JP2706709B2 - 舗装等の長期保存性を有する反応性補修材 - Google Patents

舗装等の長期保存性を有する反応性補修材

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精一 松浦
浩 山之口
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、舗装等が災害などにより破損した時、応急
的に補修するのに適した長期備蓄可能なレデーミックス
型の反応性補修材に関する。更に詳しくは、骨材と液状
の変性エポキシ樹脂とからなる混合物の所要量とリモネ
ンジハイドロオキシチオールにより変性したエーテル型
ポリメルカプタン系硬化剤を主成分とする常温硬化型液
状硬化剤の所要量とを、それぞれ別々の容器にパック
し、これらをセットにしているレデーミックス型の舗装
等の長期保存性を有する反応性補修材に関するものであ
る。
災害により舗装などが破壊したとき、応急的に補修す
る必要がある。災害時には電力を使用できず、交通も混
乱することが予想され、一般に補修に使用されている加
熱アスファルト混合物を補修材として用いることは、ア
スファルトプラントでの製造、さらには、製造された加
熱アスファルト混合物の運搬が困難なこと、施工に施工
機器を要し、また、加熱アスファルト混合物の温度が下
れば使用できない等いろいろ問題がある。また、瀝青乳
剤と骨材を用いる浸透式工法や混合式工法は、常温で施
工できる利点があるが、労力が著しくいること、強度発
現に時間を要すると共に、雨天での施工は瀝青乳剤が流
出するおそれがあり好ましくないなど、応急処理に使用
するのには問題がある。
したがって、災害時の応急処理に使用できる補修材と
しては、冬季の低温時でも夏季の高温時でも、常に常温
において、入力で簡単な道具を用いる程度で施工でき、
施工後には早期に交通開放できる安定度の高いもので、
しかも何時おきるか判らない災害に対処できるよう長期
間保存できるものが必要であるなど、従来の舗装などに
用いられる補修材と異なる性能のものが要望されてい
る。
本発明者らは、このような要望にかんがみ、 1)備蓄が可能な期間は少くとも3年間は可能であるこ
と。
2)常温で容易に造れる混合物で、その混合物はスコッ
プ、振動コンパクタ等を用いて人力施工が容易にできる
こと。
3)天候に左右されず施工できること。
4)施工後には、冬季でも夏季でも早期に安定度が十分
出ること。
5)平常時には、補修材としてはもとより、パッチング
材や歩道舗装材料として自由に用いることができる品質
を有するものであること。(少くとも、約3年間の備蓄
期間を経過し、新たに備蓄材を造る場合、今まで備蓄し
ていた材料が補修材としてはもとより、パッチング材や
歩道舗装材料として使用できる十分な品質をもっている
こと。) などの要件をみたすものを開発目標として研究を重ね、
本発明を完成することができたのである。
本発明の目的は、少くとも3ケ年、おおむね3〜5年
の備蓄が可能で、使用の際には、現場で計量を不要と
し、人力により混合し得て、容易に反応性混合物を造る
ことができ、その混合物は施工性が良く、冬季から夏季
の幅広い気温において反応硬化性、硬化後の物性が良好
で、舗装などの応急的補修に適しているレデイミックス
型の反応性補修材を提供するものである。
そして本発明は、骨材と液状の変性エポキシ樹脂とか
らなる混合物の所要量(a)と、リモネンジハイドロオ
キシチオールにより変性したエーテル型ポリメルカプタ
ン系硬化剤を主成分とする常温硬化型液状硬化剤の所要
量(b)とを、それぞれ別々の容器にパックし、これら
をセットにしたことを特徴とする舗装等の長期保存性を
有する反応性補修材を要旨とするものである。
本発明でいう骨材とは、アスファルト舗装やエポキシ
樹脂を結合材とする樹脂舗装に使用される骨材が用いら
れる。
その骨材は、粗骨材、細骨材が主体で、最大粒系20mm
以下のものが好ましく、単粒度、複粒度、連続粒度など
いろいろの粒度のものが用いられる。また、顔料、体質
顔料、フィラー類を適宜混合した骨材も用いられる。
使用できる骨材の1例をあげれば、たとえば、砕石、
切込砕石、クラッシャラン、スラグ、砂利、砂、砕石ダ
スト、スクリーニングス、明色骨材(ルクソバイト、シ
ノパール、セラミック粒、ガラス粒、アルミ粒、着色骨
材等)、硬質骨材(エメリー、シリカサンドなど)があ
る。
骨材は乾燥してあるものを使用する。好ましくは、ド
ライヤを通して乾燥した骨材を使用する。また、骨材は
吸油性の少ないものが好ましい。
本発明で使用する液状の変性エポキシ樹脂とは、液状
のエポキシ樹脂に、液状の反応性稀釈剤、非反応性稀釈
剤等を適宜混合したものである。
液状のエポキシ樹脂としては、最も代表的なものに、
ビスフェノールA型エポキシ樹脂、すなわち、ビスフェ
ノールAとエピクロルヒドリンの縮合物(DGEBA、ジグ
リシジルエーテルビスフェノールA)がある。このほ
か、ビスフェノールF型樹脂(ジグリシジルエーテルビ
スフェノールF)、フェノールノボラック型エポキシ樹
脂、アルキルフェノールノボラック型エポキシ樹脂、グ
リシジルエステル系エポキシ樹脂、ポリグリシジルアミ
ン系エポキシ樹脂などがある。
これらのエポキシ樹脂は、1種または2種以上混合し
て用いられる。
反応性稀釈剤としては、分子中にエポキシ基を1個以
上有する一官能性あるいは足官能性エポキシドが用いら
れる。例えば、エチレングリコールまたはポリエチレン
グリコールのジグリシジルエーテル、プロピレングリコ
ールまたはポリプロピレングリコールのジクリシジルエ
ーテル、ネオペンチルグリコールジグリシジルエーテ
ル、1.6ヘキサンジオールジグリシジルエーテル、ジグ
リシジルフタレート、グリセロールジクリシジルエーテ
ル、トリメチロールプロパンジグリシジルエーテル、ア
ルキルフェノールグリシジルエーテル、高級アルコール
グリシジルエーテル、高級脂肪酸グリシジルエステルな
どがあり、適宜用いることができる。
非反応性稀釈剤としては、例えば、高級アルコール
類、可塑剤(例えば、フタル酸エステル類、脂肪酸エス
テル類)、フェノール、アルキルフェノール類、サリチ
ル類、アルキルジフェニール類、液状ゴム、液状石油樹
脂、液状キシレン樹脂、液状アルキレン樹脂、リン酸エ
ステル(例えば、トリフェニルホスフェート)、高沸点
芳香族炭化水素(例えば、芳香族炭化水素系プロセスオ
イル)、ひまし油、パイン油、フルフリルアルコール、
フルフラール、スルホン等があり、適宜用いることがで
きる。
以上のほか、変性エポキシ樹脂には、酸化防止剤、老
化防止剤等を適宜添加することができる。
本発明で使用されるリモネンジハイドロオキシチオー
ルにより変性したエーテル型ポリメルカプタン系硬化剤
を主成分とする常温硬化型液状硬化剤とは、エーテル型
ポリメルカプタン系硬化剤を主成分とし、リモネンジハ
イドロオキシチオールおよびエポキシ樹脂変性に用いら
れる非反応性稀釈剤等で変性混合したものである。
ポリメルカプタン系硬化剤は、一分子中にメルカプト
基(−SH基、チオール基ともいう)を2個以上有する化
合物であり、メルカプト基とエポキシ基を常温で反応さ
せる為の促進剤とした第三級アミンのような塩基性触媒
を第二成分として混合したものである。
ポリメルカプタンは、大別して脂肪族エーテル型、芳
香族エーテル型および脂肪族エステル型があるが、塩基
性触媒の混合系の保存性については、一般にエーテル型
のものは、空気中の酸素によって貯蔵中に表面の皮張り
や粘度の上昇が生じる傾向がある。また、エステル型の
ものは、湿気の存在によって貯蔵中に硫化水素の発生、
触媒の中和による硬化剤の機能が低下をおこすおそれが
あるので、エーテル型のものを用いることが好ましい。
本発明では、ポリメルカプタンはエーテル型ポリメルカ
プタンを主成分とする。貯蔵性の点で改善すれば、エス
テル型も一部併用することができる。
エーテル型ポリメルカプタンには、例えばポリオキシ
プロピレン2−ハイドロオキシチオール(POPHT)、エ
チレングリコールジエタンチオール(EGDET)、リモネ
ンジハイドロオキシチオール(RDHT)、芳香族ポリチオ
ール(BFADT)などがある。そのほか、上記グリシジル
エーテル反応稀釈剤にSH基を付加した物などがある。
塩基性触媒(硬化促進剤)としては、脂肪族ジアミ
ン、脂肪族ポリアミン、ベンジルジメチルアミン、トリ
スジメチルアミノメチルフェノール(TDMAMPあるいはDM
P−30)、ピペリジンなどがある。そのほか、トリブチ
ルフォスフィン、ベンジルアミン、モルホリンなどがあ
る。
このほか、ポリアミドアミン系、ポリアミン系等の硬
化剤を併用することもできる。
本発明で使用する硬化剤には上述のエーテル型ポリメ
ルカプタン、塩基性触媒等のほかに、非反応性稀釈剤、
酸化防止剤、老化防止剤、安定剤、反応調節剤等を適宜
添加することができる。
中でもリモネンジハイドロオキシチオールは、低粘度
で保存安定性もあり、硬化物の物理物性は他の低粘度ポ
リメルカプタンと比較して非常に優れている。この為高
粘度エーテル型ポリメルカプタンとの変性混合用として
用いた。
しかし、非反応性希釈剤等を併用しなければその硬化
物は非常に脆く早期交通開放により、舗装体が破壊され
てしまう。
非反応性稀釈剤は、前述の変性エポキシ樹脂の非反応
性稀釈剤と同様のものが用いられる。非反応性稀釈剤の
添加は、液状硬化剤の量を増し、また液状硬化剤の粘度
を下げ、骨材と変性エポキシ樹脂との混合物に混合する
際の混合性を良好にする。また、硬化反応の調節、硬化
後の物性向上(例えば、撓み性の向上)等に寄与する。
また、硬化剤の物性向上にも寄与する。
本発明の液状硬化剤は、長期間の保存中に皮張り、粘
度上昇、硬化剤の機能の低下等を防止するために、空気
中の酸素、湿気の影響を受けないように安定化されてい
るが、更に液状硬化剤を入れる容器には、後述するよう
に空気中の酸素、湿気や光等の影響を受けないような容
器が採用され、密封される。
本発明の反応性補修材は、骨材と液状の変性エポキシ
樹脂(以下、単にエポキシ樹脂という)とを混合した混
合物(以下、単にエポキシ樹脂混合物という)の所要量
(a)と、リモネンジハイドロオキシチオールにより変
性したエーテル型ポリメルカプタン系硬化剤を主成分と
する常温硬化型液状硬化剤(以下、単に硬化剤という)
の所要量(b)とを、それぞれ別々の容器にパックし、
両者をセットにして供給される。
本発明の反応性補修材は、使用するに際し、エポキシ
樹脂混合物と硬化剤とを1パック対1パックの割合で混
合することにより反応性常温混合物を造って使用する。
この場合におけるエポキシ樹脂混合物中の骨材量に対す
る結合材の量は、エポキシ樹脂混合物中におけるエポキ
シ樹脂の量と硬化剤の量の和と成る。
結合材におけるエポキシ樹脂と硬化剤との混合割合
は、エポキシ樹脂のエポキシ当量、硬化剤のメルカプタ
ン当量、アミン価等を基準にしてきめられるが、一般に
ポリメルカプタン量は理論当量より少ない比率で設定さ
れる。
反応性補修材のエポキシ樹脂混合物中における骨材の
質、粒度等と、結合材の質、量等とは、使用対象、使用
目的によって異なる。しかしながら、骨材に対する結合
材量は、舗装材に対する各種試験、例えば、マーシャル
安定度試験、ラベリグ試験、ホイールトラッキング試
験、その他によってきめることができる。骨材に対する
結合材量の1例をあげると、例えば、7号砕石の単粒度
骨材では、結合材量は約4.5重量%であるが、7号砕石
と粗目砂とを重量比1:1で混合した複粒度骨材では、結
合材量は約8重量%になる。また、骨材に顔料、フィラ
ー等が加われば、結合材量もかわってくる。
主材となるエポキシ樹脂混合物は、材質、粒度等を選
定した乾燥している骨材と所要量のエポキシ樹脂とを混
合して造られる。混合には、パグミル、その他公知の混
合装置を使用する。混合して造られるエポキシ樹脂混合
物は、常温で団塊になることのないルーズの状態のもの
である。
エポキシ樹脂混合物は、運搬、取扱いに便利なように
通常1パックの量を40Kg以下、好ましくは30Kg、あるい
は30Kg以下の量にする。容器には、プラスチックフィル
ムなどの袋が用いられる。また、プラスチック容器、金
属製缶なども用いられる。また、紙袋、麻袋等でプラス
チックフィルムをラミネートしたものも用いられる。プ
ラスチックでは、紫外線を通さないように紫外線吸収剤
等を混入しているものも用いられる。
硬化剤は、エポキシ樹脂混合物の1パック量に対応す
る量が容器にパックされる。大体0.5〜2Kgの量が1パッ
クの量となる。
容器は、硬化剤が長期間の保存中に光、空気中の酸素
や湿気の影響を受けないように出来るものが使用され
る。通常は、内面を樹脂コーティングした金属製缶にパ
ックする。内面を樹脂コーティングするのは、ポリメル
カプタンと金属の接触が、長期保存のためには好ましく
ないからである。樹脂コーティングは、通常、エポキシ
樹脂(焼付)が用いられる。プラスチックの袋、チュー
ブ、瓶等に入れて、これを金属缶にパックしてもよい。
また、プラスチックの袋、チューブ、瓶等の外面に金属
箔をラミネートしたものでもよい。また、プラスチック
製の袋、チューブ、瓶等でも、材質が空気中の酸素、湿
気等を全く透さないようなものであれば、そのまま使用
することができる。また、ガラス瓶も使用できる。
硬化剤は、このような容器にパックされるが、この容
器入り硬化剤は、エポキシ樹脂混合物をパックした容器
内に同封し1セットとして供給することも、エポキシ樹
脂混合物をパックした容器内に入れずに1セットとして
供給することも出来る。
本発明で使用される硬化剤は、非常に安定化された状
態で保存するために、貯蔵安定性試験(加速老化試験)
で、約3年間の保存期間中に変質がなく、硬化剤として
の機能低下がみられず、実用上3年間程度の長期備蓄可
能であることが確認され、更に実地の長期備蓄実験を開
始している。
本発明の反応性補修材は、実際に使用するときは、エ
ポキシ樹脂混合物と硬化剤とを混合して反応性常温混合
物を造り、この可使時間内に補修等に使用する。混合に
は撹拌器付の容器内での混合、適当なミキサ内での混合
が好ましいが、現場で、鉄板あるいは舗装面上等を利用
し、スコップ等を用いて手練り混合することもできる。
混合にはエポキシ樹脂混合物1パックに対し硬化剤1パ
ックの割合で混合すればよいので、計量は不要である。
エポキシ樹脂混合物と硬化剤とを所定の割合で混合し
て造られる反応性常温混合物は、反応の早くなる夏季に
おける気温の高い季節でも十分な可使時間があり、また
反応のおそくなる冬季における気温の低い季節でも可使
時間、硬化時間が長すぎないものが要求される。本発明
では硬化剤の主成分としてリモネンジハイドロオキシチ
オールにより変性したエーテル型ポリメルカプタン系硬
化剤を用いることにより、このような要望にこたえるこ
とが可能になった。本発明の実施例では、気温5℃で可
使時間を1〜2時間、硬化時間を1時間半から2時間
半、また、気温20℃で可使時間を30〜40分、硬化時間を
40分〜1時間、そして、気温30℃で可使時間を20〜30
分、硬化時間を40〜50分程度に調節し、本発明の反応性
補修材を長期保存期間(一応3年間を目安としている)
内の夏季でも冬季でも使用できるようにしている。
エポキシ樹脂混合物と硬化剤とを混合した反応性常温
混合物の舗設、補修等には、いろいろな機器を使用する
ことができる。例えば、敷きならしには、小型フィニッ
シャの様な敷きならし機械で施工することも、スコッ
プ、レーキなどを用いて人力で施工するともできる。敷
きならした後、転圧することが好ましい。転圧には、一
輪ローラ、振動ローラ、タンデムローラ、ビブロプレー
ト、タンパ等が用いられる。また反応性常温混合物を敷
きならす下地面に、あらかじめプライマーを塗布するこ
とも行うことができる。
反応性常温混合物は、上述のように硬化時間が早い。
また、硬化過程における強度発現が早く、比較的短時間
に大きな強度(交通荷重に耐える安定度)に達するの
で、舗装等の補修に使用した際、早期に交通開放するこ
とができる。
次に本発明の反応性補修材の特長と作用効果を要約し
て説明する。
(1)エポキシ樹脂混合物と硬化剤とを別々に分けて容
器にパックし、特に硬化剤を長期間の保存にたえられる
ように安定な状態にしてあるので、長期間の備蓄が可能
であり、いつでも品質が安定し、良好な物性に硬化でき
る反応性常温混合物を造ることができる。
エーテル型ポリメルカプタン硬化剤を主成分とする常
温硬化型液状硬化剤を安定化すると共に、光、空気中の
酸素、湿気等の影響を受けない容器にパックしているの
で、長期間の保存中に皮張り、粘度上昇、硬化剤として
の機能の低下等が生じない。そのため、いつでも良好な
反応性常温混合物を造ることができる。
(2)使用に際して、計量が不要であり、常温混合によ
って容易に反応性常温混合物を造ることができる。
エポキシ樹脂混合物と硬化剤とが、それぞれ所要量宛
パックされ、1パック対1パックの量で混合すればよい
ようにセットになっているので、その混合に際して計量
が不要である。また、エポキシ樹脂混合物に対する硬化
剤の量も比較的多く、そして硬化剤の粘度も低目であり
貯蔵中に増粘しないため、常温混合によって容易に反応
性常温混合物を造ることができる。
(3)夏季でも冬季でも気温に左右されず、また、天候
に左右されずに使用できる。
硬化剤の主成分がエーテル型ポリメルカプタン系硬化
剤であるため、冬季の気温の低いときでも反応性常温混
合物の硬化反応はスムースに進行し、短時間に十分な強
度を発現でき、また夏季の気温の高いときでも作業(施
工)に必要な可使時間を有しているので、夏、冬を通じ
て使用できる。また、反応性常温混合物は、雨水の中で
も硬化反応はスムースに進行し、安定した物性のものに
硬化するので、天候に左右されずに使用することができ
る。
(4)反応性常温混合物は、施工性良好である。
フィニッシャ、簡易フィニッシャ等で敷きならしがで
きるほか、スコップ、レーキ等によって人力による敷き
ならしもでき、締固めも、ローラ、小型ローラ、振動ロ
ーラ、タンパ、ビブロプレートなどで行うことができ
る。
(5)反応性常温混合物の強度発現が早く、その硬化物
は、舗装材として十分な安定度、強度、耐摩耗性、耐久
性等を有している。
舗装体としてのマーシャル安定度試験、ラベリング試
験、ホイールトラッキング試験を、反応性常温混合物の
舗設直後、硬化過程、硬化後等、また夏季の施工、冬季
の施工等を想定して条件をかえて行なったが、いづれも
良好な結果を得ている。
そのため、緊急時に備えて備蓄しているものを、定期
的に新規のものにとりかえる場合に、今まで保存してい
たものを補修材としてはもとより、有効に舗装等に使用
できる。たとえば、歩道舗装材、パッチング材等に使用
することができる。
本発明の反応性補修材は、緊急時における舗装などの
破損ケ所を短時間に補修し、交通開放ができるように開
発されたものであるが、パッチング材、カラー舗装材、
歩道舗装材等に使用できるほか、いろいろな構造物の補
修材としても使用することができる。
次に本発明の反応性補修材に使用される硬化剤につい
て行った貯蔵安定性の試験結果を説明する。
試験は、本発明で使用される硬化剤400gをエポキシ樹
脂を内面にコーティングし焼付している500ml入り金属
缶に入れて密栓し、25℃で1年間、60℃で6ケ月間の長
期間保存し、粘度、アミン価、比重について性状の変化
を調べると共にエポキシ樹脂との硬化反応性の変化を調
べた。比較例としてポリエステル系ポリメルカプタン常
温硬化剤を主成分とする硬化剤についても同様に試験し
た。
試験方法は次のようである。
粘 度 JIS K6833に準ずる。
アミン価 JIS K7237に準ずる。
比 重 JIS K2249に準ずる。
エポキシ樹脂との硬化反応性(結合材の塗膜硬化性)
は、RCI塗料乾燥時間測定器を使用して、配合差異によ
る硬化時間の変化を測定した。
その試験は、5℃で塗膜厚さは50μmで行った。
(RCI塗料乾燥時間測定器) 塗料の乾燥度合を測定するもので、ガラス板上に一定
条件で塗布された塗料の乾燥状態を、その表面を鋼針で
引掻いて行き、その引掻き軌跡を観察して乾燥時間を測
定する。
ガ ラ ス 板 350×25×2mm 6本掛 引掻ストローク 300mm最大 測 定 時 間 6、12、24時間/300mm 引 掻 鋼 針 鋼針SK−2 3mmφ×35mm(l)先端
が2mmφ球、1mmφフラット、2mmφフラット、3mmφフラ
ットの4種がある。
結合材の塗膜が硬化しないうちは、引掻針の通った軌
跡は塗膜表面が流れて平らに復元するのであとがつかな
い。反応がはじまり結合材が増粘してくると引掻針の通
った軌跡が塗膜表面にはっきり残り復元できなくなる。
このあとのつきはじめるまでの時間が指触乾燥時間であ
る。さらに引掻針が移動して塗膜が硬化はじめると引掻
針の軌跡が浅くなりはじめ、それから間もなくすると塗
膜は硬化し引掻針の軌跡が表面につかなくなる。その引
掻針の軌跡が浅くなりはじめるまでの時間を半硬化時
間、軌跡がつかなくなるまでの時間を硬化時間とする。
試験結果を、次表に示す。
第1表は、液状変性エポキシ樹脂と硬化剤の配合を示
すものであり、表中のエポキシ樹脂は、液状の変性エポ
キシ樹脂の配合を示す。
第2表は、硬化剤の保存(経時変化)に伴う粘度、ア
ミン価、比重についての性状変化、即ち貯蔵安定性の試
験結果を示す。
第3表は、エポキシ樹脂と硬化剤の保存(経時変化)
に伴う硬化反応性の試験結果を示す。
第2表にみられるように、試験例1、3、4のいづれ
も硬化剤の粘度、アミン価、比重についての性状に変化
がなく貯蔵安定性に優れていることが判る。すなわち、
25℃における保存条件では、1年間経過後においても、
これらについて変化が殆んどみられない。また、60℃に
おける保存条件では、6ケ月経過後においても、これら
について変化が殆んどみられないで安定である。60℃に
おける保存条件の2ケ月は25℃における保存条件の1年
間に相当するとみなされるので、60℃における保存条件
の6ケ月は25℃における保存条件の3年間に相当する。
比較例1では、硬化剤の粘度、アミン価、比重の性状変
化が著しい。粘度の上昇は、チオール基とアミンの反応
が生じたためとみられ、それはアミン価の減少、比重の
増大にあらわれており、貯蔵安定性に欠けていることを
示している。
更に、第3表において、結合材の塗膜硬化性をみる
と、試験例1〜4が長期間の保存(25℃および60℃)に
おいて指触乾燥、半硬化、硬化の時間に殆んど変化な
く、安定した値を示すのに対して、比較例1では、長期
間の保存により指触乾燥、半硬化、硬化の時間が非常に
のびてきており、硬化剤としての機能低下がはっきりと
みられる。
以上の試験結果から明らかなように、本発明の反応性
補修材における硬化材を樹脂コーティング缶内にパック
しておくことにより、長期間(3年間を目安とした)の
保存中に性状の変化や硬化剤としての機能の低下がみら
れないことが判かる。
次に、本発明の反応性補修材の実施例とそれを用いた
反応性常温混合物の試験結果等について説明する。
実施例に使用した液状の変性エポキシ樹脂および液状
硬化剤は、次のようである。
液状の変性エポキシ樹脂: エピコート 828(シエル化学製品液状エポキシ樹
脂、商品名)100重量部に反応性稀釈剤カージュラE−1
0(シエル化学製品、商品名)25重量部を混合したも
の。
液状硬化剤: ポリオキシプロピレン2−ハイドロオキシチオール40
重量部、リモネンジハイドロオキシチオール25重量部、
エチレングリコールジエタンチオール10重量部、トリス
ジメチルアミノメチルフェノール5重量部、液状変性石
油樹脂20重量部、酸化防止剤0.1重量部を混合したも
の。
実施例1 アスファルトプラントのドライヤを通して乾燥し、ふ
るい分けして常温にした乾燥された7号砕石95.5重量部
に、液状の変性エポキシ樹脂2.5重量部をパグミルを用
いて混合しエポキシ樹脂混合物を得る。このエポキシ樹
脂混合物を紫外線吸収剤入りポリエチレン製の袋(厚0.
25mm)に1袋当り30Kgづつ入れる。これらの袋の中に、
内面エポキシ樹脂コーティング金属缶(フタ付)に硬化
剤600gをつめた容器入り硬化剤を、1袋に対して1個入
れてポリエチレン袋を密封し、骨材に7号砕石を用いた
本発明の反応性補修材を得る。
上記において、エポキシ樹脂混合物30Kgを入れたポリ
エチレン袋に容器入り硬化剤を入れることなく、エポキ
シ樹脂混合物入りポリエチレン袋を密封し、これに容器
入り硬化剤をセットにして本発明の反応性補修材とする
こともできる。
実施例2 ドライヤを通して乾燥しふるい分けした常温の7号砕
石および粗目砂を重量比1:1に混合した骨材92重量部に
対し液性の変性エポキシ樹脂4.5重量部をパグミルを用
いて混合しエポキシ樹脂混合物を得る。このエポキシ樹
脂混合物を紫外線吸収剤入りポリエチレン製の袋に1袋
当り30Kgづつ入れる。これらの袋の中に、内面エポキシ
樹脂コーティング金属缶(フタ付)に硬化剤1100gをつ
めた容器入り硬化剤を1袋に対して1個入れてポリエチ
レン袋を密封し、骨材に7号砕石と粗目砂を重量比1:1
の割合で混合した骨材を用いた本発明の反応性補修材を
得る。
上記において、エポキシ樹脂混合物30Kgを入れたポリ
エチレン袋に容器入り硬化剤を入れることなく、エポキ
シ樹脂混合物入りポリエチレン袋を密封し、これに容器
入り硬化剤をセットにして本発明の反応性補修材とする
こともできる。
実施例1と実施例2の反応性補修材について1ケ月後
に室内試験でエポキシ樹脂音号物と硬化剤とを混合して
反応性常温混合物を造り、その可使時間、硬化時間、硬
化物の舗装体としての物性をみるため、ホイールトラッ
キング試験、アスファルト舗装への接着力試験、湿潤時
の硬化確認試験(マーシャル安定度試験)等を行って舗
装材としての性能を評価した。それらの試験結果を次に
示す。以下、実施例1および実施例2の反応性補修材を
使用した反応性常温混合物を夫々Aタイプ混合物および
Bタイプ混合物と呼ぶことにする。
第4表は可使時間を示し、マーシャル安定度給試体作
製によって混合開始から締固めまでの時間と密度、安定
度の関係を温度を変えて求め、これより各温度における
可使時間を求めた。
第5表は硬化時間を示し、混合開始から締固めまでの
時間を一定とし、混合開始からマーシャル安定度測定開
始までの時間と安定度の関係を求め、これより各温度に
おける硬化時間を求めた。
第6表は透水試験結果を示し、養生温度20℃、定水位
法で、Aタイプ混合物について行った結果である。
第7表は、ホイールトラッキング試験結果を示し、締
固め条件を一定とし、試験開始時間を可使時間+15分、
可使時間+40分として試験を行った。試験方法は日本道
路協会発行「アスファルト舗装要綱」昭和53年改訂版に
よる。ただし、走行試験の接地は6.4±0.15Kg/cm2、試
験温度は20℃である。
第1図および第2図は接着力の試験結果を示し、密粒
度アスファルトコンクリート舗装体上にAタイプとBタ
イプの反応性常温混合物を施工したときの接着力をみる
もので、プライマー不使用の場合、プライマーとしてア
クリル系樹脂エマルジョンを使用した場合、プライマー
としてエポキシ樹脂混合物に使用した変性エポキシ樹脂
と硬化剤とを混合した結合材を使用した場合について、
その接着力を湿潤、乾燥のそれぞれについて試験を行っ
た。試験は、建研式接着力試験機を用いて測定した。
第8表は、湿潤時の硬化の確認のマーシャル安定度試
験結果を示し、Aタイプ混合物につき、混合及び養生温
度20℃で、次のような三つの湿潤状態の場合についてマ
ーシャル安定度試験を行った。
エポキシ樹脂混合物が湿潤している状態 エポキシ樹脂混合物にあらかじめ水を添加して使用し
た。
エポキシ樹脂混合物に硬化剤を混合した反応性常温混
合物が湿潤している状態 硬化剤を混合し、5分後に水を添加して混合した。
エポキシ樹脂混合物に硬化剤を混合した反応性常温混
合物の転圧後に水の影響を受けた状態 締固めの5分後、15分後に、それぞれ60℃の水中に30
分間水浸し、マーシャル安定度の測定を行った。
以上の各試験から明らかなように、本発明の反応性補
修材を使用した反応性常温混合物は、災害の時の補修用
混合物としての性能を十分満足するものといえる。
また、実施例1および実施例2の反応性補修材を用い
て、製造してから約1ケ月後に、次のような試験加工を
行った。
歩道用透水舗装として、路床上に山砂を転圧厚さ10cm
に施工した後、さらにクラッシャランC−30を転圧厚さ
10cmに施工し、その上にAタイプの混合物を転圧厚さ4c
mに施工した。施工は、幅3m、長さ12m、面積36m2であ
る。
歩道用舗装としての路床上にクラッシャランC−40を
転圧厚さ10cmに施工し、その上にBタイプ混合物を転圧
厚さ4cmに施工した。施工は、幅2m、長さ10m、面積20m2
である。
仮設道路舗装として路床に、粒度調整砕石M−40を転
圧厚さ15cmに施工し、その上にBタイプ混合物を転圧厚
さ5cmに施工した。施工は、幅2m、長さ10m、面積20m2
ある。
車道用舗装として路床上にクラッシャランC−30を転
圧厚さ20cmに施工し、さらに粒度調整砕石M−40を転圧
厚さ15cmに施工し、その上にBタイプ混合物を転圧厚さ
5cmに施工した。
路盤の作製は、常法により転圧にはマカダムローラ、
タンデムローラが用いられた。Aタイプ混合物、Bタイ
プ混合物の混合には水平回転型強制練りミキサが用いら
れた。混合物の敷きならしは、鉄製レーキ、簡易フィニ
ッシャ、有振式簡易フィニッシャ等を用いて行った。転
圧は、マカダムローラ、タンデムローラ、小型振動ロー
ラ、ビブロプレート、タンパ等を用いた。Aタイプと混
合物では密度1.63〜1.69、Bタイプ混合物で密度1.81〜
2.03であった。転圧ではタンデムローラ、ついで小型振
動ローラ、ビブロプレートなどがよく転圧できた。何れ
も仕上り面は良好であり、良好な結果が得られた。
さらに、本発明の反応性補修材は、結合材が透明であ
るところから、自然色舗装用材料またはカラー舗装用材
料としての用途にも適している。
【図面の簡単な説明】
図において、第1図は実施例1により造られた反応性常
温混合物(Aタイプ)の接着力を示すグラフ。第2図は
実施例2により造られた反応性常温混合物(Bタイプ)
の接着力を示すグラフである。
フロントページの続き (72)発明者 雑賀 義夫 神奈川県横浜市戸塚区上矢部町748―52 スカイビュー戸塚2―207号 (72)発明者 野原 正昭 栃木県下都賀郡国分寺町大字柴272番地 (72)発明者 深田 芳 埼玉県浦和市大間木851―1 (72)発明者 松浦 精一 神奈川県藤沢市弥勒寺3丁目6番21号 (72)発明者 山之口 浩 神奈川県三浦郡葉山町掘内2100―108 合議体 審判長 秋吉 達夫 審判官 藤枝 洋 審判官 赤木 啓二 (56)参考文献 特開 昭51−14727(JP,A) 特開 昭56−90828(JP,A) 特開 昭62−146302(JP,A) 特開 昭60−90217(JP,A) 特開 昭51−17299(JP,A) 特公 昭41−7236(JP,B1) 特公 昭45−39311(JP,B1)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】骨材と液状の変性エポキシ樹脂とからなる
    混合物の所要量(a)と、リモネンジハイドロオキシチ
    オールにより変性したエーテル型ポリメルカプタン系硬
    化剤を主成分とする常温硬化型液状硬化剤の所要量
    (b)とを、それぞれ別々の容器にパックし、これらを
    セットにしたことを特徴とする舗装等の長期保存性を有
    する反応性補修材。
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DE102010028586A1 (de) 2010-05-05 2011-11-10 Henkel Ag & Co. Kgaa 1K-Epoxidharzzusammensetzung mit verringerter Toxizität

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