JP3054956B2 - 光学系、望遠鏡及び双眼鏡 - Google Patents

光学系、望遠鏡及び双眼鏡

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JP3054956B2
JP3054956B2 JP3515548A JP51554891A JP3054956B2 JP 3054956 B2 JP3054956 B2 JP 3054956B2 JP 3515548 A JP3515548 A JP 3515548A JP 51554891 A JP51554891 A JP 51554891A JP 3054956 B2 JP3054956 B2 JP 3054956B2
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フリーマン,ミカエル・ハロルド
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オプティクス・アンド・ヴィジョン・リミテッド
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    • G02B17/08Catadioptric systems
    • G02B17/0804Catadioptric systems using two curved mirrors
    • G02B17/0812Catadioptric systems using two curved mirrors off-axis or unobscured systems in which all of the mirrors share a common axis of rotational symmetry
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B23/00Telescopes, e.g. binoculars; Periscopes; Instruments for viewing the inside of hollow bodies; Viewfinders; Optical aiming or sighting devices
    • G02B23/02Telescopes, e.g. binoculars; Periscopes; Instruments for viewing the inside of hollow bodies; Viewfinders; Optical aiming or sighting devices involving prisms or mirrors

Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明は、双眼鏡及び望遠鏡などの視認装置に使用さ
れる光学系に関し、また双眼鏡及望遠鏡に関する。
発明の背景 双眼鏡に使用される光学系は、反射プリズムにより折
り返される光路を有し、正立像を与えるために配置され
ている。プリズムの代わりに鏡を使用することは、写真
光学装置技術者協会(SPIE)の会誌、1980年237号292ペ
ージに記載されたドナルド・デジャガー著の論文“傾斜
した凹面鏡正立要素を使用するカメラ・ファインダー”
において分析されているが、この配列は、過度な非点収
差、視野内の焦点の変動、ゆがみ及びコマ収差のために
満足できるものでないことが明らかにされた。また、正
立鏡を使用する配列は、米国特許第4598981、4804258、
4758077、4221459、及び3897133号にも記載されてい
る。最初の二つの特許はレンズを組み入れてなく、正立
機能のない鏡を単に有しているだけである。後の三つは
円形の視野と開口を有しており、その最後の一つは環状
開口を有し、その環状開口は不十分な視覚像を与えるこ
とが知られている。本発明は一つの面で、光学系が鏡を
使用することが出来同時に形状が小型で許容できる性能
を与える手法を提供することを目的とする。
本発明の要約 本発明の一つの面は、正立鏡により折り返された光路
を有し、かつ、一つの方向に固有の開口とより大きい視
野とを有することを特徴とする少なくとも一つのレンズ
を含んでいる、望遠鏡と双眼鏡とに使用される光学系を
提供する。
通常、光学系は対物レンズユニットと接眼レンズ手段
とを有しているが、本発明の他の面は、対物レンズユニ
ットと接眼レンズユニットとを含み、光路が正立鏡の間
で正立鏡により折り返されており、光学系が光路の方向
に対し横方向により大きい開口と視野を有することを特
徴とする望遠鏡と双眼鏡用の光学系を提供する。
使用状態において、大きい視野と開口が水平で小さい
視野が垂直である。これは、水平線走査などの大抵の用
途に使用可能であり、これにより、非常に利点のある双
眼鏡の設計が、Z字形状で厳密に折り返された光路によ
るか、または、ころ自体を横切って折り返された光路に
よって行われる。
前記の光学系において、表面がすべて単一の軸上にあ
る曲率中心を有する最大多数の光学系の場合のように、
小さい視野と開口を、光学系が単一軸の付近に別の方法
で中心が位置するように、変位することが出来る。
本発明は、球面を有する鏡、対物レンズユニット、及
び接眼レンズ手段に限定されないが、これらの光学要素
は、放物面または環状面などの非球面であることも可能
である。この場合、このような表面は、単一の曲率中心
を有せず、また、軸外れ開口とともに使用される場合、
二つの位置の付近に中心があって間隔を置いたある部分
に不鮮明な曲率中心を有する傾向があり、この部分は、
開口が大きくなるにつれて増大する。ガウスの曲率中心
または最適球面の曲率中心は、代表値として採用され、
ここでは、曲率中心と呼ばれる。この曲率中心は平均曲
率半径を定義するためにも使用される。
光学系が使用されているとき、観察された対象物の中
心を使用者の眼の中心へ結んでいる線である観察軸に関
連して、曲率中心のいくつかの位置を定義することは、
便利である。
折り返された光路は、Z字に近いと言われてきた。Z
字に含まれる角度は、好適には30゜より大きくなく、こ
れは、鏡の曲率半径の20%より大きくなく、好適には10
%より小さい観察軸からの距離に鏡の曲率中心を有する
ことにより、対物レンズユニット、鏡及び接眼レンズ手
段を観察軸から偏位することによって達成され、対物レ
ンズユニットと接眼レンズ手段との曲率中心は、前記距
離のなかの大きい距離の約2倍までだけ変位する。Z字
は僅かにゆがんでおり、Z字の下の線は、双眼鏡の一対
の対物レンズユニットの間隔が接眼レンズ手段の間隔と
異なるように、上の線と平行ではない。折り返された光
路がZ字形状でないならば、光路はさらに緊密に折り返
されまたゆがむであろう。
その基本形において、光学系がほぼ水平ならば、対物
レンズユニットによって見られた視野は水平線より下に
あり、拡大後の使用者の眼により視覚された最終像は、
拡大された分だけ水平線よりさらに下にあるように見え
る。これは、二三の場合、有利であるが、少なくとも像
の変位はほかの光学要素により修正され、及びまたは光
学系の方向と水平線の不一致は、ハウジングの設計によ
って修正することが出来る。
鏡は単純な鏡である必要はないが、例えば、より複雑
にすることも出来る。例えば、少なくとも一つの鏡は、
有効な曲率中心を当然変える反射性の背面を有するレン
ズを含んでいる、いわゆるマンギン(Mangin)鏡であつ
てもよい。
本発明による光学系は、ほぼ平行な光学系と、一対の
双眼鏡を形成している二つの光学系を通り平面にそれぞ
れ直角な、より小さい視野と開口とにより、数組の組み
合わせで双眼鏡を形成するのに適している。
本発明の他の面は、水平に細長い穴の形の出射ひとみ
を有する一組の双眼鏡に関する。
これらの穴が十分長い場合、例えば、20mmまで、しか
し一般に8または9mmであって、使用者の眼の間隔を一
致させるため、従来の双眼鏡にあるように、二つの光学
系の間隔を調節することが普通必要としないように、そ
れらの穴は直線状の接眼リングを形成する。
添付の図面を引用して実施例により、本発明を説明す
る。
図面の簡単な説明 図1は、本発明による光学系の軸方向断面図である。
図1aは、図1に使用されている鏡、対物レンズユニッ
ト及び接眼レンズ手段の形状を示す。
図2は、本発明により与えられた視野を示す。
図3は、本発明により形成される直線状の出射ひとみ
を示す。
図4は、図1に示された光学系の変形を示す。
図4aは、図4において使用される鏡、対物レンズユニ
ット、及び接眼レンズ手段の形状を示す。
図5は、光学系の別の配列を示す。
図6は、一対の双眼鏡として配列された図1または図
4による一対の光学系の斜視図である。
図7は、一対の双眼鏡用のハウジングの側面図であ
る。
図8は、ほかの光学系の軸方向の断面図である。
図9は、ほかの光学系を示す。
図10は、図8の光学系用の望遠鏡ハウジングを示す。
図11は、以降に記載された表に引用された表面を識別
するために最初の倒立鏡としてマンギン鏡を使用してい
る低倍率の光学系の、図1に類似した図である。
図12は、図11に似ているが、高倍率の光学系を有する
図である。
実施態様の説明 図1は、本発明による光学系の基本概念を示す。光が
ほぼ平行な束の光線の形であるように無限に離れている
物体からの光は、単一なレンズである対物レンズユニッ
トを通り光学系へ入射し、そのユニツトから距離を経た
後、最初の正立鏡12に突き当たる。前記ユニットは、鏡
によるひとみ収差を最小にするために、鏡に十分に近く
像を形成するように、焦点距離を有している。鏡は、前
記距離の半分から2倍の有効曲率半径を有する。光路
は、30゜までの夾角でZ字形状に折り返されている。光
は、鏡12によって反射した後、同じような正立鏡14へ指
向し、鏡14は光を初期の方向と非常に平行であるように
その方向を変え、接眼レンズ手段15により視覚されるよ
うに像を形成する。この手段は、ほぼ平行な光を出射ひ
とみ16へ指向する。接眼レンズ手段により視覚される像
は、ホイヘンス型接眼レンズのように、接眼レンズ手段
の構成要素15aと15bとにより多くの場合立直しており、
前記手段は便利に鏡12の下方にある。一つまたはそれぞ
れの鏡は、凹面鏡として性能が高いマンギン鏡のよう
に、レンズと組み合わされた単一の凹面要素あるいは平
面または一様な凸面の鏡であってもよい。所望の光だけ
が眼に達することを確実にするため、不透明な材料のバ
ッフル17aと17bが、視野絞り18aと18bのように、すべて
の有利な位置に設けられている。この実施態様におい
て、鏡、ユニット、および手段の各表面の曲率中心は、
同じ軸13上にある。対物レンズユニットと鏡14の背面、
または鏡12の背面と接眼レンズ手段の図が、鎖線11aと1
4aにより示されているような半円形または切頭された各
種の要素で図1aに示されている。図2において、光学系
の視野は実線30で示されている(比較のために、従来の
双眼鏡により得られる円形の視野が破線31で示されてい
る)。本光学系による視野は、広い視野を一つの方向
(一般に水平に)に、狭い視野を前記の一つの方向に対
し横方向に残すように、広い全視野から縮小されている
ことが分かる。鎖線30aは、ユニツトの鏡と手段が線11a
と14aとに関して示されている通りで在る場合の視野を
示している。より広い視野は、光路が折り返されている
方向に対して横方向にある。いくつかの配列には、この
ような二つの折り返しの方向がある。すなわち、一般に
観察軸を含む垂直な平面にある方向と、対物レンズユニ
ットと使用者の眼との異なる間隔を可能にするその方向
に僅かに歪んでいるもう一つの方向とであるが、このよ
うな方向は実質的には同一である。本光学系による視野
は、広い全視野とも、または従来の視野ともその中心に
はないが、これは重要ではない。
図3は、従来の光学系の出射ひとみ33との比較で、本
発明によつて使用可能な出射ひとみ32を示している(鎖
線32aは線11aと14aとに相当する)。この出射ひとみ
は、長さ20mmまでの、しかし普通は長さ8から9mmの細
長い穴の形をなしている。これは、出射ひとみが一線上
にある場合、一対の光学系が双眼鏡に組み入れられると
きに利点を生み、多くの使用者の異なる眼の間隔に合わ
せるために、調節可能な間隔を光学系に可能とすること
は必要ない。使用者の眼は、光をひとみ全体から受けな
いが、その一部からのみ受けるので、同じ方向に指向し
ている広い視野と広い出射ひとみは、過度のコマ収差に
はならない。中心から外れた視覚位置を使用することに
よるすべてのコマ収差とその結果発生するアナモルフィ
ックなゆがみは、光学設計によって最小にすることが出
来る。
図4は、対物レンズユニット11と接眼レンズ手段との
光学軸が同一水平面にないが間隔を置いて離れた平面に
あるように、折り返し角を緩くする効果を示している。
これにより、図4aに示されているように、より良いバッ
フル17aと17bと鏡、対物レンズユニット及び接眼レンズ
手段が、半円よりも大きくなる。鏡12の曲率中心12′は
この場合、観察軸から曲率半径の20%より大きくない
が、好適には10%より小さい分だけ変位しており、鏡14
の中心14′は同様に変位している。このように、図4は
光学系が単一な軸を有していない、中心がずれた光学系
を示しており、図4aは、図1aと同様に、この外観を示し
ている。この光学系は、示されているように、最初の鏡
の付近に入射した倒立像全体または大部分が対物レンズ
ユニットの光軸の上方にあるように、全視野の下部から
対物視野を選択している(すなわち、光学系は僅かに見
下ろしている)。これにより、30゜より大きい折り返し
角を必要としない、上下に詰まった設計が実現してい
る。
図5は別の光学的幾何学配列を示す。対物レンズユニ
ット11は観察軸の下にあって、光路はそれ自体と交差し
ている。
本発明の光学系は、図6に遠近法で示されているよう
に、平行二つの光学系と広い水平視野とにより双眼鏡を
形成するために、二つひと組となつて組み合わせるのに
適している。
図7は、一組の双眼鏡の二つの光学系に適したハウジ
ング51を示している。このハウジングはやや平らな箱と
して形成されており、上部部材52は、ヒンジ54により下
部部材53に対し軸回転し、この二つの部材は、双眼鏡が
使用されていないとき押されて一体になり、適切な留め
金(示されていない)より開放され、使用するためには
示された状態のように、スプリング(示されていない)
が部材を押して半開きにする。上部部材は対物レンズユ
ニットと鏡12とを支持し、下部部材は鏡14と接眼レンズ
手段とを支持しており、この機械的配置は、各種の構成
要素が一体に押し込まれている二つの部材と干渉しない
ようになっていなければならず、例えば、対物レンズユ
ニット11、バツフル17及び鏡14は、図1に示されたよう
ではないが、対物レンズユニット11は、図面に示されて
いるように、さらに左側か右側へ寄っていなければなら
ない。ヒンジ54は携帯革ひも55の取り付けまたは固定の
先端として使用することが出来る。上部部材は、レンズ
フードとして働く一つ以上の前方伸長部56と、双眼鏡を
携帯者の眼から間隔を置くための一つ以上の額当てとし
て働く一つ以上の後方伸長部57とを有している。小型潜
望鏡58が、額当てかまたはその近くで、使用者のそれぞ
れの眼の上方に設置されており、これにより、使用者は
物体の直接視野と、直接視野の下に見られる拡大された
視野とを見ることが出来る。ハウジングの上部は少なく
とも一部が傾斜しており、これにより、上部の表面が離
れた物体と一直線に並ぶかあるいは、見かけの物体をプ
リズムによって移動することができるが、そのようなこ
とは必要でなく、エイミングは潜望鏡により行うことが
出来る(双眼鏡の感触は取り立てて言うほどのことでは
ない)。
視野は、図2に示されているように、従来の双眼鏡に
見られる中心より下に中心が位置している。これは、図
8に見られるように、接眼レンズ手段の構成要素15bを
傾斜させることが出来るようにするため、接眼レンズ手
段内に示されたような潜望鏡として通常配置された一組
の平面鏡19と20を使用することにより、修正することが
出来る。接眼レンズ手段の構成要素15aと15bとの間隔
は、鏡14が右側へさらに遠く像を投射する場合、これら
の鏡と生成されたより長い光路とを収容するために増大
することが出来る。
図9は図8の変形を示しており、図7に関して説明し
た直接視野または潜望鏡装置が、レンズ15bの間に補正
レンズ21を挿入し、かつ、鏡20を回転するかまたは新し
い鏡22を挿入することにより、接眼レンズ手段内に形成
される。鏡20または鏡22は、潜望鏡を形成するように、
光路を固定鏡23へ指向する。構成要素15bは、所定の位
置にあるレンズ21により無視できる程度の光学的影響し
か与えないので、直接視野は拡大されないが、光学系
は、レンズ21を挿入しまた鏡20を回転するか、あるいは
鏡22を挿入する機構(示されていない)により、拡大さ
れた視野へ容易に切り換えられる。
図10は、図7に示されたハウジングに代わるほかのハ
ウジングを示しており、ここでは、ハウジングの構成部
分25と26が、短い(示されていない)非使用状態から長
い使用状態へ伸縮自在に伸長する。
図7に関して、額当てを説明した。本発明による光学
系の設計では、通常存在している正の視野曲率を反転す
る負の視野曲率を導入するのに役に立つ正立鏡の使用に
より、接眼レンズ手段の光学的表面の倍率が減少し、使
用者の眼は接眼レンズ手段のさらに背後にあるようにす
ることが出来る。これにより、使用者は、遠視、近視、
及び乱視などの使用者の光学的欠陥を補正する使用者自
身の眼鏡を使用することが出来、本発明による光学系が
これらの欠陥に対処するために調節可能であるであるこ
とを不要としている。従って、この主要な必要条件は、
遠近の物体に焦点を合わせることであり、これは、スプ
リング荷重の一つ以上の作用により僅少距離(約3ある
いは4mmより小さい)を移動出来るように、鏡12と14、
接眼レンズ手段およびまたは対物レンズユニット、また
は鏡19と20を配置することにより行うことが出来る。双
眼鏡において、焦点合わせの操作は、個別の焦点合わせ
は可能であるが、両方の光学系を一つとして調節可能に
することにより達成される。
光学系は、図1から図5に示されている通りか、また
は逆さにしてハウジング内に装着される。
光学的性能は、鏡、対物レンズユニット、及び接眼レ
ンズ手段の複合と特性により最適化される。一般に、球
面収差と縦方向の色は、対物レンズユニットと鏡により
制御され、横方向の色と接眼レンズ手段内の収差は、対
物レンズユニットと接眼レンズ手段との鏡の反射と屈折
の影響を十分にバランスをとることにより制御され、コ
マ収差は、光が大きい開口で小さく、小さい開口で大き
く偏位するように配置することにより制御される。鏡、
対物レンズユニット、及び接眼レンズ手段は、示されて
いるよりも多くの構成要素を有することが出来、また、
二つひと組あるいは三つひと組のレンズなどの複合形式
を使用することが出来る。
各光学系において、限定された上下の視野は、鏡、対
物レンズユニット、接眼レンズ手段及びまたは絞りの形
状により得られる。絞りの代わりに、視野レンズを使用
することも出来る。
図11と12は、次の点を除いては、低倍率と高倍率の光
学系をそれぞれ与える、図1に類似した図である。すな
わち、図11において、鏡12はマンギン鏡であり、その鏡
のレンズ部分は観察軸より上方にある接眼レンズ構成要
素15a(これは図1では切り離されている)のその部分
であって、この部分は鏡を形成するために59に銀の薄膜
が施されており、また、図12において、鏡12は同様であ
るが、鏡と接眼レンズ手段との間に配置された補助レン
ズ60に形成されている。これらの数字は、引用された各
種の表面を示すため下記の付属表に引用されている。
本設計は、倍率×4で、像で72゜と同等の、18゜まで
の水平視野を提供する。この表に記載された寸法に対す
る眼による救済は、約25mmであり、接眼リングは15mmま
での水平方向の大きさを有する。Z折り返し角は約12゜
である。焦点合わせは、中央の二つひと組の複合レンズ
を移動することにより行われる。
本設計は、倍率×10で、像で80゜と同等の、8゜まで
の水平視野を提供する。この表に記載された寸法に対す
る眼による救済は、約26mmであり、接眼リングは15mmま
での水平方向の大きさを有する。Z折り返し角は約14゜
と7゜である。
本発明の実施態様は、使用上で大きな容易さと快適性
を有する高品質の観察装置を提供する。
この明細書と添付請求の範囲において、正立鏡は対に
なつている鏡の一つであつて、そのうちの第二の鏡は、
対の鏡へ入射した像に関して倒立された像を出射する。
一般に、前記鏡のそれぞれは、凹面鏡と同様に光学的倍
率を有効に有する。
上記説明において、十分に使用可能な水平と垂直の開
口と視野が使用されているが、円形またはほかの開口と
視野を生成するために固有の開口と視野から、これらの
開口と視野を裁断して形成することは可能である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 23/02 G02B 13/18 G02B 17/08

Claims (23)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】正立鏡により折り返された光路を有し、光
    学系が、光路が折り返される方向に対し横方向に大きい
    固有の開口と視野とを有することを特徴とする少なくと
    も一つのレンズを含んでいる望遠鏡及び双眼鏡に使用さ
    れる光学系。
  2. 【請求項2】対物レンズユニットと接眼レンズ手段とを
    含み、光学系が、光路が折り返される方向に対し横方向
    に大きい固有の開口と視野とを有することを特徴とする
    正立鏡により、それらの間で折り返された光路を有する
    望遠鏡及び双眼鏡に使用される光学系。
  3. 【請求項3】光路がZ字状に緊密に折り返されているこ
    とを特徴とする請求の範囲第1項または請求の範囲第2
    項に記載の光学系。
  4. 【請求項4】前記Z字に含まれる角度が30゜より大きく
    ないことを特徴とする請求の範囲第3項に記載の光学
    系。
  5. 【請求項5】前記開口と視野が前記観察軸から偏位して
    いることを特徴とする観察軸を有する前記請求の範囲第
    1〜4項のいずれかに記載の光学系。
  6. 【請求項6】一つ以上の前記ユニット、前記手段及び鏡
    が非球面であり単一の曲率中心点を有していないが、曲
    率中心と見なされる位置を含む領域を有していることを
    特徴とする請求の範囲第2〜4項のいずれかに記載の光
    学系。
  7. 【請求項7】少なくとも一つの鏡が、マンギン鏡を形成
    するようにレンズと連結していることを特徴とする前記
    請求の範囲第1〜6項のいずれかに記載の光学系。
  8. 【請求項8】前記ユニットと手段が基本的焦点を有し、
    前記鏡一つの共通軸上にすべては位置していない曲率中
    心を有していることを特徴とする請求の範囲第2〜7の
    いずれかに記載の光学系。
  9. 【請求項9】前記鏡のうちの最初の鏡が、その曲率半径
    の10分の1よりも大きくなく観察軸から離れている曲率
    中心を有することを特徴とする請求の範囲第8項に記載
    の光学系。
  10. 【請求項10】前記曲率半径が、前記ユニットから間隔
    をおいて離れている前記最初の鏡の半分と2倍の間にあ
    ることを特徴とする請求の範囲第9項に記載の光学系。
  11. 【請求項11】前記ユニットが、主像が前記の最初の鏡
    かまたはその近くに形成されるように焦点距離を有する
    ことを特徴とする請求の範囲第2〜10項のいずれかに記
    載の光学系。
  12. 【請求項12】前記第二の鏡が像を前記手段に隣接して
    出射することを特徴とする請求の範囲第11項に記載の光
    学系。
  13. 【請求項13】前記手段がホイエンス型接眼レンズであ
    ることを特徴とする請求の範囲第11項に記載の光学系。
  14. 【請求項14】使用中に使用者の眼の間隔と平行である
    同じ方向に大きい視野と開口が並んで配列されているこ
    とを特徴とする請求の範囲第1〜13項のいずれかに記載
    の一対の光学系を含んでいる一対の双眼鏡。
  15. 【請求項15】少なくとも一つの光学系の出射ひとみ
    が、大きい視野と開口の方向に伸長している細長い穴の
    形をなしていることを特徴とする請求の範囲第14項に記
    載の一対の双眼鏡。
  16. 【請求項16】前記一対の光学系が一定の間隔にあるこ
    とを特徴とする請求の範囲第15項に記載の一対の双眼
    鏡。
  17. 【請求項17】ハウジングが支持するために共に軸回転
    されるように配置されたユニット鏡と手段とを取り付け
    ている二つの螺番で動くハウジングを有する折り畳み可
    能なハウジング内に配置されていることを特徴とする請
    求の範囲第16項に記載の一対の双眼鏡。
  18. 【請求項18】より短い長さに自在に伸縮するように構
    成されているハウジング内に配置されている請求の範囲
    第16項に記載の一対の双眼鏡。
  19. 【請求項19】各光学系が潜望鏡型観察手段を備えてい
    ることを特徴とする請求の範囲第14〜18項のいずれかに
    記載の一対の双眼鏡。
  20. 【請求項20】観察手段が、リフレックスカメラと同様
    に見て次に観察することが出来るように配置された一対
    の鏡で構成されていることを特徴とする請求の範囲第19
    項に記載の一対の双眼鏡。
  21. 【請求項21】使用者の眼が、通常の眼鏡をかけること
    が出来る接眼レンズ手段の背後比較的に離れてあるよう
    に、比較的に低い表面倍率の接眼レンズ手段を有するこ
    とを特徴とする請求の範囲第14〜20項のいずれかに記載
    の一対の双眼鏡。
  22. 【請求項22】すべての光学的表面の倍率が普通の双眼
    鏡と比較して低い接眼レンズ手段を有し、かつ使用者が
    通常使用しているすべての眼鏡を使用することが出来る
    ように、双眼鏡が、携帯者の眼を接眼レンズ手段から比
    較的に遠く離れて置かれている額当てを有することを特
    徴とする請求の範囲第14〜20項のいずれかに記載の一対
    の双眼鏡。
  23. 【請求項23】遠近の物体の焦点を調節するために少な
    くとも一つの光学的要素を変位する手段を有することを
    特徴とする請求の範囲第14〜22項のいずれかに記載の一
    対の双眼鏡。
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