JP2713537B2 - 光学式物理量検出センサ - Google Patents

光学式物理量検出センサ

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JP2713537B2
JP2713537B2 JP5070340A JP7034093A JP2713537B2 JP 2713537 B2 JP2713537 B2 JP 2713537B2 JP 5070340 A JP5070340 A JP 5070340A JP 7034093 A JP7034093 A JP 7034093A JP 2713537 B2 JP2713537 B2 JP 2713537B2
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久和 岡島
正信 山本
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NGK Insulators Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光電圧センサ、光電界
センサ、光磁界センサ等光学式物理量検出センサに関す
る。
【0002】
【従来の技術】光学式物理量検出センサの一形式として
特開昭61−221687号公報に示されているよう
に、偏光手段、入射光の偏光面を印加磁界に応じて回転
させる光学手段、および検光手段を備え、光源から出射
する光を光ファイバーを介して前記偏光手段に導入する
とともに、前記検光手段から出射する光を光ファイバー
を介して導出する光学式物理量検出センサが知られてい
る。かかる形式のセンサにおいて、前記光学手段として
上記した公報に示されているようにファラデー素子を採
用した場合には、磁界の強度を検出する光磁界センサ
構成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した公
報に示された光磁界センサにおいては、光ファィバーと
して500μm以上という大口径の光ファイバーを採用し
て、光源からの出射光を光ファイバーに大量の光(大光
量)が導入できるようにして、結合効率の向上を意図し
ている。しかしながら、当該光磁界センサにおいては、
光源からの出射光を光ファイバーに大光量導入すること
ができるものの、光ファイバーが大口径のため折れ易
く、また、ファイバーベンディングによる光量損失があ
る。また、当該光磁界センサのごとく、光ファイバー
してプラスチック製のものを採用した場合には、光ファ
イバーの熱膨張、熱収縮等に起因して温度特性が悪く、
損失温度依存性、波長温度依存性等の悪特性が発生す
る。
【0004】従って、本発明の目的は、上記した光磁界
センサを含む光学式物理量検出センサにおいて、結合効
率を向上させかつ上記した問題を解消することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、偏光手段、入
射光の偏光成分間に印加電圧、印加電界に応じた位相差
を付与し、または入射光の偏光面を印加磁界に応じて回
転させる光学手段、および検光手段を備え、光源から出
射する光を光ファイバーを介して前記偏光手段に導入す
るとともに、前記検光手段から出射する光を光ファイバ
ーを介して導出する光学式物理量検出センサにおいて、
前記各光ファイバーとして、ガラス質で、コア径が20
0〜500μmで開口数が0.3〜0.7の特性を有す
る光ファイバーを採用したことを特徴とするものであ
る。当該検出センサにおいて前記各光ファイバーはステ
ップインデックス型石英系ファイバー、グレーデッドイ
ンデックス型石英系ファイバー、多成分系ガラスファイ
バー等ガラス質のものであることが好ましい。
【0006】
【発明の作用・効果】かかる構成の光学式物理量検出セ
ンサにおいては、光ファイバーのコア径が200〜50
0μmであって、500μm以上という大口径の光ファ
イバーに比較して中口径であるため光量の導入量の点で
は劣るものの、ガラス質で大口径であることに起因する
問題点であるファイバーの折れ易さ、ファイバーベンデ
ィングによる光量損失が解消される。また、当該光フア
イバーは開口数が0.3〜0.7という大きな開口数の
ものを採用しているため、光ファイバーには大光量を導
入することができ、中口径のファイバーに起因する光量
導入の損失を補うことができる。
【0007】従って、当該光学式物理量検出センサにお
いては、コア径が大口径の光ファイバーに起因する問題
を解消し得るとともに、結合効率の向上を図ることがで
きる。このことは、複数のセンサと複数の光源および検
出器とを結合する多芯コネクタにおいては、コネクタの
芯精度がさほど高い精度を要求されないことを意味し、
極めて有利である。本発明の検出センサにおいては、ガ
ラス質の光ファイバーを採用しているので、プラスチッ
ク製の光ファイバーを採用することによる温度依存性が
解消される。
【0008】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
るに、図1および図2には本発明に係る第1,第2実施
例である光磁界センサの2つの例が示されており、また
図3および図4には本発明に係る第3,第4実施例であ
る光電圧センサの2つの例が示されている。
【0009】第1実施例に係る光磁界センサ10は偏光
子の機能を有する第1偏光ビームスプリッタ11ファ
ラデー素子12、検光子の機能を有する第2偏光ビーム
スプリッタ13を備えているとともに、一対のロッドレ
ンズ14a,14bを備えており、通信用発光ダイオー
ドを採用した光源15から出射する光を第1光ファイバ
ー16aを介して第1ロッドレンズ14aに導入し、か
つ第2ロッドレンズ14bから出射する光を第2光ファ
イバー16bを介して導出するように構成されている。
【0010】かかる構成は公知の構成であり、光源15
から出射した光は第1光ファイバー16aに導入され、
第1ロッドレンズ14aを経て平行光として第1偏光ビ
ームスプリッタ11に出射される。第1偏光ビームスプ
リッタ11においては、入射光を直線偏光に変換すると
ともに光の進行方向を90度変更してファラデー素子1
2へ出射する。ファラデー素子12においては、入射光
の偏光面が印加される磁界に応じて回転して第2偏光ビ
ームスプリッタ13へ出射する。第2偏光ビームスプリ
ッタ13においては、入射光を印可磁界に応じた強度の
変調光として、第2ロッドレンズ14bへ出射する。第
2ロッドレンズ14bにおいては、入射光を集光して第
2光ファイバー16bに導入し、同ファイバー16bか
ら光電変換手段に導出される。ファラデー素子12に印
加された磁界の強度は、この光電変換手段からの信号に
基づいて検出される。
【0011】しかして、当該光磁界センサ10において
は、両光ファイバー16a,16bとしてコア径が200
〜500μm、開口数(NA)が0.3〜0.7の特性のステップイ
ンデックス型多成分ガラスからなる光ファイバーを採用
している。かかる光ファイバー16a,16bはコア径
が中口径であるため光の導入量の点では大口径のものに
劣るものの、大口径に起因する問題点であるファイバー
の折れ易さ、ファイバーベンディングによる光量損失が
解消され、また開口数が0.3〜0.7という大きな開口数の
ものを採用しているため、この点で光ファイバーに大光
量を導入することができ、コア径が中口径のファイバー
に起因する光量導入の損失を補うことができる。従っ
て、当該光磁界センサ10においては、コア径が大口径
光ファイバーに起因する問題を解消し得るとともに、
結合効率の向上を図ることができる。
【0012】図5および図6には、図1に示す光磁界セ
ンサ10において、光ファイバー16a,16bのコア
径(d)と結合効率との関係、および開口数(NA)と結合効
率との関係を測定した実験結果(第1実験および第2実
験)を示すグラフである。これらの実験においては、光
源15として出射光の波長が850nmのものを採用すると
ともに、実験中の温度を25℃に設定して行った。第1実
験においては開口数が0.25で各種のコア径のものを採用
し、かつ第2実験においてはコア径が250μmで各種の
開口数のものを採用している。これらの実験結果から明
かなように、結合効率に対する開口数およびコア径には
かなり明確な臨界点が認められ、コア径については200
〜500μmの範囲、開口数については0.3〜0.7の範囲に
おいて結合効率が高い。
【0013】また、表1には、本発明で採用する光ファ
イバー(コア径300μm、開口数0.5の多成分ガラス製)
とコア径が600μm、開口数が0.25のプラスチック製光
ファイバーとの透過光の-20〜80℃の範囲での損失変化
量を比較実験した結果(A)、これら両光ファイバーに
おける3種類の波長(800nm,850nm,900nm)の透過光
の各波長間での損失変化量を比較実験した結果(B)、
これらの光ファイバーを採用して構成した光磁界センサ
における上記した各損失変化量を比較実験した結果
(C),(D)が示されている。これらの各実験結果か
ら、本発明で特定している光ファイバーを採用する場合
には透過光の損失変化が極めて少ないことが認められ
る。
【0014】
【表1】
【0015】図2には本発明の第2実施例にかかる光磁
界センサ20が示されている。当該光磁界センサ20は
偏光子の機能を有する第1偏光ビームスプリッタ21
ファラデー素子22、検光子の機能を有する第2偏光ビ
ームスプリッタ23を備えているとともに、一対のロッ
ドレンズ24a,24bを備えており、通信用発光ダイ
オードを採用した光源25から出射する光を第1光ファ
イバー26aを介して第1ロッドレンズ24aに導入
し、かつ第2ロッドレンズ24bから出射する光を第2
光ファイバー26bを介して導出するように構成されて
いる。なお、当該光磁界センサ20においては、第2偏
光ビームスプリッタ23と第2ロッドレンズ24b間に
全反射ミラー27が配置されていて、第2偏光ビームス
プリッタ23を出射した光がミラー27により90度進
行方向が変更されるように構成されている。その他の構
成は第1実施例の光磁界センサ10と同様であり、略同
様の作用効果を奏するものである。
【0016】図3には本発明の第3実施例に係る光電圧
センサ30が示されている。当該光電圧センサ30にお
いては、第1実施例に係る光磁界センサ10のファラデ
ー素子12に換えてポッツケルス素子32を採用してい
る点、および第1偏光ビームスプリッタ31とポッケル
ス素子32間に1/4波長板38を配置している点で構
成上相違する。また、当該光電圧センサ30において
は、ポッケルス素子32を採用していることから、ポッ
ケルス素子32に印加される電圧強度を検出する機能を
有するもので、この点で光磁界センサ10とは機能上相
違する。但し、光ファイバー36a,36bとして光磁
界センサ10と同様のファイバーを採用しているため、
同磁界センサ10と同様の作用効果を奏するものであ
る。なお、その他の構成については図1に示すセンサと
同様であるので、30番台の類似する符号を付して説明
を省略する。
【0017】図4には本発明の第4実施例に係る光電圧
センサ40が示されている。当該光電圧センサ40にお
いては、第2実施例に係る光磁界センサ20のファラデ
ー素子22に換えてポッケルス素子42を採用している
点、および第1偏光ビームスプリッタ41とポッケルス
素子42間に1/4波長板48を配置している点で構成
上相違する。また、当該光電圧センサ40においては、
ポッケルス素子42を採用していることから、ポッケル
ス素子42に印加される電圧強度を検出する機能を有す
るもので、この点で光磁界センサ20とは機能上相違す
る。但し、光ファイバー46a,46bとして光磁界セ
ンサ20と同様のファイバーを採用しているため、同磁
界センサ20と同様の作用効果を奏するものである。な
お、その他の構成については図2に示すセンサと同様で
あるので、40番台の類似する符号を付して説明を省略
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る光磁界センサの概略
構成図である。
【図2】本発明の第2実施例に係る光磁界センサの概略
構成図である。
【図3】本発明の第3実施例に係る光電圧センサの概略
構成図である。
【図4】本発明の第4実施例に係る光電圧センサの概略
構成図である。
【図5】光ファイバーの開口数と結合効率の関係を示す
グラフである。
【図6】光ファイバーのコア径と結合効率の関係を示す
グラフである。
【符号の説明】
10,20…光磁界センサ、30,40…光電圧セン
サ、11,21,31,41…第1偏光ビームスプリッ
、12,22…ファラデー素子、32,42…ポッケ
ルス素子、13,23,33,43…第2偏光ビームス
プリッタ、15,25,35,45…光源、16a,1
6b,26a,26b…光ファイバー、36a,36
b,46a,46b…光ファイバー、27,47…反射
ミラー、38,48…1/4波長板。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】偏光手段、入射光の偏光成分間に印加電
    圧、印加電界に応じた位相差を付与し、または入射光の
    偏光面を印加磁界に応じて回転させる光学手段、および
    検光手段を備え、光源から出射する光を光ファイバーを
    介して前記偏光手段に導入するとともに、前記検光手段
    から出射する光を光ファイバーを介して導出する光学式
    物理量検出センサにおいて、前記各光ファイバーとし
    、ガラス質で、コア径が200〜500μmで開口数
    が0.3〜0.7の特性を有する光ファイバーを採用し
    たことを特徴とする光学式物理量検出センサ。
JP5070340A 1993-03-29 1993-03-29 光学式物理量検出センサ Expired - Lifetime JP2713537B2 (ja)

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JPH06281676A JPH06281676A (ja) 1994-10-07
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