JP2708667B2 - 望遠鏡及びガイド望遠鏡 - Google Patents

望遠鏡及びガイド望遠鏡

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JP2708667B2
JP2708667B2 JP4168346A JP16834692A JP2708667B2 JP 2708667 B2 JP2708667 B2 JP 2708667B2 JP 4168346 A JP4168346 A JP 4168346A JP 16834692 A JP16834692 A JP 16834692A JP 2708667 B2 JP2708667 B2 JP 2708667B2
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guide telescope
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勝重 中村
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Mitaka Kohki Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、鏡筒の側部にガイド
望遠鏡を取付けた望遠鏡と、その取付けられるガイド望
遠鏡自体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の望遠鏡としては、例えば図3及び
図4に示されるようなものがある(特開平4−2091
4号参照)。1が「望遠鏡」としての天体望遠鏡であ
り、この天体望遠鏡1は、図4に示す如く内部に大型の
主反射鏡2と副反射鏡3が備えられた鏡筒4と、この鏡
筒4の上部に取付けられ且つ該鏡筒4と同じ方向を指向
したガイド望遠鏡5と、鏡筒4を支持する支持アーム6
と、その支持アーム6を回転自在に支持するベース部7
と、から成っている。つまり、鏡筒4及びガイド望遠鏡
5を、極軸Kを中心にしてモータmにより回転させるこ
とにより、鏡筒4及びガイド望遠鏡5が宇宙の観察対象
を捉えたまま追尾できるようになっている。
【0003】この鏡筒4内には前記の如く主反射鏡2と
副反射鏡3とが収納されているため、主反射鏡2で反射
された光束は集光されて副反射鏡3に当たり、副反射鏡
3では更にその光束を主反射鏡2の中央孔2aを通るよ
うに反射し、光束は光軸A上の焦点位置にピントを結ん
だ後に、凸レンズL1 を経て接眼部8へ至るようになっ
ている。
【0004】また、この鏡筒4の上部に取付けられてい
るガイド望遠鏡5内にも2つの凸レンズL2 、L3 が設
けられており、ガイド望遠鏡5内に導入された光束をこ
の2つの凸レンズL2 、L3 を介してから接眼部9より
観察できるようになっている。つまり、このガイド望遠
鏡5の方が鏡筒4よりも低倍率となっているため、まず
ガイド望遠鏡5の接眼部9を覗きながら観察対象付近を
広視野で特定し、その後、目を鏡筒4の接眼部8に移
し、この鏡筒4により観察対象を狭視野・高倍率で詳細
に観察できるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術にあっては、ガイド望遠鏡5を鏡筒4の
上部に取付けただけの構造であるため、鏡筒4の接眼部
8とガイド望遠鏡5の接眼部9との間に大きな距離Dが
生じていた。特に、最近では天体望遠鏡の大型化が進
み、鏡筒4の有効径が60〜100cmクラスのものが
多く建設されており、このような大型の天体望遠鏡にな
ると、前記の距離Dは40cm以上にもなり、ガイド望
遠鏡5の接眼部9を覗いてから、鏡筒4の接眼部8を覗
くのに、観察者は姿勢を大きく変化させなければならず
大変に不便である。特に、足元が良く見えない夜間観察
の際に台に載って両接眼部8、9を覗く場合、あるいは
科学館等において子供達が順番に交代で台の上に乗り、
接眼部8、9を覗くような場合には、上記のように大き
な姿勢の変化が強いられることは安全上好ましいもので
はない。
【0006】この発明はこのような従来の技術に着目し
てなされたものであり、観察の際に大きな姿勢の変化が
強いられない望遠鏡及びガイド望遠鏡を提供するもので
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る望遠鏡
は、上記の目的を達成するために、ガイド望遠鏡の接眼
部側部分を鏡筒の接眼部側へ向けて延長形成し、該ガイ
ド望遠鏡の接眼部を鏡筒の接眼部の隣接位置に臨ませ、
観察者が鏡筒とガイド望遠鏡の両接眼部をほぼ同じ姿勢
で観察可能であるようにしたものである。
【0008】
【作用】ガイド望遠鏡の接眼部が鏡筒の接眼部の隣接位
置に臨まされた状態となっているため、ガイド望遠鏡の
接眼部と鏡筒の接眼部との距離が小さくなり、観察者は
姿勢を大きく変化させることなく両方の接眼部を覗くこ
とができる。従って、観察者が夜間に台の上に乗って観
察する際も安全であり、また望遠鏡による観察自体が大
変容易になり便利である。
【0009】
【実施例】この発明の好適な実施例を図1及び図2に基
づいて説明する。尚、従来と共通する部分には同一の符
号を付し、重複する説明は省略する。
【0010】この実施例に係る天体望遠鏡12のガイド
望遠鏡10は、その接眼部側部分10aが鏡筒4の接眼
部8側、すなわち下側へ向けてクランク状に延長形成さ
れている。そして、このガイド望遠鏡10の内部には光
路を前記クランク曲折形状に沿った状態で導くための一
対の反射鏡M、Mが設けられている。
【0011】このように、ガイド望遠鏡10の接眼部側
部分10aが下側へ向けてクランク状に曲折形成されて
いるため、ガイド望遠鏡10の接眼部11は、鏡筒4の
接眼部8の真上隣接位置に臨まされた状態となり、鏡筒
4の接眼部8とガイド望遠鏡10の接眼部11との距離
dは非常に小さくなる。従って、観察者はガイド望遠鏡
10の接眼部11を覗きながら観察対象を広視野で特定
した後に、目を鏡筒4の接眼部8に移す場合も、頭部を
僅かに動かすだけで済み、姿勢を大きく変化させる必要
はない。よって、夜間に台に乗って観察を行う際も安全
で、また科学館等において子供たちが順番に台に乗って
観察する際も安全である。更に、目の移動距離が小さい
ため望遠鏡12自体の操作性が向上すると共に観察者も
疲れにくくなる。
【0012】尚、以上の説明において、ガイド望遠鏡1
0内における光路を変化させるために一対の反射鏡
、Mを用いた例を示したがこれに限定されず、プ
リズム等の別の光学的要素を用いても良い。また、鏡筒
4の上部にガイド望遠鏡10を取付け、このガイド望遠
鏡10の接眼部側部分10aを下側へ曲折する例を示し
たがこれに限定されず、ガイド望遠鏡10の取付位置と
しては鏡筒4の側部であれば横でも下でも良く、要はそ
の接眼部側部分10aが鏡筒4の接眼部8側へ延長形成
され、ガイド望遠鏡10の接眼部11が鏡筒4の接眼部
8の隣接位置に臨まされれば良い。
【0013】
【発明の効果】この発明に係る望遠鏡は、以上説明して
きた如き内容のものであって、ガイド望遠鏡の接眼部が
鏡筒の接眼部の隣接位置に臨まされた状態となるため、
ガイド望遠鏡の接眼部と鏡筒の接眼部との距離が小さく
なり、観察者は姿勢を大きく変化させることなく両方の
接眼部を覗くことができる。従って、観察者が夜間に台
の上に乗って観察する際も安全であり、また望遠鏡自体
も使い易くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る望遠鏡を示す側面図
である。
【図2】この発明の一実施例に係る鏡筒とガイド望遠鏡
の内部構造を示す概略断面図である。
【図3】従来の望遠鏡を示す側面図である。
【図4】従来の鏡筒とガイド望遠鏡の内部構造を示す概
略断面図である。
【符号の説明】
4 鏡筒 8 鏡筒の接眼部 10 ガイド望遠鏡 10a 接眼部側部分 12 天体望遠鏡(望遠鏡)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有効径が60cm以上である大型の鏡筒
    の側部にガイド望遠鏡が取付けられ且つ該鏡筒の端部に
    接眼部が設けられている望遠鏡において、該ガイド望遠
    鏡の接眼部側部分を鏡筒の接眼部側へ向けて延長形成
    し、該ガイド望遠鏡の接眼部を鏡筒の接眼部の隣接位置
    に臨ませ、観察者が鏡筒とガイド望遠鏡の両接眼部をほ
    ぼ同じ姿勢で観察可能であることを特徴とする望遠鏡。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の望遠鏡に取付けられるガ
    イド望遠鏡。
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