JP2705621B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置の製造方法に
関し、特に低抵抗な電極形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の半導体装置の製造方法では
チタン(Ti)膜と窒化チタン(TiN)膜を用いた方
法が知られている。図5はこの方法について工程順に示
した縦断面図である。
【0003】本技術はまず図5(A)に示すごとく、半
導体基板1上に公知の選択酸化法により、フィールド酸
化膜2を形成した後、イオン注入により拡散層3を形成
する。次いで減圧気相成長法により層間絶縁膜4を堆積
した後、リソグラフィーとエッチングにより、層間絶縁
膜4にコンタクトホール11を開口し、図5(B)に示
すごとく、この底部に拡散層3の一部を露出させる。次
いで図5(C)に示すごとくスパッタ法によりチタン膜
16及び窒化チタン膜17を全面に堆積した後に急速加
熱法(RTA)によりチタン膜16と拡散層3とを反応
させて図5(D)に示すごとくチタンシリサイド18を
形成する。次いで図5(E)に示すごとく、タングステ
ンの減圧気相成長法によりタングステン層19を全面に
堆積してコンタクトホール11を埋め込むという方法で
ある。この方法により堆積されたタングステンは反応性
イオンエッチング(RIE)により層間絶縁膜4に堆積
したタングステンのみをエッチング除去してコンタクト
ホールにのみ残す方法や、タングステンをそのまま配線
として加工する方法などがある。また近年のコンタクト
ホールのサイズの縮小に対して、チタン膜のステップカ
バレッジを向上するためにチタン堆積方法として通常の
スパッタ法に変わって、コリメートスパッタ法やECR
CVD法等の方法が提案されている。このコリメート
スパッタ法とは、半導体基板とターゲット間に穴が形成
された板をおき、この穴を通るスパッタ粒子のみを基板
に到達させることにより、ウェハに垂直方向の運動エネ
ルギーを持ったスパッタ粒子のみを取り出すことによ
り、コンタクト底部に堆積する比率(ボトムカバレッ
ジ)を高めてやるスパッタ方法である。一方、ECR
CVD法とは、エレクトロン・サイクロトロン共鳴を用
いた高密度プラズマ源を用いて、通常のプラズマCVD
よりも効率の高いガスの分解を行い、通常のCVD法よ
りも低い温度で成膜を行う方法で、特にこれまで成膜が
難しいといわれていたTiをCVDにより成膜できるこ
とを可能にした方法であり、この場合TiCl4 2
ラズマで分解することによりTiの堆積を行うものであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら近年の素
子の微細化・高集積化に伴いコンタクトホールのサイズ
の縮小と平坦化の要求や配線容量の低減のために層間絶
縁膜の膜厚が増加することによりコンタクトホールのア
スペクト比(コンタクトホールの深さ÷コンタクト径)
は大きくなってくるために、深く小さいコンタクトホー
ルの中にチタン膜を堆積させることが困難となってい
る。
【0005】このため上述のようにコリメートスパッタ
やECR CVD等の方法を用いたコンタクト形成方法
が提案されているが、これらはいずれもチタンと窒化チ
タンの積層構造を形成した後に熱処理を行い、コンタク
トホール底部に露出したシリコン表面とチタン膜とを反
応させてチタンシリサイドを形成するという方法を用い
ており、これらいずれの場合においてもコンタクト抵抗
とTiの膜厚との間には同じ相関が認められる。
【0006】図6にはコンタクト径が0.4μmのコン
タクトホールにチタン膜と窒化チタン膜を堆積し、これ
を700℃、30秒の急速熱処理(RTA)によりコン
タクトホール11の底部にチタンシリサイド18を形成
し、電極を形成したときのコンタクト底部のチタン膜の
膜厚(nm)とコンタクト抵抗(Ω)との関係をグラフ
化したものである。同図で点線で結んだ●で示す特性は
200はCDE(ケミカル ドライ エッチング)有
で、後から示す本発明の第1の実施例の図1(C)と同
様の工程を行った場合である。点線で結んだ■示す特性
は300はこのCDEを行わない場合である。特性20
0も特性300も従来技術を示しており、各測定箇所に
おける縦線はサンプル間のバラツキを示している。
【0007】この図6からも明らかなように、コンタク
ト抵抗はチタン膜厚が30nm前後の時に最小値をと
り、これより厚い場合や薄い場合にコンタクト抵抗が増
加することがわかる。チタン膜の膜厚が厚い場合のコン
タクト抵抗の上昇原因はシリサイド化反応の進行に伴
い、拡散層を構成しているシリコン表面の不純物が再分
布し、表面濃度が低下することによるものである。一
方、チタン膜の膜厚が30nm以下になった場合のコン
タクト抵抗の上昇原因はコンタクト底部でチタンシリサ
イドが形成されにくくなることによるものである。
【0008】チタン膜の薄膜化に伴いチタンシリサイド
が形成されにくくなる原因にはいつかの要因があり、一
つは薄膜効果によるチタンシリサイドの凝集現象があ
る。またコンタクト底部に露出したシリコン表面には自
然酸化膜やドライエッチングなどのダメージにより酸素
を含んだ層が存在するために、これらの還元にチタン膜
が消費されてしまうために、シリサイド化する実効的な
チタン膜の膜厚が減少してしまうこともシリサイド化が
抑制されてしまう一つの要因となっている。さらに通常
行われているRTAにおいては窒化チタン膜中に含まれ
る未反応チタンを窒化するために窒素雰囲気中で窒化を
行っているが、このRTA時に窒素が窒化チタン膜を通
して、チタン膜に達することによりチタン膜も窒化され
てしまうことにより、シリサイド化する実効的なチタン
膜厚を減少させてしまうこともシリサイド化の抑制され
る原因の一つとなっている。
【0009】上述の三つの要因のうち薄膜効果によるチ
タンシリサイドの凝集は物理現象に関わる問題であり、
解決は不可能である。またコンタクト底部の酸素混入層
の還元によるチタン膜の消費はチタン膜堆積前にケミカ
ルドライエッチング等の方法によりシリコン表面の酸素
混入層を除去してやれば解決が可能であり、シリサイド
化反応に寄与する実効的なチタンの膜厚を増加させるこ
とが可能である。しかしながら、RTA時のチタン膜の
窒化によるチタン膜の消費に関しては窒化チタン膜が窒
素の拡散を抑制する効果を持たないために、解決が困難
となり、チタンのシリサイド化反応がこのような窒化に
より抑制されてしまう結果、コンタクト抵抗が上昇して
しまうという問題点を有している。
【0010】したがって本発明の目的は、コンタクトホ
ールのアスペクト比が大きくなりコンタクトホール底部
のチタン膜が薄くなっても、厚いチタンシリサイドの形
成を可能とし、コンタクト抵抗を減少させた半導体装置
の製造方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、半導体
基板上に形成された拡散層の導電領域上に層間絶縁膜を
堆積する工程と、前記層間絶縁膜に前記導電領域に達す
るコンタクトホールを開口する工程と、前記コンタクト
ホール底部に露出した導電領域に形成された自然酸化膜
を除去する工程と、チタン膜を堆積する工程と、タング
ステン膜を堆積する工程と、これらを熱処理することに
よりコンタクトホール底部のチタン膜をチタンシリサイ
ドに置換する工程を含む半導体装置の製造方法にある。
【0012】ここでコンタクトホール内の底部に堆積す
るチタン膜の膜厚が10nm以下であることができる。
チタン膜は減圧下で四塩化チタンを分解することにより
堆積することができ、タングステン膜は(C5 5 2
WH2 あるいはW2 [N(CH3 2 6 を用いた化学
気相成長法で堆積することができる。さらにチタン膜及
びタングステン膜を真空を破ることなく、すなわち大気
中に戻すことなく連続的に堆積することが好ましい。ま
たコンタクトホール内の上記チタン膜上に堆積するタン
グステン膜の膜厚が10nm以上であることが好まし
い。さらに、タングステン膜を堆積後に気相化学成長に
よりタングステン層を堆積し、コンタクトホールを埋め
込むことができ、またコンタクトホールを開口後にコン
タクトホールに露出したシリコン表面を少なくとも2n
m以上除去した後、コンタクトホール底部に露出した導
電領域の拡散層中に不純物を拡散させることができる。
またチタンシリサイドを形成するための熱処理の方法が
常圧下で窒素雰囲気による炉内で行うことができる。
【0013】
【作用】本発明で用いているタングステン膜は窒化物の
生成自由エネルギーが大きな材料であり、このため窒素
の拡散に対するバリア膜として作用する。このためチタ
ン膜及びタングステン膜との積層構造を形成した後に熱
処理によりシリサイド化反応を生じさせた場合、チタン
膜が窒化窒素により窒化されることを防ぐことが可能と
なる。これにより堆積したチタン膜全てをチタンシリサ
イドに置き換えることが可能となる結果、同一のチタン
膜厚を用いた従来の方法に比べて厚いチタンシリサイド
が形成可能となり、30nm以下のチタン膜厚において
も良好なコンタクト抵抗を実現することが可能となる。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して本発明を説明する。
【0015】図1は本発明の第1の実施例の半導体装置
の製造方法を工程順に示した縦断面図である。
【0016】まず図1(A)において、単結晶シリコン
基板の半導体基板上に公知の選択酸化法によりフィール
ド酸化膜2を形成する。次いで、BF2 をエネルギー5
0keV,ドーズ量5×1015cm-2の条件で注入し、
850℃、30分の活性化熱処理により導電領域となる
拡散層3を形成する。この時の接合の深さは約0.15
μmとなる。
【0017】次に図1(B)において、フィールド酸化
膜2および拡散層3の上に層間絶縁膜4としてSiO2
膜を減圧気相成長法により約2μm堆積する。ついでK
rFレーザーを光源としたリソグラフィーにより層間絶
縁膜04上に0.35μmのコンタクトホール形成のた
めのレジストマスク(図示省略)のパターニングを行っ
た後、CF4 ,CHF3 ,COの混合ガスによる反応性
イオンエッチング(RIE)によりコンタクトホール1
1の開口を行う。この時コンタクトホール11の底部に
露出した拡散層3表面には結晶欠陥と同時に酸素が導入
されて酸素混入層5が生成される。
【0018】次に図1(C)において、この酸素混入層
5をCF4 とO2 との混合ガスによるプラズマにより形
成したラジカルによるケミカル ドライ エッチング
(CDE)で除去する。そして、再びBF2 をエネルギ
ー50keV,ドーズ量5×1015cm-2の条件でコン
タクトホーう底部に露出した拡散層3中に不純物注入を
行い700℃、30秒のランプアニールで活性化を行う
ことにより、拡散層3の表面の不純物濃度を高めてや
る。
【0019】次に図1(D)において、次に希フッ酸に
よりコンタクトホール底部に露出したシリコン表面に形
成された自然酸化膜をフッ酸により除去した後、この基
板をコリメートスパッタ装置に導入し、チタン膜6をた
とえば膜厚100nm上表面に堆積する。本実施例では
コリメートスパッタで使用するコリメータのアスペクト
比を2としているため、コンタクト11の底部に堆積す
るチタン膜の膜厚は約5nmとなる。次いで、この上に
スパッタによりタングステン膜7を50nm堆積させ
る。
【0020】次に図1(E)において、この基板を窒素
雰囲気中で700℃、30秒のRTAによりチタン膜6
とコンタクトホール11の底部に露出した拡散層3とを
反応させることによりチタンシリサイド8を形成する。
この時コンタクトホール11の底部に堆積した5nmの
チタン膜は全てチタンシリサイド8に置き換わる結果、
膜厚10nmのチタンシリサイド8が形成されることに
なる。
【0021】次に図1(F)において、この基板をタン
グステンの減圧気相成長装置に導入し、六フッ化タング
ステン(WF6 )の水素還元法によりタングステン層9
を積することにより、コンタクトホール内部を埋め込
む。次いでリソグラフィーとエッチングによりタングス
テン層9、タングステン膜7及びチタン膜6を配線層と
してパターニングする。
【0022】コンタクト径が0.4μmのコンタクトホ
ールに本実施例により形成したコンタクトの抵抗(コン
タクト抵抗)のコンタクト底部でのチタン膜厚依存性を
従来技術による方法と比較してプロットしたものを図2
に示す。同図において実線で結んだXで示す特性100
が本発明の実施例による場合であり、点線で結んだ●で
示す特性200は図6と同じ従来技術によるものであ
り、各測定箇所の縦線はサンプル間のバラツキを示して
いる。
【0023】図2からも明らかなように、本実施例によ
る方法ではチタン膜厚が30nm以下で10nm以下で
も良好はコンタクト抵抗が実現できており、またコンタ
クト抵抗値が最小となるチタン膜の膜厚は、従来技術の
30nmから本実施例では20nmに減少しており、本
発明によりチタンシリサイド化に寄与する実効的なチタ
ン膜の膜厚が増加していることを示している。
【0024】図3は基板1と拡散層3との間に逆方向の
バイアス電圧(V)を印加していった場合の、本発明に
より形成したコンタクトホールの接合リーク電流(A)
の測定結果を示す。接合リーク電流は実バイアスで使用
する上で十分低い値をとっており、タングステンやチタ
ンなどの金属が拡散層3中に拡散していないことを示し
ている。尚、各測定箇所における縦線はサンプル間のバ
ラツキを示している。すなわち、コンタクト形成時の接
合リーク電流の測定ではコンタクト形成時による問題に
より発生する接合リーク電流と、拡散層の形成条件で発
生するリーク電流の合計の値が測定される。図3に示し
たリーク電流の値は拡散層自身の接合リーク電流値と同
等の値のため、コンタクト形成工程が接合リーク電流を
劣化させることはないと判断することができる。
【0025】次に本発明の第2の実施例の半導体装置の
製造方法を図4を参照して説明する。図4は第2の実施
例を製造工程順に示した縦断面図である。
【0026】まず図4(A)において、半導体基板1上
に選択酸化法によりフィールド酸化膜2を形成した後、
イオン注入により拡散層3を形成し、層間絶縁膜4を堆
積し、層間絶縁膜4にコンタクトホール11を開口する
までは図1に示した第1の実施例と同じである。
【0027】次に図4(B)において、コンタクトホー
ル11を開口形成したこの基板をチタン膜の堆積とタン
グステンの堆積が可能なECR CVD装置に導入し、
基板温度を600℃にしてH2 を10sccm,Arを
30sccm流して得られた混合ガスからなるプラズマ
によりコンタクト底部のクリーニングを行った後、四塩
化チタン(TiCl4 )をH2 プラズマで分解すること
により、チタン膜6を膜厚2nm堆積させる。次いで真
空を破ることなく、すなわち大気中に戻すことなく、
(C5 5 2 WH2 あるいはW2 [N(CH3 2
6 等の有機ソースをプラズマ中で分解することによりタ
ングステン膜7を膜厚10nm堆積する。タングステン
の化学気相成長法ではWF6 を用いた方法が一般的に用
いられているが、本実施例でWF6 を用いることは、は
じめに堆積したチタン膜6をフッ化させることとなり、
好ましくない。
【0028】次に図4(C)において、この基板を窒素
雰囲気の炉内で500℃、30分の熱処理を行い、コン
タクト底部に露出した拡散層3とチタン膜6を反応させ
ることによりチタンシリサイド8を形成する。この時、
ECR CVDによりコンタクトホールの底部に堆積す
るチタン膜6の膜厚は約2nm程度と非常に薄いため
に、RTAや高温での熱処理を行うとコンタクト底部で
チタンシリサイド8が凝集してしまうが、本実施例では
500℃の低温で炉内で加熱することによりコンタクト
底部には均一な膜厚5nmのチタンシリサイド8が形成
され、かつタングステンがチタン膜6中へのバリア膜と
なっているために熱処理中にチタン膜6が窒化されるこ
ともない。
【0029】次に図4(D)において、この上に銅層1
0をCVDにより堆積することによりコンタクトホール
内を完全に埋め込むと同時に上層の配線層として加工す
る。
【0030】本第2の実施例による半導体装置の製造方
法においてもコンタクト抵抗とコンタクト底部における
チタン膜6の膜厚との関係は第1の実施例における図2
と同様である。本第2の実施例ではチタン膜6及びタン
グステン膜7の堆積に気相化学成長を用いているため、
スパッタによる方法よりもステップカバレッジの優れた
膜が堆積可能であるために、チタン膜6とタングステン
膜7の膜厚をスパッタ法に比べて薄くすることが可能と
なり、配線層の膜厚の増加を引き起こすこともなく、安
定したコンタクト抵抗が実現できるという特徴を有して
いる。またリーク電流に関しても、図3に示した第1の
実施例の場合と同様である。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明による半導体
装置の製造方法ではコンタクトホールにチタン膜及びタ
ングステン膜を堆積してから熱処理によりコンタクトホ
ール底部に露出した拡散層とチタン膜を反応させること
により、堆積したチタン膜のほぼ全てをチタンシリサイ
ドに置き換えることが可能となり、コンタクトホール底
部に厚いチタン膜を堆積することが困難なアスペクト比
の高いコンタクトホールにおいても低抵抗で安定なコン
タクト抵抗が実現可能であるという効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の半導体装置の製造方法
を製造工程順に示した縦断面図である。
【図2】本発明により形成したコンタクトのコンタクト
抵抗の測定結果を従来技術と比較して示した図である。
【図3】本発明により形成したコンタクトの接合リーク
電流の測定結果を示した図である。
【図4】本発明の第2の実施例の半導体装置の製造方法
を製造工程順に示した縦断面図である。
【図5】従来技術の半導体装置の製造方法を製造工程順
に示した縦断面図である。
【図6】従来技術により形成したコンタクトのコンタク
ト抵抗の測定結果を示した図である。
【符号の説明】
1 半導体基板 2 フィールド酸化膜 3 拡散層 4 層間絶縁膜 5 酸素混入層 6,16 チタン膜 7 タングステン膜 8,18 チタンシリサイド 9,19 タングステン層 10 銅層 11 コンタクトホール 17 窒化チタン膜 100,200,300 コンタクト抵抗特性

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板に形成された導電領域上に層
    間絶縁膜を堆積する工程と、前記層間絶縁膜に前記導電
    領域に達するコンタクトホールを開口する工程と、前記
    コンタクトホール底部に露出した前記導電領域に形成さ
    れた自然酸化膜を除去する工程と、チタン膜を堆積する
    工程と、タングステン膜を堆積する工程と、これらを熱
    処理することによりコンタクトホール底部のチタン膜を
    チタンシリサイドに置換する工程とを含むことを特徴と
    する半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記コンタクトホール内に堆積する前記
    チタン膜の膜厚が10nm以下であることを特徴とする
    請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記チタン膜及び前記タングステン膜を
    真空を破ることなく連続的に堆積することを特徴とする
    請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記チタン膜の堆積方法が減圧下で四塩
    化チタンを分解することにより行うことを特徴とする請
    求項1記載の半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記タングステン膜の堆積方法が(C5
    5 2 WH2 あるいはW2 [N(CH3 2 6 を用
    いた化学気相成長法であることを特徴とする請求項1記
    載の半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記コンタクトホール内に堆積する前記
    タングステン膜の膜厚が10nm以上であることを特徴
    とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記タングステン膜を堆積後に気相化学
    成長によりタングステン層を堆積して前記コンタクトホ
    ールを埋め込むことを特徴とする請求項1記載の半導体
    装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記コンタクトホールを開口後に前記コ
    ンタクトホールに露出したシリコン表面を少なくとも2
    nm以上除去した後、前記コンタクトホール底部に露出
    した前記導電領域の拡散層中に不純物を拡散させること
    を特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記チタンシリサイドを形成するための
    熱処理の方法が常圧下で窒素雰囲気による炉内で行うこ
    とを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
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