JP2715593B2 - 半導体集積回路 - Google Patents
半導体集積回路Info
- Publication number
- JP2715593B2 JP2715593B2 JP24417789A JP24417789A JP2715593B2 JP 2715593 B2 JP2715593 B2 JP 2715593B2 JP 24417789 A JP24417789 A JP 24417789A JP 24417789 A JP24417789 A JP 24417789A JP 2715593 B2 JP2715593 B2 JP 2715593B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- diode
- power supply
- circuit
- semiconductor integrated
- input
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は半導体集積回路に関し、特に半導体装置の静
電保持回路に関する。
電保持回路に関する。
〔従来の技術〕 従来、半導体装置の静電保護回路は第4図に示すよう
に入出力端子IN/OUTと高電位側電源端子VCC間に第1の
ダイオード1が、また入出力端子IN/OUTと低電位側電源
端子VEE間に第2のダイオード2が、それぞれ回路動作
時にpn接合が逆バイアスとなるように配置された構成を
有していた。
に入出力端子IN/OUTと高電位側電源端子VCC間に第1の
ダイオード1が、また入出力端子IN/OUTと低電位側電源
端子VEE間に第2のダイオード2が、それぞれ回路動作
時にpn接合が逆バイアスとなるように配置された構成を
有していた。
これらのダイオードはpn接合容量を有するため入出力
端子の負荷となり高速動作の妨げとなる。従って回路の
高速化のためにはダイオードを小型化し、接合容量を減
らすのがよいが、逆にダイオードを小型化すると、静電
気サージが入出力端子に印加されたときに発熱によりダ
イオードが破壊されやすくなり、本来の静電気サージ耐
性が低下するために、一定寸法以下の小型化ができな
い。従来の半導体集積回路の静電保護回路は入出力端子
と各電源端子間にダイオードを有しており、これらが独
立に静電気サージ耐性を満たすよう設計する必要がある
ため容量負荷が大きくなってしまうという欠点がある。
端子の負荷となり高速動作の妨げとなる。従って回路の
高速化のためにはダイオードを小型化し、接合容量を減
らすのがよいが、逆にダイオードを小型化すると、静電
気サージが入出力端子に印加されたときに発熱によりダ
イオードが破壊されやすくなり、本来の静電気サージ耐
性が低下するために、一定寸法以下の小型化ができな
い。従来の半導体集積回路の静電保護回路は入出力端子
と各電源端子間にダイオードを有しており、これらが独
立に静電気サージ耐性を満たすよう設計する必要がある
ため容量負荷が大きくなってしまうという欠点がある。
本発明の半導体集積回路は、半導体装置の入出力端子
と高電位側電源端子間に第1のダイオード、入出力端子
と低電位側電源端子間に第2のダイオード、前記両電源
端子間に第3のダイオードをそれぞれ挿入した静電保護
回路を有するというものである。
と高電位側電源端子間に第1のダイオード、入出力端子
と低電位側電源端子間に第2のダイオード、前記両電源
端子間に第3のダイオードをそれぞれ挿入した静電保護
回路を有するというものである。
次に、本発明について図面を参照して説明する。
第1図は本発明の第1の実施例の回路図である。
第1のダイオード1が高電位側電源端子VCCと入出力
端子IN/OUT間に接続され、第2のダイオード2が入出力
端子IN/OUTと低電位側電源端子VEE間に接続され、第3
のダイオード3が高電位側電源端子VCCと低電位側電源
端子VEE間に接続され、各々のダイオードは回路動作時
にはpn接合が逆バイアスの印加され、また、印加され得
る電圧以上に逆耐圧を有するように接合を形成すること
により、回路動作時には負荷容量として動作する。
端子IN/OUT間に接続され、第2のダイオード2が入出力
端子IN/OUTと低電位側電源端子VEE間に接続され、第3
のダイオード3が高電位側電源端子VCCと低電位側電源
端子VEE間に接続され、各々のダイオードは回路動作時
にはpn接合が逆バイアスの印加され、また、印加され得
る電圧以上に逆耐圧を有するように接合を形成すること
により、回路動作時には負荷容量として動作する。
第2図(a)〜(d)は本発明の回路に静電気サージ
が印加された場合のモードを説明するための回路図であ
る。
が印加された場合のモードを説明するための回路図であ
る。
第2図(a)はVCCからIN/OUTへ静電気の放電が生じ
た場合の電流経路を示したもので、当該端子間に接合さ
れたダイオード介して放電する経路A、内部回路を経由
して放電する経路B、IN/OUTと他の電源端子間に接続さ
れたダイオード及び電源端子間に接続されたダイオード
を介して放電する経路Cがある。
た場合の電流経路を示したもので、当該端子間に接合さ
れたダイオード介して放電する経路A、内部回路を経由
して放電する経路B、IN/OUTと他の電源端子間に接続さ
れたダイオード及び電源端子間に接続されたダイオード
を介して放電する経路Cがある。
第2図(b)はIN/OUTからVCCへ放電する場合の電流
経路を、第2図(c)はVCCからVEEへ放電する場合の電
流経路を第2図(d)はVEEからIN/OUTへ放電する場合
の電流経路をそれぞれ示している。
経路を、第2図(c)はVCCからVEEへ放電する場合の電
流経路を第2図(d)はVEEからIN/OUTへ放電する場合
の電流経路をそれぞれ示している。
いずれにせよ、第3のダイオードを通る電流経路Cが
追加されるため、従来、経路Aで放電していた静電気サ
ージを分散でき、第1のダイオードを従来より小型化、
すなわち低容量化できる。
追加されるため、従来、経路Aで放電していた静電気サ
ージを分散でき、第1のダイオードを従来より小型化、
すなわち低容量化できる。
特に、電源間に設けられた第3のダイオードの逆耐圧
を第1,第2のダイオードの逆耐圧と高々同程度にし、ま
た大型化してインピーダンスを下げることにより、静電
気サージを経路A、経路Cにほぼ半々に分散できるた
め、第1、第2のダイオードを約半分の大きさにでき
る。
を第1,第2のダイオードの逆耐圧と高々同程度にし、ま
た大型化してインピーダンスを下げることにより、静電
気サージを経路A、経路Cにほぼ半々に分散できるた
め、第1、第2のダイオードを約半分の大きさにでき
る。
また、電源間に静電気サージが印加された場合も本回
路構成によりサージ達成が向上するのはもちろんであ
る。
路構成によりサージ達成が向上するのはもちろんであ
る。
第3図は本発明の第2の実施例の回路図である。本実
施例は2電源回路の例を示したもので、IN/OUTと各電源
間に接続される第1、第2、第4のダイオード1,2,4の
他に各電源間に接続される第3,第5,第6のダイオード3,
5,6を有する。本実施例では2つ以上のダイオードを介
した放電経路が3ケ所に増えるため、分散効果が大きく
なり、第1,第2,第4のダイオード1,2,4をより小型化で
きる。
施例は2電源回路の例を示したもので、IN/OUTと各電源
間に接続される第1、第2、第4のダイオード1,2,4の
他に各電源間に接続される第3,第5,第6のダイオード3,
5,6を有する。本実施例では2つ以上のダイオードを介
した放電経路が3ケ所に増えるため、分散効果が大きく
なり、第1,第2,第4のダイオード1,2,4をより小型化で
きる。
以上説明したように本発明は半導体集積回路の電源端
子間にもダイオードを接続することにより、静電気の放
電を分散でき、静電気サージ耐量を確保したまま入出力
端子に接続されるダイオードを小型化でき、従って入出
力の容量負荷を低減でき、半導体集積回路の高速化が可
能となる効果がある。
子間にもダイオードを接続することにより、静電気の放
電を分散でき、静電気サージ耐量を確保したまま入出力
端子に接続されるダイオードを小型化でき、従って入出
力の容量負荷を低減でき、半導体集積回路の高速化が可
能となる効果がある。
第1図は本発明の第1の実施例の回路図、第2図(a)
〜(d)それぞれ本発明の第1の実施例における静電気
サージの放電経路を説明するための図、第3図は本発明
の第2の実施例の回路図、第4図は従来の半導体集積回
路の回路図である。 1……第1のダイオード、2……第2のダイオード、3
……第3のダイオード、4……第4のダイオード、5…
…第5のダイオード、6……第6のダイオード、7……
内部回路。
〜(d)それぞれ本発明の第1の実施例における静電気
サージの放電経路を説明するための図、第3図は本発明
の第2の実施例の回路図、第4図は従来の半導体集積回
路の回路図である。 1……第1のダイオード、2……第2のダイオード、3
……第3のダイオード、4……第4のダイオード、5…
…第5のダイオード、6……第6のダイオード、7……
内部回路。
Claims (2)
- 【請求項1】半導体装置の入出力端子と高電位側電源端
子間に第1のダイオード、入出力端子と低電位側電源端
子間に第2のダイオード、前記両電源端子間に第3のダ
イオードをそれぞれ挿入した静電保護回路を有すること
を特徴とする半導体集積回路。 - 【請求項2】第3のダイオードの逆耐圧が電源端子間電
圧より高く、第1のダイオードまたは第2のダイオード
の逆耐圧より低いか又は等しい請求項1記載の半導体集
積回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24417789A JP2715593B2 (ja) | 1989-09-19 | 1989-09-19 | 半導体集積回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24417789A JP2715593B2 (ja) | 1989-09-19 | 1989-09-19 | 半導体集積回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03105962A JPH03105962A (ja) | 1991-05-02 |
JP2715593B2 true JP2715593B2 (ja) | 1998-02-18 |
Family
ID=17114911
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24417789A Expired - Lifetime JP2715593B2 (ja) | 1989-09-19 | 1989-09-19 | 半導体集積回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2715593B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE4135522C2 (de) * | 1991-10-28 | 1996-11-21 | Siemens Ag | Schaltungsanordnung zum Schutz integrierter Schaltkreise |
JP4996057B2 (ja) * | 2004-05-26 | 2012-08-08 | 旭化成エレクトロニクス株式会社 | 半導体回路 |
-
1989
- 1989-09-19 JP JP24417789A patent/JP2715593B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03105962A (ja) | 1991-05-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5889644A (en) | Device and method for electrostatic discharge protection of a circuit device | |
US5838043A (en) | ESD protection circuit located under protected bonding pad | |
EP0032046B1 (en) | Circuitry for protecting a semiconductor device against static electricity | |
US5574618A (en) | ESD protection using SCR clamping | |
JP5024808B2 (ja) | 集積回路のための入力段esd保護 | |
US5568345A (en) | Overvoltage protection circuit | |
US6385116B2 (en) | Semiconductor integrated device | |
JP2003517215A (ja) | 改良型esdダイオード構造 | |
JPH07170655A (ja) | 静電過電圧保護集積回路 | |
JP2616721B2 (ja) | 半導体集積回路装置 | |
US10305276B2 (en) | ESD protection circuit and integrated circuit | |
JP2715593B2 (ja) | 半導体集積回路 | |
US5568346A (en) | ESD protection circuit | |
US6529059B1 (en) | Output stage ESD protection for an integrated circuit | |
US12119640B2 (en) | ESD protection circuit | |
JP2870514B2 (ja) | 半導体装置 | |
JPH0327566A (ja) | サージ保護装置 | |
JP2021522691A (ja) | 静電気放電に対する保護回路 | |
JPH0793562B2 (ja) | 出力バッファ回路 | |
JPH1050937A (ja) | 集積回路の静電保護回路 | |
US20020066907A1 (en) | Integrated circuit provided with a protection against electrostatic discharges | |
CN112397499B (zh) | 静电放电防护装置与方法 | |
US20230223750A1 (en) | Esd protection device | |
JPS6223923B2 (ja) | ||
JPH05327365A (ja) | 半導体集積回路装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071107 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081107 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081107 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 12 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091107 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |