JP2716497B2 - ヘモグロビン コンプレツクス - Google Patents
ヘモグロビン コンプレツクスInfo
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- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07K—PEPTIDES
- C07K14/00—Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
- C07K14/795—Porphyrin- or corrin-ring-containing peptides
- C07K14/805—Haemoglobins; Myoglobins
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P7/00—Drugs for disorders of the blood or the extracellular fluid
- A61P7/06—Antianaemics
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07K—PEPTIDES
- C07K17/00—Carrier-bound or immobilised peptides; Preparation thereof
- C07K17/02—Peptides being immobilised on, or in, an organic carrier
- C07K17/10—Peptides being immobilised on, or in, an organic carrier the carrier being a carbohydrate
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08B—POLYSACCHARIDES; DERIVATIVES THEREOF
- C08B37/00—Preparation of polysaccharides not provided for in groups C08B1/00 - C08B35/00; Derivatives thereof
- C08B37/0006—Homoglycans, i.e. polysaccharides having a main chain consisting of one single sugar, e.g. colominic acid
- C08B37/0009—Homoglycans, i.e. polysaccharides having a main chain consisting of one single sugar, e.g. colominic acid alpha-D-Glucans, e.g. polydextrose, alternan, glycogen; (alpha-1,4)(alpha-1,6)-D-Glucans; (alpha-1,3)(alpha-1,4)-D-Glucans, e.g. isolichenan or nigeran; (alpha-1,4)-D-Glucans; (alpha-1,3)-D-Glucans, e.g. pseudonigeran; Derivatives thereof
- C08B37/0021—Dextran, i.e. (alpha-1,4)-D-glucan; Derivatives thereof, e.g. Sephadex, i.e. crosslinked dextran
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08H—DERIVATIVES OF NATURAL MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08H1/00—Macromolecular products derived from proteins
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- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K38/00—Medicinal preparations containing peptides
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Description
【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は代用血液(blood substitute)およびそれら
の調製方法に関する。
の調製方法に関する。
ピリドキサール−5−ホスフェートはヘモグロビンを
可逆的に結合することが知られており、またこの結合は
還元により非可逆的にできることおよび可逆的および非
可逆的に結合された生成物はいずれもヘモグロビンそれ
自体よりも酸素結合特性が弱いことも知られている。し
かしながら、ピリドキサール−5′−ホスフェートを用
いた共有結合誘導体化ではデキストラン−ヘモグロビン
の酸素親和性をピリドキサール−5′−ホスフェートを
用いて誘導体化されたヘモグロビン(PLP−Hb)のそれ
に近づけることはできないことが判つている。満足のい
くヘモグロビン基代用血液には、PLP−Hbのそれに近い
またはそれよりも低い酸素親和性が望ましいと考えられ
る。
可逆的に結合することが知られており、またこの結合は
還元により非可逆的にできることおよび可逆的および非
可逆的に結合された生成物はいずれもヘモグロビンそれ
自体よりも酸素結合特性が弱いことも知られている。し
かしながら、ピリドキサール−5′−ホスフェートを用
いた共有結合誘導体化ではデキストラン−ヘモグロビン
の酸素親和性をピリドキサール−5′−ホスフェートを
用いて誘導体化されたヘモグロビン(PLP−Hb)のそれ
に近づけることはできないことが判つている。満足のい
くヘモグロビン基代用血液には、PLP−Hbのそれに近い
またはそれよりも低い酸素親和性が望ましいと考えられ
る。
背景技術 US特許第4,064,118号は、約5,000〜約2,000,000の分
子量を有するデキストランが共有結合的に結合したヘモ
グロビンの水溶性生成物より成る、代用血液または血液
増量剤として有用な組成物を記載している。
子量を有するデキストランが共有結合的に結合したヘモ
グロビンの水溶性生成物より成る、代用血液または血液
増量剤として有用な組成物を記載している。
しかしながら、ヘモグロビンに比べ、US特許第4,064,
118号による生成物はいくらか高い酸素親和性を示す傾
向にあるが、ヘモグロビンの本質的な酸素運搬・放出能
を維持していることが判つている。
118号による生成物はいくらか高い酸素親和性を示す傾
向にあるが、ヘモグロビンの本質的な酸素運搬・放出能
を維持していることが判つている。
US特許第4,650,786号は酸素親和性が低下した変性デ
キストラン−ヘモグロビンコンプレックスを記載してい
る。この変性デキストラン−ヘモグロビンコンプレツク
スは、まずそのデキストラン部分を活性化し、次いでそ
の活性化されたデキストランをヘモグロビンまたはヘモ
グロビン−イノシト−ルテトラキスホスフエートジアル
デヒド(EPA)コンプレツクスと反応させることにより
調製される。
キストラン−ヘモグロビンコンプレックスを記載してい
る。この変性デキストラン−ヘモグロビンコンプレツク
スは、まずそのデキストラン部分を活性化し、次いでそ
の活性化されたデキストランをヘモグロビンまたはヘモ
グロビン−イノシト−ルテトラキスホスフエートジアル
デヒド(EPA)コンプレツクスと反応させることにより
調製される。
しかしながら、デキストラン−ヘモグロビンコンプレ
ツクスや変性デキストラン−ヘモグロビンコンプレツク
スには、例えば12日間またはそれ以上貯蔵した場合に水
溶性の粘度が高くなり過ぎて投与に不適当となる欠点が
ある。
ツクスや変性デキストラン−ヘモグロビンコンプレツク
スには、例えば12日間またはそれ以上貯蔵した場合に水
溶性の粘度が高くなり過ぎて投与に不適当となる欠点が
ある。
我々は今般驚くべきことに、ヘモグロビンコンプレツ
クスの酸素運搬特性に影響を与えることなく、デキスト
ラン部分の活性化部位をブロツクでき、貯蔵時粘度を改
良させることができることを見出した。
クスの酸素運搬特性に影響を与えることなく、デキスト
ラン部分の活性化部位をブロツクでき、貯蔵時粘度を改
良させることができることを見出した。
発明の概要 本発明により、我々は、約70,000〜約2,000,000の分
子量を有しそして次の式I B−X−(PS)−X−(H) I (式中、 PSは約2,000〜約2,000,000の分子量の多糖類であり、X
は共有結合的に結合した化学的架橋基であり、 HはHbまたはHb−Z基であり、 Bはブロックされた活性化基であり、 Hbはヘモグロビン残基であり、そして Zは2個またはそれ以上のホスフェート基を含む酸素親
和性低下性リガンドである) で示される水溶性化合物を提供する。
子量を有しそして次の式I B−X−(PS)−X−(H) I (式中、 PSは約2,000〜約2,000,000の分子量の多糖類であり、X
は共有結合的に結合した化学的架橋基であり、 HはHbまたはHb−Z基であり、 Bはブロックされた活性化基であり、 Hbはヘモグロビン残基であり、そして Zは2個またはそれ以上のホスフェート基を含む酸素親
和性低下性リガンドである) で示される水溶性化合物を提供する。
本発明により、我々は、次の式II A−X−(PS)−X−(H) II (式中、 X、HおよびPSは前述の意味を有し、そして Aは活性化基である) で示される化合物を活性化基をブロックできる化合物と
反応させることにより成る式Iの化合物の製造方法をも
提供する。
反応させることにより成る式Iの化合物の製造方法をも
提供する。
前記活性化基は多糖類の水酸基の反応し得るものなの
でなければならない。更に、それは引き続きヘモグロビ
ンと反応し得るものでなければならない。ヘモグロビン
上で利用可能な基としては例えばアミノ、フエノール
(pheno−lic)、スルフヒドリル、チオメチル、イミダ
ゾ、カルボキシルおよびグアニジンなどが挙げられる。
でなければならない。更に、それは引き続きヘモグロビ
ンと反応し得るものでなければならない。ヘモグロビン
上で利用可能な基としては例えばアミノ、フエノール
(pheno−lic)、スルフヒドリル、チオメチル、イミダ
ゾ、カルボキシルおよびグアニジンなどが挙げられる。
従つて活性化基には次のものが包含され得る: i)ヘモグロビン分子のアミノ基と反応するアシル化
基; ii)ヘモグロビン分子のスルフヒドリル、チオメチル、
イミダゾまたはアミノ基と反応するアルキル化基; iii)ヘモグロビン分子のカルボキシル基と反応するエ
ステルまたはアミド形成基; iv)ヘモグロビン分子のスルフルヒドリル基と反応する
ジスルフイド形成基; v)ヘモグロビン分子のグアニジノ基と反応するジカル
ボニル基; vi)ヘモグロビン分子のフエノール基と反応するジアゾ
基;または vii)ヘモグロビン分子のアミノ基と反応する、臭化シ
アノンと多糖類との反応により得られる反応性基。
基; ii)ヘモグロビン分子のスルフヒドリル、チオメチル、
イミダゾまたはアミノ基と反応するアルキル化基; iii)ヘモグロビン分子のカルボキシル基と反応するエ
ステルまたはアミド形成基; iv)ヘモグロビン分子のスルフルヒドリル基と反応する
ジスルフイド形成基; v)ヘモグロビン分子のグアニジノ基と反応するジカル
ボニル基; vi)ヘモグロビン分子のフエノール基と反応するジアゾ
基;または vii)ヘモグロビン分子のアミノ基と反応する、臭化シ
アノンと多糖類との反応により得られる反応性基。
いずれの慣用の活性化基を用いてもよいが、US特許第
4,064,118号に開示されているような活性化基が好まし
い。
4,064,118号に開示されているような活性化基が好まし
い。
特に、活性化基はアルキル化基、特にブロモアセチル
基より成るのが好ましい。
基より成るのが好ましい。
好ましい活性化基はハロアセチルアミノアルキルアミ
ノ基、好ましくはブロモアセチルアミノアルキルアミノ
基、特にブロモアセチルアミノエチルアミノ基である。
ノ基、好ましくはブロモアセチルアミノアルキルアミノ
基、特にブロモアセチルアミノエチルアミノ基である。
前述の活性化基は、アミノ化合物、例えばチロシン;
またはスルフルヒドリルと反応させることによりブロツ
クすることができる。
またはスルフルヒドリルと反応させることによりブロツ
クすることができる。
活性化合物基の含量は、その化合物を加水分解するこ
とにより、好ましくは例えばNaOHを用いて塩基加水分解
することにより測定することができる。例えば、活性化
基が臭素を含んでいる場合には、NaOHで加水分解すると
活性化基は臭素イオンに1対1で変化される。活性化基
含量は、自体知られた慣用の分析技術を用いて、例えば
イオンクロマトグラフイにより、あるいは活性化基が臭
素を含んでいる場合にはブロマイド電極を用いて測定す
ることができる。
とにより、好ましくは例えばNaOHを用いて塩基加水分解
することにより測定することができる。例えば、活性化
基が臭素を含んでいる場合には、NaOHで加水分解すると
活性化基は臭素イオンに1対1で変化される。活性化基
含量は、自体知られた慣用の分析技術を用いて、例えば
イオンクロマトグラフイにより、あるいは活性化基が臭
素を含んでいる場合にはブロマイド電極を用いて測定す
ることができる。
式Iの化合物のP50値は、例えばBenesch,MacDuffおよ
びBenesch(1965)Anal.Biochem 11 81〜87の方法によ
つて測定される酸素解離曲線から測定することができ
る。
びBenesch(1965)Anal.Biochem 11 81〜87の方法によ
つて測定される酸素解離曲線から測定することができ
る。
式Iの化合物は24℃において、7mmHg以上、好ましく
は8mmHg、より好ましくは9mmHg以上、更により好ましく
は10mmHg以上のP50値を有し得る。
は8mmHg、より好ましくは9mmHg以上、更により好ましく
は10mmHg以上のP50値を有し得る。
ブロモアセチルアミノエチルアミノ活性化基は好まし
くは、スルフルヒドリル基を含む適切な化合物と反応さ
せることによりブロツクされる。
くは、スルフルヒドリル基を含む適切な化合物と反応さ
せることによりブロツクされる。
スルフルヒドリル基を含む適切な化合物は生成物の酸
素親和性に実質的に影響を与えないものであり、例えば
システイン(2−アミノ−3−メカカプトプロピオン
酸)、システアミン(2−アミノメチルメルカプタ
ン)、2−メルカプトエタノール、2−メルカプトエタ
ンスルホン酸および好ましくは3−メルカプトプロピオ
ン酸などである。
素親和性に実質的に影響を与えないものであり、例えば
システイン(2−アミノ−3−メカカプトプロピオン
酸)、システアミン(2−アミノメチルメルカプタ
ン)、2−メルカプトエタノール、2−メルカプトエタ
ンスルホン酸および好ましくは3−メルカプトプロピオ
ン酸などである。
スルフルヒドリル化合物のヘモグロビンに対する割合
が高いとヘム基の損傷を招くことがあり、従つて避ける
のが好ましい。式IIの化合物がヘモグロビンに関し6〜
8%w/vの濃度にある場合、スルフヒドリル化合物の使
用濃度は、好ましくは160mM以下、好ましくは80mM以
下、そしてより好ましくは50mM以下である。スルフヒド
リル化合物濃度を15〜20mM、例えば約16mM、の濃度とす
るのが特に好ましい。反応を効果的に、そしてヘモグロ
ビンに対する損傷を回避するように行うには、pHは好ま
しくは7〜11.5の範囲、より好ましくは8,5〜10.5の範
囲、そして更に好ましくは9〜10の範囲、例えば約9.5
とする。
が高いとヘム基の損傷を招くことがあり、従つて避ける
のが好ましい。式IIの化合物がヘモグロビンに関し6〜
8%w/vの濃度にある場合、スルフヒドリル化合物の使
用濃度は、好ましくは160mM以下、好ましくは80mM以
下、そしてより好ましくは50mM以下である。スルフヒド
リル化合物濃度を15〜20mM、例えば約16mM、の濃度とす
るのが特に好ましい。反応を効果的に、そしてヘモグロ
ビンに対する損傷を回避するように行うには、pHは好ま
しくは7〜11.5の範囲、より好ましくは8,5〜10.5の範
囲、そして更に好ましくは9〜10の範囲、例えば約9.5
とする。
活性化基を不活性し得る化合物との反応は、好ましく
は約25℃以下、より好ましくは0〜5℃で行われる。
は約25℃以下、より好ましくは0〜5℃で行われる。
活性化基を不活性化し得る化合物との反応後、式Iま
たはIIIの化合物を自体知られた慣用の方法、例えば透
析により単離することができる。
たはIIIの化合物を自体知られた慣用の方法、例えば透
析により単離することができる。
多糖類は、約5,000〜20,000,000の分子量、例えば約1
0,000〜100,000の平均分子量とするのが好ましい。その
多糖類は、例えばヒドロシイエチルスターチであつても
よいが、多糖類は70,000、40,000または20,000の平均分
子量のデキストランであるのが特に好ましい。
0,000〜100,000の平均分子量とするのが好ましい。その
多糖類は、例えばヒドロシイエチルスターチであつても
よいが、多糖類は70,000、40,000または20,000の平均分
子量のデキストランであるのが特に好ましい。
HはHb−Z基であるのが好ましい。更に、Zはそのヒ
ドロキシ基のうちの2個またはそれ以上が燐酸でエステ
ル化されているポリオールであるのが好ましい。特にZ
は好ましくは2〜6個、より好ましくは2〜4個のホス
フエート基を含む。Zがポリオールのホスフエートエス
テルである場合、そのヒロドキシ基のうち少なくとも2
個、好ましくはすべてが燐酸でエステル化されている。
更に、Zは4〜8個の炭素原子を含みそして直鎖状基で
あるのが好ましい。更に、Zは、(少なくとも1個の末
端炭素原子以外の)各炭素原子が場合により燐酸でエス
テル化されたヒドロキシ基を有するポリオールから成る
のが好ましい。
ドロキシ基のうちの2個またはそれ以上が燐酸でエステ
ル化されているポリオールであるのが好ましい。特にZ
は好ましくは2〜6個、より好ましくは2〜4個のホス
フエート基を含む。Zがポリオールのホスフエートエス
テルである場合、そのヒロドキシ基のうち少なくとも2
個、好ましくはすべてが燐酸でエステル化されている。
更に、Zは4〜8個の炭素原子を含みそして直鎖状基で
あるのが好ましい。更に、Zは、(少なくとも1個の末
端炭素原子以外の)各炭素原子が場合により燐酸でエス
テル化されたヒドロキシ基を有するポリオールから成る
のが好ましい。
Z基はUS特許第4650786号に開示された方法に従って
ヘモグロビンに結合することができる。
ヘモグロビンに結合することができる。
Z基はイノシトールホスフエートから誘導するのが好
ましい。イノシトールホスフエートは既知化合物であ
り、そしてこれまた自体知られた方法により製造し単離
することができる。Z基は、イノシトールテトラホスフ
エートから、例えば高割合のイノシトールテトラホスフ
エートと低割合の他のイノシトールホスフエートを含有
する混合物から誘導するのが特に好ましい。
ましい。イノシトールホスフエートは既知化合物であ
り、そしてこれまた自体知られた方法により製造し単離
することができる。Z基は、イノシトールテトラホスフ
エートから、例えば高割合のイノシトールテトラホスフ
エートと低割合の他のイノシトールホスフエートを含有
する混合物から誘導するのが特に好ましい。
本発明により、我々は、更に、約70,000〜約2,000,00
0の分子量を有しそして式III (PS)a−X−(Hb)−Z III (式中、X、HbおよびZは請求の範囲第1項に記載され
た意味を有し、ま(PS)aはヘモグロビン1モルあたり
0.4モル以下の活性化基を含む約2,000〜約200,000の分
子量の多糖類である) で示される水溶性化合物を提供する。
0の分子量を有しそして式III (PS)a−X−(Hb)−Z III (式中、X、HbおよびZは請求の範囲第1項に記載され
た意味を有し、ま(PS)aはヘモグロビン1モルあたり
0.4モル以下の活性化基を含む約2,000〜約200,000の分
子量の多糖類である) で示される水溶性化合物を提供する。
式IIIの化合物は、式IIの活性化化合物を前述の如き
方法を用いてブロツクすることにより製造できる。
方法を用いてブロツクすることにより製造できる。
ヘモグロビンのモル数に対する活性化基のモル数は好
ましくは0.2以下、より好ましくは0.1以下である。
ましくは0.2以下、より好ましくは0.1以下である。
化合物のヘモグロビン含有量は自体既知の慣用技術を
用いて、例えば分光光度測定分析(所定波長、例えば41
5nmで光学密度を測定する)により、またはD.L.Drabkin
およびJ.H.Austin、J.Biologizal Chemi−stry、Vol 11
2 pp 51〜65(1935)の方法により測定することができ
る。
用いて、例えば分光光度測定分析(所定波長、例えば41
5nmで光学密度を測定する)により、またはD.L.Drabkin
およびJ.H.Austin、J.Biologizal Chemi−stry、Vol 11
2 pp 51〜65(1935)の方法により測定することができ
る。
式IIの化合物は、例えば、欧州特許第0,140,640号の
実施例1に記載された如くに製造することができる。
実施例1に記載された如くに製造することができる。
本明細書に言及されるヘモグロビンは任意の適宜の動
物、例えば牛属の動物に由来するものであつてもよい
が、ヒトヘモグロビンであるのが好ましい。
物、例えば牛属の動物に由来するものであつてもよい
が、ヒトヘモグロビンであるのが好ましい。
産業上の利用可能性 本発明の化合物は、酸素運搬能を有し有用である。従
つて、それら化合物は、例えばUS特許第4,343,715号に
記載の系における、固定化酸素抽出剤(immobilised ox
ygen extractants)として有用である。またそれら化合
物は、代用血液または血液増量剤組成物としての用途の
適用もある。従つて本化合物は、循環不良組織への酸素
添加を高めるのに用いることができる。このような循環
不良組織は癌増殖部、心筋梗塞または脳内出血の場合に
存在し得る。また本化合物は、代用血液として、例えば
事故まては暴力の犠牲者に対して;血液の型と適合が不
可能であり時間内に入手出来ない場合;患者が通常の輸
血では危険を伴うかそのような輸血を拒絶する場合に;
保存すべき組織または器官への酸素運搬目的のために;
体外循環系のプライミングのために;または赤血球にお
いて通常示されるその他の状況に用いることができる。
つて、それら化合物は、例えばUS特許第4,343,715号に
記載の系における、固定化酸素抽出剤(immobilised ox
ygen extractants)として有用である。またそれら化合
物は、代用血液または血液増量剤組成物としての用途の
適用もある。従つて本化合物は、循環不良組織への酸素
添加を高めるのに用いることができる。このような循環
不良組織は癌増殖部、心筋梗塞または脳内出血の場合に
存在し得る。また本化合物は、代用血液として、例えば
事故まては暴力の犠牲者に対して;血液の型と適合が不
可能であり時間内に入手出来ない場合;患者が通常の輸
血では危険を伴うかそのような輸血を拒絶する場合に;
保存すべき組織または器官への酸素運搬目的のために;
体外循環系のプライミングのために;または赤血球にお
いて通常示されるその他の状況に用いることができる。
本発明により、我々は、医薬として用いるための式I
の化合物を提供する。特に、我々は、酸素添加不良組織
治療用医薬の調製に用いるための式Iの化合物を提供す
る。
の化合物を提供する。特に、我々は、酸素添加不良組織
治療用医薬の調製に用いるための式Iの化合物を提供す
る。
本発明の化合物は、薬学的に許容し得る賦形剤、希釈
剤または担体と混合して、例えば水溶液(これは緩衝さ
れバランスのとられた塩溶液であつてもよい)として当
該患者に投与することができる。
剤または担体と混合して、例えば水溶液(これは緩衝さ
れバランスのとられた塩溶液であつてもよい)として当
該患者に投与することができる。
本発明により我々は、式Iの化合物を薬学的に許容し
得る補助剤、希釈剤または担体と混合して成る薬学的組
成物を提供する。
得る補助剤、希釈剤または担体と混合して成る薬学的組
成物を提供する。
一般に本発明化合物は、血漿増量剤の投与に通常用い
られるタイプの組成、包装および投与形態を用いて投与
される。また本発明化合物は、場合により低温保護剤と
共に、凍結乾燥し、次いで使用に際し再構成することが
できる。
られるタイプの組成、包装および投与形態を用いて投与
される。また本発明化合物は、場合により低温保護剤と
共に、凍結乾燥し、次いで使用に際し再構成することが
できる。
本発明化合物の投与量は、患者の大きさ、状態および
所望される治療により異なることとなる。しかしながら
ある種の重症例においては、本発明化合物を含む組成物
により実質的にすべての患者血液を置き換えることがで
きる。
所望される治療により異なることとなる。しかしながら
ある種の重症例においては、本発明化合物を含む組成物
により実質的にすべての患者血液を置き換えることがで
きる。
本発明化合物は、類似の既知化合物に比べより望まし
い酸素吸収・放出特性を有し、またより長い貯蔵寿命を
もち、例えば貯蔵時粘度増加が低下するなどの点で有利
である。また本発明の化合物は、容易にかつ比較的高収
率で製造できる点でも有利である。
い酸素吸収・放出特性を有し、またより長い貯蔵寿命を
もち、例えば貯蔵時粘度増加が低下するなどの点で有利
である。また本発明の化合物は、容易にかつ比較的高収
率で製造できる点でも有利である。
本発明化合物は、哺乳動物に対し宿主ヘモグロビンを
置換するために投与することができる。更に我々は、99
%v/vヘモグロビン以下、好ましくは98%v/v、より好ま
しくは96%v/vそして特に95%v/v以下の置換のための医
薬として用いるための本発明化合物を提供する。
置換するために投与することができる。更に我々は、99
%v/vヘモグロビン以下、好ましくは98%v/v、より好ま
しくは96%v/vそして特に95%v/v以下の置換のための医
薬として用いるための本発明化合物を提供する。
本発明の次の実施例により例示するが、それによつて
いささかも限定されるものではない。実施例中温度は摂
氏温度であり、また粘度はOstwald粘度計を用いて37℃
で測定した。
いささかも限定されるものではない。実施例中温度は摂
氏温度であり、また粘度はOstwald粘度計を用いて37℃
で測定した。
実施例1 式Iの化合物の製造 a)式IIの化合物の形成 以下の手順を0〜4℃で行つた。N−ブロモアセチル
アミノエチルアミノ−デキストラン(Br−dx)(US特許
第4064118号の実施例1の方法に従つて調製)とヘモグ
ロビン(Hb)とを0.05M重炭酸ナトリウム中で一夜イン
キユベーシヨンすることによりN−ブロモアセチルアミ
ノエチルアミル−デキストラン−ヘモグロビン(Br−dx
Hb)を製造した。0.05M重炭酸ナトリウム(pH=9.5)中
の100mlの氷冷6%w/v(Hbについて)Br−dxHbを4.45ml
の2Mビス〔2−ヒロドキシエチル〕−イミノ−トリス−
〔ヒドロキシメチル〕メタン(bis−Tris)(pH7.5)と
混合した。この混合物に、68mlの0.05M酢酸ナトリウム
(pH=5.2)中の0.5gのイノシトールテトラキスホスフ
エートジアルデヒド(FPA)を添加した。0.1N NaOHを用
いてpHを7.4に調節し、10mlの0.5Mジメチルアミンボラ
ンを添加し、そしてその混合物を0℃で2時間攪拌しな
がらインキユベートした。8%w/v水性溶液を調製し
た。
アミノエチルアミノ−デキストラン(Br−dx)(US特許
第4064118号の実施例1の方法に従つて調製)とヘモグ
ロビン(Hb)とを0.05M重炭酸ナトリウム中で一夜イン
キユベーシヨンすることによりN−ブロモアセチルアミ
ノエチルアミル−デキストラン−ヘモグロビン(Br−dx
Hb)を製造した。0.05M重炭酸ナトリウム(pH=9.5)中
の100mlの氷冷6%w/v(Hbについて)Br−dxHbを4.45ml
の2Mビス〔2−ヒロドキシエチル〕−イミノ−トリス−
〔ヒドロキシメチル〕メタン(bis−Tris)(pH7.5)と
混合した。この混合物に、68mlの0.05M酢酸ナトリウム
(pH=5.2)中の0.5gのイノシトールテトラキスホスフ
エートジアルデヒド(FPA)を添加した。0.1N NaOHを用
いてpHを7.4に調節し、10mlの0.5Mジメチルアミンボラ
ンを添加し、そしてその混合物を0℃で2時間攪拌しな
がらインキユベートした。8%w/v水性溶液を調製し
た。
b)3−メルカプトプロピオン酸による処理 次に、前記工程a)の生成物に重炭酸ナトリウムを添
加して最終濃度0.2Mとし、そしてpHを0.1N NaOHを用い
て9.5に調節した。3−メルカプトプロピオン酸を16mM
の最終濃度となるまで添加した。次にその混合物を1M N
aClを含有する0.1Mトリス〔ヒドロキシメチル〕アミノ
メタン塩酸塩(Tris−Cl)緩衝剤(pH8.5)に対して、
次いで腎透析緩衝剤(pH7.4)に対して透析した。8%w
/v水性溶液を調製した。
加して最終濃度0.2Mとし、そしてpHを0.1N NaOHを用い
て9.5に調節した。3−メルカプトプロピオン酸を16mM
の最終濃度となるまで添加した。次にその混合物を1M N
aClを含有する0.1Mトリス〔ヒドロキシメチル〕アミノ
メタン塩酸塩(Tris−Cl)緩衝剤(pH8.5)に対して、
次いで腎透析緩衝剤(pH7.4)に対して透析した。8%w
/v水性溶液を調製した。
実施例1a)および1b)の生成物のブロモアセチルアミ
ノエチルアミノ(BAEA)基を実施例4の方法により測定
した。
ノエチルアミノ(BAEA)基を実施例4の方法により測定
した。
実施例1a)および1b)により調製された溶液の粘度を
時間間隔をおいて測定した。結果は第I表に揚げてあ
る。
時間間隔をおいて測定した。結果は第I表に揚げてあ
る。
実施例2 前記実施例1b)の手順を、3−メルカプトプロピオン
酸に代えて a)L−システイン b)メルカプトエタノール を用いて行つた。その生成物の8%w/v水性溶液を調製
した。
酸に代えて a)L−システイン b)メルカプトエタノール を用いて行つた。その生成物の8%w/v水性溶液を調製
した。
生成物のBAEA基含量は実施例4の方法により測定し
た。
た。
溶液の粘度は時間間隔をおいて測定した。結果は第I
表に揚げてある。
表に揚げてある。
実施例3 a)実施例1a)の生成物の6%w/v水性溶液を調製し
た。
た。
b)実施例1b)の生成物の6%w/v水性溶液を調製し
た。
た。
溶液の粘度は時間間隔をおいて測定した。結果は第I
表に揚げてある。
表に揚げてある。
実施例4 BAEA基含量 前記実施例1および2a)およびb)に記載の如く調製
された代用血液のBAEA基含量を次の方法により測定し
た。
された代用血液のBAEA基含量を次の方法により測定し
た。
実施例1および2a)およびb)の生成物を0.1N NaOH
中で100℃で30分間インキユベートした。次にその混合
物を氷冷し、(1N酢酸を用いて)pH7.0に中和し、過
し、そしてイオンクロマトグラフイを用いてブロマイド
含量を分析した。
中で100℃で30分間インキユベートした。次にその混合
物を氷冷し、(1N酢酸を用いて)pH7.0に中和し、過
し、そしてイオンクロマトグラフイを用いてブロマイド
含量を分析した。
実施例5 実施例1および2a)およびb)の生成物の酸素解難曲線
を、Benesch,MacDuffおよびBenesch(1965)Anal.Bioch
em 11 81〜87の方法を用いて(ただし24°の温度および
0.05M bis−Tris(pH7.4)を用いる)作成した。結果を
第1図に示す。図中: x軸は、Log PO2(O2の分圧)であり、 y軸は、酸素添加率(%)である。
を、Benesch,MacDuffおよびBenesch(1965)Anal.Bioch
em 11 81〜87の方法を用いて(ただし24°の温度および
0.05M bis−Tris(pH7.4)を用いる)作成した。結果を
第1図に示す。図中: x軸は、Log PO2(O2の分圧)であり、 y軸は、酸素添加率(%)である。
1)実施例1a)の化合物 2)実施例1b)の化合物 3)実施例2b)の化合物 4)実施例2a)の化合物 第1図より、24°でのP50値は次のとおり測定され
た: 1)10.3mmHg 2)10.3mmHg 3)8.7mmHg 4)9.5mmHg
た: 1)10.3mmHg 2)10.3mmHg 3)8.7mmHg 4)9.5mmHg
Claims (10)
- 【請求項1】約70,000〜約2,000,000の分子量を有し、
そして式I B−X−(PS)−X−(H) I (式中、PSは約2,000〜約2,000,000の分子量の多糖類で
あり、Xは共有結合的に結合した化学的架橋基であり、 HはHbまたはHb−Z基であり、 Bはブロックされた活性化基であり、 Hbはヘモグロビン残基であり、そして Zは2個またはそれ以上のホスフェート基を含む酸素親
和性低下性リガンドである) で示される水溶性化合物。 - 【請求項2】活性化基がアルキル化基より成る請求項1
記載の化合物。 - 【請求項3】活性化基がスルフヒドリル基によりブロッ
クされる請求項1に記載の化合物。 - 【請求項4】スルフヒドリル基が3−メルカプトプロピ
オン酸である請求項3に記載の化合物。 - 【請求項5】24℃において7mmHg以上のP50値を有する請
求項1に記載の化合物。 - 【請求項6】医薬として使用するための請求項1に記載
の化合物。 - 【請求項7】酸素添加不良組織治療用医薬の調整に用い
るための請求項1に記載の化合物。 - 【請求項8】請求項1に記載の化合物を薬学的に許容し
得る補助剤、希釈剤または担体と混合して成る酸素運搬
のための薬学的組成物。 - 【請求項9】式II A−X−(PS)−X−(H) II (式中、X、HおよびPSは請求項1に記載の意味を有
し、そしてAは活性化基である) で示される化合物を活性化基をブロックできる化合物と
反応させることより成る式Iの化合物の製造方法。 - 【請求項10】活性化基をブロックできる化合物がスル
フヒドリル基を含有する請求項9に記載の方法。
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---|---|---|---|
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01503308A JPH01503308A (ja) | 1989-11-09 |
JP2716497B2 true JP2716497B2 (ja) | 1998-02-18 |
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP63504191A Expired - Lifetime JP2716497B2 (ja) | 1987-05-23 | 1988-05-23 | ヘモグロビン コンプレツクス |
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EP (1) | EP0314749B1 (ja) |
JP (1) | JP2716497B2 (ja) |
AU (1) | AU613921B2 (ja) |
DE (1) | DE3884744T2 (ja) |
FI (1) | FI94592C (ja) |
GB (1) | GB8712240D0 (ja) |
HK (1) | HK141895A (ja) |
NO (1) | NO173939C (ja) |
WO (1) | WO1988009346A1 (ja) |
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US5248766A (en) * | 1990-08-17 | 1993-09-28 | Baxter International Inc. | Oxirane-modified hemoglobin based composition |
US5981710A (en) * | 1997-07-21 | 1999-11-09 | Baxter International, Inc. | Therapeutic hemoglobin composition having isotropically increased size |
US6018035A (en) * | 1997-07-21 | 2000-01-25 | Baxter International Inc. | Reagents for isotropic size enhancement of a peptide, protein, nucleotide or other substrate |
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CA1055932A (en) * | 1975-10-22 | 1979-06-05 | Hematech Inc. | Blood substitute based on hemoglobin |
DE3029307A1 (de) * | 1980-08-01 | 1982-03-04 | Dr. Eduard Fresenius, Chemisch-pharmazeutische Industrie KG, 6380 Bad Homburg | Haemoglobin enthaltendes blutersatzmittel |
DE3144705C2 (de) * | 1981-11-11 | 1983-12-08 | Biotest-Serum-Institut Gmbh, 6000 Frankfurt | Verfahren zur Herstellung eines lagerstabilen, vernetzten Hämoglobinpräparates mit hoher Sauerstoff-Transportkapazität, sowie das nach diesem Verfahren hergestellte Hämoglobinpräparat |
GB8328917D0 (en) * | 1983-10-28 | 1983-11-30 | Fisons Plc | Blood substitute |
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- 1987-05-23 GB GB878712240A patent/GB8712240D0/en active Pending
-
1988
- 1988-05-23 WO PCT/GB1988/000399 patent/WO1988009346A1/en active IP Right Grant
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- 1988-05-23 EP EP88904572A patent/EP0314749B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1988-05-23 US US07/197,443 patent/US4900816A/en not_active Expired - Lifetime
- 1988-05-23 DE DE88904572T patent/DE3884744T2/de not_active Expired - Lifetime
- 1988-05-23 JP JP63504191A patent/JP2716497B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1989
- 1989-01-20 FI FI890303A patent/FI94592C/fi not_active IP Right Cessation
- 1989-10-19 NO NO890249A patent/NO173939C/no not_active IP Right Cessation
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1995
- 1995-09-07 HK HK141895A patent/HK141895A/xx not_active IP Right Cessation
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Publication number | Publication date |
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WO1988009346A1 (en) | 1988-12-01 |
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AU1785088A (en) | 1988-12-21 |
FI94592B (fi) | 1995-06-30 |
AU613921B2 (en) | 1991-08-15 |
US4900816A (en) | 1990-02-13 |
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DE3884744T2 (de) | 1994-02-10 |
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EP0314749A1 (en) | 1989-05-10 |
FI890303A (fi) | 1989-01-20 |
NO890249D0 (no) | 1989-01-19 |
HK141895A (en) | 1995-09-15 |
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