JP2710470B2 - 突然変異菌株の検出法 - Google Patents

突然変異菌株の検出法

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JP2710470B2
JP2710470B2 JP2419287A JP41928790A JP2710470B2 JP 2710470 B2 JP2710470 B2 JP 2710470B2 JP 2419287 A JP2419287 A JP 2419287A JP 41928790 A JP41928790 A JP 41928790A JP 2710470 B2 JP2710470 B2 JP 2710470B2
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C07K14/8121Serpins
    • C07K14/8132Plasminogen activator inhibitors

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は実質的に親株以上に高レ
ベルで外来タンパク質を発現する真菌類の菌株(例え
ば、(Saccharomyces cerevisi
ae)の開発に関する。
【0002】
【従来の技術】改良された性質、例えば生育特性または
外来ポリペプチドの発現レベルをもつ酵母の菌株を調製
することが知られている。以前の方法では酵素アッセイ
または電気泳動ゲルにのせた抗体を使用した。例えばE
P−A−201 208は乳凝固アッセイを用いたS.
cerevisiaeの過剰分泌変異株を検出するスク
リーニング法を明らかにしており、ここではプロキモシ
ンが推定される過剰分泌変異株により発現され、分泌さ
れる。本発明は外来ポリペプチドの発現(および、好ま
しくは分泌)のレベルをもつ有用な変異株を同定する改
良法を供給する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明のある解釈は、
外来ポリペプチドを発現することができる真菌のコロニ
一中での外来ポリペプチドの生産の相対的レベルを決定
する方法を提供し、この方法は固体培地に真菌細胞を植
えること、外来ポリペプチドに選択的に結合する手段を
応用すること、およびその結果できた複合体を視覚化す
ることからなる。
【0004】「固体」培地は、酵母菌株を固定化するた
めに十分な固体の培地を意味し、それにより産物が視覚
化され、与えられた菌株のコロニーの特性であるとされ
る。液体培地が使用された場合、そのような属性は可能
ではない。適当な栄養を添加された寒天のようなゲルが
通常便利であろう。
【0005】噴霧または針金を用いた塗布のような一般
に「プレートアウト」と呼ばれる適当な方法により、細
胞は培地上に植えられる。
【0006】新規の真菌の菌株の選択は、外来タンパク
質、例えばヒトアルブミン(HA)の生産を含む。非常
に多くの個々の真菌コロニーを、高められたレベルの外
来タンパク質を生産する能力でスクリーニングすること
ができる方法が発見された。
【0007】
【課題を解決するための手段】酵母によりポリペプチド
が分泌されると、細胞を溶解することなしに生産のレベ
ルを検出することができる。高レベルの生産は、細胞内
でポリペプチドを分泌する正常の能力と共役した高レベ
ルの発現、またはポリペプチドを分泌する強化された能
力に共役した正常レベルの発現、または両方の点で上昇
した能力を示す。ポリペプチドが分泌されないと、細胞
は(外側の薬剤の作用により、または酵母の生育の自然
の成りゆきとして)溶解される。この場合における高レ
ベルの生産は、高レベルの発現を示している。常に真実
であると予測することはできないが、適当な分泌リーダ
ーシグナルが準備されると、ポリペプチドの良好な発現
はまた、しばしば反対に良好な分泌となることを発見し
た。確かに、ポリペプチドを発現および/または分泌す
るための酵母の増加した能力は、ポリペプチド自身に依
存するとは思われない。
【0008】「ヒトアルブミン(HA)」という用語
は、ここではヒト血清アルブミン(HSA)と区別でき
ない物質、または変種あるいはその断片、例えばたった
1個またはいくつかのアミノ酸残基が失われた、あるい
は保存された置換の原因となる形態、またはEP−A−
322 094に示されたHSA類似体のような物質を
示すために用いられる。一般にHAの変種または断片
は、重量比で、少なくとも50%(好ましくは、少なく
とも80、90または95%)のHAリガンド結合活性
(例えば、ビリルビン結合)および少なくとも50%
(好ましくは、80、90または95%)のHA腫瘍活
性をもつ。
【0009】HAを発現し、分泌する能力をもつ真菌の
菌株の遺伝物質は、標準的な手法の範囲のどれかにより
修飾される。これらは電磁放射線、好ましくは紫外部
(UV)での露光、または化学変異原物質、例えば1,
2,7,8−ジエポキシオクタン、エチルメタンスルホ
ン酸(EMS)、N−メチル−N−ニトロソーN−ニト
ロソグアニジン(NTG)および4−ニトロ−キノリン
−N−オキサイド(NQO)での処理を含み、これらの
処理は宿主に含まれるDNA配列を修飾する。これらの
変異のいくつかは致死的変異あるいはHAの発現および
/または分泌をなくす変異である。いくつかの変異はH
Aの発現および分泌を高める能力をもつ。これらの有利
な変異をもつクローンは、ヒトアルブミン(HA)抗体
を含む固体栄養培地上に細胞がひろげられた場合、個々
の細胞が互いに分離するような方法で、検出され、単離
されるべきである。30℃で72から96時間培養され
ると、単離コロニーが栄養培地上に観察される。理想的
には、それぞれのコロニーは単一の細胞から生じる。H
Aを発現し、分泌する能力をもつコロニーはコロニーの
周辺に現われる不透明なハロにより検出される。この形
態は分泌されたHAと抗HA抗体との相互作用による。
ハロの大きさはコロニーにより分泌されるHAの量に比
例して変化する。
【0010】HAコーディング領域は好ましくは、プロ
モーター配列、プロモーターの転写支配下にあるHAを
コードするDNA配列および真核生物の転写終了シグナ
ルを含むDNA配列からなるハイブリッドプラスミドの
中に含まれる。ハイブリッドプラスミドはまた好ましく
は、例えばプラスミドで形質転換された細胞の増殖にお
いて他の機能を果たす付加的なDNA配列を含む。EP
−A−286 424の「非組み込み」ベクターは、用
いられているハイブリッドプラスミドの例である。
【0011】例えば参考文献にあげられているChar
dの「ラジオイムノアッセイと関連技術慨説」(Els
evier 1982)に明らかにされているような既
知の方法で抗体は生産され、標識される。抗体はポリク
ローンまたは単クローンである。
【0012】特に外来ポリペプチドがHAでないとする
と、抗体とは別の手段によりポリペプチドを視覚化する
ことができる。例えば、既知の方法で標識または印を付
けられたポリペプチドは補因子または補欠分子族(例え
ば、ビチオン、ヘムFe3+、NADまたはFAD)あ
るいは細胞表層レセプターのようなある天然のリガンド
に対して高い親和性をもつ。
【0013】選択遺伝子マーカーは、マーカーの表現型
の発現のために、形質転換体の選択を容易にする遺伝子
である。真菌の適当なマーカーは特に、抗生物質耐性を
発現するもの、または栄養要求変異株の酵母の場合のよ
うに、宿主の欠失を補う遺伝子である。相当する遺伝子
は、例えば抗生物質のシクロヘキシミド耐性を与え、ま
たは栄養要求変異酵母、例えばURA1、URA3、L
EU2、HIS4、HIS3、TRP5およびTRP1
遺伝子に原栄養株を供給する。
【0014】HA分泌のための適当なプロモーターは、
ホスフォグリセレートキナーゼ(PGK1)遺伝子、G
AL1およびGAL10遺伝子、CYC1、酸性ホスフ
ァターゼ(PH05)、ADH1、ADH2、MFα−
1フェロモン、GB−A−2196 635のプロモー
ターおよびGUT2(グリセロール−3−ホスフェート
デヒドロゲナーゼ、英国特許公示8923521.2、
SpragueとCronan(1977)、J.Ba
ct.129,1335−1342)に付随したプロモ
ーターである。好ましいプロモーターはPRB1遺伝子
のものである。
【0015】Saccharomyces cerev
isiaeの液胞エンドプロテアーゼBの構造遺伝子で
あるPRB1は、Moehleら((1987)Gon
etics 115、255−263)によりMK4お
よびFP8と呼ばれる2個のprb1を補うプラスミド
を用いて単離された。酵母Saccharomyces
cerevisiaeが振盪フラスコ培養で、グルコ
ース中で生育されると、プロテアーゼB活性は、細胞が
グルコースを代謝し、生育の間に蓄積したエタノールを
使うまで、殆ど全く検出されない(Saheki,
T.とHolzer,H.(1975)、Bioche
m.Biophys.Acta 384、203−21
4;Jonesら、(1986)、UCLA Sym
p.Mol.Cell Biol.New Ser.3
3、505−518)。これはグルコースが排出され、
培養がジオーキシックプラトーに入るまで、mRNAの
蓄積を抑制する転写のコントロール機構の結果であると
信じられている(Moehleら(1987)、Gen
etics 115,255−263)。プロテアーゼ
B(prb1)欠損変異株を用いた研究は、ネガティ
ブの細胞が窒素および炭素源の飢餓状態にされたときに
生じるタンパク質分解におけるプロテアーゼBを含む
(Wolf,D.とEhmann,C.(1979)、
Eur.J.Biochem.98,375−384;
Zubenko,G.とJones,E.(198
1)、Genetics 97,45−64)。
【0016】PRB1遺伝子のDNA配列は150bp
のPRB1プロモーターとして報告された(Moehl
eら(1987(Mol.Cell.Biol.7,4
390−4399)。より広範囲のPRB1プロモータ
ーのDNA配列はまた、ジーンバンクデータベースの受
け入れ番号M18097、ローカスYSCPRBlに入
ることで入手できる。
【0017】PRB1プロモーター全体が、または容易
に決定されるように、その小部分が用いられる。例え
ば、開始コドンから上流のSnaBI部位までのおよそ
1kbP配列が効果的である。
【0018】適当なプロモーターが外来コーディング配
列がプロモーターの下流に位置し、翻訳開始コドンに関
して正しい読みとり枠であるような制限酵素部位に隣接
してクローニングベクターまたは発現ベクター上に置か
れる。開始コドンはベクター上に(例えば、プロモータ
ーのすぐ3′側)準備され、または外来コーディング配
列の5′端に挿入される。望むならば、本発明のプロモ
ーターと開始コドンの間にリンカーが準備される。好ま
しくは、DNA構築物は、クローニングベクター中で構
築物の挿入とクローニングをさせるような合成オリゴヌ
クレオチドリンカーをもつ両端で準備される。プロモー
ター、DNAコーデイング配列および真菌の転写終了シ
グナルは、操作しやすく互いにつながっている。即ち、
それらはそれらの正常な機能が保持されるように並列さ
れる。それ故、その配列は、発現コントロール配列が適
当なコーティング配列の発現をもたらし、および転写終
了シグナルが適当な転写の終了およびポリアデニレーシ
ョンをもたらすようなものである。これらの配列のつな
ぎ目は、好ましくはエンドヌクレアーゼの認識配列をも
つ合成オリゴヌクレオチドリンカーによりもたらされ
る。
【0019】適当なプロモーター、DNA断片が前記プ
ロモーターの転写コントロール下にある目的のポリペプ
チドをコードするDNA配列および真核生物の転写終了
シグナルからなる1個または複数のDNA挿入をもつハ
イブリッドベクターが用いられる。
【0020】発現コントロール配列とは別に、上記DN
A断片および転写終了シグナルを含む配列が、プロモー
ターの機能にとって必須ではない、または殆ど重要では
ないが、即ち目的のポリペプチドの発現にとっては、例
えば前記ハイブリッドプラスミドを用いて形質転換され
た細胞の増殖に、重要な機能をはたす付加的なDNA配
列を含むハイブリッドプラスミドもまた用いられる。付
加的なDNA配列は原核および/または真核細胞に由来
し、染色体および/または染色体外DNA配列を含む。
例えば、付加的なDNA配列は細菌のまたは真核生物の
プラスミドDNA、ウイルスDNAおよび/または最
近、酵母または高等真核生物の染色体DNAのような染
色体DNAに由来する(または、を含む)。好ましいハ
イブリッドプラスミドは、細菌のプラスミド、特に大腸
菌プラスミドpBR322またはその関連プラスミド、
バクテリオファージ、酵母2μプラスミドおよび/また
は酵母染色体DNAに由来する付加的なDNA配列を含
む。
【0021】好ましいハイブリッドプラスミドでは、付
加的なDNA配列は酵母の複製開始点および酵母の選択
遺伝マーカーをもつ。酵母の複製開始点、例えば自動複
製断片(ars)を含むハイブリッドプラスミドは、染
色体とは別に酵母細胞内で、形質転換後保持され、自動
的に体細胞分裂時に複製される。酵母2μプラスミドに
相同な配列を含むハイブリッドプラスミドが同様に用い
られる。これらのハイブリッドプラスミドは、細胞内に
既に存在する2μプラスミドへ組換えにより組み込ま
れ、あるいは自動的に複製する。EP−A−251 7
44の組込ベクターまたはEP−A−286 424の
「非組み込み」ベクターが用いられる。
【0022】都合の良いことに、ハイブリッドプラスミ
ドに存在する付加的なDNA配列もまた複製開始点およ
び細菌宿主、特に大腸菌に対しての選択遺伝マーカーを
含む。酵母のハイブリッドプラスミドにおいて、大腸菌
複製開始点および大腸菌マーカーの存在に伴う役にたつ
性質がある。第一に、多量のハイブリッドプラスミドD
NAが大腸菌の生育および増幅により得られ、第二に、
ハイブリッドプラスミドの構築は、大腸菌に基づく全て
のクローニング技術を利用して、大腸菌で容易に行われ
る。PBR322などのような大腸菌プラスミドは、大
腸菌複製開始点および抗生物質、例えばテトラサイクリ
ンおよびアンピシリンに耐性を与える大腸菌の遺伝マー
カーの両者を含み、酵母のハイブリッドベクターの一部
として都合良く用いられる。
【0023】ハイブリッドベクターは、それぞれとりわ
け発現コントロール配列および目的タンパク質を暗号化
するDNA配列からなる1個または複数のDNA挿入を
含む。ハイブリッドベクターが複数のDNA挿入、例え
ば2から4個のDNA挿入を含むとすると、これらは直
列に配列して、またはハイブリッドベクターの異なる位
置に存在する。好ましいハイブリッドベクターは、1個
のDNA挿入または直列配列のDNA挿入を含む。DN
A挿入は特に前から後ろへ配置される。
【0024】ハイブリッドプラスミドは技術的に知られ
た方法により調製される。ハイブリッドベクターの調製
過程は、本発明のプロモーターを含む1個または複数の
DNA構築物、DNA断片が前記の発現コントロール配
列の転写コントロール下にある目的のポリペプチドをコ
ードするDNA配列からなるDNA断片および真菌の転
写終了シグナルを含むDNA配列を導入する、または前
記DNA構築物の成分を連続的に先に決定した順序でベ
クターDNAに導入することからなる。
【0025】ハイブリッドプラスミドの構築は、従来の
連結法を応用して実施される。プラスミドの構成物は、
通常の制限酵素部位により、および/または合成リンカ
ー分子の手段により、および/または平滑末端連結によ
り連結される。
【0026】本発明の方法に有効な真菌細胞は、Pic
hia、Saccharomyces、Kluyver
omyces、Candida、Torulopsi
s、Hansenula、Schizosacchar
omyces、Citeromyces、Pachys
olen、Debaromyces、Metschun
ikowia、Rhodosporidium、Leu
cosporidium、Botryoascus、S
poridiobolus、Endomycopsis
などの属を含む。好ましい属は、これらの酵母のDNA
を操作する能力が、現在のところ上述の他の属よりも高
度に開発されているために、Pichia、Sacch
aromyces、Kluyveromyces、Ya
rrowiaおよびHansenulaからなるグルー
プから選択される。Saccharomycesの例
は、Saccharomyces Cerevisia
e、Saccharomyces italicusお
よびSaccharomyces rouxiiであ
る。Kluyveromycesの例は、Kluyve
romyces fragilisおよびKluyve
romyces lactisである。Hansenu
laの例は、Hansenula Polymorph
a、Hansenula anomalaおよびHan
senula capsulataである。Yarro
wia lipolyticaは適当なYarrowi
a種の例である。Aspergillus niger
は繊維状真菌の例である。
【0027】Pichia、Saccharomyce
s、Kluyveromyces、Yarrowiaお
よびHansenula属の真菌細胞が細胞壁の酵素消
化によりスフェロプラストをつくることにより形質転換
されることが示された;スフェロプラストは形質転換D
NAと混合され、カルシウムイオンおよびポリエチレン
グリコール存在下でインキュベートされた後、形質転換
されたスフェロプラストは再生培地で再生される。
【0028】S.cerevisiaeの形質転換の方
法は、ここで参考文献として全てあげられている、EP
251 744、EP 258 067およびWO
90/01063の中で、一般的に教えられる。ハイブ
リッドベクターを用いた酵母の形質転換は、Hinne
nらにより述べられた方法(Proc.Natl.Ac
ad.Sci.USA 75,1929(1978)に
従って実施される。この方法は3段階に分けられる:
【0029】(1)カタツムリの消化管のジュースのよ
うなグルコシダーゼの各種標品(例えば、グルスラーゼ
またはヘリカーゼ)または微生物から得られる酵素
の混合物(例えば、ザイモリアーゼ)を浸透圧を安定
させる溶液(例えば、1Mソルビトール)中で用いた酵
母細胞壁またはその部分の除去。
【0030】(2)PEG(ポリエチレングリコール)
およびCa2+存在下でのDNAベクターを用いた「裸
の」酵母細胞の処理。
【0031】(3)寒天の固層での細胞壁の再生および
形質転換細胞の選択。この再生は、都合の良いことに
は、寒天中にスフェロプラストを埋め込むことにより行
われる。例えば、融解した寒天(約50℃)がスフェロ
プラストと混合される。酵母の生育温度(約30℃)ま
で溶液を冷却することにより固層が得られる。この寒天
層はスフェロプラストからの必須の巨大分子の急速な拡
散および損失を妨げるためであり、それにより細胞壁の
再生が容易になる。しかし、細胞壁の再生はまた、(低
効率ではあるが)スフェロプラストを予め形成しておい
た寒天層の表面にプレートすることにより得られる。
【0032】好ましくは、再生寒天は形質転換細胞の再
生および選択が同時になされるような方法で調製され
る。アミノ酸生合成径路の酵素をコードする酵母の遺伝
子は、一般に選択マーカーとして用いられるので(−s
upra)、再生は好ましくは酵母の最少寒天培地で行
われる。非常に高い効率の再生が必要とされるならば、
次の2段階の方法が有利である:(1)栄養豊富な合成
培地での細胞壁の再生、および(2)細胞層の選択寒天
培地へのレプリカプレートによる形質転換紬胞の選択。
【0033】DNAベクターが真核生物宿主細胞を形質
転換するために用いられる直鎖状DNAベクターである
場合、形質転換は好ましくは酵母の選択マーカーを含む
第2のベクターの存在下で行われる。このコトランスフ
ォーメーションは、直接的に選択されないDNAを取り
込む宿主細胞を豊富にさせる。コンピテント細胞がどの
ような型のDNAも取り込むので、選択ベクターで形質
転換された細胞の高パーセンテージのものもまた(上記
の直鎖状DNAベクターのような)付加的なDNAをも
つ。形質転換された宿主細胞は、目的のポリペプチドの
生産に関して、技術的に知られた方法を用いた突然変異
および選択により改良される。突然変異は、例えばUV
照射または適当な化学試薬によりもたらされる。プロテ
アーゼAおよびBを欠損した菌株が特に好ましい;その
ような菌株は一般に入手可能である。
【0034】転写終了シグナルは転写終了およびポリア
デニレーションの適当なシグナルを含む真核生物遺伝子
の3′隣接配列である。適当な3′隣接配列は、例えば
発現コントロール配列に天然に連結した遺伝子のものが
ある。代わりになるものとして、それらは異なるもので
ある。好ましくは、終了シグナルはSaccharom
yces Cerevisia ADH1遺伝子のもの
である。
【0035】本発明の第二の性状は、外来ポリペプチド
を発現、分泌できる真菌の菌株を得る過程を供給する。
この過程は(1)変異株を作成するために、真菌細胞を
変異原物質にさらすこと、(2)請求項1から6までの
いずれかに従った方法により、外来ペプチドの分泌の相
対的レベルを決定すること、および(3)前記真菌細胞
以上のレベルの発現での目的レベルの外来ポリペプチド
を発現する菌株を分離することからなる。
【0036】本発明の第三点は改良された真菌の菌株を
発酵させ、それにより発現されるペプチドを得る過程を
供給する。(用語はオリゴペプチドおよびポリペプチド
を含む)ペプチドは菌株選択段階で発現されるポリペプ
チドと同一または異なる。異なる場合、明らかに適当な
発現手段(適当なプロモーターおよびコーディング領域
等)が良く知られているように存在する。通常、元来の
ポリペプチドの発現手段が、新規の発現手段の前、間、
または後に除去される。
【0037】外来ペプチドは、フィブロネクチンまたは
その部分(例えば、EP 207751に述べられてい
るコラーゲンまたはフィブリン結合部分)、ウロキナー
ゼ、ブロウロキナーゼ、CD4の1から368の部分
(D.Smithら、(1987)Science 3
28、1704−1707)、血小板由来生長因子(C
ollinsら、(1985)Nature 316、
748−750)、形質転換生長因子β(Derync
kら、(1985)Nature 316、701−7
05)、Von Willebrand因子の1から2
72の部分(Bonthamら、Nucl.Acids
Res.145 7125−7127)、フィブロネ
クチンのカテプシンD断片(585−1578)、α
−アンチトリプシン、プラスミノーゲンアクチベーター
阻害剤、第VIII因子、α−グロビン、β−グロビ
ン、ミオグロビン、神経生長因子LACI(リポタンパ
ク質付随凝固阻害剤)、ラクトフェリンまたは血小板由
来内皮細胞生長因子(PDECGF)またはこれらのい
ずれかの保存性の変種である。ポリペプチドはまた、H
SAまたはそのN末端部分の融合および上記のようなそ
の他のポリペプチドである。
【0038】ペプチドは好ましくは最初は、分泌リーダ
ー配列をもった融合体として発現される。これは例え
ば、天然のHAリーダー、Saccharomyces
cerevisia MFα−1のリーダー、Klu
yveromyces lactisのキラー毒素のリ
ーダー、天然HAリーダーおよびMFα−リーダー配列
の融合、またはKluyveromyces lact
isのキラーリーダーおよびMFα−1リーダー配列の
融合である。それ故、少なくとも酵母では、リーダーは
次のリーダー配列のいずれかである:
【0039】
【表1】 または、
【0040】
【表2】 またはWO 90/01063に述べられているように
どちら下の配列の保存的な修飾された変種。
【0041】形質転換真菌の発酵および目的ペプチド産
物の分離は、例えば「酵母のバイオテクノロジー」
(D.R.Berry, I.Russel & G.
G.Stewart編、Allen & Unwin)
に述べられている既知の手段により実施される。
【0042】S.cerevisia、Schizos
accharomyces pombeまたはKluy
veromyces lactisのような他の酵母、
またはAspergillus SPP.のような他の
真菌を用いた発明および新規プロモーターの変異の検出
方法が用いられる。
【0043】発明の好ましい点は例および次の図に述べ
られている:
【0044】図1から7は、pAYE333、pAYE
334、pAYE328、pAYE335、pAYE3
09、pSAC35およびpAYE316のそれぞれの
プラスミド地図である。
【0045】図8は2菌株、DB1 pAYE316お
よびDS65 pAYE316の振とうフラスコ培養で
観察されたHA mRNAの蓄積を述べたノーザンプロ
ットで、RNAはA)対数増殖期中期およびB)対数増
殖期後期の細胞から抽出された。
【0046】図9はプラスミドpDBP1、pDBP2
の構築を示す。
【0047】図10から14は、pDBP5、pDBP
6、pDBP7、pDBA1およびDBA2のそれぞれ
のプラスミド地図である。
【0048】標準的な組換えDNAの方法は、Mani
atisらにより述べられた「Molecular C
loning:A laboratory manua
l」(コールドスプリングハーバー研究所、コールドス
プリングハーバー、ニューヨーク)およびその第2版
(Sambrookら、1989)による。
【0049】
【実施例】例1:HA分泌プラスミドの調製
【0050】プロテアーゼBプロモーターを含有する
1.440kbp HindIII−EcoRI DN
Aフラグメント(SEQ1)を、M13バクテリオファ
ージmP18のポリリンカー中にクローン形成させ、
(Yanish−Perron等による(1985)G
eme33、103〜119)、プラスミドPAYE3
33を生じさせる(図1)。プラスミドpAYE333
を、SmaB1による部分的消化によって、線状にし、
次いで二重鎖オリゴヌクレオチドリンカー1を、このP
RB1プロモーター内のSnaB1部位で、連結反応に
よって挿入する。
【0051】
【表3】
【0052】これによって、プロテアーゼBプロモータ
ーの5′末端に、NotI制限部位が生じる。このプロ
モーター要素を、製造者用説明書に従い、特定部位の突
然変異誘発によって、(オリゴヌクレオチド直接インビ
トロ突然変異誘発システム−バージョン2、Amers
ham)、さらに修飾する。31−mer オリゴペプ
チド
【0053】
【表4】 による突然変異誘発は、ATG翻訳開始コドン:
【0054】
【表5】 に近い、HindIII制限部位を導入する。
【0055】プラスミドpAAH5(Goodey等に
よる、In Yeast Biotechnolog
y、401〜429頁(1987)、Berry,D.
R.,Russell,I.およびStewart,
G.G.編集、Aller and Unwin出版)
を、BamHIによる部分的消化によって線状にした。
その5′突出末端をT4 DNAポリメラーゼおよびd
NTPsでブラント末端形成させ、二重鎖オリゴヌクレ
オチド リンカー1と連結させた。ADHIターミネー
ターの3′末端で、BamHI部位がNotI制限部位
で置き換えられている組換えプラスミドpAYE334
(図2)を選択した。
【0056】プラスミドpAT153〔Twigg &
SherrattによるNature 283、21
6〜218頁(1980)〕を、EcoRI/BamH
Iで消化させ、その大きい方の3.36kbp DNA
フラグメントを精製した。5′突出末端は、T4 DN
AポリメラーゼおよびdNTPsでプラント末端形成
し、次いで二重鎖オリゴヌクレオチド リンカー1で再
び環形成し、プラスミドpAYE328(図3)を生成
させた。
【0057】0.8kbp NotI−HindIII
修飾プロテアーゼBプロモーター配列を、プラスミドp
AYE328に由来するpAT153上で、0.45k
bpHindIII−NotI ADHI転写ターミネ
ーターの上流に配置し、pAYE335(図4)を生成
させた。
【0058】プラスミドpAYE309(図5)は、H
indIII線状pAYE335(図4)と二重鎖オリ
ゴヌクレオチド リンカー2(その5′−3′鎖はSE
Q5を構成している)
【0059】
【表6】
【0060】とXhoI線状のmp19.7(EP−A
−201239)から遊離された1.9kbp HA
cDNAフラグメントとの間で、3種連結させ、SIヌ
クレアーゼでブラント末端形成し、次いでHindII
Iで消化させた。印を付けられているATGは、融合リ
ーダー分泌配列のためのオープンリーデング フレーム
の開始点を示している。
【0061】プラスミドpAYE309で作り出された
3.2kbP NotI制限フラグメントを次いで、ユ
ニークなNotI制限部位を含有する、適当な酵母菌複
製性ベクター(たとえば、pSAC35、図6)に転移
し、プラスミドpAYE316を作り出した(図7)。
【0062】プラスミドpSAC35は、Chiner
yおよびHinchliffeにより記載された(Cu
rr.Genet.16、21〜25頁(1989)お
よびEP286424)、pSAC3の誘導体である。
LEU2選択性マーカーは、pSAC3のSnaBI部
位に挿入された、YEp13〔Broach,J.R.
等によるCell 16、827〜839頁(197
9)〕からの、1.95kbp SalI−HpaIフ
ラグメントである。LEU2遺伝子は、ユニークなTt
hlll I部位を有する。この酵素による消化の後
に、5′突出部位は、T4 DNAポリメラーゼIで処
理することによって満される。NotI認識部位の挿入
によるpSAC35の生成は、このブラント末端線状D
NAを二重鎖オリゴヌクレオチド リンカー1と連結す
ることによって達成される。
【0063】プラスミドpAYE316を、Hinne
r等によりP.N.A.S.75、1929頁(197
8)に記載された方法によって、サッカロマイセス セ
レビシアエ(Saccharomyces cerev
isiae)株DBl(MATa、1eu2、〔cir
°〕)中に導入した。形質転換体は、ロイシンを含有し
ていない最小培地で選択した(酵母窒素基剤、Difc
o)。形質転換体を、複合液状培地〔YEP 1%(W
/V)酵母エキス、2%(W/V)バクトペプトンおよ
び2%(W/V)ショ糖〕、あるいは規定液状培地
〔0.15%(W/V)のアミノ酸および硫酸アンモニ
ウムを含有していない酵母窒素基剤、0.5%(W/
V)硫酸アンモニウム、0.1Mクエン酸/NaHP
・12HO、pH6.5、2%(W/V)ショ
糖〕のどちらかを10ml含有する50mlフラスコ中
で、30℃、200rpmで、72時間、増殖させる
と、細胞を含有していない培養物上澄液中に、SDS−
ポリアクリルアミドゲル電気泳動によって、および(ま
たは)ロケット免疫ゲル電気泳動によって、HAを検出
することができた。
【0064】 例2:HSAを使用する超分泌性菌株の調製 DBI cir°(pAYE316)の突然変異株を、
当技術で既知の方法によって調製した。要約すると、D
BI cir°(pAYE316)を、規定培地におい
て、光学濃度OD6000.5〜1.0(中間対数増殖
期)まで増殖させた。この培養物20mlを、遠心処理
し、上澄液を捨て、細胞を、ショ糖を含有していない規
定培地20ml中に再懸濁した。この細胞を次いで、利
用できる多くの化学的突然変異誘発物質のうちの一種
で、10〜30%の生存率が得られるように処理した。
この突然変異した細胞を次いで、2.5%(V/V)ウ
サギ抗HA抗体(Cambio,Cambridge,
英国)を含有するYEP、2%ショ糖、1%(W/V)
アガロース板上に展延し、30℃で少なくとも72時間
インキュベートした。各培養板に適用した各細胞の数
を、1cm当りで1〜2個のコロニイが発現するよう
に調節した。コロニイの大きさが大きくなるに従い、コ
ロニイの周囲に、不透明な沈降素の輪が生じた。培地中
に、高められたレベルでHAを分泌するDBI cir
°(pAYE316)の突然変異株を、この沈降素の輪
の大きさの増加によって、直接に検出した。最大の輪を
生じるコロニイを同定し、規定培地寒天板上で継代培養
し、次いで上記の複合液状培地および規定液状培地でH
Aを分泌する、それらの能力に関して評価した。
【0065】超産生性の菌株を同定する場合には、この
プラスミドの株を固定し、次いでこの〔cir°〕突然
変異株をプラスミドpAYE316により、ロイシン原
栄養株に戻す再形質転換を行なうことによって、この突
然変異の場所(染色体対エピソーム)を確立した。この
突然変異がゲノム中に局限化されている場合には、この
再形質転換された菌株は、高められたレベルでHAを分
泌する能力を保有する。
【0066】発現する沈降素の輪は一般に、淡く、かつ
またぼんやりしている。従って、好ましくは、清明な培
地を使用する。従って、アガロースは寒天よりも好まし
い。固形培地(清明でない場合)の濃度およびそこに沈
着した細胞の密度は、最も明確な結果が得られるように
選択することができる。
【0067】異種ポリペプチドが分泌されない場合で
も、細胞を機械的に、化学的に、または酵素的に、慎重
に溶解させることによって、あるいは自己消化を生起さ
せることによって、検出することができる。
【0068】別の態様においては、細胞をアガロースま
たは他の適当な培地上で、平板培養し、次いで「Gel
bond」(Pharmacia、スウェーデン国)な
どの親水性プラステイック シート上で乾燥させる。こ
の方法は、低レベルの発現が得られる場合に特に有用で
ある。この抗体−HA複合体は次いで、たとえばCoo
massie Blueで染色して、青色輪が見られる
ように、可視化することができる。
【0069】超分泌性の菌株は、再度、突然変異させる
ことができる。突然変異を継続的に繰返すと、この菌株
の生産性は増大する。この方法で、一連の突然変異菌株
を発現させた(表1)。これらの突然変異の起源はいず
れも染色体にあった。DS37 cir°(pAYE3
16)は、元来、DBI cir°(pAYE316)
の超分泌性突然変異株であることが見い出された。しか
しながら、この結果は、上記の複合液状培地中で評価し
た場合に、この菌株がDBI cir°(pAYE31
6)よりも有意に高いレベルでは、HAを分泌しなかっ
たことを示している。
【0070】
【表7】
【0071】この突然変異の正確な遺伝子座は知られて
いない。しかしながら、2回の突然変異の表現型効果は
部分的に特徴付けされている。親菌株DBI cir°
(pAYE316)におけるHA mRNAの安定状態
レベルは、振盪フラスコ培養で増殖する間に見られるプ
ロテアーゼB mRNAのレベルに反映する〔Moeh
leによるGenetics 115、255〜263
頁(1987)〕。株DS65cir°(pAYE31
6)の増大した産生性をもたらす突然変異は明らかに、
対数増殖期間中のプロテアーゼB プロモーターからの
HA mRNAの本質的な発現を可能にする(図8)。
【0072】2回目の突然変異は明らかに、活性プロテ
アーゼAの合成を壊滅させる。この突然変異で最初に同
定された菌株、DS212pepcir°(pAYE
316)は、その親の菌株DS212 cir°(pA
YE316)と区別できないレベルでHAを分泌する。
【0073】例3:PAI−2の細胞内発現 ヒト単球様組織球リンパ腫セルラインU937(これ
は、ClontechLaboratories In
c.から得られる)の4−ホルボール−12−ミリステ
ート−13−アセテート刺激された細胞から単離され
た、mRNAから構築されたラムダgtll cDNA
ライブラリイを、プラスミノーゲン アクチベーター
インヒビター タイプ2(PAI−2)cDNA源とし
て使用した。このライブラリイを、PAI−2タンパク
質のN−末端(オリゴ1)およびC−末端(アミノ酸4
00−410)をそれぞれコードするDNA配列に相当
する放射能ラベルを付けたオリゴヌクレオチド プロー
ブを用いて、スクリーニングした。
【0074】
【表8】
【0075】
【表9】
【0076】推定上でポジティブのクローンから、完全
PAI−2コード領域を含有するものと見做される1個
のクローン(ラムダgtll−186)を選択した。こ
れは、このクローン(SEQ8)中の挿入DNAの配列
を分折し、次いでMl3mp19に移し、pDBP1を
形成することによって確認した(図9)。SEQ8にお
いては、位置42でATGがコード領域の開始を示し、
位置1287でTAAが停止コドンである。
【0077】発現ベクター中への挿入を容易にするため
に、制限酵素認識部位を、このPAI−2遺伝子の5′
末端および3′末端に作り出した。BglII部位は、
オリゴヌクレオチドプライマーを使用し、この遺伝子の
5′末端に作り出し、
【0078】
【表10】
【0079】下記に示すように、第二のコドンの第三の
位置で突然変異を生じさせた:
【0080】
【表11】 を、
【0081】
【表12】
【0082】に変えた(SEQ11は、示されているタ
ンパク質配列の開始点である)。AflII日部位は、
オリゴヌクレオチドプライマーを使用して生じさせ:
【0083】
【表13】
【0084】下記に示すように、最後のコドン(プロリ
ン)の三番目の位置と停止コドンの後の1番目の塩基
で、突然変異を生じさせた(SEQ15は示されている
C−末端領域によってコードされるペプチドである):
【0085】
【表14】 を、
【0086】
【表15】 に変える。
【0087】これらの2種のオリゴヌクレオチドを、一
重鎖pDBP1にアニーリングし、次いで製造者用説明
書に従って行なわれた、インビトロ突然変異誘発法(A
mersham plc)に使用した。この方法から誘
導され、正しい変化を有しているクローンを、pDBP
2と命名した(図9)。
【0088】酵母E.Coliシャトル ベクターpJ
DB207〔Beggs,J.D.によるMolecu
lar Genetics in Yeast,Alf
red Benzon Symposium 16、3
83〜395頁(1981)〕からの大型6.38kb
p HindIII−BamHIフラグメントを、E.
coli DNAポリメラーゼのKlenowフラグメ
ントで処理し、ブラント末端を作り出し、次いで二重鎖
オリゴヌクレオチドリンカー1と連結させ(例1)、プ
ラスミドpDBP5を生成させた(図10)。プラスミ
ドpAYE335(図4)からの1.25kbp No
tIプロテアーゼBプロモーター/ADHlターミネー
ターカセットを、プラスミドpDBP5の独特のNot
I部位中に導入し、pDBP6を生成させた(図1
1)。
【0089】ヒトPAI−2cDNAを、発現プラスミ
ドpDBP6中に挿入するために、2種の二重鎖オリゴ
ヌクレオチドリンカーを使用した。
【0090】
【表16】
【0091】
【表17】
【0092】リンカー3とリンカー4とを、pDBP2
(図9)からの1.34kbp BglII−AflI
I PAI−2 cDNAとともに、HindIII線
状pDBP6中に連結させ、プラスミドpDBP7(図
10)を生成させた。
【0093】S.セレビシアエ株DBl cir°およ
びDS569cir°によるpDBP7の安定性の維持
は、生の状態の2μプラスミド〔Futcher,A.
B.によるYeast 4、27〜40頁(198
8)〕上に存在するトランス作用機能が導入されるまで
得ることはできない。これは、DBl cir°および
DS569cir°をpSAC3〔Chinery,
S.A.およびHinchliffe,E.によるCu
rrent Gemetics 16、21〜25頁
(1989)〕およびpJDB207で、同時−形質転
換させ、次いでロイシンを含有していない最小培地上で
形質転換体に関して選択することによって、達成され
た。pJDB207プラスミドのDS569cir°
(pSAC3/pJDB207)およびDBlcir°
(pSAC3/pJDB207)を固定すると、元の菌
株のcir誘導体が効果的に得られる。
【0094】DBlcir°(pSAC3)およびDS
569cir°(pSAC3)を、プラスミドpDBP
7で、ロイシン原栄養株に、再−形質転換させ、次いで
形質転換体を、ロイシンを含有していない最小培地で選
択した。DS569cir°(pSAC3)、DS56
9cir°(pSAC3/pDBP7)、DBlcir
°(pSAC3)およびDBlcir°(pSAC3/
pDBP7)を、振盪フラスコ内の複合培地10ml
〔1%(W/V)酵母エキス、2%(W/V)バクトペ
プトンおよび2%(W/V)ショ糖〕中で、200rp
m、30℃において、72時間増殖させた。細胞を遠心
処理により採取し、溶解させ、次いで可溶性タンパク質
エキスを、SDS−ポリアクリルアミド ゲル電気泳動
によって分析した。PAI−2発現性プラスミドpDB
P7(図12)を含有する培養物中の可溶性タンパク質
エキス中にだけ、46KDの特別のタンパク質バンドが
見い出された。この特別のタンパク質バンドは、完全な
長さのヒトPAI−2に関する推定分子量のバンドであ
り、抗−PAI−2抗体との反応によるWestern
ブロット分折法によって、PAI−2としてのその正体
が証明された。培養上澄液中に、高められたレベルでヒ
ト アルブミンを分泌するということにもとづいて、初
めに選択された、DS569cir°株(pSAC3/
pDBP7)は、その先祖の菌株DBlcir°(pS
AC3/pDBP7)に比較して、少なくとも10倍高
いレベルで、ヒトPAI−2を蓄積する。
【0095】例4:αATの細胞内発現 Genbankデータベースに、受け入れ番号K013
96遺伝子座HUMAlATMで記載されている配列と
同一の配列を有する、ヒトα−アンチトリプシン c
DNAを、製造者用説明書に従い、ポリメラーゼ連鎖反
応(Polymerase Chaim Reacti
on=PCR)によって、増幅させた。
【0096】この配列をここで、SEQ19として再生
成させる。
【0097】2種の初めのPCRオリゴヌクレオチドの
DNA配列は下記のとおりであった
【0098】
【表18】
【0099】
【表19】
【0100】このα−アンチトリプシン配列の5′末
端および3′末端を両方ともに、増幅させると、下記の
とおりに修飾された:
【0101】
【表20】
【0102】
【表21】
【0103】コードされたアミノ酸領域はそれぞれ、S
EQ23およびSEQ25であると見做す。
【0104】
【表22】
【0105】
【表23】
【0106】(上記C末端領域は、SEQ27と見做
す)。これらの修飾は、23アミノ酸シグナル配列を除
き、そしてcDNAの3′末端に、HindIII制限
部位を導入する。
【0107】1.18kbp修飾cDNAを精製し、H
indIIIで消化させ、BamHIを挿入し、次いで
M13mp19〔Yanish−Perron等による
Gene33、103〜119頁(1985)〕のHi
ndIII−BamHI部位中にクローン形成させ、p
DBA1(図13)を生成させた。そのヒトα−アン
チトリプシンの完全性は、ジデオキシヌクレオチド配列
によって確認した。
【0108】このヒトα−アンチトリプシンcDNA
を酵母発現プラスミドpDBP6(図11)中に挿入す
るためには、二重鎖オリゴヌクレオチド リンカーを使
用した。
【0109】
【表24】
【0110】リンカー5を、1.18kbp BamH
I−HindIIIヒトα−アンチトリプシンcDN
AとともにHindIII線状pDBP6中に連結さ
せ、プラスミドpDBA2(図14)を生成させた。
【0111】DBlcir°(pSAC3)およびDS
569cir°(pSAC3)をプラスミドpDBA2
でロイシン原栄養株に形質転換させ、形質転換体を、ロ
イシンを含有していない最小培地で選択した。DBlc
ir°(pSAC3/pDBA2)およびDS569c
ir°(pSAC3/pDBA2)を、振盪フラスコ培
養で、複合培地10ml〔1%(W/V)酵母エキス、
2%(W/V)バクトペプトンおよび2%(W/V)シ
ョ糖〕中において、200rpm、30℃で72時間、
増殖させた。細胞を遠心処理によって採取し、溶解さ
せ、次いで可溶性タンパク質エキスを、SDS−ポリア
クリルアミド ゲル電気泳動によって分析した。
【0112】DS569cir°(pSAC3/pDB
A2)の可溶性タンパク質エキス中に、α−アンチト
リプシンの強いタンパク質バンドが見い出される。この
特別のバンドは、α−アンチトリプシンに関する推定
分子量のバンドに相当する。α−アンチトリプシンは
また、DBlcir°(pSAC3/pDBA2)の可
溶性タンパク質エキス中でも検出される。DS569c
ir°(pSAC3/DBA2)は、その先祖の菌株D
Blcir°(pSAC3/pDBA2)に比較して、
少なくとも10倍高いレベルで、α−アンチトリプシ
ンを蓄積する。
【0113】
【表25】
【0114】
【表26】
【0115】
【表27】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、例1に記載のプラスミドpAYE33
3を示す摸式図である。
【図2】図2は、例1に記載のプラスミドpAYE33
4を示す模式図である。
【図3】図3は、例1に記載のプラスミドpAYE33
8を示す模式図である。
【図4】図4は、例1に記載のプラスミドpAYE33
5を示す模式図である。
【図5】図5は、例1に記載のプラスミドpAYE30
9を示す模式図である。
【図6】図6は例1に記載のプラスミドpSAC35を
示す模式図である。
【図7】図7は、例1に記載のプラスミドpAYE31
6を示す模式図である。
【図8】図8は、例2に記載の、突然変異がプロテアー
ゼBプロモーターからのHAmRNAの本質的発現を可
能にすることを示すものである。
【図9】図9は、例3に記載のクローンλgt11−1
86の確認方法およびそこで形成されるpDBP1およ
びpDBP2を示す模式図である。
【図10】図10は、例3に記載のプラスミドpDBP
5を示す模式図である。
【図11】図11は、例3に記載のプラスミドpDBP
6を示す模式図である。
【図12】図12は、例3に記載のプラスミドpDBP
7を示す模式図である。
【図13】図13は、例4に記載のプラスミドpDBA
1を示す模式図である。
【図14】図14は、例4に記載のプラスミドpDBA
2を示す模式図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 グラハム ポール ベルフィールド イギリス国ノッテンガム,ビーストン, ロウアー ロード 46 (72)発明者 ダレル スリープ イギリス国ノッテインガム,ウェスト ブリッジフォード,レデイ ベイ ロー ド 60 (56)参考文献 特開 平1−132389(JP,A) 特開 昭58−52563(JP,A) 特開 昭61−180141(JP,A) 特開 昭61−230058(JP,A) 特表 昭63−502959(JP,A)

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 菌類細胞を、異種ポリペプチドを発現す
    ることができる能力に基づいてその場で選択する方法で
    あって、複数の該菌類細胞を固体培地上に適用して該菌
    類細胞に上記異種ポリペプチドを発現させ、上記異種ポ
    リペプチドに選択的に結合して該菌類細胞の周囲の固体
    培地中にハロとして視認可能な複合体を形成する手段を
    該固体培地中に提供し、該手段と該異種ポリペプチドと
    の間で相互作用を起こさせて該菌類細胞の周囲の固体培
    地中に上記複合体を形成させ、該複合体のハロの大きさ
    を目視で比較することにより該菌類細胞の相対的な異種
    ポリペプチド発現能力を測定し、その比較結果に従って
    該菌類細胞を選択することからなる上記方法。
  2. 【請求項2】 上記手段が、当該ポリペプチドに対する
    抗体であり、そして上記可視化工程が、沈殿した抗体/
    ポリペプチド複合体の輪を観測することよりなる、請求
    項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 上記固形培地が、菌類細胞を平板培養す
    る以前から、抗体を含有している、請求項2に記載の方
    法。
  4. 【請求項4】 上記培地が、アガロースからなる、請求
    項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 【請求項5】 菌類が、サッカロマイセス セレビシア
    エ(Saccharomyces cerevisia
    e)である、請求項1〜4のいずれか一項に記載の方
    法。
  6. 【請求項6】 異種ポリペプチドが、ヒトアルブミン、
    ヒトPAI−2またはヒトα−アンチトリプシンであ
    る、請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 【請求項7】 ポリペプチドが、菌類細胞から分泌され
    るものである、請求項1〜6のいずれか一項に記載の方
    法。
  8. 【請求項8】 第一の異種ポリペプチドを産生すること
    ができる菌類株を得る方法であって、(1)菌類細胞
    を、突然変異誘発物質にさらし、突然変異体を生じさ
    せ、(2)第二の異種ペプチドの相対産生レベルを、請
    求項1〜7のいずれか一項に記載の方法によって測定
    し、次いで(3)所望のレベルの第一の異種ポリペプチ
    ドを産生する菌株を単離することを包含し、この所望の
    産生レベルは、上記菌類細胞よりも高いレベルであり、
    そしてこの方法において、第一のポリペプチドと第二の
    ポリペプチドとは、同一または異なることができる方
    法。
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