JPS59154818A (ja) パルス周期チエツク回路
JP2001092692A (ja) 時間測定回路及び時間測定方法
JPH0727804A (ja) パルス幅測定回路
US6826633B2 (en) Microcomputer incorporating peripheral circuits
JPH0411388Y2 (ja)
KR950013602B1 (ko) 주파수 측정장치
JP3206010B2 (ja) タイムスタンプ回路
JPS60125573A (ja) タイミングパルス発生器

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19971014

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees