JP2705723B2 - アザビシクロオクチル−テトラ−及びヘキサヒドロベンゾ〔de〕イソキノロンのヒドロキシ誘導体 - Google Patents
アザビシクロオクチル−テトラ−及びヘキサヒドロベンゾ〔de〕イソキノロンのヒドロキシ誘導体Info
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Description
あるか、又は二重結合が存在しない(式(Ib))〕の
化合物及びその薬学的に許容しうる塩、個々の立体異性
体、立体異性体の混合物、並びにそのN−オキシド誘導
体及びO−β−D−グルクロニド抱合体に関する。
ザビシクロ〔2.2.2〕オクタ−3′S−イル)−6
−ヒドロキシ−2,4,5,6−テトラヒドロ−1H−
ベンゾ〔de〕イソキノリン−1−オン及び2−(1′
−アザビシクロ〔2.2.2〕オクタ−3′S−イル)
−6−ヒドロキシ−2,3,3a,4,5,6−ヘキサ
ヒドロ−1H−ベンゾ〔de〕イソキノリン−1−オ
ン、及びこれらのそれぞれの立体異性体及び用途、並び
にこれらの製造法に関する。
物、又はその個々の異性体若しくは異性体の混合物、又
は薬学的に許容しうる塩又はN−オキシド誘導体の治療
上の有効量を、一つ以上の薬学的に許容しうる賦形剤と
組み合わせて含む薬学的組成物である。
質として、特に、式(I)の化合物若しくはその薬学的
に許容しうる塩、個々の立体異性体、立体異性体の混合
物、又はそのN−オキシド誘導体若しくはO−β−グル
クロニド抱合体の治療上の有効量を投与することによ
る、嘔吐、胃腸障害、中枢神経系障害、心血管障害又は
疼痛のような症状を治療するための、式(I)の化合物
の用途である。
の製造法である。
伝達物質)は、1948年に初めて発見され、その後、
重要な研究課題となっている。セロトニンは、5−ヒド
ロキシトリプタミン(5−HT)とも云われ、離散型5
−HT受容体に対して中枢的にも末梢的にも作用する。
5−HT受容体は、現在、四つの主要な下位分類(5−
HT1 、5−HT2 、5−HT3 、5−HT4 受容体)
に区分けされているが、その各々も異成分よりなる。下
位分類5−HT3 の受容体は、自律ニューロンに反応を
及ぼし、胃腸、心血管及び中枢神経系における各種神経
伝達物質の放出を調節すると考えられている。
ニューロンに高密度で存在し、5−HT3 受容体レベル
でのセロトニンの相互作用を遮断する薬剤、すなわち5
−HT3 受容体アンタゴニスト(拮抗薬)は、強力な抗
嘔吐作用性を有している。かかるアンタゴニストは、癌
の化学療法及び放射線療法における催吐作用を抑制する
効用がある〔参照:5−ヒドロキシトリプタミン受容体
での薬剤作用(DrugsActing on 5-Hydroxytryptamine R
eceptors )、The Lancet, September 23(1989)及び引
用文献〕。
し、慢性的胃と食道の逆流障害は、人口の15%程度に
及んでいる。かかる疾患の治療に知られている最も効果
的な方法の一つは、前運動性剤(プロキネティック剤:
prokinetic agent)の使用である。多くの5−HT3 ア
ンタゴニストは、プロキネティック性を有し、比較的副
作用が少ないので、胃腸障害の治療に特に有用である
〔参照:Reynolds R. C., Prokinetic Agents: A Key i
n the Future of Gastroenterology)、Gastroenterolo
gy Clinics of North America, 18: 437-457(1989)〕。
び記憶を司る脳の領域に存在する。5−HT3 受容体ア
ンタゴニストは、抗精神病活性に必要な性質である中脳
辺縁系ドーパミンレベルを低下する。かかるアンタゴニ
ストは、辺縁系皮質におけるコリン作動性状態をも増加
し、これは認識増強効果を説明する。さらに、5−HT
3 受容体アンタゴニストは、不安緩解性を有し、依存性
障害の治療に用いて有有効であり、精神分裂症患者につ
いては検討中である(参照:前記のLancetの論文)。
侵害受容性の入力を仲介する証拠が得られている〔参
照:Glaum, S., Proudfit, H. K., and Anderson, E.
G.; Nuerosci. Lett., 95: 313(1988) 〕。したがっ
て、5−HT3 受容体アンタゴニストは、疼痛、特に片
頭痛の抑制に価値がある〔参照:Peatfield, R.; Drugs
andthe Treatment of Migraine; Trends Pharmacol. S
ci., 9: 141(1988))〕。
05−930は、各種の動物モデルで不整脈を抑制し、
心室の筋細胞においてクラスIII 及びクラスIの混合し
た抗不整脈性に影響を及ぼす〔参照:Schlltysik, G.,
Imoto, Y., Yatani, A. andBrown, A. M.; J. Pharmaco
l. Exp. Ther., 245: 773(1988)及び引用文献〕。した
がって、5−HT3 受容体アンタゴニストは不整脈の治
療又は予防に有用である。
T3 受容体アンタゴニスト作用を有する幾つかの三環性
化合物を記載している。米国特許第5,202,333 号明細書
に記載されている三環性5−HT3 受容体アンタゴニス
トには、2−(1−アザビシクロ〔2.2.2〕オクタ
−3S−イル)−2,3,3a,4,5,6−ヘキサヒ
ドロ−1H−ベンゾ〔de〕イソキノリン−1−オン及
び2−(1−アザビシクロ〔2.2.2〕オクタ−3S
−イル)−2,4,5,6−テトラヒドロ−1H−ベン
ゾ〔de〕イソキノリン−1−オンが含まれ、2−(1
−アザビシクロ〔2.2.2〕オクタ−3S−イル)−
6−ヒドロキシ−2,3,3a,4,5,6−ヘキサヒ
ドロ−1H−ベンゾ〔de〕イソキノリン−1−オン及
び2−(1−アザビシクロ〔2.2.2〕オクタ−3S
−イル)−6−ヒドロキシ−2,4,5,6−テトラヒ
ドロ−1H−ベンゾ〔de〕イソキノリン−1−オン
は、それぞれ、前記化合物のヒトの代謝物であることが
判っている。
て:「脱離基」は合成有機化学において通常用いられる
意義を有する、すなわちアルキル化の条件下で置換され
る原子又は基であり、例としては、ヒドロキシ、ハロ、
(C1-4 )アルコキシ(例えば、メトキシ、エトキシな
ど)、アリールオキシ(例えば、フェノキシなど)、
(C1-4 )アルキルチオ(例えば、メチルチオ、エチル
チオなど)、アリールチオ(例えば、フェニルチオな
ど)、及びアルカン−又はアレンスルホニルオキシ(例
えば、メシルオキシ、エタンスルホニルオキシ、ベンゼ
ンスルホニルオキシ、トリフルオロメタンスルホニルオ
キシ、トシルオキシなど)が挙げられる。
原子又はヨウ素原子を意味する。
いられる意義を有する、すなわち化学反応が、他の保護
されていない反応部位で選択的に行なわれるように多官
能性化合物における一つの反応性部位を選択的に障害す
る基である。本発明のある工程では、反応物質に存在す
る反応性水酸基を障害するのに保護基を用いている。条
件に適っているヒドロキシ保護基は、置換したメチル
(例えば、メトキシメチル、メチルチオメチル、ベンジ
ルオキシメチル、tert−ブトキシメチル、ベンジルな
ど)、置換したエチル(例えば、1−エトキシエチル、
1−メチル−1−メトキシエチルなど)、シリル(例え
ば、トリメチルシリル、トリエチルシリル、tert−ブチ
ルジフェニルシリルなど)などである。
保護基を除去する工程であり、所望の保護されていない
生成物を妥当な収率で生成する。
物、例えば、イヌ、ネコ、ウサギ、ウシ、ウマ、ヒツ
ジ、ヤギ、ブタそしてシカ、そして非哺乳動物は、例え
ばトリなどである。
部位の何らかの不健全な状態、並びに、その動物に施さ
れた医学又は獣医学の治療によって生じた若しくは付随
した不健全な状態、すなわち治療の「副作用」が挙げら
れる。
全であり、無毒で、生物学的にも別の面でも好ましくな
いものではない薬学的物質の製造に有用な物質を意味
し、獣医学的用途及びヒトの薬学的用途に受け入れられ
る物質である。
に、薬学的に許容され、所望の薬理活性を有する塩を意
味する。式(I)、(2)、(3)及び(4)の化合物
は、有機酸又は無機酸と反応し得る塩基性窒素原子を有
し、酸付加塩を形成する。許容しうる無機酸としては、
塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸、リン酸などが挙げられ
る。許容される有機酸としては、酢酸、プロピオン酸、
ヘキサン酸、ヘプタン酸、シクロペンタンプロピオン
酸、グリコール酸、ピルビン酸、乳酸、マロン酸、コハ
ク酸、リンゴ酸、マレイン酸、フマール酸、酒石酸、ク
エン酸、安息香酸、o−(4−ヒドロキシベンゾイル)
安息香酸、ケイ皮酸、マンデル酸、メタンスルホン酸、
エタンスルホン酸、1,2−エタンジスルホン酸、2−
ヒドロキシエタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p
−クロロベンゼンスルホン酸、2−ナフタレンスルホン
酸、p−トルエンスルホン酸、カンファースルホン酸、
4−メチルビシクロ〔2.2.2〕オクタ−2−エン−
1−カルボン酸、グルコヘプト酸、4,4′−メチレン
ビス(3−ヒドロキシ−2−エン−1−カルボン酸)、
3−フェニルプロピオン酸、トリメチル酢酸、tert−ブ
チル酢酸、ラウリル硫酸、グルコン酸、グルタミン酸、
ヒドロキシナフトエ酸、サルチル酸、ステアリン酸、ム
コン酸などが挙げられる。
シクロ〔2.2.2〕オクタ−3′S−イル部分におけ
る窒素原子が酸化された状態にある式(I)の化合物を
意味する。N−オキシド誘導体は、この技術分野におけ
る通常の技術者には公知の方法によって容易に製造する
ことができる。例えば、式(I)の化合物のN−オキシ
ド誘導体は、酸化されていない形の式(I)の化合物
を、適切な溶媒(例えば、塩化メチレンのようなハロゲ
ン化炭化水素)中、約0℃で、酸化剤(例えば、トリフ
ルオロ過酢酸、ペルオキシマレイン酸、過安息香酸、過
酢酸、m−クロロペルオキシ安息香酸など)で処理する
ことによって製造することができる。酸化されていない
形の式(I)の化合物は、式(I)の化合物のN−オキ
シドから、適切な溶媒(例えば、アセトニトリル、エタ
ノール、含水ジオキサンなど)中、0ないし80℃で、
還元剤(例えば、硫黄、二酸化硫黄、トリフェニルホス
フィン類、水素化ホウ素リチウム、水素化ホウ素ナトリ
ウム、三塩化リン、三臭化リンなど)で処理することに
よって製造することができる。
6位のヒドロキシ基がグルクロン酸と抱合体を形成する
式(I)の化合物を意味する。かかる抱合体は、生体内
で加水分解され、プロドラッグとして作用する。O−β
−D−グルクロニド抱合体は、この技術分野の通常の技
術者に公知の方法により容易に製造することができる。
例えば、式(I)の化合物のO−β−D−グルクロニド
抱合体は、抱合していない形の式(I)の化合物を、メ
チル(2,3,4−トリ−O−アセチル−α−D−グル
コピラノシルブロミド)ウロナートと反応させ、次いで
アルカリ加水分解により、脱保護することによって製造
することができる〔参照:Bollenback,G. N., Long, J.
W., Benjamin, D. G., Lindquist, J. A.; J. Am. Che
m. Soc., 77, 3310-3315(1955) 〕。これに代えて、式
(I)の化合物のO−β−D−グルクロニド抱合体は、
可溶化した肝ミクロソームのグルタチオン転移酵素の固
定化試料を用いる酵素合成によって製造することもでき
る〔参照:Pallante, S. L., Lisek, C. A., Dulik, D.
M., Fenselau, C. F.; Drug Metabolism and Disposit
ion, 14(3): 313-318(1986) 〕。
載される事象又は事情が起こり得るか又は起こり得ない
ことを意味し、記述は事象又は事情が起こる例及びそれ
が起こらない例を含むことを意味している。例えば、
「2−(1′−アザビシクロ〔2.2.2〕オクタ−
3′S−イル)−6−ヒドロキシ−2,3,3a,4,
5,6−ヘキサヒドロ−1H−ベンゾ〔de〕イソキノ
リン−1−オンを、薬学的に許容しうる酸付加塩に場合
により変換する」とは、酸付加塩への変換が、本発明の
範囲内で、記載された方法に適って行なわれるか又は行
なわれないことを意味し、本発明は、この変換が起こる
工程及びそれが起こらない工程を含んでいる。
動物に投与した場合、疾病の治療に十分な効果がある量
を意味する。
ないか又は疾病の症状を表わしている、動物に疾病が起
こることを予防すること、(2)疾病を抑制する、すな
わち疾病の進行を阻止すること、又は(3)疾病を寛解
する、すなわち疾病の退行を起こす、ことである。
るが、化合物原子の結合の性質又は順序において又は化
合物原子の空間的配列において異なる現象である。原子
の空間的配列の異なる異性体は「立体異性体」と呼ばれ
る。互いに鏡像でない立体異性体は、「ジアステレオマ
ー」と呼ばれ、重ね合わせのできない鏡像である立体異
性体は、「対掌体」又は場合により光学異性体と呼ばれ
る。四つの同一でない置換基に結合した炭素原子は、
「キラル(掌性の)中心」と呼ばれる。
のキラリティー(掌性)の2種類の対掌体の形をとり、
個々の対掌体又は対掌体の混合物の何れかとして存在す
る。反対のキラリティーを有する個々の対掌体の等量を
含む混合物は、「ラセミ混合物」と呼ばれる。一つ以上
のキラル中心を有する化合物は、nをキラル中心の数と
すると、2n −1個の対掌体の対を有する。一つ以上の
キラル中心を有する化合物は、個々のジアステレオマ
ー、又は「ジアステレオマー混合物」と呼ばれるジアス
テレオマーの混合物の何れかとして存在する。この明細
書では、一つ以上の対掌体の対を含む立体異性体混合物
を「対掌体の」と呼び、存在するそれぞれの対掌体を含
まない立体異性体混合物を「非対掌体の」と呼ぶ。
性体は、そのキラル中心の絶対配置によって特徴付けら
れる。絶対配置は、キラル中心に結合した置換基の空間
的配列に関する。問題にしているキラル中心に結合した
置換基は、Cahn-Ingold-Prelogの順位則に従って、優先
順位が付けられ、絶対配置記号R又はSを括弧に入れて
記入し、次にハイフンと化合物の化学名(例えば、
(S)−2−(1′−アザビシルロ〔2.2.2〕オク
タ−3−ルアミン)を書く。
ある場合、化合物名の中に出てくるキラル中心の番号の
直ぐ次に記号を記載する。キラル中心が別々の配置であ
るか、又は等量若しくは非等量の混合物の何れかとして
存在する場合、又はキラル中心が等量若しくは非等量の
二つの配置の混合物としてのみ存在する場合、記号は書
かない。したがって、場合による結合が存在せず、キラ
ル中心の各々がS−配置である式(I)の化合物、すな
わち次式:
〔2.2.2〕オクタ−3′S−イル)−6S−ヒドロ
キシ−2,3,3aS,4,5,6−ヘキサヒドロ−1
H−ベンゾ〔de〕イソキノリン−1−オンと呼ばれ
る。
は、本発明の要約に記載しているものであるが、幾つか
の化合物が好ましい。例えば、好適な化合物は、場合に
よる結合が存在しない式(I)の化合物であり、より好
適には、その(3aS,3′S)−ジアステレオマー、
特にその(6R,3aS,3′S)−ジアステレオマー
である式(I)の化合物、すなわち2−(1′−アザビ
シクロ〔2.2.2〕オクタ−3′S−イル)−6R−
ヒドロキシ−2,3,3aS,4,5,6−ヘキサヒド
ロ−1H−ベンゾ〔de〕イソキノリン−1−オンであ
る。
T3 受容体結合親和性は、許容された生体外検定により
容易に決定され、この検定は、NB108−15細胞か
ら調製された膜における5−HT3 受容体に対する試験
化合物の親和性を測定するものである。式(I)の化合
物を試験するのに用いた5−HT3 受容体親和性結合検
定を実施例9に記載する。
体アンタゴニスト活性は、手法の確立した生体内検定に
より決定される、この検定は、麻酔したラットにおける
vonBezold-Jarisch反射の、試験化合物による阻害を測
定するものである〔例えば、参照:Butler, A., Hill,
J. M., Ireland, S. H., Hordon, C. C., Tylers, M.
B.; Brit. J. Pharmacol., 94: 397-412(1988); Cohen,
M. L., Bloomquist, W., Gidda, J. S., Lacefield,
W.; J. Pharmacol. Exp. Ther., 248: 197-201(1989);
Fozard, J. R.; MDL 72222: Arch. Pharmacol., 326: 3
6-44(1984)〕。式(I)の化合物の試験に用いた5−H
T3 受容体アンタゴニスト検定を実施例10に記載す
る。
式(I)の化合物は、動物、特にヒトにおける広範な疾
病の治療に用いることができる。例えば、式(I)の化
合物は、嘔吐、胃腸障害、中枢神経系(CNS)障害、
心血管障害又は疼痛の治療に用いることができる。
は、外科麻酔、心理的ストレス、妊娠、ある種の疾病状
態、放射線療法、放射線中毒及び毒性物質に由来する嘔
吐が挙げられる。嘔吐を起こすことが知られている疾病
状態は、腸閉塞、上昇した頭蓋内圧、急性の心筋梗塞、
片頭痛及び腎臓の発症である。嘔吐を起こす毒性物質
は、肝臓障害、腎不全、糖尿病のケトアシドーシス、甲
状腺機能亢進症、副甲状腺機能低下症、副甲状腺機能亢
進症及びアジソン氏病のような状態と関連した天然物の
異常代謝又は異常蓄積の形での毒物、又はブドウ状球菌
で汚染された食物中の腸毒素、又はジギタリス、エメチ
ン又は化学療法剤のような治療目的で投与された薬剤の
ような摂取した毒物である。
療法若しくは細胞毒性薬剤による癌の治療、又は一般的
に有意な副作用が嘔吐である薬物療法〔例えば、免疫反
応が抑制された患者を治療するアンホテリシンB、AI
DSの治療におけるアジドブジン(AZT)及び癌治療
におけるインターロイキン〕によって起こる嘔吐の治療
(特に予防)に特に価値がある。
としては、胃、食道及び大腸と小腸両者の疾病が挙げら
れる。特異な疾病の例としては、限定するものではない
が、消化不良症(例えば、非潰瘍性消化不良)、胃の鬱
血、消化性潰瘍、逆流食道炎、鼓腸、胆汁逆流症候群
(これは慢性便秘及び下痢を起こす)、憩室疾患、胆管
運動性不良〔これは、オッディ括約筋機能障害が現わ
れ、胆嚢に「赤血球の血管内凝集産物」又は微細な結晶
を生じる〕、胃の局部的な運動麻痺(例えば、糖尿病、
外科手術後及び特発性)、炎症性腸症候群及び遅滞性胃
の空腹が挙げられる。式(I)の化合物は、短期のプロ
キネティクスとしても有用で、診断用放射線医学及び腸
挿管法を容易にする。さらに、この化合物は、下痢、特
にコレラ及び類癌腫症候群によって起こる下痢の治療に
有用である。
経系の疾病は、認識障害、精神病、強迫/強制及び不安
/鬱病状態である。認識障害は、注意又は記憶の喪失、
確定した痴呆症(老年痴呆又はアルツハイマー型及び老
化などを含む)、脳血管欠陥及びパーキンソン病であ
る。式(I)の化合物を用いて治療が可能な精神病は、
妄想症、精神分裂症及び自閉症である。治療が可能な代
表的な不安/鬱病状態は、予測される不安(例えば、外
科手術前、歯科治療など)、欝病、躁病、痙攣、並びに
阿片剤、ベンゾジアゼピン類、ニコチン、アルコール、
コカイン及びその他の薬物乱用のような習慣性物質の停
止によって起こる不安である。
疾病は、不整脈及び高血圧である。式(I)の化合物で
の治療が可能な疼痛としては、群発性頭痛、片頭痛、三
叉神経神経痛、空洞腹部器官の異常な膨満に由来するよ
うな腹部疼痛に関連した疼痛が挙げられる。
確立した検定によって決定される、この検定は、白いた
ち(ferrets )においてシスプラチンが誘発する嘔吐作
用での、試験化合物による低下を測定するものである
(例えば、Costall, B., Domeney, A. M., Naylor, R.
J., and Tattersall, F. D.; Neuropharmacology 25
(8): 959-961(1986); Miner, W. D. and Sanger, G.
J.; Brit. J. Pharmacol., 88: 497-499(1986) 〕。式
(I)の化合物の試験に採用した白いたちの抗嘔吐検定
を実施例11に記載する。
確立した検定によって決定される、イヌにおいてシスプ
ラチンが誘発する嘔吐作用での、試験化合物による低下
を測定するものである(参照:Smithi, W. L., Alphin,
R. S., Jackson, C. B., and Sancilio, L. F.; J. Ph
arm. Pharmacol., 41: 101-105(1989); Gylys, J. A.;
Res. Commun. Chem. Pathol. Pharmacol., 23(1): 61-6
8(1979) 〕。式(I)の化合物の試験に採用したイヌの
抗嘔吐検定を実施例12に記載する。
は、試験化合物の経口投与後、ラットにおける胃が空に
なる速度の増加を測定することによって決定される。ラ
ットのプロキネティック検定は、プロキネティック活性
を有する化合物を確認するために、十分に確立したモデ
ルであり〔例えば、参照:Droppleman, D., Gregory,
R., Alphin, R. S,; J. Pharmacol. Methods, 4(3): 22
7-30(1980) 〕、実施例13に記載する。
水迷路(Morris Water Maze )検定を用いて測定され
る、これはラットの認識行動における変化を測定するも
のである。モリス水迷路検定は、認識増強活性を示すた
めの十分に確立したモデルであり〔例えば、参照:Morr
is, R. G. M., Garrud, P., Rawlins, J. N. P., O'kee
fe, J.; Nature, 297: 681-681(1982)〕、実施例16に
記載する。
and Goodwin の二区画探査モデルで決定される〔例え
ば、参照:Kilfoil, T., Michel, A., Montgomery, D.,
Whiting, R. L.; Neuropharmacology, 28(9): 901-905
(1989)〕。要するに、この方法は、異常な、輝いて明る
い区域におけるマウスの当然の不安に、化合物が影響す
る程度を測定するものである。不安緩解行動検定を実施
例14に記載する。
は、許容された検定、すなわち停止の不安試験でマウス
を用いて決定される〔例えば、参照:Carboni, E., Acq
uas, E., Leone, P., Perezzani, L., Di Chiara, G.;
Eur. J. Pharmacol., 151: 159-160(1988)〕。この方法
は、上記の探査モデルを利用し、習慣性の物質を長期投
与し、その後投与を突然中止した後に起こる禁断症状
を、化合物が改善する程度を測定するものである。停止
の不安検定を実施例15に記載する。
受容体の拮抗作用によって改良され得る症状を治療する
のに有用である。かかる症状としては、嘔吐、CNS障
害、胃腸障害、心血管障害及び疼痛が挙げられる。
化合物は、この技術分野で通常であり、そして許容され
た方法の何れかにより、単独で又は式(I)の別の化合
物と組み合わせて又は他の治療薬剤と一緒にして、治療
上の有効量が投与される。治療上の有効量は、疾病の重
篤度、患者の年令及び比較的な健康状態、使用する化合
物の効力及びその他の因子により大幅に変動する。治療
上の有効量は、1日当たり約0.01mg/kg (体重)〜
1日当たり約10mg/kg (体重)の範囲である。好適に
は、有効量は約0.1〜1mg/kg/day である。したがっ
て、70kgのヒトに対する治療上の有効量は、0.7〜
700mg/day、好適には7〜70mg/dayの範囲である。
の医師は、余り多くの経験がなくとも、自分自身の知識
及び本願の明細書によって、特定の疾病に対する式
(I)の化合物の治療上の有効量を確定することができ
るであろう。
一つにより、薬学的組成物として投与される:経口的、
全身性の(例えば、経皮的、鼻腔内又は座薬による)又
は非経口的(例えば、筋肉、静脈又は皮下注射)。組成
物は、錠剤、丸薬、カプセル、半固体物質、粉剤、持続
性放出剤、液剤、懸濁剤、エリキシル剤、エアゾル剤又
はその他の適当な組成物の形態を取り得る。そして一般
的には、少なくとも一つの薬学的に許容される賦形剤と
組み合わせた式(I)の化合物よりなる。許容される賦
形剤は、無毒で投与を助成し、式(I)の化合物の治療
効果に悪影響を及ぼさないものである。かかる賦形剤
は、この分野の技術者が通常使用している、何れかの固
体、液体、半固体、又はエアゾルの場合には、ガス状の
賦形剤である。
ロース、タルク、グルコース、ラクトース、スクロー
ス、ゼラチン、モルト、米、小麦粉、白亜、シリカゲ
ル、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸ナトリウ
ム、グリセロールモノステアラート、塩化ナトリウム、
乾燥スキムミルクなどが挙げられる。液体及び半固体賦
形剤は、水、エタノール、グリセリン、プロピレングリ
コール、及び石油、動物、植物又は合成起源の油よりな
る各種の油(例えば、落花生油、大豆油、鉱油、ごま油
など)から選ばれる。好適な液体担体、特に注射液のた
めの担体は、水、食塩水、水性デキストロース及びグリ
コール類である。
形態にして分散するのに用いられる。この目的に適して
いる不活性ガスは、窒素、二酸化炭素、一酸化二窒素な
どである。その他の適切な薬学的担体は、A. R. Alfons
o; Remington's Pharmaceutical Sciences 1985; 17th
ed. Easton, Pa: Mack Publishing Company に記載され
ているものである。
技術分野の技術者には公知である、製剤の形態、単位投
薬量の大きさ、賦形剤の種類、その他の因子により大幅
に異なる。一般に、目的組成物は、式(I)の化合物の
25%〜75%、好適には30%〜50%を含み、残り
の組成物は賦形剤である。
治療には単一の単位用量の形、又は症状の寛解が特に要
求される場合には任意に単一の単位用量の形で投与され
る。式(I)の化合物を含む代表的な製剤を実施例8に
記載する。
応スキームに示す:
(C1-4 )アルキルである)。
オクタ−3′−イル)−6−ヒドロキシ−2,3,3
a,4,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ベンゾ〔de〕
イソキノリン−1−オン(式(1b))のジアステレオ
マー混合物は、2−(1′−アザビシクロ〔2.2.
2〕オクタ−3′−イル)−6−ヒドロキシ−2,4,
5,6−テトラヒドロ−1H−ベンゾ〔de〕イソキノ
リン−1−オン(式(1a))を水素化することによっ
て製造することができる。水素化は、6−位で脱ヒドロ
キシル化することなく、3−及び3a−位で水素化する
何らかの手段によって行なわれる。かかる手段は、適切
な触媒〔例えば、10%パラジウム−炭素(10%Pd
/C)、5%パラジウム−硫酸バリウム(5%Pd/B
aSO4 )、5%パラジウム−アルミナ(5%Pd/A
l2 O3 )、10%パラジウム−炭酸ストロンチウム
(10%Pd/SrCO3 )など、好適には5%Pd/
BaSO4 〕の存在下、適切な有機溶媒、典型的には、
エーテル、アルコール、カルボン酸、エステル、アミド
又は芳香族炭化水素、好適にはアルコール〔例えば、テ
トラヒドロフラン(THF)、エタノール、酢酸、酢酸
エチル、N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)、ト
ルエンなど、好適にはエタノール〕中、10〜78℃、
典型的には15〜30℃そして好適には約20℃の温
度、そして0〜200psig、典型的には0〜100psig
そして好適にはほば常圧で水素化するものであり、24
〜80時間を要する。式(Ib)の化合物の製法を実施
例7に記載する。
(1′−アザビシクロ〔2.2.2〕オクタ−3′S−
イル)−5−ヒドロキシ−5,6,7,8−テトラヒド
ロ−1−ナフタレンカルボキサミド(式(3))を、ジ
アルキルホルムアミド、典型的にはジ(C1-4 )ジアル
キルホルムアミドそして好適にはDMFの1〜20モ
ル、典型的には1〜10モルそして好適には約3モル当
量と反応させ、酸性にし、次いで脱保護することにより
製造される。ホルムアミドとの反応は、強塩基、典型的
には水素化ナトリウム又はアルキルリチウム塩基そして
好適にはブチルリチウム(例えば、sec −ブチルリチウ
ム、n−ブチルリチウムなど、好適にはsec−ブチル
リチウム)の存在下、適切な溶媒、典型的にはエーテル
〔例えば、ジエチルエーテル、ジメトキシエタン、テト
ラヒドロフラン(THF)など、好適にはTHF〕中、
不活性の雰囲気(例えば、窒素又はアルゴン)下、−2
0〜−75℃、典型的には−65〜−75℃そして好適
には約−74℃で行なわれ、0.5〜5時間を要する。
次いで、反応混合物は、0〜30℃、典型的には15〜
25℃そして好適には約20℃に加温され、酸の過剰な
モル当量、典型的には酸の5〜15モル当量そして好適
には塩酸の約10モル当量が加えられ、酸性の混合物は
2〜5時間撹拌される。
で所望の脱保護された生成物を生成させいずれかの手段
で行なわれる。例えば、好都合な脱保護法は、特に保護
基がtert−ブチルジフェニルシリルである場合、保
護された化合物を、適切な溶媒、典型的にはエーテルそ
して好適にはTHF中、フッ化テトラブチルアンモニウ
ムと反応させるものである。脱保護は、適切な有機溶媒
中、0〜50℃、典型的には15〜25℃そして好適に
は約20℃で行なわれ、1〜24時間を要する。保護基
及びそれらの除去に応用される手法の詳細な記述は、Gr
eene, T. W.; Protective Groups in Organic Synthesi
s 1981; John Wiley & Sons, Inc. に記載されている。
式(2)の化合物の製法を実施例5に記載する。
ロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−1−ナフトエ
酸誘導体(式(5))を、1−アザビシクロ〔2.2.
2〕オクタ−3−イルアミン(式(4))と反応させて
製造する。反応は、窒素雰囲気下、適切な不活性有機溶
媒、典型的には芳香族炭化水素、ハロゲン化炭化水素又
はエーテルそして好適には芳香族炭化水素(例えば、ト
ルエン、塩化メチレン、THFなど、好適にはトルエ
ン)中、20〜200℃、典型的には90〜130℃そ
して好適には約120℃で行なわれ、10〜72時間を
要する。式(3)の化合物の製法を実施例4に記載す
る。
3−イルアミンは市販されているが、この技術分野の通
常の技術者に公知の方法で容易に製造することができ
る。式(5)の化合物は、5−オキソ−1,2,3,4
−テトラヒドロ−1−ナフトエ酸誘導体(式(6))を
還元して相当する脱保護された5−ヒドロキシ−1,
2,3,4−テトラヒドロ−1−ナフトエ酸誘導体を生
成させ、次いで保護して製造する。還元は、適切な還元
剤、好適には水素化ホウ素アルカリ(例えば、水素化ホ
ウ素ナトリウム、水素化ホウ素リチウムなど、好適には
水素化ホウ素ナトリウム)を用い、適切な溶媒、典型的
にはアルコール(例えば、メタノール、エタノール、プ
ロパノール、イソプロパノールなど、好適にはエタノー
ル)中、−20〜30℃、典型的には−10〜30℃そ
して好適には約0℃で行なわれ、1〜5時間を要する。
適切な保護基は、5−ヒドロキシ−1,2,3,4−テ
トラヒドロ−1−ナフトエ酸誘導体を、適切な保護剤
(例えば、塩化tert−ブチルジフェニルシリル、塩化te
rt−ブチルジメチルシリルなど、好適には塩化tert−ブ
チルジフェニルシリル)の1〜5モル当量と、適切な溶
媒(例えば、DMF、塩化メチレンなど、好適にはDM
F)中で反応させて調製する。例えば、Pがtert−ブチ
ルジフェニルシリルである式(5)の化合物は、DMF
中、イミダゾールの存在下、保護されていない5−ヒド
ロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−1−ナフトエ
酸誘導体を、塩化tert−ブチルジフェニルシリルと反応
させて製造される。反応は、0〜60℃、典型的には0
〜40℃そして好適には約20℃で行なわれ、1〜30
時間を要する。式(5)の化合物の製法を実施例3に記
載する。
である式(6)の化合物は、2−メチル−5,6,7,
8−テトラヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−5−オン
を、それぞれ、プロピオール酸又はプロピオール酸(C
1-4 )アルキルと反応させて製造される。好適には、反
応はプロピオール酸エチルを用い、20〜150℃、典
型的には50〜140℃そして好適には約115℃で行
なわれ、1〜5時間を要する。その他の脱離基は、Lが
ヒドロキシである式(6)の化合物を、適当な試剤(例
えば、塩化メタンスルホニル、塩化チオニル、五塩化リ
ン、オキシ塩化リンなど)で処理して製造される。例え
ば、Lが塩素原子である式(6)の化合物は、5−オキ
ソ−5,6,7,8−テトラヒドロ−1−ナフトエ酸
を、適切な溶媒、典型的には芳香族炭化水素又はハロゲ
ン化炭化水素(例えばトルエン、塩化メチレンなど、好
適にはトルエン)中、25〜50℃、典型的には40〜
50℃そして好適には約50℃で、塩化チオニルと反応
させて製造され、1〜2時間を要する。式(6)の化合
物の製法を実施例2に記載する。
ロ−2H−1−ベンゾピラン−5−オンは、1,3−シ
クロヘキサンジオンをクロトンアルデヒドと反応させて
製造される。反応は、適切な溶媒(例えば、ピリジン、
メチルピリジン、2,4−ルチジン、ピロリジンなど、
好適にはピリジン)中、不活性な雰囲気(例えば、アル
ゴン又は窒素)下、100〜130℃、典型的には11
0〜120℃そして好適には約115℃で行なわれ、1
〜24時間を要する。2−メチル−5,6,7,8−テ
トラヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−5−オンの製法
を実施例1に記載する。
なるが、式(1)、(2)、(3)及び(4)の化合物
は、塩を含まない形又は塩の形に変換され、又は塩を含
まない形若しくは塩の形に調製される。かくして、式
(1)、(2)、(3)及び(4)の化合物は、記載さ
れた方法がこの発明の範囲内に含まれるために、塩を含
まないか又は塩の形として本発明の方法に用いられいる
が、本発明は、化合物が塩を含まない形である方法及び
化合物が塩である方法を含むものである。したがって、
式(1)、(2)、(3)及び(4)の化合物の幾つか
の形は、好ましく、特に断らない限り、明細書又は請求
項における特別な化合物の記載又は命名は、それらの塩
を含まない形及び薬学的に許容しうる塩又はその他の塩
の形の両者を含むものとする。
合物の各々は、一つ以上のキラル中心を有し、個々の立
体異性体及び/又は立体異性体混合物として分離される
か又は調製される。したがって、式(1)、(2)、
(3)及び(4)の化合物の幾つかの立体異性体又は立
体異性体混合物は好ましく、特に断らない限り、明細書
又は請求項における特別なキラル化合物の記載又は命名
は、個々の立体異性体及びそれらのラセミ又はその他の
混合物を含むものとする。
式(I)の化合物の非対掌のジアステレオマー混合物か
ら、クロマトグラフィー、溶解度の差に基づく分離/分
割法、直接又は選択的結晶法又はこの技術分野の通常の
技術者に公知のその他の方法によって分離される。例え
ば、2−(1′−アザビシクロ〔2.2.2〕オクタ−
3′S−イル)−6R−ヒドロキシ−2,3,3aS,
4,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ベンゾ〔de〕イソ
キノリン−1−オンは、2−(1′−アザビシクロ
〔2.2.2〕オクタ−3′S−イル)−6R−ヒドロ
キシ−2,3,3a,4,5,6−ヘキサヒドロ−1H
−ベンゾ〔de〕イソキノリン−1−オンのジアステレ
オマー混合物から、シリカゲルカラムクロマトグラフィ
ーにより容易に分離することができ、実施例6に記載す
る。
マー混合物は、対掌のジアステレオマー混合物を、光学
活性の酸(例えば、酒石酸、マンデル酸、リンド酸、一
般に2−アリールプロピオン酸類、カンファースルホン
酸など)と反応させ、ジアステレオマーの結晶性塩を形
成させる。次いで、結晶性塩の非対掌の混合物を、上記
の方法の何れかにより個々のジアステレオマーに分離
し、式(I)の化合物の純粋なジアステレオマーを、ラ
セミ化を起こさないような何らかの実用的な手段によ
り、光学活性な酸と共に取り出す。立体異性体の製造に
応用される方法は、Jean Jacques, Andre Collet, Samu
el H. Wilen, Enantiomers, Racemates andResolution
s, John Wiley & Sons, Inc.(1981)に詳細に記載されて
いる。
aS,3′S)−、(6R,3aS,3′S)−及び
(6S,3aR,3′S)−ジアステレオマーを含む、
式(I)の化合物の非対掌のジアステレオマー混合物
は、上記の手法及び2−(1′−アザビシクロ〔2.
2.2〕オクタ−3′S−イル)−6−ヒドロキシ−
2,4,5,6−テトラヒドロ−1H−ベンゾ〔de〕
イソキノリン−1−オンのジアステレオマー混合物を水
素化することにより製造される。(6S,3aR,3′
S)−及び(6S,3aS,3′S)−ジアステレオマ
ー混合物又は(6R,3aR,3′S)−及び(6R,
3aS,3′S)−ジアステレオマー混合物を含む、式
(I)の化合物のジアステレオマー混合物は、それぞ
れ、上記の手法及び2−(1′−アザビシクロ〔2.
2.2〕オクタ−3′S−イル)−6S−ヒドロキシ−
2,4,5,6−テトラヒドロ−1H−ベンゾ〔de〕
イソキノリン−1−オン又は2−(1′−アザビシクロ
〔2.2.2〕オクタ−3′S−イル)−6R−ヒドロ
キシ−2,4,5,6−テトラヒドロ−1H−ベンゾ
〔de〕イソキノリン−1−オンを水素化することによ
り製造される。次いで、式(I)の化合物の個々のジア
ステレオマーは、上記の分離/分割法の何れかにより分
離される。
オクタ−3′S−イル)−6−ヒドロキシ−2,4,
5,6−テトラヒドロ−1H−ベンゾ〔de〕イソキノ
リン−1−オンは、上記の手法及びN−(1′−アザビ
シクロ〔2.2.2〕オクタ−3′S−イル)−5−ヒ
ドロキシ−5,6,7,8−テトラヒドロ−1−ナフタ
レンカルボキサミドのジアステレオマー混合物を、塩基
の存在下、ジアルキルホルムアミドと反応させ、酸性に
し、次いで脱保護することにより、ジアステレオマー混
合物として製造される。2−(1′−アザビシクロ
〔2.2.2〕オクタ−3′S−イル)−6−ヒドロキ
シ−2,4,5,6−テトラヒドロ−1H−ベンゾ〔d
e〕イソキノリン−1−オンの個々のジアステレオマー
は、上記の応用可能な分離/分割法の何れか又は上記の
手法により、ジアステレオマー混合物から、又は保護さ
れたN−(1′−アザビシクロ〔2.2.2〕オクタ−
3′S−イル)−5−ヒドロキシ−5,6,7,8−テ
トラヒドロ−1−ナフタレンカルボキサミドの相当する
個々のジアステレオマーから調製される。
〔2.2.2〕オクタ−3′S−イル)−5−ヒドロキ
シ−5,6,7,8−テトラヒドロ−1−ナフタレンカ
ルボキサミドのジアステレオマー混合物は、上記の手
法、及び式(5)の化合物の対掌体混合物を、(S)−
1−アザシクロ〔2.2.2〕オクタ−3−イルアミン
と反応させることによって調製される。保護されたN−
(1′−アザビシクロ〔2.2.2〕オクタ−3′S−
イル)−5−ヒドロキシ−5,6,7,8−テトラヒド
ロ−1−ナフタレンカルボキサミドの個々のジアステレ
オマーは、上記の分離/分割法の何れかによりジアステ
レオマー混合物から調製されるか、又は上記の手法、及
び式(5)の化合物の個々の対掌体を(S)−1−アザ
ビシクロ〔2.2.2〕オクタ−3−イルアミンと反応
させて製造される。
する保護されていない5−ヒドロキシ−1,2,3,4
−テトラヒドロ−1−ナフトエ酸誘導体の個々の対掌体
から調製される。保護されていない5−ヒドロキシ−
1,2,3,4−テトラヒドロ−1−ナフトエ酸誘導体
の個々の対掌体は、対掌体混合物を光学活性の塩基と反
応させて、ジアステレオマーの結晶性塩を形成させ、ジ
アステレオマーの塩を、クロマトマトグラフィー、溶解
度の差による分離/分割法、直接又は選択的結晶化又は
この技術分野の通常の技術者に公知のその他の方法によ
り分離し、次いで、ラセミ化を起こさないようないずれ
かの実用的な手段により、純粋な対掌体を、光学活性な
塩基と共に単離する〔例えば、参照:Enantiomers, rac
emates andResolutions 1981; John Wiley & Sons, In
c.〕。
−テトラヒドロ−1−ナフトエ酸の個々の対掌体は、式
(6)の化合物のエナンチオ選択的還元によって製造さ
れる。エナンチオ選択的還元は、上記の手法、及び適切
なキラル補助物質(例えば、アザオキサボロジン)又は
選択的還元剤(例えば、クロロジイソピノカンフェイル
−ボラン、リチウムトリ−sec −ブチルボロヒドリドな
ど)の存在下、式(6)の化合物を還元して行なわれ
る。例えば、キラル炭素がR−配置である保護されてい
ない5−ヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−
1−ナフトエ酸誘導体は、上記の手法及び(S)−1−
アザ−2−ボロ−3−オキサ−4,4−ジフェニル
〔3.3.0〕ビシクロオクタンの存在下、ジボランで
式(6)の化合物を還元して製造される。同様に、キラ
ル炭素がS−配置である保護されていない5−ヒドロキ
シ−1,2,3,4−テトラヒドロ−1−ナフトエ酸誘
導体は、上記の手法及び(R)−1−アザ−2−ボロ−
3−オキサ−4,4−ジフェニル〔3.3.0〕ビシク
ロオクタンの存在下、式(6)の化合物を還元して製造
される。非対称ケトン類のエナンチオ選択的還元に応用
される方法の詳細な記述に関しては、Singh, V. K.; Sy
nthesis 7: 605(1992)を参照。
オクタ−3−イルアミンは、上記の応用可能な分離/分
割法の何れかにより、このアミンの対掌体混合物から個
々の対掌体を分離することによって調製される。又は、
(S)−1−アザビシクロ〔2.2.2〕オクタ−3−
イルアミンは、1−アザビシクロ〔2.2.2〕オクタ
−3−オンを、(R)−α−アルキルベンジルアミン、
好適には(R)−1−フェニルエチルアミンと反応さ
せ、相当する(R)−N−(α−アルキルベンジル)−
3−(1−アザビシクロ〔2.2.2〕オクタン)イミ
ンを生成させ、このイミンを相当するN−(1R−フェ
ニルアルキル)−1−アザビシクロ〔2.2.2〕オク
タ−3S−イルアミンに還元し、次いで水素化分解する
ことによって製造される。(R)−α−アルキルベンジ
ルアミンとの反応は、水酸化リチウムの存在下、適切な
有機溶媒、典型的にはエーテルそして好適にはTHF
中、10〜40℃、典型的には15〜30℃そして好適
には約20℃で行なわれ、12〜84時間を要する。こ
のイミンの還元は接触水素化により、又は適切な化学的
還元剤を用いて行なわれる。
5%Pd/Cの存在下、適切な有機溶媒、典型的にはア
ルコールそして好適にはエタノール中、10〜40℃、
典型的には15〜30℃そして好適には約20℃、0〜
100psig、典型的には0〜50psigそして好適には約
20psigで行なわれ、1〜48時間を要する。又は、こ
のイミンは、適切な化学的還元剤、好適には水素化ホウ
素アルカリ(例えば、水素化ホウ素ナトリウム、水素化
ホウ素リチウムなど、好適には水素化ホウ素ナトリウ
ム)を用い、適切な有機溶媒、典型的にはアルコールそ
して好適にはエタノール中、−15〜50℃、典型的に
は15〜30℃そして好適には約25℃で還元され、1
5分〜3時間を要する。
%Pd/C、20%Pd/Cなど、好適には10%Pd
/C)の存在下、適切な有機溶媒、典型的にはアルコー
ル及び水の混合溶媒そして好適にはエタノール/水(5
/1〜2/1)中、10〜40℃、典型的には15〜3
0℃そして好適には約20℃、0〜100psig、典型的
には0〜20psigそして好適には約5psigで、N−(1
R−フェニルアルキル)−1−アザビシクロ〔2.2.
2〕オクタ−3S−イルアミンを水素化して行なわれ、
5〜48時間を要する。
(4)及び(5)の化合物は、記述の方法が本発明の範
囲内であるために、個々の立体異性体及び/又は立体異
性体の任意の混合物として存在しているが、本発明は、
個々の立体異性体が用いられる方法及び立体異性体の混
合物が用いられる方法を含むものである。本発明の方法
を実施する適例は:
を、(S)−1−アザビシクロ〔2.2.2〕オクタ−
3−イルアミンと反応させ、式(3a):
アステレオマー混合物を生成させ;
マー混合物を、強塩基の存在下、ジアルキルホルムアミ
ドと反応させ、酸性にし、次いで脱保護して、2−
(1′−アザビシクロ〔2.2.2〕オクタ−3′S−
イル)−6−ヒドロキシ−2,4,5,6−テトラヒド
ロ−1H−ベンゾ〔de〕イソキノリン−1−オンのジ
アステレオマー混合物を生成させ;
2.2〕オクタ−3′S−イル)−6−ヒドロキシ−
2,4,5,6−テトラヒドロ−1H−ベンゾ〔de〕
イソキノリン−1−オンのジアステレオマー混合物を、
個々のジアステレオマーに分離し、2−(1′−アザビ
シクロ〔2.2.2〕オクタ−3′S−イル)−6R−
ヒドロキシ−2,4,5,6−テトラヒドロ−1H−ベ
ンゾ〔de〕イソキノリン−1−オン及び2−(1′−
アザビシクロ〔2.2.2〕オクタ−3′S−イル)−
6S−ヒドロキシ−2,4,5,6−テトラヒドロ−1
H−ベンゾ〔de〕イソキノリン−1−オンを生成さ
せ;
2.2〕オクタ−3′S−イル)−6R−ヒドロキシ−
2,4,5,6−テトラヒドロ−1H−ベンゾ〔de〕
イソキノリン−1−オン又は2−(1′−アザビシクロ
〔2.2.2〕オクタ−3′R−イル)−6S−ヒドロ
キシ−2,4,5,6−テトラヒドロ−1H−ベンゾ
〔de〕イソキノリン−1−オンを水素化し、それぞ
れ、2−(1′−アザビシクロ〔2.2.2〕オクタ−
3′S−イル)−6R−ヒドロキシ−2,3,3a,
4,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ベンゾ〔de〕イソ
キノリン−1−オン又は2−(1′−アザビシクロ
〔2.2.2〕オクタ−3′S−イル)−6S−ヒドロ
キシ−2,3,3a,4,5,6−ヘキサヒドロ−1H
−ベンゾ〔de〕イソキノリン−1−オンのジアステレ
オマー混合物を生成させ;
2.2〕オクタ−3′S−イル)−6R−ヒドロキシ−
2,3,3a,4,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ベン
ゾ〔de〕イソキノリン−1−オンのジアステレオマー
混合物を、個々のジアステレオマーに分離し、2−
(1′−アザビシクロ〔2.2.2〕オクタ−3′S−
イル)−6R−ヒドロキシ−2,3,3aR,4,5,
6−ヘキサヒドロ−1H−ベンゾ〔de〕イソキノリン
−1−オン及び2−(1′−アザビシクロ〔2.2.
2〕オクタ−3′S−イル)−6R−ヒドロキシ−2,
3,3aS,4,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ベンゾ
〔de〕イソキノリン−1−オンを生成させ;
2.2〕オクタ−3′S−イル)−6S−ヒドロキシ−
2,3,3a,4,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ベン
ゾ〔de〕イソキノリン−1−オンのジアステレオマー
混合物を、個々のジアステレオマーに分離し、2−
(1′−アザビシクロ〔2.2.2〕オクタ−3′S−
イル)−6S−ヒドロキシ−2,3,3aR,4,5,
6−ヘキサヒドロ−1H−ベンゾ〔de〕イソキノリン
−1−オン及び2−(1′−アザビシクロ〔2.2.
2〕オクタ−3′S−イル)−6S−ヒドロキシ−2,
3,3aS,4,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ベンゾ
〔de〕イソキノリン−1−オンを生成させ;そして
2.2〕オクタ−3′S−イル)−6−ヒドロキシ−
2,3,3a,4,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ベン
ゾ〔de〕イソキノリン−1−オンの個々のジアステレ
オマーを、薬学的に許容しうる塩に変換する、ことを含
む方法である。
−ベンゾピラン−5−オン クロトンアルデヒド(72.74g、1.04mol )を
ピリジン500mlに溶解した溶液を、1,3−シクロヘ
キサンジオン(100g、0.892mol )をピリジン
500mlに溶解した溶液に加え、得られた混合物を、窒
素雰囲気下、1時間還流加熱した。反応混合物を室温に
冷却してから、硫酸マグネシウム(328g)を濾過助
剤として濾過した。濾液を濃縮して乾固し、残渣を水と
ジエチルエーテルの間に分配した。水相をジエチルエー
テルで抽出し、ジエチルエーテル相を併せ、10%塩酸
(3×150ml)で洗浄した。次いで、ジエチルエーテ
ル相を中性になるまで水洗し、乾燥(MgSO4 )して
濾過した。濾液を濃縮乾固し、残渣をクーゲルロールで
蒸留〔b.p.109−112℃(1〜2mm)〕し、2−メ
チル−5,6,7,8−テトラヒドロ−2H−1−ベン
ゾピラン−5−オン(48.2g、0.294mol )を
油状物質として得た。
トエ酸エチルエステル 実施例1で得られた2−メチル−5,6,7,8−テト
ラヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−5−オン(48.
2g、0.294mol )及びプロピオン酸エチルエステ
ル114mlの混合物を、115℃に約144時間加熱
し、次いで減圧下に濃縮した。残渣をシリカゲルによる
カラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル及びヘキ
サンの混合溶媒で溶出してm.p.39−41℃の5−オキ
ソ−5,6,7,8−テトラヒドロ−1−ナフトエ酸エ
チルエステル(30.68g、0.141mol )を得
た。
7,8−テトラヒドロ−1−ナフトエ酸エチルエステル 実施例2で得られた5−オキソ−5,6,7,8−テト
ラヒドロ−1−ナフトエ酸エチルエステル(30.67
g、0.141mol )及び水素化ホウ素ナトリウム(6
g)の混合物をエタノール500ml中、0℃で、1.5
時間撹拌した。反応混合物を、蒸留により濃縮し、残渣
を酢酸エチルに溶解した。酢酸エチル溶液を、水、希塩
酸、重炭酸ナトリウム水溶液、水、食塩水で順次洗浄
し、乾燥(MgSO4 )した。溶媒を留去し5−ヒドロ
キシ−5,6,7,8−テトラヒドロ−1−ナフトエ酸
エチルエステル(30.3g、0.138mol )を油状
物質として得た。
5,6,7,8−テトラヒドロ−1−ナフトエ酸エチル
エステル(30.3g、0.138mol )、tert−ブチ
ルクロロジフェニルシラン(45.4g、0.165mo
l )及びイミダゾール(13.7g、0.201mol )
の混合物を、室温で、約24時間撹拌した。反応混合物
を水中に注加し、酢酸エチル(2×500ml)で抽出し
た。酢酸エチル相を水及び食塩水で順次洗浄し、乾燥
(Na2 SO4 )して濾過し、蒸留により濃縮した。残
渣をシリカゲルのカラムクロマトグラフィーに付し、酢
酸エチル及びヘキサンの混合溶媒で溶出して、5−tert
−ブチルジフェニルシリルオキシ−5,6,7,8−テ
トラヒドロ−1−ナフトエ酸エチルエステル(63.3
g、0.138mol )を得た。
S−イル)−5−tert−ブチルジフェニルシリルオキシ
−5,6,7,8−テラヒドロ−1−ナフタレンカルボ
キサミド トルエン250ml中、(S)−1−アザビシクロ〔2.
2.2〕オクタ−3−イルアミン(10.43g、0.
083mol )及びトリメチルアルミニウム(41ml、
2.0M トルエン溶液、0.082mol )の混合物を、
窒素雰囲気下、室温で0.5時間撹拌した。実施例3で
得られた5−tert−ブチルジフェニルシリルオキシ−
5,6,7,8−テトラヒドロ−1−ナフトエ酸エチル
エステル(31g、0.068mol )を、トルエン11
0mlに溶解して加え、得られた混合物を110℃で48
時間加熱した。反応混合物を0℃に冷却し、次いで水3
0mlを加えた。この混合物を室温で1時間撹拌してから
濾過した。濾液を濃縮し、残渣を酢酸エチルから結晶さ
せ、窒素気流中、結晶性の生成物を乾燥し、m.p.164
−166℃のN−(1′−アザビシクロ〔2.2.2〕
オクタ−3′S−イル)−5−tert−ブチルジフェニル
シリルオキシ−5,6,7,8−テトラヒドロ−1−ナ
フタレンカルボキサミド(40.8g、0.078mol
)を得た。
S−イル)−6−ヒドロキシ−2,4,5,6−テトラ
ヒドロ−1H−ベンゾ〔de〕イソキノリン−1−オン 実施例4で得られたN−(1′−アザビシクロ〔2.
2.2〕オクタ−3′S−イル)−5−tert−ブチルジ
フェニルシリルオキシ−5,6,7,8−テトラヒドロ
−1−ナフタレンカルボキサミド(10g、0.019
mol )をTHF400mlに溶解した溶液を、窒素雰囲気
下、−70℃に冷却し、次いで、反応混合物の温度を−
65℃以下に維持して、sec −ブチルリチウム(70m
l、1.3Mシクロヘキサン溶液、0.091mol )を徐
々に加えた。この混合物を10分間撹拌してから、N,
N−ジメチルホルムアミド(8ml、0.103mol )を
加え、室温まで昇温し、0.5時間撹拌した。この混合
物を0℃に冷却し、10%塩酸200mlを加えて酸性に
して、その後、室温で2時間撹拌した。溶媒を留去し、
残渣を水酸化ナトリウム水溶液で塩基性にした。塩基性
の混合物を酢酸エチル(4×250ml)で抽出した。酢
酸エチル層を併せ、食塩水で洗い、乾燥(MgSO4 )
して濾過し、濾液を濃縮乾固した。残渣をシリカゲルの
カラムクロマトグラフィーに付し、水酸化アンモニウム
の痕跡量を含むメタノール及び塩化メチレンの混合溶媒
で溶出して2−(1′−アザビシクロ〔2.2.2〕オ
クタ−3′S−イル)−6−tert−ブチルジフェニルシ
リルオキシ−2,4,5,6−テトラヒドロ−1H−ベ
ンゾ〔de〕イソキノリン−1−オン(3.8g、6.
9mmol)を得た。
オクタ−3′S−イル)−6−tert−ブチルジフェニル
シリルオキシ−2,4,5,6−テトラヒドロ−1H−
ベンゾ〔de〕イソキノリン−1−オン(3.8g、
6.9mmol)及びフッ化テ トラブチルアンモニウム
(12ml、1M THF溶液、12mmol)の混合物を、室
温で、約24時間撹拌した。溶媒を留去し、残渣を塩基
性にした。塩基性の混合物を酢酸エチル(6×100m
l)で抽出した。酢酸エチル相を併せ、食塩水で洗い、
乾燥(MgSO4 )して濾過し、濾液を濃縮した。残渣
をメタノール性塩酸から結晶化し、2−(1′−アザビ
シクロ〔2.2.2〕オクタ−3′S−イル)−6R−
ヒドロキシ−2,4,5,6−テトラヒドロ−1H−ベ
ンゾ〔de〕イソキノリン−1−オン塩酸塩及び2−
(1′−アザビシクロ〔2.2.2〕オクタ−3′S−
イル)−6S−ヒドロキシ−2,4,5,6−テトラヒ
ドロ−1H−ベンゾ〔de〕イソキノリン−1−オン塩
酸塩のジアステレオマー混合物(1.2g、3.9mmo
l)を得た。
S−イル)−6R−ヒドロキシ−2,4,5,6−テト
ラヒドロ−1H−ベンゾ〔de〕イソキノリン−1−オ
ン及び2−(1′−アザビシクロ〔2.2.2〕オクタ
−3′S−イル)−6S−ヒドロキシ−2,4,5,6
−テトラヒドロ−1H−ベンゾ〔de〕イソキノリン−
1−オン 実施例5で得られた2−(1′−アザビシクロ〔2.
2.2〕オクタ−3′S−イル)−6R−ヒドロキシ−
2,4,5,6−テトラヒドロ−1H−ベンゾ〔de〕
イソキノリン−1−オン塩酸塩及び2−(1′−アザビ
シクロ〔2.2.2〕オクタ−3′S−イル)−6S−
ヒドロキシ−2,4,5,6−テトラヒドロ−1H−ベ
ンゾ〔de〕イソキノリン−1−オン塩酸塩のジアステ
レオマー混合物(2.3g、7.48mmol)を遊離の形
に変換し、次いで、シリカゲルのカラムゲルクロマトグ
ラフィーに付し、1%水酸化アンモニウム/10%メタ
ノール/塩化メチレンで溶出し、個々のジアステレオマ
ーに分離した。極性の大きい画分から、m.p.205−2
06℃の2−(1′−アザビシクロ〔2.2.2〕オク
タ−3′S−イル)−6R−ヒドロキシ−2,4,5,
6−テトラヒドロ−1H−ベンゾ〔de〕イソキノリン
−1−オン(0.55g、1.79mmol)を単離した。
極性の低い画分から、m.p.205−206℃の2−
(1′−アザビシクロ〔2.2.2〕オクタ−3′S−
イル)−6S−ヒドロキシ−2,4,5,6−テトラヒ
ドロ−1H−ベンゾ〔de〕イソキノリン−1−オン
(0.48g、1.55mmol)を単離した。
S−イル)−6R−ヒドロキシ−2,3,3aR,4,
5,6−ヘキサヒドロ−1H−ベンゾ〔de〕イソキノ
リン−1−オン及び2−(1′−アザビシクロ〔2.
2.2〕オクタ−3′S−イル)−6R−ヒドロキシ−
2,3,3aS,4,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ベ
ンゾ〔de〕イソキノリン−1−オン エタノール3ml中、実施例5で得られた2−(1′−ア
ザビシクロ〔2.2.2〕オクタ−3′S−イル)−6
R−ヒドロキシ−2,4,5,6−テトラヒドロ−1H
−ベンゾ〔de〕イソキノリン−1−オン(0.55
g、1.79mmol)及び5%Pd/BaSO4 (0.5
g)の混合物を、水素雰囲気下、室温で約78時間撹拌
した。反応混合物を、セライトを濾過助剤として濾過
し、濾過助剤をエタノールで洗った。濾液を蒸留して濃
縮して2−(1′−アザビシクロ〔2.2.2〕オクタ
−3′S−イル)−6R−ヒドロキシ−2,3,3a
S,4,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ベンゾ〔de〕
イソキノリン−1−オン及び2−(1′−アザビシクロ
〔2.2.2〕オクタ−3′S−イル)−6R−ヒドロ
キシ−2,3,3aR,4,5,6−ヘキサヒドロ−1
H−ベンゾ〔de〕イソキノリン−1−オンのジアステ
レオマー混合物を油状物質として得た。
ラムゲルクロマトグラフィーに付し、1%水酸化アンモ
ニウム/10%メタノール/塩化メチレンで溶出して分
離した。極性の大きい画分から、2−(1′−アザビシ
クロ〔2.2.2〕オクタ−3′S−イル)−6R−ヒ
ドロキシ−2,3,3aS,4,5,6−ヘキサヒドロ
−1H−ベンゾ〔de〕イソキノリン−1−オン(8
3.8mg、0.27mmol)を油状物質として単離した。1 H NMR (CDCl3) : δ7.99 (1H, d), 7.52 (1H, dd),
7.37 (1H, t), 4.85 (1H, bs), 4.77 (1H, bt), 3.65
(1H, dd), 3.35 (1H, dd), 3.38 (1H, dd), 2.7-3.2 (6
H, m), 1.98 (1H, bs), 1.6-2.4 (9H, m).
シクロ〔2.2.2〕オクタ−3′S−イル)−6R−
ヒドロキシ−2,3,3aR,4,5,6−テトラヒド
ロ−1H−ベンゾ〔de〕イソキノリン−1−オン(3
7.2mg、0.12mmol)を油状物質として単離した。1 H NMR (CDCl3) : δ7.95 (1H, d), 7.45 (1H, t), 7.
74 (1H, dd), 4.65-4.9 (2H, m), 3.6 (1H, dd), 3.2
(1H, m), 2.8-3.4 (7H, m), 2.05 (1H, m), 1.4-2.5 (9
H, m).
む: 式(I)の化合物 10−100mg デキストロース1水和物 適宜加えて等張にする クエン酸1水和物 1.05mg 水酸化ナトリウム 0.18mg 注射用蒸留水を加えて 1.0mlとなす。
む: 式(I)の化合物 1% 微結晶セルロース 73% ステアリン酸 25% コロイド状シリカ 1%
する生体外検定を以下に記載する。この方法は、〔
3H〕グラニセトロンにより放射性同位元素で標識した
NG108−15細胞膜の5−HT3 受容体に対する親
和性を測定する。
清及び1×ヒポキサンチン−アミノプテリン−チミジン
を添加したDulbecco's Modified Eagle's 培地25mlを
含む225ml組織培養フラスコに接種した。細胞を37
℃で、10%二酸化炭素を含む空気中で3日間培養して
から栄養源を加えた。次いで、細胞を37℃で、さらに
6〜7日間培養し、その後、3〜4日ごとに採取した。
培地を洗い流し、フラスコを平らな表面上で穏やかに叩
きながら、約1分間、トリプシン5mlにさらして、細胞
を各フラスコ表面から分離した。細胞混合物を培地30
mlと併せて混合物を撹拌し、5分間、遠心分離(200
×g)して細胞ペレットを得た。上澄液を洗い流し、細
胞ペレットを培地2〜3mlに懸濁し、冷凍ガラス瓶にピ
ペットで移した。必要があるまで、細胞懸濁液を液体窒
素中に保存した。
採取したNG108−15細胞を、均質緩衝液(トリ
ス、50mM;Na2 EDTA、5mM)の20容(w/v )
に懸濁した。細胞にポリトロンP10組織分断剤を加え
てホモジェナートとした(セッティング5、2×10
秒)。ホモジェナートを、SS34ローター(300,000
〜48,000g)付きのRC5C遠心分離器で15分間、1
9,500rpm で遠心分離した。ペレットを、ポリトロンP
10組織分断剤を加えた均質緩衝液の最初の量に懸濁し
(セッティング5、5秒)、この懸濁液を、SS34ロ
ーター(300,000 〜48,000g)付きのRC5C遠心分離
器で15分間、19,500rpm で遠心分離した。このペレッ
トを、最初の量の再懸濁用緩衝液(トリス、50mM;E
DTA0.5mM)に再懸濁し、この懸濁液を、SS34
ローター(300,000 〜48,000g)付きのRC5C遠心分
離器で15分間、19,500rpm で遠心分離した。
を加えた小量の検定緩衝液(NaCl、118mM;KC
l、4.5mM;KH2 PO4 、1.2mM;CaCl・2
2H2 O、2.5mM;MgCl2 、1mM;D−グルコー
ス10mM;トリス25mM)に再懸濁した(セッティング
5、5秒)。膜懸濁液を1mlのアリコートに分け、必要
になるまで液体窒素下に保存した。
−15細胞膜を、室温で解凍し、次いで検定緩衝液で希
釈した(最適の希釈比は、各々の膜バッチについて、2
0%以下の〔 3H〕グラニセトロンが結合し、特異結合
が23dpm の機械背景より少なくとも10倍大きく、全
結合に対する特異結合の最良の比が達成されることを確
保するように決定した)。ポリトロンP10組織分断剤
を加えて、膜をホモジェナート(セッティング5、5
秒)し、NG108−15細胞膜に存在する5−HT3
受容体を、0.9〜1.1nM〔 3H〕グラニセトロン
(比活性84.5Ci/mmol ;New England Nuclear )で
標識した。放射性同位元素で標識した細胞膜を、1×1
0- 11〜1×10- 5M 濃度の試験薬剤の存在下、2
5℃で最終容量を0.25mlとして45分間培養し、次
いで、検定混合物を、Brandel 細胞採取器を用い、0.
3%ポリエチレンイミンで 前処理したガラス繊維フィ
ルターで濾過した。検定管を0.1M 塩化ナトリウム冷
溶液で洗い(3×8秒)、フィルター上で10秒間、空
気を吸引して乾燥した。フィルター上に残留した放射活
性は液体シンチレーターで決定した。同様な方法で、試
験薬剤を加えずに全結合を測定した。非特異的結合を測
定するのにザコプリド(0.1μM )を使用した。試験
した各薬剤について、結合の50%阻害(IC50)を生
じる濃度を、反復曲線適合法を用いて決定した。
化合物は、5HT3 受容体に対する親和性を有すること
が見いだされた。
ch反射) 式(I)の化合物の5HT3 受容体アンタゴニスト活性
を決定するための、生体内検定を以下に記載する。
0g)をウレタン(1.4g/kg、i.p.)で麻酔した。気
管切開術を施し、管を気管に挿入して呼吸を容易にし
た。薬剤の静脈内投与のために頚静脈及び大腿静脈にカ
ニューレを挿入した。薬剤の十二指腸内投与のためには
十二指腸にカニューレを挿入した。心搏数は、ゴールド
ECG/Bioch 増幅器でモニターした。少なくとも30
分間の平衡期間の後、試験化合物の投与に先立って、2
−メチル−5−ヒドロキシトリプタミン(2−M−5−
HT)の静脈内投与に対する対照応答を測定し、十分か
つ不変の徐脈を生じる最低量を選んだ。
2分ごとに行なった。賦形剤又は試験化合物の何れか
を、それぞれの2−M−5−HTの投与の5分前に静脈
内に投与した。2−M−5−HTに対する応答は、心搏
数におけるピークの低下によって現われた。2−M−5
−HTに対する応答が遮断されるまで、各々の試験化合
物の連続投与の用量を増加した。かくして得られた用量
−応答曲線から、2−M−5−HTによって誘起される
応答を50%阻害するに必要な試験化合物の濃度を得
た。
式(I)の化合物の静脈内(i.v.)効果を決定する方法
を以下に記載する。
期間の前及び全期間、自由に食餌及び水を与えた。各動
物を無作為に選び、メトファン/酸素混合物で麻酔して
体重を測定し、3群の試験群の一つに割り当てた。麻酔
の間に、腹側の頚部領域に沿って、約2〜4cmの長さに
切開した。次いで、頚静脈を取出し、蓋付きで食塩水を
満たしたPE−50ポリエチレン管を接続したカニュー
レを挿入した。カニューレを頭の基部で外に出し、切開
部を傷用クリップで閉じた。その後、動物をケージに戻
し、試験開始前に麻酔から回復させた。
0ml/kg 及び1.0mg/kg 、i.v.投与した。賦形剤又は
試験化合物投与後の2分以内に、シスプラチンを10mg
/kgi.v.投与した。次いで、動物を5時間連続して観察
し、嘔吐応答(すなわち、吐く及び/又はむかつき)を
記録した。この実施例及び実施例13では、吐くとは胃
内容物の排出の達成であり、むかつきの1回の発現とは
1分以内に起こる吐くための急速で連続的な努力である
とする。
間、(2)全嘔吐回数、及び(3)全むかつき回数とし
て示した。試験群の平均及び標準偏差を、対照群のそれ
と比較した。一つの投与群を賦形剤の対照群と比較した
場合のスチューデントt−テスト又は一つ以上の投与群
を一つの賦形剤の対照群と比較した場合のデュネット比
較分析により、有意性を決定した。
12の手法により、式(I)の化合物の抗嘔吐効果を評
価した。
(I)の化合物の静脈内(i.v.)効果を決定する方法を
以下に記載する。
ップの犬用飼料を与えた。給餌の1時間後、シスプラチ
ン(シス−ジアンミンジクロロプラチナム)を3mg/kg
、i.v.投与した。シスプラチン投与の60分後、賦形
剤又は試験化合物を、それぞれ、0.1ml/kg 及び1.
0mg/kg 、i.v.投与した。次いで、5時間連続的にイヌ
を観察し、嘔吐応答(すなわち、吐く及び/又はむかつ
く)を記録した。
間、(2)全嘔吐回数、及び(3)全むかつき回数とし
て示した。試験群の平均及び標準偏差を、対照群のそれ
と比較した。一つの投与群を賦形剤の対照群と比較した
場合のスチューデントt−テスト又は一つ以上の投与群
を一つの賦形剤の対照群と比較した場合のデュネット比
較分析により、有意性を決定した。
測定することによる、プロキネティック活性を決定する
生体内の方法を下記に記載する。
nc., Wilmington, Delaware )20gを冷蒸留水200
mlにゆっくり加え、Waring混合器中、20,000rpm で混合
することにより調製した。セルロースガムの完全な分散
及び水和が行なわれるまで、混合を続けた(約5分)。
三つの牛肉ブイヨン立方体を温水100mlに溶解してセ
ルロース溶液に混合し、純粋なカゼイン(Sigma Chemic
al Co., St. Louis, MO )16g、粉末精製糖8g、コ
ーンスターチ8g及び粉末木炭1gを混合した。各成分
をゆっくり加えて十分に混和し、濃灰色〜黒色の均質な
練り餌、約325mlを製した。次いで、食餌を一夜冷蔵
し、含まれている空気を逃した。検定に先立ち、食餌を
冷蔵庫から取出し、室温にまで昇温した。
0〜204g)を、水は自由に与えたが、24時間絶食
させた。試験日の朝、各動物の体重を計り、1群10頭
よりなる投与群に無作為に割り当てた。各ラットには、
腹腔内注入により、賦形剤、試験化合物又は対照の標準
メトクロプラミドの何れかを投与した。注入0.5時間
後、5.0ml容の使い捨て注射筒により、各ラットに試
験食餌3.0mlを経口投与した。五つの試験食餌試料を
分析用天秤で計量し、これらの重量を平均化し、平均食
餌重量とした。注入後、1.5時間後、二酸化炭素で窒
息させて各ラットを屠殺し、開腹して胃を取出し、注意
しながらクランプで閉じ、幽門括約筋直下の食道を切開
した。胃の内容物を少しでも失わないように気をつけ
て、それぞれの胃を、小さな、予め秤量し、対応するラ
ベルを付けた7mlの舟型容器に置き、直ちに分析天秤で
秤量した。次いで、より少ない湾曲に沿って、それぞれ
の胃を切開し、水道水で洗い、過剰な湿気を吸い取って
乾かし、秤量した。胃の中に残っている試験食餌の量
は、胃全部の重量と、からの胃の重量との差として示し
た。残留試験食餌の量と平均試験食餌量との差は、注入
1.5時間後の期間にからにした試験食餌の量である。
対照からの百分率変化として表わした。試験群の平均及
び標準偏差を対照群のそれと比較し、有意性を、デュネ
ットt−テストによって決定した(Statistical Associ
ation Journal, December 1955, 1096-112)。
に、薬剤が影響する程度を測定することにより、不安を
緩解する活性を決定する生体内の方法を以下に記載す
る。
ス(18−29g)を、十分に温度及び湿度が管理され
た畜舎で、10頭のマウスよりなる群に割り当てた。自
由に食餌と水を与えた。マウスには12時間毎の明暗の
サイクルとし、午前6時に点灯し午後6時に消灯した。
総ての実験を畜舎に入れてから少なくとも7日後に始め
た。
置は、Omni-Tech Electronics Columbis Ohio から購入
し、前記のKilfoil らによって記載されているCrawley
andGoodwin (1980)の装置と同様のである。簡単に記
載すれば、小屋は、プレキシガラス(Plexiglass)製箱
(44×21×21cm)よりなり、黒色のプレキシガラ
ス隔壁によって二つの部屋に仕切られている。二つの部
屋を仕切っている隔壁には、マウスが容易に出入りでき
る13×5cmの開口部を有する。暗い部屋には、無傷の
壁と白い床を有する。部屋の上部に付けられた蛍光灯
(40ワット)が唯一の照明である。試験部屋内のマウ
スの探査活動は、Digiscan Animal Activity Monitor S
ystem RXYZCM16(Onbi-Tech Electronics )が記録し
た。
験室の環境に慣れさせた。試験化合物又は賦形剤の何れ
かを、マウスに腹腔内(i.p.)投与した。15分の後処
理の期間、元のケージに戻した。その後10分間、マウ
スを明るい部屋の中央に置き監視した。
の一般的な増加として観察される。探査活動の増加は、
増加した潜伏期間(マウスが、明るい区域の中心に最初
に置かれた場合、暗い部屋に移動する時間)、連続往復
活動の増加、増大又は無変化の運動活動(越えた格子線
の数)、及び暗い部屋で過ごす時間の減少に反映した。
ウスに起こる不安に薬剤が影響を及ぼす程度を測定する
ことによる、習慣性物質の投与停止によって起きる症状
の改善を決定する生体内の方法を以下に記載する。
30g)を、十分に温度及び湿度が管理された畜舎で、
10頭のマウスよりなる群で飼養した。自由に食餌と水
を与えた。マウスには12時間毎の明暗のサイクルと
し、午前6時に点灯し午後6時に消灯した。総ての実験
を畜舎に入れてから少なくとも7日後に始めた。
二部屋探査モデルで決定した(参照:実施例14)。不
安緩解は、明るい区域における探査活動の一般的な増加
として観察される。探査活動の増加は、増加した潜伏期
間(マウスが、明るい区域の中心に最初に置かれた場
合、暗い部屋に移動する時間)、連続往復活動の増加、
増大又は無変化の運動活動(越えた格子線の数)、及び
暗い部屋で過ごす時間の減少を反映した。
4日間、エタノール(飲料水中8.0%w/v )、ニコチ
ン(0.1mg/kg 、i.p.、1日2回)又はコカイン
(1.0mg/kg 、i.p.、1日2回)をマウスに投与する
ことで誘発した。薬剤投与法の開始後、1、3、7及び
14日に、不安緩解を評価した。投与を突然停止し、そ
の後の8、24及び48時間に、明るい区域における探
査活動度を決定した。停止期間に、賦形剤又は薬剤を腹
腔内投与により投与した。エタノール、コカイン又はニ
コチンの投与を停止した後、応答を不安の減少の抑制と
して表わした。
識欠損を、モリス水迷路を用い、薬剤が軽減する程度を
測定することにより、認識向上活性を決定するモデルを
以下に記載する。
g)を、試験の前夜に試験室で飼養し、実験期間中、そ
こで飼養した。モリス水迷路は、黒色のプレキシグラス
から作られ、不透明の水で35cmの高さまで充たした円
形のプール(15cmの縁の付いた直径122cm、高さ4
6cm)よりなる。黒色プレクシグラス製の隠された台が
水面の1〜2cm下に置かれている。プールを、任意に、
北、南、東及び西に相当する四つの四分円に分割した。
台を、南の四分円に側面から約24cmの位置に配置し
た。その場所には、差異の著しい物体を置いて、場所の
手がかりとした。TVカメラでラットの泳路を追跡し、
かくして得られたデータを、ラットが台を見付けるのに
要した時間を秒単位で測定するために調査した(逃避の
潜伏)。試験の試行は、ラットを四つの四分円の一つ
に、壁に面して置くことで開始した。試験は、毎回、2
日続けて行なった一連の6回の試行(北の四分円で最初
に出発し、次に東、南、西、北そして最後に東)よりな
る。各試行で、ラットが台を見付けるのに90秒を要す
ることを認めた。ラットが台を見付けるのに成功した場
合、場所の手がかりを「研究する」ために30秒を与え
た。ラットが90秒以内に台を見付けなかった場合、9
0秒の評点を与え、30秒間、台上に置いた。
た:(1)賦形剤を投与した対照群;(2)アトロピン
を投与した対照群;(3)アトロピン及び試験薬剤投与
群。このようにして、アトロピン(30mg/kg 、i.p.)
によって誘発される認識欠損を、試験薬剤が軽減し得る
か否かを決定するように試験を計画した。学習曲線の不
均一系及び学習曲線の分離を検討するのに統計的手法を
使用した。
が、この技術分野の技術者には、各種の変更がなされ得
ること、そしてこの発明の真の精神及び範囲から逸脱す
ることなく、態様が変更され得ることは明らかである。
これらの変更の総ては、本発明の請求項の範囲内である
であろう。
Claims (17)
- 【請求項1】 式(I): 【化1】 〔式中、破線は二重結合(式(Ia))であるか、又は
二重結合が存在しない(式(Ib))である〕の化合
物、若しくはその薬学的に許容しうる塩、個々の立体異
性体、異性体の混合物、又はそのN−オキシド誘導体若
しくはO−β−D−グルクロニド抱合体。 - 【請求項2】 2−(1′−アザビシクロ〔2.2.
2〕オクタ−3′S−イル)−6−ヒドロキシ−2,
3,3a,4,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ベンゾ
〔de〕イソキノリン−1−オンである請求項1記載の
式(Ib)の化合物又はその薬学的に許容しうる塩。 - 【請求項3】 2−(1′−アザビシクロ〔2.2.
2〕オクタ−3′S−イル)−6R−ヒドロキシ−2,
3,3aS,4,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ベンゾ
〔de〕イソキノリン−1−オンである請求項1若しく
は2記載の式(Ib)の化合物又はその薬学的に許容し
うる塩。 - 【請求項4】 2−(1′−アザビシクロ〔2.2.
2〕オクタ−3′S−イル)−6R−ヒドロキシ−2,
3,3aS,4,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ベンゾ
〔de〕イソキノリン−1−オン塩酸塩である請求項1
ないし3のいずれか1項記載の化合物。 - 【請求項5】 2−(1′−アザビシクロ〔2.2.
2〕オクタ−3′S−イル)−6S−ヒドロキシ−2,
3,3aS,4,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ベンゾ
〔de〕イソキノリン−1−オンである請求項1若しく
は2記載の式(Ib)の化合物又はその薬学的に許容し
うる塩。 - 【請求項6】 2−(1′−アザビシクロ〔2.2.
2〕オクタ−3′S−イル)−6S−ヒドロキシ−2,
3,3aS,4,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ベンゾ
〔de〕イソキノリン−1−オン塩酸塩である請求項
1、2又は5記載の化合物。 - 【請求項7】 2−(1′−アザビシクロ〔2.2.
2〕オクタ−3′S−イル)−6R−ヒドロキシ−2,
3,3aR,4,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ベンゾ
〔de〕イソキノリン−1−オンである請求項1若しく
は2記載の式(Ib)の化合物又はその薬学的に許容し
うる塩。 - 【請求項8】 2−(1′−アザビシクロ〔2.2.
2〕オクタ−3′S−イル)−6R−ヒドロキシ−2,
3,3aR,4,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ベンゾ
〔de〕イソキノリン−1−オン塩酸塩である請求項
1、2又は7記載の化合物。 - 【請求項9】 2−(1′−アザビシクロ〔2.2.
2〕オクタ−3′S−イル)−6S−ヒドロキシ−2,
3,3aR,4,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ベンゾ
〔de〕イソキノリン−1−オンである請求項1若しく
は2記載の式(Ib)の化合物又はその薬学的に許容し
うる塩。 - 【請求項10】 2−(1′−アザビシクロ〔2.2.
2〕オクタ−3′S−イル)−6S−ヒドロキシ−2,
3,3aR,4,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ベンゾ
〔de〕イソキノリン−1−オン塩酸塩である請求項
1、2又は記載の化合物。 - 【請求項11】 2−(1′−アザビシクロ〔2.2.
2〕オクタ−3′S−イル)−6−ヒドロキシ−2,
4,5,6−テトラヒドロ−1H−ベンゾ〔de〕イソ
キノリン−1−オンである請求項1記載の式(Ia)の
化合物又はその薬学的に許容しうる塩。 - 【請求項12】 2−(1′−アザビシクロ〔2.2.
2〕オクタ−3′S−イル)−6R−ヒドロキシ−2,
4,5,6−テトラヒドロ−1H−ベンゾ〔de〕イソ
キノリン−1−オンである請求項1若しくは11記載の
式(Ia)の化合物又はその薬学的に許容しうる塩。 - 【請求項13】 2−(1′−アザビシクロ〔2.2.
2〕オクタ−3′S−イル)−6R−ヒドロキシ−2,
4,5,6−テトラヒドロ−1H−ベンゾ〔de〕イソ
キノリン−1−オン塩酸塩である請求項1、11又は1
2記載の化合物。 - 【請求項14】 2−(1′−アザビシクロ〔2.2.
2〕オクタ−3′S−イル)−6S−ヒドロキシ−2,
4,5,6−テトラヒドロ−1H−ベンゾ〔de〕イソ
キノリン−1−オンである請求項1若しくは11記載の
式(Ia)の化合物又はその薬学的に許容しうる塩。 - 【請求項15】 2−(1′−アザビシクロ〔2.2.
2〕オクタ−3′S−イル)−6S−ヒドロキシ−2,
4,5,6−テトラヒドロ−1H−ベンゾ〔de〕イソ
キノリン−1−オン塩酸塩である請求項1、11又は1
4記載の化合物。 - 【請求項16】 式(Ia)の2−(1′−アザビシク
ロ〔2.2.2〕オクタ−3′S−イル)−6−ヒドロ
キシ−2,4,5,6−テトラヒドロ−1H−ベンゾ
〔de〕イソキノリン−1−オン若しくはその薬学的に
許容しうる塩、個々の立体異性体、立体異性体の混合
物、又はそのN−オキシド誘導体若しくはO−β−D−
グルクロニド抱合体を製造する方法であって、 (A)式(3a): 【化2】 (式中、Pは保護基である)の化合物を、強塩基の存在
下、式:HCON(R1)2 (式中、R1 は(C1-4 )
アルキルである)の化合物と反応させ、酸性にし、次い
で脱保護して2−(1′−アザビシクロ〔2.2.2〕
オクタ−3′S−イル)−6−ヒドロキシ−2,4,
5,6−テトラヒドロ−1H−ベンゾ〔de〕イソキノ
リン−1−オン塩酸塩を生成させ; (B)場合により、2−(1′−アザビシクロ〔2.
2.2〕オクタ−3′S−イル)−6−ヒドロキシ−
2,4,5,6−テトラヒドロ−1H−ベンゾ〔de〕
イソキノリン−1−オンのジアステレオマー混合物を、
個々のジアステレオマーに分離し; (C)場合により、2−(1′−アザビシクロ〔2.
2.2〕オクタ−3′S−イル)−6−ヒドロキシ−
2,4,5,6−テトラヒドロ−1H−ベンゾ〔de〕
イソキノリン−1−オンを、酸化してN−オキシド誘導
体を生成させ; (D)場合により、2−(1′−アザビシクロ〔2.
2.2〕オクタ−3′S−イル)−6−ヒドロキシ−
2,4,5,6−テトラヒドロ−1H−ベンゾ〔de〕
イソキノリン−1−オンのN−オキシド誘導体を、酸化
されていない形に還元し; (E)場合により、2−(1′−アザビシクロ〔2.
2.2〕オクタ−3′S−イル)−6−ヒドロキシ−
2,4,5,6−テトラヒドロ−1H−ベンゾ〔de〕
イソキノリン−1−オンを、薬学的に許容しうる酸付加
塩に変換し; (F)場合により、2−(1′−アザビシクロ〔2.
2.2〕オクタ−3′S−イル)−6−ヒドロキシ−
2,4,5,6−テトラヒドロ−1H−ベンゾ〔de〕
イソキノリン−1−オンの塩の形を、塩でない形に変換
し;そして (G)場合により、2−(1′−アザビシクロ〔2.
2.2〕オクタ−3′S−イル)−6−ヒドロキシ−
2,4,5,6−テトラヒドロ−1H−ベンゾ〔de〕
イソキノリン−1−オンを、O−β−D−グルクロニド
抱合体に変換する、ことを特徴とする方法。 - 【請求項17】 式(Ib)の2−(1′−アザビシク
ロ〔2.2.2〕オクタ−3′S−イル)−6−ヒドロ
キシ−2,3,3a,4,5,6−ヘキサヒドロ−1H
−ベンゾ〔de〕イソキノリン−1−オン若しくはその
薬学的に許容しうる塩、個々の立体異性体、立体異性体
の混合物、又はそのN−オキシド誘導体若しくはO−β
−D−グルクロニド抱合体を製造する方法であって、 (A)式(Ia)の2−(1′−アザビシクロ〔2.
2.2〕オクタ−3′S−イル)−6−ヒドロキシ−
2,4,5,6−テトラヒドロ−1H−ベンゾ〔de〕
イソキノリン−1−オンを水素化して、2−(1′−ア
ザビシクロ〔2.2.2〕オクタ−3′S−イル)−6
−ヒドロキシ−2,3,3a,4,5,6−ヘキサヒド
ロ−1H−ベンゾ〔de〕イソキノリン−1−オンを生
成させ; (B)場合により、2−(1′−アザビシクロ〔2.
2.2〕オクタ−3′S−イル)−6−ヒドロキシ−
2,3,3a,4,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ベン
ゾ〔de〕イソキノリン−1−オンのジアステレオマー
混合物を、個々のジアステレオマーに分離し; (C)場合により、2−(1′−アザビシクロ〔2.
2.2〕オクタ−3′S−イル)−6−ヒドロキシ−
2,3,3a,4,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ベン
ゾ〔de〕イソキノリン−1−オンを、酸化してN−オ
キシド誘導体を生成させ; (D)場合により、2−(1′−アザビシクロ〔2.
2.2〕オクタ−3′S−イル)−6−ヒドロキシ−
2,3,3a,4,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ベン
ゾ〔de〕イソキノリン−1−オンのN−オキシド誘導
体を、酸化されていない形に還元し; (E)場合により、2−(1′−アザビシクロ〔2.
2.2〕オクタ−3′S−イル)−6−ヒドロキシ−
2,3,3a,4,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ベン
ゾ〔de〕イソキノリン−1−オンを、薬学的に許容し
うる酸付加塩に変換し; (F)場合により、2−(1′−アザビシクロ〔2.
2.2〕オクタ−3′S−イル)−6−ヒドロキシ−
2,3,3a,4,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ベン
ゾ〔de〕イソキノリン−1−オンの塩の形を、塩でな
い形に変換し;そして (G)場合により、2−(1′−アザビシクロ〔2.
2.2〕オクタ−3′S−イル)−6−ヒドロキシ−
2,3,3a,4,5,6−ヘキサヒドロ−1H−ベン
ゾ〔de〕イソキノリン−1−オンを、O−β−D−グ
ルクロニド抱合体に変換する、 ことを特徴とする方法。
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