JP2717395B2 - ディスクケース - Google Patents

ディスクケース

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JP2717395B2
JP2717395B2 JP7324092A JP32409295A JP2717395B2 JP 2717395 B2 JP2717395 B2 JP 2717395B2 JP 7324092 A JP7324092 A JP 7324092A JP 32409295 A JP32409295 A JP 32409295A JP 2717395 B2 JP2717395 B2 JP 2717395B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスクケースに
関する。すなわち、コンパクトディスク(CD),ミニ
ディスク(MD),その他のフロッピーディスク用のデ
ィスクケースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は、この種従来例に係るディスクケ
ースの説明に供する概略斜視図であり、(1)図はケー
ス本体を、(2)図はトレーを、(3)図はコンパクト
ディスクを示す。同図にも示したように、この種のディ
スクケースAは、(1)図に示したケース本体2と、
(2)図に示したトレー3とからなっていた。すなわ
ち、蓋1付で浅い箱状をなす硬質プラスチック製の透明
なケース本体2と、このケース本体2内に嵌入,取付け
されると共に、(3)図に示したコンパクトディスク,
ミニディスク,その他のフロッピーディスク等の薄いデ
ィスクDを収容,保持するトレー3と、からなってい
た。
【0003】そして、このようなディスクケースAのト
レー3は、従来、硬質プラスチックの型材よりなり、小
さな爪部材(図示は省略)の係合等によりケース本体2
内に嵌入,取付けされていた。このトレー3を形成する
硬質プラスチックの型材としては、例えば、ポリ塩化ビ
ニール,ポリプロピレン,ポリエチレン等が用いられて
いた。そして図示のトレー3は、ディスクDを収容する
浅い凹部4と、この凹部4の周縁を形成する外周部5
と、凹部4の中央に形成されディスクDの中央開口Eに
内嵌係合される係合凸部6と、からなっていた。図中7
は、係合凸部6に弾性を付与すべく形成された多数のス
リットであり、トレー3の係合凸部6は、このスリット
7にて付与された弾性を利用して、ディスクDの中央開
口Eに内嵌係合されていた。なお図中8は、ケース本体
2と蓋1間の蝶番部である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来例にあっては、次の問題が指摘されていた。第1
に、上述したように従来のディスクケースAは、硬質プ
ラスチック製の箱状のケース本体2と、同じく硬質プラ
スチック製の型材たるトレー3と、から構成されていた
ので、例えば手元から落としたりぶつけたりするような
ことがあると、損傷,破損等しやすかった。すなわち、
持ち運び中や運搬中に、誤って落としたりぶつけたりす
るようなことがあると、ケース本体2やトレー3が簡単
に割れたり、蝶番部8が故障したりしやすく、これらに
起因して、大切な収容されたディスクD面を傷付けるこ
とさえあり、問題となっていた。
【0005】第2に、従来のディスクケースAのトレー
3は、前述したように硬質プラスチック製の型材よりな
っていたので、その凹部4等に凹凸を形成して、文字,
マーク,記号,図形等を表現することは困難とされてい
た。すなわち、従来のディスクケースAのトレー3の凹
部4等に対し、このような凹状を彫り込んだり凸状を突
設したりすることは、トレー3が硬質プラスチック製の
型材であることに鑑み、成形工程上容易でないと共に、
仮にこのような凹凸を形成したとすると、凹凸がディス
クD面を擦って傷付けてしまう慮も大であった。従っ
て、従来のディスクケースAのトレー3については、大
きな面積を占め目立つ凹部4等に、文字,マーク,記
号,図形,模様等を、凹凸にて表現することは実施不能
とされており、プレミアム性,デザイン性,オリジナル
性等に欠ける、という問題が指摘されていた。
【0006】本発明は、このような実情に鑑み、上記従
来例における課題を解決すべくなされたものであって、
少なくともトレーについて合成ゴム等の弾性材を採用す
ると共に、これと組み合わせて、このトレーが所定の凹
部,外周部,係合凸部,浅溝部,プレミアム部等を備え
てなることにより、第1に、損傷,破損等が防止される
と共に、第2に、プレミアム性,デザイン性,オリジナ
ル性等が向上し、第3に、取扱いも容易であり、第4
に、コスト面にも優れた、ディスクケースを提案するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
る本発明の技術的手段は、次のとおりである。まず、請
求項1については次のとおり。すなわち、この請求項1
のディスクケースは、蓋付のケース本体と、該ケース本
体内に取付けられると共に、コンパクトディスク,ミニ
ディスク,その他のフロッピーディスク等の薄いディス
クを収容,保持するトレーと、を有してなる。そして該
トレーは、フレキシブルで可撓性を備えた弾性材製より
なる。これと共に該トレーは、該ディスクを収容する浅
い凹部と、該凹部の周縁を形成する外周部と、該凹部の
中央に形成され該ディスクの中央開口に自体の弾性を利
用して内嵌係合される係合凸部と、該凹部に部分的に連
接すべく該外周部に形成された取り出し用の浅溝部と、
該凹部や外周部に凹凸状に形成されたプレミアム部と、
を備えてなること、を特徴とする。
【0008】請求項2については次のとおり。すなわ
ち、この請求項2のディスクケースは、請求項1記載の
ディスクケースにおいて、該蓋を含む該ケース本体も弾
性材製よりなると共に、該ケース本体と該トレーとが一
体成形されていること、を特徴とする。次に、請求項3
については次のとおり。すなわち、この請求項3のディ
スクケースは請求項1又は請求項2記載のディスクケー
スにおいて、該弾性材として合成ゴムが用いられている
こと、を特徴とする。次に、請求項4については次のと
おり。すなわち、この請求項4のディスクケースは、請
求項1記載のディスクケースにおいて、複数枚の該トレ
ーが多段重ねで用いられると共に、箱状をなすカバー状
で蓋付のケース本体が用いられ、このようなケース本体
内に、各該トレーが嵌入可能となっていること、を特徴
とする。
【0009】このように、このディスクケースは少なく
とも、ディスクを収容,保持するトレーが合成ゴム等の
弾性材よりなり、このようなトレーが、蓋付のケース本
体内に取付けられてなる。そしてトレーは、具体的に
は、外周部にて形成された収容用の凹部と、凹部中央の
係合凸部と、外周部に形成された取り出し用の浅溝部
と、凹部や外周部に形成された凹凸状のプレミアム部
と、を備えてなる。なお請求項2では、ケース本体も弾
性材よりなると共にトレーと一体成形されてなる。請求
項4では、複数枚のトレーが、深い箱状のケース本体に
嵌入可能となっている。
【0010】
【発明の実施の形態】以下本発明を、図面に示すその実
施の形態に基づいて、詳細に説明する。図1,図2,図
3は、本発明の実施の形態の説明に供する概略斜視図で
ある。そして、図1は第1の発明の実施の形態の説明に
供し、図2は第2の発明の実施の形態の説明に供し、そ
れぞれ、(1)図はケース本体を、(2)図はトレー
を、(3)図はコンパクトディスクを示す。図3の
(1)図は、第3の発明の実施の形態の説明に供し、
(2)図は、シングル盤に関する第3の発明の実施の形
態の説明に供し、(3)図は、第4の発明の実施の形態
の説明に供する。
【0011】このディスクケースBは、蓋1付の浅い箱
状をなすケース本体2と、ケース本体2内に嵌入,取付
けされると共に、コンパクトディスク,ミニディスク,
その他のフロッピーディスク等の薄いディスクDを収
容,保持するトレー9と、を有してなる。そしてトレー
9は、フレキシブルで可撓性を備えた弾性材R製よりな
る。
【0012】このようなディスクケースBについて、更
に詳述する。まず、図1や図2に示した例において、ケ
ース本体2は、蓋1付の浅い正方形の箱状をなし、例え
ば、ポリ塩化ビニール,ポリプロピレン,ポリエチレン
等の硬質プラスチック製よりなり、透明なものが多く用
いられ、紙製の表裏紙が内側に添装されることが多い。
なおこれによらず、全体的に紙や革製で、蓋1付のケー
ス本体2も考えられる。そして、図1の例のケース本体
2は、蓋1との間が蝶番部8にて連結されており、開閉
方式にて使用されるのに対し、図2の例のケース本体2
は、蓋1とは分離可能となっており、閉鎖時において、
ケース本体2上に蓋1が外嵌,組み付けされる方式より
なる。
【0013】次にトレー9は、図1や図2に示した例で
は、このような浅い箱状をなすケース本体2内に嵌入可
能な見合った大きさ・形状(正方形)よりなると共に、
厚い所で5mm程度、薄い所で1から2mm程度の肉厚
を備えてなる。そして、このトレー9は弾性材R製、例
えば合成ゴム,ウレタン,スポンジ,その他の軟質プラ
スチック製や天然ゴム製よりなり、フレキシブル性,可
撓性,弾性等を備えてなる。
【0014】そしてトレー9は、ディスクDを収容する
浅い円形の凹部10と、この凹部10の周縁を形成する
外周部11と、凹部10の中央に形成され、ディスクD
の円形の中央開口Eに自体の弾性を利用して内嵌係合さ
れる低い円柱状の係合凸部12と、凹部10に部分的に
連接すべく外周部11に形成された、取り出し用の親指
の大きさ程度の浅溝部13と、凹部10や外周部11の
一方又は双方に凹凸状に形成されたプレミアム部14
と、を備えてなる。図示例においては、外周部11の表
面2箇所に、円形の凹部とアルファベット文字の凸部と
を組み合わせたプレミアム部14が形成され、又、凹部
10表面には、アルファベット文字よりなる凹状又は凸
状が、2組形成されている。そしてトレー9は、このよ
うな外周部11や凹部10の裏面にて、ケース本体2の
底面に対し、接着剤等を用い貼り付けられている。
【0015】次に、図3の(1)図や(2)図に示した
例について述べる。これらのディスクケースBにあって
は、蓋16を含むケース本体15も弾性材R製よりなる
と共に、このようなケース本体15とトレー9とが一体
成形されている。すなわち、(1)図はアルバム用のデ
ィスクケースB、(2)図はシングル盤用のディスクケ
ースBを示し、いずれも、トレー9が弾性材Rよりなる
のは勿論のこと、蓋1を含めケース本体15も弾性材R
よりなり、かつ、両者は一体成形されてなる。なお、図
示例にあっては、このようなケース本体15側の蓋16
にも、前述したプレミアム部14が形成されている。
又、17は折曲部であり、(前述した蝶番部8に代え)
この折曲部17にて、ケース本体15と蓋16とが、開
閉自在に連結されている。
【0016】次に、図3の(3)図に示した例について
述べておく。このディスクケースBにあっては、複数枚
(図示例では3枚)のトレー9が多段重ねで用いられる
と共に、図1の(1)図や図2の(1)図に示した浅い
箱状をなす蓋1付のケース本体2や、図3の(1)図や
(2)図に示した蓋16付の一体化されたケース本体1
5に代え、深い箱状をなすカバー状で蓋付のケース本体
18が用いられ、このようなケース本体18内に、各ト
レー9が嵌入可能となっている。更に、このような各図
示例によらず、蓋付のケース本体が全体的に例えば3つ
折り(2つ折りや4つ折りも勿論可)の折り畳み式の厚
紙製よりなり、例えば正方形状をなすその1面や2面等
の内面に、前述したトレー9を貼付けにて取付けたタイ
プのディスクケースBも考えられる。なおこの場合折り
目は、トレー9等の肉厚を考慮して広目に設定される。
【0017】本発明は、以上説明したように構成されて
いる。そこで以下のようになる。このディスクケースB
は少なくとも、ディスクDを収容,保持するトレー9
が、フレキシブルで可撓性を備えた合成ゴム等の弾性材
Rよりなり、図1や図2に示した例では、このようなト
レー9が、蓋1付のケース本体2に嵌入,取付けされて
いる。他方、図3の(1)図や(2)図に示した例のデ
ィスクケースBは、トレー9のみならず、蓋16を含め
ケース本体15も弾性材Rよりなると共に、トレー9と
ケース本体15とが一体成形されている。そして、これ
らのトレー9は具体的には、外周部11にて形成された
収容用の凹部10と、凹部10中央の係合凸部12と、
外周部11に形成された取り出し用の浅溝部13と、凹
部10や外周部11に形成された凹凸状のプレミアム部
14と、を備えてなる。なお、図3の(3)図に示した
ディスクケースBは、複数枚のこのようなトレー9が、
深い箱状のケース本体18に嵌入されるようになってい
る。さてそこで、これらのディスクケースBにあって
は、次の第1,第2,第3,第4のようになる。
【0018】第1に、このディスクケースBは、ディス
クDを収容,保持するトレー9が、フレキシブルで可撓
性を備えた合成ゴム等の弾性材Rよりなると共に、この
トレー9は、所定の凹部10,外周部11,係合凸部1
2、等を備えてなる。そこで、持ち運び中や運搬中に、
誤って落としたりぶつけたりするようなことがあって
も、トレー9が弾性材R製なので割れないのは勿論のこ
と、弾性材R製のトレー9の緩衝作用により、硬質プラ
スチック製のケース本体2や蓋1の割れや、蝶番部8の
故障等も防止される。更に、図3の(1)図や(2)図
に示したように、トレー9と一体成形されたケース本体
15や蓋16も、弾性材Rよりなる場合も、勿論このよ
うな割れ等は防止される。もってこれらにより、収容さ
れた大切なディスクD面が傷付けられることも回避され
る。このように、ディスクケースBのトレー9,ケース
本体2,蓋1,ケース本体15,蓋16,更にはケース
本体18等の損傷,破損等が防止されると共に、更にデ
ィスクDの損傷,破損等も防止される。
【0019】第2に、このディスクケースBは、ディス
クDを収容,保持するトレー9が、合成ゴム等の弾性材
Rよりなるので、その外周部11のみならず大きな面積
を占め目立つ凹部10等についても、成形工程上簡単容
易に、しかも事後にディスクD面を擦って傷付けるおそ
れもなく、凹凸状のプレミアム部14を形成可能であ
る。更に、図3の(1)図や(2)図に示したように、
弾性材Rよりなるケース本体15や蓋16を、トレー9
と一体成形した場合には、このようなケース本体15や
蓋16にも、トレー9と同様に、凹凸状のプレミアム部
14を形成可能である。そこで、このように彫り込まれ
た凹状や突設された凸状よりなるプレミアム部14に
て、自在に文字,マーク,記号,図形,模様等を、表現
可能となる。又、図3の(1)図や(2)図に示したデ
ィスクケースBにあっては、折曲部17をカッター等に
て切断することにより、除去された蓋16を、コースタ
ー等として利用することも考えられる。更に、各ディス
クケースBについて、トレー9,ケース本体2,蓋1,
ケース本体15,蓋16,ケース本体18等を、適宜透
明仕様としておくことにより、収容されたディスクDを
外部から透視可能としておくことも考えられる。
【0020】第3に、このディスクケースBは、ディス
クDを収容,保持するトレー9が、フレキシブル性,可
撓性,弾性を備えた合成ゴム等の弾性材Rよりなると共
に、所定の凹部10,外周部11,係合凸部12,浅溝
部13,等を備えてなる。そこで、ディスクDの収容時
や取り出し時において、指先に馴みやすく、容易かつ確
実にしかも心地よく、これらの作業を行うことができ
る。例えば、トレー9の中央の係合凸部12に人差し指
を置きつつ、ディスクDをトレー9上に載せることによ
り、容易かつ確実に、係合凸部12をディスクDの中央
開口Eに内嵌係合させ、もって、ディスクDをトレー9
の凹部10上に収容,保持せしめることができる。又、
このようにトレー9に収容,保持されたディスクDを取
り出す際は、蓋1,16を開放した後、トレー9中央の
係合凸部12に人差し指を置くと共に、親指を浅溝部1
3に置いてディスクDの端を凹部10から引き離すこと
により、容易かつ確実に、ディスクDをトレー9上から
取り出すことができる。
【0021】第4に、このディスクケースBは、ディス
クDを収容,保持するトレー9が、合成ゴム等の弾性材
Rよりなる。そこで、所定の凹部10,外周部11,係
合凸部12,浅溝部13,プレミアム部14等の形成
も、更に所定の大きさ,肉厚,形状への成形加工も、型
への流し込み等により簡単容易に可能である。特に、図
3の(1)図や(2)図に示したディスクケースBは、
ケース本体15や蓋16も弾性材Rよりなると共に、ト
レー9と一体成形されるので、成形加工が大きく簡略化
される。
【0022】
【発明の効果】本発明に係るディスクケースは、以上説
明したように、少なくともトレーについて合成ゴム等の
弾性材を採用すると共に、これと組み合わせて、トレー
が所定の凹部,外周部,係合凸部,浅溝部,プレミアム
部等を備えてなることにより、次の効果を発揮する。
【0023】第1に、損傷,破損等が防止される。すな
わち、このディスクケースは、ディスクを収容,保持す
るトレーが、フレキシブルで可撓性を備えた合成ゴム等
の弾性材よりなると共に、所定の凹部,外周部,係合凸
部等を備えてなる。そこで、持ち運び中や運搬中に、誤
って落としたりぶつけたりするようなことがあった場合
において、トレーが割れないのは勿論のこと、トレーの
緩衝作用によりケース本体や蓋の割れや蝶番部の故障も
防止される。更に、ケース本体や蓋も弾性材よりなる場
合については、勿論その割れは防止される。もってこれ
らにより、収容されたディスク面が傷付けられることも
回避される。すなわち、前述したこの種従来例のディス
クケースについて、硬質プラスチック製の型材たるトレ
ーを用いた結果指摘されていた損傷,破損等は、確実に
防止される。
【0024】第2に、プレミアム性,デザイン性,オリ
ジナル性等が向上する。すなわち、このディスクケース
は、ディスクを収容,保持するトレーが合成ゴム等の弾
性材よりなるので、その外周部のみならず凹部について
も、簡単容易にしかもディスク面を擦って傷付ける慮も
なく、凹凸状のプレミアム部を形成可能である。更に、
弾性材よりなるケース本体や蓋をトレーと一体成形した
場合には、このようなケース本体や蓋にも凹凸を形成可
能である。そこで、このように凹状を彫り込んだり凸状
を突設したりすることにより、自在に文字,マーク,記
号,図形,模様等を表現可能となり、これらが困難視さ
れていた、前述したこの種従来例のディスクケースに比
し、プレミアム性,デザイン性,オリジナル性等が大き
く向上する。
【0025】第3に、取扱いも容易である。すなわち、
このディスクケースは、ディスクを収容,保持するトレ
ーが、フレキシブルで可撓性を備えた合成ゴム等の弾性
材よりなると共に、所定の凹部,外周部,係合凸部,浅
溝部,等を備えてなる。そこで、ディスクの収容時そし
て取り出しにおいて、指先に馴みやすく、容易かつ確実
に心地よく、これらの作業を行うことができるようにな
る。
【0026】第4に、コスト面にも優れている。すなわ
ち、このディスクケースは、ディスクを収容,保持する
トレーが、所定の凹部,外周部,係合凸部,浅溝部を備
えてなるものの、合成ゴム等の弾性材よりなるので、前
述したこの種従来例のディスクケースのトレーに比し、
成形加工も容易であり、コスト面に優れ製造可能であ
る。特に、請求項2のディスクケースは、ケース本体や
蓋も弾性材よりなると共にトレーと一体成形されるの
で、成形加工が極めて簡略化される等、コスト面に優れ
製造可能である。このように、この種従来例に存した課
題がすべて解決される等、本発明の発揮する効果は、顕
著にして大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディスクケースについて、その第
1の発明の実施の形態の説明に供する概略斜視図であ
り、(1)図はケース本体を、(2)図はトレーを、
(3)図はコンパクトディスクを示す。
【図2】本発明に係るディスクケースについて、その第
2の発明の実施の形態の説明に供する概略斜視図であ
り、(1)図はケース本体を、(2)図はトレーを、
(3)図はコンパクトディスクを示す。
【図3】本発明に係るディスクケースの概略斜視図であ
り、(1)図は、その第3の発明の実施の形態の説明に
供し、(2)図は、シングル盤に関する第3の実施の形
態の説明に供し、(3)図は、第4の発明の実施の形態
の説明に供する。
【図4】従来例のディスクケースの説明に供する概略斜
視図であり、(1)図はケース本体を、(2)図はトレ
ーを、(3)図はコンパクトディスクを示す。
【符号の説明】
1 蓋 2 ケース本体 3 トレー(従来例のもの) 4 凹部(従来例のもの) 5 外周部(従来例のもの) 6 係合凸部(従来例のもの) 7 スリット 8 蝶番部 9 トレー(本発明のもの) 10 凹部(本発明のもの) 11 外周部(本発明のもの) 12 係合凸部(本発明のもの) 13 浅溝部 14 プレミアム部 15 ケース本体 16 蓋 17 折曲部 18 ケース本体 A ディスクケース(従来例のもの) B ディスクケース(本発明のもの) D ディスク E 中央開口 R 弾性材

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蓋付のケース本体と、該ケース本体内に
    取付けられると共に、コンパクトディスク,ミニディス
    ク,その他のフロッピーディスク等の薄いディスクを収
    容,保持するトレーと、を有してなり、 該トレーは、フレキシブルで可撓性を備えた弾性材製よ
    りなり、かつ、該ディスクを収容する浅い凹部と、該凹
    部の周縁を形成する外周部と、該凹部の中央に形成され
    該ディスクの中央開口に自体の弾性を利用して内嵌係合
    される係合凸部と、該凹部に部分的に連接すべく該外周
    部に形成された取り出し用の浅溝部と、該凹部や外周部
    に凹凸状に形成されたプレミアム部と、を備えてなるこ
    と、を特徴とするディスクケース。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のディスクケースにおい
    て、該蓋を含む該ケース本体も弾性材製よりなると共
    に、該ケース本体と該トレーとが一体成形されているこ
    と、を特徴とするディスクケース。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載のディスクケ
    ースにおいて、該弾性材として合成ゴムが用いられてい
    ること、を特徴とするディスクケース。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のディスクケースにおい
    て、複数枚の該トレーが多段重ねで用いられると共に、
    箱状をなすカバー状で蓋付の該ケース本体が用いられ、
    このような該ケース本体内に、各該トレーが嵌入可能と
    なっていること、を特徴とするディスクケース。
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