JP2718063B2 - 液晶装置の駆動方法 - Google Patents

液晶装置の駆動方法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、表面安定化強誘電液晶をマトリクス駆動す
る液晶装置の駆動方法に関する。
〔発明の概要〕
本発明は液晶装置の駆動方法に関し、1本の行電極の
選択期間を等しいパルス幅を有する3つのパルスによっ
て構成することにより、一画面の書換えスピードを向上
させるようにしたものである。
〔従来の技術〕
表面安定化強誘電液晶(SSFLC)は、 1.正または負極性のパルス電圧に対して高速に応答す
る。
2.2つの安定な配列状態をとる。
3.外部から印加する電圧のパルス幅(Pw)及び電圧値
(Vp)で決まるしきい値を有し、しきい値を越すPw×Vp
の条件では、2つの安定な配列状態のうちの、一つの配
列状態から、他方の配列状態へと液晶分子の並び方が変
化する(反転)。
4.反転させたのち、しきい値を越さないPw,Vp条件であ
れば、反転先の配列状態を維持する(メモリー性)。
という特性を有している。第3図に2枚の直行した偏光
板を用いてSSFLCの2つの配列状態を光学的な明暗とし
て取り出す方法の例を示す。また、第4図に電圧による
光変調の様子を示す。
一方、マトリックス駆動方式は第5図に示すように多
数のマトリックス状に配置された絵素を、行及び列電極
に印加する信号電圧の組み合わせによって駆動する方式
で、 1.1本の行電極を共通にしたまま、行電極の選択信号を
印加し、 2.列信号との組み合せによって、行、列電極の交叉部分
にある液晶分子の配列状態を列信号の持つオン・オフ情
報に対応させて制御し、 3.つづく、非選択期間には、書き込んだ情報が変化しな
いようにする。
というものである。第6図にマトリックス駆動方式にお
ける行及び列電極に印加される信号電圧の一例を示す。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、行、列電極の交叉部に置く液晶としてSSFL
Cを用いた場合、SSFLCの特性を考慮すると、 a.同時にオン・オフの状態を書き込むのは困難であるた
め、異なったタイミングでオン・オフを書き込む方式に
しなくてはならない。
また、液晶材料の劣化を防止するために、 b.液晶には直流成分が印加されない(印加電圧の平均値
がOvになる)ようにしなければいけない。
という制約条件を満たすようなマトリックス駆動方法の
開発が必要である。
これに対して従来から種々のマトリックス駆動方法が
提案されている。
(1) テレビジョン学会技術報告(ITEJ Technical R
eport,Vol.10,No.47,pp13〜18,ID'87−15,Feb.1987) (2) National Technical Report(Vol.33,No.1,pp4
4〜47,Feb.1987) しかしながら、これらの駆動方法はいずれも、正味の
選択期間が反転に直接的に寄与するパルス幅の、少なく
とも、4個以上のパルスによって構成されているのが特
徴である。
一方、一画面の書き換え時間は、 (1本の行電極の選択時間)×(行電極数) であるから、一画面の書換え時間を短縮するためには、
結局、行電極選択時間を短くすることが重要である。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、表面安定化強誘電液晶をマトリクス駆動す
る液晶装置の駆動方法において、行電極及び列電極が順
次駆動されると共に、上記順次駆動される各々の上記行
電極の信号は等しいパルス幅を有する3つのパルスによ
って構成され、選択期間には、第1のパルスは後続の第
2、第3のパルスによって上記液晶に直流成分が印加さ
れないよう補償する電圧値に設定し、第2のパルスは上
記液晶が安定な配列状態にそろうよう制御する電圧値に
設定し、第3のパルスは列電極の信号との組み合わせに
より反転閾値への到達が制御される電圧値に設定し、非
選択期間には、上記第1〜第3のパルスは直流成分が上
記液晶に印加されない0レベル近傍の電圧値に設定する
と共に、上記順次駆動される各々の上記列電極の信号
は、上記行電極と列電極の交叉部に設けられた上記液晶
を反転させる期間には、上記第1のパルスに対応する期
間が上記第1のパルスと同相で、上記第2のパルスに対
応する期間が0電位で、上記第3のパルスに対応する期
間が上記第3のパルスと逆相であって、全体の直流成分
が0となる所定の電圧値に設定(第1図の(A))する
か、または、上記第1のパルスに対応する期間が0電位
で、上記第2のパルスに対応する期間が上記第2のパル
スと逆相で、上記第3のパルスに対応する期間が上記第
3のパルスと逆相であって、全体の直流成分が0となる
所定の電圧値に設定(第1図の(B))し、上記行電極
と列電極の交叉部に設けられた上記液晶を反転させない
期間には、上記第1のパルスに対応する期間が上記第1
のパルスと逆相で、上記第2のパルスに対応する期間が
0電位で、上記第3のパルスに対応する期間が上記第3
のパルスと同相であって、全体の直流成分が0となる所
定の電圧値に設定(第1図の(C))したことを特徴と
する液晶装置の駆動方法である。
〔作 用〕
これによれば、SSFLCの動作に必要な最小のパルスに
よって行信号の選択期間が構成されているので、一画面
の書換えスピードを極めて向上させることができる。
〔実施例〕
この発明では、SSFLCのマトリックス駆動において、
行電極の選択期間を、同じパルス幅を持つ3個のパルス
で構成することを特徴としている。これにより、一画面
の書換えスピードの向上を図っている。
すなわち第1図にこの発明になる行、列信号の組み合
せをまとめて示した。
この図において、SSFLCのマトリックス駆動では、オ
ン・オフを異なったタイミングで書き込まねばならない
という制約に対して、この発明では、行信号の選択期間
に、パルス幅が同じで極性の逆な2個のパルス、初期化
パルス(P2)、スイッチング・パルス(P3)を用いてい
る。
ここで初期化パルスP2は液晶は2つの安定な配列状態
のうちの1つにそろえるために必要である。従って、初
期化パルスの電圧(Vp2)は列信号と組み合せたとき、
最小の印加電圧になっても、しきい値を越えるように設
定されねばならない。初期化パルスはオン(またはオ
フ)の書き込みに相当する。
一方、スイッチング・パルスP3は、列信号との組み合
せによって、共通化された行電極上の各絵素部の液晶の
配列状態を、先に初期化パルスによって書き込まれた配
列状態から、他方の配列状態に変化させるかどうかを決
めるために必要である。スイッチッング・パルス及び列
信号の組み合せによって、絵素に印加される電圧がしき
い値を越すようにすれば反転がおこり、オフ(またはオ
ン)の書き込みが行なわれる。しきい値を越さないよう
にすれば初期化パルスで書き込んだオン(またはオフ)
の配列状態を保持することになる。従って、スイッチッ
ング・パルスの電圧(Vp3)は列信号との組み合わせに
よって、最大電圧になったときしきい値を越すように、
また、最小電圧になったときしきい値を越さないように
設定されなければならない。
さらに、直流成分が液晶に印加されないようにするた
めに、初期化、スイッチッング・パルスとパルス幅が同
じな1個のパルス(P1;直流補償パルス)を追加した。
このため、行信号の選択期間は、パルス幅の同じな3個
のパルスによって構成されることになった。
これに対して列電極に印加される電圧波形は、書き込
む情報が任意であるから、オン・オフの情報によらず、
対称形でなければならない。そこで列信号は、先ず反転
させる場合には、第1図の(A)に示すように上述の第
1のパルスP1に対応する期間が同相で、第2のパルスP2
に対応する期間が0電位で、第3のパルスP3に対応する
期間が逆相であって、全体の直流成分が0となるような
所定の電圧波形を用いるか、または第1図の(B)に示
すように、第1のパルスP1に対応する期間が0電位で、
第2のパルスP2に対応する期間が逆相で、第3のパルス
P3に対応する期間が逆相であって、全体の直流成分が0
となるような所定の電圧波形を用いる。
また、反転させない場合には、第1図の(C)に示す
ように、上述の第1のパルスP1に対応する期間が逆相
で、第2のパルスP2に対応する期間が0電位で、第3の
パルスP3に対応する期間が同相であって、全体の直流成
分が0となるような所定の電圧波形を用いる。なお反転
させない場合には、例えば第1図の(D)に示すよう
に、第1のパルスP1に対応する期間が0電位、第2のパ
ルスP2に対応する期間が同相、第3のパルスP3に対応す
る期間も同相となるような電圧波形を用いることもでき
るが、この場合には第2のパルスP2の電圧値Vp2を高く
設定しなければならないものであり、回路設計上好まし
くないものである。
さらに行信号の非選択期間では、直流成分が液晶に印
加されないように留意すれば、電圧波形には自由度があ
る。(A),(C)の列信号に対しては(E)。
(B),(C)の列信号に対しては(E)または(F)
が非選択期間の行信号として可能である。
なお第2図に、行信号の非選択期間として(F)、列
信号として(A)(B)の組合せの場合について動作を
例示した。
従ってこの発明によれば、SSFLCの動作に必要な最小
のパルスによって行信号の選択期間が構成されているの
で、一画面の書換えスピードを極めて向上させることが
できる。
またこの発明において、上記の文献等で提案されてい
るように、非選択期間の行信号に交流を重畳することも
可能である。
なお、第1図に示した組み合せは、SSFLCでは、正、
負いずれの極性のパルスに対しても応答することから、
各電圧パルスの極性がすべて逆の場合にもマトリックス
駆動方法として採用できることは当然である。
〔発明の効果〕
この発明によれば、SSFLCの動作に必要な最小のパル
スによって行信号の選択期間が構成されているので、一
画面の書換えスピードを極めて向上させることができる
ようになった。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は本発明の説明のための図、第3図、第
4図はSSFLCの説明のための図、第5図、第6図は従来
の技術の説明のための図である。 P1,P2,P3はパルスである。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面安定化強誘電液晶をマトリクス駆動す
    る液晶装置の駆動方法において、 行電極及び列電極が順次駆動されると共に、 上記順次駆動される各々の上記行電極の信号は等しいパ
    ルス幅を有する3つのパルスによって構成され、 選択期間には、第1のパルスは後続の第2、第3のパル
    スによって上記液晶に直流成分が印加されないよう補償
    する電圧値に設定し、 第2のパルスは上記液晶が安定な配列状態にそろうよう
    制御する電圧値に設定し、 第3のパルスは列電極の信号との組み合わせにより反転
    閾値への到達が制御される電圧値に設定し、 非選択期間には、上記第1〜第3のパルスは直流成分が
    上記液晶に印加されない0レベル近傍の電圧値に設定す
    ると共に、 上記順次駆動される各々の上記列電極の信号は、 上記行電極と列電極の交叉部に設けられた上記液晶を反
    転させる期間には、上記第1のパルスに対応する期間が
    上記第1のパルスと同相で、上記第2のパルスに対応す
    る期間が0電位で、上記第3のパルスに対応する期間が
    上記第3のパルスと逆相であって、全体の直流成分が0
    となる所定の電圧値に設定するか、 または、上記第1のパルスに対応する期間が0電位で、
    上記第2のパルスに対応する期間が上記第2のパルスと
    逆相で、上記第3のパルスに対応する期間が上記第3の
    パルスと逆相であって、全体の直流成分が0となる所定
    の電圧値に設定し、 上記行電極と列電極の交叉部に設けられた上記液晶を反
    転させない期間には、上記第1のパルスに対応する期間
    が上記第1のパルスと逆相で、上記第2のパルスに対応
    する期間が0電位で、上記第3のパルスに対応する期間
    が上記第3のパルスと同相であって、全体の直流成分が
    0となる所定の電圧値に設定したことを特徴とする液晶
    装置の駆動方法。
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