JP2714468B2 - 石材パネル - Google Patents
石材パネルInfo
- Publication number
- JP2714468B2 JP2714468B2 JP4329290A JP4329290A JP2714468B2 JP 2714468 B2 JP2714468 B2 JP 2714468B2 JP 4329290 A JP4329290 A JP 4329290A JP 4329290 A JP4329290 A JP 4329290A JP 2714468 B2 JP2714468 B2 JP 2714468B2
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- layer
- cloth
- frp
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- Finishing Walls (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は建造物の内外壁や床面を施行するのに用いる
石材パネに関し、詳しくは天然石または人造石からなる
石材にて表面材を構成した石材パネルに関するものであ
る。
石材パネに関し、詳しくは天然石または人造石からなる
石材にて表面材を構成した石材パネルに関するものであ
る。
[従来の技術] 石材の美観と耐久性を利用して建造物の内外壁や床面
に大理石、花こう岩等の天然石または人造石が用いられ
ることが多くなってきた。ところが石は石の強度や加工
精度等により厚みが20〜50mm程度であり、重量があると
共に欠けや割れの虞れがあって取り扱いが困難であると
いう問題がある。
に大理石、花こう岩等の天然石または人造石が用いられ
ることが多くなってきた。ところが石は石の強度や加工
精度等により厚みが20〜50mm程度であり、重量があると
共に欠けや割れの虞れがあって取り扱いが困難であると
いう問題がある。
また最近、石材を薄く(1.0〜5.0mm)切断する技術が
開発されて大きな話題になっている。しかしながら石材
のみでは強度的に弱く、取り扱い時、搬送時に割れや欠
けが発生し、建材への使用が困難であった。この欠点を
改善するために裏面に発泡材、FRP、金属板、ハニカム
コア等を裏当てすることが行なわれている。石材にFRP
層を裏当てしたものとしては特開昭63−222850号公報に
開示されたものがある。
開発されて大きな話題になっている。しかしながら石材
のみでは強度的に弱く、取り扱い時、搬送時に割れや欠
けが発生し、建材への使用が困難であった。この欠点を
改善するために裏面に発泡材、FRP、金属板、ハニカム
コア等を裏当てすることが行なわれている。石材にFRP
層を裏当てしたものとしては特開昭63−222850号公報に
開示されたものがある。
[発明が解決しようとする課題] ところで石材にFRP層を裏当てしたものにおいて、FRP
層の補強繊維層としてクロス(布)を用いると、強度
(引っ張り強度)は強くなるが、曲げにくくなる。また
コストが現状では高くなると共に異方性が発現するとい
う問題がある。補強繊維層としてチップドストランドマ
ットを使用すると、コストが安くなると共に曲げやすく
なるが、強度が低下するという問題がある。
層の補強繊維層としてクロス(布)を用いると、強度
(引っ張り強度)は強くなるが、曲げにくくなる。また
コストが現状では高くなると共に異方性が発現するとい
う問題がある。補強繊維層としてチップドストランドマ
ットを使用すると、コストが安くなると共に曲げやすく
なるが、強度が低下するという問題がある。
つまり、石材にFRPを貼着した際に問題となるのは曲
げに対する強度と曲がりに対する追従性及びパネルの反
りである。強度的に優れているのはクロスであり、反り
に対してよいのは石材の曲がりに追従し曲がりやすいマ
ットである。またクロスは異方性を残しており、石材の
ねじれの原因となる。
げに対する強度と曲がりに対する追従性及びパネルの反
りである。強度的に優れているのはクロスであり、反り
に対してよいのは石材の曲がりに追従し曲がりやすいマ
ットである。またクロスは異方性を残しており、石材の
ねじれの原因となる。
本発明は叙述の点に鑑みてなされたものであって、本
発明の目的とするところは強度が強く、曲げやすく、さ
らにコストを安価にできる石材パネルを提供するにあ
る。
発明の目的とするところは強度が強く、曲げやすく、さ
らにコストを安価にできる石材パネルを提供するにあ
る。
[課題を解決するための手段] 本発明石材パネルAは、天然石または人造石からなる
薄い石材1の背面にFRP層2を積層して補強したものに
おいて、FRP層2の補強繊維層3をチップドストランド
マット3aとクロス3bとの層で構成して成ることを特徴と
する。
薄い石材1の背面にFRP層2を積層して補強したものに
おいて、FRP層2の補強繊維層3をチップドストランド
マット3aとクロス3bとの層で構成して成ることを特徴と
する。
[作用] FRP層2の補強繊維層3をチップドストランドマット3
aとクロス3bとの層で構成することにより、チップドス
トランドマット3aとクロス3bの両者の利点が生かされ
る。
aとクロス3bとの層で構成することにより、チップドス
トランドマット3aとクロス3bの両者の利点が生かされ
る。
[実施例] 本発明石材パネルAは第1図に示すように天然石また
は人造石からなる薄い石材1の背面にFRP層2を積層し
て形成されている。FRP層2の補強繊維層3はチップド
ストランドマット3aの層とクロス3bの層とで構成されて
いる。チップドストランドマット3aの単位面積当たりの
重量(g/m2)とクロス3bの単位面積当たりの重量(g/
m2)の比を0.5〜2.0とするのが好ましい。FRP層2の厚
みは0.5〜2.0mm程度が望ましい。チップドストランドマ
ット3aの層とクロス3bの層とはチップドストンランドマ
ット3aが石材1側に位置するようにする方が望ましい。
は人造石からなる薄い石材1の背面にFRP層2を積層し
て形成されている。FRP層2の補強繊維層3はチップド
ストランドマット3aの層とクロス3bの層とで構成されて
いる。チップドストランドマット3aの単位面積当たりの
重量(g/m2)とクロス3bの単位面積当たりの重量(g/
m2)の比を0.5〜2.0とするのが好ましい。FRP層2の厚
みは0.5〜2.0mm程度が望ましい。チップドストランドマ
ット3aの層とクロス3bの層とはチップドストンランドマ
ット3aが石材1側に位置するようにする方が望ましい。
また石材1の背面の裏当て材としてFRPを用いたのは
次の理由からである。強度がある(薄くて強い。)
透明であると共に色付けができる(光を透過する、照明
カバーに利用できる、光硬化型の接着剤を用いることが
できる)等の利点がある。カットが容易である。膨
張率を比較的石に近くできる。
次の理由からである。強度がある(薄くて強い。)
透明であると共に色付けができる(光を透過する、照明
カバーに利用できる、光硬化型の接着剤を用いることが
できる)等の利点がある。カットが容易である。膨
張率を比較的石に近くできる。
FRP層2を形成する方法としては次の方法がある。
石材面にマットとクロスを重ねて樹脂を塗る方法。プ
リプレグ状にしたものを石材面に重ねて硬化させる方
法。予め別工程で形成したFRPシートを石材面に貼り
付ける方法。上記方法のうち方法が、硬化時の収縮が
パネルとしたとき残らず反りの少ないものが確実にでき
る。FRP層2の樹脂としてはポリエステル、エポキシ、
アクリル等が考えられるが、ポリエステルがよく使用さ
れている。補強繊維層3としてはガラス繊維、ポリプロ
ピレン繊維、炭素繊維等が考えられるが、ガラス繊維が
多く使用される。
石材面にマットとクロスを重ねて樹脂を塗る方法。プ
リプレグ状にしたものを石材面に重ねて硬化させる方
法。予め別工程で形成したFRPシートを石材面に貼り
付ける方法。上記方法のうち方法が、硬化時の収縮が
パネルとしたとき残らず反りの少ないものが確実にでき
る。FRP層2の樹脂としてはポリエステル、エポキシ、
アクリル等が考えられるが、ポリエステルがよく使用さ
れている。補強繊維層3としてはガラス繊維、ポリプロ
ピレン繊維、炭素繊維等が考えられるが、ガラス繊維が
多く使用される。
次に本発明を具体的により詳細に説明する。
(具体例) ガラスマット(230g/m2)とガラスクロス(230g/m2)
をポリエステル樹脂(1000g/m2)にて固めたFRPシート
(0.8mm厚)を石材(縦400mm、横400mm、厚さ7mm)にウ
レタン系接着材にて貼り加工した。このようにして得ら
れた石材パネルに研摩、カット、面取り等を行い床材と
した。この石材パネルは煮沸100時間を行っても400mmの
長さで0.2mmの反りしかなかった。
をポリエステル樹脂(1000g/m2)にて固めたFRPシート
(0.8mm厚)を石材(縦400mm、横400mm、厚さ7mm)にウ
レタン系接着材にて貼り加工した。このようにして得ら
れた石材パネルに研摩、カット、面取り等を行い床材と
した。この石材パネルは煮沸100時間を行っても400mmの
長さで0.2mmの反りしかなかった。
[発明の効果] 本発明は叙述の如くFRP層の補強繊維層をチップドス
トランドマットとクロスとの層で構成しているので、チ
ップドストランドマットとクロスとの両者の特徴を生か
して強度的に強く、しかも曲げやすいものであり、さら
にクロスの使用量が少なくなるのでコスト的に安価にで
きるものである。
トランドマットとクロスとの層で構成しているので、チ
ップドストランドマットとクロスとの両者の特徴を生か
して強度的に強く、しかも曲げやすいものであり、さら
にクロスの使用量が少なくなるのでコスト的に安価にで
きるものである。
第1図は本発明の一実施例の断面図であって、1は石
材、2はFRP層、3は補強繊維層、3はチップドストラ
ンドマット、3bはクロスである。
材、2はFRP層、3は補強繊維層、3はチップドストラ
ンドマット、3bはクロスである。
Claims (1)
- 【請求項1】天然石または人造石からなる薄い石材の背
面にFRP層を積層して補強した石材パネルにおいて、FRP
層の補強繊維層をチップドストランドマットとクロスと
の層で構成して成ることを特徴とする石材パネル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4329290A JP2714468B2 (ja) | 1990-02-23 | 1990-02-23 | 石材パネル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4329290A JP2714468B2 (ja) | 1990-02-23 | 1990-02-23 | 石材パネル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03247852A JPH03247852A (ja) | 1991-11-06 |
JP2714468B2 true JP2714468B2 (ja) | 1998-02-16 |
Family
ID=12659721
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4329290A Expired - Fee Related JP2714468B2 (ja) | 1990-02-23 | 1990-02-23 | 石材パネル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2714468B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06297640A (ja) * | 1993-04-15 | 1994-10-25 | Matsushita Electric Works Ltd | 複合石材 |
WO2005108042A1 (en) * | 2004-04-29 | 2005-11-17 | Keystone Retaining Wall Systems, Inc. | Composite capping block |
CN100374290C (zh) * | 2004-08-26 | 2008-03-12 | 财团法人石材暨资源产业研究发展中心 | 石材薄板复合强化材及其制作方法 |
KR100723331B1 (ko) * | 2006-03-28 | 2007-05-30 | 주식회사 한미파슨스건축사사무소 | 테두리보강 석패널 및 그 제작방법 |
-
1990
- 1990-02-23 JP JP4329290A patent/JP2714468B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03247852A (ja) | 1991-11-06 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |