JP2709802B2 - 多用途建具用レール - Google Patents

多用途建具用レール

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JP2709802B2
JP2709802B2 JP14574295A JP14574295A JP2709802B2 JP 2709802 B2 JP2709802 B2 JP 2709802B2 JP 14574295 A JP14574295 A JP 14574295A JP 14574295 A JP14574295 A JP 14574295A JP 2709802 B2 JP2709802 B2 JP 2709802B2
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敏勝 仁木
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フロアー用レールにも
敷居用レールにも使用可能な多用途建具用レールであっ
て、様々な厚さの異なる引戸の施工にも容易に対応でき
る多用途建具用レールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】戸車を有する引戸は、通常2枚1組で使
用され、時には2枚以上で使用されることもある。その
場合、2本以上の複数の建具用レールを並べて設置され
るものとなる。一方、引戸は関東タイプ、関西、東北タ
イプ及び全国共通タイプによりそれぞれ厚みが異なって
いる。
【0003】すなわち、関東タイプは引戸の厚みが30
mmであり、引戸の間隔は3mmであり、関西、東北タ
イプは引戸の厚みが33mmであり、引戸の間隔は3m
mであり、全国共通タイプは引戸の厚みが27mmであ
り、引戸の間隔は3mmである。そのため、建具用レー
ルを複数本並べて敷居及びフロアーのいずれに設置する
場合にも、引戸の厚みに応じて、関東タイプでは4分7
分、関西・東北タイプでは5分7分、全国共通タイプで
は3分7分のピッチで設置する必要があった。
【0004】したがって従来は建具用レールを設置する
にあたり、上記ピッチで取り付けるため一々建具用レー
ルの間隔を計測する必要があり、繁雑に堪えず施工作業
の効率が悪かった。とりわけ、その計測はミリ単位で行
う必要があり、その計測が狂うと引戸の走行にも支障を
来すものであった。
【0005】
【本発明が解決しようとする課題】そこで、本発明にお
いては、戸車走行用溝の短尺方向両側に位置するレール
の平坦部の幅を主要ピッチに合わせて変え、2本以上の
多用途建具用レールを接して並べることにより簡単に各
種タイプのピッチに適合できる建具用レールとなると同
時に、幅広平坦部の表裏面にそれぞれ2本の位置決め溝
を穿設し、幅狭平坦部の表裏面にそれぞれ1本の位置決
め溝を穿設することより、その識別が容易な多用途建具
用レールを提供することを目的とする。
【0006】具体的には、関東タイプの4分7分のピッ
チの場合には1本の位置決め溝が穿設された平坦部の端
部同士を合わせて設置すれば該ピッチとなり、関西・東
北タイプの5分7分のピッチの場合には2本の位置決め
溝が穿設された平坦部の端部同士を合わせて設置すれば
該ピッチとなり、全国共通タイプの3分7分のピッチの
場合にはあらかじめ設定しておいた位置に1本の位置決
め溝が穿設された平坦部分同士を互いの位置決め溝部分
で重ねれば該ピッチとなるようにし、この様に、位置決
め溝を目安に建具用レールを設置することにより、一々
計測することなく引戸の厚みに応じた戸車走行用溝用の
ピッチを形成することができるようにしたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、裏面に二つの戸車走行用溝を形成し、そ
の中央位置の表面に戸車走行用溝を形成し、表面側凸部
の幅が敷居溝の幅とほぼ合致するよう略M字型に曲折
し、短尺方向両側に幅の異なる平坦部を設けてなる多用
途建具用レールにおいて、平坦部を幅広平坦部が、表面
の戸車走行用溝から端部までが関西東北タイプの戸車配
置ピッチの半分の幅となり、幅狭平坦部が、表面の戸車
走行用溝から端部までが関東タイプの戸車配置ピッチの
半分の幅となるよう形成し、表裏面それぞれに互い違い
の位置に長尺方向に2本の位置決め溝を穿設し、幅狭平
坦部の表裏面それぞれに互い違いの位置になるように長
尺方向に略V字形の1本の位置決め溝を穿設し、戸車走
行用溝の底部中央に固定ピン用の細溝を穿設したことを
特徴とする多用途建具用レールを構成した。
【0008】
【実施例】以下本発明の実施例につき説明する。図1は
本発明に係わる多用途建具用レールのレール本体1の短
尺方向の拡大側面図であり、図2は裏面を上にした状態
の拡大側面図である。本実施例におけるレール本体1の
素材は硬質アルミニュウムである。さらにその表面を傷
がつきにくい特殊アルマイトによりメッキされている。
勿論、硬質合成樹脂等建具用レールに適する素材であれ
ば素材を限定するものではない。
【0009】レール本体1の全体の横幅は敷居18の溝
19の幅よりも幅広となっている。本実施例におけるレ
ール本体1の全体の横幅は34.5mmである。レール
本体1の全高は3.5mmの±0.2mmである。この
全高により敷居18の溝19に埋め込んだ場合にも補助
部材を用いる必要がなく、またフロアー12に直接設置
する場合にも歩行等の障害にならない最低限度の高さで
ある。
【0010】レール本体1の裏面6には、二つの戸車走
行用溝2が形成され、その中央位置の表面7に戸車走行
用溝3が形成され、短尺方向で断面略M字型に曲折さ
れ、且つ短尺方向両側に幅の異なる平坦部8、9を設け
ている。なお、表面7側に形成される凸部の全体の幅が
敷居溝19の幅とほぼ合致するよう形成されている。従
って、レール本体1の裏面6は中央平坦部4を挟んで2
本の略V字形の戸車走行用溝2が穿設されている。それ
ぞれの戸車走行用溝2、3の底部中央には固定ピン用の
V字細溝5が1本穿設されている。
【0011】戸車走行用溝2の平坦部8、9の幅は左右
異なっている。幅広平坦部8は、表面7の戸車走行用溝
3から端部までが関西東北タイプの戸車配置ピッチの半
分の幅となり、幅狭平坦部9は、表面の戸車走行用溝3
から端部までが関東タイプの戸車配置ピッチの半分の幅
となる。
【0012】幅広平坦部8の裏面6及び表面7のそれぞ
れには、互い違いの位置にV字形の2本の位置決め溝1
0が長尺方向に穿設されている。又、幅狭平坦部9の裏
面6及び表面7のそれぞれには、互い違いの位置になる
ようにV字形の1本の位置決め溝10が長尺方向に穿設
されている。本実施例においては、幅狭平坦部9の裏面
6には端部より3mmの位置に位置決め溝10が穿設さ
れている。
【0013】戸車走行用溝2、3の底部の裏面には、あ
らかじめ両面接着テープが貼付されて接着層が設けられ
ると、施工の際に仮止めが容易になる。両面接着テープ
の表面には剥離紙が貼付されて施工に際して剥がすよう
にすると作業性が更に向上する。
【0014】次に、本実施例の使用方法について述べ
る。図3(a)(b)(c)は、本発明に係る多用途建
具用レールをフロアー12上に直接設置する場合を示す
説明図である。2本のレール本体1を表面7を上方に向
けて、引戸のそれぞれの厚さに応じて平坦部8、9を合
わせたり、重ねたりして仮止めした後、V字細溝5及び
位置決め溝10に所望数のエアネイラを打ち込むか、な
いしは、木螺子をねじ込んで固定する。このように、位
置決め溝10は打ち込みねじ込みの案内溝ともなり得
る。
【0015】この際、引戸の厚さが関西・東北タイプの
ときは、図3(a)に示されるように2本のレール本体
1の位置決め溝10が2本穿設されている幅広平坦部8
同士を合わせる。幅広平坦部8の端部から戸車走行用溝
3の中心までの距離は関西東北タイプのピッチの半分に
設定されているため、2本のレール本体1により、戸車
走行用溝3の間隔が関西東北タイプに応じた5分7分の
ピッチになる。
【0016】同じく、引戸の厚さが関東タイプのとき
は、図3(b)に示されるように、2本のレール本体1
の位置決め溝10が1本穿設されている幅狭平坦部9同
士を合わせる。これにより、レール本体1の間隔が関東
タイプに応じた4分7分のピッチになる。
【0017】更に、引戸の厚さが全国共通タイプの場合
には、2本のレール本体1の位置決め溝10が1本穿設
されている幅狭平坦部9同士を、裏面6側の位置決め溝
10部分で重ねる。これにより、戸車走行用溝3の間隔
が、関東タイプのピッチより3mm短くなり、全国共通
タイプに応じた3分7分のピッチになる。
【0018】次に、図4(a)(b)(c)は、本発明
に係る多用途建具用レールを敷居18の2本の溝19に
埋設して使用する場合を示す説明図である。レール本体
1を裏面6側を上方に向けて溝19に表面7側凸部を嵌
め込む。
【0019】この際、引戸の厚さが関西・東北タイプの
ときは、図4(a)に示されるように2本のレール本体
1の位置決め溝10が2本穿設されている幅広平坦部8
同士を合わせる。これにより、レール本体1の間隔が関
西東北タイプに応じた5分7分のピッチになる。
【0020】同じく、引戸の厚さが関東タイプのとき
は、図4(b)に示されるように、2本のレール本体1
の位置決め溝10が1本穿設されている幅狭平坦部9同
士を合わせる。これにより、レール本体1の間隔が関東
タイプに応じた4分7分のピッチになる。
【0021】更に、引戸の厚さが全国共通タイプの場合
には、2本のレール本体1の位置決め溝10が1本穿設
されている幅狭平坦部9同士を、裏面6側の位置決め溝
10部分で重ねる。これにより、レール本体1の間隔が
全国共通タイプに応じた3分7分のピッチになる。
【0022】図5の断面説明図は、フロアー12上にレ
ール本体1を直接設置した場合に、表面7の戸車走行用
溝3に戸車15を走行させ、戸車走行用溝2の外側斜面
に対応する引戸14の底面に気密材13を長尺方向に貼
付することができる。本実施例における気密材13はブ
ラシ状のものである。又、図6は、多用途建具用レール
を敷居18の溝19に埋設したときに、引戸14に戸車
15が片寄せに取り付けられた状態を示す断面説明図で
ある。本多用途建具用レールでは、一方の戸車走行用溝
2に戸車を走行させ、他方の戸車走行用溝2に対応する
戸車15の底面に気密材13を貼付することができる。
【0023】
【発明の効果】上述の構成により、本発明は以下のよう
な効果を奏する。2本のレール本体1を並べて施工する
際に、位置決め溝10を目安に平坦部8、9を合わせた
り、重ねたりすることにより、関東タイプ、関西・東北
タイプ、全国タイプと異なった引戸の厚みに応じたピッ
チで設置でき、施工の作業能率が向上し、ピッチの狂い
がなくなるものとなった。
【0024】又、実施例の効果でもあるが、フロアーに
直接設置した場合には、戸車走行用溝3の斜面を利用
し、敷居18で利用し片寄せの場合には他方の戸車走行
用溝2を利用して、引戸14の底面に気密材13を貼付
でき、これにより、防風、遮音、明かり漏れの防止が図
れるものとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】多用途建具用レールの短尺方向の拡大側面図
【図2】同裏面を上にした状態の拡大側面図
【図3】多用途建具用レールをフロアーに使用する場合
を示す説明図で、(a)関西東北タイプの図で、(b)
は関東タイプの図で、(c)は全国共通タイプの図であ
る。
【図4】多用途建具用レールを敷居に埋設して使用する
場合を示す説明図で、(a)関西東北タイプの図で、
(b)は関東タイプの図で、(c)は全国共通タイプの
図である。
【図5】フロアータイプの引戸に気密材を取り付けた状
態を示す断面説明図
【図6】敷居タイプの引戸に気密材を取り付けた状態を
示す断面説明図
【符号の説明】
1...レール本体 2、3.戸車走行用溝 4...中央平坦部 5...V字細溝 6...裏面 7...表面 8...幅広平坦部 9...幅狭平坦部 10...位置決め溝 12...フロアー 13...気密材 14...引戸 15...戸車 18...敷居 19...溝

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】裏面に二つの戸車走行用溝を形成し、その
    中央位置の表面に戸車走行用溝を形成し、表面側凸部の
    幅が敷居溝の幅とほぼ合致するよう略M字型に曲折し、
    短尺方向両側に幅の異なる平坦部を設けてなる多用途建
    具用レールにおいて、平坦部を幅広平坦部が、表面の戸
    車走行用溝から端部までが関西東北タイプの戸車配置ピ
    ッチの半分の幅となり、幅狭平坦部が、表面の戸車走行
    用溝から端部までが関東タイプの戸車配置ピッチの半分
    の幅となるよう形成し、表裏面それぞれに互い違いの位
    置に長尺方向に2本の位置決め溝を穿設し、幅狭平坦部
    の表裏面それぞれに互い違いの位置になるように長尺方
    向に略V字形の1本の位置決め溝を穿設し、戸車走行用
    溝の底部中央に固定ピン用の細溝を穿設したことを特徴
    とする多用途建具用レール。
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