JP2718359B2 - 大型厨房用給排気フード - Google Patents
大型厨房用給排気フードInfo
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- JP2718359B2 JP2718359B2 JP6025409A JP2540994A JP2718359B2 JP 2718359 B2 JP2718359 B2 JP 2718359B2 JP 6025409 A JP6025409 A JP 6025409A JP 2540994 A JP2540994 A JP 2540994A JP 2718359 B2 JP2718359 B2 JP 2718359B2
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- guide plate
- exhaust
- air supply
- exhaust guide
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、食品工場などの大型厨
房に設置される給排気フードに関するものである。
房に設置される給排気フードに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の大型厨房用給排気フードは図２に
示すように室内側および壁側の２枚の排気誘導板を断面
が略対称山型になるように組み合わせ、その山の頂部の
直下に調理器具が位置するように設置し、２枚の排気誘
導板の両側に給気誘導板を設け、排気誘導板に設けられ
た排気孔から排気し、排気誘導板と給気誘導板との間隙
から給気する構造となっているのが一般的である。
示すように室内側および壁側の２枚の排気誘導板を断面
が略対称山型になるように組み合わせ、その山の頂部の
直下に調理器具が位置するように設置し、２枚の排気誘
導板の両側に給気誘導板を設け、排気誘導板に設けられ
た排気孔から排気し、排気誘導板と給気誘導板との間隙
から給気する構造となっているのが一般的である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】通常、大型厨房、特に
煮炊きや煮詰めを行う大型厨房では大量の湯気が発生
し、それが排気誘導板の内面で結露して水滴となって落
下し、調理器具を汚したり、時には調理中の食品に混入
して、衛生を害する恐れがある。
煮炊きや煮詰めを行う大型厨房では大量の湯気が発生
し、それが排気誘導板の内面で結露して水滴となって落
下し、調理器具を汚したり、時には調理中の食品に混入
して、衛生を害する恐れがある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、結露した水滴
を排気誘導板の内面を伝わらせてフード下部の流路に導
くことにより、調理部への水滴の落下を防止した給排気
フードであり、この給排気フードの設置により上記の問
題点を一挙に解決するものである。
を排気誘導板の内面を伝わらせてフード下部の流路に導
くことにより、調理部への水滴の落下を防止した給排気
フードであり、この給排気フードの設置により上記の問
題点を一挙に解決するものである。
【０００５】即ち、本発明は、室内側および壁側の２枚
の排気誘導板とその両側に設けられる給気誘導板から構
成される大型厨房の上に設置される給排気フードにおい
て、室内側排気誘導板と壁側排気誘導板とを傾斜角度を
変えて断面が非対称山型になるように配置し、壁側排気
誘導板の上部を折曲し、該折曲部を室内側排気誘導板の
頂部直下よりも室内側に張り出させたことを特徴とする
大型厨房用給排気フードにかかるものである。
の排気誘導板とその両側に設けられる給気誘導板から構
成される大型厨房の上に設置される給排気フードにおい
て、室内側排気誘導板と壁側排気誘導板とを傾斜角度を
変えて断面が非対称山型になるように配置し、壁側排気
誘導板の上部を折曲し、該折曲部を室内側排気誘導板の
頂部直下よりも室内側に張り出させたことを特徴とする
大型厨房用給排気フードにかかるものである。
【０００６】
【実施例】以下、本発明の実施例を示す図面を参照しな
がら本発明を説明する。
がら本発明を説明する。
【０００７】図１は本発明の大型厨房用給排気フードの
一例を示し、（ａ）は煮詰め用釜の真上に設置した立断
面図であり、（ｂ）は（ａ）の（イ）部拡大図、（ｃ）
は（ａ）の（ロ）部拡大図である。
一例を示し、（ａ）は煮詰め用釜の真上に設置した立断
面図であり、（ｂ）は（ａ）の（イ）部拡大図、（ｃ）
は（ａ）の（ロ）部拡大図である。
【０００８】図２は従来の大型厨房用給排気フードを煮
詰め用釜の真上に設置した立断面図である。
詰め用釜の真上に設置した立断面図である。
【０００９】図１、図２において紙面右側が室内側であ
り、紙面左側が壁側である。
り、紙面左側が壁側である。
【００１０】本発明の給排気フードの排気部は室内側排
気誘導板１と壁側排気誘導板２およびその長手方向の両
端を覆う端板（図示していない）から構成される。室内
側排気誘導板１と壁側排気誘導板２とは両者の傾斜角度
を変えて断面が非対称山型となるように上部を狭めて配
置される。室内側排気誘導板１は水平面に対して４０〜
６０°程度傾斜し、壁側排気誘導板２は更に急角度で傾
斜するよう配置される。この傾斜が緩やかであると誘導
板内面で結露した水滴が誘導板を伝わって流下する途中
で落下する危険性があるからである。室内側排気誘導板
１および壁側排気誘導板２の下部は何れも内側に折り曲
げられていて、液体の流路４を形成している。
気誘導板１と壁側排気誘導板２およびその長手方向の両
端を覆う端板（図示していない）から構成される。室内
側排気誘導板１と壁側排気誘導板２とは両者の傾斜角度
を変えて断面が非対称山型となるように上部を狭めて配
置される。室内側排気誘導板１は水平面に対して４０〜
６０°程度傾斜し、壁側排気誘導板２は更に急角度で傾
斜するよう配置される。この傾斜が緩やかであると誘導
板内面で結露した水滴が誘導板を伝わって流下する途中
で落下する危険性があるからである。室内側排気誘導板
１および壁側排気誘導板２の下部は何れも内側に折り曲
げられていて、液体の流路４を形成している。
【００１１】排気は排気ダクト１０、排気管（図示して
いない）を経て排気される。排気ダクト１０は給排気フ
ード上面に長手方向に数個、適当な間隔で設けられる。
いない）を経て排気される。排気ダクト１０は給排気フ
ード上面に長手方向に数個、適当な間隔で設けられる。
【００１２】室内側排気誘導板１と壁側排気誘導板２の
外側には略直立して２枚の給気誘導板３が設けられ、給
気誘導板３と室内側排気誘導板１、壁側排気誘導板２の
下部の間隙が給気口８を構成する。２枚の給気誘導板３
の長手方向の両端も端板（図示していない）で覆われて
いる。給気は給気管（図示していない）、給気ダクト
９、給気誘導板３と排気誘導板との間の空間、給気口８
を経て給気される。給気ダクト９は給排気フード上面の
両側に長手方向に数個、適当な間隔で設けられる。
外側には略直立して２枚の給気誘導板３が設けられ、給
気誘導板３と室内側排気誘導板１、壁側排気誘導板２の
下部の間隙が給気口８を構成する。２枚の給気誘導板３
の長手方向の両端も端板（図示していない）で覆われて
いる。給気は給気管（図示していない）、給気ダクト
９、給気誘導板３と排気誘導板との間の空間、給気口８
を経て給気される。給気ダクト９は給排気フード上面の
両側に長手方向に数個、適当な間隔で設けられる。
【００１３】壁側排気誘導板２は上部を室内側排気誘導
板１側に傾けて設置されるが途中の折曲部６で折れ曲げ
られ、それより上部は室内側排気誘導板１と略平行にな
る形状となっている。折曲部６は室内側排気誘導板１の
頂部直下よりも数cm〜十数cm程度室内側排気誘導板１側
に張り出している。
板１側に傾けて設置されるが途中の折曲部６で折れ曲げ
られ、それより上部は室内側排気誘導板１と略平行にな
る形状となっている。折曲部６は室内側排気誘導板１の
頂部直下よりも数cm〜十数cm程度室内側排気誘導板１側
に張り出している。
【００１４】本発明の給排気フードの排気部は上記の構
成となっている。一方、排気誘導板の内面で結露した水
滴７は排気誘導板の上部や中部に付着したものは排気誘
導板を伝わって流路４に入るし、付着量も比較的少な
い。強制的に排気されているため、排気誘導板の頂部に
水滴７の付着が集中し、直ぐに大きい水滴７となる。こ
の結果、水滴７の落下は排気誘導板の頂部付近に集中す
る。この水滴７の落下を遮る箇所に壁側排気誘導板２が
位置しているので、落下した水滴７は壁側排気誘導板２
を伝わって流路４に入り、釜５の周辺に落下することは
ない。
成となっている。一方、排気誘導板の内面で結露した水
滴７は排気誘導板の上部や中部に付着したものは排気誘
導板を伝わって流路４に入るし、付着量も比較的少な
い。強制的に排気されているため、排気誘導板の頂部に
水滴７の付着が集中し、直ぐに大きい水滴７となる。こ
の結果、水滴７の落下は排気誘導板の頂部付近に集中す
る。この水滴７の落下を遮る箇所に壁側排気誘導板２が
位置しているので、落下した水滴７は壁側排気誘導板２
を伝わって流路４に入り、釜５の周辺に落下することは
ない。
【００１５】なお、本発明の給排気フードにおいては、
給気口８は単なる間隙の儘でもよいが、給気口８にボリ
ュームダンパー１２および可変ルーバー１１を取りつけ
て置き、排気量（速度）とともに、給気量（速度）、給
気方向を調節できるようにしておくと、湯気の流れや室
内側排気誘導板１よりの水滴７の落下位置を定常化する
ことが可能になる。従って、給気口８にかかる方策を講
じておくのが好ましい。
給気口８は単なる間隙の儘でもよいが、給気口８にボリ
ュームダンパー１２および可変ルーバー１１を取りつけ
て置き、排気量（速度）とともに、給気量（速度）、給
気方向を調節できるようにしておくと、湯気の流れや室
内側排気誘導板１よりの水滴７の落下位置を定常化する
ことが可能になる。従って、給気口８にかかる方策を講
じておくのが好ましい。
【００１６】従来の大型厨房用給排気フードは図２に示
すように断面が対称の山型であり頂部が釜５の真上にな
るように設置される。そのため室内側排気誘導板１、壁
側排気誘導板２に付着した水滴７の流下途中での落下を
遮るものがない。その結果、水滴７は釜５の内外に落下
する。
すように断面が対称の山型であり頂部が釜５の真上にな
るように設置される。そのため室内側排気誘導板１、壁
側排気誘導板２に付着した水滴７の流下途中での落下を
遮るものがない。その結果、水滴７は釜５の内外に落下
する。
【００１７】
【発明の効果】本発明の給排気フードにより排気誘導板
の内面に付着した水滴の調理部への落下が防止される。
の内面に付着した水滴の調理部への落下が防止される。
【図１】本発明の大型厨房用給排気フードの一例を示
し、（ａ）は煮詰め用釜の真上に設置した立断面図であ
り、（ｂ）は（ａ）の（イ）部拡大図、（ｃ）は（ａ）
の（ロ）部拡大図である。
し、（ａ）は煮詰め用釜の真上に設置した立断面図であ
り、（ｂ）は（ａ）の（イ）部拡大図、（ｃ）は（ａ）
の（ロ）部拡大図である。
【図２】従来の大型厨房用給排気フードを煮詰め用釜の
真上に設置した立断面図である。
真上に設置した立断面図である。
１・・室内側排気誘導板、２・・壁側排気誘導板、３・
・給気誘導板、４・・液体流路、５・・煮詰め用釜、６
・・折曲部、７・・水滴、８・・給気口、９・・給気ダ
クト、１０・・排気ダクト、１１・・可変ルーバー、１
２・・ボリュームダンパー。
・給気誘導板、４・・液体流路、５・・煮詰め用釜、６
・・折曲部、７・・水滴、８・・給気口、９・・給気ダ
クト、１０・・排気ダクト、１１・・可変ルーバー、１
２・・ボリュームダンパー。
Claims (1)
- 【請求項１】 室内側および壁側の２枚の排気誘導板と
その両側に設けられる給気誘導板から構成される大型厨
房の上に設置される給排気フードにおいて、室内側排気
誘導板と壁側排気誘導板とを傾斜角度を変えて断面が非
対称山型になるように配置し、壁側排気誘導板の上部を
折曲し、該折曲部を室内側排気誘導板の頂部直下よりも
室内側に張り出させたことを特徴とする大型厨房用給排
気フード。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6025409A JP2718359B2 (ja) | 1994-02-23 | 1994-02-23 | 大型厨房用給排気フード |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6025409A JP2718359B2 (ja) | 1994-02-23 | 1994-02-23 | 大型厨房用給排気フード |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07233989A JPH07233989A (ja) | 1995-09-05 |
| JP2718359B2 true JP2718359B2 (ja) | 1998-02-25 |
Family
ID=12165128
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6025409A Expired - Fee Related JP2718359B2 (ja) | 1994-02-23 | 1994-02-23 | 大型厨房用給排気フード |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2718359B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001227807A (ja) * | 2000-02-18 | 2001-08-24 | Tosetz Co Ltd | 結露防止機能を有する給湯器の排気方法及びその装置 |
-
1994
- 1994-02-23 JP JP6025409A patent/JP2718359B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07233989A (ja) | 1995-09-05 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19971014 |
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