JP2711136B2 - 火葬炉 - Google Patents

火葬炉

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JP2711136B2
JP2711136B2 JP13400089A JP13400089A JP2711136B2 JP 2711136 B2 JP2711136 B2 JP 2711136B2 JP 13400089 A JP13400089 A JP 13400089A JP 13400089 A JP13400089 A JP 13400089A JP 2711136 B2 JP2711136 B2 JP 2711136B2
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幸司朗 宮本
喜平 堀川
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株式会社宮本工業所
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、主燃焼室と再燃焼室とを備え、台車上に主
バーナーの火炎を噴射する火葬炉に関する。
〔従来の技術〕
主燃焼室と再燃焼室とを備えた従来の火葬炉は、前口
より柩を台車に載せたまま主燃焼室内に挿入し、後壁に
設けた主バーナーの噴射火炎によって火葬し、主燃焼室
に発生した未燃焼ガスを、主燃焼室の前壁寄りに開口し
た煙道を通じて再燃焼室へ送り、ここで再燃して煙突よ
り排出するようになっている。また他の形式として、昭
和6年実用新案出願公告第15340号公報、実公昭33−194
72号公報、実開昭54−66482号公報などに開示してある
が、主燃焼室よりガスを排出する煙道を、炉の後壁寄り
に設けたものが知られている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述の何れの形式の炉であっても、火葬を始めた当
初、柩の木製部分における火炎の直接当る部分は完全燃
焼に近い程度に燃焼するが、他の部分がその燃焼熱によ
って多くの黒煙を出す状態に燃え出し、その未燃焼ガス
が再燃焼室で燃焼されるが、未燃焼ガスの発生量が再燃
焼室での処理容量より夥しく、未処理のまま排出される
欠点がある。しかも、前記各公報に記載の火葬炉はロス
トル式のもので、ロストルの下方に設けた収骨皿上にも
燃焼熱が直接当たるように工夫したもので、燃焼ガスの
滞炉時間が長く燃焼効率上有利であるが、熱が柩の表裏
両面に当たるため、火葬の当所に発生する黒煙の量が更
に多くなることから、主燃焼室の後壁に煙道を設ける形
式のものを採用することが出来ない現状であった。
本発明は以上の問題から、主燃焼室の後壁に煙道を設
ける形式の炉の有利さを利用し、しかも黒煙の発生量を
減少することが出来る火葬炉を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明による解決手段は、主燃焼室と再燃焼室とを備
える火葬炉で、しかも台車式の炉を対象とするもので、
主燃焼室の主バーナーを設けた後壁寄りに再燃焼室へ通
じる煙道を設け、防火扉を設けた前壁の上部に後壁に向
かう空気噴出口を備えるものである。
また他の解決手段として、主燃焼室の主バーナーを設
けた後壁寄りに際燃焼室へ通じる煙道を設け、該煙道の
主燃焼室側に開口する開放口が主バーナーの設置高さ位
置に近接するように、主燃焼室の上壁より垂下する垂壁
を設ける。
〔作用〕
火葬炉に使用する主バーナーは周知のように、火炎を
長短に調節できるもので、火葬する際、柩を主バーナー
寄りの端から順次他端へと燃やすことが出来、しかも空
気噴出口より噴射する空気流が後方の煙道に向かってい
ることから、発生したガスが煙道へ導かれ、その熱が柩
の未燃焼部分に影響を与えないため、黒煙の発生量を些
少に制御される。更に発生した未燃焼ガスに噴射する空
気が混入し燃焼を促進するものである。
また前記垂壁を設けた炉であると、主燃焼室内に発生
した黒煙ガスが上昇し、煙道の負圧によりガスが煙道へ
と導かれ、その際ガスは垂壁によって下方へ流動し、下
方へ流動されたガスが主バーナーより発する火炎に接触
する作用が得られるため、その接触作用によってガスが
燃焼され、再燃焼室での燃焼負担を大きく軽減すること
ができる。
〔実 施 例〕
本発明による火葬炉を具体的に説明すると、図面に示
しているように、前ホール1と作業場2とを化粧扉3で
仕切り、作業場2内に安置室4に連続して火葬炉を設置
してあって、火葬炉は下に主燃焼室5を備え、上に再燃
焼室6を有するもので、柩を載せた台車7を前ホール1
より安置室4へレール8に沿って挿入し、安置室4より
移送装置9によって台車7を主燃焼室5内へ導入するよ
うになっている。
主燃焼室5の前壁10に上下する防火扉11で開閉される
入口12を有し、後壁13に主バーナー14が設けてあり、後
壁13の主バーナー14取付け部より下部に、台車7の先端
部が挿入するポケット部15を設けている。更に、炉の上
壁より後壁13に近接して垂壁16を柩に接触しない程度、
即ち主バーナー14の取付け高さ位置に近接する状態にま
で垂設し、この垂壁16の下端と後壁13間を開放し、主燃
焼室5から再燃焼室6内へ通じる煙道17を設けている。
尚垂壁16内に空気を流動するパイプ18が挿通してある。
一方前壁10の入口12より上部に複数の空気噴出口19を、
空気が後壁13に向かって噴射するように設けている。ま
た再燃焼室6の後壁に副バーナー20を有し、天井壁の前
側に煙突(図示省略)に通じる排出口21が開けてある。
前記主副両バーナー14,20に、ブロアーによって強制
的に空気を供給する空気導入パイプ22,23と燃料導入パ
イプ24,25を、それぞれコントローラー26,27を介して連
結し、更に垂壁16内のパイプ18を迂回して空気噴出口19
へ空気を挿入する同じく空気導入パイプ28をタイマー29
と弁開閉装置30を介して連結している。尚、第1図にお
いて空気導入パイプ28に示す矢印aは垂壁16内のパイプ
18の入口へ、また矢印bはパイプ18の出口から空気噴出
口19へ誘導するものである。
上記構造であるから、火葬する場合には、空気噴出口
19より空気を噴射した状態において、主副両バーナー1
4,20を点火し、当初短い火炎で柩の先端部(主バーナー
寄り側を指す)よりを燃やし、順次他端へと進み、柩の
木質を燃やした後に、空気噴出口19よりの空気の噴射量
を制御して本火葬を行うものである。
〔発明の効果〕
本発明による火葬炉は、主燃焼室の後壁寄りに煙道を
設け、前壁上部に空気噴出口を設けたものであるから、
柩を燃やす際に、バーナーで柩を一端より他端へ順次燃
やすことが出来るようになり、しかも順次燃やす際に、
燃焼熱が柩の未燃焼部分に至らないので、黒煙を発する
ことが殆どなく完全燃焼に近い状態に燃やされるもので
ある。しかも発生した未燃焼ガスに空気が混入すること
から、燃焼が更に促進され、再燃焼室での処理負担を軽
減して省エネルギー化を計ることが可能となる。
また、垂壁を設けて煙道への口を主バーナーに近接し
たものであれば、火葬時に発生したガスが即座に再燃焼
室へ流動するものではなく、主燃焼室内の上部に滞留
し、その間にもガスが燃焼され、しかも、煙道へ流入す
る前に主バーナの火炎と接触するため、ここでも未燃焼
ガスが燃焼するため、主燃焼室内で完全燃焼に近い状態
にまで燃焼されるようになり、再燃焼室での燃焼負担を
大きく軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による火葬炉を示す断面図、第2図は炉
内より前側を見た断面図、第3図は炉内より後側を見た
断面図である。 5……主燃焼室、6……再燃焼室、7……台車、10……
前壁、11……防火扉 12……入口、13……後壁、14……主バーナー、16……垂
壁、17……煙道 19……空気噴出口、20……副バーナー

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】台車(7)を納めて火葬する主燃焼室
    (5)と主燃焼室(5)で発生したガスを燃焼する再燃
    焼室(6)とを備える火葬炉において、主燃焼室(5)
    の主バーナー(14)を設けた後壁(13)寄りに再燃焼室
    (6)へ通じる煙道(17)を設け、防火扉(11)を設け
    た前壁(10)の上部に後壁(13)に向かう空気噴出口
    (19)を備えていることを特徴とする火葬炉。
  2. 【請求項2】台車(7)を納めて火葬する主燃焼室
    (5)と主燃焼室(5)で発生したガスを燃焼する再燃
    焼室(6)とを備える火葬炉において、主燃焼室(5)
    の主バーナー(14)を設けた後壁(13)寄りに再燃焼室
    (6)へ通じる煙道(17)を設け、該煙道(17)の主燃
    焼室(5)側の開放口が主バーナー(14)の取付け高さ
    位置に近接するのに充分な垂壁(16)を主燃焼室(5)
    の上壁より垂設していることを特徴とする火葬炉。
JP13400089A 1989-05-26 1989-05-26 火葬炉 Expired - Lifetime JP2711136B2 (ja)

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JPH031006A JPH031006A (ja) 1991-01-07
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