JP2713418B2 - 光ファイバ心線の捻回強度スクリーニング装置 - Google Patents

光ファイバ心線の捻回強度スクリーニング装置

Info

Publication number
JP2713418B2
JP2713418B2 JP63090946A JP9094688A JP2713418B2 JP 2713418 B2 JP2713418 B2 JP 2713418B2 JP 63090946 A JP63090946 A JP 63090946A JP 9094688 A JP9094688 A JP 9094688A JP 2713418 B2 JP2713418 B2 JP 2713418B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical fiber
fiber core
outer periphery
capstan roll
guide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP63090946A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01262508A (ja
Inventor
征幸 西本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
Original Assignee
THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD. filed Critical THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
Priority to JP63090946A priority Critical patent/JP2713418B2/ja
Publication of JPH01262508A publication Critical patent/JPH01262508A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2713418B2 publication Critical patent/JP2713418B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、光ファイバ心線の全長に亘って捻回歪を与
えて該光ファイバ心線の低捻回強度部分を破断させて検
出する光ファイバ心線の捻回強度スクリーニング装置に
関するものである。
[従来技術] 高張力が印加されるような境境下で使用される光ファ
イバ心線は、その高張力に耐え得るように高ヤング率の
被覆を施す。第4図はその代表的な光ファイバ心線1の
構造を示したものであり、図において、2は光ファイ
バ、3は光ファイバ2の外周に被覆されている緩衝層、
4は緩衝層3の外周に被覆されている高ヤング率の繊維
強化プラスチック(以下、FRPという)層である。FRP層
4は、エポキシ樹脂やポリエステル樹脂などのマトリッ
クス樹脂4A中にガラス繊維やカーボン繊維などの長繊維
4Bを分散させた構造になっている。
[発明が解決しようとする課題] このような長繊維分散型のFRP層4は、その中の長繊
維4Bの長手方向、つまり光ファイバ心線1の長手方向へ
の引張力に対しては極めて大きな抗張力を有するもの
の、該長手方向に対し交差する方向への引張力に対して
は極めて弱い性質を示す。即ち、FRP層4の捻回強度は
引張り強度に比べて小さい値を示す。特に、FRP層4中
の長繊維4Bの分散が不均一な場合は、その捻回強度の低
下は著しく、通常の場合の1/10程度となる。このような
低捻回強度部分が光ファイバ心線1の長手方向のいずれ
かの部分に存在すると、該光ファイバ心線1を複数本撚
り合せる工程等で、その時の捻回力によりFRP層4が破
断される問題点がある。
本発明の目的は、低捻回強度部分の検出を容易に連続
的に行える光ファイバ心線の捻回強度スクリーニング装
置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するための本発明の構成を説明する
と、本発明は光ファイバ心線を長手方向に連続的に通過
させながら、その全長に亘って所望の捻回を順次印加し
つつ低捻回強度部分の検出を行う光ファイバ心線の捻回
強度スクリーニング装置において、前記光ファイバ心線
の途中の部分を外周に逐次巻き付けて引き取りつつ通過
させるキャプスタンロールと、前記キャプスタンロール
が回転自在となるようにしてその外周に接近して嵌合さ
れて固定系に固定されていて前記キャプスタンロールの
外周の前記光ファイバ心線に捻回を与える螺旋状固定ガ
イドとを有することを特徴とする。
[作用] このようにすると、キャプスタンロールの外周に巻き
付く光ファイバ心線は該螺旋状固定ガイドにより該キャ
プスタンロールの軸心方向に押されつつ該キャプスタン
ロール上で転がされ、捻回が該光ファイバ心線に加えら
れ、従って光ファイバ心線の長手方向の各部に逐次捻回
強度スクリーニングを行うことができる。
[実施例] 以下、本発明の実施例を第1図乃至第3図を参照して
詳細に説明する。図示のように本実施例の光ファイバ心
線の捻回強度スクリーニング装置は、光ファイバ心線1
の途中の部分を外周に逐次巻き付けて引き取りつつ通過
させるキャプスタンロール5を有する。該キャプスタン
ロール5は図示しない駆動手段によりその主軸5Aを中心
として回転駆動されるようになっている。キャプスタン
ロール5が回転自在となるようにして該キャプスタンロ
ール5の外周には僅かなギャップをおいて螺旋状固定ガ
イド6が螺合され、図示しない固定系の支持体に支持さ
れている。該螺旋状固定ガイド6は、本実施例では約1
ターンの長さを有している。光ファイバ心線1が確実に
螺旋状固定ガイド6に沿って、キャプスタンロール5の
外周に巻き付かるように入口ガイド7が螺旋状固定ガイ
ド6の始端に対向してキャプスタンロール5の外周に接
近して固定系に固定されて支持されている。光ファイバ
心線1はトラバース駆動されるサプライボビン8から繰
り出され、ガイドロール9を経て螺旋状固定ガイド6と
入口ガイド7との間からキャプスタンロール5の外周に
供給されるようになっている。キャプスタンロール5の
外周で捻回強度のスクリーニングを受けた光ファイバ心
線1は、ガイドロール10を経てトラバース駆動されつつ
回転する巻取りボビン11に巻き取られるようになってい
る。
このような装置においては、光ファイバ心線1はサプ
ライボビン8より繰り出され、ガイドロール9を経て螺
旋状固定ガイド6の始端と入口ガイド7との間に至り、
キャプスタンロール5の外周に巻き付かる。キャプスタ
ンロール5の外周の光ファイバ心線1は、螺旋状固定ガ
イド6の作用により該キャプスタンロール5の軸心方向
に第2図に示すように回転して捻回が加えられる。この
際、キャプスタンロール5の外周表面は、光ファイバ心
線1が滑るのを防ぐため軟質塩化ビニル樹脂やゴム等の
比較的摩擦係数の大きい材質のもので覆い、且つその表
面状態も梨地やターレット状等の滑り難い形状にしてお
くことが好ましい。また、キャプスタンロール5は、光
ファイバ心線1の滑りを容易にするため、入口ガイド7
が存在する軸心方向の一端側より他端に向って外径が徐
々に小さくなる円錐台状にするのが好ましい。
本装置での光ファイバ心線1の捻回度Rは、光ファイ
バ心線1の外径をD、螺旋状固定ガイド6の長さをL、
螺旋状固定ガイド6の入口と出口間の距離をlとする
と、(1)式で与えられる。
R=l/(πD・l) ……(1) 実験例 光ファイバ:石英、外径125μm 緩衝層 :シリコーン樹脂、300μm FRP層 :ガラス繊維と熱硬化型ポリエステル樹脂、
外径750μm キャプスタンロール:ゴムライニング、梨地仕上げ、
外径450mm 螺旋状固定ガイド:長さ(L)1413mm入口と出口間の
距離(l)9mm 線 速:30m/min 上記の条件で捻回強度のスクリーニングを行った。こ
の時の捻回度Rは、(1)式により2.7回/mである。こ
の際に破断された部分を取除いた光ファイバ心線と、比
較用にスクリーニングを行わない光ファイバ心線とを、
チャック間距離10m、捻回速度60回/分で捻回試験を行
った時の捻回強度のワイブル分布を第3図に示す。この
結果、スクリーニングを行わなかった光ファイバ心線に
ある2.7回/m以下の低捻回強度部分が、スクリーニング
を受けた光ファイバ心線には全くなく、捻回強度2.7回/
mのスクリーニングが完全に行われたことがわかる。
なお、上記実施例では光ファイバ心線1が螺旋状固定
ガイド6に沿ってキャプスタンロール5の外周に巻き付
かるように入口ガイド7を用いたが、螺旋状固定ガイド
6の始端をガイドロール9に近づけると入口ガイド7を
省略できる。また、ガイドロール9の位置を図示の位置
より下に下げ、光ファイバ心線1が先にキャプスタンロ
ール5の外周に巻き付いた後の位置に螺旋状固定ガイド
6の始端が存在するようにすると、入口ガイド7を省略
できる。
[発明の効果] 以上説明したように本発明に係る光ファイバ心線の捻
回強度スクリーニング装置は、光ファイバ心線を巻き付
けて送るキャプスタンロールの外周に接近して螺旋状固
定ガイドを嵌合して固定系に固定したので、該螺旋状固
定ガイドの作用によりキャプスタンロールの外周の光フ
ァイバ心線を該キャプスタンロールの軸心方向に転がし
てその長手方向の外部に逐次捻回を与えて、連続的な捻
回強度のスクリーニングを容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る装置の一実施例の平面図、第2図
は本実施例で光ファイバ心線に捻回が加わる状態を示す
説明図、第3図はスクリーニング無しとスクリーニング
有りの光ファイバ心線の捻回強度のワイブル分布図、第
4図はスクリーニングすべき光ファイバ心線の一例を示
す断面図である。 1……光ファイバ心線、5……キャプスタンロール、5A
……主軸、6……螺旋状固定ガイド、7……入口ガイ
ド、8……サプライボビン、9,10……ダイドロール、11
……巻取ボビン。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ファイバ心線を長手方向に連続的に通過
    させながら、その全長に亘って所望の捻回を順次印加し
    つつ低捻回強度部分の検出を行う光ファイバ心線の捻回
    強度スクリーニング装置において、前記光ファイバ心線
    の途中の部分を外周に逐次巻き付けて引き取りつつ通過
    させるキャプスタンロールと、前記キャプスタンロール
    が回転自在となるようにしてその外周に接近して嵌合さ
    れて固定系に固定されていて前記キャプスタンロールの
    外周の前記光ファイバ心線に捻回を与える螺旋状固定ガ
    イドとを有することを特徴とする光ファイバ心線の捻回
    強度スクリーニング装置。
JP63090946A 1988-04-13 1988-04-13 光ファイバ心線の捻回強度スクリーニング装置 Expired - Fee Related JP2713418B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63090946A JP2713418B2 (ja) 1988-04-13 1988-04-13 光ファイバ心線の捻回強度スクリーニング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63090946A JP2713418B2 (ja) 1988-04-13 1988-04-13 光ファイバ心線の捻回強度スクリーニング装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01262508A JPH01262508A (ja) 1989-10-19
JP2713418B2 true JP2713418B2 (ja) 1998-02-16

Family

ID=14012632

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63090946A Expired - Fee Related JP2713418B2 (ja) 1988-04-13 1988-04-13 光ファイバ心線の捻回強度スクリーニング装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2713418B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01262508A (ja) 1989-10-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4446686A (en) Methods of and apparatus for controlling core-to-sheath length ratio in lightguide fiber cable and cable produced by the methods
US5087110A (en) Optical fiber cable and manufacture of optical fiber cable
JPH02296129A (ja) 光ファイバの螺旋屈曲耐性テスト方法および装置
US4552433A (en) Optical fibre cable manufacture
JPS61141412A (ja) 光ファイバーケーブル製造方法及びその製造装置
JP3365285B2 (ja) Szスロット型光ファイバケーブルの製造方法及び装置
JP3071532B2 (ja) 光学的ケーブルの製造法及び製造装置
CA1204594A (en) Process for obtaining an object with a chiralic structure resulting from drawing from a softened material source and device for performing this process
JPH02294604A (ja) 光ファイバテープ構造体および筒
JP2713418B2 (ja) 光ファイバ心線の捻回強度スクリーニング装置
JPH01242396A (ja) ゴンドラ用索条巻上装置
JPH10157924A (ja) 線条体の巻取装置
WO1997028479A1 (en) Apparatus and method for manufacturing fiber optic cable
JP2020193408A (ja) ワイヤロープ用心材,ワイヤロープおよびその製造方法
JPH0578007B2 (ja)
JPS631680A (ja) 光フアイバ供給用巻枠
JPH08313770A (ja) 光ユニットおよび光ユニットの製造方法
SU935156A1 (ru) Станок дл очистки и намотки проволоки
JPH01245129A (ja) 光ファイバ心線の捻回強度スクリーニング装置
JPS6273216A (ja) 光フアイバケ−ブルおよび製造方法
KR100322464B1 (ko) 에스젯슬롯형광파이버케이블의제조방법
JPS61170708A (ja) 光フアイバケ−ブル引取り装置
JPH09233775A (ja) モータ回転子の製造装置
JPS60177312A (ja) 光フアイバケ−ブルの製造方法
US5628473A (en) Methods of and apparatus for applying strands to a support

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees